JPH08172007A - 磁性粉の製造方法 - Google Patents
磁性粉の製造方法Info
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- JPH08172007A JPH08172007A JP6316702A JP31670294A JPH08172007A JP H08172007 A JPH08172007 A JP H08172007A JP 6316702 A JP6316702 A JP 6316702A JP 31670294 A JP31670294 A JP 31670294A JP H08172007 A JPH08172007 A JP H08172007A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別な磁気記録・再生装置を用意することな
く情報の記録を容易に実行でき、しかも既存の情報は消
去しにくい優れた偽造防止効果を有する磁気カードの提
供。 【構成】 化学式Sr(NO3 )2 で示される硝酸スト
ロンチウムと化学式Fe(NO3 )3 で示される硝酸鉄
との重量比が1:x(5≦x≦20)になる硝酸塩を用
意する。この硝酸塩に対し化学式H2 NCH2 COOH
で示されるアミノ酸を、硝酸塩とアミノ酸の重量比が
1:y(0.4≦y≦0.6)になるように混合して溶
解してなる溶液を作る。この溶液をその沸点以上でかつ
1100℃以下の温度で加熱反応させて磁性粉を作製す
る。この磁性粉を用いてカード基体2の主面に磁性層3
を形成する。
く情報の記録を容易に実行でき、しかも既存の情報は消
去しにくい優れた偽造防止効果を有する磁気カードの提
供。 【構成】 化学式Sr(NO3 )2 で示される硝酸スト
ロンチウムと化学式Fe(NO3 )3 で示される硝酸鉄
との重量比が1:x(5≦x≦20)になる硝酸塩を用
意する。この硝酸塩に対し化学式H2 NCH2 COOH
で示されるアミノ酸を、硝酸塩とアミノ酸の重量比が
1:y(0.4≦y≦0.6)になるように混合して溶
解してなる溶液を作る。この溶液をその沸点以上でかつ
1100℃以下の温度で加熱反応させて磁性粉を作製す
る。この磁性粉を用いてカード基体2の主面に磁性層3
を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カード等の磁気記
録媒体に用いられる磁性粉の製造方法に関する。
録媒体に用いられる磁性粉の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録媒体の一種として、磁気
切符や磁気定期券等の乗車券、テレホンカード、或いは
プリペイドカードなどの金券として利用される磁気カー
ドが知られている。この磁気カードは、樹脂又は紙等の
基体上に情報を記録するための磁性粉を含む塗料からな
る磁性層を設けている。そして、上記磁性層に既に磁気
記録された情報の内容を所定の装置で、磁気カードを利
用する毎に書き換える方式である。
切符や磁気定期券等の乗車券、テレホンカード、或いは
プリペイドカードなどの金券として利用される磁気カー
ドが知られている。この磁気カードは、樹脂又は紙等の
基体上に情報を記録するための磁性粉を含む塗料からな
る磁性層を設けている。そして、上記磁性層に既に磁気
記録された情報の内容を所定の装置で、磁気カードを利
用する毎に書き換える方式である。
【0003】この種類の磁気カードの磁性層に記録され
た情報は、通常、マグネティックビュア等で判読可能で
ある。そのため磁気カードの偽造や変造等の不正使用を
招く恐れがある。その不正使用の防止策として、磁性層
の上にさらに保護層、或は遮蔽層を設けたりする等の各
種の工夫が払われている。
た情報は、通常、マグネティックビュア等で判読可能で
ある。そのため磁気カードの偽造や変造等の不正使用を
招く恐れがある。その不正使用の防止策として、磁性層
の上にさらに保護層、或は遮蔽層を設けたりする等の各
種の工夫が払われている。
【0004】更に、保磁力の異なる複数の磁気記録媒体
にて磁性層を形成する方法や、磁気記録媒体によるバー
コード等の併用が検討されている。しかし磁気記録媒体
として従来から一般に用いられている材料は、γ−酸化
鉄系、コバルトドープのγ酸化鉄系、バリウム系、酸化
クロム系のフェライト粉が多く、その磁気特性の保磁力
は4kOe以下であり、一般的な通常用いられている磁
気ヘッドにて容易に記録情報の書込み、読出しが可能で
ある。
にて磁性層を形成する方法や、磁気記録媒体によるバー
コード等の併用が検討されている。しかし磁気記録媒体
として従来から一般に用いられている材料は、γ−酸化
鉄系、コバルトドープのγ酸化鉄系、バリウム系、酸化
クロム系のフェライト粉が多く、その磁気特性の保磁力
は4kOe以下であり、一般的な通常用いられている磁
気ヘッドにて容易に記録情報の書込み、読出しが可能で
ある。
【0005】また、磁気カードの構成は、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)樹脂或いは紙からな
る基体上に、保磁力2〜3kOeのバリウムフェライト
の磁性粉をステアリン酸等の分散剤とともに、塩化ビニ
ル、酢酸ビニルなどのような樹脂結合材に分散して磁性
塗料を作成、上記基体の表面に塗布することによって形
成されている。
エチレンテレフタレート(PET)樹脂或いは紙からな
る基体上に、保磁力2〜3kOeのバリウムフェライト
の磁性粉をステアリン酸等の分散剤とともに、塩化ビニ
ル、酢酸ビニルなどのような樹脂結合材に分散して磁性
塗料を作成、上記基体の表面に塗布することによって形
成されている。
【0006】このように構成された磁気カードの不正使
用の防止策として、基体に塗布する磁性層を複数に積層
形成したり、磁気カードにパンチ穴をあけたりすること
が検討されている。しかし、これらによっても不正使用
の防止には限界があり、磁気記録媒体の磁気特性向上が
要求されている。
用の防止策として、基体に塗布する磁性層を複数に積層
形成したり、磁気カードにパンチ穴をあけたりすること
が検討されている。しかし、これらによっても不正使用
の防止には限界があり、磁気記録媒体の磁気特性向上が
要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近では、磁気カード
の普及とともに、磁気カードに情報を記録、再生する磁
気記録・再生装置も発達し、磁気カードに記録した情報
を容易に読みとり、さらには、情報を容易に書き込むこ
とができるようになっている。このため従来の磁気カー
ドでは、偽造や変造を有効に防止できないという欠点が
生じている。具体的には、磁気カードの毎使用時に発生
する新しい情報を含む全情報が、旧情報の上にオーバー
ライトする形で、その都度書き換えられるため、カード
の情報を記録・再生する装置があれば、容易に情報の書
き換えを行い、これにより磁気カードの記録内容を偽造
することが可能である。
の普及とともに、磁気カードに情報を記録、再生する磁
気記録・再生装置も発達し、磁気カードに記録した情報
を容易に読みとり、さらには、情報を容易に書き込むこ
とができるようになっている。このため従来の磁気カー
ドでは、偽造や変造を有効に防止できないという欠点が
生じている。具体的には、磁気カードの毎使用時に発生
する新しい情報を含む全情報が、旧情報の上にオーバー
ライトする形で、その都度書き換えられるため、カード
の情報を記録・再生する装置があれば、容易に情報の書
き換えを行い、これにより磁気カードの記録内容を偽造
することが可能である。
【0008】磁気カードの偽造や変造を許す原因は、磁
性層の保磁力が従来の磁気記録・再生装置によって書き
換え可能なように2〜3kOeと低いことにもある。即
ち、磁性層の保磁力が低いと従来の磁気記録・再生装置
で容易に情報の書き換えができ、磁気カードの偽造や変
造が可能である。
性層の保磁力が従来の磁気記録・再生装置によって書き
換え可能なように2〜3kOeと低いことにもある。即
ち、磁性層の保磁力が低いと従来の磁気記録・再生装置
で容易に情報の書き換えができ、磁気カードの偽造や変
造が可能である。
【0009】従来の磁気記録・再生装置で使用されてい
る記録用の磁気ヘッドは、約5kGの磁界を発生するこ
とが可能である。この磁気ヘッドによって着磁可能(記
録可能)な磁気カードの磁性層の保磁力は、磁気ヘッド
の発生磁界の約1/2の2〜3kOe程度である。また
この磁性層の保磁力がこれより大きい場合には、書き換
え(オーバーライト)をすることが出来ない。即ち、磁
気カードを使用する毎に、既存の記録情報にオーバーラ
イトする形で、既存の記録情報を消去し、残額、使用額
等の新規情報を書き込む方式を採用しているため、磁気
カードの磁性層の保磁力が大きいと、従来の磁気記録・
再生装置では新規情報の記録が出来ない。
る記録用の磁気ヘッドは、約5kGの磁界を発生するこ
とが可能である。この磁気ヘッドによって着磁可能(記
録可能)な磁気カードの磁性層の保磁力は、磁気ヘッド
の発生磁界の約1/2の2〜3kOe程度である。また
この磁性層の保磁力がこれより大きい場合には、書き換
え(オーバーライト)をすることが出来ない。即ち、磁
気カードを使用する毎に、既存の記録情報にオーバーラ
イトする形で、既存の記録情報を消去し、残額、使用額
等の新規情報を書き込む方式を採用しているため、磁気
カードの磁性層の保磁力が大きいと、従来の磁気記録・
再生装置では新規情報の記録が出来ない。
【0010】情報の書込み、読出しを困難とさせ偽造、
変造の不正使用を防止するのには、磁性層の磁気特性を
向上させることが必要である。特に磁気特性のうち保磁
力を向上させることにある。
変造の不正使用を防止するのには、磁性層の磁気特性を
向上させることが必要である。特に磁気特性のうち保磁
力を向上させることにある。
【0011】しかし磁気記録媒体の製造工程を複雑にす
ることなく、生産性の高いものとする必要がある。更に
該磁気カードの書込み、読出し装置が複雑化しないよう
な磁性層の形成が必要である。
ることなく、生産性の高いものとする必要がある。更に
該磁気カードの書込み、読出し装置が複雑化しないよう
な磁性層の形成が必要である。
【0012】それ故に本発明の課題は、特別な磁気記録
・再生装置を用意することなく情報の記録を容易に実行
でき、しかも既存の情報は消去しにくい優れた偽造防止
効果を有する磁気カード、及びその磁気カードの磁性層
を形成するのに適した磁性粉の製造方法を提供すること
にある。
・再生装置を用意することなく情報の記録を容易に実行
でき、しかも既存の情報は消去しにくい優れた偽造防止
効果を有する磁気カード、及びその磁気カードの磁性層
を形成するのに適した磁性粉の製造方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、硝酸ス
トロンチウムと硝酸鉄との重量比が1:x(5≦x≦2
0)になる硝酸塩に対しアミノ酸を、硝酸塩とアミノ酸
の重量比が1:y(0.4≦y≦0.6)になるように
混合して溶解してなる溶液を作り、該溶液をその沸点以
上でかつ1100℃以下の温度で加熱反応させて磁性粉
を作製することを特徴とする磁性粉の製造方法が得られ
る。
トロンチウムと硝酸鉄との重量比が1:x(5≦x≦2
0)になる硝酸塩に対しアミノ酸を、硝酸塩とアミノ酸
の重量比が1:y(0.4≦y≦0.6)になるように
混合して溶解してなる溶液を作り、該溶液をその沸点以
上でかつ1100℃以下の温度で加熱反応させて磁性粉
を作製することを特徴とする磁性粉の製造方法が得られ
る。
【0014】ここで前記硝酸ストロンチウムは化学式S
r(NO3 )2 で示されるものであり、前記硝酸鉄は化
学式Fe(NO3 )3 で示されるものであり、前記アミ
ノ酸は化学式H2 NCH2 COOHで示されるものであ
ることが好ましい。
r(NO3 )2 で示されるものであり、前記硝酸鉄は化
学式Fe(NO3 )3 で示されるものであり、前記アミ
ノ酸は化学式H2 NCH2 COOHで示されるものであ
ることが好ましい。
【0015】さらに前記磁性粉を温度700〜1100
℃で熱処理することが好ましい。
℃で熱処理することが好ましい。
【0016】また前記磁性粉を用いてカード基体の主面
に磁性層を付与すると磁気カードが得られる。
に磁性層を付与すると磁気カードが得られる。
【0017】
【作用】前記磁性粉の磁気特性は、磁束の立ち上がりが
早く、保磁力が大きい。したがって一旦記録した情報の
改ざんや偽造の防止効果は高い。更に、前記磁性粉の製
造方法は、複雑な製造工程ではなく、更に特定の熱処理
工程を追加するだけで磁気特性を向上することが可能で
ある。
早く、保磁力が大きい。したがって一旦記録した情報の
改ざんや偽造の防止効果は高い。更に、前記磁性粉の製
造方法は、複雑な製造工程ではなく、更に特定の熱処理
工程を追加するだけで磁気特性を向上することが可能で
ある。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0019】図1は、本発明の一実施例による磁気カー
ドの断面図である。この磁気カード1は、乗車券、テレ
ホンカード、あるいはプリペイドカードなどの金券とし
て利用されている。この磁気カード1は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)樹脂からなるカード基体2の
一主面上に、後述する磁性塗料を塗布することによって
磁性層3を形成し、さらにその上に必要に応じて保護層
4を形成したものである。
ドの断面図である。この磁気カード1は、乗車券、テレ
ホンカード、あるいはプリペイドカードなどの金券とし
て利用されている。この磁気カード1は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)樹脂からなるカード基体2の
一主面上に、後述する磁性塗料を塗布することによって
磁性層3を形成し、さらにその上に必要に応じて保護層
4を形成したものである。
【0020】図2は、本発明の一実施例による磁気記録
方式を説明するための磁性層3が形成された面から見た
平面図である。磁気カード1の磁性層3には磁気カード
1の長手方向(所定方向)での両端間にのびたストライ
プ状の情報記録領域5が設けられている。情報記録領域
5は、図2では便宜のため明瞭に黙視でき得るように記
載したが、実際には黙視できない形態で設けられること
が望ましい。
方式を説明するための磁性層3が形成された面から見た
平面図である。磁気カード1の磁性層3には磁気カード
1の長手方向(所定方向)での両端間にのびたストライ
プ状の情報記録領域5が設けられている。情報記録領域
5は、図2では便宜のため明瞭に黙視でき得るように記
載したが、実際には黙視できない形態で設けられること
が望ましい。
【0021】次に、磁気カード1の磁性層3を形成する
ための磁性粉の製造方法、及び磁性層3を形成した磁気
カードについて、その実施例を説明する。
ための磁性粉の製造方法、及び磁性層3を形成した磁気
カードについて、その実施例を説明する。
【0022】<実施例1>化学式Sr(NO3 )2 で示
された硝酸ストロンチウム(以降Sr(NO3 )2 と記
す)と化学式Fe(NO3 )3 で示された硝酸鉄(以降
Fe(NO3 )3と記す)との重量比がそれぞれ、1:
3、1:5、1:10、1:20、1:30になるよう
に、Sr(NO3 )2 とFe(NO3 )3 を秤量し配合
した硝酸塩を用意し、次にこれらの硝酸塩の全量に対し
て重量比が1:0.5になるようにアミノ酸(化学式:
H2 NCH2 COOH)を秤量し、上記硝酸塩とアミノ
酸を純水に溶解して溶液を得た。その溶液を1000℃
に加熱した大気中に噴霧して加熱反応させ粉末を得た。
された硝酸ストロンチウム(以降Sr(NO3 )2 と記
す)と化学式Fe(NO3 )3 で示された硝酸鉄(以降
Fe(NO3 )3と記す)との重量比がそれぞれ、1:
3、1:5、1:10、1:20、1:30になるよう
に、Sr(NO3 )2 とFe(NO3 )3 を秤量し配合
した硝酸塩を用意し、次にこれらの硝酸塩の全量に対し
て重量比が1:0.5になるようにアミノ酸(化学式:
H2 NCH2 COOH)を秤量し、上記硝酸塩とアミノ
酸を純水に溶解して溶液を得た。その溶液を1000℃
に加熱した大気中に噴霧して加熱反応させ粉末を得た。
【0023】得られた粉末を振動試料型磁力計(以降
V.S.Mと記す)を用いて粉末の磁性特性を調べた。
その結果を表1に示す。
V.S.Mと記す)を用いて粉末の磁性特性を調べた。
その結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1の結果よりFe(NO3 )3 のSr
(NO3 )2 に対する重量比が3以下では磁化の強さが
低くなり、30以上であれば保磁力が低くなった。
(NO3 )2 に対する重量比が3以下では磁化の強さが
低くなり、30以上であれば保磁力が低くなった。
【0026】上述した磁性粉を用いて後述する表5によ
る組成にて磁性塗料を作成し、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)樹脂よりなるカード基体に、上述した磁
性塗料を塗布し厚さ20μmとなるように塗工を行い、
磁気カードを作成した。
る組成にて磁性塗料を作成し、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)樹脂よりなるカード基体に、上述した磁
性塗料を塗布し厚さ20μmとなるように塗工を行い、
磁気カードを作成した。
【0027】このようにして得られた磁気カードの磁性
層に、磁気ヘッド(発生磁界約5kG)を用いて、カー
ド長手方向に、FM方式により記録を行った。それをそ
のまま、従来の磁気カードリーダ・ライタを用いて記録
情報を読みとったところFe(NO3 )3 のSr(NO
3 )2 に対する重量比が3の粉末を使用した磁気カード
の一部の記録情報以外は全て記録情報を読み取ることが
できた。
層に、磁気ヘッド(発生磁界約5kG)を用いて、カー
ド長手方向に、FM方式により記録を行った。それをそ
のまま、従来の磁気カードリーダ・ライタを用いて記録
情報を読みとったところFe(NO3 )3 のSr(NO
3 )2 に対する重量比が3の粉末を使用した磁気カード
の一部の記録情報以外は全て記録情報を読み取ることが
できた。
【0028】次に、この情報を記録した磁気カードの磁
性層の既設情報記録領域に新規情報を磁気カードリーダ
・ライタを用いオーバーライトを行った。この磁気カー
ドの情報を磁気カードリーダ・ライタのヘッドで読み取
ったところ、Fe(NO3 )3 のSr(NO3 )2 に対
する重量比が30の粉末を使用した磁気カード以外は既
設の記録情報を読み取ることができ、新規の情報をオー
バーライト出来ないことが確認された。
性層の既設情報記録領域に新規情報を磁気カードリーダ
・ライタを用いオーバーライトを行った。この磁気カー
ドの情報を磁気カードリーダ・ライタのヘッドで読み取
ったところ、Fe(NO3 )3 のSr(NO3 )2 に対
する重量比が30の粉末を使用した磁気カード以外は既
設の記録情報を読み取ることができ、新規の情報をオー
バーライト出来ないことが確認された。
【0029】<実施例2>Sr(NO3 )2 とFe(N
O3 )3 との重量比がそれぞれ、1:10になるように
Sr(NO3 )2 とFe(NO3 )3 を秤量し配合した
硝酸塩を用意し、次にこの硝酸塩の全量に対して重量比
が、それぞれ、1:0.3、1:0.4、1:0.5、
1:0.6、1:0.7になるようにアミノ酸を秤量し
た。そして上記硝酸塩とアミノ酸を純水に溶解して溶液
を得た。その溶液を1000℃に加熱した大気中に噴霧
して加熱反応させ粉末を得た。
O3 )3 との重量比がそれぞれ、1:10になるように
Sr(NO3 )2 とFe(NO3 )3 を秤量し配合した
硝酸塩を用意し、次にこの硝酸塩の全量に対して重量比
が、それぞれ、1:0.3、1:0.4、1:0.5、
1:0.6、1:0.7になるようにアミノ酸を秤量し
た。そして上記硝酸塩とアミノ酸を純水に溶解して溶液
を得た。その溶液を1000℃に加熱した大気中に噴霧
して加熱反応させ粉末を得た。
【0030】得られた粉末を振動試料型磁力計(V.
S.M)を用いて粉末の磁気特性を調べた。その結果を
表2に示す。
S.M)を用いて粉末の磁気特性を調べた。その結果を
表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2の結果より硝酸塩に対するアミノ酸の
重量比が0.3%以下または0.7以上では保磁力が低
くなった。
重量比が0.3%以下または0.7以上では保磁力が低
くなった。
【0033】<実施例3>Sr(NO3 )2 とFe(N
O3 )3 との重量比がそれぞれ、1:10になるように
Sr(NO3 )2 とFe(NO3 )3 を秤量し配合した
硝酸塩を用意し、次にこの硝酸塩の全量に対して重量比
が、それぞれ、1:0.5になるようにアミノ酸を秤量
した。そして上記硝酸塩とアミノ酸を純水に溶解して溶
液を得た。その溶液を、温度がそれぞれ80℃、200
℃、400℃、600℃、800℃、1000℃、12
00℃に加熱した大気中に噴霧して加熱反応させ粉末を
得た。ただし80℃の温度では反応は起こらず液体のま
まあった。得られた粉末を振動試料型磁力計(V.S.
M)を用いて粉末の磁気特性を調べた。その結果を表3
に示す。
O3 )3 との重量比がそれぞれ、1:10になるように
Sr(NO3 )2 とFe(NO3 )3 を秤量し配合した
硝酸塩を用意し、次にこの硝酸塩の全量に対して重量比
が、それぞれ、1:0.5になるようにアミノ酸を秤量
した。そして上記硝酸塩とアミノ酸を純水に溶解して溶
液を得た。その溶液を、温度がそれぞれ80℃、200
℃、400℃、600℃、800℃、1000℃、12
00℃に加熱した大気中に噴霧して加熱反応させ粉末を
得た。ただし80℃の温度では反応は起こらず液体のま
まあった。得られた粉末を振動試料型磁力計(V.S.
M)を用いて粉末の磁気特性を調べた。その結果を表3
に示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3の結果より粉末の反応温度が1200
℃以上で保磁力が低くなった。
℃以上で保磁力が低くなった。
【0036】<実施例4>上記実施例3にて得られた粉
末を、それぞれ600℃、700℃、900℃、110
0℃、1200℃の大気中に1時間放置して熱処理をお
こなった。
末を、それぞれ600℃、700℃、900℃、110
0℃、1200℃の大気中に1時間放置して熱処理をお
こなった。
【0037】得られた粉末を振動試料型磁力計(V.
S.M)を用いて粉末の磁気特性を調べた。その結果を
表4に示す。
S.M)を用いて粉末の磁気特性を調べた。その結果を
表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4の結果より温度600℃以下の熱処理
では粉末の磁気特性は変化せず、また温度1200℃の
熱処理では、粉末の磁気特性はことごとく劣化すること
が確認された。
では粉末の磁気特性は変化せず、また温度1200℃の
熱処理では、粉末の磁気特性はことごとく劣化すること
が確認された。
【0040】上記4つの実施例において、そのストロン
チウム粉の粉体製造設備、熱処理設備は一般の汎用設備
でよく、又、特殊な雰囲気も使用しないので、安価で安
全な製造方法である。
チウム粉の粉体製造設備、熱処理設備は一般の汎用設備
でよく、又、特殊な雰囲気も使用しないので、安価で安
全な製造方法である。
【0041】上述した組成値範囲で、かつ上記実施例の
製造方法による磁性粉を用いて、次の表5の組成の磁性
塗料を得る。
製造方法による磁性粉を用いて、次の表5の組成の磁性
塗料を得る。
【0042】
【表5】
【0043】図1に示すようにPET樹脂よりなるカー
ド基体2上に、上述した表5の組成の磁性塗料を、厚さ
20μmとなるように塗工を行い、磁性層3を形成す
る。
ド基体2上に、上述した表5の組成の磁性塗料を、厚さ
20μmとなるように塗工を行い、磁性層3を形成す
る。
【0044】このようにして得られた磁気カード1の磁
性層3に、磁気ヘッド(発生磁界5kG)を用いて、カ
ード長手方向に一部未記録部分を残し、例えばFM方式
により記録を行った。これをそのまま従来の磁気カード
リーダ・ライタを用い読みとったところ、書き込んだ記
録情報を読みとることができた。
性層3に、磁気ヘッド(発生磁界5kG)を用いて、カ
ード長手方向に一部未記録部分を残し、例えばFM方式
により記録を行った。これをそのまま従来の磁気カード
リーダ・ライタを用い読みとったところ、書き込んだ記
録情報を読みとることができた。
【0045】次に、磁気カードの全記録の消去を一般の
磁気カードリーダ・ライタ(発生磁界約5kG)の磁気
ヘッドを用いて行い、消去処理後の磁気カードを磁気ヘ
ッドを用いて読み取ったところ、既設の全ての記録が、
消去処理によっても消去されていないことを確認でき
た。すなわち新規の情報をオーバーライト出来ないこと
が確認された。
磁気カードリーダ・ライタ(発生磁界約5kG)の磁気
ヘッドを用いて行い、消去処理後の磁気カードを磁気ヘ
ッドを用いて読み取ったところ、既設の全ての記録が、
消去処理によっても消去されていないことを確認でき
た。すなわち新規の情報をオーバーライト出来ないこと
が確認された。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偽造を目的とした情報の書き換えや書き込みが不可能で
ある磁気特性をもつ磁気カード、及びそれの磁性層の形
成に適した磁性粉を安価に製造する製造方法を提供する
ことができる。
偽造を目的とした情報の書き換えや書き込みが不可能で
ある磁気特性をもつ磁気カード、及びそれの磁性層の形
成に適した磁性粉を安価に製造する製造方法を提供する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例による磁気カードの断面図。
【図2】図1の磁気カードの平面図。
1 磁気カード 2 カード基体 3 磁性層 4 保護層 5 情報記録領域
Claims (5)
- 【請求項1】 硝酸ストロンチウムと硝酸鉄との重量比
が1:x(5≦x≦20)になる硝酸塩に対しアミノ酸
を、硝酸塩とアミノ酸の重量比が1:y(0.4≦y≦
0.6)になるように混合して溶解してなる溶液を作
り、該溶液をその沸点以上でかつ1100℃以下の温度
で加熱反応させて磁性粉を作製することを特徴とする磁
性粉の製造方法。 - 【請求項2】 前記硝酸ストロンチウムは化学式Sr
(NO3 )2 で示されるものであり、前記硝酸鉄は化学
式Fe(NO3 )3 で示されるものであり、前記アミノ
酸は化学式H2 NCH2 COOHで示されるものである
請求項1記載の磁性粉の製造方法。 - 【請求項3】 さらに前記磁性粉を温度700〜110
0℃で熱処理する工程を含む請求項1又は2記載の磁性
粉の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方
法にて製造された磁性粉を用いてカード基体の主面に磁
性層を付与するとを特徴とする磁気カードの製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の製造方法で製造された磁
気カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6316702A JPH08172007A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 磁性粉の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6316702A JPH08172007A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 磁性粉の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08172007A true JPH08172007A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18079953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6316702A Pending JPH08172007A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 磁性粉の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08172007A (ja) |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP6316702A patent/JPH08172007A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040310 |