JPH081708A - 成形型およびそれが使用されている成形装置 - Google Patents

成形型およびそれが使用されている成形装置

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JPH081708A
JPH081708A JP16452494A JP16452494A JPH081708A JP H081708 A JPH081708 A JP H081708A JP 16452494 A JP16452494 A JP 16452494A JP 16452494 A JP16452494 A JP 16452494A JP H081708 A JPH081708 A JP H081708A
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JP
Japan
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cavity
mold
molding
resin
molding die
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Application number
JP16452494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Soba
匠 曽場
Tomoo Sakamoto
友男 坂本
Seiichi Iwasaki
清一 岩崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH081708A publication Critical patent/JPH081708A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/37Mould cavity walls, i.e. the inner surface forming the mould cavity, e.g. linings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形型の耐摩耗性および離型性を高める。 【構成】 成形型2のキャビティー凹部15、25、サ
ブランナー26、ゲート27およびエアベント28の表
面に炭化タングステン被膜3が被着されている。この成
形型2を使用した成形装置1は、エジェクタピンが省略
されている。 【効果】 炭化タングステン被膜は耐摩耗性が高いた
め、成形型の耐久性は高くなる。また、炭化タングステ
ン被膜の被着によって成形型の離型性が高められるた
め、成形品のキャビティーからの離型が容易になるとと
もに、成形材料の表面への付着が抑止される。成形品の
キャビティーからの離型が容易になることにより、エジ
ェクタピンの突き上げによらずに成形品をキャビティー
から離型することが可能になるため、成形装置からエジ
ェクタピンを省略することができる。エジェクタピンの
省略により、成形型や成形装置全体の構造が簡単にな
り、エジェクタピンの摺動不良による種々の不良発生が
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形技術、特に、成形
型の耐摩耗性および離型性の向上技術に関し、例えば、
半導体装置の製造工程において、樹脂封止型パッケージ
の樹脂封止体を成形するのに利用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の製造工程において
樹脂封止型パッケージの樹脂封止体を成形するトランス
ファ成形装置は、互いに型締めされる上型と下型とを備
えており、ペレットボンディングおよびワイヤボンディ
ングされたリードフレームがその上型と下型との合わせ
面間に挟み込まれた後、成形材料としての樹脂(以下、
レジンという。)がポット、ランナーおよびゲートを通
じてキャビティーに充填され、半導体ペレット、インナ
リードおよびワイヤを樹脂封止する樹脂封止体がキャビ
ティーによって樹脂成形されるように構成されている。
そして、キャビティーによって成形された樹脂封止体
は、成形型にキャビティーに対して進退するように摺動
自在に支持されたエジェクタピンの突き上げによってキ
ャビティーから離型されるようになっている。
【0003】従来のこの種のトランスファー成形装置に
おいては、冷間金型用鋼(SKD)が用いられて形成さ
れるとともに、その表面に硬質クロムめっき処理が施さ
れた成形型が使用されている。
【0004】なお、このようなトランスファー成形装置
を述べてある例としては、特開平2−44739号公
報、特開平5−285975号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表面に
硬質クロムめっき処理が施された従来の金型において
は、耐摩耗性および離型性が不充分であり、また、エア
ベントにレジンが付着してキャビティーへの未充填不良
が発生するという問題点があることが本発明者によって
明らかにされた。
【0006】本発明の第1の目的は、耐摩耗性および離
型性を高めることができる成形型を提供することにあ
る。
【0007】また、前記した従来のトランスファー成形
装置においては、成形品としての樹脂封止体がエジェク
タピンの突き上げによってキャビティーから離型される
ように構成されているため、成形型の構造や成形装置全
体の構造がきわめて複雑になるばかりでなく、エジェク
タピンの摺動不良による種々の不良が発生するという問
題点があることが本発明者によって明らかにされた。
【0008】本発明の第2の目的は、エジェクタピンの
摺動不良による不良の発生を回避することができる成形
装置を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0011】すなわち、成形型は少なくともキャビティ
ーの表面に炭化タングステンから成る被膜が被着されて
いる。
【0012】また、少なくともキャビティーの表面に炭
化タングステンから成る被膜が被着されている成形型を
使用した成形装置は、エジェクタピンが省略されてい
る。
【0013】
【作用】前記した手段において、炭化タングステン被膜
は耐摩耗性が高いため、成形型の耐久性は高くなる。ま
た、炭化タングステン被膜の被着によって成形型の離型
性が高められるため、成形品のキャビティーからの離型
が容易になるとともに、成形材料の表面への付着が抑止
される。
【0014】そして、成形品のキャビティーからの離型
が容易になることにより、エジェクタピンの突き上げに
よらずに成形品をキャビティーから離型することが可能
になるため、成形装置からエジェクタピンを省略するこ
とができる。成形装置からエジェクタピンを省略するこ
とにより、成形型の構造や成形装置全体の構造が簡単に
なるばかりでなく、エジェクタピンの摺動不良による種
々の不良が発生が防止されることになる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるトランスファ
成形装置を示す拡大部分正面断面図である。図2はその
作用を説明するための一部省略正面断面図である。図3
はそれに使用されている成形型の下型を示す部分斜視図
である。図4は樹脂封止体の成形後を示しており、
(a)は一部省略一部切断平面図、(b)は正面断面図
である。図5以降はその作用を説明するための各グラフ
である。
【0016】本実施例において、本発明に係る成形装置
は、半導体装置の樹脂封止パッケージの樹脂封止体を成
形するトランスファー成形装置1として構成されてい
る。このトランスファー成形装置1は上型10および下
型20から成る成形型2を備えている。上型10および
下型20は上型取付ユニット30および下型取付ユニッ
ト40にそれぞれ取り付けられており、型開閉シリンダ
装置(図示せず)により互いに型締めされるように構成
されている。上型取付ユニット30および下型取付ユニ
ット40は各型板31、41と、各外枠32、42と、
スペーサブロック33、43とにより構成されている。
各型板31、41の内部にはヒーター34、44が複数
本ずつそれぞれ敷設されており、これらヒーター34、
44により型板31、41が加熱されるように構成され
ている。
【0017】上型10は中央部のセンターブロック11
と、その両側に配置されている一対のキャビティーブロ
ック12、12とを備えている。下型20は、上型10
と同様に、中央部のセンターブロック21と、その両側
に配置されている一対のキャビティーブロック22、2
2とを備えている。一対のキャビティーブロック12と
12同士、および22と22同士は左右対称にそれぞれ
形成されている。
【0018】上型10のセンターブロック11には、粉
末樹脂を突き固められてなる成形材料(以下、タブレッ
トという。)を投入されるポット13が垂直方向に開設
されており、ポット13には成形材料としての液状樹脂
(レジン)を圧送するためのプランジャ14が、進退自
在に挿入されるようになっている。他方、下型20のセ
ンターブロック21の上面にはポット13に対応する位
置に、カル23が円形の浅い穴形状に没設されている。
また下型20のセンターブロック21の上面には、ラン
ナー(以下、メインランナーという。)24が一端にお
いてカル23に連通するように没設されている。
【0019】上型10の各キャビティーブロック12の
合わせ面には上型キャビティー凹部15が複数個、規則
的に整列されて正方形の一定深さの浅い穴形状にそれぞ
れ没設されている。下型20の各キャビティーブロック
22の合わせ面には下型キャビティー凹部25が複数
個、各上型キャビティー凹部15とそれぞれ対向するよ
うに配されて、上型キャビティー凹部15と整合する正
方形の一定深さの浅い穴形状に没設されている。そし
て、上型キャビティー凹部15と下型キャビティー凹部
25とは、互いに型合わせされた状態で協働して正方形
の高さの低い気密室形状のキャビティー16を個々に形
成するように構成されている。
【0020】また、下型キャビティーブロック22の上
面における一方の長辺部分にはサブランナー26が複数
条、長手方向に等間隔に配されてそれぞれ没設されてい
る。各サブランナー26の一端は下型センターブロック
21の各メインランナー24にそれぞれ流体連結される
ようになっており、各サブランナー26の他端は各下型
キャビティー凹部25の所定のコーナー部にそれぞれ流
体連結されている。そして、各下型キャビティー凹部2
5におけるサブランナー26の接続部にはゲート27が
それぞれ開設されており、このゲート27はサブランナ
ー26からのレジンをキャビティー16に効果的に充填
し得るように構成されている。
【0021】さらに、下型キャビティーブロック22の
上面における各下型キャビティー凹部25のゲート27
が形成されたコーナー部を除く3箇所のコーナー部に
は、エアベント28が対角線方向に延在するように没設
されている。エアベント28はキャビティー16からエ
アを効果的に排出することができるが、レジンの排出は
極力阻止し得るように構成されている。
【0022】本実施例において、上型キャビティーブロ
ック12の下面および下型キャビティーブロック22の
上面には、一炭化二タングステン(W2 C)から成る被
膜(以下、炭化タングステン被膜という。)3が全体的
に被着されている。すなわち、炭化タングステン被膜3
は上型キャビティー凹部15、下型キャビティー凹部2
5、サブランナー26、ゲート27およびエアベント2
8の各表面をそれぞれ被覆(コーティング)した状態に
なっている。この炭化タングステン被膜3の硬さは、1
500〜2500マイクロビッカース硬度である。ま
た、炭化タングステン被膜3は低温CVD法によって、
10μm程度の厚さをもって全体的に均一に被着されて
いる。
【0023】このように構成されている上型10および
下型20は前記上型および下型取付ユニット30、40
における型板31、41の接合面にそれぞれ埋め込まれ
て、着脱可能に取り付けられている。本実施例において
は、上型取付ユニット30および下型取付ユニット40
にはエジェクタ機構が取り付けられていない。したがっ
て、上型10および下型20の各ブロックにはエジェク
タピン挿通孔が開設されていない。その結果、トランス
ファー成形装置1の構造はきわめて簡単になっている。
【0024】次に作用を説明する。ここで、このトラン
スファ成形装置においては、樹脂封止体をアウトサート
成形されるワーク50が使用される。このワーク50は
複数の単位リードフレーム52が整列された多連リード
フレーム51を備えており、各単位リードフレーム52
のタブ53にペレット57がそれぞれボンディングさ
れ、ペレット57の各電極パッドとリードフレーム52
の各インナリード54との間にワイヤ58がそれぞれ橋
絡された組立体である。また、各インナリード54には
各アウタリード55がそれぞれ一体的に連結されてお
り、隣合うアウタリード55、55間にはダム56がそ
れぞれ架橋されている。
【0025】前記構成に係るトランスファ成形装置1が
使用されてワーク50に樹脂封止体5が成形されるに際
して、ワーク50が下型20の合わせ面の上に、封止対
象物であるペレット57、インナリード54群およびボ
ンディングワイヤ58群が下型キャビティー凹部25内
に収容されるように位置決めされる。続いて、型開閉シ
リンダ装置(図示せず)により上型10と下型20とが
型締めされる。この型締めに伴って、上型キャビティー
凹部15と下型キャビティー凹部25とによりキャビテ
ィー16が形成されるとともに、ワーク50が上型10
と下型20との間に挟み込まれる。
【0026】所定の型締め力をもって上型10と下型2
0が型締めされると、上型センターブロック11のポッ
ト13内にタブレット(図示せず)が投入される。投入
されたタブレットはヒーター34、44によって加熱溶
融されて、液状のレジン4になる。レジン4は溶融した
状態で、移送シリンダ装置(図示せず)により下降され
る各プランジャ14によってカル23からセンターブロ
ック21のメインランナー24に押し出される。押し出
されたレジン4は各下型キャビティーブロック22のサ
ブランナー26を圧送され、ゲート27から各キャビテ
ィー16にそれぞれ注入充填される。各キャビティー1
6に充填されたレジン4はさらに加熱されると、硬化し
て図4に示されている樹脂封止体5を成形する。
【0027】樹脂封止体5が成形されると、上型10お
よび下型20が型締めシリンダ装置によって型開きされ
る。このとき、ワーク50が上型10および下型20に
対して離されるため、ワーク50にアウトサート成形さ
れた各樹脂封止体5は、各キャビティー凹部15および
25から離型されて図4に示されている状態になる。成
形型2から離型されたワーク50は、トランスファー成
形装置1から次の工程に搬送されて行く。以降、前記作
動が繰り返されることにより、ワーク1毎に樹脂封止体
5が成形されて行く。
【0028】ところで、樹脂成形材料としてのレジン4
にはエポキシ樹脂、硬化剤、離型剤等の他、シリカ等の
酸化物からなるフィラー(骨材)が混入されている。骨
材としての性質上、このフィラー(図示せず)はきわめ
て硬いため、レジン4が流動するランナー、ゲートおよ
びキャビティーの表面は短期間に摩耗されてしまう。
【0029】しかし、本実施例においては、上型キャビ
ティーブロック12の上面および下型キャビティーブロ
ック22の下面に炭化タングステン被膜3が減圧CVD
法によって被着されることにより、サブランナー26、
ゲート27、エアベント28およびキャビティー16の
表面は耐摩耗性に優れた炭化タングステン被膜3によっ
て被覆されているため、これらの表面がレジン3の流動
によって短期間に摩耗されてしまうのを防止することが
できる。
【0030】すなわち、図5(a)に示したグラフから
理解されるように、炭化タングステン(W2 C)材の耐
摩耗性は、従来の硬質クロムめっき被膜のそれよりもき
わめて高い。図5(a)は、各材料の耐摩耗性を比較す
るグラフであり、縦軸にディスクの摩耗量(×10-10
mm3 /g・mm)がとられ、横軸に各材質がとられて
いる。なお、図5(a)中、SKD11(H)のディス
ク摩耗量は、他の材質に比べて遙かに大きく、3210
(×10-10 mm3 /g・mm)である。ちなみに、こ
のグラフは、図5(b)に示されている実験によって得
られたデーターに基づいて作成された。
【0031】また、レジン4には離型剤が混入されてい
る。しかし、離型剤の離型性能には限界があるため、前
述した成形作業が繰り返されるうちに、レジン4が残り
屑としてキャビティー16やエアベント28の各表面に
付着してしまう。レジン4の残り屑がキャビティー16
の表面に付着すると、樹脂封止体5の形状不良や離型不
良が発生する。また、エアベント28にレジン4の残り
屑が付着すると、エアベント28が目詰まりを起こすた
め、キャビティー16内のエアが良好に排気されない状
態になり、レジン4のキャビティー16への充填不足や
内部ボイドが発生し、樹脂封止体5の形状不良等が発生
する。
【0032】しかし、本実施例においては、キャビティ
ー16およびエアベント28の表面に炭化タングステン
被膜3が被着されることにより、キャビティー16およ
びエアベント28の表面自体の離型性能が高められてい
るため、キャビティー16およびエアベント28にレジ
ン4の残り屑が付着することはきわめて効果的に防止さ
れる。すなわち、図6(a)に示した通り、炭化タング
ステン(W2 C)材の離型性能は、従来、成形型に被着
されている硬質クロムめっき被膜に比較してきわめて高
いため、キャビティー16およびエアベント28にレジ
ン4が付着する現象がきわめて効果的に防止される。図
6(a)はポリカーボネイトに対する離型性能を比較し
たグラフであり、縦軸にポリカーボネイトの離型荷重
(N)がとられ、横軸に各材質がとられている。ちなみ
に、このグラフは、図6(b)に示されている実験によ
って得られたデーターに基づいて作成された。
【0033】また、図7はエアベント表面の被膜(コー
ト)別のエアベントレジン付着率を示すグラフであり、
縦軸にレジン付着率(%)がとられ、横軸にショット数
がとられている。図7において、折れ線W2 Cが本実施
例の炭化タングステン被膜であり、折れ線HCrが従来
の硬質クロムめっき被膜である。両折れ線の比較から明
らかな通り、硬質クロムめっき被膜が被着された従来の
場合に比較して、炭化タングステン被膜が被着された本
実施例の場合には、エアベント28に対してレジンの付
着率が低減する。
【0034】前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1) キャビティーブロックにおけるサブランナー、
ゲート、エアベントおよびキャビティー凹部の表面を耐
摩耗性に優れた炭化タングステン被膜によって被覆する
ことにより、これらの表面がレジンの流動によって短期
間に摩耗されてしまうのを防止することができるため、
成形型の寿命を伸ばすことができる。
【0035】(2) キャビティーおよびエアベントの
表面に離型性能に優れた炭化タングステン被膜を被着す
ることにより、キャビティーおよびエアベントの表面自
体の離型性能を高めることができるため、キャビティー
およびエアベントにレジンの残り屑が付着するのをきわ
めて効果的に防止することができる。
【0036】(3) 前記(2)により、成形型のクリ
ーニング頻度を低減することができ、前記(1)とあい
まって成形装置の稼動効率を高めることができるため、
成形工程の生産性を向上させることができる。
【0037】(4) キャビティーおよびエアベントに
レジンの残り屑が付着するのを防止することにより、レ
ジンの残り屑のキャビティーの表面への付着による樹脂
封止体の形状不良や離型不良の発生を未然に防止するこ
とができ、また、エアベントの目詰まりによるレジンの
キャビティーへの充填不足や内部ボイドの発生を未然に
防止することができるため、樹脂封止体の形状不良等の
発生を防止することができ、成形型による成形品の品質
および信頼性を高めることができる。
【0038】(5) 成形型自体の離型性能を高めるこ
とにより、エジェクタピンを省略することができるた
め、成形型の構造や成形装置全体の構造を簡単化するこ
とができるとともに、エジェクタピンの摺動不良による
種々の不良の発生を未然に回避することができ、成形型
および成形装置による成形品の品質および信頼性を高め
ることができる。ちなみに、エジェクタピンがキャビテ
ィー凹部に挿通されて成形品がキャビティー凹部から突
き上げられる従来の場合には、キャビティーに充填され
たレジンがエジェクタピン挿通孔に付着するため、エジ
ェクタピンの摺動不良が発生し易い。エジェクタピンの
摺動不良が発生すると、離型不能になるばかりでなく、
エジェクタピンの挿通孔に対する深さ位置に製品間ばら
つきが発生するため、エジェクタピンの痕跡が不揃いに
なり、成形品の外観不良が発生する。エジェクタピンを
省略した本実施例によれば、このような不良の発生を未
然に回避することができるわけである。
【0039】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0040】例えば、炭化タングステン被膜はキャビテ
ィーブロックの表面に全体的に被着するに限らず、少な
くともキャビティーの表面に被着すればよい。しかし、
炭化タングステン被膜はキャビティー、ランナー、ゲー
トおよびエアベントの表面に被着することが好ましい。
さらに、炭化タングステン被膜はキャビティーブロック
の表面に被着するに限らず、センターブロックのポッ
ト、カルおよびメインランナーの表面にも被着すること
が望ましい。
【0041】炭化タングステン被膜は、一炭化二タング
ステン(W2 C)を用いて形成するに限らず、一炭化一
タングステン(WC)を用いて形成してもよい。
【0042】前記実施例では、エジェクタピンを省略し
た場合について説明したが、エジェクタピンを使用する
ように構成してもよいことは勿論である。
【0043】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
装置における樹脂封止パッケージの樹脂封止体を成形す
るトランスファ成形装置に適用した場合について説明し
たが、他の成形製品を成形する成形装置全般に適用する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0045】キャビティーの表面を炭化タングステン被
膜によって被覆することにより、これらの表面がレジン
の流動によって短期間に摩耗されてしまうのを防止する
ことができるため、成形型の寿命を伸ばすことができ、
また、キャビティー表面自体の離型性能を高めることが
できるため、キャビティーにレジンの残り屑が付着する
のを効果的に防止して、成形型のクリーニング頻度を低
減することができる。その結果、成形装置の稼動効率を
高めることができるため、成形工程の生産性を向上させ
ることができる。また、成形品体の形状不良等の発生を
未然に防止することができるため、成形型による成形品
の品質および信頼性を高めることができる。
【0046】キャビティーの表面を炭化タングステン被
膜によって被覆して、成形型自体の離型性能を高めるこ
とにより、エジェクタピンを省略することができるた
め、成形型の構造や成形装置全体の構造を簡単化するこ
とができるとともに、エジェクタピンの摺動不良による
種々の不良の発生を未然に回避することができ、成形型
および成形装置による成形品の品質および信頼性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるトランスファ成形装置
を示す拡大部分正面断面図である。
【図2】その一部省略正面断面図である。
【図3】それに使用されている成形型の下型を示す部分
斜視図である。
【図4】樹脂封止体の成形後を示しており、(a)は一
部省略一部切断平面図、(b)は正面断面図である。
【図5】(a)は各材質の耐摩耗性を比較するグラフで
あり、(b)はその実験条件を示す模式図である。
【図6】(a)は各材質の離型性能を比較したグラフで
あり、(b)はその実験条件を示す模式図である。
【図7】エアベント表面の被膜(コート)別のエアベン
トレジン付着率を示すグラフである。
【符号の説明】
1…トランスファー成形装置(成形装置)、2…成形
型、3…炭化タングステン被膜、4…レジン、5…樹脂
封止体、10…上型、11…センターブロック、12…
キャビティーブロック、13…ポット、14…プランジ
ャ、15…上型キャビティー凹部、16…キャビティ
ー、20…下型、21…センターブロック、22…キャ
ビティーブロック、23…カル、24…メインランナ
ー、25…下型キャビティー凹部、26…サブランナ
ー、27…ゲート、28…エアベント、30…上型取付
ユニット、40…下型取付ユニット、31、41…型
板、32、42…外枠、33、43…スペーサブロッ
ク、34、44…ヒーター、50…ワーク(半導体装置
の半組立体)、51…多連リードフレーム、52…単位
リードフレーム、53…タブ、54…インナリード、5
5…アウタリード、56…ダム、57…ペレット、58
…ボンディングワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料がキャビティーに注入されて成
    形品が成形される成形型において、 少なくとも前記キャビティーの表面に炭化タングステン
    から成る被膜が被着されていることを特徴とする成形
    型。
  2. 【請求項2】 炭化タングステン被膜がキャビティー、
    エアベント、ゲートおよびランナーの各表面に被着され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の成形型が使用されてい
    る成形装置であって、エジェクタピンが省略されている
    ことを特徴とする成形装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082882A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Denso Corp 樹脂成形品の製造方法、及び成形型
CN118721632A (zh) * 2024-08-05 2024-10-01 浙江登然电力科技有限公司 一种硫化机

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JP2010082882A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Denso Corp 樹脂成形品の製造方法、及び成形型
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