JPH08166372A - 回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置 - Google Patents
回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置Info
- Publication number
- JPH08166372A JPH08166372A JP6307487A JP30748794A JPH08166372A JP H08166372 A JPH08166372 A JP H08166372A JP 6307487 A JP6307487 A JP 6307487A JP 30748794 A JP30748794 A JP 30748794A JP H08166372 A JPH08166372 A JP H08166372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide sleeve
- flaw detection
- wire
- detection probe
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い耐損傷性またはSN比が同時に得られる
回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置を提供する。 【構成】 入口側ガイドスリーブ24および出口側ガイ
ドスリーブ26の軸方向間隙を隔てて対向する軸端部
が、内周側に向かう程相互に接近させられるとともに、
回転探傷プローブ30の先端部が線材22に向かう程軸
方向寸法が小さくなるように形成されるので、入口側ガ
イドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ26の間
の軸方向間隙Bを小さくでき、回転探傷プローブ30の
先端部と線材22との間隔(α+β)が同じであれば耐
損傷性が従来よりも大幅に向上させられる。また、回転
探傷プローブ30の先端部と線材22との間隔(α+
β)を従来よりも小さくすれば、耐損傷性を従来よりも
損なうことなくSN比が大幅に向上させられる。
回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置を提供する。 【構成】 入口側ガイドスリーブ24および出口側ガイ
ドスリーブ26の軸方向間隙を隔てて対向する軸端部
が、内周側に向かう程相互に接近させられるとともに、
回転探傷プローブ30の先端部が線材22に向かう程軸
方向寸法が小さくなるように形成されるので、入口側ガ
イドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ26の間
の軸方向間隙Bを小さくでき、回転探傷プローブ30の
先端部と線材22との間隔(α+β)が同じであれば耐
損傷性が従来よりも大幅に向上させられる。また、回転
探傷プローブ30の先端部と線材22との間隔(α+
β)を従来よりも小さくすれば、耐損傷性を従来よりも
損なうことなくSN比が大幅に向上させられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転探傷プローブを備
えた渦流探傷装置に関するものである。
えた渦流探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1ガイドスリーブとその第1ガイドス
リーブとの間に所定の軸方向間隙を隔てて同心に配設さ
れた第2ガイドスリーブとの間に、その第1ガイドスリ
ーブおよび第2ガイドスリーブの軸心まわりに回転可能
に設けられた回転探傷プローブの先端部が、その軸方向
間隙を通して、第1ガイドスリーブおよび第2ガイドス
リーブ内を軸方向に案内される線材の外周面に対して接
近させられることにより、その線材の外周面に存在する
きずを検出する形式の回転探傷プローブを備えた渦流探
傷装置が提案されている。これによれば、走行中の線材
の外周面全体を能率よく検査できる特徴がある。
リーブとの間に所定の軸方向間隙を隔てて同心に配設さ
れた第2ガイドスリーブとの間に、その第1ガイドスリ
ーブおよび第2ガイドスリーブの軸心まわりに回転可能
に設けられた回転探傷プローブの先端部が、その軸方向
間隙を通して、第1ガイドスリーブおよび第2ガイドス
リーブ内を軸方向に案内される線材の外周面に対して接
近させられることにより、その線材の外周面に存在する
きずを検出する形式の回転探傷プローブを備えた渦流探
傷装置が提案されている。これによれば、走行中の線材
の外周面全体を能率よく検査できる特徴がある。
【0003】ところで、上記のような回転探傷プローブ
を備えた渦流探傷装置では、第1ガイドスリーブおよび
第2ガイドスリーブの軸方向間隙を通して線材に接近す
るように配置される回転探傷プローブの先端部は、線材
との間隙が小さい程SN比が向上するため、可及的に線
材に接近させられることが望まれる。このため、回転探
傷プローブの先端部を線材に接近させると、線材の前端
部或いは後端部の曲がりによって破損を受けるので、ガ
イドスリーブの内径よりも所定値だけ外周側に位置する
ように設けられる。
を備えた渦流探傷装置では、第1ガイドスリーブおよび
第2ガイドスリーブの軸方向間隙を通して線材に接近す
るように配置される回転探傷プローブの先端部は、線材
との間隙が小さい程SN比が向上するため、可及的に線
材に接近させられることが望まれる。このため、回転探
傷プローブの先端部を線材に接近させると、線材の前端
部或いは後端部の曲がりによって破損を受けるので、ガ
イドスリーブの内径よりも所定値だけ外周側に位置する
ように設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転探傷プローブの先端部は、長手方向において断面積
が同様の柱状であるため、曲がっている線材の前端部或
いは後端部との干渉を防止しつつ線材に接近させること
には限界があり、必ずしも充分なSN比が得られなかっ
た。
回転探傷プローブの先端部は、長手方向において断面積
が同様の柱状であるため、曲がっている線材の前端部或
いは後端部との干渉を防止しつつ線材に接近させること
には限界があり、必ずしも充分なSN比が得られなかっ
た。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、高い耐損傷性ま
たはSN比が同時に得られる回転探傷プローブを備えた
渦流探傷装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、高い耐損傷性ま
たはSN比が同時に得られる回転探傷プローブを備えた
渦流探傷装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の目的
を達成しようとして種々の検討を重ねた結果、回転探傷
プローブの先端部は、中心部に配置されたコイルと、こ
のコイルを保護するためにその外周部に設けられた超硬
合金製の保護材とを備えており、たとえば回転探傷プロ
ーブの先端部の径のうちの半分以上は保護材が占めてい
るが、その保護材による保護にも拘らず、線材の端部と
の干渉によってコイルが損傷されることが判明した。こ
のため、本発明者は、線材の端部との干渉によってコイ
ルが損傷されることを確実に保護できない保護材の寸法
を小さくすると同時に前記第1ガイドスリーブおよび第
2ガイドスリーブ間の軸方向間隙を小さくすると、耐損
傷性を従来よりも大幅に向上させ、或いはSN比を大幅
に向上させ得ることを見出した。
を達成しようとして種々の検討を重ねた結果、回転探傷
プローブの先端部は、中心部に配置されたコイルと、こ
のコイルを保護するためにその外周部に設けられた超硬
合金製の保護材とを備えており、たとえば回転探傷プロ
ーブの先端部の径のうちの半分以上は保護材が占めてい
るが、その保護材による保護にも拘らず、線材の端部と
の干渉によってコイルが損傷されることが判明した。こ
のため、本発明者は、線材の端部との干渉によってコイ
ルが損傷されることを確実に保護できない保護材の寸法
を小さくすると同時に前記第1ガイドスリーブおよび第
2ガイドスリーブ間の軸方向間隙を小さくすると、耐損
傷性を従来よりも大幅に向上させ、或いはSN比を大幅
に向上させ得ることを見出した。
【0007】本発明はこのような知見に基づいて為され
たものである。すなわち、本発明の要旨とするところ
は、第1ガイドスリーブとその第1ガイドスリーブとの
間に所定の軸方向間隙を隔てて同心に配設された第2ガ
イドスリーブとの間に、それら第1ガイドスリーブおよ
び第2ガイドスリーブの軸心まわりに回転可能に設けら
れた回転探傷プローブの先端部が、その軸方向間隙を通
して、それら第1ガイドスリーブおよび第2ガイドスリ
ーブ内を軸方向に案内される線材の外周面に対して接近
させられることにより、線材の外周面に存在するきずを
検出する形式の回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置
において、上記第1ガイドスリーブおよび第2ガイドス
リーブの前記軸方向間隙を隔てて対向する軸端部を、内
周側に向かう程相互に接近させるとともに、前記回転探
傷プローブの先端部を前記線材に向かう程軸方向寸法が
小さくなるように形成したことにある。
たものである。すなわち、本発明の要旨とするところ
は、第1ガイドスリーブとその第1ガイドスリーブとの
間に所定の軸方向間隙を隔てて同心に配設された第2ガ
イドスリーブとの間に、それら第1ガイドスリーブおよ
び第2ガイドスリーブの軸心まわりに回転可能に設けら
れた回転探傷プローブの先端部が、その軸方向間隙を通
して、それら第1ガイドスリーブおよび第2ガイドスリ
ーブ内を軸方向に案内される線材の外周面に対して接近
させられることにより、線材の外周面に存在するきずを
検出する形式の回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置
において、上記第1ガイドスリーブおよび第2ガイドス
リーブの前記軸方向間隙を隔てて対向する軸端部を、内
周側に向かう程相互に接近させるとともに、前記回転探
傷プローブの先端部を前記線材に向かう程軸方向寸法が
小さくなるように形成したことにある。
【0008】
【作用および発明の効果】このようにすれば、第1ガイ
ドスリーブおよび第2ガイドスリーブの軸方向間隙を隔
てて対向する軸端部が、内周側に向かう程相互に接近さ
せられるとともに、前記回転探傷プローブの先端部が線
材に向かう程軸方向寸法が小さくなるように形成される
ので、第1ガイドスリーブおよび第2ガイドスリーブの
間の軸方向間隙を小さくでき、回転探傷プローブの先端
部と線材との間隔が同じであれば耐損傷性が従来よりも
大幅に向上させられる。また、回転探傷プローブの先端
部と線材との間隔を従来よりも小さくすれば、耐損傷性
を従来よりも損なうことなくSN比が大幅に向上させら
れる。
ドスリーブおよび第2ガイドスリーブの軸方向間隙を隔
てて対向する軸端部が、内周側に向かう程相互に接近さ
せられるとともに、前記回転探傷プローブの先端部が線
材に向かう程軸方向寸法が小さくなるように形成される
ので、第1ガイドスリーブおよび第2ガイドスリーブの
間の軸方向間隙を小さくでき、回転探傷プローブの先端
部と線材との間隔が同じであれば耐損傷性が従来よりも
大幅に向上させられる。また、回転探傷プローブの先端
部と線材との間隔を従来よりも小さくすれば、耐損傷性
を従来よりも損なうことなくSN比が大幅に向上させら
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例が適用された渦
流探傷装置10を示している。図において、図示しない
基台に固定された筒状のハウジング12内には、回転ス
リーブ14が一対のベアリング16、16を介して軸ま
わりに回転可能に支持されており、この回転スリーブ1
4は、8000〜12000r.p.m.程度の速度でハウジ
ング12の上に固定された駆動モータ18によりベルト
20を介して回転駆動されるようになっている。
流探傷装置10を示している。図において、図示しない
基台に固定された筒状のハウジング12内には、回転ス
リーブ14が一対のベアリング16、16を介して軸ま
わりに回転可能に支持されており、この回転スリーブ1
4は、8000〜12000r.p.m.程度の速度でハウジ
ング12の上に固定された駆動モータ18によりベルト
20を介して回転駆動されるようになっている。
【0011】上記ハウジング12には、圧延加工後のア
ルミニウム線、銅線、真鍮線、鋼線などの長手方向に走
行させられる線材22を案内するためにその線材22の
外径よりも所定の余裕値αだけ大径の内径を備えた入口
側ガイドスリーブ24が回転スリーブ14と同心に固定
されており、また、その入口側ガイドスリーブ24との
間に所定の軸方向間隙Bを隔ててそれと同心となるよう
に出口側ガイドスリーブ26が固定スリーブ28を介し
て固定されている。この出口側ガイドスリーブ26も線
材22の外径よりも所定の余裕値αだけ大径の内径を備
えており、入口側ガイドスリーブ24および出口側ガイ
ドスリーブ26は、回転探傷プローブ30に対して所定
の位置関係となるように線材22を案内する。それら入
口側ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ2
6は、超硬合金或いはそれに類似の耐摩耗性材料により
構成されている。
ルミニウム線、銅線、真鍮線、鋼線などの長手方向に走
行させられる線材22を案内するためにその線材22の
外径よりも所定の余裕値αだけ大径の内径を備えた入口
側ガイドスリーブ24が回転スリーブ14と同心に固定
されており、また、その入口側ガイドスリーブ24との
間に所定の軸方向間隙Bを隔ててそれと同心となるよう
に出口側ガイドスリーブ26が固定スリーブ28を介し
て固定されている。この出口側ガイドスリーブ26も線
材22の外径よりも所定の余裕値αだけ大径の内径を備
えており、入口側ガイドスリーブ24および出口側ガイ
ドスリーブ26は、回転探傷プローブ30に対して所定
の位置関係となるように線材22を案内する。それら入
口側ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ2
6は、超硬合金或いはそれに類似の耐摩耗性材料により
構成されている。
【0012】上記回転スリーブ14の端部には複数本の
回転探傷プローブ30が放射状に配設されており、回転
スリーブ14の中央部と位置固定のハウジング12の内
周部との間には、駆動信号および検出信号を授受するた
めの回転トランス32が設けられており、回転探傷プロ
ーブ30から出力された探傷信号が図示しないきず判定
装置へ伝送されるようになっている。
回転探傷プローブ30が放射状に配設されており、回転
スリーブ14の中央部と位置固定のハウジング12の内
周部との間には、駆動信号および検出信号を授受するた
めの回転トランス32が設けられており、回転探傷プロ
ーブ30から出力された探傷信号が図示しないきず判定
装置へ伝送されるようになっている。
【0013】図2に詳しく示すように、上記回転探傷プ
ローブ30は、間隙調節装置34により線材22の径方
向の位置が調節可能に保持されている。位置調節ねじ3
6に連結された操作部38が回転操作されると、位置調
節ねじ36に螺合されている保持部材40が移動させら
れ、その保持部材40に保持された回転探傷プローブ3
0がその長手方向へ移動させられるようになっている。
ローブ30は、間隙調節装置34により線材22の径方
向の位置が調節可能に保持されている。位置調節ねじ3
6に連結された操作部38が回転操作されると、位置調
節ねじ36に螺合されている保持部材40が移動させら
れ、その保持部材40に保持された回転探傷プローブ3
0がその長手方向へ移動させられるようになっている。
【0014】図3に示すように、上記回転探傷プローブ
30は、外径が10mmφ程度の円柱状であるが、先端部
が5mmφ程度の先端面に向かって30度程度のテーパ角
θtとなるように細く形成されている。この回転探傷プ
ローブ30の先端部には、センサコイル42とこれを保
護するセラミック管44とが埋設されている。入口側ガ
イドスリーブ24と出口側ガイドスリーブ26との間の
軸方向間隙Bを隔てて対向する軸端部は、入口側ガイド
スリーブ24および出口側ガイドスリーブ26の中心線
を含む断面において、それら入口側ガイドスリーブ24
および出口側ガイドスリーブ26の相対向する軸端部が
内周側に向かう程相互に接近するように30度程度の開
口角度θk が形成されている。本実施例では、上記入口
側ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ26
と回転探傷プローブ30との間の間隙Dが1mm程度に設
定されているため、入口側ガイドスリーブ24と出口側
ガイドスリーブ26との間の軸方向間隙Bが7mm程度と
されている。
30は、外径が10mmφ程度の円柱状であるが、先端部
が5mmφ程度の先端面に向かって30度程度のテーパ角
θtとなるように細く形成されている。この回転探傷プ
ローブ30の先端部には、センサコイル42とこれを保
護するセラミック管44とが埋設されている。入口側ガ
イドスリーブ24と出口側ガイドスリーブ26との間の
軸方向間隙Bを隔てて対向する軸端部は、入口側ガイド
スリーブ24および出口側ガイドスリーブ26の中心線
を含む断面において、それら入口側ガイドスリーブ24
および出口側ガイドスリーブ26の相対向する軸端部が
内周側に向かう程相互に接近するように30度程度の開
口角度θk が形成されている。本実施例では、上記入口
側ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ26
と回転探傷プローブ30との間の間隙Dが1mm程度に設
定されているため、入口側ガイドスリーブ24と出口側
ガイドスリーブ26との間の軸方向間隙Bが7mm程度と
されている。
【0015】因に、図4は従来の渦流探傷装置の回転探
傷プローブ30P 付近を示している。図において、回転
探傷プローブ30P はその先端部でも外径が10mmφ程
度の円柱状を成すとともに、その回転探傷プローブ30
P と入口側ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリ
ーブ26との間の間隙DP が2mm程度に設定されている
ため、入口側ガイドスリーブ24と出口側ガイドスリー
ブ26との間はその径方向において同様の値であって1
4mm程度の軸方向間隙BP が形成されている。
傷プローブ30P 付近を示している。図において、回転
探傷プローブ30P はその先端部でも外径が10mmφ程
度の円柱状を成すとともに、その回転探傷プローブ30
P と入口側ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリ
ーブ26との間の間隙DP が2mm程度に設定されている
ため、入口側ガイドスリーブ24と出口側ガイドスリー
ブ26との間はその径方向において同様の値であって1
4mm程度の軸方向間隙BP が形成されている。
【0016】表1は、図4に示す従来の装置を用いた実
験1の条件および結果と、図3に示す本実施例の装置を
用いた実験2および3の条件および結果とを対比して示
している。表1の線材後端曲がり角度の限界値θm と
は、たとえば図5に示すように、線材22の後端部の曲
がりによって回転探傷プローブ30P または30と干渉
しない最大値である。
験1の条件および結果と、図3に示す本実施例の装置を
用いた実験2および3の条件および結果とを対比して示
している。表1の線材後端曲がり角度の限界値θm と
は、たとえば図5に示すように、線材22の後端部の曲
がりによって回転探傷プローブ30P または30と干渉
しない最大値である。
【0017】
【表1】
【0018】表1の実験2から明らかなように、本実施
例の回転探傷プローブ30を備えた渦流探傷装置10に
よれば、回転探傷プローブ30と線材22との間隔(α
+β)を従来と同じ値である0.6に設定すれば、入口
側ガイドスリーブ24と出口側ガイドスリーブ26との
軸方向間隙Bが小さい分だけ線材後端曲がり角度の限界
値θm が大きくなるので、探傷信号のSN比は従来と同
様に保持されつつ回転探傷プローブ30の耐損傷性が大
幅に高められる。また、表1の実験3から明らかなよう
に、本実施例の回転探傷プローブ30を備えた渦流探傷
装置10によれば、回転探傷プローブ30と線材22と
の間隔(α+β)を従来の半分程度の値0.3に設定し
ても、入口側ガイドスリーブ24と出口側ガイドスリー
ブ26との軸方向間隙Bが小さくされているので、回転
探傷プローブ30の耐損傷性は従来と同様に確保される
と同時に、探傷信号のSN比が大幅に高められる。な
お、表1の△、○、◎は、評価レベルを順次示す記号で
あって、◎が最も高い評価を示している。
例の回転探傷プローブ30を備えた渦流探傷装置10に
よれば、回転探傷プローブ30と線材22との間隔(α
+β)を従来と同じ値である0.6に設定すれば、入口
側ガイドスリーブ24と出口側ガイドスリーブ26との
軸方向間隙Bが小さい分だけ線材後端曲がり角度の限界
値θm が大きくなるので、探傷信号のSN比は従来と同
様に保持されつつ回転探傷プローブ30の耐損傷性が大
幅に高められる。また、表1の実験3から明らかなよう
に、本実施例の回転探傷プローブ30を備えた渦流探傷
装置10によれば、回転探傷プローブ30と線材22と
の間隔(α+β)を従来の半分程度の値0.3に設定し
ても、入口側ガイドスリーブ24と出口側ガイドスリー
ブ26との軸方向間隙Bが小さくされているので、回転
探傷プローブ30の耐損傷性は従来と同様に確保される
と同時に、探傷信号のSN比が大幅に高められる。な
お、表1の△、○、◎は、評価レベルを順次示す記号で
あって、◎が最も高い評価を示している。
【0019】図6は、上記実験1および実験3において
それぞれ得られた探傷信号であってきずの存在している
状態の信号を示し、図7は、実験1および実験3におい
てそれぞれ得られた探傷信号であってきずの存在しない
状態の信号、すなわち基準ノイズレベルを示している。
図から明らかなように、実験3のきず信号および基準ノ
イズレベルは実験1のものに比較してきず信号が大きく
ノイズレベルが小さいため、きず信号の識別が容易とな
り、高い検出感度が得られる。
それぞれ得られた探傷信号であってきずの存在している
状態の信号を示し、図7は、実験1および実験3におい
てそれぞれ得られた探傷信号であってきずの存在しない
状態の信号、すなわち基準ノイズレベルを示している。
図から明らかなように、実験3のきず信号および基準ノ
イズレベルは実験1のものに比較してきず信号が大きく
ノイズレベルが小さいため、きず信号の識別が容易とな
り、高い検出感度が得られる。
【0020】また、図8は、回転探傷プローブ30と線
材22との間隔(α+β)すなわちリフトオフ量と探傷
信号のSN比との関係を示している。図8において上側
の実線は中程度の深さの人工きずを用いたときの関係で
あり、下側の実線は小程度の深さの人工きずを用いたと
きの関係である。図から明らかなように、前記実験3の
ように回転探傷プローブ30と線材22との間隔(α+
β)を従来の半分程度の値0.3に設定されると、中程
度の深さのきずについては約2倍のSN比が得られ、小
程度の深さのきずについては約1.7倍のSN比が得ら
れている。
材22との間隔(α+β)すなわちリフトオフ量と探傷
信号のSN比との関係を示している。図8において上側
の実線は中程度の深さの人工きずを用いたときの関係で
あり、下側の実線は小程度の深さの人工きずを用いたと
きの関係である。図から明らかなように、前記実験3の
ように回転探傷プローブ30と線材22との間隔(α+
β)を従来の半分程度の値0.3に設定されると、中程
度の深さのきずについては約2倍のSN比が得られ、小
程度の深さのきずについては約1.7倍のSN比が得ら
れている。
【0021】上述のように、本実施例によれば、入口側
ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ26の
軸方向間隙を隔てて対向する軸端部が、内周側に向かう
程相互に接近させられるとともに、回転探傷プローブ3
0の先端部が線材22に向かう程軸方向寸法が小さくな
るように形成されるので、入口側ガイドスリーブ24お
よび出口側ガイドスリーブ26の間の軸方向間隙Bを小
さくでき、回転探傷プローブ30の先端部と線材22と
の間隔(α+β)が同じであれば耐損傷性が従来よりも
大幅に向上させられる。また、本実施例によれば、回転
探傷プローブ30の先端部と線材22との間隔(α+
β)を従来よりも小さくすれば、耐損傷性を従来よりも
損なうことなく、SN比が大幅に向上させられる。
ガイドスリーブ24および出口側ガイドスリーブ26の
軸方向間隙を隔てて対向する軸端部が、内周側に向かう
程相互に接近させられるとともに、回転探傷プローブ3
0の先端部が線材22に向かう程軸方向寸法が小さくな
るように形成されるので、入口側ガイドスリーブ24お
よび出口側ガイドスリーブ26の間の軸方向間隙Bを小
さくでき、回転探傷プローブ30の先端部と線材22と
の間隔(α+β)が同じであれば耐損傷性が従来よりも
大幅に向上させられる。また、本実施例によれば、回転
探傷プローブ30の先端部と線材22との間隔(α+
β)を従来よりも小さくすれば、耐損傷性を従来よりも
損なうことなく、SN比が大幅に向上させられる。
【0022】また、本実施例によれば、上記軸方向間隙
Bを小さくされることによって入口側ガイドスリーブ2
4および出口側ガイドスリーブ26の内周面の軸方向寸
法が長くされるので、線材22の通過時に発生する機械
的振動が抑制されて、探傷信号に混入するノイズが軽減
され、探傷精度が高められる。また、線材22の端部が
上記軸方向間隙B内で跳躍することが抑制される。
Bを小さくされることによって入口側ガイドスリーブ2
4および出口側ガイドスリーブ26の内周面の軸方向寸
法が長くされるので、線材22の通過時に発生する機械
的振動が抑制されて、探傷信号に混入するノイズが軽減
され、探傷精度が高められる。また、線材22の端部が
上記軸方向間隙B内で跳躍することが抑制される。
【0023】また、本実施例によれば、上記のように軸
方向間隙Bが小さくされることによって回転探傷プロー
ブ30の耐損傷性が従来よりも大幅に向上させられる結
果、回転探傷プローブ30の交換時間による稼働率の低
下を含めたランニングコストが大幅に節約される利点が
ある。
方向間隙Bが小さくされることによって回転探傷プロー
ブ30の耐損傷性が従来よりも大幅に向上させられる結
果、回転探傷プローブ30の交換時間による稼働率の低
下を含めたランニングコストが大幅に節約される利点が
ある。
【0024】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
【0025】たとえば、前述の実施例の回転探傷プロー
ブ30は円柱状であったが、角柱状であっても差支えな
い。要するに、回転探傷プローブ30の先端部を前記線
材22に向かう程軸方向寸法が小さくなるように形成さ
れていればよいのである。
ブ30は円柱状であったが、角柱状であっても差支えな
い。要するに、回転探傷プローブ30の先端部を前記線
材22に向かう程軸方向寸法が小さくなるように形成さ
れていればよいのである。
【0026】また、前述の実施例では、線材22とし
て、アルミニウム線、銅線、真鍮線、鋼線などが例示さ
れていたが、比較的径の大きい棒鋼であっても差し支え
ない。線材22としては、電線のような径の小さいもの
に限定されないのである。
て、アルミニウム線、銅線、真鍮線、鋼線などが例示さ
れていたが、比較的径の大きい棒鋼であっても差し支え
ない。線材22としては、電線のような径の小さいもの
に限定されないのである。
【0027】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図1】本発明の一実施例の渦流探傷装置の外形を示す
図である。
図である。
【図2】図1の実施例の要部を拡大して示す断面図であ
る。
る。
【図3】図1の実施例において、入口側ガイドスリーブ
と出口側ガイドスリーブとの軸方向間隙Bと回転探傷プ
ローブの先端形状との位置および寸法関係を説明する図
である。
と出口側ガイドスリーブとの軸方向間隙Bと回転探傷プ
ローブの先端形状との位置および寸法関係を説明する図
である。
【図4】従来の渦流探傷装置における図3に相当する図
である。
である。
【図5】表1の線材後端曲がり角度の限界値を説明する
図である。
図である。
【図6】表1における実験3のSN比向上効果を示すた
めに、実験1と対比してきず信号を示す図である。
めに、実験1と対比してきず信号を示す図である。
【図7】表1における実験3のSN比向上効果を示すた
めに、実験1と対比して基準ノイズレベルを示す図であ
る。
めに、実験1と対比して基準ノイズレベルを示す図であ
る。
【図8】表1における実験3のSN比向上効果を示すた
めに、探傷信号のSN比と回転探傷プローブのリフトオ
フ量との関係を説明する図である。
めに、探傷信号のSN比と回転探傷プローブのリフトオ
フ量との関係を説明する図である。
10:渦流探傷装置 22:線材 24:入口側ガイドスリーブ(第1ガイドスリーブ) 26:出口側ガイドスリーブ(第2ガイドスリーブ) 30:回転探傷プローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 正樹 東京都板橋区桜川1丁目5番7号 原電子 測器株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 第1ガイドスリーブと該第1ガイドスリ
ーブとの間に所定の軸方向間隙を隔てて同心に配設され
た第2ガイドスリーブとの間に、該第1ガイドスリーブ
および第2ガイドスリーブの軸心まわりに回転可能に設
けられた回転探傷プローブの先端部が、該軸方向間隙を
通して、該第1ガイドスリーブおよび第2ガイドスリー
ブ内を軸方向に案内される線材の外周面に対して接近さ
せられることにより、該線材の外周面に存在するきずを
検出する形式の回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置
において、 前記第1ガイドスリーブおよび第2ガイドスリーブの前
記軸方向間隙を隔てて対向する軸端部を、内周側に向か
う程相互に接近させるとともに、前記回転探傷プローブ
の先端部を前記線材に向かう程軸方向寸法が小さくなる
ように形成したことを特徴とする回転探傷プローブを備
えた渦流探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6307487A JPH08166372A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6307487A JPH08166372A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08166372A true JPH08166372A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17969685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6307487A Pending JPH08166372A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 回転探傷プローブを備えた渦流探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08166372A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110907534A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-24 | 爱德森(厦门)电子有限公司 | 一种粗钢丝卷在线涡流探伤方法 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP6307487A patent/JPH08166372A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110907534A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-24 | 爱德森(厦门)电子有限公司 | 一种粗钢丝卷在线涡流探伤方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| SE452914B (sv) | Sprickdetekteringsapparat med roterande sond | |
| EP0715717B1 (en) | Eccentric rotating probe for inspecting tubes and the like | |
| US5760306A (en) | Probe head orientation indicator | |
| JP2008241285A (ja) | 渦流探傷方法及び渦流探傷装置 | |
| CA2063111A1 (en) | Rotating cross wound eddy current head for inspecting tubing | |
| JPH09233762A (ja) | ビルトインモータ | |
| JPH0254165A (ja) | 管棒材の渦流探傷方法 | |
| US4562738A (en) | Automatic flaw detection device | |
| US4554835A (en) | Automatic flaw detection device | |
| US3152302A (en) | Electromagnetic testing apparatus having a rotating apertured cylinder for spirally scanning cylindrical workpieces | |
| JPH06148143A (ja) | 渦電流探傷プローブ | |
| JPH10318988A (ja) | 渦電流探傷プローブ | |
| JPH0919717A (ja) | レーイング式線材巻取機 | |
| JPS6124651B2 (ja) | ||
| JPH08313447A (ja) | 管内面検査装置 | |
| JPS6333170Y2 (ja) | ||
| JPH0517560U (ja) | 高速回転プローブ | |
| JP2727415B2 (ja) | 非円形横断面を有する延在物体を検査する方法及びその装置 | |
| JPH025410Y2 (ja) | ||
| JP3201880B2 (ja) | 回転走査装置 | |
| JPH10170481A (ja) | 渦流探傷装置 | |
| US20260092942A1 (en) | Rotating body with marking for rotation measurement | |
| SU1608567A1 (ru) | Вихретоковый преобразователь | |
| JPH08248012A (ja) | 鉛シース管用超音波探傷装置 | |
| JPS59195563U (ja) | 給水ガイドを備えた回転型超音波探傷装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |