JPH08186253A - 低雑音半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

低雑音半導体装置およびその製造方法

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JPH08186253A
JPH08186253A JP32635994A JP32635994A JPH08186253A JP H08186253 A JPH08186253 A JP H08186253A JP 32635994 A JP32635994 A JP 32635994A JP 32635994 A JP32635994 A JP 32635994A JP H08186253 A JPH08186253 A JP H08186253A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
region
gate electrode
channel
forming
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JP32635994A
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English (en)
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Masayasu Ishiko
雅康 石子
Hiroshi Tadano
博 只野
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細化によっても十分に1/fノイズを低減
することのできる半導体装置を提供する。 【構成】 シリコン基板10の表面から離れて不純物拡
散塊14a、15aを形成し、この不純物拡散塊14
a、15aをソース領域14およびドレイン領域15と
する。ソース領域14およびドレイン領域15間では、
キャリアがゲート絶縁膜16に接することなく伝導する
ため、1/fノイズが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばセンサの初段増
幅器に使用される半導体装置に関し、特に、ゲート電極
に印加されるゲート電圧を調整することによってソース
領域およびドレイン領域間の電流量を制御する半導体装
置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、MOS電界効果トランジスタ
(以下「MOSFET」という。)は、図6に示すよう
に、例えば第1導電型のn型半導体基板101を備え
る。半導体基板101は、素子分離用酸化膜102によ
って複数の領域に分割され、分割された領域に、半導体
基板101内でキャリアを伝導するためのチャネル10
3を形成するチャネル領域104と、このチャネル領域
104を挟んで半導体基板101内に形成される第2導
電型のp型ソース領域105およびp型ドレイン領域1
06とが形成されている。チャネル領域104の表面に
は、ゲート酸化膜107を介してゲート電極108が設
けられる。チャネル領域104では、半導体基板101
の表面、すなわち、ゲート酸化膜107との界面に接す
るようにチャネル103が形成され、このチャネル10
3によってソース領域105およびドレイン領域106
間を電流が流れる。
【0003】このMOSFETを用いてセンサの初段増
幅器を構成すると、大きな1/fノイズが発生すること
が知られている。センサが低い周波数の信号を高感度に
検知する必要がある場合、センサの初段増幅器にはS/
N比(信号対ノイズ比)の向上が求められる。したがっ
て、MOSFETの1/fを低減する必要がある。しか
も、半導体装置を高集積化すべくMOSFETを微細化
すると、一般に1/fノイズが増大する。すなわち、セ
ンサとその信号処理回路を高集積化したセンサデバイス
を実現するには、初段増幅器を構成するトランジスタの
低ノイズ化が極めて重要な技術となりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1/fノイズは、半導
体基板表面にゲート酸化膜を形成する際などに発生する
半導体基板表面の乱れに起因すると考えられている。こ
のため、MOSFETの1/fノイズを低減すべく、チ
ャネルを半導体基板表面から引き離す試みが行われてい
るが、いずれの方法にも問題がある。
【0005】例えば、ゲート電極に一定電圧を印加し
て、半導体基板におけるゲート酸化膜との界面付近を空
乏化する方法があるが、この方法では、ゲートに印加す
る電圧を新設しなければならず、回路構成や動作条件が
複雑となる。したがって、半導体装置の高集積化、製造
コストの低減化の観点から好ましくない。
【0006】また、図7に示すように、チャネル領域1
04に半導体基板101とは反対導電型のp型埋め込み
層109を形成し、ゲート電極108および埋め込み層
109間に生じるビルトインポテンシャルによってゲー
ト酸化膜107との界面付近を空乏化する方法がある。
ところが、この方法を採用する場合、ゲート電極108
をマスクに用いて不純物をイオン注入することによって
ソース領域105およびドレイン領域106を形成して
いることから、不純物の横方向への拡散のために、ゲー
ト酸化膜107と、ソース領域105やドレイン領域1
06とが接触する部分105a、106aが必然的に生
じてしまう。この接触部分105a、106aにはキャ
リアが集中するため、1/fノイズの発生を防止するこ
とは困難であった。特に、高集積化のためにMOSFE
Tを微細化する際には、ソース領域105およびドレイ
ン領域106間のキャリアの経路におけるかかる接触部
分105a、106aの割合が大きくなり、1/fノイ
ズの影響を受けやすくなる。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、微細化によっても十分に1/fノイズを低減するこ
とのできる半導体装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、第1導電型を有する半導体基板
と、この半導体基板内でキャリアを伝導するためのチャ
ネルを形成するチャネル領域と、このチャネル領域を挟
んで半導体基板内に形成される第2導電型のソース領域
およびドレイン領域と、チャネル領域の表面にゲート絶
縁膜を介して設けられるゲート電極とを備え、ゲート電
極に印加されるゲート電圧を調整することによってソー
ス領域およびドレイン領域間の電流量を制御する半導体
装置において、前記ソース領域およびドレイン領域は、
半導体基板表面から離れて形成された不純物拡散塊を含
むことを特徴とする低雑音半導体装置が提供される。
【0009】また、第2発明によれば、ソース領域およ
びドレイン領域の不純物拡散塊間には、半導体基板表面
から離れてチャネルの形成を誘導する第2導電型の埋め
込み層が形成される。
【0010】さらに、第3発明によれば、第1導電型を
有する半導体基板と、この半導体基板内でキャリアを伝
導するためのチャネルを形成するチャネル領域と、この
チャネル領域を挟んで半導体基板内に形成される第2導
電型のソース領域およびドレイン領域と、チャネル領域
の表面にゲート絶縁膜を介して設けられるゲート電極と
を備え、ゲート電極に印加されるゲート電圧を調整する
ことによってソース領域およびドレイン領域間の電流量
を制御する半導体装置を製造する半導体製造方法におい
て、半導体基板上に、所定の形状のゲート電極を形成す
る工程と、ゲート電極をマスクに用いてイオン注入を行
い、半導体基板表面から離れて、ソース領域およびドレ
イン領域となるべき不純物拡散塊を形成する工程とを有
することを特徴とする半導体製造方法が提供される。
【0011】さらにまた、第4発明によれば、第3発明
の特徴に係る半導体製造方法は、ゲート電極を覆う層間
絶縁膜をマスクに用いてイオン注入を行い、半導体基板
表面と不純物拡散塊との間を結ぶ導電路を形成する工程
と、半導体基板表面に、導電路に接続されるソース電極
およびドレイン電極を形成する工程とを含むことを特徴
とする。
【0012】さらにまた、第5発明によれば、第1導電
型を有する半導体基板と、この半導体基板内でキャリア
を伝導するためのチャネルを形成するチャネル領域と、
このチャネル領域を挟んで半導体基板内に形成される第
2導電型のソース領域およびドレイン領域と、チャネル
領域の表面にゲート絶縁膜を介して設けられるゲート電
極とを備え、ゲート電極に印加されるゲート電圧を調整
することによってソース領域およびドレイン領域間の電
流量を制御する半導体装置を製造する半導体製造方法に
おいて、半導体基板上に、所定の形状にゲート電極を形
成する工程と、ゲート電極の両側で半導体基板の表面か
ら電極用溝を形成する工程と、電極用溝の深部にイオン
注入を行い、半導体基板表面下に、前記深部から広がっ
てソース領域およびドレイン領域となるべき不純物拡散
塊を形成する工程とを有することを特徴とする半導体製
造方法が提供される。
【0013】
【作用】第1発明の構成によれば、ソース領域およびド
レイン領域間で電流が流れる場合、半導体基板表面から
離れた不純物拡散塊間でチャネルが形成される。このチ
ャネルは、チャネル領域表面のゲート絶縁膜と接するこ
とはない。
【0014】また、第2発明の構成によれば、ソース領
域およびドレイン領域間で電流が流れる場合、埋め込み
層にチャネルが形成される。このチャネルは、チャネル
領域表面のゲート絶縁膜と接することはない。
【0015】さらに、第3発明の構成によれば、ゲート
電極をマスクに用いてイオン注入を行うことによって、
半導体基板の内部に、半導体基板表面から離れた不純物
拡散塊が形成される。この不純物拡散塊はゲート電極と
は接触することはない。したがって、この不純物拡散塊
をソース領域およびドレイン領域として使用した半導体
装置では、1/fノイズが著しく低減される。
【0016】さらにまた、第4発明の構成によれば、イ
オン注入によってゲート電極から離れた位置に導電路が
形成される。この導電路によって不純物拡散塊およびソ
ース電極またはドレイン電極とが接続される。
【0017】さらにまた、第5発明の構成によれば、ゲ
ート電極両側の電極用溝の深部にイオン注入を行うこと
によって、半導体基板の内部に、半導体基板表面から離
れた不純物拡散塊が形成される。この不純物拡散塊はゲ
ート電極とは接触することはない。したがって、この不
純物拡散塊をソース領域およびドレイン領域として使用
した半導体装置では、1/fノイズが著しく低減され
る。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施例
を説明する。
【0019】図1は本発明の第1実施例に係る半導体装
置、いわゆるp型MOSFETの構造を示す。このMO
SFETは、第1導電型を有する半導体基板としてのn
型シリコン基板10を備え、このシリコン基板10上
に、素子分離用酸化膜11によって素子領域10aが形
成されている。この素子領域10aには、シリコン基板
10内でキャリアを伝導するためのチャネル12を形成
するチャネル領域13と、このチャネル領域13を挟ん
でシリコン基板10内に形成されるp型(第2導電型)
のソース領域14およびドレイン領域15とが設けられ
る。
【0020】チャネル領域13の表面には、ゲート絶縁
膜としてのゲート酸化膜16と、n型ポリシリコンから
成るゲート電極17とが重ねて形成され、これらの表面
を層間絶縁膜18が覆っている。
【0021】ソース領域14およびドレイン領域15
は、それぞれ、シリコン基板10表面から離れて形成さ
れた不純物拡散塊14a、15aと、シリコン基板10
表面と不純物拡散塊14a、15aとの間を結ぶ導電路
14b、15bとを含んでいる。ソース領域14とドレ
イン領域15との間には、チャネル12を形成するキャ
リアを誘導するためのp型埋め込み層19が形成され
る。この埋め込み層19の深さは、5〜20nm程度で
ある。この埋め込み層19によって、シリコン基板10
の表面付近は空乏化した状態となる。
【0022】導電路14b、15bの末端、すなわち、
ソース領域14およびドレイン領域15の基板10表面
には、金属製のソース電極20およびドレイン電極21
が形成される。ソース電極20およびドレイン電極21
間の電流量は、ゲート電極17に印加されるゲート電圧
を調整することによって制御される。
【0023】このMOSFETによれば、ソース領域1
4およびドレイン領域15の各不純物拡散塊14a、1
5aの間でチャネル12が形成されるので、キャリアの
流れがゲート酸化膜16に接触することがなく、1/f
ノイズが従来のものに比べ100Hz前後で約20〜3
0%低減されることが実証された。また、埋め込み層1
9の深さを浅くしてゲート酸化膜16に近づけても、ソ
ース領域14およびドレイン領域15ではゲート酸化膜
16との接触がないので、チャネル12が基板10表面
に近づくことによる相互コンダクタンスの向上(従来に
比べ10%程度)と、1/fノイズ抑制とを同時に達成
することができる。
【0024】次に、このMOSFETの製造方法を説明
する。図2(A)に示すように、シリコン基板10上に
LOCOS法によって素子分離用酸化膜11を形成す
る。続いて、素子分離用酸化膜11によって仕切られた
素子領域10aに酸化膜22を形成した後、イオン注入
を行ってp型埋め込み層19を形成する。このとき、イ
オン注入の加速エネルギ(イオン加速電圧)およびドー
ズ量は、埋め込み層19の深さおよび拡散濃度を決定す
る。例えば、不純物としてボロンB+ を使用した場合、
加速エネルギは30keVに、ドーズ量は1012atoms/
cm2 程度に設定される。これによって、深さ5〜20n
m程度の埋め込み層19が形成され、この埋め込み層1
9の上部から基板10表面にかけてn型層が残存する。
【0025】図2(B)に示すように、酸化膜22上に
ポリシリコン23を堆積した後、レジスト24のパター
ンをマスクに用いてRIE(イオン反応エッチング)に
より堆積したポリシリコン23をゲート電極17の形状
に加工する。続いて、ゲート電極17をマスクに用いて
再びイオン注入を行い、p型埋め込み層19の両端に、
シリコン基板10表面から離れた一対のp型不純物拡散
塊14a、15aを形成する(図2(C)参照)。この
とき、イオン注入は、ボロンB+ を用い、加速エネル
ギ:50keV、ドーズ量:1014atoms/cm2 程度の条
件の下で行われる。このイオン注入によれば、不純物拡
散塊14a、15aと基板10表面との間の層が低抵抗
化しない。
【0026】レジスト24を外して酸化膜22にソース
電極20およびドレイン電極21のためのコンタクト穴
25を形成する。これによってゲート酸化膜16が所定
の形状に加工される(図3(A)参照)。その後、図3
(B)に示すように、ゲート酸化膜16およびゲート電
極17を覆うように層間絶縁膜18を形成する。この層
間絶縁膜18をマスクに用いてイオン注入を行い、シリ
コン基板10表面と不純物拡散塊14a、15aとの間
を結ぶ導電路14b、15bを形成する。最後に、コン
タクト穴25に金属製のソース電極20およびドレイン
電極21を形成し、ゲート電極17用の金属製電極を形
成して、図1に示すMOSFETが得られる。
【0027】なお、半導体基板をp型にし、ソース領
域、ドレイン領域および埋め込み層をn型にすれば、n
型MOSFETを得ることができる。MOSFETをn
型とした場合でも、得られる効果はp型の場合と同様で
ある。
【0028】また、前述のように、半導体基板表面と不
純物拡散塊との間を導電路で結ぶ工程を経る代わりに、
半導体基板表面に不純物拡散塊まで達する溝を形成する
工程を経て、この溝にソース電極およびドレイン電極を
形成してもよい。
【0029】図4は本発明の第2実施例に係る半導体装
置、いわゆるn型MOSFETの構造を示す。このMO
SFETは、第1導電型を有する半導体装置としてのp
型シリコン基板30を備える。MOSFETは、前述の
第1実施例とほぼ同様の構成を備え、シリコン基板30
には、チャネルを形成するチャネル領域31と、このチ
ャネル領域31を挟んで形成される第2導電型のn型ソ
ース領域32およびドレイン領域33とが形成されてい
る。
【0030】この第2実施例で特徴的なことは、このM
OSFETにおける不純物拡散塊32a、33aが、ゲ
ート電極34の両側でシリコン基板30表面から電極用
溝を形成する工程と、リンP+ 等の不純物を用いて電極
用溝の深部にイオン注入を行う工程とを経て形成される
点にある。
【0031】このMOSFETの製造方法を詳述する
と、まず、前述の第1実施例の場合と同様に、素子分離
用酸化膜35による素子領域の形成、ゲート絶縁膜用酸
化膜(厚さ25nm)の堆積や、埋め込み層36の形成
を行う(図2(A)参照)。埋め込み層36の形成は、
シリコン基板30の表面濃度を4×1016atoms/cm2
度とした場合、不純物としてリンP+ を用い、加速エネ
ルギ:160keV、ドーズ量:2.5×1012atoms/
cm2 の条件下、イオン注入によって行われる。これによ
って、ピーク濃度1017atoms/cm3 程度のn型埋め込み
層36(ゲート酸化膜からの深さ10nm程度)が形成
される。
【0032】続いて図2(B)と同様に、p型ポリシリ
コンを堆積した後、レジスト37のパターンをマスクに
用いてRIEにより堆積したポリシリコンをゲート電極
34の形状に加工する。引き続き、同じレジスト37を
用いて、ゲート酸化膜39をゲート電極34と対応する
形状に加工するとともに、RIEを用いてシリコン基板
30の表面から約0.1μmほどシリコン基板30を削
り、電極用溝40を形成する(図5(A)参照)。
【0033】図5(B)に示すように、シリコン基板3
0表面にレジスト37を被せたまま、再びイオン注入を
行う。イオン注入は、例えば、不純物としてリンP+
用い、加速エネルギ:100keV、ドーズ量:5×1
14atoms/cm2 の条件下で行われる。このイオン注入に
よって、電極用溝40の深部から不純物が拡散し、シリ
コン基板30表面下にn型不純物拡散塊32a、33a
が形成される。その際、不純物の横方向の拡散によって
も不純物拡散塊32a、33aの広がりはゲート酸化膜
39までは達しない。
【0034】その後、レジスト37を外して、図5
(C)に示すように、500nm程度層間絶縁膜41を
堆積し、ゲート酸化膜39、ゲート電極34や、2つの
コンタクト穴40に挟まれたシリコン基板30の表面を
層間絶縁膜41によって覆う。
【0035】最後に、コンタクト穴40に金属製のソー
ス電極42およびドレイン電極43を形成し、ゲート電
極34用の金属製電極を形成して、図4に示すMOSF
ETが得られる。
【0036】こうして得られたMOSFETでは、キャ
リアの流れがゲート酸化膜39に接触することがなく、
1/fノイズが従来のものに比べ100Hz前後で約2
0〜30%低減されることが実証された。また、埋め込
み層36の深さを浅くしてゲート酸化膜39に近づけて
も、ソース領域32およびドレイン領域33ではゲート
酸化膜39との接触がないので、チャネルが基板30表
面に近づくことによる相互コンダクタンスの向上(従来
に比べ10%程度)と、1/fノイズ抑制とを同時に達
成することができる。
【0037】なお、半導体基板をn型にし、ソース領
域、ドレイン領域および埋め込み層をp型にすれば、p
型MOSFETを得ることができる。MOSFETをp
型とした場合でも、得られる効果はn型の場合と同様で
ある。
【0038】また、いずれの実施例においても、最初の
イオン注入工程においてイオン注入の条件を適当に変化
させると、ノーマリ・オンやノーマリ・オフといった素
子が得られる。この場合、素子のタイプに拘わらず従来
の素子に比べて1/fノイズは減少する。
【0039】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、チャネ
ルがゲート絶縁膜を接することがないので1/fノイズ
が著しく低減される。特に、高集積化のために半導体装
置を微細化する場合でも、チャネルおよびゲート絶縁膜
間の接触が回避され、1/fノイズの影響が減少する。
【0040】また、第2発明によれば、第2導電型の埋
め込み層によって、半導体基板表面から離れたチャネル
を確実に形成することができる。
【0041】さらに、第3発明によれば、第1発明に係
る半導体装置を容易に製造することが可能となる。
【0042】さらにまた、第4発明によれば、ゲート電
極から離れた導電路によって不純物拡散塊およびソース
電極またはドレイン電極が接続されるので、キャリアが
ゲート電極に全く接触することがない。したがって、1
/fノイズが低減される。
【0043】さらにまた、第5発明によれば、第1発明
に係る半導体装置を容易に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るMOSFETの構
造を示す断面図である。
【図2】 図1のMOSFETの製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図3】 図1のMOSFETの製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係るMOSFETの構
造を示す断面図である。
【図5】 図4のMOSFETの製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図6】 従来のMOSFETの構造を示す断面図であ
る。
【図7】 従来のMOSFETの構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10,30 半導体基板としてのシリコン基板、12
チャネル、13,31チャネル領域、14,32 ソー
ス領域、14a,15a,32a,33a不純物拡散
塊、14b,15b 導電路、15,33 ドレイン領
域、16,39 ゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜、
17,34 ゲート電極、40 電極用溝。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型を有する半導体基板と、この
    半導体基板内でキャリアを伝導するためのチャネルを形
    成するチャネル領域と、このチャネル領域を挟んで半導
    体基板内に形成される第2導電型のソース領域およびド
    レイン領域と、チャネル領域の表面にゲート絶縁膜を介
    して設けられるゲート電極とを備え、ゲート電極に印加
    されるゲート電圧を調整することによってソース領域お
    よびドレイン領域間の電流量を制御する半導体装置にお
    いて、 前記ソース領域およびドレイン領域は、半導体基板表面
    から離れて形成された不純物拡散塊を含むことを特徴と
    する低雑音半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ソース領域およびドレイン領域の不
    純物拡散塊間には、半導体基板表面から離れてチャネル
    の形成を誘導する第2導電型の埋め込み層が形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の低雑音半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型を有する半導体基板と、この
    半導体基板内でキャリアを伝導するためのチャネルを形
    成するチャネル領域と、このチャネル領域を挟んで半導
    体基板内に形成される第2導電型のソース領域およびド
    レイン領域と、チャネル領域の表面にゲート絶縁膜を介
    して設けられるゲート電極とを備え、ゲート電極に印加
    されるゲート電圧を調整することによってソース領域お
    よびドレイン領域間の電流量を制御する半導体装置を製
    造する半導体製造方法において、 半導体基板上に、所定の形状にゲート電極を形成する工
    程と、 ゲート電極をマスクに用いてイオン注入を行い、半導体
    基板表面から離れて、ソース領域およびドレイン領域と
    なるべき不純物拡散塊を形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体製造方法。
  4. 【請求項4】 ゲート電極を覆う層間絶縁膜をマスクに
    用いてイオン注入を行い、半導体基板表面と不純物拡散
    塊との間を結ぶ導電路を形成する工程と、半導体基板表
    面に、導電路に接続されるソース電極およびドレイン電
    極を形成する工程とを含むことを特徴とする請求項3記
    載の半導体製造方法。
  5. 【請求項5】 第1導電型を有する半導体基板と、この
    半導体基板内でキャリアを伝導するためのチャネルを形
    成するチャネル領域と、このチャネル領域を挟んで半導
    体基板内に形成される第2導電型のソース領域およびド
    レイン領域と、チャネル領域の表面にゲート絶縁膜を介
    して設けられるゲート電極とを備え、ゲート電極に印加
    されるゲート電圧を調整することによってソース領域お
    よびドレイン領域間の電流量を制御する半導体装置を製
    造する半導体製造方法において、 半導体基板上に、所定の形状にゲート電極を形成する工
    程と、 ゲート電極の両側で半導体基板の表面から電極用溝を形
    成する工程と、 電極用溝の深部にイオン注入を行い、半導体基板表面下
    に、前記深部から広がってソース領域およびドレイン領
    域となるべき不純物拡散塊を形成する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体製造方法。
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