JPH08184359A - トラクションドライブ変速機 - Google Patents
トラクションドライブ変速機Info
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- JPH08184359A JPH08184359A JP33832494A JP33832494A JPH08184359A JP H08184359 A JPH08184359 A JP H08184359A JP 33832494 A JP33832494 A JP 33832494A JP 33832494 A JP33832494 A JP 33832494A JP H08184359 A JPH08184359 A JP H08184359A
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- cage
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Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】各段ごとにトラクション力を調整できるように
し、また、軸心のズレや傾きがあっても、円滑に回転が
伝達されるようにする。 【構成】内輪32及び外輪31との間を油膜によるトラ
クション力によって転動体33を自転且つ公転させ該公
転運動を保持器40の回転とし、前記内輪の回転と前記
保持器の回転とのいずれか一方を入力軸の回転とし、他
方を出力軸90の回転としたトラクションドライブ変速
機において、ケース1に軸穴2に達するスリットを設け
て撓み可能とし、スリットの間隔を狭める方向にケース
を締め付ける締付け手段とを設けて、外輪31による転
動体33への挟圧力を調整可能にして、各段ごとにトラ
クション力を調整できるようにし、また内輪32の内側
に内歯歯車35aを設け該内歯歯車と噛み合って回転を
伝達する伝達軸22の歯車を外方に向かって膨出させる
ことによって、軸心のズレや傾きがあってもこれを緩和
させる。
し、また、軸心のズレや傾きがあっても、円滑に回転が
伝達されるようにする。 【構成】内輪32及び外輪31との間を油膜によるトラ
クション力によって転動体33を自転且つ公転させ該公
転運動を保持器40の回転とし、前記内輪の回転と前記
保持器の回転とのいずれか一方を入力軸の回転とし、他
方を出力軸90の回転としたトラクションドライブ変速
機において、ケース1に軸穴2に達するスリットを設け
て撓み可能とし、スリットの間隔を狭める方向にケース
を締め付ける締付け手段とを設けて、外輪31による転
動体33への挟圧力を調整可能にして、各段ごとにトラ
クション力を調整できるようにし、また内輪32の内側
に内歯歯車35aを設け該内歯歯車と噛み合って回転を
伝達する伝達軸22の歯車を外方に向かって膨出させる
ことによって、軸心のズレや傾きがあってもこれを緩和
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベアリングを介した小型
のトラクションドライブ変速機に関する。
のトラクションドライブ変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】油膜を介在させて2つの転動体を押しつ
け圧力を加えて一方を回転させると、押しつけ面の部分
の油が押しつけ圧力によって非常に高い粘度になり、こ
のため油膜のせん断抵抗によってトラクション(けん
引)力が生じて、他方がひきずられてころがり回転する
いわゆるトラクションドライブが知られている。
け圧力を加えて一方を回転させると、押しつけ面の部分
の油が押しつけ圧力によって非常に高い粘度になり、こ
のため油膜のせん断抵抗によってトラクション(けん
引)力が生じて、他方がひきずられてころがり回転する
いわゆるトラクションドライブが知られている。
【0003】従来、一般的には入力軸の回転を出力軸に
回転数を変えて伝達する変速装置として、太陽歯車とそ
の外側を囲む内歯歯車の間を複数の遊星歯車が自転しな
がら公転する遊星歯車装置が多く用いられている。
回転数を変えて伝達する変速装置として、太陽歯車とそ
の外側を囲む内歯歯車の間を複数の遊星歯車が自転しな
がら公転する遊星歯車装置が多く用いられている。
【0004】しかし、この遊星歯車装置では、多数の歯
車相互の噛み合いのため、騒音や振動が生じる、歯の折
損が生じやすい、小型化が容易でないなどの欠点があ
る。このため、従来より、歯車の代わりに、前記したト
ラクションドライブを利用した遊星転動装置を用いたト
ラクションドライブ変速機が用いられている(例えば特
開昭55−86949、特開昭58−46252)。
車相互の噛み合いのため、騒音や振動が生じる、歯の折
損が生じやすい、小型化が容易でないなどの欠点があ
る。このため、従来より、歯車の代わりに、前記したト
ラクションドライブを利用した遊星転動装置を用いたト
ラクションドライブ変速機が用いられている(例えば特
開昭55−86949、特開昭58−46252)。
【0005】即ち、このトラクションドライブ変速機
は、内輪と外輪との間に転動体を油膜を介して強く挟圧
して、トラクション力によって内輪と外輪との間を転動
体を自転させながら公転させ、この転動体の公転運動を
転動体の保持器の回転とするものであって、このトラク
ション力による遊星転動装置を一段あるいは複数段連結
し、内輪の回転と保持器の回転のいずれか一方を入力
軸、他方を出力軸として取り出すものである。
は、内輪と外輪との間に転動体を油膜を介して強く挟圧
して、トラクション力によって内輪と外輪との間を転動
体を自転させながら公転させ、この転動体の公転運動を
転動体の保持器の回転とするものであって、このトラク
ション力による遊星転動装置を一段あるいは複数段連結
し、内輪の回転と保持器の回転のいずれか一方を入力
軸、他方を出力軸として取り出すものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この種のト
ラクションドライブ変速機では、転動体の転動における
一定のトラクション力を付与することが必要であるが、
従来のトラクションドライブ変速機では、ケース内で組
立て時に外輪に予め決まった一定の圧力を付与するよう
にしているため、このトラクション力は温度変化、負荷
変動などによっても変化するため、これに応じて外輪へ
の圧力を微調整する必要があるが、従来では組立て時に
一定圧力を付与する構造のため、このように変化に対応
してトラクション力を調整することが不可能であり、ま
た、外輪が複数段ある場合に各段ごとのトラクション力
の調整ができなかった。
ラクションドライブ変速機では、転動体の転動における
一定のトラクション力を付与することが必要であるが、
従来のトラクションドライブ変速機では、ケース内で組
立て時に外輪に予め決まった一定の圧力を付与するよう
にしているため、このトラクション力は温度変化、負荷
変動などによっても変化するため、これに応じて外輪へ
の圧力を微調整する必要があるが、従来では組立て時に
一定圧力を付与する構造のため、このように変化に対応
してトラクション力を調整することが不可能であり、ま
た、外輪が複数段ある場合に各段ごとのトラクション力
の調整ができなかった。
【0007】また、内輪の回転軸及び保持器の回転軸が
軸方向に完全に一致していないと、トラクション力が回
転の全周において一定にならず、回転むらが生じて騒音
が生じるばかりでなく、磨耗や破損の原因となり、寿命
が劣化するが、超小型のトラクションドライブ変速機で
は、軸心のズレや傾きを全く零に加工したり、組立て時
にこれらを軸方向にズレや傾きなく完全に一致させるこ
とはほとんど不可能であって、部品加工精度が極めて厳
しくなると共に、組立てにも高度の技術を要し、小型化
が困難となり、コスト高となっていた。本発明はこれら
の問題を解決したトラクションドライブ変速機を提供す
ることを目的としている。
軸方向に完全に一致していないと、トラクション力が回
転の全周において一定にならず、回転むらが生じて騒音
が生じるばかりでなく、磨耗や破損の原因となり、寿命
が劣化するが、超小型のトラクションドライブ変速機で
は、軸心のズレや傾きを全く零に加工したり、組立て時
にこれらを軸方向にズレや傾きなく完全に一致させるこ
とはほとんど不可能であって、部品加工精度が極めて厳
しくなると共に、組立てにも高度の技術を要し、小型化
が困難となり、コスト高となっていた。本発明はこれら
の問題を解決したトラクションドライブ変速機を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のトラクションドライブ変速機では、請求項1
のトラクションドライブ変速機では、ケースの軸穴の両
端に入力軸と出力軸を回動自在に設け、外輪、内輪、転
動体、保持器から成るベアリングのような遊星転動装置
を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴に前記外輪
を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介して前記転
動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜によるトラク
ション力によって前記転動体を自転且つ公転させ、該公
転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の回転と前記
保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸の回転と
し、他方を前記出力軸の回転としたトラクションドライ
ブ変速機において、前記ケースに前記軸穴に達するスリ
ットを設けて撓み可能とし、該スリットの間隔を狭める
方向にケースを締め付ける締付け手段とを設けて、前記
外輪による転動体への挟圧力を調整可能にしている。
に本発明のトラクションドライブ変速機では、請求項1
のトラクションドライブ変速機では、ケースの軸穴の両
端に入力軸と出力軸を回動自在に設け、外輪、内輪、転
動体、保持器から成るベアリングのような遊星転動装置
を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴に前記外輪
を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介して前記転
動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜によるトラク
ション力によって前記転動体を自転且つ公転させ、該公
転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の回転と前記
保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸の回転と
し、他方を前記出力軸の回転としたトラクションドライ
ブ変速機において、前記ケースに前記軸穴に達するスリ
ットを設けて撓み可能とし、該スリットの間隔を狭める
方向にケースを締め付ける締付け手段とを設けて、前記
外輪による転動体への挟圧力を調整可能にしている。
【0009】請求項2のトラクションドライブ変速機で
は、前記ケースの撓み可能部分を軸方向に前記複数段の
遊星転動装置に対応して複数段に分割し、前記締付け手
段を複数段の遊星転動装置の各外輪に対応して複数段に
設けて、転動体への挟圧力の調整を各段ごとに可能にし
ている。
は、前記ケースの撓み可能部分を軸方向に前記複数段の
遊星転動装置に対応して複数段に分割し、前記締付け手
段を複数段の遊星転動装置の各外輪に対応して複数段に
設けて、転動体への挟圧力の調整を各段ごとに可能にし
ている。
【0010】請求項3のトラクションドライブ変速機で
は、前記内輪の内側に内歯歯車を設け、該内歯歯車と噛
み合って回転を伝達する伝達軸の歯車を外方に向かって
膨出させている。
は、前記内輪の内側に内歯歯車を設け、該内歯歯車と噛
み合って回転を伝達する伝達軸の歯車を外方に向かって
膨出させている。
【0011】請求項4のトラクションドライブ変速機で
は、前記内輪の内側に、伝達軸の歯車と噛み合うための
内歯歯車を弾性体を介して設けている。
は、前記内輪の内側に、伝達軸の歯車と噛み合うための
内歯歯車を弾性体を介して設けている。
【0012】請求項5のトラクションドライブ変速機で
は、前記内輪の内側に軸方向の係合溝を設け、伝達軸に
該係合溝に係合して回転を伝達する係合突起を設けてい
る。
は、前記内輪の内側に軸方向の係合溝を設け、伝達軸に
該係合溝に係合して回転を伝達する係合突起を設けてい
る。
【0013】請求項6のトラクションドライブ変速機で
は、前記内輪の内側に内方に突出した係合突起を設け、
伝達軸に該係合突起に係合して回転する軸方向の係合溝
を設けている。
は、前記内輪の内側に内方に突出した係合突起を設け、
伝達軸に該係合突起に係合して回転する軸方向の係合溝
を設けている。
【0014】請求項7のトラクションドライブ変速機で
は、前記保持器の回転の伝達軸と前記保持器との間に弾
性手段を介在させている。
は、前記保持器の回転の伝達軸と前記保持器との間に弾
性手段を介在させている。
【0015】
【作用】請求項1の構成では、スリットの間隔を狭める
方向への締付け手段での締付け力を調節することによっ
て、自由に外輪への圧力を変えてトラクション力を調整
できる。
方向への締付け手段での締付け力を調節することによっ
て、自由に外輪への圧力を変えてトラクション力を調整
できる。
【0016】請求項2の構成では、各段ごとの遊星転動
装置の外輪の位置に対応してケースの撓み可能部分を軸
方向に分割し、各部分ごとにそれぞれ締付け手段を設け
たので、各段ごとにトラクション力を調整することがで
きる。
装置の外輪の位置に対応してケースの撓み可能部分を軸
方向に分割し、各部分ごとにそれぞれ締付け手段を設け
たので、各段ごとにトラクション力を調整することがで
きる。
【0017】請求項3の構成では、遊星転動装置の内輪
の内側に設けた内歯歯車に噛み合う伝達軸の歯車を外方
に向かって膨出させているため、伝達軸や内歯歯車に軸
心のズレや傾きがあっても、これを緩和して円滑に回転
が伝達される。
の内側に設けた内歯歯車に噛み合う伝達軸の歯車を外方
に向かって膨出させているため、伝達軸や内歯歯車に軸
心のズレや傾きがあっても、これを緩和して円滑に回転
が伝達される。
【0018】請求項4の構成では、内輪と内歯歯車との
間の弾性体で軸心のズレや傾きによる回転のぶれが吸収
されるため、伝達軸や内歯歯車に軸心のズレや傾きがあ
っても、これを緩和して円滑に回転が伝達される。
間の弾性体で軸心のズレや傾きによる回転のぶれが吸収
されるため、伝達軸や内歯歯車に軸心のズレや傾きがあ
っても、これを緩和して円滑に回転が伝達される。
【0019】請求項5あるいは請求項6の構成では、係
合突起と軸方向の係合溝によって回転伝達されるため、
回転伝達において軸方向の拘束を受けることがなくな
り、このため軸心のズレや傾きがあっても緩和されて、
円滑に回転が伝達される。
合突起と軸方向の係合溝によって回転伝達されるため、
回転伝達において軸方向の拘束を受けることがなくな
り、このため軸心のズレや傾きがあっても緩和されて、
円滑に回転が伝達される。
【0020】請求項7の構成では、保持器と伝達軸との
間に介在する弾性手段によって、軸心のズレや傾きが吸
収されて、円滑に回転が伝達される。
間に介在する弾性手段によって、軸心のズレや傾きが吸
収されて、円滑に回転が伝達される。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明のトラクションドライブ変速機の一
実施例を示している。ケース1は円柱状の金属から成
り、図2に示すように円の中心から偏心した位置におい
て断面が円形の軸方向に貫通した軸穴2を有している。
軸穴2の一端側は、図1に示すように同心円の大径部2
aとなっている。
する。図1は本発明のトラクションドライブ変速機の一
実施例を示している。ケース1は円柱状の金属から成
り、図2に示すように円の中心から偏心した位置におい
て断面が円形の軸方向に貫通した軸穴2を有している。
軸穴2の一端側は、図1に示すように同心円の大径部2
aとなっている。
【0022】円柱状のケース1の肉厚部は、軸穴2から
半径方向に外方に達し、且つ軸方向の両端に達するスリ
ット3で、2つの部分1a、1a′に分割されている。
このため、ケース1は、スリット3の幅が狭まる方向に
力を加えることによって2つに分割された部分1a、1
a′を肉薄部1bを中心に撓ませることができる。
半径方向に外方に達し、且つ軸方向の両端に達するスリ
ット3で、2つの部分1a、1a′に分割されている。
このため、ケース1は、スリット3の幅が狭まる方向に
力を加えることによって2つに分割された部分1a、1
a′を肉薄部1bを中心に撓ませることができる。
【0023】そして、このスリット3から円柱状のケー
ス1の半円にわたって、一方の肉厚部1aから肉薄部1
bに達する軸方向に対して垂直方向の複数本、例えば3
本のスリット4が設けられ、この3本のスリット4によ
って軸方向の幅が狭い2つの幅狭部5a、5bが構成さ
れている。このため、2つの幅狭部5a、5bはスリッ
ト3の幅が狭まる方向に一層撓ませやすくなっている。
この2つの幅狭部5a、5bは、それぞれ軸穴2には収
容される後述する2段の遊星転動装置30、50の各外
輪31、51の位置に対応している。
ス1の半円にわたって、一方の肉厚部1aから肉薄部1
bに達する軸方向に対して垂直方向の複数本、例えば3
本のスリット4が設けられ、この3本のスリット4によ
って軸方向の幅が狭い2つの幅狭部5a、5bが構成さ
れている。このため、2つの幅狭部5a、5bはスリッ
ト3の幅が狭まる方向に一層撓ませやすくなっている。
この2つの幅狭部5a、5bは、それぞれ軸穴2には収
容される後述する2段の遊星転動装置30、50の各外
輪31、51の位置に対応している。
【0024】肉厚部1aには、スリット3と平行な壁面
6aを有する切欠き6が設けられている。そして、スリ
ット4で隔てられた4つの部分の各壁面6aからスリッ
ト3に対して垂直な方向にネジ挿通穴7a、7b、7
c、7dが設けられ、そのまま同一直線方向に他方の肉
厚部1a′にネジ穴8a、8b、8c、8dが設けられ
ていて、ネジ9をネジ挿通穴7a〜7d側から挿通して
ネジ穴8a〜8dにねじ込んで、スリット3が狭くなる
方向に締め付けることができる。
6aを有する切欠き6が設けられている。そして、スリ
ット4で隔てられた4つの部分の各壁面6aからスリッ
ト3に対して垂直な方向にネジ挿通穴7a、7b、7
c、7dが設けられ、そのまま同一直線方向に他方の肉
厚部1a′にネジ穴8a、8b、8c、8dが設けられ
ていて、ネジ9をネジ挿通穴7a〜7d側から挿通して
ネジ穴8a〜8dにねじ込んで、スリット3が狭くなる
方向に締め付けることができる。
【0025】従って、幅狭部5a、5bのネジ挿通穴7
b、7cにおいてそれぞれネジ9を締め付ける力を調整
することによって、この幅狭部5a、5bに対応した各
段の外輪31、51ごとに独立して外輪31、51を締
め付ける圧力を調整することができる。
b、7cにおいてそれぞれネジ9を締め付ける力を調整
することによって、この幅狭部5a、5bに対応した各
段の外輪31、51ごとに独立して外輪31、51を締
め付ける圧力を調整することができる。
【0026】なお、スリット4を設けず、全体的に一体
に締付け力を調整するようにしてもよいことは勿論であ
る。なお、図4に示すように例えば幅狭部5a、5bな
どにスリット3に平行で軸穴2までは達しないもう1本
のスリット10を設けて、一方の肉厚部1aを2分割し
てバネ性を持たせることによって温度などによる形状変
化に対して、締付け力の変動を少なくすることができ
る。
に締付け力を調整するようにしてもよいことは勿論であ
る。なお、図4に示すように例えば幅狭部5a、5bな
どにスリット3に平行で軸穴2までは達しないもう1本
のスリット10を設けて、一方の肉厚部1aを2分割し
てバネ性を持たせることによって温度などによる形状変
化に対して、締付け力の変動を少なくすることができ
る。
【0027】図1に示すように軸穴2の大径部2aには
モーター20の一端側が収容され、ネジ挿通穴7a、ネ
ジ穴8aにおいてネジ9を締め付けることによって固定
されている。モーター20の駆動軸20aには、円筒状
のゴムなどから成る弾性ジョイント21によって先端側
に歯車22aが形成された伝達軸22が連結されてい
る。
モーター20の一端側が収容され、ネジ挿通穴7a、ネ
ジ穴8aにおいてネジ9を締め付けることによって固定
されている。モーター20の駆動軸20aには、円筒状
のゴムなどから成る弾性ジョイント21によって先端側
に歯車22aが形成された伝達軸22が連結されてい
る。
【0028】軸穴2には円筒状のスペーサー23がモー
ター20の先端に接触した状態で収容され、このスペー
サー23に接触した状態で第1段目のベアリングから成
る遊星転動装置30の外輪31が収容され、ネジ挿通穴
7b、ネジ穴8bにおいてネジ9の締付けによって固定
されている。この外輪31がケース1の2本のスリット
4、4で形成される幅狭部5aに位置するようにスペー
サー23の軸方向長さが設定されている。
ター20の先端に接触した状態で収容され、このスペー
サー23に接触した状態で第1段目のベアリングから成
る遊星転動装置30の外輪31が収容され、ネジ挿通穴
7b、ネジ穴8bにおいてネジ9の締付けによって固定
されている。この外輪31がケース1の2本のスリット
4、4で形成される幅狭部5aに位置するようにスペー
サー23の軸方向長さが設定されている。
【0029】遊星転動装置30は、外輪31と、内輪3
2と、外輪31と内輪32間に挟圧された例えば図1で
は球状(円柱状でもよい)の複数の転動体33とを備え
ている。外輪31及び内輪32には球状の転動体33と
面接触するための断面円弧状の環状凹部が全周にわたっ
て設けられていて、トラクションオイルあるいはグリー
スの油膜(図示せず)を介して、外輪31及び内輪32
と転動体33とが、ネジ19によるケース1の幅狭部5
aにおける締付け力によって一定の圧力を与えられて接
触しており、このため、内輪32が回転すると、トラク
ション力によって転動体33はころがり回転して外輪3
1と内輪32の間を自転しつつ公転する。
2と、外輪31と内輪32間に挟圧された例えば図1で
は球状(円柱状でもよい)の複数の転動体33とを備え
ている。外輪31及び内輪32には球状の転動体33と
面接触するための断面円弧状の環状凹部が全周にわたっ
て設けられていて、トラクションオイルあるいはグリー
スの油膜(図示せず)を介して、外輪31及び内輪32
と転動体33とが、ネジ19によるケース1の幅狭部5
aにおける締付け力によって一定の圧力を与えられて接
触しており、このため、内輪32が回転すると、トラク
ション力によって転動体33はころがり回転して外輪3
1と内輪32の間を自転しつつ公転する。
【0030】複数の転動体33は、保持器40によって
一定間隔を保ったまま任意方向に転動可能に保持されて
いて、保持器40は複数の転動体33の公転運動によっ
て回転する。内輪32の内側には、前記伝達軸22の先
端の歯車22aに噛み合う内歯歯車35aが一端側に形
成された円筒体35が圧入されていて、このため円筒体
35と内輪32とは一体的に回転する。
一定間隔を保ったまま任意方向に転動可能に保持されて
いて、保持器40は複数の転動体33の公転運動によっ
て回転する。内輪32の内側には、前記伝達軸22の先
端の歯車22aに噛み合う内歯歯車35aが一端側に形
成された円筒体35が圧入されていて、このため円筒体
35と内輪32とは一体的に回転する。
【0031】このため、モーター20の駆動軸20aが
回転すると、弾性ジョイント21を介して伝達軸22が
回転し、この回転が円筒体35へ伝達されて、円筒体3
5と一体的に内輪32が回転する。このため、外輪31
と内輪32との間を複数の転動体33が油膜のトラクシ
ョン力によってころがり回転して自転しつつ公転し、こ
の公転運動によって、保持器34は回転する。この回転
数は公転運動のためモーター20の駆動軸20aの回転
数より大幅に減速された回転数となっている。
回転すると、弾性ジョイント21を介して伝達軸22が
回転し、この回転が円筒体35へ伝達されて、円筒体3
5と一体的に内輪32が回転する。このため、外輪31
と内輪32との間を複数の転動体33が油膜のトラクシ
ョン力によってころがり回転して自転しつつ公転し、こ
の公転運動によって、保持器34は回転する。この回転
数は公転運動のためモーター20の駆動軸20aの回転
数より大幅に減速された回転数となっている。
【0032】しかして、図1のトラクションドライブ変
速機を超小型にした場合、前記伝達軸22も超小型とな
り、この伝達軸22や、内輪32や、モーター20の駆
動軸20aなどを軸心のズレや傾きを完全に零に加工し
たり、組立てにおいて軸心をすべて完全に一致させ、ズ
レや傾きを零にすることは極めて困難である。そして、
これらの軸心にズレや傾きがあると、騒音や磨耗を生
じ、寿命が劣化するばかりでなく、転動体33へのトラ
クション力にも不均一が生じて回転の伝達が円滑にでき
なくなるおそれがある。
速機を超小型にした場合、前記伝達軸22も超小型とな
り、この伝達軸22や、内輪32や、モーター20の駆
動軸20aなどを軸心のズレや傾きを完全に零に加工し
たり、組立てにおいて軸心をすべて完全に一致させ、ズ
レや傾きを零にすることは極めて困難である。そして、
これらの軸心にズレや傾きがあると、騒音や磨耗を生
じ、寿命が劣化するばかりでなく、転動体33へのトラ
クション力にも不均一が生じて回転の伝達が円滑にでき
なくなるおそれがある。
【0033】このため、図5に示すように伝達軸22の
歯車22aは、軸方向に直線ではなく、軸方向の中央部
が僅かに外方へ膨出する丸みを有している。このため、
伝達軸22の歯車22aや円筒体35の内歯歯車35a
やモーター20の駆動軸20aに軸心のズレや傾きがあ
っても、伝達軸22の歯車22aの中央部が外方へ膨ら
んでいるため、このような微小なズレや傾きがあって
も、これが緩和されて、不都合なく円滑に回転が伝達さ
れる。
歯車22aは、軸方向に直線ではなく、軸方向の中央部
が僅かに外方へ膨出する丸みを有している。このため、
伝達軸22の歯車22aや円筒体35の内歯歯車35a
やモーター20の駆動軸20aに軸心のズレや傾きがあ
っても、伝達軸22の歯車22aの中央部が外方へ膨ら
んでいるため、このような微小なズレや傾きがあって
も、これが緩和されて、不都合なく円滑に回転が伝達さ
れる。
【0034】なお同じ目的で、図6に示すように内輪3
2と円筒体35との間にゴムなどの弾性体からなる円筒
状の弾性体36を介在させれば、軸心のズレや傾きがあ
っても弾性体36の弾性変形によって吸収されるため、
不都合なく円滑に回転が伝達される。
2と円筒体35との間にゴムなどの弾性体からなる円筒
状の弾性体36を介在させれば、軸心のズレや傾きがあ
っても弾性体36の弾性変形によって吸収されるため、
不都合なく円滑に回転が伝達される。
【0035】また、同じ目的で、図7に示すように、円
筒体35には内歯歯車35aの代わりに軸方向の複数本
の係合溝35bを設け、伝達軸22には歯車22aの代
わりに、前記係合溝35bの底面35b′に達しない長
さの円柱状の複数の係合溝35bにそれぞれ対応した複
数本の係合突起22bを設けて、伝達軸22の回転によ
って係合突起22bが係合溝35bに係合して円筒体3
5を回転させるようにすれば、係合突起22bは伝達軸
22の軸方向のある一点から突出しているため、軸心の
ズレや傾きがあっても、不都合なく円滑に回転が伝達さ
れる。
筒体35には内歯歯車35aの代わりに軸方向の複数本
の係合溝35bを設け、伝達軸22には歯車22aの代
わりに、前記係合溝35bの底面35b′に達しない長
さの円柱状の複数の係合溝35bにそれぞれ対応した複
数本の係合突起22bを設けて、伝達軸22の回転によ
って係合突起22bが係合溝35bに係合して円筒体3
5を回転させるようにすれば、係合突起22bは伝達軸
22の軸方向のある一点から突出しているため、軸心の
ズレや傾きがあっても、不都合なく円滑に回転が伝達さ
れる。
【0036】なお、図7とは逆の関係にしてもよい。即
ち、円筒体35に内方へ突出する係合突起を設け、伝達
軸22の外周面に軸方向の係合溝を設けてもよい。ま
た、内輪32と円筒体35とを別体にせず一体化し、内
輪32の内側に前記した内歯歯車、あるいは係合溝、あ
るいは係合突起を直接設けてもよい。
ち、円筒体35に内方へ突出する係合突起を設け、伝達
軸22の外周面に軸方向の係合溝を設けてもよい。ま
た、内輪32と円筒体35とを別体にせず一体化し、内
輪32の内側に前記した内歯歯車、あるいは係合溝、あ
るいは係合突起を直接設けてもよい。
【0037】保持器40は、図8に示すように円筒部4
1に球状の複数の転動体33を任意方向に転動可能に保
持するための円形の保持穴42を設けるか、あるいは図
9に示すように円筒部41に軸方向の複数のスリット4
3を設け、円筒部41の一端側に転動体33を、任意方
向に転動可能に保持するための肉厚のフォーク部44を
有した周知の構造である。このため、外輪31と内輪3
2の間を自転しつつ公転する複数の転動体33を任意方
向回転可能に保持しているので、転動体33の公転運動
によって回転する。
1に球状の複数の転動体33を任意方向に転動可能に保
持するための円形の保持穴42を設けるか、あるいは図
9に示すように円筒部41に軸方向の複数のスリット4
3を設け、円筒部41の一端側に転動体33を、任意方
向に転動可能に保持するための肉厚のフォーク部44を
有した周知の構造である。このため、外輪31と内輪3
2の間を自転しつつ公転する複数の転動体33を任意方
向回転可能に保持しているので、転動体33の公転運動
によって回転する。
【0038】保持器40の円板部45の中心において先
端に歯車46aを有する伝達軸46が一体的にあるいは
圧入によって固定されている。この伝達軸46の歯車4
6aは、後述する第2段目の遊星転動装置50の内輪5
2の内側の内歯歯車55aに噛み合って、回転を伝達す
る。
端に歯車46aを有する伝達軸46が一体的にあるいは
圧入によって固定されている。この伝達軸46の歯車4
6aは、後述する第2段目の遊星転動装置50の内輪5
2の内側の内歯歯車55aに噛み合って、回転を伝達す
る。
【0039】しかして、このトラクションドライブ変速
機が超小型の場合、この保持器40の伝達軸46を正確
に軸心に一致するように精密に加工することは極めて困
難であり、軸心のズレや傾きを避けがたく、このような
ズレや傾きがあると、回転が円滑に伝達されず、第2段
目の遊星運動が円滑になされなくなるおそれがある。
機が超小型の場合、この保持器40の伝達軸46を正確
に軸心に一致するように精密に加工することは極めて困
難であり、軸心のズレや傾きを避けがたく、このような
ズレや傾きがあると、回転が円滑に伝達されず、第2段
目の遊星運動が円滑になされなくなるおそれがある。
【0040】このため、この伝達軸46の歯車46aに
図5と同様の外方へ膨出した丸みを設ける。あるいは、
図10に示すようにプラスチックあるいは薄い金属から
成る円板部45に、複数の同一形状の切欠き45aを設
けて幅の細い弾性変形可能な梁部45b(弾性手段)を
形成するか、あるいは図11に示すようにプラスチック
あるいは薄い金属から成る円板部45を蛇腹部45c
(弾性手段)を設けることによって、軸方向に弾性変形
可能にしている。
図5と同様の外方へ膨出した丸みを設ける。あるいは、
図10に示すようにプラスチックあるいは薄い金属から
成る円板部45に、複数の同一形状の切欠き45aを設
けて幅の細い弾性変形可能な梁部45b(弾性手段)を
形成するか、あるいは図11に示すようにプラスチック
あるいは薄い金属から成る円板部45を蛇腹部45c
(弾性手段)を設けることによって、軸方向に弾性変形
可能にしている。
【0041】図10、図11のようにすれば、軸心のズ
レや傾きがあっても、円板部45のこのような梁部45
bあるいは蛇腹部45cなどの弾性手段の弾性によって
吸収されるため、不都合なく円滑に回転が伝達される。
レや傾きがあっても、円板部45のこのような梁部45
bあるいは蛇腹部45cなどの弾性手段の弾性によって
吸収されるため、不都合なく円滑に回転が伝達される。
【0042】ケース1の軸穴2には、図1に示すように
1段目の遊星転動装置30の外輪31との間に円筒状の
スペーサー47を介して2段目の遊星転動装置50の外
輪51が収容されている。そして、この外輪51が2本
のスリット4、4で構成された幅狭部5bに位置するよ
うにスペーサー47の軸方向長さは設定されている。そ
して、幅狭部5bのネジ挿通穴7c、ネジ穴8cにおい
てネジ9の締め付けによって外輪51が圧迫固定され、
この締付け力の調整によって転動体53へのトラクショ
ン力を調整できる。
1段目の遊星転動装置30の外輪31との間に円筒状の
スペーサー47を介して2段目の遊星転動装置50の外
輪51が収容されている。そして、この外輪51が2本
のスリット4、4で構成された幅狭部5bに位置するよ
うにスペーサー47の軸方向長さは設定されている。そ
して、幅狭部5bのネジ挿通穴7c、ネジ穴8cにおい
てネジ9の締め付けによって外輪51が圧迫固定され、
この締付け力の調整によって転動体53へのトラクショ
ン力を調整できる。
【0043】第2段目の遊星転動装置50も全く同様
に、外輪51、内輪52、転動体53で構成され、内輪
52には内歯歯車55aを有する円筒体55が圧入され
ている(なお、円筒体55と内輪52とは一体化しても
よいことは前記したとおりである。)。そして、転動体
53の公転運動で回転する保持器60も全く同様で、弾
性手段を介した伝達軸66には歯車66aが設けられて
いる。
に、外輪51、内輪52、転動体53で構成され、内輪
52には内歯歯車55aを有する円筒体55が圧入され
ている(なお、円筒体55と内輪52とは一体化しても
よいことは前記したとおりである。)。そして、転動体
53の公転運動で回転する保持器60も全く同様で、弾
性手段を介した伝達軸66には歯車66aが設けられて
いる。
【0044】ケース1の軸穴2の端部には、円筒状のス
ペーサ48を介して2つのベアリング70、80が収容
され、外輪71、81が、ネジ挿通穴7d、ネジ穴8d
においてネジ9の締付けによって固定されている。
ペーサ48を介して2つのベアリング70、80が収容
され、外輪71、81が、ネジ挿通穴7d、ネジ穴8d
においてネジ9の締付けによって固定されている。
【0045】これらのベアリング70、80の内輪7
2、82の内側に出力軸90が圧入されていて、出力軸
90はベアリング70、80の内輪72、82と一体的
に回転可能にされている。
2、82の内側に出力軸90が圧入されていて、出力軸
90はベアリング70、80の内輪72、82と一体的
に回転可能にされている。
【0046】ベアリング70の内輪72には内歯歯車7
5aを有する円筒体75が圧入されて、内輪72と一体
的に回転可能にされていて、この内歯歯車75aに第2
段目の伝達軸66の歯車66aが噛み合っている。
5aを有する円筒体75が圧入されて、内輪72と一体
的に回転可能にされていて、この内歯歯車75aに第2
段目の伝達軸66の歯車66aが噛み合っている。
【0047】本発明のトラクションドライブ変速機はこ
のような構成であるから、モーター20の駆動軸20a
の回転は、伝達軸22の歯車22aから円筒体35の内
歯歯車35aを介して第1段目の遊星転動装置30の内
輪32に同一速度で伝達され、転動体33の公転運動で
回転する保持器40で伝達軸46の減速された回転とな
り、この伝達軸46の回転は、さらに第2段目の遊星転
動装置50の内輪52へ伝達され、その転動体53の公
転運動で回転する保持器60の伝達軸66のさらに減速
された回転となる。そして、この伝達軸66の回転がベ
アリング70の内輪72に固定された円筒体75の内歯
歯車75aで伝達されて、ベアリング70、80の内輪
72、82と一体的に出力軸90が回転する。
のような構成であるから、モーター20の駆動軸20a
の回転は、伝達軸22の歯車22aから円筒体35の内
歯歯車35aを介して第1段目の遊星転動装置30の内
輪32に同一速度で伝達され、転動体33の公転運動で
回転する保持器40で伝達軸46の減速された回転とな
り、この伝達軸46の回転は、さらに第2段目の遊星転
動装置50の内輪52へ伝達され、その転動体53の公
転運動で回転する保持器60の伝達軸66のさらに減速
された回転となる。そして、この伝達軸66の回転がベ
アリング70の内輪72に固定された円筒体75の内歯
歯車75aで伝達されて、ベアリング70、80の内輪
72、82と一体的に出力軸90が回転する。
【0048】なお、図1における入力軸(モーター20
の駆動軸20a)と出力軸90の関係を逆にすれば、増
速機となる。なお、前記実施例では転動体33、53を
球状のものとして説明したが、円筒ローラーを用い、保
持器には軸方向に平行なピンを設けて、ピンに円筒ロー
ラーを回動自在に設けても同様に作動することは勿論で
ある。
の駆動軸20a)と出力軸90の関係を逆にすれば、増
速機となる。なお、前記実施例では転動体33、53を
球状のものとして説明したが、円筒ローラーを用い、保
持器には軸方向に平行なピンを設けて、ピンに円筒ロー
ラーを回動自在に設けても同様に作動することは勿論で
ある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラクシ
ョンドライブ変速機では図1〜4に示すように、ケース
1の軸穴2に達する軸方向のスリット3でケース1の肉
厚部を分割し、このスリット3の間隔を狭める方向への
締付け手段での締付け力を調節することによって、自由
に外輪への圧力を変えてトラクション力を調整できるよ
うにしたから、温度変化や負荷変動に応じてトラクショ
ン力が最適になるように調整することができる。
ョンドライブ変速機では図1〜4に示すように、ケース
1の軸穴2に達する軸方向のスリット3でケース1の肉
厚部を分割し、このスリット3の間隔を狭める方向への
締付け手段での締付け力を調節することによって、自由
に外輪への圧力を変えてトラクション力を調整できるよ
うにしたから、温度変化や負荷変動に応じてトラクショ
ン力が最適になるように調整することができる。
【0050】また、この軸方向のスリット3に対して垂
直なスリット4によって、撓みやすい幅狭部5a、5b
を形成し、この幅狭部5a、5bごとに別個に締付け手
段でトラクション力を調整できるようにしたから、複数
段に遊星転動装置を設けた場合に各段ごとに個々に独立
してトラクション力を微調整することができる。
直なスリット4によって、撓みやすい幅狭部5a、5b
を形成し、この幅狭部5a、5bごとに別個に締付け手
段でトラクション力を調整できるようにしたから、複数
段に遊星転動装置を設けた場合に各段ごとに個々に独立
してトラクション力を微調整することができる。
【0051】また、図4のように一方の肉厚部1aにさ
らにスリット10を設けてバネ性を持たせれば、温度な
どによる形状変化に対して締付け力の変化を少なくする
ことができる。また、超小型にした場合、回転伝達にお
ける伝達軸などの軸心のズレや傾きがないように高精度
に加工することは極めて困難であるが、本発明では、内
輪の内側に内歯歯車を設け、図5に示すように内歯歯車
と噛み合って回転を伝達する伝達軸の歯車を外方に向か
って膨出させたので、軸心のズレや傾きがあっても、こ
れが緩和されて円滑に回転を伝達させることができる。
らにスリット10を設けてバネ性を持たせれば、温度な
どによる形状変化に対して締付け力の変化を少なくする
ことができる。また、超小型にした場合、回転伝達にお
ける伝達軸などの軸心のズレや傾きがないように高精度
に加工することは極めて困難であるが、本発明では、内
輪の内側に内歯歯車を設け、図5に示すように内歯歯車
と噛み合って回転を伝達する伝達軸の歯車を外方に向か
って膨出させたので、軸心のズレや傾きがあっても、こ
れが緩和されて円滑に回転を伝達させることができる。
【0052】また、図6に示すように、内輪の内側に、
伝達軸の歯車と噛み合うための内歯歯車を弾性体を介し
て設ければ、この弾性体によってズレや傾きが吸収され
て、軸心のズレや傾きがあってもこれが緩和されて円滑
に回転が伝達される。
伝達軸の歯車と噛み合うための内歯歯車を弾性体を介し
て設ければ、この弾性体によってズレや傾きが吸収され
て、軸心のズレや傾きがあってもこれが緩和されて円滑
に回転が伝達される。
【0053】また、係合突起を設け、係合突起と軸方向
の係合溝と係合によって軸方向の拘束のない回転伝達と
すれば、軸心のズレや傾きがあっても、円滑に回転が伝
達される。また、保持器と保持器に固定する伝達軸との
間に、図10、図11に示すように弾性手段を介在させ
れば、軸心のズレや傾きが吸収されるから、円滑に回転
が伝達される。
の係合溝と係合によって軸方向の拘束のない回転伝達と
すれば、軸心のズレや傾きがあっても、円滑に回転が伝
達される。また、保持器と保持器に固定する伝達軸との
間に、図10、図11に示すように弾性手段を介在させ
れば、軸心のズレや傾きが吸収されるから、円滑に回転
が伝達される。
【0054】このため、超小型であっても、厳しい部品
加工精度、厳しい組立精度が要求されなくなるばかりで
なく、製品の各部品の磨耗や寿命劣化を未然に防ぐこと
ができる。また、厳しい加工精度、組立精度が要求され
なくなるから、コスト減にもつながる。
加工精度、厳しい組立精度が要求されなくなるばかりで
なく、製品の各部品の磨耗や寿命劣化を未然に防ぐこと
ができる。また、厳しい加工精度、組立精度が要求され
なくなるから、コスト減にもつながる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】ケースの斜視図
【図3】ケースの平面図
【図4】ケースの他の実施例の断面図
【図5】伝達機構を示す断面図
【図6】伝達機構の他の実施例を示す断面図
【図7】伝達機構のさらに他の実施例を示す断面図
【図8】保持器の一実施例の斜視図
【図9】保持器の他の実施例の斜視図
【図10】保持器のさらに他の実施例を示す側面図
【図11】保持器のさらに他の実施例を示す断面図
1 ケース 2 軸穴 3、4 スリット 5a、5b 幅狭部 20 モーター 20a 駆動軸 22 伝達軸 22b 係合突起 30 遊星転動装置 31 外輪 32 内輪 33 転動体 35 円筒体 35a 内歯歯車 35b 係合溝 36 弾性体 40 保持器 45b 梁部 45c 蛇腹部 46 伝達軸 50 遊星転動装置 60 保持器 66 伝達軸 90 出力軸
Claims (7)
- 【請求項1】ケースの軸穴の両端に入力軸と出力軸を回
動自在に設け、外輪、内輪、転動体、保持器から成る遊
星転動装置を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴
に前記外輪を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介
して前記転動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜に
よるトラクション力によって前記転動体を自転且つ公転
させ、該公転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の
回転と前記保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸
の回転とし、他方を前記出力軸の回転としたトラクショ
ンドライブ変速機において、 前記ケースに前記軸穴に達するスリットを設けて撓み可
能とし、該スリットの間隔を狭める方向にケースを締め
付ける締付け手段とを設けて、前記外輪による転動体へ
の挟圧力を調整可能にしたことを特徴とするトラクショ
ンドライブ変速機。 - 【請求項2】前記ケースの撓み可能部分を軸方向に前記
複数段の遊星転動装置に対応して複数段に分割し、前記
締付け手段を複数段の遊星転動装置の各外輪に対応して
複数段に設けて、転動体への挟圧力の調整を各段ごとに
可能にしたことを特徴とする請求項1記載のトラクショ
ンドライブ変速機。 - 【請求項3】ケースの軸穴の両端に入力軸と出力軸を回
動自在に設け、外輪、内輪、転動体、保持器から成る遊
星転動装置を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴
に前記外輪を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介
して前記転動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜に
よるトラクション力によって前記転動体を自転且つ公転
させ、該公転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の
回転と前記保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸
の回転とし、他方を前記出力軸の回転としたトラクショ
ンドライブ変速機において、 前記内輪の内側に内歯歯車を設け、該内歯歯車と噛み合
って回転を伝達する伝達軸の歯車を外方に向かって膨出
させたことを特徴とするトラクションドライブ変速機。 - 【請求項4】ケースの軸穴の両端に入力軸と出力軸を回
動自在に設け、外輪、内輪、転動体、保持器から成る遊
星転動装置を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴
に前記外輪を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介
して前記転動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜に
よるトラクション力によって前記転動体を自転且つ公転
させ、該公転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の
回転と前記保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸
の回転とし、他方を前記出力軸の回転としたトラクショ
ンドライブ変速機において、 前記内輪の内側に、伝達軸の歯車と噛み合うための内歯
歯車を弾性体を介して設けたことを特徴とするトラクシ
ョンドライブ変速機。 - 【請求項5】ケースの軸穴の両端に入力軸と出力軸を回
動自在に設け、外輪、内輪、転動体、保持器から成る遊
星転動装置を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴
に前記外輪を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介
して前記転動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜に
よるトラクション力によって前記転動体を自転且つ公転
させ、該公転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の
回転と前記保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸
の回転とし、他方を前記出力軸の回転としたトラクショ
ンドライブ変速機において、 前記内輪の内側に軸方向の係合溝を設け、伝達軸に該係
合溝に係合して回転を伝達する係合突起を設けたことを
特徴とするトラクションドライブ変速機。 - 【請求項6】ケースの軸穴の両端に入力軸と出力軸を回
動自在に設け、外輪、内輪、転動体、保持器から成る遊
星転動装置を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴
に前記外輪を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介
して前記転動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜に
よるトラクション力によって前記転動体を自転且つ公転
させ、該公転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の
回転と前記保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸
の回転とし、他方を前記出力軸の回転としたトラクショ
ンドライブ変速機において、 前記内輪の内側に内方に突出した係合突起を設け、伝達
軸に該係合突起に係合して回転を伝達する軸方向の係合
溝を設けたことを特徴とするトラクションドライブ変速
機。 - 【請求項7】ケースの軸穴の両端に入力軸と出力軸を回
動自在に設け、外輪、内輪、転動体、保持器から成る遊
星転動装置を少なくとも一段収容し、前記ケースの軸穴
に前記外輪を固定し、前記外輪と内輪との間で油膜を介
して前記転動体を挟圧し、内輪及び外輪との間を油膜に
よるトラクション力によって前記転動体を自転且つ公転
させ、該公転運動を前記保持器の回転とし、前記内輪の
回転と前記保持器の回転とのいずれか一方を前記入力軸
の回転とし、他方を前記出力軸の回転としたトラクショ
ンドライブ変速機において、 前記保持器の回転の伝達軸と前記保持器との間に弾性手
段を介在させたことを特徴とするトラクションドライブ
変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33832494A JPH08184359A (ja) | 1994-12-31 | 1994-12-31 | トラクションドライブ変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33832494A JPH08184359A (ja) | 1994-12-31 | 1994-12-31 | トラクションドライブ変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08184359A true JPH08184359A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18317077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33832494A Pending JPH08184359A (ja) | 1994-12-31 | 1994-12-31 | トラクションドライブ変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08184359A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006234079A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | トラクションドライブ装置 |
| CN113028020A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-25 | 韦兆利 | 一种多级传动装置 |
-
1994
- 1994-12-31 JP JP33832494A patent/JPH08184359A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006234079A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | トラクションドライブ装置 |
| CN113028020A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-25 | 韦兆利 | 一种多级传动装置 |
| CN113028020B (zh) * | 2021-04-01 | 2022-11-25 | 韦兆利 | 一种多级传动装置 |
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