JPH08188535A - 生菌製剤 - Google Patents
生菌製剤Info
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- JPH08188535A JPH08188535A JP7000580A JP58095A JPH08188535A JP H08188535 A JPH08188535 A JP H08188535A JP 7000580 A JP7000580 A JP 7000580A JP 58095 A JP58095 A JP 58095A JP H08188535 A JPH08188535 A JP H08188535A
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- tablet
- bacteria
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】主成分である生菌と賦形剤としてのクロレラ粉
末を含有する生菌製剤。製剤が錠剤である場合には、さ
らに少量の結合剤を添加することが好ましい。 【効果】製剤後の菌の生存率を高めることができる。製
剤が錠剤である場合には、菌の生存率を維持しつつ硬度
を高めることができ、保存時や搬送時に発生する摩耗や
欠損を防止することができる。
末を含有する生菌製剤。製剤が錠剤である場合には、さ
らに少量の結合剤を添加することが好ましい。 【効果】製剤後の菌の生存率を高めることができる。製
剤が錠剤である場合には、菌の生存率を維持しつつ硬度
を高めることができ、保存時や搬送時に発生する摩耗や
欠損を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医薬品、食品等に有
用な生菌製剤に関する。
用な生菌製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、整腸薬及び健康食品として、凍結
乾燥した乳酸菌の標品が利用されている。このような目
的で用いられる乳酸菌は、生きたまま(生菌のまま)製
品化することが必要であり、凍結乾燥条件が菌の生存に
及ぼす影響や乾燥菌体に対する保存条件の影響などに関
して多くの研究がなされている。(本間道,光岡知足
編,「ビフィズス菌」,株式会社ヤクルト,東京,197
8,71-73 ) また、乳酸菌を錠剤、顆粒等に加工する場合、加工時お
よび保存時の生菌数の減少も大きな問題となる。特に、
錠剤とする場合には、打錠時に高い圧力をかけると菌が
死滅してしまう(園池耕一郎および瀬戸山保,「微生物
の死滅速度に及ぼす温度と圧力の影響」,遺伝,48(1)
,36-41 (1994))。このため、菌が死滅しない程度
の安定な条件を選ぶ必要がある。
乾燥した乳酸菌の標品が利用されている。このような目
的で用いられる乳酸菌は、生きたまま(生菌のまま)製
品化することが必要であり、凍結乾燥条件が菌の生存に
及ぼす影響や乾燥菌体に対する保存条件の影響などに関
して多くの研究がなされている。(本間道,光岡知足
編,「ビフィズス菌」,株式会社ヤクルト,東京,197
8,71-73 ) また、乳酸菌を錠剤、顆粒等に加工する場合、加工時お
よび保存時の生菌数の減少も大きな問題となる。特に、
錠剤とする場合には、打錠時に高い圧力をかけると菌が
死滅してしまう(園池耕一郎および瀬戸山保,「微生物
の死滅速度に及ぼす温度と圧力の影響」,遺伝,48(1)
,36-41 (1994))。このため、菌が死滅しない程度
の安定な条件を選ぶ必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、乳酸菌等の生菌
を用いて錠剤を製造する場合には、菌の死滅を防ぐため
に、打錠時の圧縮圧力を低くして柔らかい錠剤を製造し
ている。しかしながら、このように低い圧力で打錠を行
なうと、打錠時の操作条件の変動がそのまま菌の生存数
に反映されてしまい、製品の品質が安定しない。
を用いて錠剤を製造する場合には、菌の死滅を防ぐため
に、打錠時の圧縮圧力を低くして柔らかい錠剤を製造し
ている。しかしながら、このように低い圧力で打錠を行
なうと、打錠時の操作条件の変動がそのまま菌の生存数
に反映されてしまい、製品の品質が安定しない。
【0004】また、低い圧力で打錠した錠剤は、柔らか
くて脆く、保存時や搬送時に傷が付く、摩耗する、欠損
するなどの問題を生じやすい。したがって、この発明
は、生きたままの菌類(生菌)を主成分とする生菌製剤
において、菌の死滅が少ない生菌製剤を提供することを
目的とする。また、この発明は、菌の死滅が少ないこと
に加え、硬度が高くて摩損度が小さい生菌錠剤を提供す
ることをも目的とする。
くて脆く、保存時や搬送時に傷が付く、摩耗する、欠損
するなどの問題を生じやすい。したがって、この発明
は、生きたままの菌類(生菌)を主成分とする生菌製剤
において、菌の死滅が少ない生菌製剤を提供することを
目的とする。また、この発明は、菌の死滅が少ないこと
に加え、硬度が高くて摩損度が小さい生菌錠剤を提供す
ることをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み、製剤加工時の生菌の生存に対する賦形剤の影響
について広く検討した。その結果、従来、健康食品とし
て利用されているクロレラ粉末を賦形剤として用いるこ
とにより上記課題を解決し得ることを見出し、この発明
を完成するに至った。すなわち、この発明による生菌製
剤は、主成分である生菌と賦形剤としてのクロレラ粉末
とを含有することを特徴とする。
に鑑み、製剤加工時の生菌の生存に対する賦形剤の影響
について広く検討した。その結果、従来、健康食品とし
て利用されているクロレラ粉末を賦形剤として用いるこ
とにより上記課題を解決し得ることを見出し、この発明
を完成するに至った。すなわち、この発明による生菌製
剤は、主成分である生菌と賦形剤としてのクロレラ粉末
とを含有することを特徴とする。
【0006】この発明は、製剤化しようとする菌類、例
えば乳酸菌、納豆菌、酵母類などのいずれに対しても適
用することができるが、特に乳酸菌はその応用範囲が広
く好ましい。この発明による生菌製剤に用いることがで
きる乳酸菌としては、例えば、Streptococcus-faecali
s、Streptococcus-faecium 、Lactobacillus-acidophil
us 、Lactobacillus-bulgaricus、Bifidobacterium を
挙げることができる。この発明による生菌製剤には、通
常、これらの菌類の生菌を乾燥処理した乾燥粉末が配合
される。生菌の乾燥処理は、常法、例えば凍結乾燥によ
り行なうことができる。
えば乳酸菌、納豆菌、酵母類などのいずれに対しても適
用することができるが、特に乳酸菌はその応用範囲が広
く好ましい。この発明による生菌製剤に用いることがで
きる乳酸菌としては、例えば、Streptococcus-faecali
s、Streptococcus-faecium 、Lactobacillus-acidophil
us 、Lactobacillus-bulgaricus、Bifidobacterium を
挙げることができる。この発明による生菌製剤には、通
常、これらの菌類の生菌を乾燥処理した乾燥粉末が配合
される。生菌の乾燥処理は、常法、例えば凍結乾燥によ
り行なうことができる。
【0007】この発明においては、単細胞緑藻クロレラ
を乾燥処理することにより得られるクロレラ粉末を賦形
剤として用いる。ここで用いられるクロレラは、屋外プ
ールで光合成培養したり、タンク培養したクロレラを利
用することができ、その乾燥処理も常法、例えば噴霧乾
燥により行なうことができる。クロレラ粉末の配合量
は、製剤全体に対して15重量%以上が好ましく、より好
ましくは60〜90重量%である。配合量が15重量%未満で
ある場合には、死滅する生菌の数が増加する傾向にあ
る。
を乾燥処理することにより得られるクロレラ粉末を賦形
剤として用いる。ここで用いられるクロレラは、屋外プ
ールで光合成培養したり、タンク培養したクロレラを利
用することができ、その乾燥処理も常法、例えば噴霧乾
燥により行なうことができる。クロレラ粉末の配合量
は、製剤全体に対して15重量%以上が好ましく、より好
ましくは60〜90重量%である。配合量が15重量%未満で
ある場合には、死滅する生菌の数が増加する傾向にあ
る。
【0008】この発明において賦形剤として好ましく用
いられるクロレラ粉末の性状は以下の通りである。 粒度分布: 149μm以下 80−98% 150〜 250μm 2−20% かさ密度: 0.37±0.05g/cm3 タップ密度: 0.46±0.05g/cm3 安息角: 42± 5度 この発明による生菌製剤には、上記クロレラ粉末の他
に、製剤に通常用いられる結晶セルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム、アルファ化デンプンなど
の結合剤を添加することができ、特にこれらの結合剤を
クロレラ粉末に対して 3〜20重量%添加した場合には、
生菌を死滅させることなくより硬度の高い錠剤を得るこ
とができ、好ましい。また、必要に応じて、ステアリン
酸マグネシウムのような滑沢剤、香料、色素など、通常
製剤に用いられる添加剤を添加することもできる。
いられるクロレラ粉末の性状は以下の通りである。 粒度分布: 149μm以下 80−98% 150〜 250μm 2−20% かさ密度: 0.37±0.05g/cm3 タップ密度: 0.46±0.05g/cm3 安息角: 42± 5度 この発明による生菌製剤には、上記クロレラ粉末の他
に、製剤に通常用いられる結晶セルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム、アルファ化デンプンなど
の結合剤を添加することができ、特にこれらの結合剤を
クロレラ粉末に対して 3〜20重量%添加した場合には、
生菌を死滅させることなくより硬度の高い錠剤を得るこ
とができ、好ましい。また、必要に応じて、ステアリン
酸マグネシウムのような滑沢剤、香料、色素など、通常
製剤に用いられる添加剤を添加することもできる。
【0009】さらに、この発明による生菌製剤は、上記
生菌の他に、生菌に悪影響を及ぼさない限りにおいて、
制酸剤、健胃剤、消化剤、ビタミン類などの薬効成分を
含有することも可能である。
生菌の他に、生菌に悪影響を及ぼさない限りにおいて、
制酸剤、健胃剤、消化剤、ビタミン類などの薬効成分を
含有することも可能である。
【0010】この発明による生菌製剤の剤形は、錠剤、
顆粒など賦形剤を必要とするものであればどのようなも
のでもよいが、製剤時に高い圧力がかかる錠剤において
この発明の効果は顕著に現われる。
顆粒など賦形剤を必要とするものであればどのようなも
のでもよいが、製剤時に高い圧力がかかる錠剤において
この発明の効果は顕著に現われる。
【0011】この発明による生菌製剤は、常法により製
造することができる。すなわち、製剤が錠剤である場合
には、生菌およびクロレラ粉末を含む所定の配合物をよ
く混合し、これを打錠機のような圧縮成形手段によって
圧縮成形することにより製造することができる。また、
製剤が顆粒である場合には、上記所定の配合物をよく混
練し、造粒機により造粒すればよい。
造することができる。すなわち、製剤が錠剤である場合
には、生菌およびクロレラ粉末を含む所定の配合物をよ
く混合し、これを打錠機のような圧縮成形手段によって
圧縮成形することにより製造することができる。また、
製剤が顆粒である場合には、上記所定の配合物をよく混
練し、造粒機により造粒すればよい。
【0012】
【作用】この発明による生菌製剤において生菌の死滅が
抑制される機構は完全には解明されておらず、推定の域
を出るものではないが、クロレラ粉末が衝撃緩衝剤の機
能を果たし、撹拌時の剪断力や圧縮成形時の圧力から生
菌を保護するものと考えられる。
抑制される機構は完全には解明されておらず、推定の域
を出るものではないが、クロレラ粉末が衝撃緩衝剤の機
能を果たし、撹拌時の剪断力や圧縮成形時の圧力から生
菌を保護するものと考えられる。
【0013】
実施例1 I.錠剤の調製 乳酸菌 Streptococcus faecalis 、コーンスターチ、乳
糖、アビセル(旭化成工業株式会社製結晶セルロー
ス)、無水リン酸水素カルシウム、ステタリン酸マグネ
シウムおよびクロレラ粉末(噴霧乾燥物)を下記表1に
示す4種の組成で配合し、各々硬度の異なる錠剤を数種
類ずつ調製した。
糖、アビセル(旭化成工業株式会社製結晶セルロー
ス)、無水リン酸水素カルシウム、ステタリン酸マグネ
シウムおよびクロレラ粉末(噴霧乾燥物)を下記表1に
示す4種の組成で配合し、各々硬度の異なる錠剤を数種
類ずつ調製した。
【0014】 表 1 錠剤の組成(重量%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A B C D −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Streptococcus faecalis 0.7 0.7 0.7 0.7 乳糖 − 68.8 68.8 − 無水リン酸水素カルシウム − − − 68.8 コーンスターチ − 29.5 − − アビセル 9.9 − 29.5 29.5 クロレラ粉末 89.4 − − − ステアリン酸マグネシウム − 1.0 1.0 1.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 表1から明らかなように、組成Aはこの発明の実施例で
あり、賦形剤としてクロレラ粉末を主体とし、これにア
ビセルを少量添加した。滑沢剤は添加しなくとも打錠は
可能であった。組成B〜Dは各々比較例である。組成B
およびCでは賦形剤として乳糖を主体とし、これに各々
コーンスターチまたはアビセルを添加した。また、滑沢
剤としてステアリン酸マグネシウムを添加した。組成D
は、無機の賦形剤である無水リン酸水素カルシウムを主
体とし、これにアビセルを添加して、さらに滑沢剤とし
てステアリン酸マグネシウムを添加した。
あり、賦形剤としてクロレラ粉末を主体とし、これにア
ビセルを少量添加した。滑沢剤は添加しなくとも打錠は
可能であった。組成B〜Dは各々比較例である。組成B
およびCでは賦形剤として乳糖を主体とし、これに各々
コーンスターチまたはアビセルを添加した。また、滑沢
剤としてステアリン酸マグネシウムを添加した。組成D
は、無機の賦形剤である無水リン酸水素カルシウムを主
体とし、これにアビセルを添加して、さらに滑沢剤とし
てステアリン酸マグネシウムを添加した。
【0015】錠剤の打錠は、畑鉄工所製のロータリ式打
錠機HT- P22を使用し、直径 8mm(R10)の臼と杵
を用いて行なった。錠剤の重量は 190〜 230mgとなる
ように配合物を秤量し、打錠機の錠剤厚調整目盛りを調
節することにより錠剤の硬度を変えた。
錠機HT- P22を使用し、直径 8mm(R10)の臼と杵
を用いて行なった。錠剤の重量は 190〜 230mgとなる
ように配合物を秤量し、打錠機の錠剤厚調整目盛りを調
節することにより錠剤の硬度を変えた。
【0016】その結果、上記組成A〜Dの4種類の粉末
はいずれも成形性に優れており、モンサントの硬度計に
よる測定で 0.5〜11.2kgの種々の硬度の錠剤を得るこ
とができた。 II.乳酸菌生細胞数の測定 乳酸菌の生細胞数の測定は、平板希釈法により行なっ
た。すなわち、製造した各錠剤を水に溶解し、これを適
当な倍率に希釈した後乳酸菌用の培地に接種して37℃で
2日間培養する。その後、コロニー数を計数し、得られ
たコロニー数と希釈倍率とから生細胞数を算出した。測
定は各々の組成について2回繰り返した。その結果を図
1に示す。
はいずれも成形性に優れており、モンサントの硬度計に
よる測定で 0.5〜11.2kgの種々の硬度の錠剤を得るこ
とができた。 II.乳酸菌生細胞数の測定 乳酸菌の生細胞数の測定は、平板希釈法により行なっ
た。すなわち、製造した各錠剤を水に溶解し、これを適
当な倍率に希釈した後乳酸菌用の培地に接種して37℃で
2日間培養する。その後、コロニー数を計数し、得られ
たコロニー数と希釈倍率とから生細胞数を算出した。測
定は各々の組成について2回繰り返した。その結果を図
1に示す。
【0017】図1において、(a)は組成A、(b)は
組成B、(c)は組成Cおよび(d)は組成Dの結果を
それぞれ示す。また、各図において、縦軸は乳酸菌の生
細胞数を、横軸は錠剤の硬度をそれぞれ表わす。
組成B、(c)は組成Cおよび(d)は組成Dの結果を
それぞれ示す。また、各図において、縦軸は乳酸菌の生
細胞数を、横軸は錠剤の硬度をそれぞれ表わす。
【0018】図1に示すように、全ての組成において、
錠剤の硬度が高くなるに従って生細胞数が低下する傾向
が認められた。しかしながら、生細胞数低下の割合は大
きく異なり、無機の賦形剤である無水リン酸水素カルシ
ウムを主体とした組成Dが低下の割合が最も大きく、乳
糖とアビセルを賦形剤とする組成Cがそれに次いで大き
い。組成B(乳糖+コーンスターチ)は、組成Cと同様
に乳糖を主体とはするものの、生細胞数の低下の割合は
組成Cよりも小さい。単細胞緑藻クロレラの噴霧乾燥物
であるクロレラ粉末を主体とするこの発明に係る組成A
は、乳酸菌の安定性が最も高い。
錠剤の硬度が高くなるに従って生細胞数が低下する傾向
が認められた。しかしながら、生細胞数低下の割合は大
きく異なり、無機の賦形剤である無水リン酸水素カルシ
ウムを主体とした組成Dが低下の割合が最も大きく、乳
糖とアビセルを賦形剤とする組成Cがそれに次いで大き
い。組成B(乳糖+コーンスターチ)は、組成Cと同様
に乳糖を主体とはするものの、生細胞数の低下の割合は
組成Cよりも小さい。単細胞緑藻クロレラの噴霧乾燥物
であるクロレラ粉末を主体とするこの発明に係る組成A
は、乳酸菌の安定性が最も高い。
【0019】さらに、上記結果について、統計的な有意
性の検定を行なった。すなわち、錠剤の硬度と乳酸菌生
菌数との関係を最小二乗法により曲線で近似し、得られ
た回帰曲線を各々比較した。算出された近似曲線の式を
以下に示す。
性の検定を行なった。すなわち、錠剤の硬度と乳酸菌生
菌数との関係を最小二乗法により曲線で近似し、得られ
た回帰曲線を各々比較した。算出された近似曲線の式を
以下に示す。
【0020】 A:Y=−0.0206X+1.09 (R=0.84) B:Y=−0.0415X+0.97 (R=0.91) C:Y=−0.0714X+0.98 (R=0.98) D:Y=−0.0910X+1.14 (R=0.97) このように、錠剤の硬度と乳酸菌生菌数との関係は、全
ての組成について直線で近似することができ(相関係数
R:0.84〜0.98)、その傾きは組成A、組成B、組成C
および組成Dの順で大きくなっていた。ここで得られた
回帰直線の傾きは、錠剤の硬度を高めた場合の乳酸菌の
死滅し易さを表わす。すなわち、回帰直線の傾きが大き
いほど錠剤の硬度を高めた場合に乳酸菌が死滅しやす
い。この直線の傾きには、組成Aと組成B、CまたはD
との間にそれぞれ有意の差が認められた(有意水準99%
以上)。 実施例2 生菌として乳酸菌 Bifidobacterium longum を用い、下
記表2に示す組成で実施例1と同様に錠剤を作製し、生
菌数を測定した。その結果、硬度が 9kgと非常に堅い
錠剤であっても、乳酸菌の生存率は81%と高いものであ
った。
ての組成について直線で近似することができ(相関係数
R:0.84〜0.98)、その傾きは組成A、組成B、組成C
および組成Dの順で大きくなっていた。ここで得られた
回帰直線の傾きは、錠剤の硬度を高めた場合の乳酸菌の
死滅し易さを表わす。すなわち、回帰直線の傾きが大き
いほど錠剤の硬度を高めた場合に乳酸菌が死滅しやす
い。この直線の傾きには、組成Aと組成B、CまたはD
との間にそれぞれ有意の差が認められた(有意水準99%
以上)。 実施例2 生菌として乳酸菌 Bifidobacterium longum を用い、下
記表2に示す組成で実施例1と同様に錠剤を作製し、生
菌数を測定した。その結果、硬度が 9kgと非常に堅い
錠剤であっても、乳酸菌の生存率は81%と高いものであ
った。
【0021】 表 2 錠剤の組成 −−−−−−−−−−−−−−−−− Bifidobacterium longum 0.7 アビセル 9.9 クロレラ粉末 89.4 −−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例3 乳酸菌として Streptococcus faecalis を用い、賦形剤
としてクロレラ粉末およびアビセルの混合物( 9:1 )
を用いた錠剤とクロレラ粉末のみを用いた錠剤とを作製
し、それぞれの硬度と乳酸菌の生存率を調べた。その結
果を下記表3に示す。表3より明らかなように、アビセ
ルを添加した錠剤はクロレラ単独の錠剤よりも硬度が高
いにもかかわらず、同等の乳酸菌生存率を示した。
としてクロレラ粉末およびアビセルの混合物( 9:1 )
を用いた錠剤とクロレラ粉末のみを用いた錠剤とを作製
し、それぞれの硬度と乳酸菌の生存率を調べた。その結
果を下記表3に示す。表3より明らかなように、アビセ
ルを添加した錠剤はクロレラ単独の錠剤よりも硬度が高
いにもかかわらず、同等の乳酸菌生存率を示した。
【0022】 表 3 乳酸菌生存率に対するアビセルの添加効果 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 賦形剤 錠剤硬度 乳酸菌生存率 (kg) (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− クロレラ粉末+アビセル( 9:1 ) 5.5 75 クロレラ粉末単独 3.0 72 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によると製剤後
の菌の死滅が少ない(菌の生存率が高い)生菌製剤を得
ることができ、特に、製剤が錠剤である場合には、生菌
の生存率を維持したままより硬度を高くすることができ
る。このため、保存時や搬送時に発生する摩耗や欠損を
防止することができる。また、クロレラ粉末に適量の結
合剤を添加して賦形剤とすることにより、生菌の生存率
を維持したままさらに錠剤の硬度を高めることもでき
る。
の菌の死滅が少ない(菌の生存率が高い)生菌製剤を得
ることができ、特に、製剤が錠剤である場合には、生菌
の生存率を維持したままより硬度を高くすることができ
る。このため、保存時や搬送時に発生する摩耗や欠損を
防止することができる。また、クロレラ粉末に適量の結
合剤を添加して賦形剤とすることにより、生菌の生存率
を維持したままさらに錠剤の硬度を高めることもでき
る。
【図1】この発明の実施例において、賦形剤を変えて調
製した錠剤の各々についての錠剤の硬度と乳酸菌の生存
数との関係を示すグラフ。(a)はこの発明の実施例で
あって、クロレラ粉末とアビセルの混合物を賦形剤とし
て用いている。(b)〜(d)は従来の賦形剤を用いた
比較例であり、(b)は乳糖とコーンスターチの混合
物、(c)は乳糖とアビセルの混合物、および(d)は
無水リン酸水素カルシウムとアビセルの混合物をそれぞ
れ賦形剤として用いたものである。
製した錠剤の各々についての錠剤の硬度と乳酸菌の生存
数との関係を示すグラフ。(a)はこの発明の実施例で
あって、クロレラ粉末とアビセルの混合物を賦形剤とし
て用いている。(b)〜(d)は従来の賦形剤を用いた
比較例であり、(b)は乳糖とコーンスターチの混合
物、(c)は乳糖とアビセルの混合物、および(d)は
無水リン酸水素カルシウムとアビセルの混合物をそれぞ
れ賦形剤として用いたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 1/20 C12R 1:46 1:89) (C12N 1/20 C12R 1:01 1:89)
Claims (1)
- 【請求項1】生菌と賦形剤としてのクロレラ粉末とを含
有する生菌製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7000580A JPH08188535A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 生菌製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7000580A JPH08188535A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 生菌製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08188535A true JPH08188535A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11477660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7000580A Pending JPH08188535A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 生菌製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08188535A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT413334B (de) * | 2002-12-23 | 2006-02-15 | Belihart Josephine | Feste darreichungsformen mit lebenden milchsäurebakterien |
| JP2016193894A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | 京都薬品工業株式会社 | 生菌含有製剤 |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP7000580A patent/JPH08188535A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT413334B (de) * | 2002-12-23 | 2006-02-15 | Belihart Josephine | Feste darreichungsformen mit lebenden milchsäurebakterien |
| JP2016193894A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | 京都薬品工業株式会社 | 生菌含有製剤 |
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