JPH08174007A - 塗装後鮮映性に優れた鋼板及びその製造方法 - Google Patents
塗装後鮮映性に優れた鋼板及びその製造方法Info
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- JPH08174007A JPH08174007A JP31846394A JP31846394A JPH08174007A JP H08174007 A JPH08174007 A JP H08174007A JP 31846394 A JP31846394 A JP 31846394A JP 31846394 A JP31846394 A JP 31846394A JP H08174007 A JPH08174007 A JP H08174007A
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Abstract
フィルターのカットオフ値0.8mm、高域フィルター
のカットオフ値2.5mm):Wca≦0.65ろ波う
ねり曲線(低域フィルターのカットオフ値0.8mm)
の、 高さ1.0μm以上の山の1インチ当たりの数:PC1
≦3 深さ1.0μm以上の谷の1インチ当たりの数:PC2
≦3である。上記鋼板は、ろ波うねり曲線の深さ2μm
以上の谷の1インチ当たりの数(PC2’)が8以下の
鋼板を、ろ波中心線うねりWcaが1.5μm以下で、
うねり曲線の高さ2.5μm以上の山の1インチ当たり
の数(PC1*)が8以下で深さ2.5μm以上の谷の
1インチ当たりの数(PC2*)が8以下のロールで調
質圧延することにより製造できる。 【効果】 塗膜の厚さが70μm未満の薄塗装した鋼板
でも鮮映性が優れている。
Description
の外板に使用し、塗装後の塗膜表面が優れた鮮映性を有
する塗装用鋼板及びその製造方法に関する。
いては、消費者の更なる購買意欲を喚起し且つ他社の製
品との差別化を図るために、塗装後は塗膜面が耐食性な
どの性能に加えて直接視覚に訴え得る「鮮映性」をも十
分に消費者を満足させる製品を製造することが重要にな
ってきている。なお、「鮮映性」に優れるとは、塗膜面
の乱反射が少なく光沢性に優れており、且つ、塗膜面に
生ずる写像の歪みがなく写像性に優れていることを意味
する。
論影響を受けるが、塗膜の表面性状にも大きく影響を受
ける。例えば、塗装下地の凹凸の程度が大きければ塗膜
も大きい凹凸を有することになり、結果として、光の乱
反射により光沢性を損なうばかりでなく写像の歪みをも
生ずる。塗装前の工程で表面平滑化処理(例えば、ブラ
スト処理)を施せばダル仕上げした鋼板に比べて遥かに
優れた鮮映性を有するものが得られるが、鋼板を板状の
まま使用することはまれであり殆どの場合は加工して使
用するため、そのような表面平滑化処理をすると加工の
際に油保持性の劣化や接触面積の増大により焼付けを生
じてしまうという欠点がある。
装後の鮮映性にも優れた鋼板を製造すべく鋼板の表面処
理方法と表面性状の評価方法の確立が求められている。
一般に鋼板の表面粗さは、中心線平均粗さRaで評価さ
れていたが、最近では「ろ波中心線うねり:Wca(ろ
波うねり曲線の中心線平均値:JIS B 061
0)」で評価されることが多く、Wcaが大きいほど塗
装後振幅を減衰することができず、鮮映性を劣化させる
と言われている。
には、鮮映性に及ぼすうねり波長成分の影響を調べた結
果波長400μm未満の波は関与しないことが判明した
として、鋼板表面の粗さ曲線に含まれる波長400μm
以上のうねり成分を可能な限り少なくするが、400μ
m以上の波長成分の強度を示す指標であるろ波中心線う
ねりをWca≦0.7μmとすることが提案されてい
る。また、特開昭63−132728号公報には、平均
粗さをRa≦0.8μmとろ波中心線うねりをWca≦
0.7μmとした上で所定量の固形潤滑剤を鋼板表面に
塗布することが提案されているが、塗装下地としての鋼
板の表面性状が大きく影響する薄膜(70μm未満)塗
装の場合にはこれらの条件を満足しても塗装後鮮映性は
なお不十分であり、薄膜塗装でWcaの値から塗装後鮮
映性を適正に評価することはできなかった。
てもある程度の加工性を保持しつつ塗装後の鮮映性にも
優れた鋼板を製造することが現在では特に求められてい
る。従って、膜厚が70μm未満の薄膜塗装の場合でも
優れた塗装後鮮映性を有しうる表面性状の鋼板の開発
と、その鋼板の表面性状を工場での実操業下で簡便な測
定に基づいて評価しうる品質評価指標の確立が検討され
ている。
特開平4−37404号公報には、3次元粗さ計を用い
て、塗装用鋼板の表面の断面曲線を検出し、該断面曲線
をフーリエ変換して周波数解析曲線を得、通常塗装塗膜
鮮映性波長域と薄塗装塗膜鮮映性波長域の2つの波長域
のパワースペクトル和を求めてこれが小さければ、通常
塗装用は勿論薄塗装用鋼板であっても塗装面の鮮映性が
良好であると評価できると教示されている。
長く実際に工場で品質評価指標として採用するには不適
切である。
単で且つ短時間で済む測定で得られた値から、特に薄膜
塗装であっても適正な品質評価指標となるものを見出す
ことを目的とする。
を満足する鋼板及びその製造方法を提供することを目的
とする。
と塗装方法を用いて薄膜塗装をしても、満足すべき塗装
後鮮映性を有しうる鋼板を提供することを目的とする。
果、Wcaに加えて、高さ1.0μm以上の山の1イン
チ当たりの数:PC1と深さ1.0μm以上の谷の1イ
ンチ当たりの数:PC2との2つの2次元の粗さ計で測
定できる指標を新たに導入することで、薄膜塗装を含む
塗装後鮮映性を適正に評価できるとの知見を得、新たな
品質保証指標を確立して本発明を完成させた。
8mm、高域フィルターのカットオフ値2.5mm):
Wca≦0.65 ろ波うねり曲線(低域フィルターのカットオフ値0.8
mm)の、 高さ1.0μm以上の山の1インチ当たりの数:PC1
≦3 深さ1.0μm以上の谷の1インチ当たりの数:PC2
≦3 であることを特徴とする塗装後鮮映性に優れた鋼板が提
供される。この鋼板は、例え膜厚が70μm未満の薄膜
塗装であったとしても良好な塗装後鮮映性を確保する。
5μmを超えると、図1に示されるように、その外の指
標の値を規定範囲内でどのように調整しても満足すべき
鮮映性は得られなかったからである。
オフ値0.8mm)の、PC1、PC2:共に3以下と
した。共に3を超えると、図2に示されるようにWca
を規定範囲内でどのように調整しても満足すべき鮮映性
は得られなかったから、表面の谷部の数は塗装のレベリ
ングと相関があり、厚膜塗装の場合は谷部が塗料で埋ま
り谷部の影響が小さくなるが、薄膜の場合には谷部が塗
料で埋まらず谷部が塗装後の表面に影響を及ぼすためと
推察される。山部については、塗装膜厚に関係なく、塗
装後の表面に残存し、鮮映性に及ぼす影響が大きいため
と推察される。
μm以上の谷の1インチ当たりの数(PC2’)が8以
下の鋼板を、ろ波中心線うねりWcaが1.5μm以下
で、うねり曲線の高さ2.5μm以上の山の1インチ当
たりの数(PC1*)が8以下で深さ2.5μm以上の
谷の1インチ当たりの数(PC2*)が8以下のロール
で調質圧延することによって製造できる。
8以下に抑える必要がある。ダル加工をしたワークロー
ルの粗度の軽圧下率での圧延による鋼板への転写率を考
慮した場合、圧延によっておこさせる局所的塑性流動に
よって埋める(すなわち、抑制する)ことのできるうね
り曲線の谷数は限界があるため、PC’が8を超えると
圧延しても鋼板表面にうねり曲線の谷が顕著に残り鮮映
性が劣化するからである。
定のものに限定されず、ショットブラスト、放電加工の
他に、レーザ、プレズマ、電子ビーム等の高密度エネル
ギービームを用いたものなど種々の加工方法を利用で
き、いずれの加工方法によってダル目付けしたワークロ
ールを用いて加工しても上記の指標を満足すれば、塗装
後鮮映性に優れた鋼板を製造できる。
それを超えるかにかかわらず、塗料の種類や塗布方法は
従来から膜厚が70μmを超える厚膜塗装で採用されて
きたものをそのまま利用できる。
発明の範囲を限定するものではない。
インチ当たりの数(PC2’)が12以下の鋼板を、ろ
波中心線うねりWcaが1.5μm以下で、うねり曲線
の高さ2.5μm以上の山の1インチ当たりの数(PC
1*)が12以下で深さ2.5μm以上の谷の1インチ
当たりの数(PC2*)が11以下のロールで、板厚が
0.8mmの自動車用鋼板(普通鋼板(CR)、電気め
っき鋼板(SZ)、溶融亜鉛めっき鋼板(GA))を圧
下率1.0%以上で調質圧延した。そして、得られた鋼
板の品質保証指標(Wca、PC1、PC2)を測定し
た。その後、鋼板表面にりん酸塩処理、電着塗装、上塗
り塗装を施した。全体の膜厚は60μmと100μmに
した。そして、得られた鋼板を写像鮮映度計で測定し
て、NSIC値を得た。尚、NSIC(60)は、塗装
膜厚が60μmの時の塗装後鮮映性を表わし、また、N
SIC(100)は、塗装膜厚が100μmの時の塗装
後鮮映性を表わす。NSIC値は、鋼板表面の反射によ
って結像した矩形波パターンの光強度分布を測定し、そ
れをフーリエスペクトル解析し、結像パターンの「矩形
波からのズレ」の程度として鮮映度を評価したものであ
り、値が80以上のものを合格(○)とした。
塗装をしても、塗装前の鋼板の表面性状が上記指標を全
て満足していれば、鮮映性に優れていた。鋼板が上記指
標を満足するか否かの測定は簡便で短時間で済むため工
場での実操業下での品質管理も容易となる。
す。
係を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼板の表面性状は、 ろ波中心線うねり(低域フィルターのカットオフ値0.
8mm、高域フィルターのカットオフ値2.5mm):
Wca≦0.65 ろ波うねり曲線(低域フィルターのカットオフ値0.8
mm)の、 高さ1.0μm以上の山の1インチ当たりの数:PC1
≦3 深さ1.0μm以上の谷の1インチ当たりの数:PC2
≦3 であることを特徴とする塗装後鮮映性に優れた鋼板。 - 【請求項2】 塗膜の厚さが70μm未満の薄塗装鋼板
用であることを特徴とする請求項1に記載の塗装後鮮映
性に優れた鋼板。 - 【請求項3】 ろ波うねり曲線の深さ2μm以上の谷の
1インチ当たりの数(PC2’)が8以下の鋼板を、 ろ波中心線うねりWcaが1.5μm以下で、うねり曲
線の高さ2.5μm以上の山の1インチ当たりの数(P
C1*)が8以下で深さ2.5μm以上の谷の1インチ
当たりの数(PC2*)が8以下のロールで調質圧延す
ることを特徴とする請求項1に記載の塗装後鮮映性に優
れた鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31846394A JP3614904B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 塗装後鮮映性に優れた鋼板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31846394A JP3614904B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 塗装後鮮映性に優れた鋼板及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08174007A true JPH08174007A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3614904B2 JP3614904B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=18099406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31846394A Expired - Fee Related JP3614904B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 塗装後鮮映性に優れた鋼板及びその製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3614904B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008108044A1 (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-12 | Jfe Steel Corporation | 高張力冷延鋼板およびその製造方法 |
| JP2015100933A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 矢崎総業株式会社 | 金属調加飾部品 |
| JP2017506581A (ja) * | 2014-01-30 | 2017-03-09 | アルセロールミタル | 電気亜鉛めっき金属シートからうねりの少ない部品を製造するための方法、対応する部品および車両 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31846394A patent/JP3614904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US10500620B2 (en) | 2014-01-30 | 2019-12-10 | Arcelormittal | Method for manufacturing parts with a low waviness from an electrogalvanized metal sheet, corresponding part and vehicle |
| US11235364B2 (en) | 2014-01-30 | 2022-02-01 | Arcelormittal | Method for manufacturing parts with a low waviness from an electrogalvanized metal sheet, corresponding part and vehicle |
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|---|---|
| JP3614904B2 (ja) | 2005-01-26 |
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