JPH08176458A - フタロシアニン組成物及び電子写真感光体 - Google Patents
フタロシアニン組成物及び電子写真感光体Info
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- JPH08176458A JPH08176458A JP32586994A JP32586994A JPH08176458A JP H08176458 A JPH08176458 A JP H08176458A JP 32586994 A JP32586994 A JP 32586994A JP 32586994 A JP32586994 A JP 32586994A JP H08176458 A JPH08176458 A JP H08176458A
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Abstract
ロシアニン組成物を提供する。 【構成】 チタニルフタロシアニンを少なくともモル分
率で50%以上含有するフタロシアニン組成物であっ
て、X線回折スペクトルにおいてブラック角(2θ±
0.2°)7.0°.7.6°.9.7°,10.2
°,15.6°,22.4°,23.5°,24.3
°,25.4°,27.3°,28.6°にピークを有
するフタロシアニン組成物。
Description
タロシアニン組成物及び、該フタロシアニン組成物を用
いた電子写真感光体に関する。
料として盛んに研究されるようになってきた。電子写真
用感光体、電子写真方式による製版材料、太陽電池、イ
メージセンサーなどの光電変換材料、光ディスクやフォ
トクロミズム、フォトホールバーニング(PHB)用感
剤などの光メモリ材料、半導体特性を利用したガスセン
サーや有機ダイオード材料等、研究が活発になってい
る。特に長波長域まで高感度を有するフタロシアニン
は、半導体レーザー用電子写真感光体や発光ダイオード
用電子写真感光体の電荷発生材料として勢力的に研究開
発が行われている。
り吸収スペクトルや、光導電性などの物性が異なるだけ
でなく、結晶型によってもこれらの物性は大きく変化す
る。例えば、銅フタロシアニンでは、α、β、γ、ε型
などの結晶型の違いにより、帯電性、暗減衰、感度等の
電子写真電気特性に大きな差があることが知られている
〔澤田 学:「染料と薬品」第24巻、第6号、p12
2(1979)〕。この他、電子写真用感光体の場合、
特定の結晶型が選択されている例がいくつか報告されて
いる。無金属フタロシアニンを用いた感光体(例えば、
特開昭60−86551)、アルミニウムを含有するフ
タロシアニンを用いた感光体(例えば、特開昭63−1
33462)、そのほか中心金属としてチタニウム(例
えば、特開昭59−49544)、インジウム、ガリウ
ムなど、多くの中心金属が知られており、ほとんどが特
定の結晶型を選択している。
ニウムフタロシアニンとも言う)は高感度を示し、近年
特に注目されており、そして、種々の結晶系のものが電
子写真感光体の電荷発生材料として有効なものとして提
案されている。たとえば、特開昭61−217050号
公報にはα型のものが、特開昭59−49544号公報
にはβ型のものが、特開昭62−256865号公報に
はC型のものが、特開昭62−67094号公報にはD
型ものが、特開昭64−17066号公報にはY型のも
のが、特開平1−299874にはγ型のものが、特開
平2−99969号公報にはω型ものが、開示されてい
る。また、X線回折スペクトルにおいて、2θ±0.2
°=27.2°付近にピークを有するものとして、上記
D型のものが知られている。一方、特開平1−1426
59号、同2−70763号、同2−170166号、
同2−272067号および同特開平2−280169
号公報には、オキシチタニウムフタロシアニンと他のフ
タロシアニンとの混晶、あるいは、単純混合したものを
電子写真感光体の電荷発生材として用いることが開示さ
れている。
々のチタニルフタロシアニンおよび混合結晶は、電荷発
生材として有用なものであるが、未だ十分なものではな
い。特に、いわゆるデジタル光入力用の電子写真感光体
に必要とされる高γ特性を有し、かつその他の特性が良
好な電荷発生剤の開発が望まれている。従って、本発明
の目的は、高いγ特性を有し、その他の光感度特性が良
好なフタロシアニン組成物及びそれを用いた電子写真感
光体を提供することにある。
ロシアニンを少なくともモル分率で50%以上含有する
フタロシアニン組成物で、X線回折スペクトルにおいて
ブラック角(2θ±0.2°)7.0°,7.6°,
9.7°,10.2°,15.6°,22.4°,2
3.5°,24.3°,25.4°,27.3°,2
8.6°にピークを有することを特徴とする電子写真感
光体として優れた性能を有するフタロシアニン組成物、
及び該組成物を感光層に含有してなる電子写真感光体。
以下、本発明を詳細に説明する。
ルフタロシアニンのモル分率が少なくとも50%である
が、好ましくは95〜60%、更に好ましくは95〜7
0%である。モル分率が低いと、光感度が悪くなり、実
用にそぐわなくなる。チタニルフタロシアニンとして
は、例えば下記一般式〔1〕
0から1の数を表わす。)で示されるものが挙げられ
る。その他のフタロシアニンとしては無金属もしくは金
属フタロシアニンまたはこれら誘導体から選ばれる1種
類以上の化合物を用いる。これらフタロシアニン類の例
としては、無金属フタロシアニン;ベリリウムフタロシ
アニン;マグネシウムフタロシアニン;アルミニウムフ
タロシアニン;シリコンフタロシアニン;バナジウムフ
タロシアニン;クロムフタロシアニン;マンガンフタロ
シアニン;鉄フタロシアニン;コバルトフタロシアニ
ン;ニッケルフタロシアニン;銅フタロシフニン;亜鉛
フタロシアニン;ガリウムフタロシアニン;ゲルマニウ
ムフタロシアニン;ジルコニウムフタロシアニン;ニオ
ブフタロシアニン;モリブデンフタロシアニン;パラジ
ウムフタロシアニン:銀フタロシアニン;カドミウムフ
タロシアニン;インジウムフタロシアニン;スズフタロ
シアニン;アンチモナフタロシアニン;タンタルフタロ
シアニン;タングステンフタロシアニン;白金フタロシ
アニン;金フタロシアニン;水銀フタロシアニン;タリ
ウムフタロシアニン及び鉛フタロシアニン等の金属フタ
ロシアニン並びにこれらの無金属または金属フタロシア
ニンのベンゼン環の水素原子が、塩素、フッ素、ニトロ
基、シアノ基またはスルホン基等の置換基で置換された
フタロシアニン誘導体等をあげることができる。
びトーマスの「フタロシアニン化合物」(MOSER
and Thomas.“Phthalocianin
eCompounds”)の公知方法等、いずれによっ
てもよい。例えばチタニルフタロシアニンの場合、O−
フタロニトリルと四塩化チタンを加熱融解またはα−ク
ロロナフタレンなどの有機溶媒の存在下で加熱する方
法、1,3−ジイミノイソインドリンとテトラブトキシ
チタンをN−メチルピロリドンなどの有機溶媒で加熱す
る方法により収率良く得られる。得られるフタロシアニ
ンには、ベンゼン環の水素原子が塩素、フッ素、ニトロ
基、シアノ基またはスルホン基等の置換基で置換された
フタロシアニン誘導体が含有されていても良い。また合
成により得るフタロシアニンはいずれの結晶型でもよ
く、非晶質のものを用いてもよい。好ましくは、α型あ
るいはアモルファス状態のものがよい。
存在下カルボニル基を有する脂環式有機溶媒に加えて溶
媒処理を行い、本発明の結晶型を得る。フタロシアニン
を水の存在下で、カルボニル基を有する脂環式有機溶媒
で処理する方法としては、予めフタロシアニンを水で膨
潤させ有機溶媒で処理する方法、或いは膨潤処理を行わ
ずに、水を有機溶媒中に添加し、その中にフタロシアニ
ン粉末を投入する方法等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
ては、例えば、フタロシアニンを硫酸に溶解させ水中で
析出させてウエットペースト状にする方法。また、ホモ
ミキサー、ペイントミキサー、ボールミル、又はサンド
ミル等の攪拌・分散装置を用いて、フタロシアニンを水
で膨潤させ、ウエットペースト状にする方法等が挙げら
れるが、これらの方法に限られるものではない。
ては、エチレンカルボナート、プロピレンカルボナー
ト、ブチレンカルボナート、クロロエチレンカルボナー
ト等のカルボナート類、γ−ブチロラクトン、γ−バレ
ロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクト
ン、α−メチレン−γ−ブチロラクトン、α−ブロモ−
γ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、2−アセチ
ルブチロラクトン、α−アセチル−α−メチル−γ−ブ
チロラクトン、α−ブロモ−γ−ブチロラクトン、α−
アンジエリカラクトン等のラクトン類、2−シクロヘキ
セン−1−オン、4−クロマノン、1−デカロン、3,
4−ジ−ハイドロクマリン、2(5H)−フラノン、ト
ロポン、α−テトラロン、1−インダノン、2H−ピラ
ン−2−オン等が挙げられる。このうち、エチレンカル
ボナート、プロピレンカルボナート、ブチレンカルボナ
ート、クロロエチレンカルボナート等のカルボナート
類、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン等のラク
トン類が好ましい。
的な攪拌装置の他に、ホモミキサー、ペイントミキサ
ー、ディスパーサー、アジター、或いはボールミル、サ
ンドミル、アトライター、超音波分散装置等を用いるこ
ともできる。処理温度は、−80〜120℃で行う。好
ましくは、−50〜80℃、更に好ましくは−30〜5
0℃である。また処理時間は10分〜120時間、好ま
しくは10分〜50時間。カルボニル基を有する脂環式
有機溶媒の量はフタロシアニンの重量に対して1〜50
0倍、好ましくは1〜300倍、さらに好ましくは1〜
100倍に設定される。処理後、ろ過し、メタノール、
エタノール、水等のカルボニル基を有する脂環式有機溶
媒と容易な溶媒で洗浄し単離される。
記の製造方法により製造されもののみに限定されるもの
ではなく、いかなる製造方法により製造されても、本発
明の特定ピークを示す限り包含するものである。さて、
このように得られた本発明のフタロシアニン組成物は、
Cu−Kα線により測定したX線回折スペクトルにおい
て、ブラック角(2θ±0.2°)7.0°,7.6
°,9.7°,10.2°,15.6°,22.4°,
23.5°,24.3°,25.4°,27.3°,2
8.6°に少なくともピークを有することを特徴とす
る。この中でも、7.6°又は28.6°のピークが、
他のピークより強いピーク強度を示すフタロシアニン組
成物は、良好な光感度特性を示すので好ましい。
成物は電子写真感光体のキャリア発生物質として用いた
時に特に優れた特性を発揮する。本発明のフタロシアニ
ン組成物を電子写真感光体として使用するには、上述の
方法で製造されたフタロシアニン組成物を、結着剤樹
脂、溶剤等とともに、ボールミル、アトライター等の混
練分散機で均一に分散させ、導電性支持体上に塗布し
て、感光層を形成させればよい。
着剤樹脂とを、結着剤樹脂のフタロシアニン組成物に対
する重量比を1〜10程度にして混合する。そして、混
合されたフタロシアニン組成物と結着剤樹脂とを、電子
写真感光体に通常用いられるアルミニウム板、もしく
は、導電処理した紙、プラスティックなどの導電性支持
体上に塗布し、感光層を形成させる。塗布方法として
は、必要ならば上記混合物にトルエン、シクロヘキサノ
ン等の溶剤を加えて粘度を調整し、エアードクターコー
ター、プレートコーター、ロッドコーター、リバースコ
ーター、スプレーコーター、ホットコーター、スクイー
ズコーター、グラビアコーター、浸漬塗布法等の塗布方
式で被膜形成を行う。塗布後、光導電性層として十分な
帯電電位が付与されるようになるまで適当な乾燥を行
う。
キシ樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、キシレン樹
脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、繊維素誘導体などの体積固有抵抗が107 Ω
cm以上の絶縁性を有する結着剤樹脂、或いはポリビニ
ルカルバゾール等の結着剤樹脂が挙げられる。
るとともに上記のような手段に従って製造された感光体
(以下、本発明の感光体とする)は、樹脂/光導電性材
料が重量比で1以上である。従って、例えば、樹脂/光
導電材料の重量比が0.2である酸化亜鉛を用いた従来
の感光体の場合に比べ、樹脂量が多い。よって、被膜の
物理的強度があり、可撓性に富む感光体を実現すること
ができる。また、以上のようにして製造された本発明の
感光体は、導電性支持体との接着性が大きく、耐湿性が
良好であり、経済変化が少なく、毒性上の問題が少な
く、製造容易であり、安価である等の実用上優れた特徴
を有するものである。以下、実施例により本発明を説明
する。
イソインドリン58g、テトラブトキシチタン51gを
α−クロロナフタレン300ml中で210℃にて5時
間反応後、α−クロロナフタレン、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)の順で洗浄した。その後、熱DMF、熱
水、メタノールで洗浄、乾燥して51gのチタニルフタ
ロシアニンを得た。
製造例)1,3−ジイミノイソインドリン58gをα−
クロロナフタレン300ml中で210℃にて5時間反
応後、α−クロロナフタレン、ジメチルホルムアミド
(DMF)の順で洗浄した。その後、150℃の熱DM
F、80℃の熱水、メタノールの順で更に洗浄した。最
後に、60℃にて乾燥させて、42gのメタルフリー
(水素)フタロシアニンを得た。
酸54g、尿素93g、塩化第二銅(無水物)15.3
g、モリブデン酸アンモニウム0.6gをニトロベンゼ
ン450ml中で190℃にて5時間反応後、ニトロベ
ンゼン、メタノールの順で洗浄した。その後、1N塩酸
水溶液1000mlの中で1時間煮沸した。煮沸後直ち
に熱時濾過し、これを十分な水で濾液で中性となるまで
洗浄した。その後、更に1N水酸化ナトリウム水溶液1
000mlの中で1時間煮沸した。煮沸後直ちに熱時濾
過し、これを十分な水で濾液が中性となるまで洗浄し
た。最後に、120℃にて乾燥させて、42gの銅フタ
ロシアニンを得た。
と上記合成したメタルフリー(水素)フタロシアニン
0.45gを0℃の硫酸350gに溶解した(チタニル
フタロシアニンのモル分率80%)。次に、その硫酸溶
液を水600mlと氷2200g中に滴下し、滴下終了
後室温下1時間攪拌した後ろ過し、充分な水でろ液が中
性となるまで洗浄した。
った250mlのプロピレンカルボナート(以下PCと
略す)中に投入することにより、フタロシアニンを水存
在下PCで溶剤処理することを実行する。そして、ウエ
ットペーストが混入されているPC溶液を機械的に攪拌
しつつ、6時間この処理を継続した。この処理を6時間
実行した後、フタロシアニンをメタノールで洗浄してろ
過した。最後に、フタロシアニン組成物1を60℃にて
乾燥させ2.3gを得た。このフタロシアニンのX線図
を図1に示す。ブラック角(2θ±0.2°),7.0
°,7.6°,9.7°,10.2°,15.6°,2
2.4°,23.5°,24.3°,25.4°,2
7.3°,28.6°にピークを有する本発明のフタロ
シアニン組成物であることがわかる。
と上記合成したメタルフリー(水素)フタロシアニン
0.45gを0℃の硫酸350gに溶解した(チタニル
フタロシアニンのモル分率80%)。次に、その硫酸溶
液を水600mlと氷2200g中に滴下し、滴下終了
後室温下1時間攪拌した後ろ過し、充分な水でろ液が中
性となるまで洗浄した。
った250mlのγ−ブチロラクトン(以下GBLと略
す)中に投入することにより、フタロシアニンを水存在
下GBLで溶剤処理することを実行する。そして、ウエ
ットペーストが混入されているGBL溶液を機械的に攪
拌しつつ、8時間この処理を継続した。この処理を8時
間実行した後、フタロシアニンをメタノールで洗浄して
ろ過した。最後に、フタロシアニン組成物2を60℃に
て乾燥させ2.2gを得た。このフタロシアニンのX線
図を図2に示す。ブラック角(2θ±0.2°),7.
0°,7.6°,9.7°,10.2°,15.6°,
22.4°,23.5°,24.3°,25.4°,2
7.3°,28.6°にピークを有する本発明のフタロ
シアニン組成物であることがわかる。
2gとメタルフリー(水素)フタロシアニン0.7gを
0℃の硫酸270gに溶解した(チタニルフタロシアニ
ンモル分率60%)。次に、その硫酸溶液を水400m
lと氷800g中に滴下し、滴下終了後室温下1時間攪
拌した後ろ過し、充分な水でろ液が中性となるまで洗浄
した。
った200mlのPC中に投入することにより、フタロ
シアニンを水存在下PCで溶剤処理することを実行す
る。そして、ウエットペーストが混入されているPC溶
液を機械的に攪拌しつつ、6時間この処理を継続した。
この処理を6時間実行した後、フタロシアニンをメタノ
ールで洗浄してろ過した。最後に、フタロシアニン組成
物3を60℃にて乾燥させ1.7gを得た。このフタロ
シアニンのX線図を図3に示す。ブラック角(2θ±
0.2°),7.0°,7.6°,9.7°,10.2
°,15.6°,22.4°,23.5°,24.3
°,25.4°,27.3°,28.6°にピークを有
する本発明のフタロシアニン組成物であることがわか
る。
5gと上記合成した銅フタロシアニン0.33gを0℃
の硫酸260gに溶解した(チタニルフタロシアニンモ
ル分率80%)。次に、その硫酸溶液を水400mlと
氷900g中に滴下し、滴下終了後室温下1時間攪拌し
た後ろ過し、充分な水でろ液が中性となるまで洗浄し
た。
った200mlのPC中に投入することにより、フタロ
シアニンを水存在下PCで溶剤処理することを実行す
る。そして、ウエットペーストが混入されているPC溶
液を機械的に攪拌しつつ、6時間この処理を継続した。
この処理を6時間実行した後、フタロシアニンをメタノ
ールで洗浄してろ過した。最後に、フタロシアニン組成
物4を60℃にて乾燥させ1.7gを得た。このフタロ
シアニンのX線図を図4に示す。ブラック角(2θ±
0.2°),7.0°,7.6°,9.7°,10.2
°,15.6°,22.4°,23.5°,24.3
°,25.4°,27.3°,28.6°にピークを有
する本発明のフタロシアニン組成物であることがわか
る。以下、本発明の各実施例によるフタロシアニン組成
物を評価するために用いる比較例としてのフタロシアニ
ンの製造法を説明する。
トをプロピレンカルボナートで処理せずすぐに乾燥する
点が実施例1と異なる。上記合成したチタニルフタロシ
アニン2gを0℃の硫酸300gに溶解した。次に、そ
の硫酸溶液を水800mlと氷1600g中に滴下し、
滴下終了後室温下1時間攪拌した後ろ過し、充分な水で
ろ液が中性となるまで洗浄した。最後に60℃にて乾燥
し0.9gを得た。このフタロシアニンのX線図を図5
に示す。ブロードな回折パターンであり、本発明のフタ
ロシアニン組成物とは異なる。
シアニンのモル分率が40%である点のみ実施例3と異
なる。チタニルフタロシアニン1.1gとメタルフリー
(水素)フタロシアニン1.5gを0℃の硫酸380g
に溶解した。次に、その硫酸溶液を水500mlと氷2
500g中に滴下し、滴下終了後室温下1時間攪拌した
後ろ過し、充分な水でろ液が中性になるまで洗浄した。
った250mlのPC中に投入することにより、フタロ
シアニンを水存在下PCで溶剤処理することを実行す
る。そして、ウエットペーストが混入されているPC溶
液を機械的に攪拌しつつ、6時間この処理を継続した。
この処理を6時間実行した後、フタロシアニンをメタノ
ールで洗浄してろ過した。最後に、フタロシアニン組成
物6を60℃にて乾燥させ1.75gを得た。このフタ
ロシアニンのX線図を図6に示す。ブラック角(2θ±
0.2°),7.0°,7.6°,9.7°,10.2
°,15.6°,22.4°,24.3°,25.4
°,27.3°,28.6°にピークを有するが、2
3.5°にはピークを有しておらず本発明のものとは異
なる。
トをγ−ブチロラクトンでなくジメチルカルボナートで
溶剤処理する点のみ実施例2と異なる。チタニルフタロ
シアニン2gと上記合成したメタルフリー(水素)フタ
ロシアニン0.45gを0℃の硫酸350gに溶解し
た。(チタニルフタロシアニンのモル分率80%)。次
に、その硫酸溶液を0℃の水600mlと氷2200g
中に滴下し、滴下終了後室温下1時間攪拌した後ろ過
し、充分な水でろ液が中性になるまで洗浄した。
った250mlのジメチルカルボナートで溶剤処理する
ことを実行する。そして、ウエットペーストが混入され
ているジメチルカルボナート溶液を機械的に攪拌しつ
つ、12時間この処理を接続した。この処理を12時間
実行した後、フタロシアニンを水で洗浄してろ過した。
最後に、フタロシアニン組成物7を60℃にて乾燥させ
2.3gを得た。このフタロシアニンのX線図を図7に
示す。ブラック角(2θ±0.2°),7.6°,9.
7°,15.6°,22.4°,23.5°,25.4
°,27.3°,28.6°にピークを有するが、7.
0°,24.3°のピークが±0.2°の範囲にはな
く、10.2°のピークも有しておらず、本発明のもの
とは異なる。
シアニン組成物を以下のようにして評価とした。すなわ
ち、ポリエステル樹脂溶液(マルマテックス、P64
5、三井東圧製)2.8g、メラミン樹脂(コーバン、
20HS、三井東圧製)1g及びトルエン14gを混合
してなる組成物に、ガラスビーズ30gと共に上記フタ
ロシアニン0.8gを投入する。これをペイントミキサ
ーにより4時間分散し、感光体塗液を得た。次にこの感
光体塗装を厚さ90ミクロンのアルミニウム箔上に、乾
燥膜厚が15ミクロンになるようにコートし、120℃
で5時間静置した。以上のようにして感光体を作成し
た。
評価装置(シンシアー55、ジェンテック社製)を用い
て評価した。まず、+6.0KVの電圧でコロナ帯電さ
せた場合に感光体の表面電位が急激に低下する屈曲点の
時間(秒)を暗減衰時間とした。
度が異なった780nmの単色光をコロナ帯電させた感
光体に各々照射し、各光強度に対する光減衰時間曲線
(照射時間に対する表面電位の特性曲線)を各々測定し
た。そして、その曲線から得られた一定時間照射(ここ
では0.075秒)後における表面電位を、各々光エネ
ルギーに対してプロットした。これをγカーブと称す
る。
できる光エネルギーのうち最大の光エネルギーをE
1 (γカーブにおける立ち上がり点の光エネルギー)、
表面電位を残留電位程度(約30V)までに低下させる
ことのできる光エネルギーのうち最小の光エネルギーを
E2 (γカーブにおける立ち上がり点の光エネルギー)
とした。E1 が小さい程、光感度がよくなる。また、E
2 −E1 の差ΔEが小さい程、高γ特性となるので、デ
ジタル光入力用感光体となり得る。本評価法において
は、ΔEが5μJ/cm2 以下の感光体をデジタル感光
体として使用可能なものと、一方、それ以上の感光体を
アナログ感光体として使用可能なものと考えて、評価し
た。評価結果を表1に示す。
め、デジタル光入力用の感光体として使用することがで
きる。又、残留電位が低く良好な感度特性を得ることが
できる。
X線図。
X線図。
X線図。
X線図。
Claims (2)
- 【請求項1】 チタニルフタロシアニンを少なくともモ
ル分率で50%以上含有するフタロシアニン組成物であ
って、X線回折スペクトルにおいてブラック角(2θ±
0.2°)7.0°,7.6°,9.7°,10.2
°,15.6°,22.4°,23.5°,24.3
°,25.4°,27.3°,28.6°にピークを有
するフタロシアニン組成物。 - 【請求項2】 導電性基体上に感光層を設けてなる電子
写真感光体において、チタニルフタロシアニンを少なく
ともモル分率で50%以上含有しX線回折スペクトルに
おいてブラック角(2θ±0.2°)7.0°,7.6
°,9.7°,10.2°,15.6°,22.4°,
23.5°,24.3°,25.4°,27.3°,2
8.6°にピークを有するフタロシアニン組成物を、該
感光層に含有してなることを特徴とする電子写真感光
体。
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|---|---|---|---|---|
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1994
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