JPH08172370A - 多重放送用受信装置 - Google Patents

多重放送用受信装置

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JPH08172370A
JPH08172370A JP33381094A JP33381094A JPH08172370A JP H08172370 A JPH08172370 A JP H08172370A JP 33381094 A JP33381094 A JP 33381094A JP 33381094 A JP33381094 A JP 33381094A JP H08172370 A JPH08172370 A JP H08172370A
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JP
Japan
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data
tmc
broadcast
key
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Application number
JP33381094A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoshioka
勉 吉岡
Reikichi Koyama
令吉 小山
Kazuo Koyama
和男 小山
Masaharu Sugimoto
雅晴 杉本
Yoshinori Nishiyama
義則 西山
Masaki Sunaga
正樹 須永
Yuji Minegishi
優二 峰岸
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個別データを呼び出す際の操作性を良好にす
る多重放送用受信装置を提供することにある。 【構成】 TMCデータが多重化された放送電波を受信
するFMチューナー12と、当該受信された放送電波に
多重化されたTMCデータを記憶するプリセット領域を
有するメモリ20と、当該TMCデータが記憶されたプ
リセット領域に対応した指令を入力するチャンネルキー
を有するプリセットキー群21bと、前記受信された放
送電波からTMCデータを抽出すると共に、当該抽出さ
れたTMCデータから個別データを抽出し、当該抽出さ
れた各個別データを前記プリセット領域に夫々記憶させ
るTMC用マイコン24及びシステム用マイコン25と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送電波に多重化され
たデータ、例えば交通情報を受信する多重放送用受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通量の増大に伴って交通事故や
道路工事等が多発し、これらが原因で交通渋滞が発生し
ているが、このような交通渋滞の発生等を通知する交通
情報をラジオ放送等の放送電波を介して運転ドライバー
に通知することにより、当該交通渋滞等を緩和させよう
とする動向は以前からある。
【0003】このような動向に鑑みて例えばラジオ放送
としては、通常の放送番組といったエンターテイメント
番組帯やニュース番組帯を利用して、その番組帯の中で
交通情報をアナウンスすることにより、当該交通情報を
ラジオ受聴者に提供するサービスがある。
【0004】しかしながら、このようなサービスによれ
ば、当該交通情報に興味のないラジオ受聴者においては
聞きたくもない交通情報を聞かされ、しかも放送番組が
中断されてしまい、当該ラジオ受聴者に多大な不快感を
与えてしまうといった事態が生じた。
【0005】そこで、これら事態を打開するために、主
として交通情報をラジオ受聴者に提供する交通情報番組
を放送する交通情報放送局がある。尚、当該交通情報放
送局といっても、交通情報番組のみを放送しているだけ
でなく、通常の放送番組も放送している。
【0006】このような交通情報放送としては、主に欧
州等でARI(Autofahrer Rundfunkt Information)放
送が広く知られている。
【0007】当該ARI放送は、交通情報に係わる番組
のデータを通常の放送電波であるFM放送電波に多重化
された多重放送である。
【0008】では、当該ARI放送について説明する。
【0009】当該ARI放送にて多重化されるデータと
しては、当該受信中の放送局が交通情報放送局であるこ
とを示す識別信号であるSK(Sender Kennung)信号
と、交通情報に係わる放送番組が始まることを示す識別
信号であるDK(Durchsage kennung )信号とがある。
【0010】当該ARI放送を受信するARI放送対応
型受信装置によれば、前記SK信号に応じて交通情報専
用の放送番組を実施している交通情報放送局を識別し、
前記DK信号に応じて交通情報放送番組が行われること
を識別し、これら識別通知を当該受信装置の表示部に表
示出力させるようにしたので、交通情報を望む運転ドラ
イバーにとってはその交通情報放送局及びその放送開始
を認識することができて非常に便利であり、しかも、当
該ARI放送によれば当該交通情報提供により通常の放
送番組が番組途中で中断するような事態を解消すること
ができる。
【0011】また、当該ARI放送の他にRDS放送が
ある。当該RDS放送とは、前記ARI放送と同様に主
に欧州等で広く知られている多重放送であり、前記AR
I放送に比して交通情報に係わる番組関連のデータ以外
にも、通常の放送番組に係わる番組関連情報等のデータ
を通常のFM放送電波に多重化し、当該多重化されたデ
ータを受信側が解読することにより、当該ラジオ放送の
受聴者に対して様々なサービスを提供するものである。
【0012】当該RDS放送においては、主に多くの放
送局がネットワークを組んで同一番組を放送するような
地域に有効的であり、FM変調波の周波数帯域外で19
kHzのステレオパイロット信号の3次高調波である5
7kHzを副搬送波とし、フィルタリング及びバイフェ
ーズコード化された番組関連情報や交通情報関連等のデ
ータを示すデータ信号により、前記副搬送波を振幅変調
してラジオデータ信号(以下、単にRDSデータと称す
る)とし、当該振幅変調された副搬送波を主搬送波に周
波数変調して放送するようになされている。
【0013】図5は当該RDSデータの基本的なベース
バンドコーディング構造を示す説明図である。
【0014】当該RDSデータは、図5に示すように1
04ビットを1グループとするグループ単位で構成さ
れ、各グループは夫々26ビットの4ブロックから構成
されており、各ブロックは、16ビットの情報語(m0
〜m15)と、10ビットの検査語及びオフセット語
(c´0〜c´9)とから構成されている。尚、当該R
DSデータの送信速度は、1187.5bit/sec
である。
【0015】ブロックAには、国名データや番組データ
からなるネットワークを示す番組識別データ(以下、単
にPIコードと称する)が、Bブロックには交通情報番
組を放送する交通情報放送局であることを示す交通情報
放送局識別データ(以下、単にTPコードと称する)や
当該交通情報に係わる放送番組が始まることを示す交通
アナウンス識別データ(以下、単にTAコードと称す
る)が、Cブロックには同一番組を放送しているネット
ワーク局群の各局の周波数に係わるデータ、すなわち代
替局周波数データ(以下、単にAFデータと称する)
が、ブロックDには放送局名やネットワーク名等の放送
局名データ(以下、単にPSデータと称する)が夫々配
置されている。尚、前記PIコードは、4bitの国名
データと、4bitの地域データと、8bitの番組デ
ータとの3つの要素から構成されている。
【0016】また、各グループは、その内容に応じて4
ビットにてタイプ0〜15の16通りに区別され、さら
に各タイプ(0〜15)に対して夫々A,Bの二つのバ
ージョンが定義されており、これらの認識コードはブロ
ックBに配置されている。
【0017】尚、通常、前記バージョンAに定義された
タイプとしては、ブロックAに必ずPIコードが含まれ
ているのであるが、前記バージョンBに定義されたタイ
プとしては、ブロックAに加えてブロックCにもPIコ
ードが含まれている。しかしながら、当該バージョンB
のタイプが送信される割合は非常に少ない。
【0018】このようなRDSデータを受信するRDS
受信装置によれば、当該RDSデータ受信時に復調して
得られるAFデータを取り込んで記憶しておき、例えば
マルチパス妨害等の外乱により現在受信中の放送局にお
ける受信レベルが低下した場合、先に記憶したAFデー
タに基づいて受信レベルの良好な他のネットワーク局で
ある代替局を選局する自動追従システムがあり、当該自
動追従システムにより、外乱の影響を受けることなく、
常に受信状態の良好な同一番組の放送をユーザーに提供
することができる。
【0019】また、当該RDS放送を受信するRDS放
送対応型受信装置によれば、前記TPコードに応じて交
通情報放送専用の放送番組を実施している交通情報放送
局を識別し、前記TAコードに応じて交通情報放送番組
が行われることを識別し、これら識別通知を表示部に表
示出力させるようにしたので、交通情報を望む運転ドラ
イバーにとってはその交通情報放送局及びその番組放送
開始を認識することができて非常に便利であり、しか
も、当該RDS放送によれば、前述したARI放送と同
様に当該交通情報提供により通常の放送番組が番組途中
で中断してしまうような事態を解決することができる。
【0020】しかしながら、前記ARI放送や前記RD
S放送によれば、通勤時や休暇時の交通混雑により多大
な量の交通情報をユーザーに提供するために交通情報放
送番組の放送枠が肥大化してしまうといった第1の問題
点があった。
【0021】また、一般的に交通情報番組を放送してい
る交通情報放送局であっても、当該交通情報をユーザー
に逐次放送しているのではなく、1時間毎又は30分毎
に交通情報番組として放送している。従って、当該ユー
ザーは、当該交通情報番組が放送されていない時間帯に
おいて、例えば交通渋滞の発生している地点にぶつかっ
て、当該交通渋滞に巻き込まれてしまうといった第2の
問題点があった。
【0022】また、この交通情報番組においては、ユー
ザー所望の交通情報、例えばA地域における交通情報だ
けを知りたい場合であっても、他地域における交通情報
までも受聴しなければならず、非常に使い勝手が悪いと
いった第3の問題点があった。
【0023】また、当該交通情報番組においては、欧州
等の言語が異なるような地域で多国間に跨がって運転ド
ライバーが移動するような場合、受聴中の言語が運転ド
ライバーの理解できぬ他国語であれば、当該交通情報番
組を受聴していたとしても、その言語により交通情報が
理解できないといった第4の問題点があった。
【0024】そこで、これら第1乃至第4の問題点を打
開するために前記RDS放送を利用したTMC(Traffi
c Message Channel )が考えられている。
【0025】当該TMCとは、前記RDSデータにおけ
る例えば8Aグループ、すなわちバージョンAに定義さ
れたグループ8を利用して放送を行うものである。図6
は当該TMCを送信する8Aグループのベースバンドコ
ーディング構造を示す説明図である。
【0026】図6においてブロックAにはPIコードが
含まれている。ブロックBには当該8Aグループタイプ
を識別する4ビットのグループタイプ識別コードの他
に、メッセージの管理及び拡張システムに関する様々な
コードが含まれており、例えばショートメッセージであ
ることを示す1ビットのショートメッセージコード(Sh
ort Message;S)と、1つのメッセージが1つのグルー
プデータで送信されるシングルグループメッセージ(Si
ngle Group Message)であるか、又は一つのメッセージ
が複数のグループデータ(Multi Group Message )に亙
って送信されるか否か示す1ビットのグループメッセー
ジ識別コード(G)と、およその渋滞時間を示す3ビッ
トの渋滞時間コード(Duration and Persistence of th
e diturbance;DP)等とを有している。尚、当該渋滞
時間コード(DP)は、8段階の渋滞時間(0〜4時
間)を示すために使用されるものである。
【0027】また、ブロックCには、例えば迂回路の有
無を示す迂回路識別コード(Diversion bit;D)と、ロ
ケーションオフセットアドレスを含む3ビットのEXT
ENTコードと、例えば天候状態、工事、交通渋滞や公
共運輸機関等といった情報を示す11ビットのEVEN
Tコードとを有している。
【0028】また、ブロックDには、位置情報を示す1
6ビットのLOCATIONコードが含まれている。
【0029】当該LOCATIONコードは、例えばド
イツを例にとると、1から16までのアドレスが各州に
割り当てられ、これに続いて郡、行政区画や地方自治
区、次にアウトバーンや国道等の幹線道路に割り当てら
れ、それに続いてアウトバーンの出口、立体交差やサー
ビスエリア、次に前記幹線道路からの道路等といった具
合に階層的な順序で各地域や道路の出入口といった特定
地点までも細分化されている。
【0030】また、これらコードによる拡張システムを
利用すれば、交通渋滞に対する迂回路についても適切に
指示する様々な情報等が送信される。
【0031】次に当該TMCデータを受信及び解読する
一般的なTMC対応型受信装置について説明する。図1
は一般的なTMC対応型受信装置の概略を示すブロック
図である。
【0032】図1においてTMC対応型受信装置は、ラ
ジオチューナ機能はもちろん、図示せぬCDオートチェ
ンジャー機能及びテープデッキ機能が設けられており、
前記ラジオチューナ機能には、放送局から到来する、番
組放送及び当該番組放送に多重化されたRDSデータ等
のTMCデータを含む放送電波を受信する受信アンテナ
11と、当該受信アンテナ11にて所望のFM放送電波
を受信させるFMチューナ12と、前記受信アンテナ1
1にて所望のAM放送電波を受信させるAMチューナ1
3と、前記FMチューナ12及びAMチューナ13の同
調システムを切り替えるシステム同調部14と、前記F
Mチューナ12又はAMチューナ13にて受信された放
送信号や、後述するカードインターフェース15を介し
て生成される音声信号を切換選択するソース切換部16
と、当該切換選択された音声信号や放送信号を増幅する
オーディオアンプ17と、当該増幅された音声信号や放
送信号を音声出力するスピーカ18と、前記FMチュー
ナ12にて受信された放送信号からRDSデータを抽出
するRDSデコーダ19と、当該RDSデコーダ19に
て抽出されたRDSデータ等の様々なデータを記憶する
メモリ20と、様々な指令を入力する操作部21と、様
々な情報を表示出力する表示部22と、当該受信装置と
後述するTMCカード23とを接続するカードインター
フェース15と、当該TMCカード23に記録されたデ
ータに基づいて受信されたRDSデータ中のTMCデー
タを抽出及び制御するTMCデータ用マイコン24と、
当該受信装置全体を制御するシステム用マイコン25と
を有している。
【0033】前記操作部21には、TMCデータを呼び
出すためのTMCキー21aと、予め設定された所望の
放送局をワンタッチ操作で呼び出すことができるプリセ
ットキー群21bとを有している。
【0034】また、前記メモリ20には、様々なデータ
を記憶する複数のメモリ領域を有しているが、その中で
も各プリセットキー群21bに対応したプリセットキー
用メモリ領域(以下、単にプリセット領域と称する)が
ある。
【0035】また、前記TMCカード23には、前記送
信されたRDSデータ中に含まれるTMCデータ内の各
コードに対応したデータ内容と、当該データ内容をユー
ザーの母国語に変換するための言語データ等とが記憶さ
れている。
【0036】また、前記TMCデータ用マイコン24
は、前記RDSデコーダ19にて抽出されたRDSデー
タからTMCデータのみを抽出し、当該抽出されたTM
Cデータと前記TMCカード23より得られるデータに
基づいて当該TMCデータのデータ内容を解読し、当該
解読されたTMCデータを前記メモリ20に記憶させる
と共に、当該メモリ20に記憶されたTMCデータを前
記TMCカード23の言語データに基づいて音声信号及
び表示信号を生成するようにしたものである。
【0037】では、当該TMC対応型受信装置の動作に
ついて説明する。
【0038】当該TMC対応型受信装置のRDSデコー
ダ19は、前記受信アンテナ11及びFMチューナ12
を介して得られたFM放送信号からRDSデータを抽出
し、当該抽出されたRDSデータからTMCデータのみ
を前記TMC用マイコン24に供給する。
【0039】当該TMC用マイコン24は、前記カード
インタフェース15を介してTMCカード23から得ら
れるデータに基づいて前記RDSデコーダ19より得ら
れるTMCデータを解読し、当該解読されたTMCデー
タを前記システム用マイコン25を介して前記メモリ2
0に記憶する。
【0040】次に当該TMC対応型受信装置のユーザー
が、当該メモリ20に記憶保持中のTMCデータを読み
出すような場合には、当該操作部21からの所定操作に
応じて前記システム用マイコン25を介して当該メモリ
20からTMCデータを読み出し、当該読み出されたT
MCデータを前記TMC用マイコン24に供給する。
【0041】当該TMC用マイコン24は、当該供給さ
れたTMCデータを前記TMCカード23からの言語デ
ータに基づいて表示データ及び音声データを生成し、当
該生成されたTMCデータに係わる音声データをカード
インタフェース15を介してソース切換部16に供給す
る共に、前記生成されたTMCデータに係わる表示デー
タを前記システム用マイコン25を介して表示部22に
表示出力させる。尚、当該システム用マイコン25は、
前記操作部21からの所定操作に応じて当該TMCデー
タに係わる音声出力が要求された場合、当該カードイン
タフェース15を介して音声データを音声出力させるソ
ース切換制御信号を前記ソース切換部16に供給するも
のとする。
【0042】従って、当該RDS放送のTMCによれ
ば、交通情報用の放送番組がなくとも送信されるTMC
データ自体が交通情報であり、当該TMC対応型受信装
置によれば、当該送信されるTMCデータを受信して順
次に前記メモリ20に記憶させるようにしたので、受聴
中の放送番組を番組途中で中断させてしまうような事態
を打開することができる。
【0043】また、当該TMCによれば、1秒間当たり
に送信されるグループの数は、11.5グループであ
り、8AグループであるTMCデータを送信するような
場合、通勤時や休暇時に多く発生する交通混雑に係わる
多大な量の交通情報を要するような100連続のメッセ
ージであっても約1分半で送信されてしまうために、リ
アルタイムに詳細な交通情報をユーザーに提供すること
ができる。
【0044】また、当該TMCによれば、各州や各幹線
道路等といったように各地域の交通情報を細分化してい
るため、各地域ばかりでなく、例えば幹線道路の分岐点
といった地点においての詳細な交通情報をユーザーに提
供することができる。
【0045】また、当該TMCを受信するTMC対応型
受信装置によれば、当該送信されるTMCデータを順次
に前記メモリ20に記憶しておくようにしたので、ユー
ザー所望時に各所望地点の交通情報を所定操作に応じて
得ることができ、従来のように交通情報放送番組を受聴
することにより所望地域以外の他地域における交通情報
も受聴しながら、所望地域の交通情報を得なければなら
ないといったユーザー側の使い勝手を大幅に打開するこ
とができる。
【0046】また、当該TMCデータによれば、言語の
異なる多国間に跨がって運転ドライバーが移動したとし
ても、当該TMCカード23による言語データを利用す
れば、自分の母国語で放送していない地域であっても、
母国語にて所望地域における交通情報等のTMCデータ
を認識することができる。
【0047】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該R
DS放送におけるTMCを受信するTMC対応型受信装
置によれば、当該TMCデータ内の各データ、例えば所
望地域の天候情報や所望地域の交通情報といったデータ
を呼び出す場合には、非常に複雑な操作を必要とし、当
該データを呼び出そうとする運転ドライバーに非常に大
きな操作手間がかかるといった問題点があった。
【0048】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、TMCデータ内に含
まれる各データを呼び出すための操作性を著しく良好に
した多重放送用受信装置を提供することにある。
【0049】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多重放送用受信装置は、多重データが多重化
された放送電波を受信する受信手段と、当該受信された
放送電波に多重化された多重データを記憶するメモリ領
域を有する記憶手段と、当該多重データを記憶した前記
メモリ領域に対応する指令を入力する操作手段と、前記
受信手段にて受信された放送電波から多重データを抽出
すると共に、当該抽出された多重データから個別データ
を抽出し、当該抽出された個別データを前記メモリ領域
に夫々記憶させる制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0050】
【作用】かかる構成により、本発明の多重放送用受信装
置によれば、受信された多重データから例えば地域デー
タや当該地域データに係わる交通情報や天候情報といっ
た個別データを夫々抽出し、当該抽出された個別データ
毎に、各操作手段に対応した記憶手段のメモリ領域に記
憶させるようにしたので、ユーザーは当該メモリ領域に
対応した操作手段を入力操作することにより、当該入力
操作されたメモリ領域に対応する個別データを呼び出す
ことができ、すなわち、当該個別データを呼び出す際の
操作性を良好にすることができる。
【0051】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の多重放送用受
信装置を適用したTMC対応型受信装置について説明す
る。尚、先に説明した図1に示す一般的なTMC対応型
受信装置と重複するものには同一符号を付すと共に、そ
の構成及び動作の説明を省略する。
【0052】本発明を適用したTMC対応型受信装置
は、受信されたTMCデータから個別データを夫々抽出
し、当該抽出された個別データ毎に、前記操作部21の
各プリセットキー群21bのチャンネルキーに対応した
前記メモリ20の各プリセット領域に記憶させるように
したものである。つまり、通常においては、当該プリセ
ットキー群21bをラジオ放送受信呼出用としたのに対
して、前記操作部21の所定操作に応じて当該プリセッ
トキー群21bをTMC関連の各ジャンルに相当する前
記個別データの呼出用とするものである。
【0053】尚、前記TMC用マイコン24は、前記シ
ステム用マイコン25を介して前記メモリ20のプリセ
ット領域毎に設定された個別データのコードを認識して
おり、前記RDSデコーダ19から個別データのコード
を認識すると、当該個別データに対応するプリセット領
域に当該個別データを記憶させるものである。
【0054】前記個別データとは、地域名情報や、各地
に係わる天候情報、交通情報、道路状況情報、迂回路情
報及び持続時間情報といった情報であり、各情報は予め
定めれたコードによって指定されるものであり、受信側
は前記TMCカード23に記録されたデータに基づいて
当該受信されるコードのデータ内容である個別データを
解読することができる。
【0055】前記地域データとは各地域名や地名等に関
するデータであり、前記天候情報とは、天気状況、障
害、横滑りの危険、天候の見通し、風の状態、視界の状
態、気温等に関するデータである。また、前記交通情報
とは、交通渋滞等に関するデータであり、前記持続時間
とはこの状態がどの程度まで持続するかを通知するデー
タであり、前記道路状況とは、事故、工事、道路閉鎖、
車線閉鎖等に関するデータである。
【0056】次に当該TMC対応型受信装置の動作につ
いて説明する。図2は当該TMC対応型受信装置の個別
データメモリ処理におけるTMC用マイコン24及びシ
ステム用マイコン25の処理動作を示すフローチャート
である。
【0057】図2においてTMC用マイコン24は、前
記RDSデコーダ19にて抽出されたRDSデータ中に
TMCデータがあるか否かを判定する(ステップS1
1)。当該TMCデータがあれば、当該TMCデータを
ジャンル別である個別データ毎に分別し(ステップS1
2)、当該分別された個別データを記憶するのに該当す
るプリセット領域が前記メモリ20の中にあるか否かを
判定する(ステップS13)。
【0058】当該分別された個別データに対応するプリ
セット領域があれば、前記システム用マイコン25を介
して当該分別された個別データを該当するプリセット用
メモリ領域に記憶させ(ステップS14)、当該個別デ
ータメモリ処理を終了する。また、ステップS13にて
該当するプリセット領域がなければ、又はステップS1
1にてTMCデータがなければ、当該個別データメモリ
処理を終了する。尚、当該プリセット領域に記憶させる
個別データのコード設定は、前記操作部21からの所定
操作に応じて自在に設定可能であることは言うまでもな
い。
【0059】次に当該個別データメモリ処理にてプリセ
ット領域に記憶された個別データを呼び出す際の個別デ
ータ呼出処理について説明する。
【0060】当該個別データ呼出処理としては、各プリ
セット領域に記憶された個別データを当該プリセットキ
ー群21bのチャンネルキーにおけるキー操作に応じ
て、当該キー操作されたチャンネルキーに相当するプリ
セット領域から個別データを呼び出し、当該呼び出され
た個別データを前記表示部22より表示出力したり、前
記スピーカ18より音声出力するようにしたものであ
る。
【0061】図3は当該個別データ呼出処理におけるシ
ステム用マイコン25及びTMC用マイコン24の処理
動作を示すフローチャートである。
【0062】図3においてシステム用マイコン25は、
前記操作部20からTMCキー21aが押下されたか否
かを判定する(ステップS21)。当該TMCキー21
aが押下されたのであれば、当該TMCキー21aの押
下検出と同時にタイマーをスタートさせ(ステップS2
2)、当該タイマーがタイムアウトしたか、すなわち当
該TMCキー21aの押下時間がタイムアウトしたか否
かを判定する(ステップS23)。
【0063】当該タイマーがタイムアウトしたのであれ
ば、前記プリセットキー群21bの中のいづれかのチャ
ンネルキーにおける押下動作を監視し(ステップS2
4)、例えば当該プリセットキー群21bの中の1CH
キーが押下されたか否かを判定する(ステップS2
5)。
【0064】当該1CHキーが押下されたのであれば、
当該1CHキーに対応するプリセット領域に記憶された
個別データである天候情報に係わる各地のデータを呼び
出し(ステップS26)、当該呼び出された個別データ
を前記TMC用マイコン24に供給し、当該供給された
個別データを前記TMCカード23のデータに基づいて
音声データ及び表示データを生成し、当該音声データを
前記スピーカ18より音声出力したり、前記表示データ
を前記表示部22より表示出力してユーザーである運転
ドライバーに通知する呼出情報出力処理を行って(ステ
ップS27)、当該個別データ呼出処理を終了する。
【0065】また、ステップS25にて1CHキーが押
下されたのでなければ、2CHキーが押下されたか否か
を判定する(ステップS28)。当該2CHキーが押下
されたのであれば、当該2CHキーに対応するプリセッ
ト領域に記憶された個別データである交通情報に係わる
各地のデータを呼び出し(ステップS29)、ステップ
S27に移行する。
【0066】また、ステップS28にて2CHキーが押
下されたのでなければ、3CHキーが押下されたか否か
を判定する(ステップS30)。当該3CHキーが押下
されたのであれば、当該3CHキーに対応するプリセッ
ト領域に記憶された地域名情報に係わる各地のデータを
呼び出し(ステップS31)、ステップS27に移行す
る。
【0067】また、ステップS30にて3CHキーが押
下されたのでなければ、4CHキーが押下されたか否か
を判定する(ステップS32)。当該4CHキーが押下
されたのであれば、当該4CHキーに対応するプリセッ
ト領域に記憶された持続時間情報に係わる各地のデータ
を呼び出し(ステップS33)、ステップS27に移行
する。
【0068】また、ステップS32にて4CHキーが押
下されたのでなければ、5CHキーが押下されたか否か
を判定する(ステップS34)。当該5CHキーに対応
するプリセット領域に記憶された迂回路情報に係わる各
地のデータを呼び出し(ステップS35)、ステップS
27に移行する。
【0069】また、ステップS34にて5CHキーが押
下されたのでなければ、6CHキーが押下されたか否か
を判定する(ステップS36)、当該6CHキーに対応
するプリセット領域に記憶された道路状況情報に係わる
各地のデータを呼び出し(ステップS37)、ステップ
S27に移行する。
【0070】また、ステップS36にて6CHキーが押
下されたのでなければ、当該個別データ呼出処理を終了
する。
【0071】また、ステップS21にてTMCキー21
aが押下されたのでなければ、ラジオ放送用ワンタッチ
受信に使用される通常のチャンネルキーの機能処理であ
るプリセット受信呼出受付処理に移行した後(ステップ
S38)、当該個別データ呼出処理を終了する。
【0072】また、ステップS23にてタイマーがタイ
ムアウトしたのでなければ、すなわちTMCキー21a
の押下時間がタイムアウトしたのでなければ、当該タイ
マーをリセットし(ステップS39)、当該個別データ
呼出処理を終了する。
【0073】本実施例のTMC対応型受信装置によれ
ば、各チャンネルキーに割り当てるように所望頻度の多
いジャンルである個別データを各プリセット領域に夫々
記憶させるようにしたので、運転ドライバーはチャンネ
ルキー及びTMCキー21aのキー操作のみで、複雑な
操作を行わなくとも所望の個別データを得ることができ
る。
【0074】また、当該TMC対応型受信装置によれ
ば、前記TMCキー21aを押下して、当該押下時間が
所定時間以上経過し、かつ、プリセットキー群21bの
チャンネルキーを押下することにより、当該プリセット
キー群21bの機能を通常のラジオ放送呼出用から所望
の個別データ呼出用に切換可能とするようにしたので、
当該個別データ呼出用に利用するための操作キーを増設
する必要がない。
【0075】また、当該TMC対応型受信装置によれ
ば、前記プリセットキー群21bのチャンネルキー押下
に応じて所望の個別データに係わる各地のデータを全て
呼び出すようにしたので、運転ドライバーはジャンル別
に各地のデータを認識することができる。
【0076】尚、上記実施例においては、例えば図3の
ステップS26に示すように1CHキーの押下に応じて
各地の天候情報を全て呼び出すようにしたが、最初の1
CHキー押下で運転ドライバーの現在地域に相当する天
気情報のみを優先的に呼び出し、次に1CHキーが押下
されると、当該1CHキーが押下される毎に他の地域に
おける天気情報が順次呼び出され、当該呼出される毎に
各地域の天候情報を順次に表示出力及び/又は音声出力
させるようにしても良い。
【0077】また、この場合には、1CHキーが押下さ
れる毎に各地域の天候情報が順次に呼出された後に、例
えば2CHキーが押下された場合には、当該1CHキー
により呼出された天候情報の地域に該当する交通情報を
呼び出すことができるようにすれば、つまり、例えば運
転ドライバーが1CHキーにてミュンヘンの天候情報を
呼出した後に、2CHキーを押下すると、当該ミュンヘ
ンに関する交通情報が呼び出されるといったようにすれ
ば、より一層の効果が上げられることは言うまでもな
い。尚、この場合には、1CHキーについて説明したが
他のチャンネルキーについても同じことが言えることは
いうまでもない。
【0078】また、上記実施例においては、TMCキー
21aの押下時間に応じてプリセットキー群21bのチ
ャンネルキー機能動作を切換えるようにしたが、図4に
示すようにTMCキー21a及びチャンネルキーの二重
押下に応じて機能動作を切り替えるようにしても良い。
図4は当該チャンネル切換機能に係わるTMC用マイコ
ン24及びシステム用マイコン25の処理動作を示すフ
ロチャートである。
【0079】図4においてシステム用マイコン25は、
TMCキー21aが押下されているか否かを判定する
(ステップS41)。当該TMCキー21aが押下され
ているのであれば、図3に示すM1に移行する。
【0080】また、ステップS41にてTMCキー21
aが押下されたのでなければ、ラジオ放送用ワンタッチ
受信に使用される通常のチャンネルキーの機能処理であ
るプリセット受信呼出受付処理に移行した後(ステップ
S42)、当該個別データ呼出処理を終了する。
【0081】また、上記実施例においては、6つのチャ
ンネルキーからなるプリセットキー群21bについて説
明したが、それ以上のチャンネルキーについても同様で
あることは言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の多重放
送用受信装置によれば、受信された多重データから例え
ば地域データや当該地域データに係わる交通情報や天候
情報といった個別データを夫々抽出し、当該抽出された
個別データ毎に、各操作手段に対応した記憶手段のメモ
リ領域に記憶させるようにしたので、ユーザーは当該メ
モリ領域に対応した操作手段を入力操作することによ
り、当該入力操作されたメモリ領域に対応する個別デー
タを簡単に呼び出すことができ、すなわち、当該個別デ
ータを呼び出す際の操作性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重放送用受信装置を適用した一般的
なTMC対応型受信装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の多重放送用受信装置を適用したTMC
対応型受信装置の個別データメモリ処理におけるシステ
ム用マイコン及びTMC用マイコンの処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の多重放送用受信装置を適用したTMC
対応型受信装置の個別データ呼出処理におけるシステム
用マイコン及びTMC用マイコンの処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】他の実施例における個別データ呼出処理におけ
るシステム用マイコン及びTMC用マイコンの処理動作
を示すフローチャートである。
【図5】RDSデータの基本的なベースバンドコーディ
ング構造を示す説明図である。
【図6】TMCを送信する8Aグループのベースバンド
コーディング構造を示す説明図である。
【符号の説明】
12 FMチューナー(受信手段) 20 メモリ(記憶手段) 21b プリセットキー群(操作手段) 24 TMC用マイコン(制御手段) 25 システム用マイコン(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 雅晴 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 西山 義則 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 須永 正樹 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 峰岸 優二 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重データが多重化された放送電波を受
    信する受信手段と、当該受信された放送電波に多重化さ
    れた多重データを記憶するメモリ領域を有する記憶手段
    と、当該多重データを記憶した前記メモリ領域に対応す
    る指令を入力する操作手段と、前記受信手段にて受信さ
    れた放送電波から多重データを抽出すると共に、当該抽
    出された多重データから個別データを抽出し、当該抽出
    された個別データを前記メモリ領域に夫々記憶させる制
    御手段とを有することを特徴とする多重放送用受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記個別データを記憶
    させたメモリ領域に対応する指令が前記操作手段から入
    力されると、当該入力された指令に対応するメモリ領域
    に記憶された個別データに基づいて処理動作を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の多重放送用受信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記入力された指令に
    対応するメモリ領域に記憶された個別データに基づいて
    表示信号を生成し、当該生成された表示信号を表示手段
    より表示出力させることを特徴とする請求項2記載の多
    重放送用受信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記入力された指令に
    対応するメモリ領域に記憶された個別データに基づいて
    音声信号を生成し、当該生成された音声信号を音声出力
    手段より音声出力させることを特徴とする請求項2記載
    の多重放送用受信装置。
JP33381094A 1994-12-19 1994-12-19 多重放送用受信装置 Pending JPH08172370A (ja)

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