JPH08176357A - 耐衝撃性が改良されたポリエーテルイミド樹脂 - Google Patents

耐衝撃性が改良されたポリエーテルイミド樹脂

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JPH08176357A
JPH08176357A JP16322395A JP16322395A JPH08176357A JP H08176357 A JPH08176357 A JP H08176357A JP 16322395 A JP16322395 A JP 16322395A JP 16322395 A JP16322395 A JP 16322395A JP H08176357 A JPH08176357 A JP H08176357A
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polyetherimide resin
polyetherimide
resin
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JP16322395A
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Stephen Michael Cooper
スティーヴン・マイケル・クーパー
Ronald A Greenberg
ロナルド・アラン・グリーンバーグ
Darryl Nazareth
ダリル・ナザレス
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General Electric Co
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General Electric Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L79/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
    • C08L79/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08L79/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
    • C08L23/0846Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons containing atoms other than carbon or hydrogen
    • C08L23/0869Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons containing atoms other than carbon or hydrogen with unsaturated acids, e.g. [meth]acrylic acid; with unsaturated esters, e.g. [meth]acrylic acid esters
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐衝撃性が改良されたポリエーテルイミド樹
脂。 【構成】 本発明は低温でも改良された耐衝撃性を有す
る組成物であって、この組成物はパラフェニレンジアミ
ン‐ビス(エーテル無水物)ポリエーテルイミド樹脂、
および、耐衝撃性を改良する量の、オレフィンと不飽和
酸のグリシジルエステルとのコポリマーであるオレフィ
ン性コポリマーの混和物からなっている。特に、オレフ
ィン性コポリマーはエチレン‐メタクリル酸グリシジル
コポリマーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のジアミンから合
成されたポリエーテルイミド樹脂と特定のエポキシコポ
リマーである耐衝撃性改良剤とを使用して耐衝撃性が改
良された特定のポリエーテルイミド樹脂に関する。本発
明の組成物は、射出成形して成形品にしたとき、熱特性
を損なうことなく衝撃特性が劇的に増大する。
【0002】
【従来の技術】ポリエーテルイミドは、特に射出成形分
野で、数々の用途を有するよく知られた一群の熱可塑性
ポリマーであり、優れた特性を有する概して高性能のポ
リマーである。しかし、ポリエーテルイミドポリマーま
たは樹脂の応用における欠点のひとつは衝撃に対する耐
性である。ポリエーテルイミド樹脂から作成した成形品
はいくらか脆性である。したがって、ポリエーテルイミ
ド樹脂の他の優れた特性は損なうことなく、ポリエーテ
ルイミド樹脂の耐衝撃性を増大させることが望ましい。
ポリエーテルイミド樹脂の耐衝撃性を改良すると、ポリ
エーテルイミド樹脂の用途はさらに拡大することになろ
う。ポリエーテルイミド樹脂は、米国インディアナ州マ
ウント・バーノン(Mount Vernon)のゼネラル・エレクト
リック社(General Electric Company)によってウルテム
(ULTEM) (登録商標)樹脂という商標で販売されてい
る。
【0003】また、1983年3月31日に出願され、
1984年10月17日に特開昭59−182847号
として公開された住友化学株式会社の日本特許出願に教
示されているように、オレフィン性グリシジル‐メタク
リレートコポリマーを使用してポリエーテルイミド樹脂
の耐衝撃性を改良することも知られている。しかし、特
定のエポキシコポリマーからなる耐衝撃性改良剤を使用
したとき、特定のジアミンから合成されたポリエーテル
イミド樹脂の衝撃強さが、他のジアミンから合成された
ポリエーテルイミド樹脂と比べて、意外にも劇的に増大
するということは、本発明者らが予測も認識もしていな
かったことである。
【0004】
【発明の概要】本発明によると、特定のポリエーテルイ
ミド樹脂とオレフィン性コポリマーである特定の耐衝撃
性改良剤とを含有する新規なポリマーブレンド組成物が
調製される。この組成物は、成形した状態にあるとき、
他のポリエーテルイミド樹脂と比べて劇的に改良された
衝撃耐性をもっている。本発明で使用するオレフィン性
コポリマーの量は、衝撃耐性を改良する量であるが、ポ
リエーテルイミド樹脂とオレフィン性コポリマーの重量
を基準にして約5〜約50重量%、特に5〜約25重量
%の範囲の量で存在するのが好ましい。本発明のポリマ
ーブレンドは、衝撃特性が高まっている上、ポリエーテ
ルイミド樹脂の他の優れた熱的特性は良好に維持してい
る。
【0005】
【発明の詳細な開示】本発明の実施の際に使用するポリ
エーテルイミド樹脂は市販されている樹脂であり、その
製造と性質は米国特許第3,803,085号および第
3,905,942号に記載されている。本発明で使用
する特定のポリエーテルイミドは本質的に次式の繰返し
単位で構成される。
【0006】
【化2】
【0007】ここで、aは約10から約500までの整
数であり、R2 はパラフェニレンであり、R1 は次式で
表わされる二価の残基である。
【0008】
【化3】
【0009】本発明のポリエーテルイミドは周知のポリ
エーテルイミド生成法で製造することができる。一般に
このポリマーを製造するには、次式の芳香族ビス(エー
テル無水物)を、
【0010】
【化4】
【0011】次式のパラフェニレンジアミンと反応させ
る。
【0012】
【化5】
【0013】上記式で、Tは−O−、
【0014】
【化6】
【0015】または次式の基である。 −O−Z−O− ただし、これらの−O−、
【0016】
【化7】
【0017】または−O−Z−O−基の二価の結合は
3,3′、3,4′、4,3′または4,4′の位置に
ある。なお、Zは次の(A)
【0018】
【化8】
【0019】または(B)次の一般式で表わされる二価
の有機基より成る群の中のひとつである。
【0020】
【化9】
【0021】ここで、Xは次式で表わされる二価の基よ
り成る群の中から選択される基である。
【0022】
【化10】
【0023】ただし、yは1から約12までの整数であ
る。ひとつの態様においてポリエーテルイミド繰返し単
位は、上記エーテルイミド繰返し単位に加えて、次式の
ポリイミド繰返し単位をさらに含んでいてもよい。
【0024】
【化11】
【0025】ここで、Rは、(a)6〜約20個の炭素
原子を有する芳香族炭化水素基およびその誘導体、
(b)2〜約20個の炭素原子を有するアルキレン基、
3〜約20個の炭素原子を有するシクロアルキレン基、
ならびに(c)下記一般式で表わされる二価の基より成
る群の中から選択される二価の有機基である。
【0026】
【化12】
【0027】(式中、Qは次式のもので構成される群の
中から選択される基である。
【0028】
【化13】
【0029】ただし、xは1から約12までの整数であ
る。)また、前記式中のMは次式のもので構成される群
の中から選択される。
【0030】
【化14】
【0031】ただし、Bは−S−または−CO−であ
る。このような基を含むポリエーテルイミドはウィリア
ムズ(Williams)らの米国特許第3,983,093号
(引用により本明細書に含まれているものとする)に記
載されている。一般に、反応を実施するにはよく知られ
ている溶媒、たとえばo‐ジクロロベンゼン、m‐クレ
ゾール/トルエンなどを使用することができ、約100
〜約250℃の温度で上記式のビス(エーテル無水物)
とパラフェニレンジアミンとを相互作用させる。別法と
して、ポリエーテルイミドは芳香族ビス(エーテル無水
物)とジアミンの溶融重合によって製造することがで
き、これは高温で撹拌しながら成分の混合物を加熱する
ことで実施できる。通常溶融重合では約200〜400
℃の温度を使用する。この反応には連鎖停止剤や枝分か
れ剤も使用できる。これらのポリエーテルイミドとその
製法はウィリアムズ(Williams)らの米国特許第3,98
3,093号(引用により本明細書に含まれているもの
とする)に記載されている。
【0032】ポリエーテルイミドを製造するのに使用で
きるビス(エーテル無水物)としては、たとえば、1,
3‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン
二無水物、1,4‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェノ
キシ)ベンゼン二無水物、1,3‐ビス(3,4‐ジカ
ルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4‐ビス
(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物
がある。
【0033】芳香族ビス(エーテル無水物)の好ましい
ものとしては、次式(I)、(II)、(III )の化合物
およびそれらの混合物が挙げられる。
【0034】
【化15】
【0035】ただし、Yは−O−、−S−、−CO−、
−C(CH3 2 −および−SO2 −より成る群の中か
ら選択される。式(I)の芳香族ビス(エーテル無水
物)としては、たとえば、2,2‐ビス[4‐(3,4
‐ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水
物、4,4′‐ビス(3,4‐ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニルエーテル二無水物、4,4′‐ビス
(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフ
ィド二無水物、4,4′‐ビス(3,4‐ジカルボキシ
フェノキシ)ベンゾフェノン二無水物、4,4′‐ビス
(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン二無水物、およびこれらの混合物がある。
【0036】式(II)の芳香族ビス(エーテル無水物)
としては、たとえば、2,2‐ビス[4‐(2,3‐ジ
カルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、
4,4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルエーテル二無水物、4,4′‐ビス(2,3‐
ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水
物、4,4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェノキ
シ)ベンゾフェノン二無水物、4,4′‐ビス(2,3
‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水
物、およびこれらの混合物がある。
【0037】式(III )の芳香族ビス(エーテル無水
物)としては、たとえば、4‐(2,3‐ジカルボキシ
フェノキシ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニル‐2,2‐プロパン二無水物、4‐
(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)‐4′‐(3,4
‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水
物、4‐(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)‐4′‐
(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフ
ィド二無水物、4‐(2,3‐ジカルボキシフェノキ
シ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゾフェノン二無水物、4‐(2,3‐ジカルボキシフェ
ノキシ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)
ジフェニルスルホン二無水物、およびこれらの混合物が
ある。
【0038】本発明の好ましい態様の場合、ポリエーテ
ルイミドは上記タイプのものであって、特定の有機ジア
ミンとしてパラフェニレンジアミンを使用するものであ
る。本発明の別の態様においてポリエーテルイミドは、
好ましいパラフェニレンジアミンから製造されたポリエ
ーテルイミドと、他の有機ジアミンを使用して製造され
たポリエーテルイミドとのブレンドで構成されていても
よい。このブレンドは、他の有機ジアミンから製造され
たポリエーテルイミド樹脂と比べて実質的に増大した衝
撃耐性を達成するために充分な量でパラフェニレンジア
ミンから製造されたポリエーテルイミドを含有している
のが好ましい。好ましいブレンドは、2種類のポリエー
テルイミドのブレンド中で、パラフェニレンジアミンか
ら製造されたポリエーテルイミドが少なくとも50重量
%、特に少なくとも75重量%を占めるべきである。
【0039】パラフェニレン由来のポリエーテルイミド
以外のポリエーテルイミドを製造する際に有用な他の有
機ジアミンは、4,4′‐ジアミノジフェニルプロパ
ン、m‐フェニレンジアミン、4,4′‐ジアミノジフ
ェニルメタン(一般に4,4′‐メチレンジアニリンと
いわれている)、4,4′‐ジアミノジフェニルスルフ
ィド、r,r′‐ジアミノジフェニルスルホン、4,
4′‐ジアミノジフェニルエーテル(一般に4,4′‐
オキシジアニリンといわれている)、1,5‐ジアミノ
ナフタレン、3,3‐ジメチルベンジジン、3,3‐ジ
メトキシベンジジン、2,4‐ビス(β‐アミノ‐t‐
ブチル)トルエン、ビス(p‐β‐アミノ‐t‐ブチル
フェニル)エーテル、ビス(p‐β‐メチル‐o‐アミ
ノフェニル)ベンゼン、1,3‐ジアミノ‐4‐イソプ
ロピルベンゼン、1,2‐ビス(3‐アミノプロポキ
シ)エタン、ベンジジン、m‐キシリレンジアミン、
2,4‐ジアミノトルエン、2,6‐ジアミノトルエ
ン、ビス(4‐アミノシクロヘキシル)メタン、3‐メ
チルヘプタメチレンジアミン、4,4‐ジメチルヘプタ
メチレンジアミン、2,11‐ドデカンジアミン、2,
2‐ジメチルプロピレンジアミン、オクタメチレンジア
ミン、3‐メトキシヘキサメチレンジアミン、2,5‐
ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,5‐ジメチルヘ
プタメチレンジアミン、3‐メチルヘプタメチレンジア
ミン、5‐メチルノナメチレンジアミン、1,4‐シク
ロヘキサンジアミン、1,12‐オクタデカンジアミ
ン、ビス(3‐アミノプロピル)スルフィド、N‐メチ
ル‐ビス(3‐アミノプロピル)アミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、ノナメチレンジ
アミン、デカメチレンジアミン、およびこのようなジア
ミンの混合物である。
【0040】ポリエーテルイミドを製造するには多くの
方法が有用である。現時点で好ましい方法は米国特許第
4,417,044号(引用により本明細書に含まれて
いるものとする)に記載されている。本発明の実施の際
に使用する耐衝撃性改良剤はオレフィン性コポリマーで
ある。オレフィン性コポリマーはα,β‐不飽和酸のグ
リシジルエステルとα‐オレフィンとのコポリマーであ
る。本明細書で使用する「α‐オレフィン」という用語
はエチレン、プロピレン、ブテン‐1などを意味してい
る。これらの中でエチレンが好ましい。α,β‐不飽和
酸の典型的なグリシジルエステルは次の一般式の化合物
である。
【0041】
【化16】
【0042】ここで、Rは水素原子または低級アルキル
基を表わす。α,β‐不飽和酸のグリシジルエステルの
例としてはアクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジルおよびエタクリル酸グリシジルがある。これらの中
でメタクリル酸グリシジルが好ましい。オレフィン性コ
ポリマー中のα,β‐不飽和酸グリシジルエステルの量
は0.5〜40重量%、好ましくは3〜30重量%であ
る。この量が0.5重量%未満であると目的とする効果
を得ることができないし、逆に、40重量%を越えると
ポリエーテルイミドとの溶融混和時にゲル化が生起して
押出し安定性、成形性および製品の機械的性質を損なう
ことがある。
【0043】オレフィン性コポリマーはさらに、40重
量%以下の他の共重合可能な不飽和モノマー、たとえば
ビニルエーテル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ア
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリ
ルまたはスチレンと共重合させてもよい。本発明を実施
する際、オレフィン性コポリマーの使用量は、ポリエー
テルイミドの他の性質、特に熱的性質に実際上影響を及
ぼすことなく衝撃特性を増大させるのに充分な量であ
る。本発明の組成物は、約99〜約50重量%のポリエ
ーテルイミド樹脂と、それに対応して約1.0〜約50
重量%のオレフィン性コポリマーとを混和して含むのが
好ましい。特に本発明の組成物は、約95〜約75重量
%のポリエーテルイミド樹脂と約5〜約25重量%のオ
レフィン性コポリマーとを含む。また、約5〜約15重
量%のオレフィン性コポリマーと約95〜約85重量%
のポリエーテルイミド樹脂からなる組成物はさらに好ま
しい。本発明の組成物の成分の重量割合はポリエーテル
イミドとオレフィン性コポリマーの合計重量に基づいて
いる。
【0044】さらに、本発明の組成物には、充填材(有
機または無機)、強化材(有機または無機)、熱および
光安定剤、顔料および難燃剤のような他の添加剤も含ま
せることができる。また、他のポリマー(たとえばポリ
フェニレンスルフィド、ポリカーボネートおよびポリエ
ステルカーボネート)と本発明の組成物とのブレンドの
ような他のポリマー添加剤も本発明に包含される。
【0045】
【実施例の記載】実施例1〜12 これらの実施例の組成物は、バレル温度約450〜50
0°F、押出し温度約500°Fの単軸2−1/2″エ
クストルーダーでポリエーテルイミド樹脂とオレフィン
性コポリマーをブレンドして製造した。押出した材料を
ペレットにし、約150°Fで約5時間乾燥させた。A
STM試験法D256に従ってペレットを射出成形して
試験片にした。これらの試験片のノッチ付きアイゾット
(Izod)と加熱歪み温度をそれぞれASTM試験法D25
6とASTM試験法648に従って試験した。
【0046】実施例1〜12で使用したポリエーテルイ
ミド樹脂(PEI)は、触媒と連鎖停止剤を用いてビス
フェノールA無水物と特定のフェニレンジアミンから製
造される。PEI−1、PEI−2、PEI−3は有機
ジアミンとしてメタ‐フェニレンジアミンを用いて製造
され、PEI−4は本発明の有機ジアミン、すなわちパ
ラフェニレンジアミンを使用する。
【0047】試験した特性、すなわち加熱歪み温度℃
(HDT℃)およびノッチ付きアイゾット(Izod)の試験
結果ならびに実施例1〜12の組成物の組成を下記表1
に示す。量はすべて重量%である。 表 1 組 成 性 質 オレフィ ノッチ付き ン性コポ アイゾット HDT 実施例 PEI-1 PEI-2 PEI-3 PEI-4 マー ft.lb./in. 1 100 − − − 0 0.8 198 2 95 − − − 5 2.9 202 3 90 − − − 10 4.1 195 4 − 100 − − − 0.6 198 5 95 5 2.9 200 6 90 10 3.6 196 7 100 0.4 197 8 95 1.7 194 9 90 3.1 194 10 100 1.1 209 11 95 5 7.3 205 12 90 10 9.3 203 PEI−1−ウルテム(ULTEM) (登録商標)1000樹脂 PEI−2−ウルテム(ULTEM) (登録商標)1010樹脂 PEI−3−ウルテム(ULTEM) (登録商標)1040樹脂 PEI−4−ウルテム(ULTEM) (登録商標)5001樹脂 ウルテム(ULTEM) (登録商標)樹脂−米国インディア
ナ州マウント・バーノン(Mount Vernon)のゼネラル・エ
レクトリック社(General Electric Company)が製造販売
しているポリエーテルイミド樹脂オレフィンコ性ポリマ
ー−住友化学製のエチレン‐グリシジルメタクリレー
トコポリマー・ボンドファスト(Bondfast)E。
【0048】実施例13および14 これら実施例13と14の組成物は、実施例1〜12と
同じ条件下で製造した。しかし、ここではウルテム(ULT
EM) (登録商標)1000ポリエーテルイミド樹脂とウ
ルテム(ULTEM) (登録商標)5001ポリエーテルイミ
ド樹脂を使用し、5重量%のボンドファスト(Bondfast)
Eとブレンドした。同じ条件下で試験片を成形し、テス
トサンプルの低温衝撃特性(ノッチ付きアイゾット衝
撃)を試験した。得られた結果を下記表2に示す。
【0049】 表 2 実 施 例 13 14 PEI−1 95 PEI−4 95 オレフィン性コポリマー 5 5 ノッチ付アイゾット(Izod) (ft.lbs/in.) −40℃ 1.5 2.8 −20℃ 1.6 2.8 PEI−1、PEI−4およびオレフィン性コポリマー
は表1で定義したものと同じ。
【0050】これらの結果から分かるように、本発明の
組成物、すなわちPEI−4は、他のポリエーテルイミ
ド、すなわちPEI−1、PEI−2、PEI−3と比
べて、室温と低温の両方における衝撃強さが劇的に改善
されている。さらにまた、HDT℃値により示されるよ
うに、本発明のポリエーテルイミドの熱的性質は耐衝撃
性改良剤の添加による影響をほとんど受けない。
【0051】以上の開示に鑑みて本発明の変形・変更が
当業者には明らかであろうが、そのような変形・変更は
すべて特許請求の範囲に定義した本発明の範囲内に入る
ものと考えられたい。
フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・アラン・グリーンバーグ アメリカ合衆国、インディアナ州、エバン スビル、ブルックシャイアー・ドライブ、 841番 (72)発明者 ダリル・ナザレス アメリカ合衆国、インディアナ州、エバン スビル、サウスフィールド・ロード、1701 番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエーテルイミド樹脂、ならびに、耐
    衝撃性を改良する量の、オレフィンとα,β‐不飽和酸
    のグリシジルエステルとからなるα‐オレフィン性コポ
    リマーの混和物を含み、ポリエーテルイミド樹脂がビス
    (エーテル無水物)とパラフェニレンジアミンとの反応
    生成物である、耐衝撃性の改良された組成物。
  2. 【請求項2】 オレフィン性コポリマーが一般式 【化1】 [式中、Rは水素および炭素原子1〜12個の低級アル
    キル基より成る群の中から選択される]の化合物であ
    る、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 オレフィン性コポリマーがエチレン‐メ
    タクリル酸グリシジルコポリマーである、請求項2記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエーテルイミド樹脂が、少なくとも
    50重量%のパラフェニレンジアミン‐ビス(エーテル
    無水物)ポリエーテルイミド樹脂と、有機ジアミンがパ
    ラフェニレンジアミン以外の有機ジアミン‐ビス(エー
    テル無水物)ポリエーテルイミド樹脂からなる別のポリ
    エーテルイミド樹脂とのブレンドである、請求項1記載
    の組成物。
  5. 【請求項5】 他の有機ジアミンがフェニレンジアミン
    である、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 フェニレンジアミンがメタフェニレンジ
    アミンである、請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ASTM D256に準拠したノッチ付
    きアイゾット衝撃強さが約5ft.lbs/in より大きい、請
    求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ASTM D256に準拠したノッチ付
    きアイゾット衝撃強さが約7.5ft.lbs/in より大き
    い、請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ASTM D256に準拠したノッチ付
    きアイゾット衝撃強さが約8.5ft.lbs/in より大き
    い、請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ASTM 648に準拠した前記組成
    物の加熱歪み温度が約205℃より高い、請求項7記載
    の組成物。
  11. 【請求項11】 ASTM 648に準拠した前記組成
    物の加熱歪み温度が約200℃より高い、請求項8記載
    の組成物。
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