JPH08176242A - 層間絶縁材料用樹脂組成物 - Google Patents

層間絶縁材料用樹脂組成物

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JPH08176242A
JPH08176242A JP33585794A JP33585794A JPH08176242A JP H08176242 A JPH08176242 A JP H08176242A JP 33585794 A JP33585794 A JP 33585794A JP 33585794 A JP33585794 A JP 33585794A JP H08176242 A JPH08176242 A JP H08176242A
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meth
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parts
group
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JP33585794A
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Yoichi Haruta
要一 春田
Takeya Matsumoto
健也 松本
Tomio Kanbayashi
富夫 神林
Hideki Hiraoka
秀樹 平岡
Masahiro Fujiwara
正裕 藤原
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/4673Application methods or materials of intermediate insulating layers not specially adapted to any one of the previous methods of adding a circuit layer
    • H05K3/4676Single layer compositions

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記(1)、(2)、(3)および(4)を
配合してなるアルカリ可溶な層間絶縁材料用樹脂組成
物。 (1)カルボキシル基を有するアクリル樹脂および/ま
たはメタクリル樹脂。 (2)末端にC=C不飽和二重結合を2個以上有する重
合性化合物。 (3)加熱および/または活性エネルギー線の照射によ
って、C=C不飽和二重結合の重合を開始させ得る重合
開始剤。 (4)−OH基を有する無機イオン交換体。 【効果】 本発明の層間絶縁材料用樹脂組成物によれ
ば、加熱残留応力が小さいので大判サイズの無機材料ベ
ースの多層配線板の製造が可能となり、しかも加熱によ
るヒロックやホイスカの発生もなく信頼性の高い多層配
線板が得られ、かつバイアホールもアルカリ溶解により
容易に形成できることから工業上利用価値の高いもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度実装に適した層間
絶縁材料用樹脂組成物に関するものである。特に物理特
性、電気特性、信頼性等に優れたホトバイアホールを有
する多層配線板の製造に好適な樹脂組成物を提供するも
のである。この樹脂組成物はマルチチップモジュール
(以下「MCM」と称する。)用途に特に優れている。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化、多機能化に伴って、
現在プリント回路板はより高密度化の方向に進んでい
る。例えば、導体回路の細線化、高多層化、スルーバイ
アホール、ブラインドバイアホ−ル、バリ−ドバイアホ
−ル等のインタ−スティシャルバイアホ−ルを含むスル
−ホ−ルの小径化、小型チップ部品の表面実装による高
密度実装等がある。
【0003】さらに高密度化実装として、MCMが採用
されるようになった。MCMには、有機材料を使用した
MCM−L、さらに高密度化実装になるとセラミックを
使用したMCM−C、セラミック、シリコンウエハまた
は金属板等の上に薄膜法で回路を形成させたMCM−D
等がある。またこれらMCMを多層化してさらに高密度
化したものもある。これらの種類の選択は高密度化の必
要度と経済性を考慮して設計されている。つまりMCM
−L、MCM−C、MCM−Dになるに従い、また多層
化するに従って実装密度は大きくなるが価格も高くなっ
ている。
【0004】従来、MCM−CやMCM−Dを多層化す
る場合に、層間絶縁材料として種々の材料が使用されて
いる。例えば、MCM−Dは、多くはセラミックベース
に薄膜法でパターンを形成し、導体や絶縁材料との密着
を良くするために真空装置内で蒸着、スパッタでTi、
Cr、Cu等を析出させ、フォトレジストでパターンを
形成後、ポリイミドを絶縁層とし、さらに配線層を積み
上げて多層化されている。MCM−Cはアルミナ、窒化
アルミ、ガラスセラミック等のセラミック材をベース
に、導体ペーストを印刷し、このシートを加圧積層の
上、焼成を行って多層化されている。最近ではMCM−
D/Cというセラミック多層板上にさらに銅/ポリイミ
ド多層配線板を積層したものも開発されている。
【0005】上記ポリイミドには感光性ポリイミドと感
光性を有しないポリイミドがある。MCMにバイアホー
ルを設ける方法は次のとおりである。感光性ポリイミド
の場合は、通常の露光現像でバイアホールを形成後めっ
き等により表面に導体層を形成する。一方感光性を有し
ないポリイミドの場合は、導体を有する内層パネル上に
予めポリイミド層および導体膜を形成した後、レジスト
層を設けて導体膜に微小穴を形成し、穴から露出したポ
リイミドをプラズマやスパッタリング等で除去してバイ
アホールを形成する。しかしプラズマやスパッタリング
等の装置は大型で、真空が必要であり、かつバッチ生産
で時間がかかるという問題点を持っていた。
【0006】またポリイミドを硬化させるためには20
0℃以上の高温での加熱が必要である。そのために加熱
収縮が大きく20%以上の重量変化があり、残留応力に
よる配線層の破壊やベース基材との密着不良等の問題が
生じ、10cm角以上の大判サイズのMCMの製造は困
難であった。また、配線金属がアルミニウムの場合には
アルミニウムとポリイミドの熱膨張係数の差が大きいの
で、ポリイミド膜を形成する場合に300〜400℃の
硬化を行うとヒロックまたはホイスカの生成あるいは表
面酸化等が発生し易いという問題があった。また配線金
属が銅の場合には表面酸化が起こり易いという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来法の
欠点をなくし、物理特性および電気特性に優れ、品質が
安定した多層配線板の製造が可能な改良された層間絶縁
材料用樹脂組成物を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明のアルカリ可溶
な層間絶縁材料用樹脂組成物は、(1)カルボキシル基
を有するアクリル樹脂および/またはメタクリル樹脂
(以下「第1発明の第一成分」と称する。)、(2)末
端にC=C不飽和二重結合を2個以上有する重合性化合
物(以下「第1発明の第二成分」と称する。)、(3)
加熱および/または活性エネルギー線の照射によって、
C=C不飽和二重結合の重合を開始させ得る重合開始剤
(以下「第1発明の第三成分」と称する。)、並びに
(4)−OH基を有する無機イオン交換体(以下「第1
発明の第四成分」と称する。)からなることを特徴とす
る。
【0009】第1発明のアルカリ可溶な層間絶縁材料用
樹脂組成物は、ポリイミドに比べ加熱硬化温度が低いの
で加熱減量も少なく、収縮による応力も小さいのでMC
Mの大型化に適している。また樹脂の合成中に発生し、
取り除ききれなかったイオン性不純物により純度が低下
し、絶縁信頼性や導体の腐食等が起こるという問題を回
避するために−OH基を有する無機イオン交換体を添加
したものである。
【0010】第2発明のアルカリ可溶な層間絶縁材料用
樹脂組成物は、(1)アクリル酸および/またはメタク
リル酸(以下「(メタ)アクリル酸」と称する。)と、
(メタ)アクリル酸エステルとを主成分とする線状重合
体(以下「未変性アクリル系ポリマー」と称する。)で
あって、その構成成分である(メタ)アクリル酸に由来
するカルボキシル基の一部に、グリシジル基およびC=
C不飽和二重結合を有する化合物と、グリシジル基を有
するハロゲン化フェニル化合物とを付加させた重合体
(以下「第2発明の第一成分」と称する。)、(2)末
端にC=C不飽和二重結合を2個以上有する重合性化合
物(以下「第2発明の第二成分」と称する。)、(3)
加熱および/または活性エネルギー線の照射によって、
C=C不飽和二重結合の重合を開始させ得る重合開始剤
(以下「第2発明の第三成分」と称する。)、(4)リ
ンまたはリン系難燃剤(以下「第2発明の第四成分」と
称する。)、並びに(5)−OH基を有する無機イオン
交換体(以下「第2発明の第五成分」と称する。)を配
合してなる。
【0011】上記組成物は、第2発明の第四成分の配合
により難燃性を付与した結果、不純物として混入したハ
ロゲン等により純度が低下し、絶縁信頼性や導体の腐食
等の問題が一層発生し易くなるのを、−OH基を有する
無機イオン交換体を添加して回避しようとするものであ
る。
【0012】第1および第2発明のアルカリ可溶な層間
絶縁材料用樹脂組成物には、さらに必要であれば、上記
樹脂組成物に着色顔料、耐湿顔料、消泡剤、レベリング
剤、チクソ剤、重合禁止剤、無機充填材または沈降防止
剤を適宜添加しても良い。
【0013】第1発明の第一成分であるカルボキシル基
を有するアクリル樹脂および/またはメタクリル樹脂
(以下「(メタ)アクリル樹脂」と称する。)として
は、アルカリ水溶液に可溶で、カルボキシル基を含有し
感光性のない(メタ)アクリル樹脂、或いはカルボキシ
ル基に加えて、アクリロイル基またはメタクリロイル基
(以後「(メタ)アクリロイル基」と称する。)等の光
重合或いは光二量化する感光性基をも含有する、アルカ
リ水溶液に可溶で感光性のある(メタ)アクリル樹脂が
使用できる。
【0014】感光性のないカルボキシル基を有する(メ
タ)アクリル樹脂は、前記未変性アクリル系ポリマー
が、アルカリ溶解性に優れ、また多層プリント配線板と
したときの層間絶縁抵抗および耐熱性に優れているので
好ましい。
【0015】未変性アクリル系ポリマーは、例えばメチ
ルアクリレートおよび/またはメチルメタクリレート
(以下「アクリレートおよび/またはメタクリレート」
を「(メタ)アクリレート」と称する。)、ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレートまたはテトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステ
ル、並びに(メタ)アクリル酸を、適当な組成比率で、
溶媒、好ましくはイソプロピルアルコール、エチレング
リコールモノエチルエーテルまたはプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル等のアルコール系溶媒に溶解し、
アゾビスイソブチロニトリルまたはベンゾイルパーオキ
サイド等を開始剤とし、共重合させることにより得るこ
とができる。
【0016】未変性アクリル系ポリマーには、(メタ)
アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステル以外の単
量体として、これら以外のスチレンまたはアクリロニト
リル等のビニル系単量体を、未変性アクリル系ポリマー
を構成する全単量体のうち25モル%以下の割合で共重
合させることも可能であり、ビニル系単量体のうちスチ
レンを使用すると耐熱性が上がるので好ましい。
【0017】未変性アクリル系ポリマーの好ましい分子
量(ゲルパーミュエーションクロマトグラフによるポリ
スチレン換算重量平均分子量)は、10,000〜10
0,000で、より好ましくは20,000〜70,0
00である。分子量が小さ過ぎると耐熱性および耐湿性
等が低下し、分子量が大き過ぎるとアルカリ溶解性が低
下する。
【0018】第1発明のアルカリ可溶な層間絶縁材料用
樹脂組成物のアルカリ溶解性は、最終的に(メタ)アク
リル樹脂に存在するカルボキシル基の量によって制御さ
れる。最終組成物としての酸価は、アルカリ可溶性の点
で0.2〜10meq/gの範囲となる値に調整するこ
とが好ましい。さらに好ましい酸価は0.4〜5.0m
eq/gで、特に好ましくは0.5〜3.0meq/g
の範囲である。酸価が少なすぎるとアルカリ溶解性が悪
くなり、大きすぎると耐水性等が悪くなる。
【0019】第1発明の第一成分であるカルボキシル基
を有する(メタ)アクリル樹脂としては、前述のように
感光性を有しないものも使用できるが、感光性を有する
樹脂が望ましく、その感光性基の濃度は0.1〜10.
0meq/gの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.
3〜8.0meq/g、特に好ましくは0.5〜5.0
meq/gである。感光性基の濃度が小さすぎると光硬
化性が悪くなり、大きすぎると保存安定性が悪くなる。
【0020】感光性のあるカルボキシル基を有する(メ
タ)アクリル樹脂としては、未変性アクリル系ポリマー
中に共重合させた(メタ)アクリル酸に由来するカルボ
キシル基の一部に、グリシジル基およびC=C不飽和二
重結合を有する化合物を付加させたものが、多層プリン
ト配線板としたときの層間絶縁抵抗、耐熱性および耐湿
性に優れているので好ましい。
【0021】グリシジル基およびC=C不飽和二重結合
を有する化合物としては、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、アリルグリシジルエーテル、ビニルベンジルグリ
シジルエーテルおよび4−グリシジルオキシ−3,5−
ジメチルベンジルアクリルアミド等が挙げられ、これら
の中では、カルボキシル基への付加反応が容易な点から
グリシジル(メタ)アクリレートが好ましい。第1発明
ではこの化合物が未変性アクリル系ポリマーに付加した
状態で第二成分と架橋を起こすため、耐熱性および耐湿
性が大幅に向上するものと考えられる。
【0022】グリシジル基およびC=C不飽和二重結合
を有する化合物の付加量は、未変性アクリル系ポリマー
を構成する全単量体の10〜25モル%とすることが好
ましい。10モル%未満では、耐熱性や耐湿性が充分に
発揮されず、また25モル%を超えると、未変性アクリ
ル系ポリマー中に(メタ)アクリル酸が多くなり過ぎポ
リマーの物性が低下するため、いずれも好ましくない。
【0023】次に、第2発明における第一成分は、前述
の未変性アクリル系ポリマー中に共重合させた(メタ)
アクリル酸に由来するカルボキシル基に、前述のグリシ
ジル基およびC=C不飽和二重結合を有する化合物と、
後述のグリシジル基を有するハロゲン化フェニル化合物
とを付加させたものである。
【0024】第2発明における第一成分の未変性アクリ
ル系ポリマー中の、(メタ)アクリル酸と(メタ)アク
リル酸エステルの比率は、前述のように最終組成物とし
ての酸価が0.2〜10meq/gの範囲となる値に調
整するのが好ましく、酸の一部をグリシジル基を有する
エチレン性不飽和化合物およびグリシジル基を有するハ
ロゲン化フェニル化合物との付加に利用して酸価が減少
することを考慮すると、(メタ)アクリル酸は未変性ア
クリル系ポリマーを構成する全単量体のうち25〜60
モル%とすることが好ましい。
【0025】グリシジル基およびC=C不飽和二重結合
を有する化合物の付加量は、前述の第1発明の第一成分
と同様、未変性アクリル系ポリマーを構成する全単量体
の10〜25モル%とすることが好ましい。
【0026】グリシジル基を有するハロゲン化フェニル
化合物の付加量は、未変性アクリル系ポリマーを構成す
る全単量体の5〜25モル%とすることが好ましい。5
モル%未満では、難燃性が充分に発揮されず、また25
モル%を超えると、はんだ耐熱性が悪くなり、いずれも
好ましくない。
【0027】グリシジル基を有するハロゲン化フェニル
化合物としては、ジブロモフェニルグリシジルエーテ
ル、トリブロモフェニルグリシジルエーテル、ジクロロ
フェニルグリシジルエーテルおよびジブロモクレジルグ
リシジルエーテル等1分子中にグリシジル基を2個以上
有する化合物、並びにテトラブロモビスフェノールAの
ジグリシジルエーテル等のように、1分子中にグリシジ
ル基を2個以上有する化合物が挙げられるが、後者の化
合物は(メタ)アクリル酸への付加反応プロセスにおい
て、1分子中の複数のグリシジル基が反応することによ
りゲル化が起こり易く、反応のコントロールが困難なた
め、前者の化合物の使用がより好ましい。またハロゲン
原子としては少量でも良好な難燃性が得られる点で臭素
が好ましい。
【0028】第1および第2発明の第二成分である、末
端に不飽和二重結合を2個以上有する重合性化合物は、
架橋剤として使用されるもので、例えば末端に(メタ)
アクリロイル基、アリル基またはビニル基等の不飽和二
重結合を2個以上有し、紫外線等の活性エネルギー線の
照射および/または加熱により重合し得る化合物であ
る。
【0029】活性エネルギー線硬化性化合物としては、
例えばポリエーテル、ポリエステル、ポリウレタン等を
主鎖とし、末端もしくはその一部に(メタ)アクリロイ
ル基を持つ化合物や、ウレタンアクリレート等の(メ
タ)アクルロイル基含有化合物、不飽和ポリエステル
系、ポリブタジエン、トリアリルイソシアネート等の−
C=C−2重結合含有化合物等が挙げられる。
【0030】具体的には、二重結合が2個のものでは、
1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA
型エポキシのジ(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート類、或い
はジアリルフタレート、ビスフェノールAのジアリルエ
ーテル等アリル化合物類が挙げられる。また、二重結合
が3個以上のものでは、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート等が挙げられ、これら化合物のハロゲ
ン化物或いは縮合物も同様に使用できる。
【0031】上記重合性化合物のうち、二重結合が3個
以上の化合物を使用すると、架橋密度が高くなり、耐熱
性は増すが硬化後の樹脂は硬くて脆く、銅はくや基板へ
の密着性が悪くなる。一方、二重結合が2個以下の化合
物ではこの逆で、密着性は良くなるが、耐熱性が悪くな
る。従って、3個以上の化合物と2個以下の化合物を3
0重量部/70重量部〜70重量部/30重量部の範囲
で混合・配合するのが好ましい。また第一成分との相溶
性の点から、二重結合2個の化合物としてはウレタン
(メタ)アクリレートまたはポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレートが、3個の化合物としてはトリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレートまたはペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレートが好まし
い。第二成分の配合量は、第一成分および第二成分の合
計量を基準として、20〜50重量%の範囲が耐熱性と
密着性の点から好ましい。
【0032】第1および第2発明の第三成分である重合
開始剤のうち、活性エネルギー線による重合開始剤とし
ては、ベンゾインエーテル系としてベンジル、ベンゾイ
ン、ベンゾインアルキルエーテル、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン;ケタール系としてベンジル
ジアルキルケタール;アセトフェノン系として2,2’
−ジアリコキシアセトフェノン、2−ヒドロキシアセト
フェノン、p−t−ブチルトリクロロアセトフェノン、
p−t−ブチルジクロロアセトフェノン;ベンゾフェノ
ン系としてベンゾフェノン、4−クロルベンゾフェノ
ン、4,4’−ジクロルベンゾフェノン、4,4’−ビ
スジメチルアミノベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息
香酸メチル、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾ
フェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルス
ルフィド、ジベンゾスベロン、ベンジメチルケタール;
チオキサントン系としてチオキサントン、2−クロルチ
オキサントン、2−アルキルチオキサントン、2,4−
ジアルキルチオキサントン、2−アルキルアントラキノ
ン、2,2’−ジクロロ−4−フェノキシアセトン;そ
の他の種類として2−メチル−{4−(メチルチオ)フ
ェニル}−2−モリフォリノ−1−プロパノン等が挙げ
られ、その配合量は第一成分および第二成分の合計量1
00重量部に対して0.5〜10重量部が好ましい。
0.5重量部未満では硬化が不十分となり耐熱性が劣
り、10重量部を超えると組成物中に分解物が多く残り
可塑剤的な効果が発現してやはり耐熱性が劣り易くな
る。なお活性エネルギー線のうち電子線を用いて硬化さ
せる場合はこの重合開始剤は省いてもよい。
【0033】紫外線、電子線等活性エネルギー硬化の反
応のためには、増感剤を配合することが好ましく、新日
曹化工(株)製のニッソキュアEPA、EMA、IAM
A、EHMA、MABP、EABP等や、日本化薬
(株)製のカヤキュアEPA、DETX、DMBI等
や、Ward Blenkinsop社製のQunta
cure EPD、BEA、EOB、DMB等や、大阪
有機(株)製のDABA、大東化学(株)製のPAA、
DAA等が挙げられる。その配合量は第一成分および第
二成分の合計量100重量部に対して0.5〜10重量
部が好ましい。0.5重量部未満では活性エネルギー硬
化の反応速度は向上せず、10重量部を超えると反応が
速くなり、シェルフライフを低下させる。電子線照射を
使用する場合は反応増感剤を省いてもよい。
【0034】加熱による開始剤としては、有機過酸化物
系、アゾビス系が挙げられるが、反応性が高いところか
ら、前者が好ましく、さらに保存安定性を得るために分
解開始温度が高いものが好ましい。例としてジクミルパ
ーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン等が挙げられる。その添加量は、第
一成分および第二成分の合計量100重量部に対して
0.1〜10重量部が好ましい。0.1重量部未満では
硬化が不十分となり耐熱性が劣り、10重量部を超える
と組成物中に分解物が多く残り可塑剤的な効果が発現し
てやはり耐熱性が劣り易くなる。
【0035】樹脂組成物を硬化させるには活性エネルギ
ー線または加熱のいずれの手段を用いてもよいが、活性
エネルギー線だけでは耐熱性が十分に上がらない場合が
多いので、加熱による硬化を併用することが好ましい。
【0036】第2発明における第四成分のうち、リン系
難燃剤とは、通常、難燃性を付与するための添加剤とし
て多用されているリン化合物であり、リン酸エステル系
として、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、クレジルジフェニルホスフェートおよびトリ
ブチルホスフェート等、また含ハロゲンリン酸エステル
としてトリスクロロエチルエチルホスフェート、トリス
ジクロロプロピルホスフェートおよびトリス(トリブロ
モフェニル)ホスフェート等が挙げられる。さらに化合
物ではなく、純粋なリンそのものである赤リンも第四成
分として使用可能である。
【0037】本発明者等の研究によると、本発明で用い
るような未変性アクリル系ポリマーにグリシジル基およ
びC=C不飽和二重結合を有する化合物を付加させた重
合体の場合、一般的に良く基準とされる難燃性規格のU
L規格94V−0に適合させるためには、リンまたはリ
ン系難燃剤を配合することなく、グリシジル基を有する
ハロゲン化フェニル化合物としてグリシジル基を有する
臭素化フェニル化合物をポリマーの側鎖に導入すると、
組成物における臭素の含有量は20重量%を超える量を
必要とし、またグリシジル基を有する塩素化フェニル化
合物では、この2倍以上の塩素含有量が必要であった。
一方グリシジル基を有するハロゲン化フェニル化合物を
ポリマーの側鎖に導入することなく、リンまたはリン系
難燃剤を配合しただけではUL規格94V−0に適合さ
せることは不可能であった。
【0038】第2発明は、未変性アクリル系ポリマーの
構成成分であるアクリル酸および/またはメタクリル酸
に由来するカルボキシル基の一部に、グリシジル基およ
びC=C不飽和二重結合を有する化合物と、グリシジル
基を有するハロゲン化フェニル化合物を付加させた重合
体に、本来は難燃化機能に乏しいリンまたはリン系難燃
剤を少量配合することによって、難燃性に関する相乗効
果を生じさせ、ハロゲン化フェニル化合物の必要導入量
を低減し、樹脂組成物の耐熱性および電気的な絶縁性を
損なうことなく、良好な難燃性を具備させたものであ
る。
【0039】第2発明の組成物におけるハロゲンおよび
リンの含有量は、第一、第二、第三および第四成分の合
計量を基準にして、ハロゲンが2〜20重量%で、リン
が0.2〜5重量%の範囲とすることが好ましい。ハロ
ゲンの含有量が2重量%未満では難燃性が不十分であ
り、20重量%を超えるとはんだ耐熱性が悪くなる。ま
たリンの含有量が0.2重量%未満では同様に難燃性が
不十分になり、5重量%を超えると耐熱性、耐湿性およ
び電気絶縁性が悪くなる。またより好ましいハロゲンの
含有量は8〜15重量%で、より好ましいリンの含有量
は0.5〜2重量%である。なおハロゲンの中では、前
記のように難燃性の効果の点で臭素が最も好ましい。
【0040】本発明では上記樹脂組成物中に、第1発明
では第四成分、第2発明では第五成分として−OH基を
有する無機イオン交換体を含有させることにより、金属
導体の腐食を防止することを特徴とするものである。
【0041】−OH基を有する無機イオン交換体は、他
の有機イオン交換体等に比べて耐熱性等に優れている。
さらに詳しくは−OH基を有する無機陽イオン交換体お
よび−OH基を有する無機陰イオン交換体を併せて含有
させることにより、イオン不純物の影響をより効果的に
防止できる。−OH基を有する無機イオン交換体による
イオン捕捉作用は下記の通りである。金属イオン捕捉用
の無機陽イオン交換体をRO- + 、金属イオンをM+
OHの水酸基型で表すと、イオン交換は次のようにな
り、結果として水を生成する。 RO- + +M+ OH- →RO- + +H2 O …(a)
【0042】上記のイオンを捕捉する反応は、イオン交
換反応であるが、無機イオン交換体の特徴として、逆反
応は起こり難く、一般には一度捕捉されたイオンは遊離
し難い。これはRO- + の結合がRO- + になった
後のO−M間の結合は共有結合性が強いためと思われ
る。ハロゲン等のイオン性不純物に対しては。−OH基
を有する無機陰イオン交換体をR’+ OH- 、ハロゲン
イオンをH+ - の酸型で表すと次のような反応とな
り、結果として水を生成する。 R’+ OH- +H+ - →R’+ - +H2 O …(b) 中性塩の場合には、上記の(a)(b)の反応が同時に起こ
る。 RO- + +R’+ OH- +M+ - →RO- + +R’+ - +H2 O- …(c)
【0043】樹脂組成物への無機イオン交換体の配合量
は、樹脂組成物全体に対して、0.1〜15重量%が好
ましく、より好ましくは0.1〜10重量%である。無
機イオン交換体の粒度は、イオン捕捉速度や目的とする
捕捉イオン交換体との接触を大きくするために細かい方
が望ましく、好ましい平均粒度は10μm以下であり、
より好ましくは5μm以下である。
【0044】第1および第2発明で用いられる無機イオ
ン交換体としては、金、銀、銅、鉛、白金およびカドミ
ウム等の金属イオンに高選択性を有するアンチモン(S
25 ・nH2 O)、ニオブ酸(Nb2 5 ・nH2
O)およびタンタル酸に代表される五価金属の含水酸化
物、銅およびアルミニウム等に高選択性を有するリン酸
ジルコニウムに代表される不溶性四価金属リン酸塩、ハ
ロゲンイオンに高選択性を有する含水酸化硝酸ビスマ
ス、含水酸化鉛で代表される含水金属酸化物、鉛ヒドロ
キシアパタイト含水酸化硝酸ビスマスで代表されるアパ
タイト類並びにハイドロタルサイト類が挙げられる。
【0045】金属イオン捕捉用としては、その他タリウ
ム酸、モリブデン酸およびタングステン酸等、ハロゲン
イオン捕捉用としては、含水酸化鉄、含水酸化スズ、含
水酸化アルミニウム、含水酸化ジルコニウムおよび含水
酸化チタン等が挙げられる。これらの無機イオン交換体
のうち、アンチモン酸で代表される五価金属の含水酸化
物は、銀、銅、カドミウム、鉛、金および白金のイオ
ン、特に銀イオンの捕捉に優れている。また、亜ヒ酸ジ
ルコニウムで代表される四価金属の亜ヒ酸塩は銅イオン
の捕捉に優れている。
【0046】一方、ハロゲンイオン捕捉用としては、含
水酸化硝酸ビスマス、含水酸化鉛、鉛ヒドロキシアパタ
イトおよび水酸化リン酸鉛が有用であり、中でも−OH
基を一部NO3 基に置換したものは、特に優れている。
これら無機イオン交換体は、金属イオン捕捉用のものを
単独に使用しても良く、ハロゲンイオン捕捉用のものと
併用しても良い。また、−OH基を有する無機イオン交
換体としては、2種以上の金属元素を含む複合物(例え
ばアンチモン酸マンガンやアンチモン酸スズ等)やそれ
らの混合物を使用可能である。
【0047】第1および第2発明のアルカリ可溶な層間
絶縁材料用樹脂組成物は、導体を有する内層パネル上に
塗布し層を形成し、その上に導体層を形成させて用いる
が、銅はく等に予め塗工した銅張絶縁シートを作成し、
導体を有する内層パネルにラミネートすることにより、
多層化することもできる。
【0048】第1および第2発明のアルカリ可溶な層間
絶縁材料用樹脂組成物は、硬化前はアルカリ溶解性を有
しているため、バイアホール形成も楽である。すなわ
ち、ポリイミドの場合、導体を有する内層パネルに予め
ポリイミド層および導体膜を形成した後、レジスト層を
設けて導体膜に微小穴を形成し、穴から露出したポリイ
ミドをプラズマやスパッタリング等で除去してバイアホ
ールを形成するが、本発明の組成物を用いると、プラズ
マやスパッタリングを用いずに、アルカリ溶解だけでバ
イアホールが形成できる。
【0049】
【実施例】
実施例1 (ベースレジン1の合成)n−ブチルメタクリレート4
0重量部、メチルメタクリレート15重量部、スチレン
15重量部、ヒドロキシエチルメタクリレート10重量
部、メタクリル酸20重量部およびアゾビスイソブチル
ニトリル2重量部からなる混合物を、窒素ガス雰囲気下
で90℃に保持したプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル120重量部中に5時間かけて滴下した。1時間
熟成後、さらにアゾビスイソブチルニトリル1重量部を
加えて2時間熟成することによりカルボキシル基含有メ
タクリル樹脂を合成した。次に空気を吹き込みながら、
グリシジルメタクリレート20重量部、テトラブチルア
ンモニウムブロマイド1.5重量部、さらに重合禁止剤
としてハイドロキノン0.15重量部を加えて温度80
℃で8時間反応させて分子量25,000〜30,00
0、酸価0.74meq/g、不飽和基濃度1.14モ
ル/kgのカルボキシル基を有するベースレジンを合成
した。
【0050】(樹脂組成物1の調製)上述のように作製
したベースレジン50重量部、架橋剤としてペンタエリ
スリトールトリアクリレート(東亞合成(株)製アロニ
ックスM−305)を20重量部およびウレタンアクリ
レート(東亞合成(株)製アロニックスM−1600)
25重量部、紫外線反応開始剤として2−メチル−{4
−(メチルチオ)フェニル}−2−モリフォリノ−1−
プロパノン(チバガイギー社製イルガキュア907)3
重量部、紫外線増感剤としてp−ジメチルアミノ安息香
酸エチル(日本化薬(株)製カヤキュアEPA)2重量
部および熱重合開始剤(日本油脂(株)製パークミル
D)0.5重量部の混合物に、−OHを有する無機イオ
ン交換体としてアンチモン酸チタンおよびハロゲンイオ
ン捕捉用として水酸化リン酸鉛からなる混合物(重量比
6:4)を1.0重量部添加し、十分に混合して樹脂組
成物を調製した。
【0051】(多層回路板の作成)本発明の層間絶縁材
料用樹脂組成物を使用する多層回路板の製造方法を図面
に則して説明する。図1〜図6は本発明の層間絶縁材料
用樹脂組成物を使用する多層配線板の製造過程および構
成を説明するための概略断面図である。
【0052】25cm角のセラミック基板2の表面をス
パッタクリーニングし、上記セラミック基板の少なくと
も一面にアルミニウムをスパッタ法で4μmまで製膜し
た。さらにその上にクロムを0.15μmの厚さに連続
製膜して不動態膜を形成した。次にクロムとアルミニウ
ムを選択エッチングして図1に示すように第一の金属配
線層1を形成した。
【0053】次に図2に示すように、本発明の層間絶縁
材料用樹脂組成物を上記の金属配線層1を有するセラミ
ック基板2上に塗布して、100℃で10分間乾燥させ
て15μm厚の第一の絶縁層3を形成した。
【0054】バイアホールを形成するためのホトマスク
を使用して紫外線を150mJ/cm2 の条件で照射し
た後、30℃の1%炭酸ナトリウムで現像して図3に示
すように直径10〜50μmのバイアホール4を形成し
た。
【0055】図4〜図6に示すように、第二の金属層を
上記と同様に形成し、20〜50μmの導体幅および導
体間げきを有する第二の金属配線層5を形成した(図
4)。さらにその上に第二の絶縁層6を形成した(図
5)。さらにその上に第三の金属配線層7を上記と同様
に順次形成した。最後に160℃30分間の処理を行い
樹脂層を完全に硬化させて多層配線板を作成した(図
6)。
【0056】作成した多層配線板の層間絶縁抵抗は40
℃95%で96時間後に1013Ωを示した。はんだ耐熱
性は260℃で3分間のはんだフロートで異常が見られ
なかった。プレッシャクッカーテストとして130℃8
5%RH、2気圧で30ボルト印加して100時間後で
も金属配線層に異常はなく、導体間げきの絶縁抵抗も1
12Ωあった。
【0057】実施例2 (ベースレジン2の合成)メチルメタクリレート38.
8重量部、スチレン17.2重量部、メタクリル酸44
重量部およびアゾビスイソブチルニトリル2重量部から
なる混合物を、窒素ガス雰囲気下で温度80℃に保持し
たプロピレングリコールモノメチルエーテル120重量
部中に5時間かけて滴下した。1時間熟成後、アゾビス
イソブチルニトリル0.5重量部を加えて2時間熟成す
ることによりカルボキシル基含有メタクリル樹脂を合成
した。次に空気を吹き込みながら、グリシジルメタクリ
レート20.6重量部、ジブロモフェニルグリシジルエ
ーテルおよびジブロモクレジルグリシジルエーテルの混
合物(日本化薬(株)製Broc−C)27.8重量
部、テトラブチルアンモニウムブロマイド1.5重量部
および重合禁止剤としてハイドロキノン0.15重量部
を加えて温度80℃で8時間反応させて分子量25,0
00〜30,000、酸価1.9meq/g、不飽和基
濃度0.96モル/kgのカルボキシル基を有するベー
スレジンを合成した。
【0058】(樹脂組成物2の調製)上述のように作製
したベースレジン65重量部、架橋剤としてアロニック
スM−305を20重量部およびアロニックスM−16
00を15重量部、紫外線反応開始剤としてイルガキュ
ア907を3重量部、紫外線増感剤としてカヤキュアE
PAを2重量部および熱重合開始剤としてパークミルD
を0.5重量部からなる混合物に、リン系難燃剤として
トリフェニルホスフェート14.4重量部、−OHを有
する無機イオン交換体としてアンチモン酸チタンおよび
ハロゲンイオン捕捉用として水酸化リン酸鉛からなる混
合物(重量比6:4)を2.5重量部添加し、十分に混
合して樹脂組成物を調製した。
【0059】実施例1と同様に多層配線板を作成して評
価した結果、層間絶縁抵抗は40℃95%で96時間後
に1013Ωを示した。はんだ耐熱性は260℃で3分間
のはんだフロートで異常が見られなかった。プレッシャ
クッカーテストとして130℃85%RH、2気圧で3
0ボルト印加して100時間後でも金属配線層に異常は
なく、導体間げきの絶縁抵抗も1012Ωあった。
【0060】比較例1 実施例1で作製したベースレジン50重量部、架橋剤と
してアロニックスM−305を20重量部およびアロニ
ックスM−1600を25重量部、紫外線反応開始剤と
してイルガキュア907を3重量部、紫外線増感剤とし
てカヤキュアEPAを2重量部および熱重合開始剤とし
てパークミルDを0.5重量部の混合物からなる比較例
1の樹脂組成物を調製し、実施例1と同様に多層回路板
を作成した。
【0061】作成した多層配線板の層間絶縁抵抗は40
℃95%で96時間後に1013Ωを示した。はんだ耐熱
性は260℃で3分間のはんだフロートで異常が見られ
なかった。しかしながら、プレッシャクッカーテストと
して130℃85%RH、2気圧で30ボルト印加して
100時間後で金属配線層の変色が大きく、導体間げき
および層間の絶縁抵抗も106 Ω以下まで下がってい
た。
【0062】比較例2 実施例2で作製したベースレジン65重量部、架橋剤と
してアロニックスM−305を20重量部およびアロニ
ックスM−1600を15重量部、紫外線反応開始剤と
してイルガキュア907を3重量部、紫外線増感剤とし
てカヤキュアEPAを2重量部および熱重合開始剤とし
てパークミルDを0.5重量部の混合物に、リン系難燃
剤としてトリフェニルホスフェート14.4重量部を十
分に混合して比較例2の樹脂組成物を調製し、実施例1
と同様に多層回路板を作成した。
【0063】作成した多層配線板の層間絶縁抵抗は40
℃95%で96時間後に1013Ωを示した。はんだ耐熱
性は260℃で3分間のはんだフロートで異常が見られ
なかった。しかしながら、プレッシャクッカーテストと
して130℃85%RH、2気圧で30ボルト印加して
30時間後で金属配線層の変色が大きく、導体間げきお
よび層間の絶縁抵抗も106 Ω以下まで下がっていた。
【0064】
【発明の効果】上記のように本発明の層間絶縁材料用樹
脂組成物によれば、加熱残留応力が小さいので大判サイ
ズの無機材料ベースの多層配線板の製造が可能となり、
しかも加熱によるヒロックやホイスカの発生もなく信頼
性の高い多層配線板が得られ、かつバイアホールもアル
カリ溶解により容易に形成できることから工業上利用価
値の高いものである。本発明の組成物は特にMCM用途
に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の層間絶縁樹脂組成物を使用した多層配
線板の製造過程の中でセラミック基板に第一の金属配線
層を形成した工程を示す概略断面図である。
【図2】同製造工程の中で第一の絶縁層を形成した状態
を示す概略断面図である。
【図3】同製造工程の中で第一の絶縁層にバイアホール
を形成した状態を示す概略断面図である。
【図4】同製造工程の中で第二の金属配線層を形成した
状態を示す概略断面図である。
【図5】同製造工程の中で第二の絶縁層を形成した状態
を示す概略断面図である。
【図6】同製造工程の中で第三の金属配線層を形成した
状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 第一の金属配線層 2 セラミック基板 3 第一の絶縁層 4 バイアホール 5 第二の金属配線層 6 第二の絶縁層 7 第三の金属配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/08 LHT // C08F 8/00 MJB (72)発明者 平岡 秀樹 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内 (72)発明者 藤原 正裕 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(1)、(2)、(3)および
    (4)を配合してなるアルカリ可溶な層間絶縁材料用樹
    脂組成物。 (1)カルボキシル基を有するアクリル樹脂および/ま
    たはメタクリル樹脂。 (2)末端にC=C不飽和二重結合を2個以上有する重
    合性化合物。 (3)加熱および/または活性エネルギー線の照射によ
    って、C=C不飽和二重結合の重合を開始させ得る重合
    開始剤。 (4)−OH基を有する無機イオン交換体。
  2. 【請求項2】 下記(1)、(2)、(3)、(4)お
    よび(5)を配合してなるアルカリ可溶な層間絶縁材料
    用樹脂組成物。 (1)アクリル酸および/またはメタクリル酸と、アク
    リル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルと
    を主成分とする線状重合体であって、その構成成分であ
    るアクリル酸および/またはメタクリル酸に由来するカ
    ルボキシル基の一部に、グリシジル基およびC=C不飽
    和二重結合を有する化合物と、グリシジル基を有するハ
    ロゲン化フェニル化合物とを付加させた重合体。 (2)末端にC=C不飽和二重結合を2個以上有する重
    合性化合物。 (3)加熱および/または活性エネルギー線の照射によ
    って、C=C不飽和二重結合の重合を開始させ得る重合
    開始剤。 (4)リンまたはリン系難燃剤 (5)−OH基を有する無機イオン交換体。
JP33585794A 1994-12-21 1994-12-21 層間絶縁材料用樹脂組成物 Pending JPH08176242A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127802A (ja) * 2013-11-29 2015-07-09 積水化学工業株式会社 液晶表示素子用シール剤、及び、上下導通材料、及び、液晶表示素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127802A (ja) * 2013-11-29 2015-07-09 積水化学工業株式会社 液晶表示素子用シール剤、及び、上下導通材料、及び、液晶表示素子

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