JPH08183834A - 自己硬化性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
自己硬化性エポキシ樹脂組成物Info
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- JPH08183834A JPH08183834A JP32757094A JP32757094A JPH08183834A JP H08183834 A JPH08183834 A JP H08183834A JP 32757094 A JP32757094 A JP 32757094A JP 32757094 A JP32757094 A JP 32757094A JP H08183834 A JPH08183834 A JP H08183834A
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- carboxylic acid
- curing
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ビスフェノールA型エポキシ樹脂を、マロン
酸に代表される活性メチレン基を有するカルボン酸で変
性した変性エポキシ樹脂と、硬化促進剤とを含有。 【効果】 均一性並びに長期保存安定性良好。
酸に代表される活性メチレン基を有するカルボン酸で変
性した変性エポキシ樹脂と、硬化促進剤とを含有。 【効果】 均一性並びに長期保存安定性良好。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存安定性に優れ自己
硬化性を持つエポキシ樹脂組成物に関し、具体的には長
期保存後においても充分に使用し得る塗料、接着剤、注
型材料等に有用な自己硬化性エポキシ樹脂組成物に関す
る。
硬化性を持つエポキシ樹脂組成物に関し、具体的には長
期保存後においても充分に使用し得る塗料、接着剤、注
型材料等に有用な自己硬化性エポキシ樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は耐久性、密着性、防食性
にすぐれることから、塗料、接着剤、注型材料に用いら
れているが、各種の硬化剤を用いて硬化反応を生起させ
使用に供されるのが一般的である。しかしながら一液型
と称される、硬化剤と混合されたエポキシ樹脂の硬化性
組成物は当然のことながら安定性に乏しく保存が難し
く、調合後直ちに使用されることが求められる。このた
め硬化性と安定性の矛盾した性能を克服することが重要
な技術課題となっている。
にすぐれることから、塗料、接着剤、注型材料に用いら
れているが、各種の硬化剤を用いて硬化反応を生起させ
使用に供されるのが一般的である。しかしながら一液型
と称される、硬化剤と混合されたエポキシ樹脂の硬化性
組成物は当然のことながら安定性に乏しく保存が難し
く、調合後直ちに使用されることが求められる。このた
め硬化性と安定性の矛盾した性能を克服することが重要
な技術課題となっている。
【0003】このため、従来より一液型の硬化性エポキ
シ樹脂組成物では、潜在性硬化剤として熱的に活性化
させることの可能な触媒種の中性塩あるいは錯化合物と
して用いる、硬化剤をポリマーなどでコーティングさ
せマイクロカプセル化し使用時に圧力等により破壊させ
ることによりする硬化反応を開始させる、ゼオライト
などの空孔中に硬化剤を吸着させ使用時に脱離させるこ
とにより硬化反応を開始させるなどの手法により、硬化
性と保存安定性とを両立させる方法が検討されている。
シ樹脂組成物では、潜在性硬化剤として熱的に活性化
させることの可能な触媒種の中性塩あるいは錯化合物と
して用いる、硬化剤をポリマーなどでコーティングさ
せマイクロカプセル化し使用時に圧力等により破壊させ
ることによりする硬化反応を開始させる、ゼオライト
などの空孔中に硬化剤を吸着させ使用時に脱離させるこ
とにより硬化反応を開始させるなどの手法により、硬化
性と保存安定性とを両立させる方法が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の一液型
の硬化性組成物では、主剤と硬化剤が基本的に異なった
物質から成り立っているために、実際には硬化剤の均一
性に乏しく、硬化反応が均一には進行しない、あるいは
保存中ないしは硬化反応の進行により硬化剤の分離が生
ずるという課題も有する他、長期に亘る保存安定性も未
だ充分なものではなかった。
の硬化性組成物では、主剤と硬化剤が基本的に異なった
物質から成り立っているために、実際には硬化剤の均一
性に乏しく、硬化反応が均一には進行しない、あるいは
保存中ないしは硬化反応の進行により硬化剤の分離が生
ずるという課題も有する他、長期に亘る保存安定性も未
だ充分なものではなかった。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、長期の
保存安定性に優れ、更に、かつ系内の均一性に優れる点
から硬化性も著しく良好な自己硬化性エポキシ樹脂組成
物を提供することにある。
保存安定性に優れ、更に、かつ系内の均一性に優れる点
から硬化性も著しく良好な自己硬化性エポキシ樹脂組成
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
を重ねた結果、エポキシ樹脂中の同一分子中にエポキシ
基と硬化性の反応点となる特定の構造を導入することに
より、上記課題を解決できることを見いだし本発明を完
成するに至った。
を重ねた結果、エポキシ樹脂中の同一分子中にエポキシ
基と硬化性の反応点となる特定の構造を導入することに
より、上記課題を解決できることを見いだし本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、活性メチレン基を有する
カルボン酸中のカルボキシル基をエポキシ樹脂中のエポ
キシ基で反応した構造を有する変性エポキシ樹脂と、硬
化促進剤とを必須成分とすることを特徴とする自己硬化
性エポキシ樹脂組成物に関する。
カルボン酸中のカルボキシル基をエポキシ樹脂中のエポ
キシ基で反応した構造を有する変性エポキシ樹脂と、硬
化促進剤とを必須成分とすることを特徴とする自己硬化
性エポキシ樹脂組成物に関する。
【0008】本発明で用いる活性メチレン基を有するカ
ルボン酸としては、特に特定されるものではなく、β位
にメチレン基を有するα,γ−ジカルボニル構造を有す
るものであることが、エポキシ樹脂中のエポキシ基との
反応性に優れる点から好ましい。この様なカルボン酸と
しては、具体的には、マロン酸、オキザロ酢酸、アセト
酢酸、ベンゾイル酢酸あるいはこれらのエステル類若し
くはアミド類等が挙げられるが、なかでも2価のカルボ
ン酸であることが保存安定性の点から好ましく、具体的
にはマロン酸が好ましい。
ルボン酸としては、特に特定されるものではなく、β位
にメチレン基を有するα,γ−ジカルボニル構造を有す
るものであることが、エポキシ樹脂中のエポキシ基との
反応性に優れる点から好ましい。この様なカルボン酸と
しては、具体的には、マロン酸、オキザロ酢酸、アセト
酢酸、ベンゾイル酢酸あるいはこれらのエステル類若し
くはアミド類等が挙げられるが、なかでも2価のカルボ
ン酸であることが保存安定性の点から好ましく、具体的
にはマロン酸が好ましい。
【0009】また、前記活性メチレン基を有するカルボ
ン酸と反応させるエポキシ樹脂としては、特に制限され
るものではないが、例えば、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、テトラブロ
モビスフェノールA型エポキシ樹脂等のビスフェノール
型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ジグリシジルオキシナフタレン、ヒ
ドロキシナフタレンノボラックノポリグリシジルエーテ
ル等のナフタレン型エポキシ樹脂、その他、ジシクロペ
ンタジエンとフェノールとの重付加体のポリグリシジル
エーテル、ジビニルベンゼンとフェノールとの重付加体
のポリグリシジルエーテル、カルボン酸のグリシジルエ
ステル類等種々のものが挙げられるが、特に、塗料等の
用途における流動性、並びに長期に亘る保存安定性に優
れる点からビスフェノール型エポキシ樹脂が好ましい。
ン酸と反応させるエポキシ樹脂としては、特に制限され
るものではないが、例えば、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、テトラブロ
モビスフェノールA型エポキシ樹脂等のビスフェノール
型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ジグリシジルオキシナフタレン、ヒ
ドロキシナフタレンノボラックノポリグリシジルエーテ
ル等のナフタレン型エポキシ樹脂、その他、ジシクロペ
ンタジエンとフェノールとの重付加体のポリグリシジル
エーテル、ジビニルベンゼンとフェノールとの重付加体
のポリグリシジルエーテル、カルボン酸のグリシジルエ
ステル類等種々のものが挙げられるが、特に、塗料等の
用途における流動性、並びに長期に亘る保存安定性に優
れる点からビスフェノール型エポキシ樹脂が好ましい。
【0010】上記エポキシ樹脂の分子量は特に制限され
るものではないが、300〜10000であることが流
動性の点から好ましい。
るものではないが、300〜10000であることが流
動性の点から好ましい。
【0011】上述した活性メチレン基を有するカルボン
酸と、エポキシ樹脂との反応によって変性エポキシ樹脂
を得る方法としては、特に制限されるものではないが、
前記活性メチレンを有するカルボン酸と過剰量のエポキ
シ樹脂と触媒の存在下重縮合させる方法が挙げられる。
酸と、エポキシ樹脂との反応によって変性エポキシ樹脂
を得る方法としては、特に制限されるものではないが、
前記活性メチレンを有するカルボン酸と過剰量のエポキ
シ樹脂と触媒の存在下重縮合させる方法が挙げられる。
【0012】ここで、活性メチレン基を有するカルボン
酸の使用量は、特に制限されるものではないが、エポキ
シ樹脂中のエポキシ基に対して、0.1〜1.0当量好ましく
は0.1〜0.5当量であることが好ましい。
酸の使用量は、特に制限されるものではないが、エポキ
シ樹脂中のエポキシ基に対して、0.1〜1.0当量好ましく
は0.1〜0.5当量であることが好ましい。
【0013】当該反応における触媒としては、公知慣用
の触媒が何れも使用でき、例示するならばホスフィン
類、三級アミン類、四級アンモニウム塩、四級ホスホニ
ウム塩、イミダゾール類等が使用され、その使用量はエ
ポキシ樹脂に対して、0.01〜1.0重量%であることが好
ましい。
の触媒が何れも使用でき、例示するならばホスフィン
類、三級アミン類、四級アンモニウム塩、四級ホスホニ
ウム塩、イミダゾール類等が使用され、その使用量はエ
ポキシ樹脂に対して、0.01〜1.0重量%であることが好
ましい。
【0014】上記の反応をより詳述すると、エポキシ樹
脂、活性メチレン基を有するカルボン酸および触媒の混
合物に必要があれば溶媒を加え、50〜120℃で反応をお
こなうことによりカルボン酸のエポキシ基への付加反応
が進行する。また、系の酸価を測定することにより反応
の進行が確認され、適切な酸価の値となった状態で、カ
ルボン酸の付加反応が完了したものと考えることができ
る。酸価の値が低いほど、すなわち遊離のカルボン酸量
が少ないほど系の安定性に優れるが、製造時間が長くな
り生産性が低下する。一方酸価の高い状態では系の安定
性に乏しく、保存時の増粘あるいはゲル化の原因とな
る。これらの要因から、このエポキシ樹脂組成物の酸価
としてはエポキシ樹脂とカルボン酸の組み合わせによっ
ても変化するが、0.5〜50とすることが好ましい。
脂、活性メチレン基を有するカルボン酸および触媒の混
合物に必要があれば溶媒を加え、50〜120℃で反応をお
こなうことによりカルボン酸のエポキシ基への付加反応
が進行する。また、系の酸価を測定することにより反応
の進行が確認され、適切な酸価の値となった状態で、カ
ルボン酸の付加反応が完了したものと考えることができ
る。酸価の値が低いほど、すなわち遊離のカルボン酸量
が少ないほど系の安定性に優れるが、製造時間が長くな
り生産性が低下する。一方酸価の高い状態では系の安定
性に乏しく、保存時の増粘あるいはゲル化の原因とな
る。これらの要因から、このエポキシ樹脂組成物の酸価
としてはエポキシ樹脂とカルボン酸の組み合わせによっ
ても変化するが、0.5〜50とすることが好ましい。
【0015】この様にして得られる変性エポキシ樹脂
は、α,γ−ジカルボニル構造中のβ−メチレン基を形
成する活性水素が、塩基の作用により容易に解離し、求
核反応によって炭素−炭素結合を生成しながらエポキシ
環を開環してエポキシ樹脂の硬化反応を起こす。
は、α,γ−ジカルボニル構造中のβ−メチレン基を形
成する活性水素が、塩基の作用により容易に解離し、求
核反応によって炭素−炭素結合を生成しながらエポキシ
環を開環してエポキシ樹脂の硬化反応を起こす。
【0016】本発明はプロトン引き抜きを行う塩基の存
在下での活性メチレン基によるオキシラン環への求核反
応が熱的に敏感に感応することを用い、常温で保存安定
性に優れ加熱条件下で硬化反応をおこすことを利用する
ものである。
在下での活性メチレン基によるオキシラン環への求核反
応が熱的に敏感に感応することを用い、常温で保存安定
性に優れ加熱条件下で硬化反応をおこすことを利用する
ものである。
【0017】本発明で用いる硬化促進剤としては、塩基
性物質であればよく、特に限定されるものではないが、
上記の変性エポキシ樹脂の合成時に使用した触媒が何れ
も使用でき、具体的には、ホスフィン類、三級アミン
類、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、イミダ
ゾール類等が挙げられる。なかでも、活性メチレン基の
オキシラン環への求核反応を阻害しない点からイミダゾ
ール類、ホスフィン類、四級アンモニウム塩、四級ホス
ホニウム塩、DBU(ジアザビシクロウンデセン)等の
ルイス塩基が好ましい。
性物質であればよく、特に限定されるものではないが、
上記の変性エポキシ樹脂の合成時に使用した触媒が何れ
も使用でき、具体的には、ホスフィン類、三級アミン
類、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、イミダ
ゾール類等が挙げられる。なかでも、活性メチレン基の
オキシラン環への求核反応を阻害しない点からイミダゾ
ール類、ホスフィン類、四級アンモニウム塩、四級ホス
ホニウム塩、DBU(ジアザビシクロウンデセン)等の
ルイス塩基が好ましい。
【0018】この硬化促進剤の使用割合は特に限定され
るものではないが、通常、変性エポキシ樹脂100重量
部に対して、0.001〜10重量部、なかでも0.1
〜1.0重量部であることが好ましい。上記硬化促進剤
は、変性エポキシ樹脂に別途添加してもよいし、また、
変性エポキシ樹脂の合成時に使用した塩基性触媒を分離
除去することなく、そのまま本発明の組成物として使用
してもよい。
るものではないが、通常、変性エポキシ樹脂100重量
部に対して、0.001〜10重量部、なかでも0.1
〜1.0重量部であることが好ましい。上記硬化促進剤
は、変性エポキシ樹脂に別途添加してもよいし、また、
変性エポキシ樹脂の合成時に使用した塩基性触媒を分離
除去することなく、そのまま本発明の組成物として使用
してもよい。
【0019】本発明で用いる変性エポキシ樹脂は、活性
メチレンを有するエステル類を硬化性の官能基としてエ
ポキシ樹脂構造中に導入することを特徴としているが、
エポキシ基の変性量によっては硬化剤自身中にエポキシ
基が残存することから未硬化状態で同時にエポキシ樹脂
とみなすことができる。この過剰量(未反応で残るエポ
キシ基)のエポキシ基として利用するとともに、更にそ
の他のエポキシ樹脂を添加して本発明のエポキシ樹脂組
成物としてもよい。
メチレンを有するエステル類を硬化性の官能基としてエ
ポキシ樹脂構造中に導入することを特徴としているが、
エポキシ基の変性量によっては硬化剤自身中にエポキシ
基が残存することから未硬化状態で同時にエポキシ樹脂
とみなすことができる。この過剰量(未反応で残るエポ
キシ基)のエポキシ基として利用するとともに、更にそ
の他のエポキシ樹脂を添加して本発明のエポキシ樹脂組
成物としてもよい。
【0020】ここで、その他のエポキシ樹脂としては、
上記の如く、別途添加されるものであってもよいし、ま
た、前記の反応において未反応のまま残存するエポキシ
樹脂であってもよいのは勿論である。
上記の如く、別途添加されるものであってもよいし、ま
た、前記の反応において未反応のまま残存するエポキシ
樹脂であってもよいのは勿論である。
【0021】ここで添加されるエポキシ樹脂としては、
上記の変性エポキシ樹脂の原料として使用したエポキシ
樹脂として例示したものが何れも使用できる。
上記の変性エポキシ樹脂の原料として使用したエポキシ
樹脂として例示したものが何れも使用できる。
【0022】このように本発明に従って得られるエポキ
シ樹脂組成物は、上記した硬化促進剤を加えることのみ
によって、硬化物を生成することができ、いわば一液性
のエポキシ樹脂硬化性組成物と同様に扱うことが可能で
あるが、従来知られている潜在性のエポキシ樹脂硬化剤
を用いる系とことなり、完全な均一系であり潜在性の硬
化剤を用いる場合と顕著な違いがある。すなわち潜在性
の硬化剤を用いる場合にはエポキシ樹脂中に難溶性の硬
化剤を可能な限り微分散させることが、均質な硬化剤を
製造するために必要であるが、本発明の系では均質性か
らこのような作業はまったく不要であり、相溶性の優れ
た活性メチレンを有するエステル類とエポキシ樹脂を混
合することで、初期の目的は達成され作業性に優れてい
ることが特徴である。
シ樹脂組成物は、上記した硬化促進剤を加えることのみ
によって、硬化物を生成することができ、いわば一液性
のエポキシ樹脂硬化性組成物と同様に扱うことが可能で
あるが、従来知られている潜在性のエポキシ樹脂硬化剤
を用いる系とことなり、完全な均一系であり潜在性の硬
化剤を用いる場合と顕著な違いがある。すなわち潜在性
の硬化剤を用いる場合にはエポキシ樹脂中に難溶性の硬
化剤を可能な限り微分散させることが、均質な硬化剤を
製造するために必要であるが、本発明の系では均質性か
らこのような作業はまったく不要であり、相溶性の優れ
た活性メチレンを有するエステル類とエポキシ樹脂を混
合することで、初期の目的は達成され作業性に優れてい
ることが特徴である。
【0023】また、本発明の組成物においては、本発明
の効果を損なわない範囲で通常のエポキシ樹脂の硬化剤
を併用してもよい。併用し得る硬化剤としては、例え
ば、ジシアンジアミド、イミダゾール類等が挙げられ、
また、使用量は組成物の全量に対して、0.01〜10重量部
であることが好ましい。
の効果を損なわない範囲で通常のエポキシ樹脂の硬化剤
を併用してもよい。併用し得る硬化剤としては、例え
ば、ジシアンジアミド、イミダゾール類等が挙げられ、
また、使用量は組成物の全量に対して、0.01〜10重量部
であることが好ましい。
【0024】本発明の組成物は、その用途に応じて各種
充填剤、顔料、難燃剤、粘度調節剤などの添加物を加え
て使用してもよい。
充填剤、顔料、難燃剤、粘度調節剤などの添加物を加え
て使用してもよい。
【0025】以上詳述したエポキシ樹脂組成物は加熱に
よって硬化させることが可能であり、110℃以上好まし
くは130℃以上で30分間の硬化時間によって、所望の硬
化物を得ることができる。この硬化性エポキシ樹脂組成
物をエポキシ樹脂塗料として用いる場合には、α,γ−
ジカルボニル構造のにより、一液型の自己硬化性エポキ
シ樹脂塗料として使用が可能なばかりでなく、キレート
構造を取り得ることから金属への良好な密着性も特徴と
して合わせ持つことができる。
よって硬化させることが可能であり、110℃以上好まし
くは130℃以上で30分間の硬化時間によって、所望の硬
化物を得ることができる。この硬化性エポキシ樹脂組成
物をエポキシ樹脂塗料として用いる場合には、α,γ−
ジカルボニル構造のにより、一液型の自己硬化性エポキ
シ樹脂塗料として使用が可能なばかりでなく、キレート
構造を取り得ることから金属への良好な密着性も特徴と
して合わせ持つことができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口1リット
ルフラスコに、BPA型液状エポキシ樹脂(エポキシ当
量=185:EPICLON 840(大日本インキ化学工業株式会社
製)370g、マロン酸68g、触媒としてトリフェニ
ルホスフィン0.5gを加え70℃で2時間、つづいて
85℃、95℃で各2時間反応させる。2時間ごとに内
容物の酸価を測定したところ最終的に50となり少量の不
溶物が生成した。ここにトルエン180gを加え、ろ過
により不溶物を除去することにより透明なエポキシ樹脂
組成物のトルエン溶液を取得するした。
する。 実施例1 攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口1リット
ルフラスコに、BPA型液状エポキシ樹脂(エポキシ当
量=185:EPICLON 840(大日本インキ化学工業株式会社
製)370g、マロン酸68g、触媒としてトリフェニ
ルホスフィン0.5gを加え70℃で2時間、つづいて
85℃、95℃で各2時間反応させる。2時間ごとに内
容物の酸価を測定したところ最終的に50となり少量の不
溶物が生成した。ここにトルエン180gを加え、ろ過
により不溶物を除去することにより透明なエポキシ樹脂
組成物のトルエン溶液を取得するした。
【0027】このエポキシ樹脂組成物を、175℃のキュ
アプレート上でゲルタイムを測定したところ50秒であ
った。またこのエポキシ樹脂組成物を40℃で40日間
保持した後、ゲルタイムを測定したところ47秒であっ
た。このことは、この自己硬化性エポキシ樹脂組成物は
すぐれた保存安定性を有していることを示している。
アプレート上でゲルタイムを測定したところ50秒であ
った。またこのエポキシ樹脂組成物を40℃で40日間
保持した後、ゲルタイムを測定したところ47秒であっ
た。このことは、この自己硬化性エポキシ樹脂組成物は
すぐれた保存安定性を有していることを示している。
【0028】実施例2 攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口1リット
ルフラスコに、BPA型液状エポキシ樹脂(エポキシ当
量=185:EPICLON 840(大日本インキ化学工業株式会社
製)370g、マロン酸68g、触媒として塩化テトラ
メチルアンモニウム50%水溶液0.4g、溶媒としてメチル
エチルケトン180gを加え90℃で各4時間反応させる。
2時間ごとに内容物の酸価を測定したところ最終的に5.
8となった。ろ過により不溶物を除去したのち、自己硬
化性エポキシ樹脂組成物メチルエチルケトン溶液600
gを得た。この溶液の不揮発分は70%であった。この
溶液のゲルタイムを実施例1と同様に測定したところ6
0秒であった。
ルフラスコに、BPA型液状エポキシ樹脂(エポキシ当
量=185:EPICLON 840(大日本インキ化学工業株式会社
製)370g、マロン酸68g、触媒として塩化テトラ
メチルアンモニウム50%水溶液0.4g、溶媒としてメチル
エチルケトン180gを加え90℃で各4時間反応させる。
2時間ごとに内容物の酸価を測定したところ最終的に5.
8となった。ろ過により不溶物を除去したのち、自己硬
化性エポキシ樹脂組成物メチルエチルケトン溶液600
gを得た。この溶液の不揮発分は70%であった。この
溶液のゲルタイムを実施例1と同様に測定したところ6
0秒であった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、長期の保存安定性に優
れ、更に、かつ系内の均一性に優れる点から硬化性も著
しく良好な自己硬化性エポキシ樹脂組成物を提供でき
る。
れ、更に、かつ系内の均一性に優れる点から硬化性も著
しく良好な自己硬化性エポキシ樹脂組成物を提供でき
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 活性メチレン基を有するカルボン酸中の
カルボキシル基をエポキシ樹脂中のエポキシ基で反応し
た構造を有する変性エポキシ樹脂と、硬化促進剤とを必
須成分とすることを特徴とする自己硬化性エポキシ樹脂
組成物。 - 【請求項2】 活性メチレン基を有するカルボン酸が、
β位にメチレン基を有するα,γ−ジカルボニル構造を
有するものである請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 活性メチレン基を有するカルボン酸が、
2価のカルボン酸である請求項1または2記載の組成
物。 - 【請求項4】 エポキシ樹脂が、分子量300〜100
00のものである請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 エポキシ樹脂が、ビスフェノール型エポ
キシ樹脂である請求項1〜4の何れか1つに記載の組成
物。 - 【請求項6】 硬化促進剤が、ルイス塩基である請求項
1〜5の何れか1つに記載の組成物。 - 【請求項7】 変性エポキシ樹脂及び硬化促進剤に加
え、更にその他のエポキシ樹脂を併用する請求項1〜6
の何れか1つに記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32757094A JPH08183834A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自己硬化性エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32757094A JPH08183834A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自己硬化性エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183834A true JPH08183834A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18200546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32757094A Pending JPH08183834A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自己硬化性エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08183834A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192548A (ja) * | 2000-01-07 | 2001-07-17 | Asahi Denka Kogyo Kk | 水性硬化性組成物 |
| WO2004069945A1 (ja) * | 2003-02-04 | 2004-08-19 | Mitsui Chemicals Inc. | 非芳香族溶剤系塗料用樹脂組成物 |
| CN100365084C (zh) * | 2003-02-04 | 2008-01-30 | 三井化学株式会社 | 非芳香族溶剂系涂料用树脂组合物 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32757094A patent/JPH08183834A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192548A (ja) * | 2000-01-07 | 2001-07-17 | Asahi Denka Kogyo Kk | 水性硬化性組成物 |
| WO2004069945A1 (ja) * | 2003-02-04 | 2004-08-19 | Mitsui Chemicals Inc. | 非芳香族溶剤系塗料用樹脂組成物 |
| CN100365084C (zh) * | 2003-02-04 | 2008-01-30 | 三井化学株式会社 | 非芳香族溶剂系涂料用树脂组合物 |
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