JPH08173076A - ゆしどうふの半製品及びゆしどうふの製造方法 - Google Patents

ゆしどうふの半製品及びゆしどうふの製造方法

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JPH08173076A
JPH08173076A JP6337781A JP33778194A JPH08173076A JP H08173076 A JPH08173076 A JP H08173076A JP 6337781 A JP6337781 A JP 6337781A JP 33778194 A JP33778194 A JP 33778194A JP H08173076 A JPH08173076 A JP H08173076A
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semi
dofu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゆしどうふの半製品及びゆしどうふの製造方法
に関し、ゆしどうふを食卓に供す直前に手軽に作ること
ができるようにしたゆしどうふの半製品及びゆしどうふ
の製造方法を実現することを目的とする。 【構成】大豆に水を加えて粉砕し、該粉砕した液状物を
漉して乳白色液を得、該乳白色液に常温下で凝固剤を混
入した後、これを加熱して得るようにしたゆしどうふの
製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゆしどうふの半製品及
びゆしどうふの製造方法に関し、特に、ゆしどうふを食
卓に供す直前に手軽に作ることができるようにしたゆし
どうふの半製品及びゆしどうふの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゆしどうふとは、豆腐を作る直前の煮沸
状態の豆乳に凝固剤を入れて半豆腐状態(膠質状態)に
したものを言い、昔から沖縄県内では、豆腐よりも重宝
がられている食品である。これは、豆腐のように結合力
がなく、膠質状態で湯葉湯(大豆の絞り汁を煮沸した状
態の白濁液)の中に浮遊している状態のものであり、こ
れに味噌等を入れて味付けしたものが、ゆしどうふ入り
味噌汁として沖縄県内では食堂は勿論家庭内の食卓にも
広く提供されている。
【0003】ゆしどうふ入り味噌汁を作るさいは、上記
のゆしどうふに味噌を入れて掻き混ぜるだけで、半豆腐
状のゆしどうふ入り味噌汁ができるため、手軽にゆしど
うふ入り味噌汁を造ることができる。
【0004】図3は、一般的な豆腐の製造方法を説明す
るフローチャートである。10は大豆を粉砕する手段、
11は漉し器、12は煮沸手段、13は掻混手段、14
は成型手段である。原料である大豆と水をミキサー等の
粉砕手段11に投入して大豆を水とともに粉砕し、この
粉砕物を布等の漉し器11で漉しておからAを除去し
て、大豆の絞り汁である乳白色液Bを得る。この乳白色
液Bを煮沸手段12に入れて沸騰状態にして豆乳Cを得
る。
【0005】次に、高温状態の豆乳Cに凝固剤Dをいれ
て掻混手段13で掻き混ぜ、その後、これを高温を維持
した状態で布等を敷いた容器等の成型手段14に流し込
み、乳白色の水分Eを除去すれば、豆腐Fが生成され
る。尚、凝固剤Dの添加量によって豆腐の硬さが違い、
また後述するゆしどうふの硬さも違う。
【0006】以上の豆腐の製造過程において、大豆の絞
り汁である上記乳白色液Bを煮沸しながら、または煮沸
した後高温のうちに、凝固剤Dを入れてかき混ぜたもの
がゆしどうふである。即ち、ゆしどうふは、豆腐Fを製
造する上記の製造工程の中間物として生成されるもので
ある。
【0007】このように、豆腐を製造する過程におい
て、高温状態の豆乳Cに凝固剤Dを入れた状態のものを
ゆしどうふと称しており、これは湯葉湯の中に豆乳が凝
固して半豆腐状態(膠質状態)で浮遊している状態のも
ので、これに味噌等を入れてかき混ぜるだけて味付けが
できるので、簡単にゆしどうふ入り味噌汁を作ることが
できる利点があり、しかも、豆腐を作る際に捨てられて
いた湯葉湯をも有効に利用しているので、大豆の主成分
である蛋白質を有効に食卓に供することができるという
利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このゆしど
うふは、豆腐を製造する過程において、乳白色の水分E
を除去する前段の豆腐の半製品で、豆腐の製造過程にお
いて製造するのが一般的である。即ち、高温状態の豆乳
Cに凝固剤Dを入れることにより、ゆしどうふは製造さ
れるが、これが常温まで冷却されると、豆腐Fのように
結合力が増し、豆腐Fが湯葉湯に浮かんだ状態になって
しまい、ゆしどうふとしての風味が損なわれ、商品価値
が失われてしまう。
【0009】従って、ゆしどうふの風味を損なわないよ
うにするには、高温下で扱うことが最良であるため、従
来は、豆腐を造る直後の冷えない状態でしか主として販
売されておらず、販売が時間的に制限され、健康食品と
して注目されながらも、これが販路拡大のネックとなっ
ている。
【0010】もっとも、ゆしどうふは、高温を維持すれ
ば長時間でも製品価値が急激に損なわれないため、これ
を保温容器に入れて、販売の都度これから掬って販売す
ることも試みられているが、保温容器等を必要とするた
め、面倒である。
【0011】このように、従来のゆしどうふの製造方法
では、ゆしどうふが常温下で固まって豆腐のようになっ
てしまうため、ゆしどうふを食卓に供するまで如何にし
てそれを維持するかが課題であるが、未だに有効な解決
策は見いだされていない。
【0012】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、これを有効に解決し、手軽にゆしどうふを造る
ことができるようにし、家庭で食事の直前に火を通すだ
けで手軽に造ることができるようにしたゆしどうふの半
製品およびゆしどうふの製造方法を実現することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
点を解決するために、以下のとおりの解決手段を採用し
た。
【0014】請求項1は、大豆に水を加えて粉砕し、該
粉砕した液状物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を
得、該乳白色液に常温下で凝固剤を混入してなるゆしど
うふの半製品である。
【0015】請求項2は、大豆に水を加えて粉砕し、該
粉砕した液状物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を
得、該乳白色液に常温下で凝固剤を混入し、これを加熱
して得るようにしたゆしどうふの製造方法である。
【0016】請求項3は、大豆に水を加えて粉砕し、該
粉砕した液状物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を
得、該乳白色液を煮沸して豆乳を得、爾後これを常温下
まで冷却した後、これに凝固剤を混入してなるゆしどう
ふの半製品である。
【0017】請求項4は、大豆に水を加えて粉砕し、該
粉砕した液状物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を
得、該乳白色液を煮沸して豆乳を得、爾後これを常温下
まで冷却した後、これに凝固剤を混入し、これを加熱し
て得るようにしたゆしどうふの製造方法である。
【0018】請求項5は、前記凝固剤が海水である請求
項1または請求項3に記載のゆしどうふの半製品であ
る。
【0019】請求項6は、前記凝固剤が塩化ナトリウム
である請求項1または請求項3に記載のゆしどうふの半
製品である。
【0020】
【作用】請求項1または請求項2は、大豆に水を加えて
粉砕し、これを布等で漉して乳白色液とおからを分離
し、この乳白色液に常温下で凝固剤を入れてかき混ぜて
得るようにしてゆしどうふの半製品を得るようにしたも
ので、この半製品を食卓に供す直前に火を通すだけてゆ
しどうふを風味を損なうことなく食卓に提供することが
できる。
【0021】或いは、上記乳白色液と凝固剤とを個別に
用意し、ゆしどうふを食卓に供す際、乳白色液を鍋に入
れて火を通しながら凝固剤を入れてかき混ぜ、これによ
りゆしどうふを食事の直前に造ることもできる。
【0022】請求項3及び請求項4は、大豆に水を加え
て粉砕し、これを布等で漉して乳白色液とおからを分離
し、この乳白色液を煮沸して豆乳を得、この豆乳を冷却
して常温に戻した後、これに凝固剤を入れてかき混ぜて
ゆしどうふの半製品を得、これを食卓に供す直前に火を
通すことにより、半豆腐状のゆしどうふを得るようにし
たものである。
【0023】請求項5及び請求項6は、上記の凝固剤と
して海水及び塩化マグネシウムを使用したものであっ
て、海水を使用すれば海水に含まれているミネラル分等
の補給ができ、また塩化ナトリウム(食塩)を使用する
れば、台所に常時備えられているものであるため、上記
乳白色液や豆乳のみを用意すれば、特に凝固剤を改めて
用意することもない。
【0024】
【実施例】図1は、本発明に係るゆしどうふの製造工程
を説明するフローチャートである。尚、従来例と同一の
生成物及び添加物には、以下の説明でも同一番号を用い
て説明する。
【0025】図中1は粉砕手段を示し、粉砕手段1に原
料である大豆と水を投入して大豆を液状化する。この液
状物には、おからAが混入しているため、これAを布等
の漉し器2で除去し、大豆の絞り汁である乳白色液Bを
得る。この乳白色液Bに常温で凝固剤Dを入れて掻混手
段3でかき混ぜてゆしどうふの半製品Gを得る。このゆ
しどうふの半製品Gを、食卓に供す直前に鍋等の加熱手
段4を用いて火を通し、これにより、湯葉湯に浮遊した
状態の半豆腐状のゆしどうふHが生成される。
【0026】上記の大豆の絞り汁である乳白色液Bは、
常温でも若干の固形化現象を生ずる場合があるが、液状
は維持されるため、これに凝固剤Dを混入する時間帯を
気にする必要はなく、従って、乳白色液Bを用意してお
き、食卓に供す際、この乳白色液Bに火を通す(加熱)
のと平行して凝固剤Dを混入し、ゆしどうふHを造るこ
とも可能である。このゆしどうふに、味噌等を入れて味
付けすれば、ゆしどうふ入り味噌汁となり、これが食卓
にゆしどうふ入り味噌汁として提供される。
【0027】また、図2に示すように、本発明の他の製
造方法またはゆしどうふの半製品は、上記乳白色液Bを
煮沸手段5で煮沸して豆乳Cを造り、これを冷却手段6
で常温まで冷却し、或いは常温になるまで自然に放置
し、これに凝固剤Dを入れて掻混手段7で掻き混ぜてゆ
しどうふの半製品Gを得る。
【0028】このゆしどうふの半製品Gを用意してお
き、食卓に供す直前にこれを加熱手段(鍋等)4で加熱
すれば、ゆしどうふHが生成される。このように常温状
態の豆乳Cに凝固剤Dを混入しても、豆乳Cは固形化せ
ず、見た目は豆乳Cと同じ状態である。これを鍋等の加
熱手段4で煮沸すると除々に固形物が生成され、湯葉湯
の中に半豆腐状の固形物であるゆしどうふHが生成され
る。
【0029】上記の製造方法によれば、常温状態の豆乳
Cに凝固剤Dを混入しなるゆしどうふの半製品Gを用意
しておき、食卓に供する直前にこのゆしどうふの半製品
Gに火を通すだけで、何時でもゆしどうふを造ることが
できる。
【0030】凝固剤Dとしては、従来から利用されてい
る海水でも良く、凝固剤Dとして海水を利用すれば、海
水に含まれている豊富なミネラル成分をもゆしどうふに
含有させることができる。また、凝固剤Dとして塩化ナ
トリウムを採用しても良く或いはこれの混合物でも良い
こと勿論である。
【0031】即ち、本発明に係るゆしどうふの半製品及
びゆしどうふの製造方法は、大豆の絞り汁である乳白色
液B又は豆乳Cに常温下で凝固剤Dを添加した後、これ
を企図する時に加熱することにより、ゆしどうふを製造
したものであり、後述するように、食卓に供す直前に火
を通すだけて簡単にゆしどうふができ、これに味噌等を
入れて味付けすれば、ゆしどうふ入り味噌汁を簡単に造
ることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載または請求項4に記載のゆ
うどうふの半製品及びゆしどうふの製造方法において
は、常温下にある乳白色液Bまたは豆乳Cに凝固剤Dを
混入してゆしどうふの半製品Gを得、これに必要な時間
に熱を加えることにより、ゆしどうふHを製造するよう
にしたため、ゆしどうふの半製品Gに何時でも熱を加え
ることによって、ゆしどうふHが簡単に製造でき、食卓
に供する直前に味噌等を加えて熱を加えるだけてゆしど
うふ入り味噌汁を簡単に造ることができる。
【0033】従って、熱を加えない状態で冷蔵保存して
おき、必要なときに加熱すればゆしどうふを造ることが
可能であるため、手軽にゆしどうふ入り味噌汁を造るこ
とができる。
【0034】請求項5においては、凝固剤に海水を利用
したので、ゆしどうふが海水に含まれるミネラル成分を
含有することとなり、有効なミネラル分を補給すること
ができる。
【0035】請求項6においては、凝固剤に塩化ナトリ
ウム(食塩)を利用したので、豆乳や熱処理しない上記
の大豆の絞り汁を用意するだけで、台所に常備されてい
る食塩を利用してゆしどうふを簡単に造ることもでき
る。
【0036】即ち、本発明によれば、時間的に制限され
ることなく、ゆしどうふの半製品を提供することができ
るので、いつでも手軽にゆしどうふを生成することがで
き、ゆしどうふ入り味噌汁を手軽に造ることができる。
【0037】以上のとおりであるため、ゆしどうふの半
製品は冷温保存ができるため、スーパーマケット等で展
示して販売することができ、食卓に供したいときに何時
でも健康食品として重宝がられているゆしどうふを食す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の製造工程を説明するフローチャ
ートである。
【図2】本発明の第二の製造工程を説明するフローチャ
ートである。
【図3】従来のゆしどうふの製造過程を説明するため
の、従来の豆腐の製造方法のフローチャートである。
【符号の説明】
1 粉砕手段 2 漉し器 3 掻混手段 4 加熱手段 5 煮沸手段 6 冷却手段 7 掻混手段 8 加熱手段 B 大豆の絞り汁である乳白色液 C 豆乳 D 凝固剤 G ゆしどうふの半製品 H ゆしどうふ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大豆に水を加えて粉砕し、該粉砕した液状
    物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を得、該乳白色
    液に常温下で凝固剤を混入してなることを特徴とするゆ
    しどうふの半製品。
  2. 【請求項2】大豆に水を加えて粉砕し、該粉砕した液状
    物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を得、該乳白色
    液に常温下で凝固剤を混入し、これを加熱して得るよう
    にしたゆしどうふの製造方法。
  3. 【請求項3】大豆に水を加えて粉砕し、該粉砕した液状
    物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を得、該乳白色
    液を煮沸して豆乳を得、爾後これを常温下まで冷却した
    後、これに凝固剤を混入してなることを特徴とするゆし
    どうふの半製品。
  4. 【請求項4】大豆に水を加えて粉砕し、該粉砕した液状
    物を漉して大豆の絞り汁である乳白色液を得、該乳白色
    液を煮沸して豆乳を得、爾後これを常温下まで冷却した
    後、これに凝固剤を混入し、これを加熱して得るように
    したことを特徴とするゆしどうふの製造方法。
  5. 【請求項5】前記凝固剤が海水であることを特徴とする
    請求項1または請求項3に記載のゆしどうふの半製品。
  6. 【請求項6】前記凝固剤が塩化ナトリウムであることを
    特徴とする請求項1または請求項3に記載のゆしどうふ
    の半製品。
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