JPH08176445A - 油面接着性に優れる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

油面接着性に優れる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH08176445A
JPH08176445A JP33733494A JP33733494A JPH08176445A JP H08176445 A JPH08176445 A JP H08176445A JP 33733494 A JP33733494 A JP 33733494A JP 33733494 A JP33733494 A JP 33733494A JP H08176445 A JPH08176445 A JP H08176445A
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oil
hydrocarbon group
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curable composition
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JP33733494A
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Tsuneo Kimura
恒雄 木村
Kazuyuki Suzuki
一行 鈴木
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の室温硬化型オルガノポリシロキサン組
成物は、(A)分子鎖両末端が水酸基で封鎖され、25℃
での粘度が25〜1,000,000 cSt であるジオルガノポリシ
ロキサン、(B)下記一般式: 【化1】 (式中、R1 は一価炭化水素基、R2 及びR3 は、それ
ぞれ水素原子または一価炭化水素基であり、両者は互い
に結合して炭素原子と共に環を形成していてもよい、n
は、3または4である)で表わされるイミノキシシラン
又はその部分加水分解物、(C)有機錫系触媒、(D)
吸油性炭素粉末及び(E)シラン変性ポリオキシアルキ
レンまたはポリエーテル変性ポリシロキサンを含有して
成る。 【効果】この硬化性組成物は、油性物質の吸収性が高
く、この組成物を塗布する基材表面にエンジンオイル等
の油性物質が付着していた場合にも、基材に強固に接着
した硬化物を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縮合硬化型の室温硬化
性オルガノポリシロキサン組成物に関するものであり、
特にマシン油、エンジンオイル等の油性物質が表面に付
着している基材に対しても良好な接着性を示す硬化物を
形成し得る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジン周辺のシール材
としては、コルク、有機ゴム、アスベストなどで作られ
た耐油性のガスケット、パッキング材料が使用されてい
たが、これらのシール材は、使用前の在庫管理という煩
わしさや、取り付け作業工程が複雑であるという不利が
あり、さらにはそのシール性能にも信頼性がないという
欠点がある。このため、現在では、この種のシール材と
しては室温硬化性のオルガノポリシロキサン組成物を利
用したFIPG(Formed in Place Gaskets) が採用され
るようになっている。この硬化性組成物は作業性が良好
であり、形成されるゴム弾性体硬化物は、密閉性、耐熱
性等の特性が優れており、高い評価が得られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来公知の室
温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、形成される
硬化物が油面に対する接着性が十分でないという欠点が
ある。例えば、エンジンブロック、オイルパンなどへの
成型、打ち抜き時に、これら成形品にマシン油、エンジ
ンオイルなどの油性物質が不可避的に付着する。また、
上記硬化性組成物がエンジンブロックに施工された後完
全に硬化する前の段階で、エンジンブロックにエンジン
オイル等が注入されることもある。従って、これらのオ
イル状物質が、硬化性組成物とエンジンブロックとの接
着面上に存在しているために、シール材として機能する
硬化物の接着不良が発生するという問題が生じている。
【0004】上記の問題は、接着面を完全に洗浄するこ
とによってある程度まで解決できるのであるが、このよ
うな洗浄作業はかなりの時間が必要とされることから、
このエンジン組立工程を従来通りとすることが難しくな
っている。
【0005】一方、油面に対する接着性がある程度改善
された室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物として
は、充填剤として吸油性の炭素粉末が配合されたものが
提案されている。しかし、この組成物においても、油面
に対する接着性が満足し得る程度に向上した硬化物を形
成させるには至っておらず、特に接着界面上に残存する
油性物質が多量になると接着性が急激に失われるという
点で未だ改善の余地がある。
【0006】従って本発明の課題は、油面に対する接着
性に優れた硬化物を形成することができ、例えば自動車
のエンジン周辺のシール材として有効に使用し得る室温
硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明によれば、(A)分
子鎖両末端に水酸基を有し、25℃での粘度が25〜1,000,
000 cSt であるジオルガノポリシロキサン、(B)下記
一般式(1)または(2):
【化3】
【化4】 式中、R1 は、非置換または置換の一価炭化水素基、R
2 及びR3 は、同一でも異なっていてもよく、水素原子
または非置換もしくは置換の一価炭化水素基、R4 は、
炭素原子数が2以上の非置換または置換の二価炭化水素
基、nは、3または4である、で表わされるイミノキシ
シラン、その部分加水分解−縮合生成物又はそれらの混
合物、(C)有機錫系触媒、(D)平均粒径60nm以
下、BET比表面積30m2 /g以上,そしてDBP吸
油量(JIS K 6221) が80ml/100g以上である吸油性炭
素粉末、並びに(E)シラン変性ポリオキシアルキレン
またはポリエーテル変性ポリシロキサンの少なくとも1
種、を含有して成る油面接着性に優れたオルガノポリシ
ロキサン組成物が提供される。
【0008】本発明の組成物においては、充填剤として
配合されている(D)成分の吸油性炭素粉末が、接着界
面上に存在する油性物質を吸着して除去する。また
(E)成分のシラン変性ポリオキシアルキレンまたはポ
リエーテル変性ポリシロキサンが、油性物質とベースポ
リマーである(A)成分のジオルガノポリシロキサンと
の両方に対して良好な親和性を示す。この結果として、
油状物質が存在する界面においても良好な接着性を示す
硬化物を形成することが可能となるのである。
【0009】(A)成分 (A)成分のジオルガノポリシロキサンはベースポリマ
ーであり、分子鎖両末端に水酸基を有する。このジオル
ガノポリシロキサンは、例えば下記一般式(3):
【化5】 式中、Rは非置換または置換の一価炭化水素基であり、
pは、正の整数である、で表される。
【0010】上記の一般式(3)において、一価炭化水
素基Rとしては、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基などの炭素原子数1〜6のアルキル基、
シクロヘキシル基などの炭素原子数6〜12のシクロア
ルキル基、ビニル基、アリル基などの炭素原子数2〜8
のアルケニル基、フェニル基、トリル基などの炭素原子
数6〜12のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル
基などの炭素原子数7〜12のアラルキル基、及びこれ
らの基の水素原子の少なくとも一部をハロゲン原子、シ
アノ基などで置換した基、例えばクロロメチル基、トリ
フロロプロピル基、シアノエチル基などがあげられる。
pは、このジオルガノポリシロキサンの重合度を示す整
数である。このジオルガノポリシロキサンは、作業性及
び硬化物の機械的強度等の見地から、25℃における粘度
が25〜1,000,000 cSt 、好ましくは1,000 〜100,000 cS
t の範囲とされることから、pは、一般的には10以上
の整数となる。
【0011】(B)成分 (B)成分は架橋剤であり、前記一般式(1)または
(2)で表されるイミノキシシラン又はその部分加水分
解−縮合生成物の少なくとも1種が使用される。前記一
般式(1)及び(2)において、非置換または置換の一
価炭化水素基R1 としては、前記一般式(3)中のRと
同様の基を例示することができ、好適なものは、炭素原
子数1〜10、特に1〜8のものである。またR2 及び
3 は、水素原子または非置換もしくは置換の一価炭化
水素基であり、その一価炭化水素基としては、上記と同
様、一般式(3)中のRと同じものを例示することがで
きる。本発明において、R2 及びR3 として好ましいも
のはアルキル基であり、中でも炭素原子数が1〜6のも
のが好適である。窒素原子の結合している炭素原子と共
に環を形成しているR4 は、炭素原子数が2以上の非置
換または置換の二価炭化水素基であり、一般的にはアル
キレン基が適当であり、特に炭素原子数5〜8のもの、
例えば、ペンチレン基、ヘキシレン基、2−メチルヘキ
シレン基、2−エチルヘキシレン基である。また、nは
3または4の数である。従って、一般式(1)または
(2)で表されるイミノキシシランは、加水分解性基で
あるイミノキシ基を少なくとも3個有しており、これに
より前記(A)成分の架橋剤として作用し、ゴム弾性体
の硬化物を形成せしめる。
【0012】前記一般式(1)で表わされるイミノキシ
シランとしては、これに限定されるものではないが、例
えばメチルトリ(ブタノキシム)シラン、ビニルトリ
(ブタノキシム)シラン、フェニルトリ(ブタノキシ
ム)シラン、プロピルトリ(ブタノキシム)シラン、テ
トラ(ブタノキシム)シラン、3,3,3−トルフロロ
プロピルトリ(ブタノキシム)シラン、3−クロロプロ
ピルトリ(ブタノキシム)シラン、3−クロロプロピル
トリ(ブタノキシム)シラン、メチルトリ(プロパノキ
シム)シラン、メチルトリ(ペンタノキシム)シラン、
メチルトリ(イソペンタノキシム)シラン等を例示する
ことができる。これらの中で好ましいのは、メチルトリ
ブタノキシムシラン及びビニルトリブタノキシムシラン
である。
【0013】また一般式(2)で表わされるイミノキシ
シランとしては、例えばビニルトリ(シクロペンタノキ
シム)シラン、メチルトリ(シクロヘキサノキシム)シ
ラン等を例示することができる。
【0014】本発明において、架橋剤として作用する
(B)成分は、上述した一般式(1)または(2)で表
されるイミノキシシランを、単独或いは2種以上の組み
合わせで使用したものであるが、勿論、これらのイミノ
キシシランの部分加水分解及びそれに伴って起こる縮合
で得られたシロキサンも使用することができる。このシ
ロキサンは、直鎖状、分岐状、環状のいずれの分子構造
を有するものであってもよい。
【0015】上述した(B)成分は、一般に、前記
(A)成分100重量部当たり、1〜25重量部、特に4
〜15重量部の量で使用される。1重量部未満では、硬化
性組成物の製造時あるいは保存中にゲル化を生じたり、
また硬化性組成物から得られる弾性体硬化物が目的とす
る物性を示さなくなるおそれがある。さらに25重量部
より多量に使用すると、硬化性組成物の硬化時における
硬化収縮が大きくなり、硬化物の弾性も低下する傾向が
ある。
【0016】(C)成分 (C)成分の有機錫系触媒は、前記(A)成分と(B)
成分の硬化を促進させるために使用されるものであり、
この種の縮合硬化型のシリコーンゴム組成物に使用され
ている有機錫化合物が使用される。例えば、ジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジ
オクトエートなどのアルキル錫エステル化合物、その他
ハロゲン化錫化合物、錫オルソエステル化合物等が例示
されるが、反応性、取り扱いのしやすさから、特に好ま
しいのはアルキル錫エステル化合物である。
【0017】この有機錫系触媒は、前記(A)成分10
0重量部当たり、0.01〜10重量部、特に 0.1〜1重量部
の量で使用される。0.01重量部未満では、この硬化性組
成物を空気中にさらした場合にタックフリーの被膜を形
成するのに長時間を要し、またその内部硬化性も低下す
る。さらに10重量部以上より多量に使用すると、被膜形
成時間が数十秒間と極めて短くなって作業性が低下する
ほか、得られる硬化物の耐熱性も低下する傾向がある。
【0018】(D)成分 (D)成分の吸油性炭素粉末は、接着界面に存在してい
るエンジンオイル等の油性物質を吸着除去するために使
用されるものであり、このために、平均粒径が60nm以
下、好ましくは50nm以下、の微粉末であり、且つBE
T比表面積が30m2 /g以上、好ましくは50m2
g以上、DBP吸油量(JIS-K-6221ゴム用カーボンブラ
ック試験方法による)が80ml/100g以上、好ましくは
130ml/100g以上のものが使用される。
【0019】このような物性を有する吸油性炭素粉末の
具体例としては、活性炭等の多孔質炭素粉末、ケッチェ
ンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラッ
ク、アセチレンブラック等のカーボンブラックなどを挙
げることができ、これらは単独でまたは2種以上の組み
合わせで使用される。
【0020】かかる吸油性炭素粉末は、前記(A)成分
100重量部当たり、通常、10〜50重量部、好まし
くは20〜40重量部の量で使用される。少なすぎる
と、油性物質の吸着除去を有効に行うことができず、硬
化物の接着性が低下する。また多すぎると、硬化性組成
物の吐出性が低下し、例えばFIPG材料としての適性
が低下するおそれがある。
【0021】(E)成分 (E)成分として使用されるシラン変性ポリオキシアル
キレン及びポリエーテル変性ポリシロキサンは、(A)
成分のジオルガノポリシロキサンに対して親和性の高い
シランもしくはシロキサン部分と、油状物質に対して親
和性の高いポリエーテル部分とを併せ持つことから、組
成物中に分散されている(D)成分の吸油性炭素粉末表
面と接着界面に付着している油状物質との親和性を増加
させ、炭素粉末の吸油性を良好に発現させる。
【0022】シラン変性ポリオキシアルキレンとして
は、例えば、下記式(4):
【化6】 式中、R5 は、非置換または置換の一価炭化水素基、R
6 は、非置換または置換の二価炭化水素基、Xは、加水
分解性基、mは、0〜2の整数である、で表されるシリ
ル基を分子鎖中、特に分子鎖末端に有するものを挙げる
ことができる。
【0023】前記式(4)において、非置換または置換
の一価炭化水素基R5 としては、前記一般式(3)中の
Rと同様の基を例示することができ、特に好ましいもの
は、メチル基、ビニル基である。二価の炭化水素基R6
の適当な例としては、メチレン基、エチレン基、プロピ
レン基、デセン基等の炭素原子数1〜10のアルキレン
基や、下記式: −CH2 CH2 −C6 4 −CH2 − 等の芳香族含有基を挙げることができる。一般的には、
アルキレン基が適当である。
【0024】また加水分解性基Xとしては、例えばプロ
ペニルオキシ基、イソブテニルオキシ基等のアルケニル
オキシ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケト
オキシム基などのケトオキシム基、メトキシ基、エトキ
シ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、N−ブチルアミ
ノ基、N,N−ジエチルアミノ基などのアミノ基、N,
N−ジエチルアミノキシ基などのアミノキシ基、N−メ
チルアセトアミド基などのアミド基等を挙げることがで
きる。R5 やXが2個以上存在する場合には、それらは
同一であっても異なっていてもよい。
【0025】またシラン変性ポリオキシアルキレンの主
鎖を構成するアルキレンオキシド単位としては炭素原子
数2〜4のもの、例えば、 −CH2 CH2 O−, −CH2 CH(CH3 )O−,
−CH2 CH(CH2 CH3 )O−,−CH2 CH2
2 CH2 O−, 等があげられる。この主鎖は、これらの構造単位のうち
1種類のみで構成されていてもよいし、2種類以上の構
造単位から構成されていてもよい。とくに好ましい構造
単位としては、 −CH2 CH(CH3 )O− が挙げられる。また、このポリオキシアルキレン分子鎖
の構造は、直鎖状、分岐状、環状あるいはこれらの構造
の組み合わせでもよい。さらに分子量は、とくに制約は
ないが、入手の容易さの点では、通常、500〜20,
000の範囲のものである。
【0026】上述したシラン変性ポリオキシアルキレン
は、例えば両末端に不飽和基を有するポリオキシアルキ
レンポリマーと相当する加水分解性基を有するハイドロ
ジェンシランを白金触媒存在下で付加反応させることで
製造することができる。
【0027】ポリエーテル変性ポリシロキサンは、例え
ば下記式(5):
【化7】 式中、Meは、メチル基、A及びBは、メチル基または
7 で示される基、R7 は、下記式: −R8 (CH2 CH2 O)a (CH2 CH(CH3
O)b 9 (ここでR8 は非置換または置換の二価炭化水素基、R
9 は非置換または置換の一価炭化水素、a及びbは、そ
れぞれ0〜20の整数であり、a+b≧1である)で表さ
れる基、q及びrは、それぞれ0〜100 の整数であり、
q=0の時は、A及び/又はBはR7 とする、で表され
る。
【0028】上記一般式(5)において、R8 として
は、例えばアルキレン基、特に炭素原子数1〜3のもの
が適当である。またR9 としては、前記一般式(3)に
おけるRについて例示したものと同様の基を挙げること
ができ、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基で
ある。
【0029】上述したポリエーテル変性ポリシロキサン
は、例えば片末端に不飽和基を有するポリエーテルポリ
マーと相当するハイドロジェンシロキサンを白金触媒存
在下で付加反応させることにより製造することができ
る。
【0030】この(E)成分は、前記(A)成分100
重量部当たり、0.1〜15重量部、特に0.5〜10重量
部の量で使用することが好ましい。少なすぎると硬化性
組成物の油性物質吸収性が低いものとなるため、硬化物
の油面接着性が低下し、一方、多すぎると、硬化性組成
物の保存中に(E)成分の組成物からの分離等が発生す
ることがある。
【0031】その他の成分 本発明の硬化性組成物には、油面接着性を阻害しない範
囲において、上述した(A)〜(E)の成分以外にも、
この種の組成物に使用されている従来公知の各種の添加
剤を配合することができる。このような添加剤には、例
えば煙霧質シリカ、沈降性シリカ、石英粉末、炭素粉
末、タルクおよびベントナイトなどの補強剤;アスベス
ト、ガラス繊維、炭素繊維および有機繊維などの繊維質
充填剤;炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、セライトなどの塩基性充填剤;ベンガラお
よび酸化セリウムなどの耐熱性向上剤;耐寒性向上剤;
脱水剤;防錆剤;γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシランなどの接着性向上剤;トリオルガノシロキシ単
位およびSiO2 単位よりなる網状ポリシロキサンなど
の液状補強剤などがある。
【0032】硬化性組成物 本発明の組成物は、(A)〜(E)の必須成分及び必要
により配合される各種の添加剤の所定量を、乾燥雰囲気
中で均一に混合することにより一液型の室温硬化性組成
物として得られる。この組成物は、これを空気中にさら
すことにより空気中の湿分によって架橋反応が進行して
ゴム弾性体の硬化物を形成する。この組成物は、油性物
質の吸収性に優れているため、該組成物を施す面に油性
物質が付着していても、該面に良好に接着した硬化物を
形成することができる。従って、この硬化性組成物は、
特にはエンジン組立におけるFIPG方式用の室温硬化
型オルガノポリシロキサン組成物として有用である。
【0033】
【実施例】以下の具体例において、「部」は重量部を示
し、粘度は25℃での測定値を示す。
【0034】比較例1 分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリシロキ
サン(粘度:5,000cSt) 100部 ビニルトリブタノキシムシラン 10.0部 ジブチルスズジオクトエート 0.1部 平均粒径 53nm 、比表面積 32 m2 /g、DBP吸油量
が180ml/100gのアセチレンブラック 20部 煙霧質シリカ 3.0部 を無水の状態で混合して硬化性組成物を調製した。
【0035】上記の組成物を用いて厚さ2mmのシートを
作り、20℃、55%RHの雰囲気下に7日間放置してゴム弾
性体とし、JIS-K-6301に従ってそのゴム物性を調べた。
この結果を表1に示す。また、その油面接着性を確認す
るために、上記で調製された硬化性組成物を用いて以下
の方法でピール被着体を作り、20℃、55%RHの雰囲気下
に7日間放置してゴム弾性体とし、180度ピール被着
力及び凝集破壊率を測定し、その結果を表1に併せて示
した。 (ピール被着体の作成)トルエンで洗浄されたJIS-G-31
41に適合する鉄板からなる板状の被着体(100×25×2m
m)の上にエンジンオイルを油付着量が0.2g/cm2
なるように塗布した後、試料の硬化性組成物を厚さ1mm
に塗布し、そのうえにステンレス金網(200×25mm)を密
着させてピール被着体を作り、前述の20℃、55%RH×7
日の条件下で硬化させた後、ピール接着力の測定を JIS
-K6854に準じて行った。
【0036】比較例2 比較例1で用いたアセチレンブラックの代わりに、DB
P吸油量が30ml/100g、平均粒径50nm、比表面積40
2 /gであるグラファイト粉末を20部用いた以外
は、比較例1と同様にして硬化性組成物を調製した。こ
の硬化性組成物について、比較例1と同様にして厚さ2
mmのシートを作り、そのゴム物性を測定し、また油面接
着性を確認するために180度ピール被着力及び凝集破
壊率を測定した。これらの結果を表1に示した。
【0037】実施例1 0.5部のα,ω−ビス(メチルジイソプロポキシシリル
エチル)ポリプロピレンオキシドをさらに用いた以外
は、比較例1と同様にして硬化性組成物を調製した。こ
の硬化性組成物について、比較例1と同様にして厚さ2
mmのシートを作り、そのゴム物性を測定し、また油面接
着性を確認するために180度ピール被着力及び凝集破
壊率を測定した。これらの結果を表1に示した。
【0038】実施例2 1.0部のα,ω−ビス(メチルジメトキシシリルエチ
ル)ポリプロピレンオキシドをさらに用いた以外は、比
較例1と同様にして硬化性組成物を調製した。この硬化
性組成物について、比較例1と同様にして厚さ2mmのシ
ートを作り、そのゴム物性を測定し、また油面接着性を
確認するために180度ピール被着力及び凝集破壊率を
測定した。これらの結果を表1に示した。
【0039】実施例3 1.0部のα,ω−ビス(トリメトキシシリルエチル)ポ
リプロピレンオキシドをさらに用いた以外は、比較例1
と同様にして硬化性組成物を調製した。この硬化性組成
物について、比較例1と同様にして厚さ2mmのシートを
作り、そのゴム物性を測定し、また油面接着性を確認す
るために180度ピール被着力及び凝集破壊率を測定し
た。これらの結果を表1に示した。
【0040】実施例4 1.0部のα,ω−ビス(メチルジメトキシシリルエチ
ル)ポリブチレンオキシドさらに用いた以外は、比較例
1と同様にして硬化性組成物を調製した。この硬化性組
成物について、比較例1と同様にして厚さ2mmのシート
を作り、そのゴム物性を測定し、また油面接着性を確認
するために180度ピール被着力及び凝集破壊率を測定
した。これらの結果を表1に示した。
【0041】
【表1】 硬さはJIS-K-6301のA型スプリング式試験機を用いて測
定した。
【0042】比較例3 分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリシロキ
サン(粘度:20,000cSt) 100部 メチルトリブタノキシムシラン 11.0 部 ジブチルスズジラウレート 0.2部 平均粒径 30nm 、比表面積 800m2 /g、DBP吸油量
が360ml/100gのケッチェンブラック 10部 セライト 10部 を無水の状態で混合して硬化性組成物を調製した。この
硬化性組成物について、比較例1と同様にして厚さ2mm
のシートを作り、そのゴム物性を測定し、また油面接着
性を確認するために180度ピール被着力及び凝集破壊
率を測定した。これらの結果を表2に示した。
【0043】比較例4 比較例3で用いたケッチェンブラックの代わりに、DB
P吸油量が65ml/100g、平均粒径50nm、比表面積15
2 /gであるファーネスブラックを10部用いた以外
は、比較例3と同様にして硬化性組成物を調製した。こ
の硬化性組成物について、比較例3と同様にして厚さ2
mmのシートを作り、そのゴム物性を測定し、また油面接
着性を確認するために180度ピール被着力及び凝集破
壊率を測定した。これらの結果を表2に示した。
【0044】実施例5 下記式 Me3 SiO(Me2 SiO)10{Me(MeOC 2 H 4 OC2 H 4 OC3 H
6 )SiO}5 SiMe3 で表されるポリエーテル変性ポリシロキサンを、さらに
10部用いた以外は、比較例3と同様にして硬化性組成
物を調製した。この硬化性組成物について、比較例3と
同様にして厚さ2mmのシートを作り、そのゴム物性を測
定し、また油面接着性を確認するために180度ピール
被着力及び凝集破壊率を測定した。これらの結果を表2
に示した。
【0045】実施例6 下記式: {(BuOCH2 CH(Me)OCH 2 CH(Me)OCH 2 CH(Me)OCH 2 )Me
2 SiO }2 (Me 2 SiO)50 で表されるポリエーテル変性ポリシロキサンを、さらに
10部用いた以外は、比較例3と同様にして硬化性組成
物を調製した。この硬化性組成物について、比較例3と
同様にして厚さ2mmのシートを作り、そのゴム物性を測
定し、また油面接着性を確認するために180度ピール
被着力及び凝集破壊率を測定した。これらの結果を表2
に示した。
【0046】実施例7 下記式: Me3 SiO(Me2 SiO)10〔Me{MeO(C 2 H 4 O)9 C 3 H 6
SiO 〕5 SiMe3 で表されるポリエーテル変性ポリシロキサンを、さらに
10部用いた以外は、比較例3と同様にして硬化性組成
物を調製した。この硬化性組成物について、比較例3と
同様にして厚さ2mmのシートを作り、そのゴム物性を測
定し、また油面接着性を確認するために180度ピール
被着力及び凝集破壊率を測定した。これらの結果を表2
に示した。
【0047】実施例8 下記式: Me3 SiO 〔Me{MeO(CH2 CHMeO)25C 3 H 6 }SiO 〕34Si
Me3 で表されるポリエーテル変性ポリシロキサンを、さらに
10部用いた以外は、比較例3と同様にして硬化性組成
物を調製した。この硬化性組成物について、比較例3と
同様にして厚さ2mmのシートを作り、そのゴム物性を測
定し、また油面接着性を確認するために180度ピール
被着力及び凝集破壊率を測定した。これらの結果を表2
に示した。
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物は、油性物質の吸
収性が高く、この組成物を塗布する基材表面にエンジン
オイル等の油性物質が付着していた場合にも、基材に強
固に接着した硬化物を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83:12)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)分子鎖両末端に水酸基を有し、25℃
    での粘度が25〜1,000,000 cSt であるジオルガノポリシ
    ロキサン、 (B)下記一般式(1)または(2): 【化1】 【化2】 式中、R1 は、非置換または置換の一価炭化水素基、 R2 及びR3 は、同一でも異なっていてもよく、水素原
    子または非置換もしくは置換の一価炭化水素基、 R4 は、炭素原子数が2以上の非置換または置換の二価
    炭化水素基、 nは、3または4である、で表わされるイミノキシシラ
    ン、その部分加水分解−縮合生成物又はそれらの混合
    物、 (C)有機錫系触媒、 (D)平均粒径60nm以下、BET比表面積30m2
    g以上,そしてDBP吸油量(JIS K 6221) が80ml/
    100g以上である吸油性炭素粉末、並びに (E)シラン変性ポリオキシアルキレン及びポリエーテ
    ル変性ポリシロキサンの少なくとも1種、を含有して成
    る油面接着性に優れる室温硬化性オルガノポリシロキサ
    ン組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物を硬化すること
    からなる硬化物の製造方法。
JP33733494A 1994-12-26 1994-12-26 油面接着性に優れる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Pending JPH08176445A (ja)

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