JPH0818234A - 積層セラミック回路基板の製造方法 - Google Patents

積層セラミック回路基板の製造方法

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JPH0818234A
JPH0818234A JP6144953A JP14495394A JPH0818234A JP H0818234 A JPH0818234 A JP H0818234A JP 6144953 A JP6144953 A JP 6144953A JP 14495394 A JP14495394 A JP 14495394A JP H0818234 A JPH0818234 A JP H0818234A
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ceramic
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勉 小田
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譲 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一主面に形成した表面配線パターンを積層体
の表面と同一平面とし、他方主面側の積層体の表面に積
層歪みが発生しない積層セラミック回路基板を提供す
る。 【構成】本発明は、一方の主面側の表面配線パターン4
となる導体膜40を形成した支持基板15上に、(1)
光硬化可能なモノマーを有するセラミックスリップ材の
塗布・印刷・乾燥処理で塗布膜10a〜10eを形成
し、(2)前記塗布膜10a〜10eにビアホール導体
3となる貫通穴30を形成するために、選択的な露光処
理・現像処理し、(3)ビアホール導体3となる導体3
1及び又は内部配線パターン2となる導体膜20を形成
するために、貫通凹部30に導電性ペーストを充填し、
塗布膜10a〜10e上に導電性ペーストの印刷形成
し、前記(1)〜(3)の工程を順次繰り返し、積層体
1を形成する工程とを含む積層セラミック回路基板の製
造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持基板上に、セラミ
ック層となる塗布膜と内部配線パターンとなる導体膜と
が交互に積層するとともに、少なくとも一主面に表面配
線パターンが形成された積層体を有する積層セラミック
回路基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、積層セラミック回
路基板は、ビアホール導体となる導体が充填され、且つ
表面に内部配線パターンとなる導体膜が形成されたグリ
ーンシートを、積層構造に応じて積層熱圧着を行い、焼
成を行っていた。尚、表面配線パターンは焼成前に積層
体に形成していたり、また焼成された積層体に形成し
て、焼成処理していた。この方法をグリーンシート多層
方法という。
【0003】このグリーンシート多層方法によれば、ビ
アホール導体となる導体を形成するためには、グリーン
シートに貫通穴を形成し、この貫通穴に導電性ペースト
を充填していたが、大電流が流れるビアホール導体、例
えばアース電位の配線、電源供給の配線に係るビアホー
ル導体では貫通穴の穴径を大きくすることが要求され
る。しかし、1枚のグリーンシートに異なる径の複数の
貫通穴を形成することは、製造上煩雑となり、また、穴
径を100μm以上にすると、貫通穴内に導電性ペース
トを安定的に充填・維持することができなく、例えば導
体抜けが発生してしまうという問題がある。
【0004】また、表面配線パターンは積層体の表面か
ら導体の厚み分だけ突出してしまう。このように表面配
線パターンが突出してしまうと、表面に接続するように
厚膜抵抗体膜を形成した場合、表面配線パターンのエッ
ヂ部分で抵抗体膜の段切れが発生することがある。
【0005】また、表面配線パターンとなる導体膜を導
電性ペーストで印刷し、乾燥した時に、導体膜の中央部
付近が乾燥収縮により、中央部付近の膜厚が減少してし
まい、表面配線パターンの平滑性が劣ってしまう。この
ため、表面配線パターンをワイヤボンディング用電極パ
ッドに用いる場合、ワイヤボンディングとして通常10
0μm角程度の面積で可能なところ、上述の中央部付近
の膜厚が減少して窪んだ平滑部分を利用するために、全
体として350〜400μm角のワイヤボンディング用
電極パッドを形成しなければ成らなかった。
【0006】また、積層セラミック回路基板の製造方法
の別の方法として、印刷多層がある。
【0007】この方法は、支持基板上にセラミック層と
なる塗布膜、内部配線パターン及びビアホール導体とな
る導体膜を順次積層印刷して形成する。具体的には、塗
布膜にビアホール導体となる部分に開口露出部が形成さ
れるようににセラミックスリップ材を選択的にスクリー
ン印刷法などで形成し、次いで塗布膜中のビアホール導
体となる導体及び内部配線パターンとなる導体膜を、導
電性ペーストの印刷により形成する。このセラミックス
リップ材、導電性ペーストの印刷を繰り返し積層体を形
成した後、支持基板から積層体を剥離し、焼成処理を行
い、続いて焼成された積層体の主面に表面配線を導電性
ペーストの焼きつけするものであった。
【0008】このような印刷多層方法では、塗膜中の開
口露出部を150μm角以上にしなければ、セラミック
スリップ材のダレにより開口露出部が閉塞されてしまう
ことがあり、内部配線パターンの高密度化に大きな障害
となり、結果として、積層体が大型化してしまう。
【0009】また、表面配線パターンにおいては、焼成
した積層体上に形成するために、上述のグリーンシート
多層と同様の問題が発生する。
【0010】印刷多層方法において、上述の表面配線パ
ターンの表面平滑性を確保するために、支持基板上に、
まず表面配線パターンとなる導体膜を印刷形成し、その
後、上述のセラミックスリップ材の選択的印刷と導電性
ペーストの印刷によって積層体を形成することが考えら
れる。しかし、一方主面側の表面配線パターンが平坦化
することができたとしても、それと対向する側の他方側
の主面は、表面配線パターンを形成する以前に、内部配
線パターンとなる導体膜や該導体膜間を接続するビアホ
ール導体に相当する導体の形状によって、セラミック塗
布膜の表面が積層歪みが発生してしまう。
【0011】即ち、他方側主面を底面側として、マザー
配線基板上に積層セラミック回路基板を載置しようとし
ても、積層体の表面の歪みによって、マザー基板に安定
的に載置することができないという問題がある。
【0012】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、積層数に係わらず積層体の一
主面に形成した表面配線パターンの表面を積層体の表面
と同一平面とすることができ、他方主面側の積層体の表
面に積層歪みが発生することが少なく、安定した表面処
理、即ち厚膜抵抗体膜、電子部品の搭載が可能な積層セ
ラミック回路基板を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のセラミ
ック層を積層して成る積層体内に、ビアホール導体を含
む所定の内部配線パターンを配置し、積層体の主面に表
面配線パターンを形成して成る積層セラミック回路基板
の製造方法において、導電性ペーストの印刷・乾燥処理
によって一方の主面側の表面配線パターンとなる導体膜
を形成した支持基板上に、(1)光硬化可能なモノマー
を有するセラミックスリップ材の塗布・印刷・乾燥処理
しセラミック層となる塗布膜を形成する工程と、(2)
前記塗布膜にビアホール導体となる貫通凹部を形成する
ために、選択的な露光処理・現像処理する工程と、
(3)ビアホール導体となる導体及び又は内部配線パタ
ーンとなる導体膜を形成するために、貫通凹部に導電性
ペーストを充填し、塗布膜上に導電性ペーストの印刷形
成する工程と上記(1)〜(3)の工程を順次繰り返え
し、積層体を形成する工程と、前記支持基板上から一方
の主面側の表面配線パターンを含む積層体を剥離する工
程と、前記積層体を焼成する工程とを含む積層セラミッ
ク回路基板の製造方法である。
【0014】また、好ましくは、前記表面配線パターン
及び内部配線パターンとなる導体膜、ビアホール導体と
なる導体を形成するための導電性ペーストには、光硬化
可能なモノマーを含有し、導体膜、導体を形成した後、
露光処理する積層セラミック回路基板の製造方法であ
る。
【0015】尚、上述の貫通凹部とは、セラミック層の
厚みを貫く貫通穴であり、その下面開口が、前の工程で
形成された導電膜などによって閉塞されているために、
本発明では、特に貫通凹部と表現した。
【0016】
【作用】本発明によれば、支持基板上に積層体を形成す
るにあたり、積層体の一方主面側の表面配線パターンと
なる導体膜が形成されるため、この一方主面側の表面配
線パターンの表面が積層体の一方側の主面と実質的に同
一平面となる。
【0017】従って、この表面配線パターンに接続する
ように厚膜抵抗体膜を形成しても、抵抗体膜の段切れが
発生することがない。また、この表面配線パターンとな
る導体膜には、乾燥収縮が発生しても、この導体膜を覆
うようにセラミックスリップ材からなる塗布膜が形成さ
れるため、焼成処理された表面配線パターンの表面が凹
むことがなく、ICチップとの接合を少ない面積で確実
に接合することができ、ワイヤボンディング接合は勿
論、フリップチップ接合などにも適した表面配線パター
ンが得られる。
【0018】また、セラミック層となる塗布膜がセラミ
ックスリップ材のドクターブレード法による塗布によっ
て形成するため、塗布面の塗布面は常に均一化するの
で、その表面に内部配線パターンとなる導体膜を形成し
たり、また端子電極、表面配線パターン、厚膜抵抗体膜
の形成などの表面処理が安定的に行うことができる。ま
た、最上面に位置するセラミック層の表面も均一化する
ため、プリント配線基板などに搭載する場合、安定的に
搭載することができる。
【0019】さらに、内部配線パターン間を接続するビ
アホール導体を形成するにあたり、ビアホール導体とな
る貫通凹部を選択的な露光処理と現像処理によって形成
することができるので、貫通凹部の形状・径などを任意
とすることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明に係る積層セラミック回路
基板の断面図である。
【0022】図1において、10は積層セラミック回路
基板であり、積層セラミック回路基板1は、内部に所定
回路を構成する内部配線パターン2、ビアホール導体3
を有する積層体1、積層体1の表面に形成した表面配線
パターン4、5、必要に応じて表面配線パターン4、5
に接続する厚膜抵抗体膜6、各種電子部品7などから構
成されている。尚、表面配線パターン4は積層体1の一
方主面に形成した表面配線パターンであり、その表面配
線パターン4の表面は、実質的に積層体1の一方側の主
面表面と同一面となっている。表面配線パターン5は積
層体1の他方主面に形成した表面配線パターンである。
【0023】積層体1は、セラミック層1a〜1eと、
セラミック層1a〜1eの各層間には、所定回路網を達
成するや容量成分を発生するための内部配線パターン2
が配置されている。また、セラミック層1a〜1eに
は、その層の厚み方向を貫くビアホール導体3が形成さ
れている。
【0024】セラミック層1a〜1fは、例えば850
〜1050℃前後の比較的低い温度で焼成可能にするガ
ラス−セラミック材料からなる。具体的なセラミック材
料としては、クリストバライト、石英、コランダム(α
アルミナ)、ムライト、コージライトなどが例示でき
る。また、ガラス材料として複数の金属酸化物を含むガ
ラスフリットを焼成処理することによって、コージェラ
イト、ムライト、アノーサイト、セルジアン、スピネ
ル、ガーナイト、ウイレマイト、ドロマイト、ペタライ
トやその置換誘導体の結晶を少なくとも1種類を析出す
るものである。このセラミック層1a〜1fの厚みは例
えば10〜100μm程度である。
【0025】内部配線パターン2、ビアホール導体3
は、Ag系(Ag単体、Ag−PdなどのAg合金)、
Cu系(Cu単体、Cu合金)など導体からなり、内部
配線パターン2の厚みは8〜15μm程度であり、ビア
ホール導体の直径は任意な値とすることができるが、例
えば直径は80〜250μmである。
【0026】また、積層体1の両主面には、表面配線パ
ターン4、5が形成されている。図の積層体1の上面
(一方側主面)の表面配線パターン4は、セラミック層
1aに埋設されているように形成され、セラミック層1
aの表面と同一平面となっている。積層体1の下面(他
方側主面)の表面配線パターン5は、積層体1の下面に
焼きつけなどによって形成されている。
【0027】表面配線パターン4は、積層体1の焼成時
の雰囲気で焼成可能な材料であり、好ましくは、内部配
線パターン2と同一材料である。
【0028】表面配線パターン5は、Ag系(Ag単
体、Ag−PdなどのAg合金)、Cu系(Cu単体、
Cu合金)など導体から成る。
【0029】また、表面配線パターン4、5は、Cu系
材料では、耐マイグレーション性に優れ、高密度化が可
能となる。尚、銅系導体の場合には、焼きつけの条件が
還元性雰囲気または中性雰囲気で行う必要がある。ま
た、特に表面配線パターン4において、積層体1の焼成
時に同時に焼きつけ処理するので、大気雰囲気で焼成可
能な銀系導体を用いることが望ましい。
【0030】尚、表面配線パターン4、5は、入出力端
子部分や電子部品搭載パッドを含むものである。
【0031】このような積層体1の表面配線パターン
4、5には、厚膜抵抗体膜6が形成され、チップ状コン
デンサ、チップ状抵抗器、トランジスタ、ICなどの各
種電子部品7などが接合されている。
【0032】本発明によれは、積層体1の一方主面に形
成した表面配線パターン4が積層体1の主面と同一平面
となっているので、この表面配線パターン4に接続する
厚膜抵抗体膜6を積層体1の主面に抵抗体ペーストを印
刷して、焼きて形成しても、抵抗体膜6には、表面配線
パターン4のエッヂ部分で段切れが発生することが一切
ない。
【0033】上述の積層セラミック回路基板の製造方法
について、図2の工程図、図3(a)〜図3(j)の主
要工程における断面図に基づいて説明する。尚、製造方
法は、光硬化可能なモノマーを有するセラミックスリッ
プ材を用いた塗布多層方法で説明する。
【0034】積層セラミック回路基板1の製造方法は、
大きく分けて、積層前工程(図2の(a)工程)、積層
工程(図2の(b)工程〜(h)工程)、剥離工程(図
2の(i)工程)、焼成処理工程(図2の(j)工
程)、表面処理工程(図2の(k)工程)とからなる。
【0035】積層前工程は、支持基板15、セラミック
層1a〜1eとなるセラミック塗布膜のスリップ材、内
部配線パターン2、ビアホール導体3、表面配線パター
ン4、5となる導体膜や導体の導電性ペーストを夫々準
備する工程である。
【0036】〔支持基板〕図3(a)に示すように、支
持基板15は、セラミック、ガラス、耐熱性樹脂などの
基板からなり、支持基板15の積層体を積層する側の表
面には、基板平滑層16が形成される。
【0037】基板平滑層16は、光硬化可能なモノマ
ー、有機バインダー、溶剤を均質混練したスリップ材を
塗布・乾燥して塗布膜を形成し、その後、塗布膜の全面
に露光処理して硬化することによって形成する。基板平
滑層16の厚みは、少なくとも支持基板15の凹凸を吸
収し得る程度の厚み、例えば20μm以上である。
【0038】ここで、光硬化可能なモノマーは、比較的
低温で且つ短時間の焼成工程で焼失できるように熱分解
性に優れたものであり、また、スリップ材の塗布・乾燥
後の露光によって、光重合される必要があり、遊離ラジ
カルの形成、連鎖生長付加重合が可能で、2級もしくは
3級炭素を有したモノマーが好ましく、例えば少なくと
も1つの重合可能なエチレン系基を有するブチルアクリ
レート等のアルキルアクリレートおよびそれらに対応す
るアルキルメタクリレートが有効である。また、テトラ
エチレングリコールジアクリレート等のポリエチレング
リコールジアクリレートおよびそれらに対応するメタク
リレートなどが挙げられる。
【0039】有機バインダーは、光硬化可能なモノマー
同様に熱分解性の良好なものでなくてはならない。同時
にスリップの粘性を決めるものである為、アクリル酸も
しくはメタクリル酸系重合体のようなカルボキシル基、
アルコール性水酸基を備えたエチレン性不飽和化合物が
好ましい。
【0040】尚、光硬化可能なモノマーとバインダとの
比率は、1〜3:5程度に添加される。
【0041】溶剤として、有機系溶剤、水系溶剤を用い
ることができる。尚、水系溶剤の場合、光硬化可能なモ
ノマー及び有機バインダーは水溶性である必要があり、
モノマー及びバインダには、親水性の官能基、例えばカ
ルボキシル基が付加されている。その付加量は酸価で表
せば2〜300あり、好ましくは5〜100である。
【0042】上述のスリップ材は、光硬化可能なモノマ
ー及び有機バインダが上述したように積層体の焼成の過
程で完全に熱分解しなくてはならないが、特に、600
℃以下、好ましくは500℃以下で分解する材料を選択
する。
【0043】また、スリップ材には、増感剤、光開始系
材料等を必要に応じて添加しても構わない。例えば、光
開始系材料としては、ベンゾフェノン類、アシロインエ
ステル類化合物などが挙げられる。
【0044】スリップ材の塗布方法としては、例えば、
ドクターブレード法(ナイフコート法)、ロールコート
法、印刷法などが挙げられる。特に基板平滑層16の表
面を平坦化することに容易なドクターブレード法などが
好適である。尚、塗布方法に応じて溶剤の添加量が調整
され、所定粘度に調整される。
【0045】乾燥方法としては、バッチ式乾燥炉、イン
ライン式乾燥炉を用いて行われ、乾燥条件は120℃以
下が望ましい。また、急激な乾燥は、塗布膜表面にクラ
ックが発生する可能性があるため、急加熱を避けること
が重要となる。
【0046】露光処理としては、塗布膜中に含まれる光
硬化可能なモノマーが光重合されるネガ型であるため、
塗布膜全面に低圧、高圧、超高圧の水銀灯系の露光光を
照射する。尚、露光条件は、15〜20J/cm2 の露
光光を約15〜30秒程度照射して行う。これにより、
塗布膜は、光硬化可能なモノマーの光重合反応を起し、
光硬化されることになる。
【0047】〔セラミックスリップ材〕セラミックスリ
ップ材は、セラミック粉末、必要に応じてガラスフリッ
ト、光硬化可能なモノマー、有機バインダー、溶剤を均
質混練して形成する。
【0048】セラミック粉末は、クリストバライト、石
英、コランダム(αアルミナ)、ムライト、コージライ
トなどの絶縁セラミック材料、BaTiO3 、Pb4
2Nb2 12、TiO2 などの誘電体セラミック材
料、Ni−Znフェライト、Mn−Znフェライト(広
義の意味でセラミックという)なとの磁性体セラミック
材料などが挙げられ、その平均粒径1.0〜6.0μ
m、好ましくは1.5〜4.0μmに粉砕したものを用
いる。尚、セラミック材料は2種以上混合して用いられ
てもよい。特に、コランダムを用いた場合、コスト的に
有利となる。
【0049】ガラスフリットは、焼成処理することによ
ってコージェライト、ムライト、アノーサイト、セルジ
アン、スピネル、ガーナイト、ウイレマイト、ドロマイ
ト、ペタライトやその置換誘導体の結晶やスピネル構造
の結晶相を析出するものであればよく、例えば、B2
3 、SiO2 、Al2 3 、ZnO、アルカリ土類酸化
物を含むガラスフリットが挙げられる。このようなガラ
スフリットは、ガラス化範囲が広く、また屈伏点が60
0〜800℃付近にあるため、850〜1050℃程度
の低温焼成に適し、内部配線パターン2(AgやCuな
ど)となる導体膜との焼結挙動が近似しており、好都合
である。尚、このガラスフリットの平均粒径は、1.0
〜6.0μm、好ましくは1.5〜3.5μmである。
【0050】上述のセラミック材料とガラス材料との構
成比率は、850〜1050℃の比較的低温で焼成する
場合には、セラミック材料が10〜60wt%、好まし
くは30〜50wt%であり、ガラス材料が90〜40
wt%、好ましくは70〜50wt%である。
【0051】尚、セラミック材料として、誘電体セラミ
ック材料や磁性体セラミック材料とともに用いる場合に
は、セラミック材料の固有の特性を低下させることがあ
るため、ガラスフリットは必要に応じて添加する。
【0052】光硬化可能なモノマーは、基板平滑層16
に用いた上述のモノマーを用いる。
【0053】これは、露光条件を略同一とするためであ
る。光硬化可能なモノマーは、露光処理後の現像処理に
よって露光部分以外の部分が容易に除去できるように所
定量添加される。例えば、固形成分(セラミック材料及
びガラス材料) に対して5〜15wt%以下である。有
機バインダーは、固形成分との濡れ性も重視する必要が
あり、基板平滑層16に用いた材料ものが使用できる。
添加量としては固形成分に対して25wt%以下が好ま
しい。
【0054】溶剤として、有機系溶剤、水系溶剤を用い
ることができる。尚、水系溶剤の場合、光硬化可能なモ
ノマー及び有機バインダーは、水溶性である必要があ
り、モノマー及び有機バインダには、親水性の官能基、
例えばカルボキシル基が付加されている。その付加量は
酸価で表せば2〜300あり、好ましくは5〜100で
ある。この付加量が少ない場合は水への溶解性、固定成
分の粉末の分散性が悪くなり、多い場合は熱分解性が悪
くなるため、付加量は、水への溶解性、分散性、熱分解
性を考慮して、上述の範囲で適宜付加される。
【0055】また、セラミックスリップ材には、増感
剤、光開始系材料等を必要に応じて添加しても構わな
い。例えば、光開始系材料としては、ベンゾフェノン
類、アシロインエステル類化合物などが挙げられる。
【0056】〔導電性ペースト〕内部配線パターン2、
ビアホール導体3及び表面配線パターン4を形成するた
めの導電性ペーストは、Ag系(Ag単体、Ag−Pd
などのAg合金)、Cu系(Cu単体、Cu合金)など
導体材料粉末、例えば銀系粉末と、低融点ガラス成分
と、バインダーと溶剤とを均質混練したものが用いられ
る。また、表面配線パターン5もこのペーストを用いて
も構わない。尚、内部配線パターン2、ビアホール導体
3を形成するための導電性ペーストにおいては、特にセ
ラミックスリップ材に用いた光硬化可能なモノマーを添
加しても構わない。この光硬化可能なモノマーを添加し
た導電性ペーストを用いる場合、各導体膜を印刷・乾燥
した後、又は各導体を充填・乾燥した後に、露光処理に
よって光硬化させる。
【0057】〔積層工程〕このようにして、支持基板1
5上に基板平滑層16を形成し、セラミックスリップ
材、導電性ペーストを準備した後、実質的な積層工程を
行う。尚、支持基板15は、最終的に複数の積層体が抽
出できるよう複数の積層体の領域を同時に形成するが、
ここでは、1つの積層体の領域について説明する。
【0058】まず、積層工程として、図2の(b)工程
(図3(b)に相当)に示すように、支持基板15の基
板平滑層16上に、積層体1の下面側の表面配線パター
ン4となる導体膜40を形成する。具体的には、支持基
板15の基板平滑層16上に、上述の導電性ペーストの
スクリーン印刷によって所定形状の導体膜40を形成す
る。その後、必要に応じて全面の露光を行い光硬化を行
う。
【0059】次に、図2の(c)工程(図3(c)に相
当)に示すように、セラミック層1aとなるセラミック
塗布膜10aを形成する。このセラミック塗布膜10a
は、基板平滑層16上に形成した導体膜40を覆うよう
に、各領域を越えて支持基板15の基板平滑層16の全
面に形成する。具体的には、上述のセラミックスリップ
材をドクターブレード法などで塗布し、乾燥(バッチ式
乾燥炉、インライン式乾燥炉で120℃以下)して形成
する。
【0060】次に、図2の(d)工程(図3(d)に相
当)に示すように、セラミック塗布膜10aに選択的な
露光処理・現像処理を行い、貫通凹部30を形成する。
【0061】露光処理は、セラミック層1aの厚みを貫
通するビアホール導体3となる位置に貫通凹部30を形
成するため、この部分のみに露光光が照射されないよう
な所定パターンを有するフォトターゲットをセラミック
塗布膜10a上に近接又は載置して、基板平滑層16を
形成した時の露光条件(低圧、高圧、超高圧の水銀灯系
の15〜20J/cm2 の露光光を約15〜30秒程度
照射する)で処理を行う。
【0062】現像処理は、選択的な露光処理を行った塗
布膜10aに有機系のクロロセン、1,1,1−トリク
ロロエタン、水系のアルカリ現像溶剤を、例えばスプレ
ー現像法やパドル現像法によって噴射したり、接触した
り現像処理を行う。その後、必要に応じて洗浄及び乾燥
を行なう。
【0063】上述の選択的な露光処理・現像処理によっ
てビアホール導体3となる貫通凹部30の形状、径など
をフォトターゲットの形状によって、任意に設定できる
ことになる。即ち、電源供給用の配線やアース電位の配
線など比較的大電流が流れる配線間を接続するビアホー
ル導体3の形状を大きくすることが簡単に行える。
【0064】また、フォトターゲットを用いた露光は、
一般に、半導体チップなどの微細表面加工などに用いら
れるものであるため、フォトターゲットの形状の制御に
よって、形成されるビアホール導体3の貫通凹部におい
ては、位置ずれがなく、ビアホール導体3の導通信頼性
が大きく向上する。
【0065】次に、図2の(e)工程(図3(e)に相
当)に示すように、セラミック塗布膜10aの貫通凹部
30にビアホール導体3となる導体31を充填するとと
もに、セラミック塗布膜10a上に、セラミック層1a
とセラミック層1bとの層間の内部配線パターン2とな
る導体膜20を形成する。
【0066】具体的には、上述の導電性ペーストをスク
リーン印刷で所定形状に印刷することにより、塗布膜1
0aの貫通凹部30内にビアホール導体3となる導体3
1を充填する。また、この印刷と同時に、塗布膜10a
上に所定パターンの内部配線パターン2となる導体膜2
0を形成する。その後、乾燥処理を行い、必要に応じて
露光処理を行い、光硬化を行う。
【0067】尚、貫通凹部30の形状が大きい場合に
は、まず、導電性ペーストをディスペンサーなどを用い
て貫通凹部30内に導体31を充填し、その後、内部の
配線パターン2となる導体膜20を印刷形成しても構わ
ない。
【0068】次に、図2の(c)工程を繰り返して(図
3(f)に相当)、セラミック層1aとなる塗布膜10
aの全面に、セラミック層1bとなる塗布膜10bを形
成する。具体的には、セラミック塗布膜10aに形成さ
れた導体31、導体膜20を覆うように、上述のセラミ
ックスリップ材をドクターブレード法などによって塗布
し、乾燥する。
【0069】これにより、セラミック塗布膜10bの表
面は、この塗布膜10bに覆われた下部の導体31や導
体膜20の形状、厚み、積層状況に係わらず、均一な平
坦面とすることができる。
【0070】次に、図2の(d)工程、図2の(e)工
程を行い、塗布膜10bに選択的な露光処理・現像処理
を行い、ビアホール導体3となる貫通凹部を形成し、そ
の貫通凹部にビアホール導体3となる導体31を形成
し、同時に内部配線パターン2となる導体膜20を形成
する。さらに、積層体の積層構造に応じて、図2の
(c)工程〜図2の(e)工程を順次繰り返しを行う。
これにより、表面配線パターン4となる導体膜40、塗
布膜10a〜10d、内部配線パターン2となる導体膜
20とが積層し、ビアホール導体3となる導体31が形
成された積層体を形成する。
【0071】次に、図2の(f)工程を行い、セラミッ
ク層1dとなる塗布膜10d上に、セラミック層1eと
なる塗布膜10eを形成する。尚、この工程は、図2の
(c)と実質的に同一工程である。
【0072】次に、図2の(g)工程を行い、セラミッ
ク層1eとなる塗布膜10e上に、ビアホール導体3と
なる貫通凹部30を形成する。尚、この工程は、図2の
(d)と実質的に同一工程である。
【0073】次に、図2の(h)工程を行い、図3
(g)に示すように、セラミック塗布膜10eに形成し
た貫通凹部にビアホール導体3となる導体31を充填す
る。尚、この工程は、貫通凹部に導電性ペーストの印刷
やディスペンサによって導電性ペーストを供給し、乾燥
して形成される。
【0074】尚、積層工程を終了した後に、各積層体の
形状に応じて、分割溝をプレス成型などによって形成す
る。
【0075】〔剥離工程〕次に、図2の(i)工程とし
て、図3(h)に示すように、支持基板15から基板平
滑層16、表面配線パターン4となる導体膜40を含む
セラミック塗布膜10f〜10a、内部配線パターン2
となる導体膜20、ビアホール導体3となる導体31か
ら成る積層体を剥離する。
【0076】上述のように剥離界面は、支持基板15と
基板平滑層16との界面となり、積層体側に基板平滑層
16が存在することになる。従って、剥離を機械的に、
例えば支持基板15を湾曲させたり、剥離界面にカッタ
ー刃を平面状に摺動したりしても、積層体そのものに悪
影響(剥離による亀裂など)がなく安定して剥離するこ
とができる。
【0077】尚、その他に、基板平滑層16に、120
℃(乾燥処理の温度)以上で発泡性反応を起こす発泡剤
を含有させておき、この平滑層16を加熱処理して発泡
反応を起こさせて支持基板15から剥離を行ったり、ま
た、基板平滑層16の変わりに、また基板平滑層16の
界面などに有機溶剤によって溶解する溶解層を介在させ
て、有機溶剤に浸漬したりしても構わない。尚、溶剤層
を用いる場合には、セラミックスリップ材、導電性ペー
ストに含有する有機バイダー、光硬化可能なモノマーに
水系を用い、溶剤に純水などを用いることが重要とな
る。
【0078】〔焼成工程〕次に、図2の(j)工程とし
て、図3(i)に示すように、支持基板15から剥離し
た基板平滑層16、表面配線パターン4となる導体膜4
0を含む積層体を焼成処理する。焼成処理は、脱バイン
ダ過程と焼結過程からなる。
【0079】脱バインダ過程は、セラミック塗布膜10
a〜10e、内部配線パターン2となる導体膜20、ビ
アホール導体3となる導体31、表面配線パターン4と
なる導体膜40に含まれる有機成分、及び基板平滑層1
6を焼失するためのものであり、例えば600℃以下の
温度領域で行われる。
【0080】また、焼結過程は、塗布膜10a〜10e
のガラス成分を結晶化させて、セラミック粉末の粒界に
均一に分散させ、積層体に一定強度を与え、同時に、内
部配線パターン2となる導体膜20、ビアホール導体3
となる導体31、表面配線パターン4となる導体膜40
の導電材料、例えば、銀系粉末を粒成長させて、低抵抗
化させるとともに、セラミック層1a〜1fと一体化さ
せるものである。これは、ピーク温度850〜1050
℃に達するまでに行われる。
【0081】焼成雰囲気は、導電性ペーストの材料など
によって異なり、上述のようにAg系導体の場合は、大
気(酸化性)雰囲気又は中性雰囲気で行われ、Cu系導
体の場合は、還元性雰囲気又は中性雰囲気で行われる。
【0082】これにより、塗布膜10a〜10fはセラ
ミック層1a〜1fとなり、導体膜20は内部配線パタ
ーン2に、導体31はビアホール導体3に、導体膜40
は表面配線パターン4となり、焼成された大型積層体基
板となる。
【0083】〔表面処理工程〕次に、図2の(k)工程
として、図3(j)に示すように、焼成処理された大型
積層体基板の両主面に表面処理を行う。
【0084】例えば、大型積層体基板の他方側主面(図
では、積層セラミック回路基板では下面側主面))に、
セラミック層1eから露出したビアホール導体3と接続
するように、例えば銅系導電性ペーストの印刷・乾燥、
焼きつけにより、表面配線パターン5を形成する。ここ
で、銅系の表面配線パターン5と銀系導体のビアホール
導体3とが接合することになるが、銀と銅との共晶温度
を考慮して、低温(例えば780℃以下)焼成可能し、
しかも、銅の酸化を防止するために還元性雰囲気や中性
雰囲気中で行うことが重要である。
【0085】その後、必要に応じて、両主面に、厚膜抵
抗膜6や保護膜などを焼きつけを行い、各種電子部品7
を搭載する。
【0086】ここで、積層セラミック回路基板10の一
方側主面の表面配線パターン4は、積層体1の積層工程
で形成され、その表面は積層体1の表面と同一平面とな
る。
【0087】従って、表面配線パターン4に重畳接続す
る厚膜抵抗体膜6を形成するにあたり、厚膜抵抗体膜6
の端部(表面配線パターン4のエッヂ部分)に段差がで
きず、厚膜抵抗体膜6の段切れが発生しない。また、I
Cチップなどの電子部品7を搭載するにあたっても、電
子部品7の接合部分は平坦化されるため、電子部品7の
接合に必要な最小な面積に設定すればよい。これによ
り、表面配線パターン4の高密度配線化が可能となる。
【0088】その後、焼成前に形成した分割溝にそっ
て、大型積層体基板を所定形状の積層体に分割する。こ
れによって、図1に示す構造の積層セラミック回路基板
が完成する。
【0089】尚、上述の実施例について、積層体1の一
方側主面の表面配線パターン4を積層工程の一部で形成
し、積層体1の他方側主面の表面配線パターン5を表面
処理工程で形成したが、他方側主面の表面配線パターン
5をも積層工程の最終段階で形成して、積層体の焼成と
一体的におこなっても構わない。
【0090】また、分割溝について、上述の製造工程で
は支持基板15から積層体1を剥離する前に形成した
が、要は焼成前に形成することが重要であり、支持基板
15を剥離した後に、積層体の両主面側に形成してもか
まわない。また、分割溝にそって行う分割処理につい
て、上述の製造工程は、表面処理工程の最後におこなっ
ているが、電子部品7を搭載する前に分割処理しても構
わない。
【0091】以上のように、上述の製造方法によれば、
支持基板15上に、支持基板15の凹凸を吸収する平滑
層16が形成されているので、表面配線パターン4の表
面が、支持基板15の凹凸に影響されることなく、極め
て均一な表面とすることができ、表面処理工程、抵抗体
膜6の形成、電子部品7の搭載にあったっては、確実に
且つ、安定的に行える。
【0092】また、上述の製造方法では、セラミック塗
布膜10a〜10eの表面が常に平坦となるため、その
表面に上に形成する内部配線パターン2となる導体膜2
0が精度よく形成することができる。また、これによっ
て形成された積層体1の他方側主面は、従来の印刷多層
方法で形成した積層体の他方主面に比較して、格段な平
坦面とすることができる。このため、その主面上に表面
配線パターン5を形成するにあたり、さらに厚膜抵抗体
膜6、保護膜を形成したり、電子部品7を搭載したりす
る表面処理が、簡単で、確実に且つ安定的に形成するこ
とができる。
【0093】ビアホール導体3となる導体31が選択的
な露光処理・現像処理によって形成された貫通凹部30
に導電性ペーストを充填して形成されるため、ビアホー
ル導体3の形状・径の制御が極めて簡単になり、またビ
アホール導体3の接続信頼性が向上する。
【0094】尚、上述の実施例では、積層体1の両主面
に表面配線パターン4、5が形成されているが、例え
ば、積層体1の一方主面のみに、積層体1の主面と同一
平面となる表面配線パターン4を形成するようにしても
構わない。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支持基板
上に、表面配線パターンとなる導体膜を形成した後に、
実質的な積層体を形成するために、表面配線パターンの
表面が積層体の一方側の主面と同一平面となり、且つ表
面での凹みなどがなく、安定した表面処理、即ち厚膜抵
抗体膜の形成、電子部品の接合が可能である。
【0096】しかも、表面での凹みなどがなくなること
から、例えば、電子部品の搭載部分の面積を、搭載に必
要な実質的な面積とすることができ、これにより、表面
配線パターンの高密度配線化が可能となる。
【0097】また、セラミック層がセラミックスリップ
材の塗布により形成されるため、塗布膜の表面が常に平
坦化でき、他方主面側の積層体の表面に積層歪みが発生
することが少なく、内部配線パターンとなる導体膜の形
成、または積層体の他方主面の表面配線パターンの形成
が安定的に行うことができ、結果として、プリント配線
基板上に搭載する際に安定的に行うことができる。
【0098】さらに、ビアホール導体は、塗布膜に選択
的な露光処理・現像処理によって形成された貫通凹部に
導電性ペーストを充填して形成されるため、ビアホール
導体の形状・径を任意に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層セラミック回路基板の断面図
である。
【図2】本発明の積層セラミック回路基板の製造を説明
するための工程図である。
【図3】(a)〜(j)は本発明の積層セラミック回路
基板の製造の主要工程における断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・・積層セラミック回路基板 1・・・・・・・積層体 1a〜1f・・・セラミック層 10a〜10f・・・塗布膜 2・・・・・・・内部配線パターン 20・・・・・・内部配線パターンとなる導体膜 3・・・・・・・ビアホール導体 30・・・・・・貫通凹部 31・・・・・・ビアホール導体となる導体 4、5・・・・・表面配線パターン 31・・・・・・内部導体となる導体膜 15・・・・・・支持基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセラミック層を積層して成る積層
    体内に、ビアホール導体を含む所定の内部配線パターン
    を配置し、積層体の主面に表面配線パターンを形成して
    成る積層セラミック回路基板の製造方法において、 導電性ペーストの印刷・乾燥処理によって一方の主面側
    の表面配線パターンとなる導体膜を形成した支持基板上
    に、(1)光硬化可能なモノマーを有するセラミックス
    リップ材の塗布・印刷・乾燥処理しセラミック層となる
    塗布膜を形成する工程と、(2)前記塗布膜にビアホー
    ル導体となる貫通凹部を形成するために、選択的な露光
    処理・現像処理する工程と、(3)ビアホール導体とな
    る導体及び又は内部配線パターンとなる導体膜を形成す
    るために、貫通凹部に導電性ペーストを充填し、塗布膜
    上に導電性ペーストの印刷形成する工程と、 上記(1)〜(3)の工程を順次繰り返えし、積層体を
    形成する工程と、 前記支持基板上から一方の主面側の表面配線パターンを
    含む積層体を剥離する工程と、 前記積層体を焼成する工程とを含む積層セラミック回路
    基板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記表面配線パターン及び内部配線パター
    ンとなる導体膜、ビアホール導体となる導体を形成する
    ための導電性ペーストには、光硬化可能なモノマーを含
    有し、導体膜、導体を形成した後、露光処理することを
    特徴となる請求項1記載の積層セラミック回路基板の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6201194B1 (en) 1998-12-02 2001-03-13 International Business Machines Corporation Multi-voltage plane, multi-signal plane circuit card with photoimageable dielectric

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US6159072A (en) * 1996-10-31 2000-12-12 Nidek Co., Ltd. Lens transport apparatus, a cup for securing an eyeglass lens during transport, and a method of transporting lenses
US6201194B1 (en) 1998-12-02 2001-03-13 International Business Machines Corporation Multi-voltage plane, multi-signal plane circuit card with photoimageable dielectric

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