JPH0818490A - 電力線通信ネットワークおよび電力線通信用カプラー - Google Patents

電力線通信ネットワークおよび電力線通信用カプラー

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JPH0818490A
JPH0818490A JP6150001A JP15000194A JPH0818490A JP H0818490 A JPH0818490 A JP H0818490A JP 6150001 A JP6150001 A JP 6150001A JP 15000194 A JP15000194 A JP 15000194A JP H0818490 A JPH0818490 A JP H0818490A
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coil
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Sakae Nokimori
栄 野木森
Fumitada Shiomi
文規 塩見
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OSKAR DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力トランス等により高周波的に分離された
電力線間においても電力線通信ができるようにして、電
力線通信の有効利用を図った電力線通信ネットワークお
よび電力線通信用カプラーを提供する。 【構成】 電力トランス(60)により高周波的に分離
された第1の電力線(10−1、20−1、30−1)
と第2の電力線(10−2、20−2、30−2)との
間および第1の電力線の各相の間および第2の電力線の
各相の間を電力線通信用カプラー(70)を用いて高周
波的に結合し、これにより第1の電力線に接続された第
1の電力線通信装置(41−1、42−1、43−1)
と第2の電力線に接続された第2の電力線通信装置(4
1−2、42−2、43−2)の相互間での電力線通信
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電力線通信ネットワー
クおよび電力線通信用カプラーに関し、特に、高周波的
に分離された第1の電力線と第2の電力線とを具備する
電力線通信ネットワークにおいて、第1の電力線と第2
の電力線との間を高周波的に結合することにより、第1
の電力線と第2の電力線との間、および各相間における
電力線通信を可能にした電力線通信ネットワークおよび
電力線通信用カプラーに関する。
【0002】
【従来の技術】電力線通信は、商用電力の伝送線または
配電線を伝送路として通信を行うもので、 1)既存の伝送線または配電線を使用でき、新たに通信
のために伝送路を敷設する必要がない 2)単位当たりの信号減衰が小さい 3)構造上の強度が大きい という利点がある。しかし、 1)高周波伝送特性が複雑である 2)雑音が大きい 3)電力線に依存する負荷のインピーダンスの変動が大
きい 4)電力線通信に使用できる周波数は電波法により10
〜450kHzに制限されている 等の問題があり、他の通信手段の発達により、現在、そ
の有効な利用が図られているとはいえない。
【0003】ところが、周波数拡散方式等による変調方
式および誤り訂正処理等の発達により、電力線通信の持
つ問題が徐々に克服され、その利点を活用した新たな利
用が注目されている。
【0004】図5は、三相電力線を用いて電力線通信を
行う場合のシステム構成を示したものである。
【0005】図5において、10はR相の電力線、20
はS相の電力線、30はT相の電力線を示す。図5に示
すシステムにおいては、R相の電力線10に、結合コン
デンサ51−1を介して電力線通信装置41−1、結合
コンデンサ51−2を介して電力線通信装置41−2を
接続し、S相の電力線20に、結合コンデンサ52−1
を介して電力線通信装置42−1、結合コンデンサ52
−2を介して電力線通信装置42−2を接続し、T相の
電力線30に、結合コンデンサ53−1を介して電力線
通信装置43−1、結合コンデンサ53−2を介して電
力線通信装置43−2を接続し、更に、この電力線通信
の圏外に高周波が漏洩するのを防ぐために、R相の電力
線10の両端にブロッキングコイル11−1、11−
2、S相の電力線20の両端にブロッキングコイル21
−1、21−2、T相の電力線30の両端にブロッキン
グコイル31−1、31−2を接続して構成される。
【0006】このような構成において、電力線通信装置
41−1と電力線通信装置41−2との間で、R相の電
力線10を用いた電力線通信が行われ、電力線通信装置
42−1と電力線通信装置42−2との間で、S相の電
力線20を用いた電力線通信が行われ、電力線通信装置
43−1と電力線通信装置43−2との間で、T相の電
力線30を用いた電力線通信が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電力線通信システムにおいて、電力線に電力トランスが
介在するとこの電力トランスを越えて電力線通信は行え
ない。また、各相間に接続されたノード間の通信も正確
に行うことができない。
【0008】これは、電力トランスの1次側と2次側と
の間、または各相間で通信信号成分(100〜450H
z)減衰が大きく、この電力トランスにより電力線が高
周波的に分離されてしまうからである。
【0009】例えば、図6に示すように、電力線に電力
トランス60が介在すると、R相の電力線は、この電力
トランス60により電力線10−1と10−2に高周波
的に分離され、また、S相の電力線は、この電力トラン
ス60により電力線20−1と20−2に高周波的に分
離され、また、T相の電力線は、この電力トランス60
により電力線30−1と30−2に高周波的に分離され
る。
【0010】このため、電力線10−1に結合コンデン
サ51−1を介して接続される電力線通信装置41−1
と電力線10−2に結合コンデンサ51−2を介して接
続される電力線通信装置41−2との間では電力線通信
を行うことができなくなり、同様に、電力線20−1に
結合コンデンサ52−1を介して接続される電力線通信
装置42−1と電力線20−2に結合コンデンサ52−
2を介して接続される電力線通信装置42−2との間で
は電力線通信を行うことができなくなり、また、電力線
30−1に結合コンデンサ53−1を介して接続される
電力線通信装置43−1と電力線30−2に結合コンデ
ンサ53−2を介して接続される電力線通信装置43−
2との間では電力線通信を行うことができなくなり、更
に、各相間における電力線通信を行うことができなくな
る。
【0011】そこで、この発明は、電力トランス等によ
り高周波的に分離された電力線間および各相間において
も電力線通信ができるようにして、電力線通信の有効利
用を図った電力線通信ネットワークおよび電力線通信用
カプラーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、高周波的に分離された第1の電力線と
第2の電力線とを具備する電力線通信ネットワークにお
いて、上記第1の電力線と上記第2の電力線との間およ
び上記第1の電力線の各相の間および上記第2の電力線
の各相の間をそれぞれ高周波的に結合する電力線通信用
カプラー、を具備し、上記第1の電力線と上記第2の電
力線との間および上記第1の電力線の各相の間および上
記第2の電力線の各相の間での電力線通信を可能にした
ことを特徴とする。
【0013】また、この発明は、高周波的に分離された
第1の電力線と第2の電力線との間および上記第1の電
力線の各相の間および上記第2の電力線の各相の間をそ
れぞれ高周波的に結合する電力線通信用カプラーにおい
て、上記第1の電力線および上記第2の電力線の各相に
接続される複数のコイルと、上記複数のコイルが巻回さ
れる単一のコアと、上記複数のコイルを上記第1の電力
線および上記第2の電力線の各相に結合する複数の結合
コンデンサと、を具備することを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の電力線通信ネットワークでは、高周
波的に分離された第1の電力線と第2の電力線との間お
よび上記第1の電力線の各相の間および上記第2の電力
線の各相の間をそれぞれとを電力線通信用カプラーを用
いて高周波的に結合し、これにより第1の電力線と第2
の電力線との間および第1の電力線の各相の間および第
2の電力線の各相の間での電力線通信を可能にする。
【0015】ここで、上記第1の電力線は、第1の三相
電力線からなり、上記第2の電力線は、上記第1の三相
電力線に対応する第2の三相電力線からなり、上記第1
の三相電力線と上記第2の三相電力線との間は三相電力
トランスを介して接続されるように構成することができ
る。
【0016】また、上記電力線通信用カプラーは、上記
第1の三相交流電力線および上記第2の三相電力線の各
相の高周波信号を互いに伝達するとともに、上記第1の
三相交流電力線の各相の高周波信号および上記第2の三
相交流電力線の各相の高周波信号を相互に伝達する高周
波信号伝達トランスを具備する。
【0017】また、上記高周波信号伝達トランスは、上
記第1の三相交流電力線の第1の相に対応する第1のコ
イルと、上記第1の三相交流電力線の第2の相に対応す
る第2のコイルと、上記第1の三相交流電力線の第3の
相に対応する第3のコイルと、上記第2の三相交流電力
線の第1の相に対応する第4のコイルと、上記第2の三
相交流電力線の第2の相に対応する第5のコイルと、上
記第2の三相交流電力線の第3の相に対応する第6のコ
イルと、上記第1のコイル、上記第2のコイル、上記第
3のコイル、上記第4のコイル、上記第5のコイル、上
記第6のコイルが巻回される単一のコアと、を具備す
る。
【0018】また、上記第1のコイル、上記第2のコイ
ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
コイル、上記第6のコイルは、単一のコアに、極性を揃
えて順次巻回される。
【0019】また、上記第1のコイルは、その第1の極
性端子が低周波分を遮断する第1の結合コンデンサを介
して上記第1の三相交流電力線の第1の相に接続される
とともに、その第2の極性端子が接地され、上記第2の
コイルは、その第1の極性端子が低周波分を遮断する第
2の結合コンデンサを介して上記第1の三相交流電力線
の第2の相に接続されるとともに、その第2の極性端子
が接地され、上記第3のコイルは、その第1の極性端子
が低周波分を遮断する第3の結合コンデンサを介して上
記第1の三相交流電力線の第3の相に接続されるととも
に、その第2の極性端子が接地され、上記第4のコイル
は、その第1の極性端子が低周波分を遮断する第4の結
合コンデンサを介して上記第2の三相交流電力線の第1
の相に接続されるとともに、その第2の極性端子が接地
され、上記第5のコイルは、その第1の極性端子が低周
波分を遮断する第5の結合コンデンサを介して上記第2
の三相交流電力線の第2の相に接続されるとともに、そ
の第2の極性端子が接地され、上記第6のコイルは、そ
の第1の極性端子が低周波分を遮断する第6の結合コン
デンサを介して上記第2の三相交流電力線の第3の相に
接続されるとともに、その第2の極性端子が接地され
る。
【0020】また、この発明の電力線通信用カプラーで
は、第1の電力線および第2の電力線の各相に接続され
る複数のコイルを単一のコアに巻回して構成される。
【0021】ここで、上記第1の電力線は、第1の三相
電力線からなり、上記第2の電力線は、上記第1の三相
電力線に対応する第2の三相電力線からなる。
【0022】また、上記複数のコイルは、上記第1の三
相交流電力線の第1の相に対応する第1のコイルと、上
記第1の三相交流電力線の第2の相に対応する第2のコ
イルと、上記第1の三相交流電力線の第3の相に対応す
る第3のコイルと、上記第2の三相交流電力線の第1の
相に対応する第4のコイルと、上記第2の三相交流電力
線の第2の相に対応する第5のコイルと、上記第2の三
相交流電力線の第3の相に対応する第6のコイルと、を
具備する。
【0023】ここで、上記第1のコイル、上記第2のコ
イル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5
のコイル、上記第6のコイルは、相互に高周波信号伝達
トランスを構成する。
【0024】また、上記第1のコイル、上記第2のコイ
ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
コイル、上記第6のコイルは、その巻線数がそれぞれ1
対1に設定される。
【0025】また、上記第1のコイル、上記第2のコイ
ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
コイル、上記第6のコイルは、極性を揃えて単一のコア
に順次巻回される。
【0026】また、上記結合コンデンサは、上記第1の
コイルの一端と上記第1の三相交流電力線の第1の相と
の間に接続される第1の結合コンデンサと、上記第2の
コイルの一端と上記第1の三相交流電力線の第2の相と
の間に接続される第2の結合コンデンサと、上記第3の
コイルの一端と上記第1の三相交流電力線の第3の相と
の間に接続される第3の結合コンデンサと、上記第4の
コイルの一端と上記第2の三相交流電力線の第1の相と
の間に接続される第4の結合コンデンサと、上記第5の
コイルの一端と上記第2の三相交流電力線の第2の相と
の間に接続される第5の結合コンデンサと、上記第6の
コイルの一端と上記第2の三相交流電力線の第3の相と
の間に接続される第6の結合コンデンサと、を具備す
る。
【0027】また、上記第1のコイル、上記第2のコイ
ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
コイル、上記第6のコイルは、その他端がそれぞれ接地
される。
【0028】
【実施例】以下、この発明に係わる電力線通信ネットワ
ークおよび電力線通信用カプラーの実施例を添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0029】図1は、この発明に係わる電力線通信ネッ
トワークおよび電力線通信用カプラーを用いて構成した
電力線通信システムの一実施例の全体構成をブロック図
で示したものである。なお、図1において、図6に示し
た従来の構成と同一の部分には説明の便宜上同一の符号
を付する。
【0030】図1において、この実施例の電力線通信シ
ステムは、R相の電力線が、電力トランス60により、
電力線10−1と10−2に高周波的に分離され、S相
の電力線が、電力トランス60により電力線20−1と
20−2に高周波的に分離され、T相の電力線が、電力
トランス60により、電力線30−1と30−2に高周
波的に分離されている。
【0031】そして、電力線10−1には、結合コンデ
ンサ51−1を介して電力線通信装置41−1が接続さ
れ、電力線10−2には、結合コンデンサ51−2を介
して電力線通信装置41−2が接続され、電力線20−
1には、結合コンデンサ52−1を介して電力線通信装
置42−1が接続され、電力線20−2には、結合コン
デンサ52−2を介して電力線通信装置42−2が接続
され、電力線30−1には、結合コンデンサ53−1を
介して電力線通信装置43−1が接続され、電力線30
−2には、結合コンデンサ53−2を介して電力線通信
装置43−2が接続されている。
【0032】上記構成において、この実施例において
は、電力線通信装置41−1と41−2との間、電力線
通信装置42−1と42−2との間、電力線通信装置4
3−1と43−2との間だけでなく、それぞれの電力線
通信装置41−1、41−2、42−1、42−2、4
3−1、43−2の相互間の電力線通信も可能にするも
のである。
【0033】このために、図1に示す構成においては、
R相の電力線10−1、10−2、S相の電力線電力線
20−1、20−2、T相の電力線30−1、30−2
の相互間を高周波的に結合する電力線通信用カプラー7
0を、それぞれ端子TR1、TS1、TT1、TR2、
TS2、TT2を介して電力線10−1、20−1、3
0−1、10−2、20−2、30−3に接続する。
【0034】以下、この電力線通信用カプラー70の詳
細について、図2乃至図4を参照して詳細に説明する。
【0035】図2は、この電力線通信用カプラー70で
用いる円形断面単層環状コイル(トロイダルコイル)を
示したものである。このコイルは、円形断面単層環状の
コア71に、同極性で順次巻回して形成した6個のコイ
ル72−1〜72−6を具備する。このコイル72−1
〜72−6は、それぞれ、同一の巻数からなり、それぞ
れ端子T11、T12〜T61、T62を有する。この
図2に示すコイルを回路図で示すと図3のようになる。
【0036】図3において、コイル72−1、72−
4、72−2、72−5、72−3、72−6は、それ
ぞれ同一の巻数からなり、相互に高周波信号伝達トラン
スを形成している。
【0037】この実施例では、図2および図3に示した
ような円形断面単層環状のコア71に形成した6個のコ
イル72−1〜72−6を用いて電力線通信用カプラー
70を構成する。
【0038】図4は、図2および図3に示す6個のコイ
ル72−1〜72−6を用いて構成した電力線通信用カ
プラー70の回路構成を示したものである。
【0039】図4において、第1のコイルであるコイル
72−1の第1の極性の端子T11は、低周波分を遮断
する第1の結合コンデンサ73−1、端子TR1を介し
てR相の電力線10−1(図1参照)に接続され、コイ
ル72−1の第2の極性の端子T12は接地される。
【0040】同様に、第2のコイルであるコイル72−
2の第1の極性の端子T21は、低周波分を遮断する第
2の結合コンデンサ73−2、端子TS1を介してS相
の電力線20−1(図1参照)に接続され、コイル72
−2の第2の極性の端子T22は接地される。
【0041】また、第3のコイルであるコイル72−3
の第1の極性の端子T31は、低周波分を遮断する第3
の結合コンデンサ73−3、端子TT1を介してT相の
電力線30−1(図1参照)に接続され、コイル72−
3の第2の極性の端子T32は接地される。
【0042】また、第4のコイルであるコイル72−4
の第1の極性の端子T41は、低周波分を遮断する第4
の結合コンデンサ73−4、端子TR2を介してR相の
電力線10−2(図1参照)に接続され、コイル72−
4の第2の極性の端子T42は接地される。
【0043】また、第5のコイルであるコイル72−5
の第1の極性の端子T51は、低周波分を遮断する第5
の結合コンデンサ73−5、端子TS2を介してS相の
電力線20−2(図1参照)に接続され、コイル72−
5の第2の極性の端子T52は接地される。
【0044】また、第6のコイルであるコイル72−6
の第1の極性の端子T61は、低周波分を遮断する第6
の結合コンデンサ73−6、端子TT2を介してT相の
電力線30−2(図1参照)に接続され、コイル72−
6の第2の極性の端子T62は接地される。
【0045】ここで、コイル72−1、72−4、72
−2、72−5、72−3、72−6は、相互に高周波
信号伝達トランスを形成し、コイル72−1は結合コン
デンサ73−1を介してR相の電力線10−1に結合さ
れ、コイル72−2は結合コンデンサ73−2を介して
S相の電力線20−1に結合され、コイル72−3は結
合コンデンサ73−3を介してT相の電力線30−1に
結合され、コイル72−4は結合コンデンサ73−4を
介してR相の電力線10−2に結合され、コイル72−
5は結合コンデンサ73−5を介してS相の電力線20
−2に結合され、コイル72−6は結合コンデンサ73
−6を介してT相の電力線30−2に結合されるので、
R相の電力線10−1と10−2との間、S相の電力線
電力線20−1と20−2との間、T相の電力線30−
1と30−2との間だけでなく、電力線10−1、10
−2、20−1、20−2、30−1、30−2の間は
相互に高周波的に結合されることになる。
【0046】これにより、電力線10−1に結合コンデ
ンサ51−1を介して接続される電力線通信装置41−
1と電力線10−2に結合コンデンサ51−2を介して
接続される電力線通信装置41−2との間、電力線20
−1に結合コンデンサ52−1を介して接続される電力
線通信装置42−1と電力線20−2に結合コンデンサ
52−2を介して接続される電力線通信装置42−2と
の間、電力線30−1に結合コンデンサ53−1を介し
て接続される電力線通信装置43−1と電力線30−2
に結合コンデンサ53−2を介して接続される電力線通
信装置43−2との間だけでなく、電力線通信装置41
−1、41−2、42−1、42−2、43−1、43
−2のそれぞれの相互間の電力線通信も可能になる。
【0047】また、この構成によると、電力線10−
1、20−1、30−1、10−2、20−2、30−
2に接続された負荷の影響を受けずに電力線通信が可能
になるという利点もある。
【0048】なお、上記実施例においては、三相の電力
線を用いる場合について説明したが、二相の電力線、ま
たは、四相以上の電力線を用いる場合も同様に適用する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高周波的に分離された第1の電力線と第2の電力線
とを電力線通信用カプラーを用いて高周波的に結合する
ように構成したので、第1の電力線に接続された第1の
電力線通信装置と第2の電力線に接続された第2の電力
線通信装置との間での電力線通信が可能になり、例え
ば、電力トランス等により高周波的に分離された電力線
間においても電力線通信を行うことができるので、電力
線通信の有効利用を図ることができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電力線通信ネットワークおよ
び電力線通信用カプラーを用いて構成した電力線通信シ
ステムの一実施例の全体構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した電力線通信用カプラーで用いる円
形断面単層環状コイル(トロイダルコイル)の一例を示
す図。
【図3】図2に示したコイルの回路構成を示す回路図。
【図4】図2および図3に示すコイルを用いて構成した
電力線通信用カプラーの回路構成を示した回路図。
【図5】三相電力線を用いて電力線通信を行う場合のシ
ステム構成を示したブロック図。
【図6】図5に示したシステムにおいて電力トランスが
介在した場合の問題点を説明するブロック図。
【符号の説明】
10、10−1、10−2 R相の電力線 11−1、11−2 ブロッキングコイル 20、20−1、20−2 S相の電力線 21−1、21−2 ブロッキングコイル 30、30−1、30−2 S相の電力線 31−1、31−2 ブロッキングコイル 41−1、41−2 電力線通信装置 42−1、42−2 電力線通信装置 43−1、43−2 電力線通信装置 51−1、51−2 結合コンデンサ 52−1、52−2 結合コンデンサ 53−1、53−2 結合コンデンサ 60 電力トランス 70 電力線通信用カプラー 71 コアー 72−1〜72−6 コイル 73−1〜73−6 結合コンデンサ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波的に分離された第1の電力線と第
    2の電力線とを具備する電力線通信ネットワークにおい
    て、 上記第1の電力線と上記第2の電力線との間および上記
    第1の電力線の各相の間および上記第2の電力線の各相
    の間をそれぞれ高周波的に結合する電力線通信用カプラ
    ー、 を具備し、 上記第1の電力線と上記第2の電力線との間および上記
    第1の電力線の各相の間および上記第2の電力線の各相
    の間での電力線通信を可能にしたことを特徴とする電力
    線通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 上記第1の電力線は、第1の三相電力線
    からなり、 上記第2の電力線は、上記第1の三相電力線に対応する
    第2の三相電力線からなり、 上記第1の三相電力線と上記第2の三相電力線との間は
    三相電力トランスを介して接続されることを特徴とする
    請求項1記載の電力線通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】 上記電力線通信用カプラーは、 上記第1の三相交流電力線および上記第2の三相電力線
    の各相の高周波信号を互いに伝達するとともに、上記第
    1の三相交流電力線の各相の高周波信号および上記第2
    の三相交流電力線の各相の高周波信号を相互に伝達する
    高周波信号伝達トランスを具備することを特徴とする請
    求項2記載の電力線通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】 上記高周波信号伝達トランスは、 上記第1の三相交流電力線の第1の相に対応する第1の
    コイルと、 上記第1の三相交流電力線の第2の相に対応する第2の
    コイルと、 上記第1の三相交流電力線の第3の相に対応する第3の
    コイルと、 上記第2の三相交流電力線の第1の相に対応する第4の
    コイルと、 上記第2の三相交流電力線の第2の相に対応する第5の
    コイルと、 上記第2の三相交流電力線の第3の相に対応する第6の
    コイルと、 上記第1のコイル、上記第2のコイル、上記第3のコイ
    ル、上記第4のコイル、上記第5のコイル、上記第6の
    コイルが巻回される単一のコアと、 を具備することを特徴とする請求項3記載の電力線通信
    ネットワーク。
  5. 【請求項5】 上記第1のコイル、上記第2のコイル、
    上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5のコイ
    ル、上記第6のコイルは、 単一のコアに、極性を揃えて順次巻回されることを特徴
    とする請求項4記載の電力線通信ネットワーク。
  6. 【請求項6】 上記第1のコイルは、その第1の極性端
    子が低周波分を遮断する第1の結合コンデンサを介して
    上記第1の三相交流電力線の第1の相に接続されるとと
    もに、その第2の極性端子が接地され、 上記第2のコイルは、その第1の極性端子が低周波分を
    遮断する第2の結合コンデンサを介して上記第1の三相
    交流電力線の第2の相に接続されるとともに、その第2
    の極性端子が接地され、 上記第3のコイルは、その第1の極性端子が低周波分を
    遮断する第3の結合コンデンサを介して上記第1の三相
    交流電力線の第3の相に接続されるとともに、その第2
    の極性端子が接地され、 上記第4のコイルは、その第1の極性端子が低周波分を
    遮断する第4の結合コンデンサを介して上記第2の三相
    交流電力線の第1の相に接続されるとともに、その第2
    の極性端子が接地され、 上記第5のコイルは、その第1の極性端子が低周波分を
    遮断する第5の結合コンデンサを介して上記第2の三相
    交流電力線の第2の相に接続されるとともに、その第2
    の極性端子が接地され、 上記第6のコイルは、その第1の極性端子が低周波分を
    遮断する第6の結合コンデンサを介して上記第2の三相
    交流電力線の第3の相に接続されるとともに、その第2
    の極性端子が接地されることを特徴とする請求項4記載
    の電力線通信ネットワーク。
  7. 【請求項7】 高周波的に分離された第1の電力線と第
    2の電力線との間および上記第1の電力線の各相の間お
    よび上記第2の電力線の各相の間をそれぞれ高周波的に
    結合する電力線通信用カプラーにおいて、 上記第1の電力線および上記第2の電力線の各相に接続
    される複数のコイルと、 上記複数のコイルが巻回される単一のコアと、 上記複数のコイルを上記第1の電力線および上記第2の
    電力線の各相に結合する複数の結合コンデンサと、 を具備することを特徴とする電力線通信用カプラー。
  8. 【請求項8】 上記第1の電力線は、第1の三相電力線
    からなり、 上記第2の電力線は、上記第1の三相電力線に対応する
    第2の三相電力線からなることを特徴とする請求項7記
    載の電力線通信用カプラー。
  9. 【請求項9】 上記複数のコイルは、 上記第1の三相交流電力線の第1の相に対応する第1の
    コイルと、 上記第1の三相交流電力線の第2の相に対応する第2の
    コイルと、 上記第1の三相交流電力線の第3の相に対応する第3の
    コイルと、 上記第2の三相交流電力線の第1の相に対応する第4の
    コイルと、 上記第2の三相交流電力線の第2の相に対応する第5の
    コイルと、 上記第2の三相交流電力線の第3の相に対応する第6の
    コイルと、 を具備することを特徴とする請求項8記載の電力線通信
    用カプラー。
  10. 【請求項10】 上記第1のコイル、上記第2のコイ
    ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
    コイル、上記第6のコイルは、 相互に高周波信号伝達トランスを構成することを特徴と
    する請求項9記載の電力線通信用カプラー。
  11. 【請求項11】 上記第1のコイル、上記第2のコイ
    ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
    コイル、上記第6のコイルは、 その巻線数がそれぞれ1対1に設定されることを特徴と
    する請求項10記載の電力線通信用カプラー。
  12. 【請求項12】 上記第1のコイル、上記第2のコイ
    ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
    コイル、上記第6のコイルは、 極性を揃えて単一のコアに順次巻回されることを特徴と
    する請求項10記載の電力線通信用カプラー。
  13. 【請求項13】 上記結合コンデンサは、 上記第1のコイルの一端と上記第1の三相交流電力線の
    第1の相との間に接続される第1の結合コンデンサと、 上記第2のコイルの一端と上記第1の三相交流電力線の
    第2の相との間に接続される第2の結合コンデンサと、 上記第3のコイルの一端と上記第1の三相交流電力線の
    第3の相との間に接続される第3の結合コンデンサと、 上記第4のコイルの一端と上記第2の三相交流電力線の
    第1の相との間に接続される第4の結合コンデンサと、 上記第5のコイルの一端と上記第2の三相交流電力線の
    第2の相との間に接続される第5の結合コンデンサと、 上記第6のコイルの一端と上記第2の三相交流電力線の
    第3の相との間に接続される第6の結合コンデンサと、 を具備することを特徴とする請求項10記載の電力線通
    信用カプラー。
  14. 【請求項14】 上記第1のコイル、上記第2のコイ
    ル、上記第3のコイル、上記第4のコイル、上記第5の
    コイル、上記第6のコイルは、 その他端がそれぞれ接地されることを特徴とする請求項
    13記載の電力線通信用カプラー。
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