JPH08186550A - 複素乗算方法 - Google Patents

複素乗算方法

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JPH08186550A
JPH08186550A JP6326936A JP32693694A JPH08186550A JP H08186550 A JPH08186550 A JP H08186550A JP 6326936 A JP6326936 A JP 6326936A JP 32693694 A JP32693694 A JP 32693694A JP H08186550 A JPH08186550 A JP H08186550A
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JP
Japan
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subcarrier
component
complex
subcarriers
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JP6326936A
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Satoshi Miura
智 三浦
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サブキャリアを発振するNCO(数値制御発
振器:正弦波テーブル)の個数を低減する。 【構成】 サブキャリア周波数f1とサブキャリア周波
数f4が直流について対称であり、サブキャリア周波数
f2とサブキャリア周波数f3が直流について対称であ
る場合に、周波数f3及びf4を発振するためのNCO
を廃止する。周波数f3に係る複素乗算器16−3には
周波数f2に係るNCO12−2からサブキャリアを供
給し、周波数f4に係る複素乗算器16−4には周波数
f1に係るNCO12−1からサブキャリアを供給す
る。複素乗算器16−3及び16−4としては、サブキ
ャリアの直交成分を符号反転する機能を内蔵した複素乗
算器を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のサブキャリアを
使用してディジタル信号を伝送するマルチキャリア伝送
システムに関し、特にサブキャリア変調器及びサブキャ
リア復調器にて使用される複素乗算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル伝送システムにおいては、正
弦波テーブル(NCO:Numerical Controlled Oscilla
tor )を発振器とする変調器及び復調器が使用される。
まず、送信側においては、NCOから出力される所定周
波数のキャリアが、伝送に適するよう帯域制限されたデ
ィジタル信号により変調され、所定の合成処理等を経た
上で伝送路に送出される。受信側においては、この信号
が準同期検波され、得られた信号が、NCOから出力さ
れる所定周波数のキャリアにより復調される。特に、マ
ルチキャリア伝送に当たっては、このような機能を有す
る変調器及び復調器にてNCOが複数個用いられる。す
なわち、ディジタルMCAシステム等では、各サブキャ
リア周波数に対応して複数個のNCOを設け、各サブキ
ャリアをこれらのNCOにて発生させる必要がある。
【0003】図7及び図8には、それぞれマルチキャリ
ア伝送システムの送信側及び受信側にて使用されるサブ
キャリア変調器及びサブキャリア復調器の構成が示され
ている。
【0004】図7に示される変調器においては、図示し
ない前段の回路にて帯域制限が施された4種類のディジ
タル信号が、4個設けられた複素乗算器10−1〜10
−4のうち対応するものに入力されている。入力される
4種類のディジタル信号は複素形式を有しており、図
上、同相成分Iiと直交成分Qiにて示されている(i
=1〜4)。複素乗算器10−1〜10−4には、一方
で、合計4個設けられているNCO12−1〜12−4
のうち対応するものから、所定周波数のサブキャリアが
入力される。各NCO12−1〜12−4から対応する
複素乗算器10−1〜10−4に供給されるのは、複素
形式を有するサブキャリアである。各サブキャリアの周
波数をfi(i=1〜4)で表すこととすると、i番目
のサブキャリアの同相成分はcos(2πfit)、直
交成分はsin(2πfit)と表される(t:時
刻)。各複素乗算器10−1〜10−4は、これらディ
ジタル信号(Ii,Qi)及びサブキャリア(cos
(2πfit),sin(2πfit))に基づき変調
信号を生成し、図示しない後段の合成回路等へ出力す
る。この信号は、周波数変換及び直交変調された上で伝
送路に送出される。
【0005】伝送路に送出された信号は、受信側の直交
検波回路14にて準同期検波される。直交検波回路14
の出力、すなわちそれぞれ複素形式を有する4種類の信
号は、4個の複素乗算器16−1〜16−4のうち対応
するものに入力される。複素乗算器16−1〜16−4
には、一方で、合計4個設けられているNCO18−1
〜18−4のうち対応するものから、所定周波数のサブ
キャリアが入力される。各NCO18−1〜18−4か
ら対応する複素乗算器16−1〜16−4に供給される
のは、複素形式を有するサブキャリアである。この場合
も、送信側と同様、i番目のサブキャリアの同相成分は
cos(2πfit)、直交成分はsin(2πfi
t)と表される。各複素乗算器16−1〜16−4は、
これら準同期検波出力信号(Ii,Qi)及びサブキャ
リア(cos(2πfit),sin(2πfit))
に基づき復調信号を生成し、図示しない後段の回路へ出
力する。
【0006】これらの回路を構成するNCOや複素乗算
器は、いずれも、同様の原理にて構成できる。まず、N
CO12−1〜12−4及び18−1〜18−4は、図
9に示されるように、生成すべきサブキャリアの同相成
分cos(2πfit)を同相成分テーブル20Iに
て、直交成分sin(2πfit)を直交成分テーブル
20Qにて発生させる。但し、この図では、NCOの個
数がN個に一般化されている。同相成分テーブル20I
及び直交成分テーブル20Qの内容は、それぞれ、発生
させるべきサブキャリア周波数fiの余弦波又は正弦波
をサンプリングした値である。サンプリング周波数は、
伝送速度の他サブキャリア数Nに応じて設定される。
【0007】複素乗算器10−1〜10−4及び16−
1〜16−4は、それぞれ、図10又は図11に示され
る構成を有している。まず、複素乗算器10−1〜10
−4は、4個の乗算器10a〜10d、1個の加算器1
0e及び1個の減算器10fから構成されている。乗算
器10aは、入力される複素信号の同相成分Iiを、N
COから供給されるサブキャリアの同相成分cos(2
πfit)に乗ずる。乗算器10bは、同じ複素信号の
直交成分Qiを、同じサブキャリアの直交成分sin
(2πfit)に乗ずる。減算器10fは、乗算器10
aの出力から乗算器10bの出力を減じ、その結果得ら
れる信号を実数部出力として後段の回路に与える。その
一方、乗算器10cは、複素信号の同相成分Iiをサブ
キャリアの直交成分sin(2πfit)に乗ずる。乗
算器10dは、複素信号の直交成分Qiをサブキャリア
の同相成分cos(2πfit)に乗ずる。加算器10
eは、乗算器10cの出力と乗算器10dの出力を加算
し、その結果得られる信号を虚数部出力として後段の回
路に与える。従って、複素乗算器10−1〜10−4に
よって得られる出力は
【数1】 実数部:Iicos(2πfit)−Qisin(2πfit) 虚数部:Qicos(2πfit)+Iisin(2πfit) …(1) となる。
【0008】この式は、複素信号(Ii+jQi)と複
素サブキャリアexp(j2πfit)の積を、実数部
と虚数部に別けて表したものである(j:虚数単位)。
すなわち、複素乗算器10−1〜10−4は、
【数2】 (Ii+jQi)exp(j2πfit) =(Ii+jQi)×(cos(2πfit)+jsin(2πfit)) ={Iicos(2πfit)−Qisin(2πfit)} +j{Qicos(2πfit)+Iisin(2πfit)} …(2) の式に基づく複素数演算を行っている。
【0009】同様に、複素乗算器16−1〜16−4
は、4個の乗算器16a〜16d、1個の加算器16e
及び1個の減算器16fから構成されている。乗算器1
6a〜16dは、それぞれ、乗算器10a〜10dと同
様の演算を実行する。加算器16eは、乗算器16aの
出力と乗算器16bの出力を加算し、その結果得られる
信号を整数部出力として後段の回路に与える。その一
方、減算器16fは、乗算器16dの出力から乗算器1
0cの出力を減じ、その結果得られる信号を虚数部出力
として後段の回路に与える。従って、複素乗算器16−
1〜16−4によって得られる出力は
【数3】 実数部:Iicos(2πfit)+Qisin(2πfit) 虚数部:Qicos(2πfit)−Iisin(2πfit) …(3) となる。
【0010】この式は、複素信号(Ii+jQi)と複
素サブキャリアexp(−j2πfit)の積を、実数
部と虚数部に別けて表したものである。すなわち、複素
乗算器16−1〜16−4は、
【数4】 (Ii+jQi)exp(−j2πfit) =(Ii+jQi)×(cos(2πfit)−jsin(2πfit)) ={Iicos(2πfit)+Qisin(2πfit)} +j{Qicos(2πfit)−Iisin(2πfit)} …(4) の式に基づく複素数演算を行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法にて複素乗算を行い複素信号の変調又は復調を行うこ
ととすると、NCO等の発振器をサブキャリアの個数分
だけ設けなければならず、回路規模が大きくなる。ま
た、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)を用いて
回路を実現した場合、NCOの正弦波テーブルを実現す
るためのメモリ資源が多く必要となるため、プログラム
や他のデータが使用できるメモリ領域が制約を受ける。
【0012】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、周波数軸上でのサ
ブキャリアの配置に着目することにより、NCO等の発
振器の個数を低減し、ひいては回路規模の縮小やメモリ
資源の節約を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る第1の複素乗算方法は、それぞ
れ同相成分及び直交成分を含む複数のサブキャリアを発
生させ、それぞれ同相成分及び直交成分を含む複数の複
素信号を入力し、各サブキャリアの同相成分を対応する
複素信号の同相成分に乗ずる一方で当該サブキャリアの
直交成分を対応する複素信号の直交成分に乗ずる複素乗
算方法において、直流について周波数軸上で対称となる
第1及び第2サブキャリアが上記複数のサブキャリアに
含まれている場合に、第2サブキャリアを第1サブキャ
リアに基づき発生させることを特徴とする。
【0014】この方法は、さらに、第1サブキャリアの
同相成分及び直交成分を発生させる発振器を使用し、第
1サブキャリアの同相成分を第2サブキャリアの同相成
分として使用し、第1サブキャリアの直交成分を周波数
反転することにより第2サブキャリアの直交成分を発生
させることを特徴とする。この方法は、あるいは、第1
サブキャリアの同相成分及び直交成分並びに第2サブキ
ャリアの直交成分を発生させる発振器を使用し、第1サ
ブキャリアの同相成分を第2サブキャリアの同相成分と
して使用することを特徴とする。
【0015】本発明に係る第2の複素乗算方法は、それ
ぞれ同相成分及び直交成分を含む複数のサブキャリアを
発生させ、それぞれ同相成分及び直交成分を含む複数の
複素信号を入力し、各サブキャリアの同相成分を対応す
る複素信号の同相成分に乗ずる一方で当該サブキャリア
の直交成分を対応する複素信号の直交成分に乗ずる複素
乗算方法において、直流について周波数軸上で対称とな
る第1及び第2サブキャリアが上記複数のサブキャリア
に含まれている場合に、第1及び第2サブキャリアのう
ち第1サブキャリアのみを発生させ、第2サブキャリア
に対応する複素信号に関しては、第1サブキャリアの同
相成分を対応する複素信号の同相成分に乗ずる一方で第
1サブキャリアの直交成分を符号反転した信号を対応す
る複素信号の直交成分に乗ずることを特徴とする。
【0016】本発明に係るマルチキャリア伝送システム
は、送信すべきデータを示す複数の複素信号について本
発明の複素乗算方法を実行することによりマルチキャリ
ア信号を生成するサブキャリア変調器と、上記マルチキ
ャリア信号について本発明の複素乗算方法を実行するこ
とにより復調信号を生成するサブキャリア復調器と、を
有することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に係る第1の複素乗算方法においては、
直流について周波数軸上で対称となる第1及び第2サブ
キャリアが上記複数のサブキャリアに含まれている場合
に、第2サブキャリアが第1サブキャリアに基づき生成
される。例えば、第1サブキャリアの同相成分を第2サ
ブキャリアの同相成分として使用する一方で、第1サブ
キャリアの直交成分を周波数反転することにより第2サ
ブキャリアの直交成分を発生させる。あるいは、第1サ
ブキャリアの同相成分及び直交成分並びに第2サブキャ
リアの直交成分を単一の発振器にて発生させ、第1サブ
キャリアの同相成分を第2サブキャリアの同相成分とし
て使用する。このようにしてサブキャリアを生成するこ
とにより、直流について周波数軸上で対称となる第1及
び第2サブキャリアのうち第2サブキャリアについて
は、発振器の少なくとも一部を省略できる。これによ
り、NCO等の発振器の個数が低減され、ひいては回路
規模の縮小やメモリ資源の節約が実現される。
【0018】本発明に係る第2の複素乗算方法において
は、直流について周波数軸上で対称となる第1及び第2
サブキャリアが上記複数のサブキャリアに含まれている
場合に、第1及び第2サブキャリアのうち第1サブキャ
リアのみが生成される。第2サブキャリアに対応する複
素信号に関しては、第1サブキャリアの同相成分を対応
する複素信号の同相成分に乗ずる一方で第1サブキャリ
アの直交成分を符号反転した信号を対応する複素信号の
直交成分に乗ずるようにする。このようにしてサブキャ
リアを生成しまた複素数演算を行うことにより、直流に
ついて周波数軸上で対称となる第1及び第2サブキャリ
アのうち第2サブキャリアについては、発振器を省略で
きる。これにより、NCO等の発振器の個数が低減さ
れ、ひいては回路規模の縮小やメモリ資源の節約が実現
される。
【0019】本発明に係るマルチキャリア伝送システム
においては、送信側及び受信側それぞれにて上述の複素
乗算方法による変調又は復調が実行される。従って、シ
ステム全体としても、装置の小形化、メモリ資源の節約
に伴う多機能化等が実現される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図7〜図11に示される従来例
と同様の構成には同一の符号を付し説明を省力する。
【0021】図1には、以下の説明において仮定するサ
ブキャリア配置が示されている。この図においては、サ
ブキャリア1〜4の周波数f1〜f4が、直流(メイン
キャリア相当)について対称に配置されている。すなわ
ちf3=−f2、f4=−f1が成立している。本発明
は、このように直流について周波数軸上で対称なサブキ
ャリアが存在している場合に、この対をなすサブキャリ
アのうち一方に係るNCO等の発振器を少なくとも一部
省略可能とする発明である。但し、本発明は、全てのサ
ブキャリアが直流について対称となるサブキャリア配置
に限定されるものではない。また、サブキャリアの個数
等にも限定を要するものではない。
【0022】図2には本発明の第1実施例におけるサブ
キャリア変調器の構成が、図3にはサブキャリア復調器
の構成が、それぞれ示されている。この実施例において
は、複素乗算器10−3及び10−4並びに16−3及
び16−4に対応するNCOは設けられていない。複素
乗算器10−3及び16−3には、それぞれ、NCO1
2−2又は18−2の出力が供給されており、複素乗算
器10−4及び16−4にはNCO12−1又は18−
1の出力が供給されている。その際、反転回路22−
3、22−4、24−3及び24−4により、NCOの
出力のうち直交成分が極性反転されている。
【0023】このような構成によっても、前述の従来例
と同様の変調又は復調出力を得ることができる。例え
ば、反転回路22−3の出力はNCO12−2の出力を
反転した信号、すなわち周波数が−f2の信号であり、
その一方でf3=−f2であるから、結果として複素乗
算器10−3においては前述の従来例と同様の信号が処
理対象とされることになる。従って、この実施例によれ
ば、変調器及び復調器それぞれにおいて従来合計4個ず
つ使用されていたNCOのうち2個が廃止されることに
なり、その一方で新たに設けられるのは2個の反転回路
のみであるから、回路規模の縮小、メモリ資源の節約等
が実現される。なお、NCO出力のうち直交成分のみに
ついて反転回路を設けているのは、仮に同相成分につい
て反転を施したとしても値が変わらないことによる(c
os(−2πfit)=cos(2πfit))。
【0024】図4には、本発明の第2実施例においてN
COとして使用される回路の内部構成が示されている。
前述の第1実施例においては、NCOとして従来例と同
様同相成分テーブル20I及び直交成分テーブル20Q
を備える構成が使用されていたが、この実施例では、同
相成分テーブル20I及び直交成分テーブル20Qのほ
か直交成分テーブル(極性反転)20Q´が各NCOに
内蔵されている。また、変調器又は復調器の全体回路と
しては、図2及び図3から各反転回路を除去した構成を
使用している。
【0025】このようにNCO内部に同相成分テーブル
を2個設け(20Q及び20Q´)、その一方の出力を
例えば複素乗算器10−1へ、他方の出力を複素乗算器
10−4へと出力することにより、第1実施例と同様の
機能を、反転回路を使用することなく実現することがで
きる。
【0026】図5には本発明の第3実施例に係るサブキ
ャリア変調器の構成が、図6にはサブキャリア復調器の
構成が、それぞれ示されている。この実施例において
は、変調器側において複素乗算器10−3及び10−4
に代え複素乗算器16−3及び16−4が、復調器側に
おいて複素乗算器16−3及び16−4に代え複素乗算
器10−3及び10−4が、それぞれ使用されている。
すなわち、前述の式(2)中のfiに−fiを代入する
と式(4)が得られることに基づき、NCOの個数を4
個から2個に低減している。従って、この実施例におい
ても、前述の各実施例と同様の効果が得られる。これに
加え、反転回路の追加やNCOの構成の変更等も必要な
く、従来から使用されていた図10及び図11に係る複
素乗算器の使用部位を変更するのみで足りるから、開発
等に要するコストも比較的小さくて済む。
【0027】なお、上述の各実施例においては、周波数
f3及びf4のサブキャリアに関してNCOを廃止する
ようにしていたが、周波数f1又はf2に関してNCO
を廃止するようにしても構わない。周波数f1に関して
NCOを廃止する場合には周波数f1に係るNCOを設
ける必要があり、周波数f2に係るNCOを廃止するた
めには周波数f3に係るNCOを設ける必要がある。ま
た、前述の第3実施例において、周波数f1に係るNC
Oに代え周波数f4に係るNCOを設けることとした場
合、周波数f1に係る複素乗算器を図11に示される構
成とし、周波数f4に係る複素乗算器を図10に示され
る構成とする必要があるのはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の複素乗算方法によれば、直流について周波数軸上で対
称となる第1及び第2サブキャリアが上記複数のサブキ
ャリアに含まれている場合に、第2サブキャリアを第1
サブキャリアに基づき生成するようにしたため、第2サ
ブキャリアについて発振器の少なくとも一部を省略で
き、NCO等の発振器の個数低減、ひいては回路規模の
縮小やメモリ資源の節約を実現できる。特に、第1サブ
キャリアの同相成分を第2サブキャリアの同相成分とし
て使用する一方で、第1サブキャリアの直交成分を周波
数反転することにより第2サブキャリアの直交成分を発
生させるようにした場合、第2サブキャリア用の発振器
が全く不要となり周波数反転手段を設けるだけでよいか
ら、回路規模が小さくて済む。また、第1サブキャリア
の同相成分及び直交成分並びに第2サブキャリアの直交
成分を単一の発振器にて発生させ、第1サブキャリアの
同相成分を第2サブキャリアの同相成分として使用する
ようにした場合、2個の発振器を用いた場合に比べ小規
模の単一の発振器にて第1及び第2サブキャリアを共に
発生させることができるから、回路規模が小さくて済
む。
【0029】本発明に係る第2の複素乗算方法によれ
ば、直流について周波数軸上で対称となる第1及び第2
サブキャリアが上記複数のサブキャリアに含まれている
場合に、第1及び第2サブキャリアのうち第1サブキャ
リアのみを生成し、第2サブキャリアに対応する複素信
号に関しては、第1サブキャリアの同相成分を対応する
複素信号の同相成分に乗ずる一方で第1サブキャリアの
直交成分を符号反転した信号を対応する複素信号の直交
成分に乗ずるようにしたため、直流について周波数軸上
で対称となる第1及び第2サブキャリアのうち第2サブ
キャリアについて、発振器を省略でき、NCO等の発振
器の個数低減、ひいては回路規模の縮小やメモリ資源の
節約を実現できる。
【0030】本発明に係るマルチキャリア伝送システム
によれば、送信側及び受信側それぞれにて上述の複素乗
算方法による変調又は復調を実行するようにしたため、
システム全体としても、装置の小形化、メモリ資源の節
約に伴う多機能化等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の各実施例において想定するサブキャ
リア配置を示す図である。
【図2】 本発明の第1実施例におけるサブキャリア変
調器の構成を示すブロック図である。
【図3】 この実施例におけるサブキャリア復調器の構
成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第2実施例におけるNCOの構成を
示すブロック図である。
【図5】 本発明の第3実施例におけるサブキャリア変
調器の構成を示すブロック図である。
【図6】 この実施例におけるサブキャリア復調器の構
成を示すブロック図である。
【図7】 一従来例に係るサブキャリア変調器の構成を
示すブロック図である。
【図8】 この従来例におけるサブキャリア復調器の構
成を示すブロック図である。
【図9】 NCOの一般的な構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 従来において変調器用に使用されていた複
素乗算器の構成を示すブロック図である。
【図11】 従来において復調器用に使用されていた複
素乗算器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10−1〜10−4,16−1〜16−4 複素乗算
器、10a〜10d,16a〜16d 乗算器、10
e,16e 加算器、10f,16f 減算器、12−
1〜12−4,18−1〜18−4 NCO、14 直
交検波回路、20I同相成分テーブル、20Q 直交成
分テーブル、20Q´ 直交成分テーブル(極性反
転)、22−3,22−4,24−3,24−4 反転
回路、f1〜f4 サブキャリア周波数。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ同相成分及び直交成分を含む複
    数のサブキャリアを発生させ、それぞれ同相成分及び直
    交成分を含む複数の複素信号を入力し、各サブキャリア
    の同相成分を対応する複素信号の同相成分に乗ずる一方
    で当該サブキャリアの直交成分を対応する複素信号の直
    交成分に乗ずる複素乗算方法において、 直流について周波数軸上で対称となる第1及び第2サブ
    キャリアが上記複数のサブキャリアに含まれている場合
    に、第2サブキャリアを第1サブキャリアに基づき発生
    させることを特徴とする複素乗算方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複素乗算方法において、 第1サブキャリアの同相成分及び直交成分を発生させる
    発振器を使用し、 第1サブキャリアの同相成分を第2サブキャリアの同相
    成分として使用し、 第1サブキャリアの直交成分を周波数反転することによ
    り第2サブキャリアの直交成分を発生させることを特徴
    とする複素乗算方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複素乗算方法において、 第1サブキャリアの同相成分及び直交成分並びに第2サ
    ブキャリアの直交成分を発生させる発振器を使用し、 第1サブキャリアの同相成分を第2サブキャリアの同相
    成分として使用することを特徴とする複素乗算方法。
  4. 【請求項4】 それぞれ同相成分及び直交成分を含む複
    数のサブキャリアを発生させ、それぞれ同相成分及び直
    交成分を含む複数の複素信号を入力し、各サブキャリア
    の同相成分を対応する複素信号の同相成分に乗ずる一方
    で当該サブキャリアの直交成分を対応する複素信号の直
    交成分に乗ずる複素乗算方法において、 直流について周波数軸上で対称となる第1及び第2サブ
    キャリアが上記複数のサブキャリアに含まれている場合
    に、第1及び第2サブキャリアのうち第1サブキャリア
    のみを発生させ、 第2サブキャリアに対応する複素信号に関しては、第1
    サブキャリアの同相成分を対応する複素信号の同相成分
    に乗ずる一方で第1サブキャリアの直交成分を符号反転
    した信号を対応する複素信号の直交成分に乗ずることを
    特徴とする複素乗算方法。
  5. 【請求項5】 送信すべきデータを示す複数の複素信号
    について請求項1乃至4記載の複素乗算方法を実行する
    ことによりマルチキャリア信号を生成するサブキャリア
    変調器と、 上記マルチキャリア信号について請求項1乃至4記載の
    複素乗算方法を実行することにより復調信号を生成する
    サブキャリア復調器と、 を有することを特徴とするマルチキャリア伝送システ
    ム。
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