JPH08181295A - 不揮発性記憶素子 - Google Patents
不揮発性記憶素子Info
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- JPH08181295A JPH08181295A JP6324684A JP32468494A JPH08181295A JP H08181295 A JPH08181295 A JP H08181295A JP 6324684 A JP6324684 A JP 6324684A JP 32468494 A JP32468494 A JP 32468494A JP H08181295 A JPH08181295 A JP H08181295A
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- floating gate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低電圧で書き込むことができかつ電荷保持時
間が長く、しかもコントロールゲートのオン電圧Vthが
ドレイン電圧の影響を受け難い不揮発性記憶素子を提供
すること。 【構成】 基体2表面に絶縁膜3を形成し、この絶縁膜
3中には、基体2表面に対して略平行にフローティング
ゲート4を設け、さらに絶縁膜3上にはコントロールゲ
ート4を形成したゲート6を有する不揮発性記憶素子1
において、上記のフローティングゲート4を複数の独立
した電極パターン4aによって構成する。
間が長く、しかもコントロールゲートのオン電圧Vthが
ドレイン電圧の影響を受け難い不揮発性記憶素子を提供
すること。 【構成】 基体2表面に絶縁膜3を形成し、この絶縁膜
3中には、基体2表面に対して略平行にフローティング
ゲート4を設け、さらに絶縁膜3上にはコントロールゲ
ート4を形成したゲート6を有する不揮発性記憶素子1
において、上記のフローティングゲート4を複数の独立
した電極パターン4aによって構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フローティングゲート
型の電荷蓄積不揮発性記憶素子に関するものである。
型の電荷蓄積不揮発性記憶素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発性記憶素子は、電源を切っても電
源保持時に記憶した情報を保持し続ける素子である。こ
のうち、MIS FETのゲート電極の下層に形成され
ている絶縁膜中になんらかの方法を用いて電荷を蓄積
し、その電荷によって情報を記憶するものを電荷蓄積不
揮発性記憶素子と呼ぶ。上記の電荷が蓄積される部分は
いわゆる電荷蓄積ノードであり、この素子では、電荷蓄
積ノードに蓄積された電荷によってMIS FETのゲ
ート電極のオン電圧Vthを変化させ、この変化を情報と
して取り出す。そのために、電荷蓄積不揮発性記憶素子
には特に以下のような3つの条件が求められている。
源保持時に記憶した情報を保持し続ける素子である。こ
のうち、MIS FETのゲート電極の下層に形成され
ている絶縁膜中になんらかの方法を用いて電荷を蓄積
し、その電荷によって情報を記憶するものを電荷蓄積不
揮発性記憶素子と呼ぶ。上記の電荷が蓄積される部分は
いわゆる電荷蓄積ノードであり、この素子では、電荷蓄
積ノードに蓄積された電荷によってMIS FETのゲ
ート電極のオン電圧Vthを変化させ、この変化を情報と
して取り出す。そのために、電荷蓄積不揮発性記憶素子
には特に以下のような3つの条件が求められている。
【0003】(1) 電荷蓄積ノードに電荷を蓄積したと
きと蓄積しないときのVthの変化が大きいこと。 (2) ドレイン電圧を変化させたときのVthの変化が、
電荷蓄積ノードに電荷を蓄積したときと蓄積しないとき
のVthの変化に比較して小さいこと。 (3) 電荷蓄積ノードに蓄積された電荷が容易に外部に
漏れず、しかも電荷蓄積ノード中には外部から電荷が容
易に侵入しないこと。
きと蓄積しないときのVthの変化が大きいこと。 (2) ドレイン電圧を変化させたときのVthの変化が、
電荷蓄積ノードに電荷を蓄積したときと蓄積しないとき
のVthの変化に比較して小さいこと。 (3) 電荷蓄積ノードに蓄積された電荷が容易に外部に
漏れず、しかも電荷蓄積ノード中には外部から電荷が容
易に侵入しないこと。
【0004】Vthの変化が小さいと電荷蓄積ノードに記
憶されている情報を読み出せないため、(1) は電荷蓄積
不揮発性記憶素子において最も基本的な条件である。ま
た、(2) の条件が満たされないと、ドレイン電圧を変化
させたときのVthの変化を情報として誤って読み取って
しまうので、(2) は情報を正確に読み取るために必要な
条件である。さらに(3) は、電荷蓄積ノードに記憶した
情報を長期に渡って保存するために必要な条件である。
憶されている情報を読み出せないため、(1) は電荷蓄積
不揮発性記憶素子において最も基本的な条件である。ま
た、(2) の条件が満たされないと、ドレイン電圧を変化
させたときのVthの変化を情報として誤って読み取って
しまうので、(2) は情報を正確に読み取るために必要な
条件である。さらに(3) は、電荷蓄積ノードに記憶した
情報を長期に渡って保存するために必要な条件である。
【0005】ところで、現在広く知られている電荷蓄積
不揮発性記憶素子には、大きく分けてフローティングゲ
ート型(以下、FG型と記す)と、MNOS型およびM
ONOS型との2種類がある。FG型は、図5に示すよ
うに、半導体基体51表面に絶縁膜52、例えばポリシ
リコンからなるフローティングゲート53、絶縁膜54
およびゲート電極としてのコントロールゲート55が順
に積層されたゲート57の構造を有しており、フローテ
ィングゲート53を電荷蓄積ノードとしている。
不揮発性記憶素子には、大きく分けてフローティングゲ
ート型(以下、FG型と記す)と、MNOS型およびM
ONOS型との2種類がある。FG型は、図5に示すよ
うに、半導体基体51表面に絶縁膜52、例えばポリシ
リコンからなるフローティングゲート53、絶縁膜54
およびゲート電極としてのコントロールゲート55が順
に積層されたゲート57の構造を有しており、フローテ
ィングゲート53を電荷蓄積ノードとしている。
【0006】一方、MNOS型は、図6(a)に示すよ
うに、半導体基体51表面に酸化シリコン膜61、窒化
シリコン膜62およびゲート電極63が順に積層された
ゲート構造を有しており、またMONOS型は図6
(b)に示すように、さらに窒化シリコン膜62とゲー
ト電極63との間に酸化シリコン膜64を介在させたゲ
ート構造を有している。このようなMNOS型およびM
ONOS型では、酸化シリコン膜61、64と窒化シリ
コン膜62との界面に多数の界面準位が生じることか
ら、この界面に正孔をトラップすることにより電荷を蓄
積している。
うに、半導体基体51表面に酸化シリコン膜61、窒化
シリコン膜62およびゲート電極63が順に積層された
ゲート構造を有しており、またMONOS型は図6
(b)に示すように、さらに窒化シリコン膜62とゲー
ト電極63との間に酸化シリコン膜64を介在させたゲ
ート構造を有している。このようなMNOS型およびM
ONOS型では、酸化シリコン膜61、64と窒化シリ
コン膜62との界面に多数の界面準位が生じることか
ら、この界面に正孔をトラップすることにより電荷を蓄
積している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
たFG型の電荷蓄積不揮発性記憶素子は、フローティン
グゲート53が絶縁膜52、54に埋め込まれた状態に
なっていることから電荷を充分に蓄積できるので、Vth
の変化が大きいという長所があるものの、次のような二
つの大きな問題がある。
たFG型の電荷蓄積不揮発性記憶素子は、フローティン
グゲート53が絶縁膜52、54に埋め込まれた状態に
なっていることから電荷を充分に蓄積できるので、Vth
の変化が大きいという長所があるものの、次のような二
つの大きな問題がある。
【0008】一つは、書き込み電圧の低減と電荷保持時
間を長くすることとの両立が困難であるという問題であ
る。すなわち、書き込み電圧を下げるためには、フロー
ティングゲート53と半導体基体51との間の絶縁膜5
2を薄くする必要があるが、絶縁膜52の膜厚には〜1
nm程度の微小なばらつきがあるため、絶縁膜52を薄
くしていくと局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生す
る。フローティングゲート53は導電体であり、電荷は
フローティングゲート中を自由に移動するので、絶縁膜
52に非常に膜厚の薄い部分があると、電荷はそこから
外部に漏洩してしまう。また、外部からの電荷は絶縁膜
52の膜厚の薄い部分を通過してフローティングゲート
53に容易に侵入し、その結果、電荷保持時間が短くな
る。したがって、電荷保持時間を長くするには、最も薄
い部分を含めて電荷を蓄積するのに充分な膜厚を確保し
なければならず、その場合は書き込み電圧が高くなって
しまうのである。
間を長くすることとの両立が困難であるという問題であ
る。すなわち、書き込み電圧を下げるためには、フロー
ティングゲート53と半導体基体51との間の絶縁膜5
2を薄くする必要があるが、絶縁膜52の膜厚には〜1
nm程度の微小なばらつきがあるため、絶縁膜52を薄
くしていくと局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生す
る。フローティングゲート53は導電体であり、電荷は
フローティングゲート中を自由に移動するので、絶縁膜
52に非常に膜厚の薄い部分があると、電荷はそこから
外部に漏洩してしまう。また、外部からの電荷は絶縁膜
52の膜厚の薄い部分を通過してフローティングゲート
53に容易に侵入し、その結果、電荷保持時間が短くな
る。したがって、電荷保持時間を長くするには、最も薄
い部分を含めて電荷を蓄積するのに充分な膜厚を確保し
なければならず、その場合は書き込み電圧が高くなって
しまうのである。
【0009】もう一つは、この記憶素子のVthがドレイ
ン電圧の影響を受けやすいという問題である。フローテ
ィングゲート53は誘電率の高いポリシリコンからな
り、フローティングゲート53において電位はほぼ一様
になるため、フローティングゲート53と半導体基体5
1に形成されている拡散層56のうちのドレインとの重
なり部分による影響が、フローティングゲート53全体
に行き渡ってしまうからである。特にゲート57の幅が
小さくなると、この幅に対してフローティングゲート5
3とドレインとの重なり幅の割合が大きくなるため、ド
レイン電圧がVthに与える影響が顕著になる。
ン電圧の影響を受けやすいという問題である。フローテ
ィングゲート53は誘電率の高いポリシリコンからな
り、フローティングゲート53において電位はほぼ一様
になるため、フローティングゲート53と半導体基体5
1に形成されている拡散層56のうちのドレインとの重
なり部分による影響が、フローティングゲート53全体
に行き渡ってしまうからである。特にゲート57の幅が
小さくなると、この幅に対してフローティングゲート5
3とドレインとの重なり幅の割合が大きくなるため、ド
レイン電圧がVthに与える影響が顕著になる。
【0010】一方、図6(a)に示したMNOS型、図
6(b)に示したMONOS型の不揮発性記憶素子で
は、酸化シリコン膜61、64と窒化シリコン膜62と
の界面に蓄積された電荷が、界面準位の存在によってほ
とんど移動しないため、酸化シリコン膜61、64から
外部に漏洩し難い。よって、記憶した情報を長期に渡っ
て保存でき、つまり電荷保持時間を長くでき、しかも酸
化シリコン膜61を薄膜化できるために書き込み電圧を
低減することができる。また窒化シリコン膜62はポリ
シリコンに比べて誘電率がかなり低いものであるため、
Vthはドレイン電圧の影響を受け難い。
6(b)に示したMONOS型の不揮発性記憶素子で
は、酸化シリコン膜61、64と窒化シリコン膜62と
の界面に蓄積された電荷が、界面準位の存在によってほ
とんど移動しないため、酸化シリコン膜61、64から
外部に漏洩し難い。よって、記憶した情報を長期に渡っ
て保存でき、つまり電荷保持時間を長くでき、しかも酸
化シリコン膜61を薄膜化できるために書き込み電圧を
低減することができる。また窒化シリコン膜62はポリ
シリコンに比べて誘電率がかなり低いものであるため、
Vthはドレイン電圧の影響を受け難い。
【0011】しかしながら、この素子では酸化シリコン
膜61、64と窒化シリコン膜62との界面に電荷を蓄
積することから電荷蓄積量が少なく、この結果、電荷蓄
積時と電荷を蓄積していないときのVthの変化が小さい
ため、電荷蓄積不揮発性記憶素子に要求される基本的な
条件が満たされないという大きな問題がある。したがっ
て、低電圧で書き込むことができかつ電荷保持時間が長
く、しかもVthがドレイン電圧の影響を受け難いMNO
S型、MONOS型の長所を有するFG型の電荷蓄積不
揮発性記憶素子の開発が望まれている。
膜61、64と窒化シリコン膜62との界面に電荷を蓄
積することから電荷蓄積量が少なく、この結果、電荷蓄
積時と電荷を蓄積していないときのVthの変化が小さい
ため、電荷蓄積不揮発性記憶素子に要求される基本的な
条件が満たされないという大きな問題がある。したがっ
て、低電圧で書き込むことができかつ電荷保持時間が長
く、しかもVthがドレイン電圧の影響を受け難いMNO
S型、MONOS型の長所を有するFG型の電荷蓄積不
揮発性記憶素子の開発が望まれている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、基体表面に絶
縁膜を形成し、この絶縁膜中には、基体表面に対して略
平行にフローティングゲートを設け、さらに絶縁膜上に
はコントロールゲートを形成したゲートを有する不揮発
性記憶素子において、上記のフローティングゲートを複
数の独立した電極パターンによって構成したものであ
る。この電極パターンは、基体のゲートの両側にそれぞ
れ拡散層を形成し、この拡散層を結ぶ方向と交差する方
向にストライプ状に形成することが好ましく、または拡
散層を結ぶ方向およびこれに交差する方向にそれぞれ分
離していることが好ましい。
縁膜を形成し、この絶縁膜中には、基体表面に対して略
平行にフローティングゲートを設け、さらに絶縁膜上に
はコントロールゲートを形成したゲートを有する不揮発
性記憶素子において、上記のフローティングゲートを複
数の独立した電極パターンによって構成したものであ
る。この電極パターンは、基体のゲートの両側にそれぞ
れ拡散層を形成し、この拡散層を結ぶ方向と交差する方
向にストライプ状に形成することが好ましく、または拡
散層を結ぶ方向およびこれに交差する方向にそれぞれ分
離していることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の不揮発性記憶素子は、フローティング
ゲートが複数の独立した電極パターンによって構成され
ていることから、蓄積電荷の移動は電極パターンごとに
その電極パターン内に制限される。したがってドレイン
電圧を変化させても、そのことによる影響がフローティ
ングゲート全体に行き渡らないので、ドレイン電圧の変
化によるコントロールゲートのオン電圧Vthの変化が低
く抑えられる。また、蓄積電荷の移動は電極パターンご
とにその電極パターン内に制限されることから、基体表
面とフローティングゲートとの間の絶縁膜を薄くした場
合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が形成されても、フ
ローティングゲートから外部に漏洩する電荷は、上記膜
厚の薄い部分直上に存在する電極パターンに蓄積された
電荷だけで済む。また外部からの電荷の侵入も、上記膜
厚の薄い部分直上に存在する電極パターンだけに抑えら
れる。
ゲートが複数の独立した電極パターンによって構成され
ていることから、蓄積電荷の移動は電極パターンごとに
その電極パターン内に制限される。したがってドレイン
電圧を変化させても、そのことによる影響がフローティ
ングゲート全体に行き渡らないので、ドレイン電圧の変
化によるコントロールゲートのオン電圧Vthの変化が低
く抑えられる。また、蓄積電荷の移動は電極パターンご
とにその電極パターン内に制限されることから、基体表
面とフローティングゲートとの間の絶縁膜を薄くした場
合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が形成されても、フ
ローティングゲートから外部に漏洩する電荷は、上記膜
厚の薄い部分直上に存在する電極パターンに蓄積された
電荷だけで済む。また外部からの電荷の侵入も、上記膜
厚の薄い部分直上に存在する電極パターンだけに抑えら
れる。
【0014】また電極パターンが、拡散層を結ぶ方向と
交差する方向にストライプ状に形成されていれば、コン
トロールゲートに電圧が印加されることによって拡散層
間に形成されるチャネルが上記電極パターンによって分
割されることになるので、蓄積電荷の移動は個々の電極
パターン内に制限される。よって、ドレイン電圧を変化
させても、そのことによる影響がフローティングゲート
全体に行き渡ることが防止されるので、ドレイン電圧を
変化させたときのVthの変化が確実に低く抑えられる。
交差する方向にストライプ状に形成されていれば、コン
トロールゲートに電圧が印加されることによって拡散層
間に形成されるチャネルが上記電極パターンによって分
割されることになるので、蓄積電荷の移動は個々の電極
パターン内に制限される。よって、ドレイン電圧を変化
させても、そのことによる影響がフローティングゲート
全体に行き渡ることが防止されるので、ドレイン電圧を
変化させたときのVthの変化が確実に低く抑えられる。
【0015】さらに、電極パターンが拡散層を結ぶ方向
およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されていれ
ば、上記の電極パターンよりも一つの電極パターンの単
位がさらに小さくなることから、基体表面とフローティ
ングゲートとの間の絶縁膜を薄くした場合に局所的に非
常に膜厚の薄い部分が発生していても、フローティング
ゲートから外部への電荷の漏洩や外部からフローティン
グゲートへの電荷の侵入がさらに低く抑えられることに
なる。
およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されていれ
ば、上記の電極パターンよりも一つの電極パターンの単
位がさらに小さくなることから、基体表面とフローティ
ングゲートとの間の絶縁膜を薄くした場合に局所的に非
常に膜厚の薄い部分が発生していても、フローティング
ゲートから外部への電荷の漏洩や外部からフローティン
グゲートへの電荷の侵入がさらに低く抑えられることに
なる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の不揮発性記憶素子の実施例を
図面に基づいて説明するが、これに先立ち、まず本発明
の概略構造を図1を用いて説明する。すなわち、本発明
の不揮発性記憶素子1は、基体2表面に形成された絶縁
膜3と、この絶縁膜3中に、基体2表面に対して略平行
に設けられたフローティングゲート4と、絶縁膜3上に
形成されたコントロールゲート5とからなるゲート6を
有しており、上記フローティングゲート4が、複数の独
立した電極パターン4aによって構成されているもので
ある。
図面に基づいて説明するが、これに先立ち、まず本発明
の概略構造を図1を用いて説明する。すなわち、本発明
の不揮発性記憶素子1は、基体2表面に形成された絶縁
膜3と、この絶縁膜3中に、基体2表面に対して略平行
に設けられたフローティングゲート4と、絶縁膜3上に
形成されたコントロールゲート5とからなるゲート6を
有しており、上記フローティングゲート4が、複数の独
立した電極パターン4aによって構成されているもので
ある。
【0017】このような概略構造を有する不揮発性記憶
素子1の第1実施例を図2を用いて説明する。なお図2
において、(a)は側断面図、(b)は(a)における
A−A線矢視断面図である。
素子1の第1実施例を図2を用いて説明する。なお図2
において、(a)は側断面図、(b)は(a)における
A−A線矢視断面図である。
【0018】図2に示す不揮発性記憶素子11において
は、基体12がホウ素を1016(atoms/cm3)を含んだ単
結晶シリコンからなる。そして、基体12表面に形成さ
れた厚さ約28nmの酸化シリコンからなる絶縁膜13
と、絶縁膜13中に設けられた厚さ約20nmのポリシ
リコンからなるフローティングゲート14と、絶縁膜1
3上に形成された厚さ約100nmのコントロールゲー
ト15とによってゲート16が構成されている。このと
き、ゲート16の幅は約600nmに形成されている。
は、基体12がホウ素を1016(atoms/cm3)を含んだ単
結晶シリコンからなる。そして、基体12表面に形成さ
れた厚さ約28nmの酸化シリコンからなる絶縁膜13
と、絶縁膜13中に設けられた厚さ約20nmのポリシ
リコンからなるフローティングゲート14と、絶縁膜1
3上に形成された厚さ約100nmのコントロールゲー
ト15とによってゲート16が構成されている。このと
き、ゲート16の幅は約600nmに形成されている。
【0019】また基体12には、ゲート16の両側にそ
れぞれ、ヒ素が導入されたドレイン、ソースの拡散層1
7、17が形成されている。この拡散層17、17は、
基体2表面から100nm程度の深さ位置まで形成さ
れ、拡散層17、17におけるヒ素の濃度は最大で10
21(atoms/cm3)となっている。
れぞれ、ヒ素が導入されたドレイン、ソースの拡散層1
7、17が形成されている。この拡散層17、17は、
基体2表面から100nm程度の深さ位置まで形成さ
れ、拡散層17、17におけるヒ素の濃度は最大で10
21(atoms/cm3)となっている。
【0020】上記絶縁膜13は、基体12表面に形成さ
れた厚さ約3nmのトンネル絶縁膜13aと、この上層
に形成された厚さ約25nmのゲート下絶縁膜13bと
からなり、フローティングゲート14はトンネル絶縁膜
13a上に配置されている。
れた厚さ約3nmのトンネル絶縁膜13aと、この上層
に形成された厚さ約25nmのゲート下絶縁膜13bと
からなり、フローティングゲート14はトンネル絶縁膜
13a上に配置されている。
【0021】フローティングゲート14は複数の独立し
た電極パターン14a…によって構成されるものであ
り、電極パターン14a…は、拡散層17、17を結ぶ
方向と交差する方向に各幅が約80nmのストライプ状
に形成されている。また、電極パターン14a、14a
間は、ゲート下絶縁膜13b中に埋め込まれた状態とな
っており、電極パターン14a…上面から絶縁膜13b
の上層のコントロールゲート15までのゲート下絶縁膜
3bの厚みは約5nmとなっている。
た電極パターン14a…によって構成されるものであ
り、電極パターン14a…は、拡散層17、17を結ぶ
方向と交差する方向に各幅が約80nmのストライプ状
に形成されている。また、電極パターン14a、14a
間は、ゲート下絶縁膜13b中に埋め込まれた状態とな
っており、電極パターン14a…上面から絶縁膜13b
の上層のコントロールゲート15までのゲート下絶縁膜
3bの厚みは約5nmとなっている。
【0022】このような構造をなす不揮発性記憶素子1
を形成する場合には、まずLOCOS法によって、基体
12に素子分離領域(図示せず)を形成する。次いで、
熱酸化法によって、素子分離領域で囲まれた領域の基体
12表面にトンネル絶縁膜13aを約3nmの厚みに形
成する。
を形成する場合には、まずLOCOS法によって、基体
12に素子分離領域(図示せず)を形成する。次いで、
熱酸化法によって、素子分離領域で囲まれた領域の基体
12表面にトンネル絶縁膜13aを約3nmの厚みに形
成する。
【0023】次に、熱CVD法によって、トンネル絶縁
膜13a上にフローティングゲート14形成用のポリシ
リコンを20nmの厚みに堆積した後、リソグラフィお
よびエッチングによってポリシリコンをストライプ状の
電極パターン14aに形成する。この際、後の工程で形
成する拡散層17、17を結ぶ方向と交差する方向にス
トライプ状となりかつ各電極パターン14aの幅が約8
0nmとなるように電極パターン14aを形成する。そ
の後、各電極パターン14aの表面を酸化する。
膜13a上にフローティングゲート14形成用のポリシ
リコンを20nmの厚みに堆積した後、リソグラフィお
よびエッチングによってポリシリコンをストライプ状の
電極パターン14aに形成する。この際、後の工程で形
成する拡散層17、17を結ぶ方向と交差する方向にス
トライプ状となりかつ各電極パターン14aの幅が約8
0nmとなるように電極パターン14aを形成する。そ
の後、各電極パターン14aの表面を酸化する。
【0024】次いで、熱CVD法によって、電極パター
ン14a…上に酸化シリコンからなるゲート下絶縁膜1
3bを約5nmの膜厚に形成する。このとき、電極パタ
ーン14a…間を埋込む状態でゲート下絶縁膜13を形
成する。続いて、熱CVD法によってコントロールゲー
ト15形成用のポリシリコンを100nmの厚みに堆積
した後、リソグラフィとエッチングとによって、トンネ
ル絶縁膜13a、電極パターン14a、ゲート下絶縁膜
13bおよびポリシリコン層からなる積層体を600n
mの幅のゲート16のパターンに形成する。
ン14a…上に酸化シリコンからなるゲート下絶縁膜1
3bを約5nmの膜厚に形成する。このとき、電極パタ
ーン14a…間を埋込む状態でゲート下絶縁膜13を形
成する。続いて、熱CVD法によってコントロールゲー
ト15形成用のポリシリコンを100nmの厚みに堆積
した後、リソグラフィとエッチングとによって、トンネ
ル絶縁膜13a、電極パターン14a、ゲート下絶縁膜
13bおよびポリシリコン層からなる積層体を600n
mの幅のゲート16のパターンに形成する。
【0025】そして、ゲート16をマスクとして基体1
2にヒ素を導入した後、熱処理し、基体12に拡散層1
7、17を形成する。以上の工程によって、図1に示し
た不揮発性記憶素子11が形成される。
2にヒ素を導入した後、熱処理し、基体12に拡散層1
7、17を形成する。以上の工程によって、図1に示し
た不揮発性記憶素子11が形成される。
【0026】このように形成される不揮発性記憶素子1
1では、フローティングゲート14が電荷蓄積ノードと
なり、コントロールゲート15がゲート電極となる。こ
のうちフローティングゲート14を構成する電極パター
ン14a…は、絶縁膜13に埋め込まれた状態になって
いるので、電荷蓄積量を充分に確保することができる。
そのため、フローティングゲート14に電荷を蓄積した
ときと蓄積しないときのVthの変化が大きいものとな
る。
1では、フローティングゲート14が電荷蓄積ノードと
なり、コントロールゲート15がゲート電極となる。こ
のうちフローティングゲート14を構成する電極パター
ン14a…は、絶縁膜13に埋め込まれた状態になって
いるので、電荷蓄積量を充分に確保することができる。
そのため、フローティングゲート14に電荷を蓄積した
ときと蓄積しないときのVthの変化が大きいものとな
る。
【0027】また、フローティングゲート14は複数の
独立した電極パターン14a…で構成されていることか
ら、蓄積電荷の移動は電極パターン14aごとにそのパ
ターン14a内に制限される。よってドレイン電圧を変
化させても、フローティングゲート14全体がそのこと
による影響を受けないので、ドレイン電圧の変化による
コントロールゲート15のオン電圧Vthの変化が低く抑
えられる。
独立した電極パターン14a…で構成されていることか
ら、蓄積電荷の移動は電極パターン14aごとにそのパ
ターン14a内に制限される。よってドレイン電圧を変
化させても、フローティングゲート14全体がそのこと
による影響を受けないので、ドレイン電圧の変化による
コントロールゲート15のオン電圧Vthの変化が低く抑
えられる。
【0028】しかも、電極パターン14aは、拡散層1
7、17を結ぶ方向と交差する方向にストライプ状に設
けられているものであるので、コントロールゲート15
に電圧を印加することによって拡散層17、17間に発
生するチャネルは電極パターン14a…によって分割さ
れる。このため、蓄積電荷の移動は個々に電極パターン
14a内に制限されるので、ドレイン電圧の変化による
コントロールゲート15のオン電圧Vthの変化が確実に
低く抑えられる。
7、17を結ぶ方向と交差する方向にストライプ状に設
けられているものであるので、コントロールゲート15
に電圧を印加することによって拡散層17、17間に発
生するチャネルは電極パターン14a…によって分割さ
れる。このため、蓄積電荷の移動は個々に電極パターン
14a内に制限されるので、ドレイン電圧の変化による
コントロールゲート15のオン電圧Vthの変化が確実に
低く抑えられる。
【0029】よって、たとえゲート16の幅に対してフ
ローティングゲート14とドレインの拡散層17との重
なり幅の割合が大きくても、ドレイン電圧のVthに与え
る影響が低く抑えられることから、ドレイン電圧が変化
したときのVthの変化を情報として誤って読み取ってし
まうことがなく、情報を正確に読み取ることができるも
のとなる。
ローティングゲート14とドレインの拡散層17との重
なり幅の割合が大きくても、ドレイン電圧のVthに与え
る影響が低く抑えられることから、ドレイン電圧が変化
したときのVthの変化を情報として誤って読み取ってし
まうことがなく、情報を正確に読み取ることができるも
のとなる。
【0030】また、蓄積電荷の移動は電極パターン14
aごとにそのパターン14a内に制限されることから、
トンネル絶縁膜13aを薄くした場合に局所的に非常に
膜厚の薄い部分が発生していても、フローティングゲー
ト14から外部に漏洩する電荷は、上記膜厚の薄い部分
直上に存在する電極パターン14aに蓄積された電荷だ
けで済む。また、外部からフローティングゲート14へ
の電荷の侵入は、上記膜厚の薄い部分直上に存在する電
極パターン14aだけに抑えることができる。このた
め、電荷保持時間を確保しつつトンネル絶縁膜13aの
薄膜化を図ることができる。
aごとにそのパターン14a内に制限されることから、
トンネル絶縁膜13aを薄くした場合に局所的に非常に
膜厚の薄い部分が発生していても、フローティングゲー
ト14から外部に漏洩する電荷は、上記膜厚の薄い部分
直上に存在する電極パターン14aに蓄積された電荷だ
けで済む。また、外部からフローティングゲート14へ
の電荷の侵入は、上記膜厚の薄い部分直上に存在する電
極パターン14aだけに抑えることができる。このた
め、電荷保持時間を確保しつつトンネル絶縁膜13aの
薄膜化を図ることができる。
【0031】したがって、不揮発性記憶素子11は、従
来のFG型の長所を有し、しかも従来のFG型に比較し
て低い電圧で書き込みを行うことができるとともに記憶
した情報を長期に渡って保存することができるものとな
る。
来のFG型の長所を有し、しかも従来のFG型に比較し
て低い電圧で書き込みを行うことができるとともに記憶
した情報を長期に渡って保存することができるものとな
る。
【0032】次に、本発明の第2実施例を図3を用いて
説明する。なお、図3において(a)は側断面図であ
り、(b)はB−B線矢視断面図である。第2実施例に
おいて、第1実施例と相違するのは、フローティングゲ
ート24を構成する複数の独立した電極パターン24a
が、拡散層17、17を結ぶ方向およびこれに交差する
方向にそれぞれ分離されている点である。
説明する。なお、図3において(a)は側断面図であ
り、(b)はB−B線矢視断面図である。第2実施例に
おいて、第1実施例と相違するのは、フローティングゲ
ート24を構成する複数の独立した電極パターン24a
が、拡散層17、17を結ぶ方向およびこれに交差する
方向にそれぞれ分離されている点である。
【0033】すなわち、フローティングゲート24はチ
ャネル方向を分割する状態に形成されているとともに、
チャネル方向と交差する方向にも分割した状態で形成さ
れており、各電極パターン24aはこの例ではドット状
に設けられている。このような不揮発性記憶素子21の
形成は、トンネル酸化膜13a上に堆積したフローティ
ングゲート24形成用のポリシリコンを、リソグラフィ
およびエッチングによってドット状にパターン形成する
以外は前述した第1実施例と同様に行う。
ャネル方向を分割する状態に形成されているとともに、
チャネル方向と交差する方向にも分割した状態で形成さ
れており、各電極パターン24aはこの例ではドット状
に設けられている。このような不揮発性記憶素子21の
形成は、トンネル酸化膜13a上に堆積したフローティ
ングゲート24形成用のポリシリコンを、リソグラフィ
およびエッチングによってドット状にパターン形成する
以外は前述した第1実施例と同様に行う。
【0034】上記の不揮発性記憶素子21では、フロー
ティングゲート24の電極パターン24a…がドット状
に設けられていることから、第1実施例の電極パターン
14aよりも一つの電極パターン24aの単位が小さ
い。その結果、フローティングゲート24に蓄積された
電荷の移動は、さらに小単位の電極パターン24a内に
制限されることになるので、ドレイン電圧を変化したと
きにVthに与える影響が一層低く抑えられることにな
る。よって、ドレイン電圧が変化したときのVthの変化
を情報として誤って読み取ってしまうことが確実に防止
され、情報をより正確に読み取ることができるものとな
る。
ティングゲート24の電極パターン24a…がドット状
に設けられていることから、第1実施例の電極パターン
14aよりも一つの電極パターン24aの単位が小さ
い。その結果、フローティングゲート24に蓄積された
電荷の移動は、さらに小単位の電極パターン24a内に
制限されることになるので、ドレイン電圧を変化したと
きにVthに与える影響が一層低く抑えられることにな
る。よって、ドレイン電圧が変化したときのVthの変化
を情報として誤って読み取ってしまうことが確実に防止
され、情報をより正確に読み取ることができるものとな
る。
【0035】また、電極パターン24aがドット状に設
けられていることから、トンネル絶縁膜13aを薄くし
た場合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生していて
も、フローティングゲート24から外部に漏洩する電荷
は、上記膜厚の薄い部分直上に存在する小単位の電極パ
ターン24aに蓄積された電荷だけで済む。また、外部
からの電荷の侵入も、上記膜厚の薄い部分直上に存在す
る小単位の電極パターン24aのみに抑えることができ
る。このため、第1実施例の場合よりもさらに蓄積電荷
の外部への漏洩および外部からの電荷の侵入を抑制でき
るので、電荷保持時間を確保しつつトンネル絶縁膜13
aの薄膜化をさらに進めることができる。したがって、
不揮発性記憶素子21は、書き込み電圧がさらに低く、
しかも情報の記憶をより長期に渡って保存できるものと
なる。
けられていることから、トンネル絶縁膜13aを薄くし
た場合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生していて
も、フローティングゲート24から外部に漏洩する電荷
は、上記膜厚の薄い部分直上に存在する小単位の電極パ
ターン24aに蓄積された電荷だけで済む。また、外部
からの電荷の侵入も、上記膜厚の薄い部分直上に存在す
る小単位の電極パターン24aのみに抑えることができ
る。このため、第1実施例の場合よりもさらに蓄積電荷
の外部への漏洩および外部からの電荷の侵入を抑制でき
るので、電荷保持時間を確保しつつトンネル絶縁膜13
aの薄膜化をさらに進めることができる。したがって、
不揮発性記憶素子21は、書き込み電圧がさらに低く、
しかも情報の記憶をより長期に渡って保存できるものと
なる。
【0036】次に、本発明の第3実施例を図4を用いて
説明する。なお、図4において(a)は側断面図であ
り、(b)はC−C線矢視断面図である。第3実施例で
は、フローティングゲート34を構成する複数の独立し
た電極パターン34aが、拡散層17、17を結ぶ方向
およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されているの
であるが、第2実施例とは異なり、これら電極パターン
34aが粒状に形成されている。
説明する。なお、図4において(a)は側断面図であ
り、(b)はC−C線矢視断面図である。第3実施例で
は、フローティングゲート34を構成する複数の独立し
た電極パターン34aが、拡散層17、17を結ぶ方向
およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されているの
であるが、第2実施例とは異なり、これら電極パターン
34aが粒状に形成されている。
【0037】電極パターン34aとしては、ポリシリコ
ンなどの半導体または銀などの金属からなる微粒子が用
いられる。電極パターン34aが粒状のポリシリコンか
らなる不揮発性記憶素子31を形成する場合は、まずL
OCOS法によって、基体12に素子分離領域(図示せ
ず)を形成する。次いで、熱酸化法によって、素子分離
領域で囲まれた領域の基体12表面にトンネル絶縁膜1
3aを形成する。
ンなどの半導体または銀などの金属からなる微粒子が用
いられる。電極パターン34aが粒状のポリシリコンか
らなる不揮発性記憶素子31を形成する場合は、まずL
OCOS法によって、基体12に素子分離領域(図示せ
ず)を形成する。次いで、熱酸化法によって、素子分離
領域で囲まれた領域の基体12表面にトンネル絶縁膜1
3aを形成する。
【0038】次に、熱CVD法によって、トンネル絶縁
膜13a上にアモルファスシリコンを堆積した後、アモ
ルファスシリコンを急速加熱処理(RTA)する。この
ことによって、アモルファスシリコンが部分的に粒子化
し、フローティングゲート34の電極パターン34aと
なる微小のポリシリコンの粒ができる。その後、残りの
アモルファスシリコンを熱酸化し、続いて第1実施例と
同様に、ゲート下絶縁膜13b、コントロールゲート1
5、拡散層17、17を形成する。
膜13a上にアモルファスシリコンを堆積した後、アモ
ルファスシリコンを急速加熱処理(RTA)する。この
ことによって、アモルファスシリコンが部分的に粒子化
し、フローティングゲート34の電極パターン34aと
なる微小のポリシリコンの粒ができる。その後、残りの
アモルファスシリコンを熱酸化し、続いて第1実施例と
同様に、ゲート下絶縁膜13b、コントロールゲート1
5、拡散層17、17を形成する。
【0039】以上の工程によって、図4に示した不揮発
性記憶素子31が形成される。なお、電極パターン34
aが粒状の金属からなる不揮発性記憶素子31を形成す
る場合には、トンネル絶縁膜13aの形成後、スパッタ
リング法によってトンネル絶縁膜13aの表面に粒状の
金属を付着させる。その後、金属の表面を酸化処理し、
続いてゲート下絶縁膜13b、コントロールゲート1
5、拡散層17、17を形成する。
性記憶素子31が形成される。なお、電極パターン34
aが粒状の金属からなる不揮発性記憶素子31を形成す
る場合には、トンネル絶縁膜13aの形成後、スパッタ
リング法によってトンネル絶縁膜13aの表面に粒状の
金属を付着させる。その後、金属の表面を酸化処理し、
続いてゲート下絶縁膜13b、コントロールゲート1
5、拡散層17、17を形成する。
【0040】このような不揮発性記憶素子31では、フ
ローティングゲート34の電極パターン34a…が粒状
であることから、第2実施例の電極パターン24aより
も一つの電極パターン34aの単位がさらに小さいもの
となる。その結果、フローティングゲート34に蓄積さ
れた電荷の移動は、さらに小単位の電極パターン34a
内に制限されることになるので、ドレイン電圧を変化さ
せたときVthに与える影響をさらに小さくすることがで
きる。したがって、ドレイン電圧が変化したときのVth
の変化を情報として誤って読み取ってしまうことがな
く、情報を一層正確に読み取ることができるものとな
る。
ローティングゲート34の電極パターン34a…が粒状
であることから、第2実施例の電極パターン24aより
も一つの電極パターン34aの単位がさらに小さいもの
となる。その結果、フローティングゲート34に蓄積さ
れた電荷の移動は、さらに小単位の電極パターン34a
内に制限されることになるので、ドレイン電圧を変化さ
せたときVthに与える影響をさらに小さくすることがで
きる。したがって、ドレイン電圧が変化したときのVth
の変化を情報として誤って読み取ってしまうことがな
く、情報を一層正確に読み取ることができるものとな
る。
【0041】また、電極パターン34aが粒状に設けら
れていることから、トンネル絶縁膜13aを薄くした場
合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生していても、
フローティングゲート34から外部に漏洩する電荷は微
小の電極パターン34aに蓄積された電荷だけで済む。
また、外部からの電荷の侵入も、微小の電極パターン3
4aのみに抑えられることになる。このため、蓄積電荷
の外部への漏洩や外部からの電荷の侵入を最小限に抑え
ることができるので、電荷保持時間を確保しつつトンネ
ル絶縁膜13aの薄膜化をさらに進めることができる。
したがって、第1実施例および第2実施例よりも書き込
み電圧がさらに低く、しかも情報を長期に渡って記憶す
ることができる不揮発性記憶素子31となる。
れていることから、トンネル絶縁膜13aを薄くした場
合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生していても、
フローティングゲート34から外部に漏洩する電荷は微
小の電極パターン34aに蓄積された電荷だけで済む。
また、外部からの電荷の侵入も、微小の電極パターン3
4aのみに抑えられることになる。このため、蓄積電荷
の外部への漏洩や外部からの電荷の侵入を最小限に抑え
ることができるので、電荷保持時間を確保しつつトンネ
ル絶縁膜13aの薄膜化をさらに進めることができる。
したがって、第1実施例および第2実施例よりも書き込
み電圧がさらに低く、しかも情報を長期に渡って記憶す
ることができる不揮発性記憶素子31となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の不揮発性記
憶素子は、フローティングゲートが複数の独立した電極
パターンによって構成されていることから、蓄積電荷の
移動は電極パターンごとにその電極パターン内に制限さ
れるので、ドレイン電圧を変化させたときのコントロー
ルゲートのオン電圧Vthの変化を低く抑えることができ
る。よって、ドレイン電圧が変化したときのVthの変化
を情報として誤って読み取ってしまうことがなく、情報
を正確に読み取ることができるものとなる。また、蓄積
電荷の移動は電極パターンごとにその電極パターン内に
制限されることから、基体表面とフローティングゲート
との間の絶縁膜を薄くした場合に局所的に非常に膜厚の
薄い部分が発生していても、フローティングゲートから
外部に漏洩する電荷は、上記膜厚の薄い部分直上に存在
する電極パターンに蓄積された電荷だけで済み、かつ外
部からの電荷の侵入は上記膜厚の薄い部分直上に存在す
る電極パターンのみに抑えられるので、電荷保持時間を
確保しつつ基体表面とフローティングゲートとの間の絶
縁膜を薄膜化することができる。したがって、従来のF
G型に比較して低い電圧で書き込みを行うことができる
とともに記憶した情報を長期に渡って保存することがで
きるものとなる。
憶素子は、フローティングゲートが複数の独立した電極
パターンによって構成されていることから、蓄積電荷の
移動は電極パターンごとにその電極パターン内に制限さ
れるので、ドレイン電圧を変化させたときのコントロー
ルゲートのオン電圧Vthの変化を低く抑えることができ
る。よって、ドレイン電圧が変化したときのVthの変化
を情報として誤って読み取ってしまうことがなく、情報
を正確に読み取ることができるものとなる。また、蓄積
電荷の移動は電極パターンごとにその電極パターン内に
制限されることから、基体表面とフローティングゲート
との間の絶縁膜を薄くした場合に局所的に非常に膜厚の
薄い部分が発生していても、フローティングゲートから
外部に漏洩する電荷は、上記膜厚の薄い部分直上に存在
する電極パターンに蓄積された電荷だけで済み、かつ外
部からの電荷の侵入は上記膜厚の薄い部分直上に存在す
る電極パターンのみに抑えられるので、電荷保持時間を
確保しつつ基体表面とフローティングゲートとの間の絶
縁膜を薄膜化することができる。したがって、従来のF
G型に比較して低い電圧で書き込みを行うことができる
とともに記憶した情報を長期に渡って保存することがで
きるものとなる。
【0043】また、電極パターンが、拡散層を結ぶ方向
と交差する方向にストライプ状に形成されていれば、拡
散層間に発生するチャネルが上記電極パターンによって
分割されることになるので、蓄積電荷の移動を個々に電
極パターン内に制限することができ、その結果、ドレイ
ン電圧を変化させたときのVthの変化を低く抑えること
ができる。よって、ドレイン電圧が変化したときのVth
の変化を情報として誤って読み取ってしまうことが確実
に防止され、情報をより正確に読み取ることができるも
のとなる。
と交差する方向にストライプ状に形成されていれば、拡
散層間に発生するチャネルが上記電極パターンによって
分割されることになるので、蓄積電荷の移動を個々に電
極パターン内に制限することができ、その結果、ドレイ
ン電圧を変化させたときのVthの変化を低く抑えること
ができる。よって、ドレイン電圧が変化したときのVth
の変化を情報として誤って読み取ってしまうことが確実
に防止され、情報をより正確に読み取ることができるも
のとなる。
【0044】さらに、電極パターンが拡散層を結ぶ方向
およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されていれ
ば、一つの電極パターンの単位がさらに小さくなること
から、基体表面とフローティングゲートとの間の絶縁膜
を薄くした場合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生
していても、フローティングゲートから外部に漏洩する
電荷は小単位の電極パターンに蓄積された電荷だけで済
み、また外部からの電荷の侵入も小単位の電極パターン
のみに抑えられることになるので、蓄積電荷の外部への
漏洩や外部からの電荷の侵入を一層低く抑えることがで
きる。したがって、不揮発性記憶素子は書き込み電圧が
さらに低く、しかも情報の記憶をより長期に渡って保存
できるものとなる。
およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されていれ
ば、一つの電極パターンの単位がさらに小さくなること
から、基体表面とフローティングゲートとの間の絶縁膜
を薄くした場合に局所的に非常に膜厚の薄い部分が発生
していても、フローティングゲートから外部に漏洩する
電荷は小単位の電極パターンに蓄積された電荷だけで済
み、また外部からの電荷の侵入も小単位の電極パターン
のみに抑えられることになるので、蓄積電荷の外部への
漏洩や外部からの電荷の侵入を一層低く抑えることがで
きる。したがって、不揮発性記憶素子は書き込み電圧が
さらに低く、しかも情報の記憶をより長期に渡って保存
できるものとなる。
【図1】本発明の概略構造図である。
【図2】(a)は第1実施例を説明する側断面図であ
り、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。
り、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。
【図3】(a)は第2実施例を説明する側断面図であ
り、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
り、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
【図4】(a)は第3実施例を説明する側断面図であ
り、(b)は(a)のC−C線矢視断面図である。
り、(b)は(a)のC−C線矢視断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である(その1)。
【図6】(a)、(b)は従来例を示す断面図である
(その2)。
(その2)。
1、11、21、31 不揮発性記憶素子 2、12 基体 3、13 絶縁膜 4、14、24、34 フローティングゲート 4a、14a、24a、34a 電極パターン 5、15 コントロールゲート 17 拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792
Claims (3)
- 【請求項1】 基体表面に形成された絶縁膜と、該絶縁
膜中に、前記基体表面に対して略平行に設けられたフロ
ーティングゲートと、前記絶縁膜上に形成されたコント
ロールゲートとからなるゲートを有する不揮発性記憶素
子において、 前記フローティングゲートは、複数の独立した電極パタ
ーンによって構成されていることを特徴とする不揮発性
記憶素子。 - 【請求項2】 前記基体には、前記ゲートの両側にそれ
ぞれ拡散層が形成されてなり、 前記電極パターンは、前記拡散層を結ぶ方向と交差する
方向にストライプ状に形成されていることを特徴とする
請求項1記載の不揮発性記憶素子。 - 【請求項3】 前記電極パターンは、前記拡散層を結ぶ
方向およびこれに交差する方向にそれぞれ分離されてい
ることを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6324684A JPH08181295A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 不揮発性記憶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6324684A JPH08181295A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 不揮発性記憶素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08181295A true JPH08181295A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18168579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6324684A Pending JPH08181295A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 不揮発性記憶素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08181295A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001267437A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Sony Corp | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
| JP2005079186A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-24 | Sharp Corp | 微粒子含有体およびその製造方法、メモリ機能体、メモリ素子並びに電子機器 |
| KR100641897B1 (ko) * | 2004-11-24 | 2006-11-02 | 한양대학교 산학협력단 | 커플링 비율이 다른 플로팅 게이트를 가진 플래시 메모리소자 및 그 제조 방법 |
| US7132713B2 (en) | 1997-07-18 | 2006-11-07 | Hitachi, Ltd. | Controllable conduction device with electrostatic barrier |
| JP2007142373A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Sharp Corp | ナノ結晶シリコン量子ドットメモリ装置及びその形成方法 |
| JP2010129990A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Hiroshima Univ | 不揮発性半導体記憶素子とその製造方法 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6324684A patent/JPH08181295A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7132713B2 (en) | 1997-07-18 | 2006-11-07 | Hitachi, Ltd. | Controllable conduction device with electrostatic barrier |
| JP2001267437A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Sony Corp | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
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| KR100641897B1 (ko) * | 2004-11-24 | 2006-11-02 | 한양대학교 산학협력단 | 커플링 비율이 다른 플로팅 게이트를 가진 플래시 메모리소자 및 그 제조 방법 |
| JP2007142373A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Sharp Corp | ナノ結晶シリコン量子ドットメモリ装置及びその形成方法 |
| JP2010129990A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Hiroshima Univ | 不揮発性半導体記憶素子とその製造方法 |
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