JPH08181091A - パターン形成方法 - Google Patents
パターン形成方法Info
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- JPH08181091A JPH08181091A JP6325915A JP32591594A JPH08181091A JP H08181091 A JPH08181091 A JP H08181091A JP 6325915 A JP6325915 A JP 6325915A JP 32591594 A JP32591594 A JP 32591594A JP H08181091 A JPH08181091 A JP H08181091A
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- Japan
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- pattern
- thin film
- film
- exposure
- polyimide
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高感度の有機化合物薄膜を利用し、エキシマ光
照射による自己現像で高精度パターン形成を実現する。 【構成】鎖にSi−Si結合およびGe−Ge結合の少
なくとも一方を複数個含有するポリアミド酸もしくはポ
リイミド薄膜を感光性有機高分子薄膜1として所定の基
板2上に成膜する。これにエキシマ光を酸素を含まない
雰囲気下で照射、露光することにより、自己現像を進行
させ、パターン形成を行う。これをレジスト膜1aとし
て、その下層の被加工膜(例えば炭素膜)3を例えばド
ライエッチングすれば、高精度にパターン化し、レジス
トパターン1aを被加工膜3に転写した被加工膜パター
ン3aを容易に形成することができる。露光時の薄膜
は、ポリアミド酸の状態でもポリイミドの状態でも良い
が、前者の方が感度が高い。レジスト膜、もしくは層間
絶縁膜として最終的に使用するときには膜質を強化する
ためにポリアミド酸をポリイミドに変化させる。
照射による自己現像で高精度パターン形成を実現する。 【構成】鎖にSi−Si結合およびGe−Ge結合の少
なくとも一方を複数個含有するポリアミド酸もしくはポ
リイミド薄膜を感光性有機高分子薄膜1として所定の基
板2上に成膜する。これにエキシマ光を酸素を含まない
雰囲気下で照射、露光することにより、自己現像を進行
させ、パターン形成を行う。これをレジスト膜1aとし
て、その下層の被加工膜(例えば炭素膜)3を例えばド
ライエッチングすれば、高精度にパターン化し、レジス
トパターン1aを被加工膜3に転写した被加工膜パター
ン3aを容易に形成することができる。露光時の薄膜
は、ポリアミド酸の状態でもポリイミドの状態でも良い
が、前者の方が感度が高い。レジスト膜、もしくは層間
絶縁膜として最終的に使用するときには膜質を強化する
ためにポリアミド酸をポリイミドに変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リソグラフィ技術にお
ける微細加工法に係り、特に、エキシマ光照射による感
光性有機高分子薄膜の反応を利用して、基板上に薄膜パ
ターンを形成する方法に関する。
ける微細加工法に係り、特に、エキシマ光照射による感
光性有機高分子薄膜の反応を利用して、基板上に薄膜パ
ターンを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性有機高分子薄膜として、ポリイミ
ド薄膜をパターン化することは、この膜が電子材料とし
て優れているだけに大変有用な技術である。したがっ
て、パターン形成技術として、従来から例えばイオンエ
ッチング、フォトエッチングと云った各種のリソグラフ
ィ技術による検討がなされてきた。その中でも、例えば
フォトエッチングによるドライエッチングは、エキシマ
レーザーを光源とする短波長紫外線を酸素を含む雰囲気
中で照射、露光する際に、マスクを用いたり、紫外線ビ
ームをスキャンするだけでポリイミドに選択的にパター
ンを形成することができ、格別な現像処理工程を必要と
しないことから優れたパターン形成方法の一つとして知
られている。なお、この種のポリイミドのフォトエッチ
ング技術に関連するものとしては、例えば特開昭59−
69931号公報が挙げられる。
ド薄膜をパターン化することは、この膜が電子材料とし
て優れているだけに大変有用な技術である。したがっ
て、パターン形成技術として、従来から例えばイオンエ
ッチング、フォトエッチングと云った各種のリソグラフ
ィ技術による検討がなされてきた。その中でも、例えば
フォトエッチングによるドライエッチングは、エキシマ
レーザーを光源とする短波長紫外線を酸素を含む雰囲気
中で照射、露光する際に、マスクを用いたり、紫外線ビ
ームをスキャンするだけでポリイミドに選択的にパター
ンを形成することができ、格別な現像処理工程を必要と
しないことから優れたパターン形成方法の一つとして知
られている。なお、この種のポリイミドのフォトエッチ
ング技術に関連するものとしては、例えば特開昭59−
69931号公報が挙げられる。
【0003】とろで、従来のポリイミド膜は、イミド結
合を有する有機高分子膜であるが、パターンが微細化す
るのに伴い、例えばLSI等の半導体装置の製造工程に
おいては、レジスト膜とする場合、イオンエッチングに
対する耐性を向上させるために、在来のポリイミド骨格
中にSi−O−Si結合を導入することが提案されてい
る。なお、この種のポリイミドに関連するものとして
は、例えば特開昭57−168942号公報および特開
昭59−160140号公報が挙げられる。
合を有する有機高分子膜であるが、パターンが微細化す
るのに伴い、例えばLSI等の半導体装置の製造工程に
おいては、レジスト膜とする場合、イオンエッチングに
対する耐性を向上させるために、在来のポリイミド骨格
中にSi−O−Si結合を導入することが提案されてい
る。なお、この種のポリイミドに関連するものとして
は、例えば特開昭57−168942号公報および特開
昭59−160140号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォトエッチングにおいて、エキシマレーザーを露光源
として使用する場合、コストが高く、使い勝手が良くな
い上に照射面積を大きくすることができないという難点
があり、大量の微細パターンを処理するプロセスへの適
用には課題が多かった。
フォトエッチングにおいて、エキシマレーザーを露光源
として使用する場合、コストが高く、使い勝手が良くな
い上に照射面積を大きくすることができないという難点
があり、大量の微細パターンを処理するプロセスへの適
用には課題が多かった。
【0005】また、最近ではエキシマレーザーの代わり
にエキシマランプを用いてポリイミドをエッチングする
検討が行われている。エキシマランプは、誘電体バリア
放電、過渡放電、マイクロ波無電極放電、などを励起源
とする。エキシマレーザーと比較して、より広い露光面
積を得ることができるので、高スループットおよび低コ
ストを可能にする。誘電体バリア放電方式のエキシマラ
ンプは、低コストのものが提案されており、露光設備と
して、特に実用的である。しかし、エキシマランプは、
エキシマレーザーと比べて照度が低いため、例えばポリ
イミドをフォトエッチングする場合、感度が低く実用性
に乏しいと云う難点があった。
にエキシマランプを用いてポリイミドをエッチングする
検討が行われている。エキシマランプは、誘電体バリア
放電、過渡放電、マイクロ波無電極放電、などを励起源
とする。エキシマレーザーと比較して、より広い露光面
積を得ることができるので、高スループットおよび低コ
ストを可能にする。誘電体バリア放電方式のエキシマラ
ンプは、低コストのものが提案されており、露光設備と
して、特に実用的である。しかし、エキシマランプは、
エキシマレーザーと比べて照度が低いため、例えばポリ
イミドをフォトエッチングする場合、感度が低く実用性
に乏しいと云う難点があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、上記従来の
問題点を解消することにあり、エキシマ光を利用するフ
ォトエッチング技術により、実用性のある高感度および
高効率の有機薄膜を用いた微細加工方法を提供すること
にある。
問題点を解消することにあり、エキシマ光を利用するフ
ォトエッチング技術により、実用性のある高感度および
高効率の有機薄膜を用いた微細加工方法を提供すること
にある。
【0007】さらに本発明の他の目的は、この有機薄膜
をレジスト膜として、被加工膜を高精度にパターン化す
る優れたパターン形成方法を提供することにある。
をレジスト膜として、被加工膜を高精度にパターン化す
る優れたパターン形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するためにエキシマ光照射によるポリイミドの感
光性を高め、フォトエッチングの実用化を図るために、
ポリイミドの改質と露光方法について種々実験検討し
た。その結果、次に示すような有用な知見が得られた。
すなわち、その第1の知見はポリイミドの構造にあり、
従来のSi−O−Si結合の代わりにSi−Si結合と
することで感度が飛躍的に向上した。また、同様の効果
がGe−Ge結合においても見られた。第2の知見はエ
キシマ光照射による露光に際しては、雰囲気が重要で、
酸素を含まない雰囲気、例えば真空下、窒素ガス等の不
活性ガス雰囲気下とすることが高感度維持に有効である
ことを見出した。本発明は、このような知見に基づいて
なされたものであり、以下にその具体的な目的達成手段
について説明する。
を達成するためにエキシマ光照射によるポリイミドの感
光性を高め、フォトエッチングの実用化を図るために、
ポリイミドの改質と露光方法について種々実験検討し
た。その結果、次に示すような有用な知見が得られた。
すなわち、その第1の知見はポリイミドの構造にあり、
従来のSi−O−Si結合の代わりにSi−Si結合と
することで感度が飛躍的に向上した。また、同様の効果
がGe−Ge結合においても見られた。第2の知見はエ
キシマ光照射による露光に際しては、雰囲気が重要で、
酸素を含まない雰囲気、例えば真空下、窒素ガス等の不
活性ガス雰囲気下とすることが高感度維持に有効である
ことを見出した。本発明は、このような知見に基づいて
なされたものであり、以下にその具体的な目的達成手段
について説明する。
【0009】上記目的は、所定の基板上に感光性有機高
分子薄膜を形成する工程と、この薄膜にエキシマ光を照
射してフォトエッチングする露光工程とを有して成るパ
ターン形成方法において、前記薄膜の形成工程を、その
主鎖にSi−Si結合およびGe−Ge結合の少なくと
も一方の結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポ
リイミドの薄膜形成工程とし、前記露光工程を、酸素を
含まない雰囲気下で露光し、少なくともエキシマ光の露
光による自己現像効果に基づいて薄膜パターンを形成す
る工程として成るパターン形成方法により、達成され
る。
分子薄膜を形成する工程と、この薄膜にエキシマ光を照
射してフォトエッチングする露光工程とを有して成るパ
ターン形成方法において、前記薄膜の形成工程を、その
主鎖にSi−Si結合およびGe−Ge結合の少なくと
も一方の結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポ
リイミドの薄膜形成工程とし、前記露光工程を、酸素を
含まない雰囲気下で露光し、少なくともエキシマ光の露
光による自己現像効果に基づいて薄膜パターンを形成す
る工程として成るパターン形成方法により、達成され
る。
【0010】また、上記目的は、所定の基板上に感光性
有機高分子薄膜を形成し、この薄膜にエキシマ光を照
射、露光してレジストパターンを形成する工程と、この
レジストパターンをマスクにして下地層をドライエッチ
ングする工程とを有して成るパターン形成方法におい
て、前記レジストパターンの形成工程を、その主鎖にS
i−Si結合およびGe−Ge結合の少なくとも一方の
結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミド
の薄膜形成工程と、この薄膜を酸素を含まない雰囲気下
で露光し、少なくともエキシマ光の露光による自己現像
効果に基づいて薄膜パターンを形成する工程とで構成し
て成るパターン形成方法によっても達成される。
有機高分子薄膜を形成し、この薄膜にエキシマ光を照
射、露光してレジストパターンを形成する工程と、この
レジストパターンをマスクにして下地層をドライエッチ
ングする工程とを有して成るパターン形成方法におい
て、前記レジストパターンの形成工程を、その主鎖にS
i−Si結合およびGe−Ge結合の少なくとも一方の
結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミド
の薄膜形成工程と、この薄膜を酸素を含まない雰囲気下
で露光し、少なくともエキシマ光の露光による自己現像
効果に基づいて薄膜パターンを形成する工程とで構成し
て成るパターン形成方法によっても達成される。
【0011】これらにより、露光部の薄膜を自己現像効
果に基づいて選択的に除去することができ、容易に高精
度のパターンを形成することができる。露光時のエキシ
マ光の波長は、250nm以下、好ましくは172〜2
22nmである。
果に基づいて選択的に除去することができ、容易に高精
度のパターンを形成することができる。露光時のエキシ
マ光の波長は、250nm以下、好ましくは172〜2
22nmである。
【0012】また、露光時の薄膜はポリイミド前駆体の
ポリアミド酸の状態でも、その後の加熱硬化によりポリ
イミドに変化した後の状態でもよいが、自己現像効果を
最大限に発揮させ、高感度を得るにはポリアミド酸の状
態で露光するのが望ましい。
ポリアミド酸の状態でも、その後の加熱硬化によりポリ
イミドに変化した後の状態でもよいが、自己現像効果を
最大限に発揮させ、高感度を得るにはポリアミド酸の状
態で露光するのが望ましい。
【0013】また、露光時の雰囲気は、前述したように
酸素を含まない雰囲気とすることが重要である。酸素が
存在すると、感度が著しく低下する。また、感度向上に
は、露光時に基板を加熱することも有効であり、100
〜300℃程度に加熱保持した状態で露光するのが望ま
しい。
酸素を含まない雰囲気とすることが重要である。酸素が
存在すると、感度が著しく低下する。また、感度向上に
は、露光時に基板を加熱することも有効であり、100
〜300℃程度に加熱保持した状態で露光するのが望ま
しい。
【0014】さらにまた、露光時のポリアミド酸もしく
はポリイミドの薄膜は、高感度を維持するために高分子
の主鎖に感光基となるSi−Si結合およびGe−Ge
結合の少なくとも一方が10個以上含まれていることが
望ましい。通常使用される薄膜の分子量は約5,000
以上であることから、例えば分子量10,000の薄膜
であれば、これらの感光基は少なくとも20個以上含ま
れていることが望ましい。
はポリイミドの薄膜は、高感度を維持するために高分子
の主鎖に感光基となるSi−Si結合およびGe−Ge
結合の少なくとも一方が10個以上含まれていることが
望ましい。通常使用される薄膜の分子量は約5,000
以上であることから、例えば分子量10,000の薄膜
であれば、これらの感光基は少なくとも20個以上含ま
れていることが望ましい。
【0015】ポリアミド酸もしくはポリイミドの主鎖に
含まれる、これらの感光基はSi−Si結合単独の場
合、Ge−Ge結合単独の場合、及びこれら両者が含ま
れる場合の3種が存在するが、感度の点からはSi−S
i結合よりもGe−Ge結合の方が優れている。
含まれる、これらの感光基はSi−Si結合単独の場
合、Ge−Ge結合単独の場合、及びこれら両者が含ま
れる場合の3種が存在するが、感度の点からはSi−S
i結合よりもGe−Ge結合の方が優れている。
【0016】上記ポリアミド酸もしくはポリイミドの薄
膜は、例えばドライエッチングのレジスト膜として使用
される以外に、それ自身がLSIの層間絶縁膜として、
また、多層回路基板の層間絶縁膜として使用されるが、
いずれの場合も周知のように薄膜としての機能は、ポリ
アミド酸をポリイミドに化学変化させた状態で発揮され
る。一般に、この薄膜パターンをレジスト膜として使用
した場合には、パターン形成後に残存膜は、周知の方法
で除去される。また、層間絶縁膜とする場合には、除去
せずに積極的に残して使用する。また、膜厚についてレ
ジスト膜として使用する場合には0.1〜1.0μm、
層間絶縁膜として使用する場合には1〜10μm程度の
ものが用いられる。
膜は、例えばドライエッチングのレジスト膜として使用
される以外に、それ自身がLSIの層間絶縁膜として、
また、多層回路基板の層間絶縁膜として使用されるが、
いずれの場合も周知のように薄膜としての機能は、ポリ
アミド酸をポリイミドに化学変化させた状態で発揮され
る。一般に、この薄膜パターンをレジスト膜として使用
した場合には、パターン形成後に残存膜は、周知の方法
で除去される。また、層間絶縁膜とする場合には、除去
せずに積極的に残して使用する。また、膜厚についてレ
ジスト膜として使用する場合には0.1〜1.0μm、
層間絶縁膜として使用する場合には1〜10μm程度の
ものが用いられる。
【0017】上記ポリアミド酸もしくはポリイミドの薄
膜は、以下に示す2つの製造方法により容易に所望の基
板上に形成することができる。第1の方法は、原料モノ
マであるジアミンと酸二無水物を溶液中で混合させ、液
相反応によってポリアミド酸を合成する。このポリアミ
ド酸に熱処理等を加えると化学反応が進行し、ポリイミ
ドとなる。第2の方法は、気相による蒸着重合法であっ
て、ジアミンと酸二無水物との両モノマをそれぞれ真空
槽内で気化させ、気相反応させてポリアミド酸膜として
基板上に析出させる。さらに例えば加熱処理等の周知の
手段により化学変化させてポリイミド膜としてもよい。
ここで用いる原料モノマのジアミンと酸二無水物とは、
少なくともそのいずれかがSi−Si結合およびGe−
Ge結合の少なくとも一方を含有する構造を持つ。これ
らが重合してポリアミド酸、さらにはポリイミドとなっ
た時、その高分子の主鎖にSi−Si結合およびGe−
Ge結合の少なくとも一方を含有する構造となり得る材
料モノマーを用いる。
膜は、以下に示す2つの製造方法により容易に所望の基
板上に形成することができる。第1の方法は、原料モノ
マであるジアミンと酸二無水物を溶液中で混合させ、液
相反応によってポリアミド酸を合成する。このポリアミ
ド酸に熱処理等を加えると化学反応が進行し、ポリイミ
ドとなる。第2の方法は、気相による蒸着重合法であっ
て、ジアミンと酸二無水物との両モノマをそれぞれ真空
槽内で気化させ、気相反応させてポリアミド酸膜として
基板上に析出させる。さらに例えば加熱処理等の周知の
手段により化学変化させてポリイミド膜としてもよい。
ここで用いる原料モノマのジアミンと酸二無水物とは、
少なくともそのいずれかがSi−Si結合およびGe−
Ge結合の少なくとも一方を含有する構造を持つ。これ
らが重合してポリアミド酸、さらにはポリイミドとなっ
た時、その高分子の主鎖にSi−Si結合およびGe−
Ge結合の少なくとも一方を含有する構造となり得る材
料モノマーを用いる。
【0018】これらのモノマーを例示すると、ジアミン
としては、例えばビス(アミノプロピル)ジシラン、ビ
ス(アミノブチル)ジシラン、ビス(アミノブチル)ジ
ゲルマン、ビス(アミノフェニル)ジシラン、ビス(ア
ミノフェニル)ジゲルマン、ビス(アミノシクロヘキシ
ル)ジシラン、ビス(アミノシクロヘキシル)ジゲルマ
ン、ビス(アミノシクロブチル)ジシラン、ビス(アミ
ノフェニル)トリシラン、ビス(アミノフェニル)テト
ラシラン、ジアミノジシラン、ジアミノトリシラン、ジ
アミノテトラシランなどが挙げられる。
としては、例えばビス(アミノプロピル)ジシラン、ビ
ス(アミノブチル)ジシラン、ビス(アミノブチル)ジ
ゲルマン、ビス(アミノフェニル)ジシラン、ビス(ア
ミノフェニル)ジゲルマン、ビス(アミノシクロヘキシ
ル)ジシラン、ビス(アミノシクロヘキシル)ジゲルマ
ン、ビス(アミノシクロブチル)ジシラン、ビス(アミ
ノフェニル)トリシラン、ビス(アミノフェニル)テト
ラシラン、ジアミノジシラン、ジアミノトリシラン、ジ
アミノテトラシランなどが挙げられる。
【0019】また、酸二無水物としては、例えばビス
(テトラヒドロ無水フタル酸)ジシラン、ビス(無水フ
タル酸)ジシラン、ビス(テトラヒドロ無水フタル酸)
ジゲルマン、ビス(無水フタル酸)ジゲルマンなどが挙
げられる。
(テトラヒドロ無水フタル酸)ジシラン、ビス(無水フ
タル酸)ジシラン、ビス(テトラヒドロ無水フタル酸)
ジゲルマン、ビス(無水フタル酸)ジゲルマンなどが挙
げられる。
【0020】エキシマ光照射源としては、従来のエキシ
マレーザーを用いることもできるが、エキシマランプを
用いることにより、低コストで比較的大面積を露光でき
るため、効率の高い生産プロセスによりパターン形成で
きる。
マレーザーを用いることもできるが、エキシマランプを
用いることにより、低コストで比較的大面積を露光でき
るため、効率の高い生産プロセスによりパターン形成で
きる。
【0021】
【作用】通常のレジストパターン形成は、成膜、露光、
現像というプロセスを経て行われる。しかし、本発明に
係るパターン形成は、露光と共に現像が進行する(これ
を自己現像と呼ぶ)ので、成膜、露光のみでパターン形
成を行なうことができ、現像プロセスを削減できると云
う特徴がある。したがって、本発明のパターン形成方法
は、エキシマ光照射により露光部の薄膜が気化し、露光
と同時に現像が進行する自己現像効果を利用するもので
ある。
現像というプロセスを経て行われる。しかし、本発明に
係るパターン形成は、露光と共に現像が進行する(これ
を自己現像と呼ぶ)ので、成膜、露光のみでパターン形
成を行なうことができ、現像プロセスを削減できると云
う特徴がある。したがって、本発明のパターン形成方法
は、エキシマ光照射により露光部の薄膜が気化し、露光
と同時に現像が進行する自己現像効果を利用するもので
ある。
【0022】ポリイミドあるいはポリアミド酸の主鎖に
含有されるSi−Si結合および/またはGe−Ge結
合は、紫外領域波長の光に感光し、結合を解裂する性質
を持つ。この性質を利用し、レジストとしての感度向上
を実現する。すなわち、これらの結合は感光基となるも
のであり、主鎖に含まれる数が多いほど感度が高くなる
傾向にある。なお、Ge−Ge結合は、遠紫外光に対し
てSi−Si結合よりもさらに高い感度で結合解裂反応
を行うので、自己現像速度が速く、高感度レジストとな
る。
含有されるSi−Si結合および/またはGe−Ge結
合は、紫外領域波長の光に感光し、結合を解裂する性質
を持つ。この性質を利用し、レジストとしての感度向上
を実現する。すなわち、これらの結合は感光基となるも
のであり、主鎖に含まれる数が多いほど感度が高くなる
傾向にある。なお、Ge−Ge結合は、遠紫外光に対し
てSi−Si結合よりもさらに高い感度で結合解裂反応
を行うので、自己現像速度が速く、高感度レジストとな
る。
【0023】本発明の感光性有機高分子薄膜として用い
るポリイミドあるいはポリアミド酸は、露光時に大気か
ら受ける影響が大きいので、露光時の雰囲気設定が重要
である。主鎖に含有され、感光基を形成するSi−Si
結合やGe−Ge結合は、大気中の酸素や水と反応し易
く、それらの酸素と反応してSi−Si結合がSi−O−
Siに、Ge−Ge結合がGe−O−Geに変質し、感
度が著しく低下する。
るポリイミドあるいはポリアミド酸は、露光時に大気か
ら受ける影響が大きいので、露光時の雰囲気設定が重要
である。主鎖に含有され、感光基を形成するSi−Si
結合やGe−Ge結合は、大気中の酸素や水と反応し易
く、それらの酸素と反応してSi−Si結合がSi−O−
Siに、Ge−Ge結合がGe−O−Geに変質し、感
度が著しく低下する。
【0024】したがって、露光処理は、真空中あるいは
酸素を含まないガス雰囲気中で行うことが望ましい。こ
れにより、大気から受ける影響を抑え、エキシマ光照射
時の露光部のレジスト膜最表面における化学変化と物理
変化とを最適化することができ、レジスト膜の気化反応
を促進することができる。特に減圧下を含む真空中での
露光は、酸素の導入防止と、露光により高分子から解裂
した低分子生成物を露光雰囲気外に排気、除去する作用
とを有しており、さらには大気からのコンタミネーショ
ンや温度変化による膜質の変化等、環境から受ける影響
をも抑制できるので、再現性良く自己現像を行うことが
でき好ましい。
酸素を含まないガス雰囲気中で行うことが望ましい。こ
れにより、大気から受ける影響を抑え、エキシマ光照射
時の露光部のレジスト膜最表面における化学変化と物理
変化とを最適化することができ、レジスト膜の気化反応
を促進することができる。特に減圧下を含む真空中での
露光は、酸素の導入防止と、露光により高分子から解裂
した低分子生成物を露光雰囲気外に排気、除去する作用
とを有しており、さらには大気からのコンタミネーショ
ンや温度変化による膜質の変化等、環境から受ける影響
をも抑制できるので、再現性良く自己現像を行うことが
でき好ましい。
【0025】露光光源としては、エキシマレーザーも使
用できるが、エキシマランプを用いる場合には、より広
い露光面積が得られるので、高スループットおよび低コ
ストを可能にし、実用的で好ましい。エキシマランプと
は、エキシマレーザーとは異なり、誘電体バリア放電、
マイクロ波無電極放電、過渡放電等を励起源として利用
するものがある。波長選択性に優れ、比較的広い露光面
積を得られることを特徴とする。望ましくは、誘電体バ
リア放電を利用するものを用いる。
用できるが、エキシマランプを用いる場合には、より広
い露光面積が得られるので、高スループットおよび低コ
ストを可能にし、実用的で好ましい。エキシマランプと
は、エキシマレーザーとは異なり、誘電体バリア放電、
マイクロ波無電極放電、過渡放電等を励起源として利用
するものがある。波長選択性に優れ、比較的広い露光面
積を得られることを特徴とする。望ましくは、誘電体バ
リア放電を利用するものを用いる。
【0026】このエキシマ光照射による露光時に、基板
を加熱することは、自己現像量をさらに大きくする効果
がある。レジストの分解反応及び気化反応は、光反応で
あると同時に熱反応でもあるため、基板を介してレジス
ト膜に例えば100〜300℃程度の熱を加えることに
よりその反応を促進することができる。
を加熱することは、自己現像量をさらに大きくする効果
がある。レジストの分解反応及び気化反応は、光反応で
あると同時に熱反応でもあるため、基板を介してレジス
ト膜に例えば100〜300℃程度の熱を加えることに
よりその反応を促進することができる。
【0027】また、このレジスト膜の下層に、プラズマ
耐性の異なる薄膜を形成した構成をもつ場合、上層のレ
ジスト膜に形成された所定のパターンを、ドライエッチ
ングにより下層に転写することで、下層の被加工薄膜を
高精度で加工することができる。ドライエッチングに際
して、反応性プラズマを用いる場合、下層の被加工膜が
有機膜あるいは炭素膜のときには、加工性の点から酸素
プラズマを用いることが望ましい。また、下層の被加工
膜がシリコン膜、あるいは例えば配線導体を構成する他
の金属膜のときには、例えばSF6等のハロゲン系ガス
のプラズマを用いることが望ましい。
耐性の異なる薄膜を形成した構成をもつ場合、上層のレ
ジスト膜に形成された所定のパターンを、ドライエッチ
ングにより下層に転写することで、下層の被加工薄膜を
高精度で加工することができる。ドライエッチングに際
して、反応性プラズマを用いる場合、下層の被加工膜が
有機膜あるいは炭素膜のときには、加工性の点から酸素
プラズマを用いることが望ましい。また、下層の被加工
膜がシリコン膜、あるいは例えば配線導体を構成する他
の金属膜のときには、例えばSF6等のハロゲン系ガス
のプラズマを用いることが望ましい。
【0028】また、主鎖にSi−Si結合および/また
はGe−Ge結合を含有するポリアミド酸あるいはポリ
イミドは、前述した通りジアミンと酸二無水物とを反応
させる周知の製造方法により容易に得られるが、とりわ
けこれら両モノマを気相反応させて薄膜として基板上に
析出させる蒸着重合法が優れている。この方法は、減圧
下で原料モノマーを加熱蒸発させ重合膜として基板上に
析出させる方法であり、比較的低エネルギーしか加わら
ないため、原料モノマー中の感光基を確実に保持した状
態で重合膜が得られる。すなわち、原料モノマであるジ
アミンおよび酸二無水物の少なくとも一方が含有するS
i−Si結合および/またはGe−Ge結合を損なうこ
となく重合膜を得ることができる成膜手法である。
はGe−Ge結合を含有するポリアミド酸あるいはポリ
イミドは、前述した通りジアミンと酸二無水物とを反応
させる周知の製造方法により容易に得られるが、とりわ
けこれら両モノマを気相反応させて薄膜として基板上に
析出させる蒸着重合法が優れている。この方法は、減圧
下で原料モノマーを加熱蒸発させ重合膜として基板上に
析出させる方法であり、比較的低エネルギーしか加わら
ないため、原料モノマー中の感光基を確実に保持した状
態で重合膜が得られる。すなわち、原料モノマであるジ
アミンおよび酸二無水物の少なくとも一方が含有するS
i−Si結合および/またはGe−Ge結合を損なうこ
となく重合膜を得ることができる成膜手法である。
【0029】また、蒸着重合法のように気相成膜により
成膜を行う場合には、成膜後にレジスト膜を大気にさら
すことなく真空中、あるいはその他の酸素を含まないガ
ス中に保持して露光を行う場合には、レジストの成膜か
らエキシマ光照射によるパターン形成までの工程を一貫
して基板を外気にさらさないで処理できるので、酸化等
の膜質変化の他に大気からのコンタミネーションや温度
変化等の不安定要因を削減できるため、レジストの感光
性を高く保ち、高精度のパターン形成が可能となる。
成膜を行う場合には、成膜後にレジスト膜を大気にさら
すことなく真空中、あるいはその他の酸素を含まないガ
ス中に保持して露光を行う場合には、レジストの成膜か
らエキシマ光照射によるパターン形成までの工程を一貫
して基板を外気にさらさないで処理できるので、酸化等
の膜質変化の他に大気からのコンタミネーションや温度
変化等の不安定要因を削減できるため、レジストの感光
性を高く保ち、高精度のパターン形成が可能となる。
【0030】また、リソグラフィープロセス全てを一貫
して真空槽内で行えば、大気からのコンタミネーション
を抑えて製造歩留まりを向上できる。一方、大気のクリ
ーン度を維持するためにクリーンルーム設備に要するコ
ストは多大であるが、上記のように基板を途中で外気に
さらさないプロセスであれば、クリーンルームのクリー
ン度を低減することもできるため、設備の低コスト化を
期待できる。さらに、従来のプロセスに比べて有機溶媒
の廃液を大幅削減できる。
して真空槽内で行えば、大気からのコンタミネーション
を抑えて製造歩留まりを向上できる。一方、大気のクリ
ーン度を維持するためにクリーンルーム設備に要するコ
ストは多大であるが、上記のように基板を途中で外気に
さらさないプロセスであれば、クリーンルームのクリー
ン度を低減することもできるため、設備の低コスト化を
期待できる。さらに、従来のプロセスに比べて有機溶媒
の廃液を大幅削減できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
具体的に説明する。 〈実施例1〉図1は、レジストパタ−ン形成工程を示し
た断面図であり、以下、この工程図にしたがって順次説
明する。図1(a)工程は、レジスト膜の形成工程を示
しており、直径3インチのシリコンウェハ基板2上に、
レジスト膜1を次の手順で形成した。先ず、レジスト母
材となる感光性有機高分子の形成であるが、酸二無水物
としてピロメリット酸二無水物を、ジアミンとしてビス
(4−アミノフェニル)テトラメチルジシランをモノマ
ー原料とし、周知の溶液中での合成法にしたがいポリア
ミド酸を合成した。このポリアミド酸溶液を基板上に塗
布し、100℃で乾燥して膜厚1.57μmのポリアミ
ド酸の薄膜を形成し、レジスト膜1とした。なお、得ら
れたポリアミド酸は、重量平均分子量9800であり、
その主鎖にはSi−Si結合を平均19個含有してい
た。
具体的に説明する。 〈実施例1〉図1は、レジストパタ−ン形成工程を示し
た断面図であり、以下、この工程図にしたがって順次説
明する。図1(a)工程は、レジスト膜の形成工程を示
しており、直径3インチのシリコンウェハ基板2上に、
レジスト膜1を次の手順で形成した。先ず、レジスト母
材となる感光性有機高分子の形成であるが、酸二無水物
としてピロメリット酸二無水物を、ジアミンとしてビス
(4−アミノフェニル)テトラメチルジシランをモノマ
ー原料とし、周知の溶液中での合成法にしたがいポリア
ミド酸を合成した。このポリアミド酸溶液を基板上に塗
布し、100℃で乾燥して膜厚1.57μmのポリアミ
ド酸の薄膜を形成し、レジスト膜1とした。なお、得ら
れたポリアミド酸は、重量平均分子量9800であり、
その主鎖にはSi−Si結合を平均19個含有してい
た。
【0032】図1(b)は、露光工程を示しており、次
の露光条件で露光し、レジストパターンを形成した。窒
素ガス気流中、室温の条件下で、このレジスト膜1に、
図示されていない10μm幅のラインアンドスペースの
縞模様パタ−ンを有するフォトマスクを配置して波長2
48nmのKrFエキシマレーザーを2J/cm2照射
した。その結果、ポジ形のレジストパターン1aが形成
された。この露光部1bの膜厚は0.28μmに減少し
ていた(膜の除去率82%)。すなわち、自己現像効果
により露光部の膜厚を減少させてポリアミド酸膜のパタ
ーンを形成することができた。なお、この場合の露光条
件では、露光部1bにわずかなレジスト膜が残存した
が、照射量を4J/cm2とすることにより完全に除去
することができた。
の露光条件で露光し、レジストパターンを形成した。窒
素ガス気流中、室温の条件下で、このレジスト膜1に、
図示されていない10μm幅のラインアンドスペースの
縞模様パタ−ンを有するフォトマスクを配置して波長2
48nmのKrFエキシマレーザーを2J/cm2照射
した。その結果、ポジ形のレジストパターン1aが形成
された。この露光部1bの膜厚は0.28μmに減少し
ていた(膜の除去率82%)。すなわち、自己現像効果
により露光部の膜厚を減少させてポリアミド酸膜のパタ
ーンを形成することができた。なお、この場合の露光条
件では、露光部1bにわずかなレジスト膜が残存した
が、照射量を4J/cm2とすることにより完全に除去
することができた。
【0033】露光部1bのレジスト膜を一部残すか、完
全に除去するかは、この膜の利用方法により適宜選択す
ればよい。例えばドライエッチングによる下地加工のレ
ジストマスクとする場合には、エッチング過程でこの残
存膜も除去されてしまうので、レジストパターン形成工
程で完全に除去しなくとも問題はない。しかし、このレ
ジストパターン1aを、そのまま薄膜素子等の層間絶縁
膜として利用し、この絶縁層の上下の配線層と電気的に
接続させる必要がある場合には、残存膜があると配線接
続の妨げになるので完全に除去する必要がある。
全に除去するかは、この膜の利用方法により適宜選択す
ればよい。例えばドライエッチングによる下地加工のレ
ジストマスクとする場合には、エッチング過程でこの残
存膜も除去されてしまうので、レジストパターン形成工
程で完全に除去しなくとも問題はない。しかし、このレ
ジストパターン1aを、そのまま薄膜素子等の層間絶縁
膜として利用し、この絶縁層の上下の配線層と電気的に
接続させる必要がある場合には、残存膜があると配線接
続の妨げになるので完全に除去する必要がある。
【0034】この例では、露光時のレジスト膜1をポリ
アミド酸としたが、さらに例えば250℃に加熱処理し
て、ポリイミド膜にしてから露光しても同様の結果が得
られる。ただし、自己現像作用の上からはポリアミド酸
の状態で露光した方が、樹脂の分解が促進され効果が大
きい傾向にある。また、このレジストパターン1aを実
際にエッチングマスクや多層配線の層間絶縁膜として使
用する場合には、膜強度を向上させるためにポリアミド
酸を加熱処理等で反応させてポリイミドにすることが望
ましい。
アミド酸としたが、さらに例えば250℃に加熱処理し
て、ポリイミド膜にしてから露光しても同様の結果が得
られる。ただし、自己現像作用の上からはポリアミド酸
の状態で露光した方が、樹脂の分解が促進され効果が大
きい傾向にある。また、このレジストパターン1aを実
際にエッチングマスクや多層配線の層間絶縁膜として使
用する場合には、膜強度を向上させるためにポリアミド
酸を加熱処理等で反応させてポリイミドにすることが望
ましい。
【0035】〈比較例1〉実施例1に対する比較例とし
て比較例1を説明する。ここで用いるポリアミド酸ある
いはポリイミドは、Si−Si結合を含有していない。
すなわち、製造工程は、基本的に実施例1と同一である
が、ポリアミド酸を合成するモノマーが異なり、ピロメ
リット酸二無水物とビス(4−アミノフェニル)メタン
とを用いて溶液中で合成しポリアミド酸を得た。この溶
液を図1(a)の工程にしたがって基板上に塗布し、膜
厚2.03μmのポリアミド酸薄膜1を形成した。次い
で、図1(b)工程においては、このレジスト膜1に、
実施例1と同様のフォトマスクを配置して波長248n
mのKrFエキシマレーザーを20J/cm2照射し露
光した。その結果としてポジ形のパターンが得られた
が、露光部の膜厚は1.32μm(膜の除去率35%)
であり、表層のみしか解像されていなかった。ちなみに
上記実施例での膜の除去率は82%であり、極めて高い
感度を有しており、主鎖に含有されたSi−Si結合の
感度に与える有効性が明らかである。
て比較例1を説明する。ここで用いるポリアミド酸ある
いはポリイミドは、Si−Si結合を含有していない。
すなわち、製造工程は、基本的に実施例1と同一である
が、ポリアミド酸を合成するモノマーが異なり、ピロメ
リット酸二無水物とビス(4−アミノフェニル)メタン
とを用いて溶液中で合成しポリアミド酸を得た。この溶
液を図1(a)の工程にしたがって基板上に塗布し、膜
厚2.03μmのポリアミド酸薄膜1を形成した。次い
で、図1(b)工程においては、このレジスト膜1に、
実施例1と同様のフォトマスクを配置して波長248n
mのKrFエキシマレーザーを20J/cm2照射し露
光した。その結果としてポジ形のパターンが得られた
が、露光部の膜厚は1.32μm(膜の除去率35%)
であり、表層のみしか解像されていなかった。ちなみに
上記実施例での膜の除去率は82%であり、極めて高い
感度を有しており、主鎖に含有されたSi−Si結合の
感度に与える有効性が明らかである。
【0036】また、実施例1と同様にポリアミド酸を2
50℃に加熱処理してポリイミド膜としてから同様の条
件で露光しても、ポリアミド酸の場合と大差なく、実施
例1のようにSi−Si結合を含有する場合と比べて著
しく感度が低かった。
50℃に加熱処理してポリイミド膜としてから同様の条
件で露光しても、ポリアミド酸の場合と大差なく、実施
例1のようにSi−Si結合を含有する場合と比べて著
しく感度が低かった。
【0037】〈実施例2〉この例は、Ge−Ge結合を
持つレジストパタ−ンを基板上に作成する具体的を示す
ものであるが、ポリアミド酸を合成する際のモノマーの
一部を変更したのを除き、基本的には実施例1の場合と
同様である。先ず、図1(a)工程に示すように、直径
3インチのシリコンウェハ基板2上に、レジスト膜1を
次の手順で形成した。酸二無水物として実施例1と同様
のピロメリット酸二無水物、ジアミンとして実施例1と
は異なるビス(4−アミノフェニル)ジゲルマンを用い
て溶液中で合成し、Ge−Ge結合を含有するポリアミ
ド酸を合成した。この溶液を基板上に塗布し、レジスト
膜1とした。なお、得られたポリアミド酸は、重量平均
分子量約5000であり、その主鎖にはGe−Ge結合
を約9個含有していた。
持つレジストパタ−ンを基板上に作成する具体的を示す
ものであるが、ポリアミド酸を合成する際のモノマーの
一部を変更したのを除き、基本的には実施例1の場合と
同様である。先ず、図1(a)工程に示すように、直径
3インチのシリコンウェハ基板2上に、レジスト膜1を
次の手順で形成した。酸二無水物として実施例1と同様
のピロメリット酸二無水物、ジアミンとして実施例1と
は異なるビス(4−アミノフェニル)ジゲルマンを用い
て溶液中で合成し、Ge−Ge結合を含有するポリアミ
ド酸を合成した。この溶液を基板上に塗布し、レジスト
膜1とした。なお、得られたポリアミド酸は、重量平均
分子量約5000であり、その主鎖にはGe−Ge結合
を約9個含有していた。
【0038】この推積物を250℃に加熱処理して1.
90μmの厚さのポリイミド膜を得、レジスト膜1とし
た。
90μmの厚さのポリイミド膜を得、レジスト膜1とし
た。
【0039】次に図1(b)工程に示すように、このレ
ジスト膜1に図示されていない10μm幅のラインアン
ドスペースの縞模様パタ−ンを有するフォトマスクを配
置し、実施例1と同様の露光雰囲気下で、波長248n
mのKrFエキシマレーザーを2J/cm2照射した。
その結果、ポジ形のレジストパターン1aが形成され
た。露光部の膜厚は0.10μmに減少していた(膜の
除去率94.7%)。すなわち、自己現像によりポリイ
ミド膜のパターン1aを形成することができた。このレ
ジストパターン1aをそのまま薄膜素子等の絶縁膜とし
て、また下地のパターン形成用レジスト膜として利用す
ることができる。
ジスト膜1に図示されていない10μm幅のラインアン
ドスペースの縞模様パタ−ンを有するフォトマスクを配
置し、実施例1と同様の露光雰囲気下で、波長248n
mのKrFエキシマレーザーを2J/cm2照射した。
その結果、ポジ形のレジストパターン1aが形成され
た。露光部の膜厚は0.10μmに減少していた(膜の
除去率94.7%)。すなわち、自己現像によりポリイ
ミド膜のパターン1aを形成することができた。このレ
ジストパターン1aをそのまま薄膜素子等の絶縁膜とし
て、また下地のパターン形成用レジスト膜として利用す
ることができる。
【0040】ここで用いるゲルマニウム化合物は、ケイ
素化合物に比べて高価であることから、材料コストは比
較的大きくなる。しかし、エキシマ光照射時の分解能は
ゲルマニウムの方が高いので、レジストの感度はケイ素
含有の場合より高い。
素化合物に比べて高価であることから、材料コストは比
較的大きくなる。しかし、エキシマ光照射時の分解能は
ゲルマニウムの方が高いので、レジストの感度はケイ素
含有の場合より高い。
【0041】〈実施例3〉この例は、主鎖にSi−Si
結合を含有するポリイミドを感光性有機高分子薄膜とす
るレジストパターンを用いて、下地の炭素膜をパターン
化する具体例を示すものであり、以下、図2の断面工程
図を用いて順次説明する。
結合を含有するポリイミドを感光性有機高分子薄膜とす
るレジストパターンを用いて、下地の炭素膜をパターン
化する具体例を示すものであり、以下、図2の断面工程
図を用いて順次説明する。
【0042】先ず、図2(a)工程において、直径3イ
ンチのシリコウェハ基板2上に厚さ1.0μmの炭素膜
3をスパッタリングにより形成した。さらに図2(b)
工程において、この上に実施例1と同様にしてレジスト
膜1を形成した。このとき得られたポリイミドの膜厚は
1.82μmであった。次に図2(c)工程において、こ
のレジスト膜1に実施例1と同じフォトマスクを設置
し、同一の露光雰囲気中で、波長222nmのKrCl
エキシマランプ光により2J/cm2照射し、ポジ型パ
ターンのレジスト膜1aを得た。
ンチのシリコウェハ基板2上に厚さ1.0μmの炭素膜
3をスパッタリングにより形成した。さらに図2(b)
工程において、この上に実施例1と同様にしてレジスト
膜1を形成した。このとき得られたポリイミドの膜厚は
1.82μmであった。次に図2(c)工程において、こ
のレジスト膜1に実施例1と同じフォトマスクを設置
し、同一の露光雰囲気中で、波長222nmのKrCl
エキシマランプ光により2J/cm2照射し、ポジ型パ
ターンのレジスト膜1aを得た。
【0043】続いて、図2(d)工程において、このレ
ジストパターン1aをマスクにして、酸素プラズマによ
る反応性イオンエッチング(以下、RIEと略称)を行
った。エッチング条件は、パワー250W、酸素ガス圧
力3.0Pa、酸素ガス流量50ml/minであっ
た。その結果、炭素膜3が選択的に除去されて、レジス
トパターン1aのない部分の基板2が露出した。この時
のエッチングレートを計算したところ、レート比は約1
2(炭素膜3/レジスト膜1a)であった。次に、図2
(e)工程において、アルカリ水溶液を用いて残存レジ
スト膜1aを除去し、炭素膜3のパターン3aを基板2
上に得た。
ジストパターン1aをマスクにして、酸素プラズマによ
る反応性イオンエッチング(以下、RIEと略称)を行
った。エッチング条件は、パワー250W、酸素ガス圧
力3.0Pa、酸素ガス流量50ml/minであっ
た。その結果、炭素膜3が選択的に除去されて、レジス
トパターン1aのない部分の基板2が露出した。この時
のエッチングレートを計算したところ、レート比は約1
2(炭素膜3/レジスト膜1a)であった。次に、図2
(e)工程において、アルカリ水溶液を用いて残存レジ
スト膜1aを除去し、炭素膜3のパターン3aを基板2
上に得た。
【0044】以上のようにして形成した炭素パターン3
aの基板面内20箇所の寸法ばらつきは9.5±0.4μ
mであり、優れた加工精度であった。また、炭素パター
ン側壁へのレジストの再付着も認められなかった。
aの基板面内20箇所の寸法ばらつきは9.5±0.4μ
mであり、優れた加工精度であった。また、炭素パター
ン側壁へのレジストの再付着も認められなかった。
【0045】以上のようにレジスト膜1の下層にプラズ
マ耐性の異なる薄膜を形成し、レジストパターン1aを
ドライエッチングにより下層3に転写することで、被加
工薄膜を高精度で加工することができた。この実施例に
使用したレジスト膜1はケイ素を含有する。ケイ素は酸
素プラズマ耐性が高いため、下層の炭素膜3を高い選択
性でパターン化することができた。
マ耐性の異なる薄膜を形成し、レジストパターン1aを
ドライエッチングにより下層3に転写することで、被加
工薄膜を高精度で加工することができた。この実施例に
使用したレジスト膜1はケイ素を含有する。ケイ素は酸
素プラズマ耐性が高いため、下層の炭素膜3を高い選択
性でパターン化することができた。
【0046】〈実施例4〉この例も実施例1と同様に、
主鎖にSi−Si結合を含有するポリアミド酸、もしく
はポリイミドの薄膜を感光性有機高分子薄膜とするレジ
ストパターンの形成方法について説明するものである。
ただし、この例では、実施例1の溶液による合成方法の
代わりに原料モノマーを加熱蒸発させて重合させる蒸着
重合方法(気相成膜)を採用した点で合成法が異なる。
主鎖にSi−Si結合を含有するポリアミド酸、もしく
はポリイミドの薄膜を感光性有機高分子薄膜とするレジ
ストパターンの形成方法について説明するものである。
ただし、この例では、実施例1の溶液による合成方法の
代わりに原料モノマーを加熱蒸発させて重合させる蒸着
重合方法(気相成膜)を採用した点で合成法が異なる。
【0047】再び図1を用いて具体的に説明すると、図
1(a)工程において、先ず、酸二無水物としてエチレ
ングリコールジ無水トリメリテット酸エステル、ジアミ
ンとしてビス(4−アミノフェニル)テトラフェニルジ
シラン(これらは何れも実施例1とは異なるモノマー)
を、別々に真空装置内に設置し、1×10-4Pa以上の
真空度に排気後、エチレングリコールジ無水トリメリテ
ット酸エステルを150℃に、ビス(4−アミノフェニ
ル)テトラフェニルジシランを80℃にそれぞれ加熱し
て、30分間蒸発させ、40℃に加熱した直径3インチ
のシリコンウェハ基板2上に推積させた。この推積物を
200℃に加熱処理して0.65μmの厚さのポリイミ
ド膜を得、レジスト膜1とした。得られたポリイミドの
重量平均分子量は、約6500であり、主鎖に含まれる
Si−Si結合は、平均7個であった。
1(a)工程において、先ず、酸二無水物としてエチレ
ングリコールジ無水トリメリテット酸エステル、ジアミ
ンとしてビス(4−アミノフェニル)テトラフェニルジ
シラン(これらは何れも実施例1とは異なるモノマー)
を、別々に真空装置内に設置し、1×10-4Pa以上の
真空度に排気後、エチレングリコールジ無水トリメリテ
ット酸エステルを150℃に、ビス(4−アミノフェニ
ル)テトラフェニルジシランを80℃にそれぞれ加熱し
て、30分間蒸発させ、40℃に加熱した直径3インチ
のシリコンウェハ基板2上に推積させた。この推積物を
200℃に加熱処理して0.65μmの厚さのポリイミ
ド膜を得、レジスト膜1とした。得られたポリイミドの
重量平均分子量は、約6500であり、主鎖に含まれる
Si−Si結合は、平均7個であった。
【0048】次いで、図1(b)工程において、このレ
ジスト膜1に、実施例1と同様のフォトマスクを配置し
て、基板2を150℃に加熱し、波長222nmのKr
Clエキシマランプ光を2J/cm2照射、露光し、レ
ジストパターン1aを形成した。なお、露光時の雰囲気
は窒素ガス気流中とした。露光部1bの膜厚は0.08
μmであった(膜の除去率88%)。エキシマ光照射時
に基板を加熱することにより、自己現像量を大きくする
ことができた。
ジスト膜1に、実施例1と同様のフォトマスクを配置し
て、基板2を150℃に加熱し、波長222nmのKr
Clエキシマランプ光を2J/cm2照射、露光し、レ
ジストパターン1aを形成した。なお、露光時の雰囲気
は窒素ガス気流中とした。露光部1bの膜厚は0.08
μmであった(膜の除去率88%)。エキシマ光照射時
に基板を加熱することにより、自己現像量を大きくする
ことができた。
【0049】なお、この例では蒸着重合方法により合成
されたポリアミド酸を、200℃で加熱処理してポリイ
ミドとしたレジスト膜について露光処理したが、露光は
加熱処理前のポリアミド酸の状態で行なってもよく、む
しろ自己現像効果は、ポリアミド酸の状態の方が大き
い。
されたポリアミド酸を、200℃で加熱処理してポリイ
ミドとしたレジスト膜について露光処理したが、露光は
加熱処理前のポリアミド酸の状態で行なってもよく、む
しろ自己現像効果は、ポリアミド酸の状態の方が大き
い。
【0050】〈実施例5〉この例は、主鎖にSi−Si
結合を含有するポリイミドを感光性有機高分子薄膜とす
るレジストパターンを用いて、下地の炭素膜をパターン
化する具体例を示すものであり、実施例3と類似の工程
をとるが、ポリイミドの合成を溶液合成から蒸着重合方
法(気相成膜)とした点で異なっている。以下、図2の
断面工程図を引用して順次説明する。
結合を含有するポリイミドを感光性有機高分子薄膜とす
るレジストパターンを用いて、下地の炭素膜をパターン
化する具体例を示すものであり、実施例3と類似の工程
をとるが、ポリイミドの合成を溶液合成から蒸着重合方
法(気相成膜)とした点で異なっている。以下、図2の
断面工程図を引用して順次説明する。
【0051】先ず、図2(a)に示すように、直径3イ
ンチのシリコンウェハ基板2上に、被加工膜である炭素
膜3をスパッタ法により約1μmの厚さに形成した。次
いで、図2(b)に示すように、この基板を真空雰囲気
中に保持して搬送し、蒸着重合を行う真空槽に設置し
た。ビス(テトラヒドロ無水フタル酸)シランとビス
(4−アミノフェニル)ジメチルジシランを別々に設置
し、1×10-4Pa以上の真空度に排気後、酸二無水物
を210℃に、ビス(4−アミノフェニル)ジメチルジ
シランを100℃にそれぞれ加熱して、30分間蒸発さ
せ、炭素膜3の上に推積させた。この推積物を250℃
に加熱処理して0.74μmの厚さのポリイミド膜を
得、レジスト膜1とした。得られたポリイミドの重量平
均分子量は、約5200であり、主鎖に含まれるSi−
Si結合は、平均9個であった。
ンチのシリコンウェハ基板2上に、被加工膜である炭素
膜3をスパッタ法により約1μmの厚さに形成した。次
いで、図2(b)に示すように、この基板を真空雰囲気
中に保持して搬送し、蒸着重合を行う真空槽に設置し
た。ビス(テトラヒドロ無水フタル酸)シランとビス
(4−アミノフェニル)ジメチルジシランを別々に設置
し、1×10-4Pa以上の真空度に排気後、酸二無水物
を210℃に、ビス(4−アミノフェニル)ジメチルジ
シランを100℃にそれぞれ加熱して、30分間蒸発さ
せ、炭素膜3の上に推積させた。この推積物を250℃
に加熱処理して0.74μmの厚さのポリイミド膜を
得、レジスト膜1とした。得られたポリイミドの重量平
均分子量は、約5200であり、主鎖に含まれるSi−
Si結合は、平均9個であった。
【0052】図2(c)に示すように、このレジスト膜
1に、実施例1と同様のフォトマスクを配置して、真空
雰囲気下にて波長172nmのXe2エキシマランプ光
を2J/cm2照射、露光した。その結果、ポジ形のレ
ジストパターン1aが形成され、照射領域1bの炭素膜
3が露出した。
1に、実施例1と同様のフォトマスクを配置して、真空
雰囲気下にて波長172nmのXe2エキシマランプ光
を2J/cm2照射、露光した。その結果、ポジ形のレ
ジストパターン1aが形成され、照射領域1bの炭素膜
3が露出した。
【0053】次に、図2(d)に示すように、炭素膜を
酸素のRIEによって選択的にエッチングし、炭素膜パ
ターン3aを形成した。エッチング条件は、パワー20
0W、酸素ガス圧力3.0Pa、酸素ガス流量50ml
/minであった。この時のエッチングレート比は、1
3.5(炭素膜3/レジスト膜1a)であった。このよ
うにして形成した炭素膜3aのラインアンドスペースパ
ターンの線幅を測定したところ、基板面内20箇所の寸
法ばらつきは9.1±0.7μmであり優れた精度をもっ
ていた。また、パターン形状も良好であり、異物の付着
量は少なかった。
酸素のRIEによって選択的にエッチングし、炭素膜パ
ターン3aを形成した。エッチング条件は、パワー20
0W、酸素ガス圧力3.0Pa、酸素ガス流量50ml
/minであった。この時のエッチングレート比は、1
3.5(炭素膜3/レジスト膜1a)であった。このよ
うにして形成した炭素膜3aのラインアンドスペースパ
ターンの線幅を測定したところ、基板面内20箇所の寸
法ばらつきは9.1±0.7μmであり優れた精度をもっ
ていた。また、パターン形状も良好であり、異物の付着
量は少なかった。
【0054】このように蒸着重合によりレジスト膜1を
真空槽内で形成し、気相成膜後にレジスト膜を大気にさ
らすことなく真空中に保持して露光を行うことにより、
膜表面が大気から受けるコンタミネーションあるいは酸
化等の膜質変化を抑制できた。 最後に図2(e)工程
に示すように、アルカリ水溶液を用いて残存レジスト膜
1aを除去し、炭素膜3のパターン3aを基板2上に得
た。
真空槽内で形成し、気相成膜後にレジスト膜を大気にさ
らすことなく真空中に保持して露光を行うことにより、
膜表面が大気から受けるコンタミネーションあるいは酸
化等の膜質変化を抑制できた。 最後に図2(e)工程
に示すように、アルカリ水溶液を用いて残存レジスト膜
1aを除去し、炭素膜3のパターン3aを基板2上に得
た。
【0055】〈実施例6〉この例は、シリコンを被加工
膜とするパターン形成方法について説明するものであ
り、実施例5と同様にして(ただし、炭素膜3の形成工
程は省略)、直径3インチのシリコンウェハ基板2上
に、ビス(テトラヒドロ無水フタル酸)シランとビス
(4−アミノフェニル)ジメチルジシランとを原料モノ
マーとして用いて30分間蒸着重合を行い、加熱処理
後、基板上に0.63μmの厚さのポリイミド膜を得、
レジスト膜1とした〔図2(b)に相当〕。得られたポ
リイミドの重量平均分子量は、約5600であり、主鎖
に含まれるSi−Si結合は、平均10個であった。
膜とするパターン形成方法について説明するものであ
り、実施例5と同様にして(ただし、炭素膜3の形成工
程は省略)、直径3インチのシリコンウェハ基板2上
に、ビス(テトラヒドロ無水フタル酸)シランとビス
(4−アミノフェニル)ジメチルジシランとを原料モノ
マーとして用いて30分間蒸着重合を行い、加熱処理
後、基板上に0.63μmの厚さのポリイミド膜を得、
レジスト膜1とした〔図2(b)に相当〕。得られたポ
リイミドの重量平均分子量は、約5600であり、主鎖
に含まれるSi−Si結合は、平均10個であった。
【0056】このレジスト膜1に、100μm幅のライ
ンアンドスペースのパタ−ンを有するフォトマスクを配
置して、露光雰囲気を減圧下の真空中とし、波長172
nmのXe2エキシマランプ光を2J/cm2照射、露光
した。その結果としてポジ形のレジストパターン1aが
形成された〔図2(c)に相当〕。露光部1bの膜厚は
0.13μmであった(膜の除去率79%)。
ンアンドスペースのパタ−ンを有するフォトマスクを配
置して、露光雰囲気を減圧下の真空中とし、波長172
nmのXe2エキシマランプ光を2J/cm2照射、露光
した。その結果としてポジ形のレジストパターン1aが
形成された〔図2(c)に相当〕。露光部1bの膜厚は
0.13μmであった(膜の除去率79%)。
【0057】次に、SF6ガスを用いてRIEによって
シリコンウェハ2の表面をエッチングした。エッチング
条件は、パワー150W、SF6ガス圧力3.0Pa、S
F6ガス流量50ml/minであった。この時のエッ
チングレート比は、約10(シリコン2/レジスト膜1
a)であった。このようにして、シリコンウェハ2の表
面に深さ約2μmの溝を形成した。すなわち、レジスト
膜1のパターン1aをシリコンウェハ表面に転写した。
シリコンウェハ2の表面をエッチングした。エッチング
条件は、パワー150W、SF6ガス圧力3.0Pa、S
F6ガス流量50ml/minであった。この時のエッ
チングレート比は、約10(シリコン2/レジスト膜1
a)であった。このようにして、シリコンウェハ2の表
面に深さ約2μmの溝を形成した。すなわち、レジスト
膜1のパターン1aをシリコンウェハ表面に転写した。
【0058】このレジスト膜は、主鎖にシリコンを含有
するが、有機膜でもあることから、ハロゲン系のガスプ
ラズマに対する耐性がある。よって、SF6ガスの反応
性イオンエッチングによってシリコンをパターン化する
際のレジストマスクとすることができた。
するが、有機膜でもあることから、ハロゲン系のガスプ
ラズマに対する耐性がある。よって、SF6ガスの反応
性イオンエッチングによってシリコンをパターン化する
際のレジストマスクとすることができた。
【0059】最後に図2(e)工程に示すように、アル
カリ水溶液を用いて残存レジスト膜1aを除去した。
カリ水溶液を用いて残存レジスト膜1aを除去した。
【0060】〈実施例7〉この例は、実施例5とほぼ同
様の工程により、ドライ一貫リソグラフィーにより、基
板上に形成した炭素膜をレジストパターンを用いてパタ
ーン化する具体例を、図4に示した製造装置の平面図に
したがって説明する。先ず、装置の概要について説明す
ると、このドライ一貫リソグラフィー装置は、試料基板
の搬入出口となる真空槽である搬入出口室A、基板表面
の脱気を行う真空槽である表面処理室C、炭素膜を成膜
するスパッタ成膜室D、蒸着重合(ポリアミド酸の合
成)を行うレジスト成膜室E、ポリアミド酸をイミド化
するベーク室F、エキシマ光照射を行う露光室G、反応
性イオンエッチングを行うエッチング室H、およびレジ
スト除去室Iが、それぞれ専用の真空チャックゲートバ
ルブa2、及びc1〜i1を介して搬送室Bに接続され
ている。a1は搬入出口室Aに設けられた試料基板の搬
入出口ゲートバルブである。
様の工程により、ドライ一貫リソグラフィーにより、基
板上に形成した炭素膜をレジストパターンを用いてパタ
ーン化する具体例を、図4に示した製造装置の平面図に
したがって説明する。先ず、装置の概要について説明す
ると、このドライ一貫リソグラフィー装置は、試料基板
の搬入出口となる真空槽である搬入出口室A、基板表面
の脱気を行う真空槽である表面処理室C、炭素膜を成膜
するスパッタ成膜室D、蒸着重合(ポリアミド酸の合
成)を行うレジスト成膜室E、ポリアミド酸をイミド化
するベーク室F、エキシマ光照射を行う露光室G、反応
性イオンエッチングを行うエッチング室H、およびレジ
スト除去室Iが、それぞれ専用の真空チャックゲートバ
ルブa2、及びc1〜i1を介して搬送室Bに接続され
ている。a1は搬入出口室Aに設けられた試料基板の搬
入出口ゲートバルブである。
【0061】パターン形成の手順は、先ず、ゲートバル
ブa1を開いて搬入出口室Aに試料基板2を設置し、真
空排気を十分行った後に搬送室Bとの間のゲートバルブ
a2を開けて搬送室Bへ基板2を搬送する。搬入出口室
Aとの間のゲートバルブa2を閉じ、基板表面のクリー
ニングを行う真空槽である表面処理室Cとの間のゲート
バルブc1を開けて、前記基板2を前記表面処理室Cへ
搬送する。搬送室Bとの間のゲートバルブc1を閉め
る。この真空槽Cにおいて、基板2を200℃に加熱す
ることにより基板表面に付着したガスや水分を脱気させ
る。
ブa1を開いて搬入出口室Aに試料基板2を設置し、真
空排気を十分行った後に搬送室Bとの間のゲートバルブ
a2を開けて搬送室Bへ基板2を搬送する。搬入出口室
Aとの間のゲートバルブa2を閉じ、基板表面のクリー
ニングを行う真空槽である表面処理室Cとの間のゲート
バルブc1を開けて、前記基板2を前記表面処理室Cへ
搬送する。搬送室Bとの間のゲートバルブc1を閉め
る。この真空槽Cにおいて、基板2を200℃に加熱す
ることにより基板表面に付着したガスや水分を脱気させ
る。
【0062】次に、搬送室Bとの間のゲートバルブc1
を開け、基板2を一旦搬送室Bに戻し、スパッタ成膜室
Dとの間のゲートバルブd1を開閉して基板2をスパッ
タ成膜室Dへ搬送し、設置する。これらの搬送は、基板
2を真空雰囲気中に保持して行われる。スパッタ成膜室
Dにおいて、基板2上に、被加工膜である炭素膜3をス
パッタ法により1.2μmの厚さに形成した。
を開け、基板2を一旦搬送室Bに戻し、スパッタ成膜室
Dとの間のゲートバルブd1を開閉して基板2をスパッ
タ成膜室Dへ搬送し、設置する。これらの搬送は、基板
2を真空雰囲気中に保持して行われる。スパッタ成膜室
Dにおいて、基板2上に、被加工膜である炭素膜3をス
パッタ法により1.2μmの厚さに形成した。
【0063】次に、再びゲートバルブd1を開閉させて
搬送室Bを経由して基板2を蒸着重合成膜室Eへ搬送し
た。この成膜室Eでは、ビス(テトラヒドロ無水フタル
酸)ジメチルシランとビス(4−アミノフェニル)ジメ
チルジシランとを設置し、1×10-4Pa以上の真空度
に排気後、酸二無水物を220℃に、ビス(4−アミノ
フェニル)ジメチルジシランを100℃に加熱して、3
0分間蒸発させ、40℃に加熱した基板上にポリアミド
酸を推積させた。この推積物を250℃に加熱処理して
0.69μmの厚さのポリイミド膜を得、レジスト膜1
とした。得られたポリイミドの重量平均分子量は、約6
200であり、主鎖に含まれるSi−Si結合は、平均
10個であった。
搬送室Bを経由して基板2を蒸着重合成膜室Eへ搬送し
た。この成膜室Eでは、ビス(テトラヒドロ無水フタル
酸)ジメチルシランとビス(4−アミノフェニル)ジメ
チルジシランとを設置し、1×10-4Pa以上の真空度
に排気後、酸二無水物を220℃に、ビス(4−アミノ
フェニル)ジメチルジシランを100℃に加熱して、3
0分間蒸発させ、40℃に加熱した基板上にポリアミド
酸を推積させた。この推積物を250℃に加熱処理して
0.69μmの厚さのポリイミド膜を得、レジスト膜1
とした。得られたポリイミドの重量平均分子量は、約6
200であり、主鎖に含まれるSi−Si結合は、平均
10個であった。
【0064】この基板2を真空雰囲気中に保持して露光
室Gへ搬送し、このレジスト膜1に、10μm幅のライ
ンアンドスペースのパタ−ンを有するフォトマスクを配
置し、室温下で波長222nmのKClエキシマランプ
光を3J/cm2照射、露光し、ポジ形のレジストパタ
ーン1aを得た。
室Gへ搬送し、このレジスト膜1に、10μm幅のライ
ンアンドスペースのパタ−ンを有するフォトマスクを配
置し、室温下で波長222nmのKClエキシマランプ
光を3J/cm2照射、露光し、ポジ形のレジストパタ
ーン1aを得た。
【0065】次に、この基板2を真空雰囲気中に保持し
てエッチング室Hへ搬送し、炭素膜3を酸素のRIEに
よって選択的にエッチングし、レジストパターン1aを
転写し、炭素膜パターン3aを形成した。エッチング条
件は、パワー250W、酸素ガス圧力3.0Pa、酸素
ガス流量50ml/minであった。この時のエッチン
グレート比は、12.5(炭素膜3/レジスト膜1a)
であった。
てエッチング室Hへ搬送し、炭素膜3を酸素のRIEに
よって選択的にエッチングし、レジストパターン1aを
転写し、炭素膜パターン3aを形成した。エッチング条
件は、パワー250W、酸素ガス圧力3.0Pa、酸素
ガス流量50ml/minであった。この時のエッチン
グレート比は、12.5(炭素膜3/レジスト膜1a)
であった。
【0066】このようにして形成した炭素膜3aのライ
ンアンドスペースパターンの線幅を測定したところ、基
板面内20箇所の寸法ばらつきは9.4±0.6μmであ
り優れた精度をもっていた。また、パターン形状も良好
であり、異物の付着はほとんど見られなかった。また、
ドライエッチング処理であることから、従来の湿式エッ
チングの問題(乾燥および有機溶媒廃液の処理等)を解
消し、工程を大幅に削減できた。
ンアンドスペースパターンの線幅を測定したところ、基
板面内20箇所の寸法ばらつきは9.4±0.6μmであ
り優れた精度をもっていた。また、パターン形状も良好
であり、異物の付着はほとんど見られなかった。また、
ドライエッチング処理であることから、従来の湿式エッ
チングの問題(乾燥および有機溶媒廃液の処理等)を解
消し、工程を大幅に削減できた。
【0067】レジストの成膜からエキシマ光照射による
パターン形成までを一貫して真空槽内で処理し、基板を
外気にさらさないことにより、大気からのコンタミネー
ションを削減できた。したがって、歩留まりを向上でき
た。さらに、リソグラフィープロセス全てを一貫して真
空槽内で行えば、装置外の大気のクリーン度を低減する
ことができるため、クリーンルーム設備の低コスト化を
期待できる。
パターン形成までを一貫して真空槽内で処理し、基板を
外気にさらさないことにより、大気からのコンタミネー
ションを削減できた。したがって、歩留まりを向上でき
た。さらに、リソグラフィープロセス全てを一貫して真
空槽内で行えば、装置外の大気のクリーン度を低減する
ことができるため、クリーンルーム設備の低コスト化を
期待できる。
【0068】〈実施例8〉この例は、露光時の基板加熱
の効果を検討したものである。実施例4と類似の蒸着重
合方法で、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とビス
(4−アミノフェニル)ジメチルジシランとを用いて重
合を行い、40℃に加熱した直径3インチのシリコンウ
ェハ基板2上にポリアミド酸を推積させた。この推積物
を200℃に加熱処理して0.54μmの厚さのポリイ
ミド膜を得、レジスト膜1とした。得られたポリイミド
の重量平均分子量は、約7700であり、主鎖に含まれ
るSi−Si結合は、平均15個であった。
の効果を検討したものである。実施例4と類似の蒸着重
合方法で、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とビス
(4−アミノフェニル)ジメチルジシランとを用いて重
合を行い、40℃に加熱した直径3インチのシリコンウ
ェハ基板2上にポリアミド酸を推積させた。この推積物
を200℃に加熱処理して0.54μmの厚さのポリイ
ミド膜を得、レジスト膜1とした。得られたポリイミド
の重量平均分子量は、約7700であり、主鎖に含まれ
るSi−Si結合は、平均15個であった。
【0069】このレジスト膜1に、10μm幅のライン
アンドスペースの縞模様パタ−ンを有するフォトマスク
を配置し、減圧下の真空雰囲気中で、基板を200℃に
加熱した状態で、波長222nmのKrClエキシマラ
ンプ光を2J/cm2照射、露光し、レジストパターン
1aを自己現像により形成した。露光部の膜厚は0.0
3μmであった(膜の除去率94.4%)。
アンドスペースの縞模様パタ−ンを有するフォトマスク
を配置し、減圧下の真空雰囲気中で、基板を200℃に
加熱した状態で、波長222nmのKrClエキシマラ
ンプ光を2J/cm2照射、露光し、レジストパターン
1aを自己現像により形成した。露光部の膜厚は0.0
3μmであった(膜の除去率94.4%)。
【0070】一方、同様にして蒸着重合を行い、加熱処
理して0.61μmの厚さのポリイミド膜を基板2上に
得、レジスト膜1とした。比較例のために、このレジス
ト膜1に、先と同様のフォトマスクを配置して、同様の
条件で露光した。ただし、この場合には露光時に基板加
熱は行わなかった。露光部の膜厚は0.10μmであっ
た(膜の除去率81.5%)。
理して0.61μmの厚さのポリイミド膜を基板2上に
得、レジスト膜1とした。比較例のために、このレジス
ト膜1に、先と同様のフォトマスクを配置して、同様の
条件で露光した。ただし、この場合には露光時に基板加
熱は行わなかった。露光部の膜厚は0.10μmであっ
た(膜の除去率81.5%)。
【0071】これら両者の自己現像によるレジスト膜の
除去率を対比して見れば明らかなように、露光時に基板
を加熱した方の除去率が12.9%増加し、自己現像量
を大きくできた。図3は、この露光時のエキシマ光照射
量とレジストの自己現像量の関係を、基板温度200
℃、100℃、及び室温の時について示したものであ
る。この特性曲線図から、露光時の基板温度が高い方
が、自己現像の速度および最終的自己現像量が大きくな
っていることがわかる。レジストの分解反応及び気化反
応は、熱反応でもあるため、基板加熱により促進され
る。
除去率を対比して見れば明らかなように、露光時に基板
を加熱した方の除去率が12.9%増加し、自己現像量
を大きくできた。図3は、この露光時のエキシマ光照射
量とレジストの自己現像量の関係を、基板温度200
℃、100℃、及び室温の時について示したものであ
る。この特性曲線図から、露光時の基板温度が高い方
が、自己現像の速度および最終的自己現像量が大きくな
っていることがわかる。レジストの分解反応及び気化反
応は、熱反応でもあるため、基板加熱により促進され
る。
【0072】〈実施例9〉この例は、Ge−Ge結合を
主鎖に含有するポリアミド酸、さらにはそれをイミド化
したレジストのパターン形成方法について説明するもの
である。レジスト膜の構成は異なるが、実施例4と同様
に蒸着重合によりレジスト膜を形成した。露光工程の内
容は異なるが手順が実施例1と類似しているので、ここ
でも図1の工程図を引用して説明する。
主鎖に含有するポリアミド酸、さらにはそれをイミド化
したレジストのパターン形成方法について説明するもの
である。レジスト膜の構成は異なるが、実施例4と同様
に蒸着重合によりレジスト膜を形成した。露光工程の内
容は異なるが手順が実施例1と類似しているので、ここ
でも図1の工程図を引用して説明する。
【0073】図1(a)に示すように、先ず、直径3イ
ンチのシリコンウェハ基板2上に、ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物とビス(4−アミノフェニル)ジメチ
ルジゲルマンとを別々に真空装置内に設置し、1×10
-4Pa以上の真空度に排気後、酸二無水物を250℃
に、ジゲルマンを120℃に加熱して、60分間蒸発さ
せ、40℃に加熱した基板上に推積させた。この推積物
を200℃に加熱処理して0.65μmの厚さのポリイ
ミド膜を得、レジスト膜1とした。得られたポリイミド
の重量平均分子量は、約5200であり、主鎖に含まれ
るGe−Ge結合は、平均8個であった。
ンチのシリコンウェハ基板2上に、ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物とビス(4−アミノフェニル)ジメチ
ルジゲルマンとを別々に真空装置内に設置し、1×10
-4Pa以上の真空度に排気後、酸二無水物を250℃
に、ジゲルマンを120℃に加熱して、60分間蒸発さ
せ、40℃に加熱した基板上に推積させた。この推積物
を200℃に加熱処理して0.65μmの厚さのポリイ
ミド膜を得、レジスト膜1とした。得られたポリイミド
の重量平均分子量は、約5200であり、主鎖に含まれ
るGe−Ge結合は、平均8個であった。
【0074】図1(b)に示すように、このレジスト膜
1に、10μm幅のラインアンドスペースの縞模様パタ
−ンを有するフォトマスクを配置し、減圧下の真空雰囲
気中で、基板を200℃に加熱した状態で、波長222
nmのKrClエキシマランプ光を2J/cm2照射、
露光し、自己現像によりレジストパターン1aを形成し
た。露光部の膜厚は0.03μmであり、膜の除去率は
95.4%に達した。
1に、10μm幅のラインアンドスペースの縞模様パタ
−ンを有するフォトマスクを配置し、減圧下の真空雰囲
気中で、基板を200℃に加熱した状態で、波長222
nmのKrClエキシマランプ光を2J/cm2照射、
露光し、自己現像によりレジストパターン1aを形成し
た。露光部の膜厚は0.03μmであり、膜の除去率は
95.4%に達した。
【0075】〈実施例10〉この例は、Si−Si結合
とGe−Ge結合との両者を主鎖に含有するポリアミド
酸、さらにはそれをイミド化したレジストのパターン形
成方法について説明するものである。レジスト膜の構成
は異なるが、実施例4と同様に蒸着重合によりレジスト
膜を形成した。露光工程の内容は異なるが手順が実施例
1と類似しているので、ここでも図1の工程図を引用し
て説明する。
とGe−Ge結合との両者を主鎖に含有するポリアミド
酸、さらにはそれをイミド化したレジストのパターン形
成方法について説明するものである。レジスト膜の構成
は異なるが、実施例4と同様に蒸着重合によりレジスト
膜を形成した。露光工程の内容は異なるが手順が実施例
1と類似しているので、ここでも図1の工程図を引用し
て説明する。
【0076】図1(a)に示すように、先ず、直径3イ
ンチのシリコンウェハ基板2上に、ビス(テトラヒドロ
無水フタル酸)ジメチルジシランとビス(4−アミノフ
ェニル)ジメチルジゲルマンとを別々に真空装置内に設
置し、1×10-4Pa以上の真空度に排気後、酸二無水
物を250℃に、ジゲルマンを120℃に加熱して、6
0分間蒸発させ、40℃に加熱した基板上に推積させ
た。この推積物を200℃に加熱処理して0.65μm
の厚さのポリイミド膜を得、レジスト膜1とした。得ら
れたポリイミドの重量平均分子量は、約3000であ
り、主鎖には平均4個のSi−Si結合と、平均4個の
Ge−Ge結合が含まれていた。
ンチのシリコンウェハ基板2上に、ビス(テトラヒドロ
無水フタル酸)ジメチルジシランとビス(4−アミノフ
ェニル)ジメチルジゲルマンとを別々に真空装置内に設
置し、1×10-4Pa以上の真空度に排気後、酸二無水
物を250℃に、ジゲルマンを120℃に加熱して、6
0分間蒸発させ、40℃に加熱した基板上に推積させ
た。この推積物を200℃に加熱処理して0.65μm
の厚さのポリイミド膜を得、レジスト膜1とした。得ら
れたポリイミドの重量平均分子量は、約3000であ
り、主鎖には平均4個のSi−Si結合と、平均4個の
Ge−Ge結合が含まれていた。
【0077】図1(b)に示すように、このレジスト膜
1に、10μm幅のラインアンドスペースの縞模様パタ
−ンを有するフォトマスクを配置し、減圧下の真空雰囲
気中、基板を200℃に加熱した状態で、波長222n
mのKrClエキシマランプ光を2J/cm2照射、露
光し、自己現像によりレジストパターン1aを形成し
た。露光部の膜厚は0.03μmであり、膜の除去率は
95.4%に達した。
1に、10μm幅のラインアンドスペースの縞模様パタ
−ンを有するフォトマスクを配置し、減圧下の真空雰囲
気中、基板を200℃に加熱した状態で、波長222n
mのKrClエキシマランプ光を2J/cm2照射、露
光し、自己現像によりレジストパターン1aを形成し
た。露光部の膜厚は0.03μmであり、膜の除去率は
95.4%に達した。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により所期
の目的を達成することができた。すなわち、主鎖にSi
−Si結合およびGe−Ge結合の少なくとも一方を複
数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミド薄膜を感
光性有機高分子薄膜とし、これにエキシマ光を酸素を含
まない雰囲気下で照射、露光することにより、自己現像
効果に基づいて高精度の微細パターン形成を高効率で実
現することを可能にした。また、露光の際に基板加熱を
行うことにより自己現像量を多くすることができた。さ
らにまた、露光を真空槽内で行うことにより、レジスト
感度およびその加工精度を向上させた。特に、気相成膜
法により本レジストを形成する場合には、レジスト成膜
からパターン形成に至までドライ一貫リソグラフィーを
実現可能にした。
の目的を達成することができた。すなわち、主鎖にSi
−Si結合およびGe−Ge結合の少なくとも一方を複
数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミド薄膜を感
光性有機高分子薄膜とし、これにエキシマ光を酸素を含
まない雰囲気下で照射、露光することにより、自己現像
効果に基づいて高精度の微細パターン形成を高効率で実
現することを可能にした。また、露光の際に基板加熱を
行うことにより自己現像量を多くすることができた。さ
らにまた、露光を真空槽内で行うことにより、レジスト
感度およびその加工精度を向上させた。特に、気相成膜
法により本レジストを形成する場合には、レジスト成膜
からパターン形成に至までドライ一貫リソグラフィーを
実現可能にした。
【図1】本発明の一実施例を示すパターン形成方法の断
面工程図。
面工程図。
【図2】同じく他の実施例を示すパターン形成方法の断
面工程図。
面工程図。
【図3】同じく基板温度をパラメータとした露光量と自
己現像量との相関を示す特性曲線図。
己現像量との相関を示す特性曲線図。
【図4】同じくパターン形成方法の一実施例に使用した
ドライ一貫リソグラフィー装置の平面概略図。
ドライ一貫リソグラフィー装置の平面概略図。
1…レジスト膜、 1a…露光により形成されたレジストパターン、 1b…露光現像領域、 2…基板、 3…被加工薄膜、炭素膜、 3a…レジストパターン1aを転写した被加工薄膜、炭
素膜等のパターン、 A…搬入出口室、 B…搬送室、 C…表面処理室、 D…スパッタ成膜室、 E…レジスト成膜室、 F…ベーク室、 G…露光室、 H…エッチング室、 I…レジスト除去室、 a1…真空チャックゲートバルブ、 a2…真空チャックゲートバルブ、 c1…真空チャックゲートバルブ、 d1…真空チャックゲートバルブ、 e1…真空チャックゲートバルブ、 f1…真空チャックゲートバルブ、 g1…真空チャックゲートバルブ、 h1…真空チャックゲートバルブ、 i1…真空チャックゲートバルブ。
素膜等のパターン、 A…搬入出口室、 B…搬送室、 C…表面処理室、 D…スパッタ成膜室、 E…レジスト成膜室、 F…ベーク室、 G…露光室、 H…エッチング室、 I…レジスト除去室、 a1…真空チャックゲートバルブ、 a2…真空チャックゲートバルブ、 c1…真空チャックゲートバルブ、 d1…真空チャックゲートバルブ、 e1…真空チャックゲートバルブ、 f1…真空チャックゲートバルブ、 g1…真空チャックゲートバルブ、 h1…真空チャックゲートバルブ、 i1…真空チャックゲートバルブ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/26 521 H01L 21/027 21/312 B
Claims (12)
- 【請求項1】所定の基板上に感光性有機高分子薄膜を形
成する工程と、この薄膜にエキシマ光を照射してフォト
エッチングする露光工程とを有して成るパターン形成方
法において、前記薄膜の形成工程を、その主鎖にSi−
Si結合およびGe−Ge結合の少なくとも一方の結合
を複数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミドの薄
膜形成工程とし、前記露光工程を、酸素を含まない雰囲
気下で露光し、少なくともエキシマ光の露光による自己
現像効果に基づいて薄膜パターンを形成する工程として
成るパターン形成方法。 - 【請求項2】露光時の薄膜構成を、その主鎖にSi−S
i結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミ
ドとして成る請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項3】露光時の薄膜構成を、その主鎖にGe−G
e結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポリイミ
ドとして成る請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項4】露光時の薄膜構成を、その主鎖にSi−S
i結合およびGe−Ge結合をそれぞれ複数個含有する
ポリアミド酸もしくはポリイミドとして成る請求項1記
載のパターン形成方法。 - 【請求項5】露光時の薄膜構成を、その主鎖にSi−S
i結合およびGe−Ge結合の少なくとも一方の結合を
複数個含有するポリアミド酸とし、露光後に加熱硬化し
てポリイミドとする工程を有して成る請求項1記載のパ
ターン形成方法。 - 【請求項6】露光時の雰囲気を、真空中もしくは不活性
ガス気流中として成る請求項1乃至5何れか一つに記載
のパターン形成方法。 - 【請求項7】露光時に基板を加熱保持した状態で、エキ
シマ光を照射、露光する工程として成る請求項1乃至6
何れか一つに記載のパターン形成方法。 - 【請求項8】所定の基板上に感光性有機高分子薄膜を形
成し、この薄膜にエキシマ光を照射、露光してレジスト
パターンを形成する工程と、このレジストパターンをマ
スクにして下地層をドライエッチングする工程とを有し
て成るパターン形成方法において、前記レジストパター
ンの形成工程を、その主鎖にSi−Si結合およびGe
−Ge結合の少なくとも一方の結合を複数個含有するポ
リアミド酸もしくはポリイミドの薄膜形成工程と、この
薄膜を酸素を含まない雰囲気下で露光し、少なくともエ
キシマ光の露光による自己現像効果に基づいて薄膜パタ
ーンを形成する工程とで構成して成るパターン形成方
法。 - 【請求項9】露光時の薄膜を、その主鎖にSi−Si結
合およびGe−Ge結合の少なくとも一方の結合を複数
個含有するポリアミド酸で構成し、露光後に加熱硬化し
てポリイミドとする工程を有して成る請求項8記載のパ
ターン形成方法。 - 【請求項10】所定の基板上に感光性有機高分子薄膜を
形成し、この薄膜にエキシマ光を露光してレジストパタ
ーンを形成する工程と、このレジストパターンをマスク
にして下地層をドライエッチングする工程と、レジスト
パターンを除去する工程とを有して成るパターン形成方
法において、前記レジストパターンの形成工程を、その
主鎖にSi−Si結合およびGe−Ge結合の少なくと
も一方の結合を複数個含有するポリアミド酸もしくはポ
リイミドの薄膜形成工程と、この薄膜を酸素を含まない
雰囲気下で露光し、少なくともエキシマ光の露光による
自己現像効果に基づいて薄膜パターンを形成する工程と
で構成して成るパターン形成方法。 - 【請求項11】レジストパターンを形成する工程におけ
る薄膜の構成を、その主鎖にSi−Si結合およびGe
−Ge結合の少なくとも一方の結合を複数個含有するポ
リアミド酸とし、露光後に加熱硬化してポリイミドとす
る工程を有して成る請求項10記載のパターン形成方
法。 - 【請求項12】基板上へのポリアミド酸もしくはポリイ
ミドの薄膜形成工程を、原料モノマーを加熱蒸発させて
重合させる蒸着重合方法により形成する工程として成る
請求項1乃至11何れか一つに記載のパターン形成方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6325915A JPH08181091A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6325915A JPH08181091A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | パターン形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08181091A true JPH08181091A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18182021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6325915A Pending JPH08181091A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | パターン形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08181091A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001297970A (ja) * | 2000-04-13 | 2001-10-26 | Fujitsu Ltd | 薄膜パターン及びその形成方法 |
| JP2005099500A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Harison Toshiba Lighting Corp | レジストおよびリソグラフィー方法 |
| CN105385456A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-09 | Jsr株式会社 | 液晶取向剂、液晶取向膜及其制造方法、液晶显示元件、以及相位差膜及其制造方法 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6325915A patent/JPH08181091A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001297970A (ja) * | 2000-04-13 | 2001-10-26 | Fujitsu Ltd | 薄膜パターン及びその形成方法 |
| JP2005099500A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Harison Toshiba Lighting Corp | レジストおよびリソグラフィー方法 |
| CN105385456A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-09 | Jsr株式会社 | 液晶取向剂、液晶取向膜及其制造方法、液晶显示元件、以及相位差膜及其制造方法 |
| CN105385456B (zh) * | 2014-08-29 | 2020-01-31 | Jsr株式会社 | 液晶取向剂、液晶取向膜及其制造方法、液晶显示元件、以及相位差膜及其制造方法 |
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