JPH08169727A - ガラス組成物および磁気ヘッド - Google Patents
ガラス組成物および磁気ヘッドInfo
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- JPH08169727A JPH08169727A JP31503794A JP31503794A JPH08169727A JP H08169727 A JPH08169727 A JP H08169727A JP 31503794 A JP31503794 A JP 31503794A JP 31503794 A JP31503794 A JP 31503794A JP H08169727 A JPH08169727 A JP H08169727A
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Abstract
ね備えたガラス組成物を使用して、品質向上などを実現
した磁気ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 磁気コア半対3A、3Bの接合にガラス組成
物である融着ガラス4を使用した。この融着ガラス4の
組成範囲は、PbOが60〜65重量%、SiO 2 が2
0〜26重量%、B2 O3 が2〜10重量%、TeO2
が3〜8重量%、Na2 Oが0〜5重量%、ZrO2 が
1〜3重量%である。
Description
耐久性を兼ね備えたガラス組成物およびそれを用いた磁
気ヘッドに関する。
料、空隙部充填材料、接合材料あるいは絶縁材料とし
て、SiO2 、PbO、Na2 O、B2 O3 などを成分
とする低融点ガラスが使用されていた。
学的耐久性の関係は非常にやっかいなもので、一方を優
先させると一方が劣ってしまうという関係にあった。す
なわち、この種のガラスを低融化させる場合、PbOや
アルカリ金属酸化物を多量に含有させるが、この場合化
学的耐久性が劣化してしまう。また、ガラスの化学的耐
久性を向上させるためには、SiO2 を多量に含ませて
いたが、この場合融点が高くなってしまう。
ヘッドの磁心材料などは、高温で磁気特性が劣化する。
また、磁気ヘッドの製造工程において、ガラスは通常粘
度が約103 pa・sになる温度(以下、作業温度とい
う)で融着され、その後研削液などに浸される。このた
め従来の組成では、磁気ヘッドの磁気特性の劣化を防止
させるために、低融点化を重視したものとすれば、製造
工程中におけるガラス部の化学的損傷が問題となり、化
学的耐久性を重視したものとすれば、高い磁気特性が得
られないという問題があった。
接合材料などとして用いられる融着ガラスは、融着後の
ブロックを研削加工する際、アルカリ性(pH9〜11
程度)の研削液ならびに洗浄液に浸されるため、化学的
耐久性の中でも特に耐アルカリ性に優れなければなら
ず、このためには、従来の技術では作業温度が700℃
以上のガラスを使わなければ、満足できる結果が得られ
なかった。
(高密度記録実現のためギャップ部に合金膜を形成した
もので、以下MIGヘッドという)では、700℃以上
の高温でガラス融着作業を行うと磁気特性が劣化してし
まい品質向上、歩留向上を阻害する。そのため、化学的
損傷をある程度無視しても、700℃以下で融着が行え
るガラスを使用しなければならないという問題があっ
た。
ものであり、低融性と十分な化学的耐久性を兼ね備えた
ガラス組成物およびこのガラス組成物を使用して品質向
上などを実現した磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
な化学的耐久性を兼ね備えたガラス組成物およびこのガ
ラス組成物を使用して品質向上などを実現した磁気ヘッ
ドを提供することを目的としている。
明によるガラス組成物は、PbOが60〜65重量%、
SiO2 が20〜26重量%、B2 O3 が2〜10重量
%、TeO2 が3〜8重量%、Na2 Oが0〜5重量
%、ZrO2 が1〜3重量%の組成範囲を有することを
特徴とする。
プ形成材料、空隙部充填材料、接合材料あるいは絶縁材
料として上記ガラス組成物を使用したことを特徴とす
る。
〜65重量%、SiO2 を20〜26重量%、B2 O3
を2〜10重量%、TeO2 を3〜8重量%、Na2 O
を0〜5重量%、ZrO2 を1〜3重量%の組成範囲と
することにより、優れた低融性と十分な化学的耐久性を
得ることができる。
ップ形成材料、空隙部充填材料、接合材料あるいは絶縁
材料として上述のガラス組成物を使用することにより、
品質向上などを実現することができる。
て図2および表1を参照しながら説明する。
を、表1の試料B、C、Dに示す。なお同表における試
料A、Eは、従来の組成を示している。
製造している。すなわち、表1に示した各成分を所定量
ずつ採取し、白金ルツボ内で温度1100〜1300℃
で、約1時間溶解混合し、これを通常ロット状に線引き
する。
性、すなわち熱膨張係数および作業温度は表1の下欄に
示すとおりである。
Dの融着ガラスは、低融性において優れるという特徴を
有する。すなわち、試料B、C、Dの融着ガラスの作業
温度は、それぞれ580℃、600℃、および610℃
であり、これに対して試料A、Eではそれぞれ580
℃、および780℃であった。
は、試料Aと同等程度であり、かつ、試料Eに比較して
著しく低い値を示している。また、表1に示す試料A〜
Eは、全て磁気ヘッド用として好適な熱膨張係数を有し
ている。
耐アルカリ性の優劣を検査した。ここで、耐アルカリ性
加速試験の方法について説明する。
料A〜Eの入った容器を各々用意する。このとき試料の
サイズは、直径0.6mm、長さ50mmとした。次
に、強アルカリとして4N−NaOH溶液を一定量ずつ
各々の容器に入れ、試料を浸せきする。その後、時間の
経過とともに試料の重量を計測した。
のほど、高い耐アルカリ性があるものと判断されるもの
である。
ルカリ性加速試験の結果を示したものである。図2にお
いては、試料B、C、Dよりも早く試料A、Eの重量が
低下しているのがわかる。すなわち、試料B、C、Dに
おいては、試料Aはもちろん、高融点ガラスである試料
Eの融着ガラスに比べても、高い耐アルカリ性を有して
いる。
スを例えば、フェライトを磁心とした磁気ヘッドのギャ
ップ形成材、空隙部充填材料、接合材料あるいは絶縁材
料として使用すれば、600℃程度の低温で融着が可能
になるとともに、磁気ヘッドの製造工程中に置ける化学
的損傷が低減され、磁気特性に優れた良質な磁気ヘッド
が歩留良く製造できるなどの効果がある。特に磁気特性
の劣化を防ぐためにも700℃以下の低温での融着を必
要とするMIGヘッドに適用して高い効果が得られる。
PbOが60〜65重量%、SiO 2 が20〜26重量
%、B2 03 が2〜10重量%、TeO2 が3〜8重量
%、Na2 Oが0〜5重量%、ZrO2 が1〜3重量%
の組成範囲を有するもので、こ の範囲において本例と
同様の効果を示すものであり、前述した表1のB、C、
D に示す組成比に限定されないことはいうまでもな
い。
決するために種々の検討を行った結果見いだしたもので
あり、各成分がいかに相互作用しているかは、必ずしも
明らかではないが、上記のように組成範囲を限定した理
由は、以下のとおりである。
PbOが60重量%未満では、ガラスの融点が高くなっ
てしまい、PbOが65重量%を越えると、耐アルカリ
性が悪くなってしまう。
須成分であり、耐アルカリ性の向上に有効である。Si
O2 が20重量%未満では、耐アルカリ性が悪くなり、
26重量%を越えると、ガラスの融点が高くなるので、
融着時に支障を来す。
み目を形成する必須成分である。B 2 O3 が2重量%よ
り少ないとガラスが安定化せず、10重量%より多いと
目的の熱膨張係数を得るのに支障を来す。
により耐アルカリ性を向上させる成分である。TeO2
が、3重量%未満では、この効果が得られず、8重量%
を越えると目的の熱膨張係数を得るのに支障を来す。
スの融点を下げるが、その含有量が5重量%を越える
と、熱膨張係数が大きくなりすぎるため、融着後にガラ
スにひびが入ってしまう。よって、目的の熱膨張係数を
得るためにNa2 Oの範囲をこのように限定した。
分である。ZrO2 が1重量%未満では、耐アルカリ性
の向上に効果を示さず、3重量%を越えると、ガラスの
融点が高くなるので、融着時に支障を来す。
低温での融着が可能になる上、高融点ガラス以上の化学
的耐久性が実現された。したがって、これを磁気ヘッド
の接合材料などに使用すれば、融着時の加熱による磁心
材料などの磁性劣化を防止するとともに、ブロック加工
時などの研削液などによるガラス部分の化学的損傷を抑
制して、磁気ヘッドの品質向上、歩留向上に貢献でき
る。
ッドの一実施例について図1を参照しながら説明する。
る。このヘッドは、ギャップ幅規制溝5A、5Bを形成
したMn−Znフェライトなどからなる基板1A、1B
にセンダストなどの金属磁性薄膜2A、2Bを形成して
なる磁気コア半対3A、3B同士を対向させ、金属磁性
薄膜面を保護膜6A、6Bを介して突き合わせ、これを
本例による融着ガラス4により一体化したものである。
対同士の接合に、本例による融着ガラスが使用されてい
るので、融着の際700℃以上になるような高温に加熱
することなく製造することができる。しかも、研削加工
などにおいて、研削液などに浸されてもガラス部分が損
傷することはない。このため、高い歩留で高品質なもの
が生産できるようになる。
例のような磁気ヘッドのみならず、高温加熱が許されず
化学的耐久性が要求される箇所にガラス融着をする必要
のあるものであれば、いかなる分野にも利用できること
はいうまでもない。
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
ラスによる融着が比較的低温でもできる。また、そのガ
ラスの化学的耐久性は、高融点ガラスのそれと比較して
も優れたものとすることができる。磁気ヘッドの製造に
際しては、この融着ガラスを使用することにより、70
0℃以上の高温に加熱しなくても、磁気コア半対同士の
接合ができる。したがって、融着時の加熱による磁心材
料などの磁性劣化を防止することができる。しかも、研
削加工などにおいて、研削液などの浸食によるガラス部
分の損傷を抑制することができる。このため、高い歩留
で高品質な磁気ヘッドを生産することができる。
ある。
物の耐アルカリ性加速試験の結果を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 60〜65重量%のPbOと、20〜2
6重量%のSiO2 と、2〜10重量%のB2 O3 と、
3〜8重量%のTeO2 と、0〜5重量%のNa 2 O
と、1〜3重量%のZrO2 とを含有することを特徴と
するガラス組成物。 - 【請求項2】 ギャップ形成材料、空隙部充填材料、接
合材料あるいは絶縁材料として、請求項1記載のガラス
組成物を使用したことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31503794A JPH08169727A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ガラス組成物および磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31503794A JPH08169727A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ガラス組成物および磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08169727A true JPH08169727A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18060669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31503794A Pending JPH08169727A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ガラス組成物および磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08169727A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5932504A (en) * | 1996-04-01 | 1999-08-03 | Sony Corporation | Glass composition and magnetic head employing glass composition |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP31503794A patent/JPH08169727A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5932504A (en) * | 1996-04-01 | 1999-08-03 | Sony Corporation | Glass composition and magnetic head employing glass composition |
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Legal Events
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Effective date: 20040817 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041018 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |
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| A521 | Written amendment |
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