JPH0818927B2 - 徐放性フェロモン製剤 - Google Patents
徐放性フェロモン製剤Info
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- JPH0818927B2 JPH0818927B2 JP63245417A JP24541788A JPH0818927B2 JP H0818927 B2 JPH0818927 B2 JP H0818927B2 JP 63245417 A JP63245417 A JP 63245417A JP 24541788 A JP24541788 A JP 24541788A JP H0818927 B2 JPH0818927 B2 JP H0818927B2
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- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
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- B32B27/06—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
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- A01M1/00—Stationary means for catching or killing insects
- A01M1/02—Stationary means for catching or killing insects with devices or substances, e.g. food, pheronones attracting the insects
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- A01M1/20—Poisoning, narcotising, or burning insects
- A01M1/2022—Poisoning or narcotising insects by vaporising an insecticide
- A01M1/2027—Poisoning or narcotising insects by vaporising an insecticide without heating
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、徐放性フェロモン製剤、とくには害虫防除
に使用されるフェロモン物質を長期間一定の速度で徐々
に放出し得るフェロモン製剤に関するものである。
に使用されるフェロモン物質を長期間一定の速度で徐々
に放出し得るフェロモン製剤に関するものである。
(従来の技術) 従来、害虫防除に有効な性フェロモン物質などを容器
中に封入し、その放出速度を経時的に一定に保持する工
夫が数多く提案され実施されている。
中に封入し、その放出速度を経時的に一定に保持する工
夫が数多く提案され実施されている。
これらの提案には、まずその第1のグループとして、
フェロモン物質を吸着剤に担持したり、またこれをポリ
マー担持層に混合して保持させたものが知られている。
すなち、米国特許第4017030号明細書には一端を開放し
た毛細管中にフェロモン物質を担持し、この開放端より
放出するようにしたものが示されている。これは製剤1
本当りのフェロモン担持量が極めて少ないため、寿命が
短いという欠点がある。また同第4160335号明細書には
フェロモンを混合したポリマー担持層からの放出量を制
御するため、担持層としてポリマーをラミネートした層
を用いたものが示されている。これには初期のフェロモ
ン放出速度が過大で、その後は経時的に低下するほか、
ポリマー担持層に吸着されたまま放出されずに残留する
フェロモンロスが大きいなどの欠点がある。一方ドイツ
連邦共和国特許第2832248号明細書には、キクイムシの
誘引剤として(S)−シス−ベルベノールとメチルブテ
ノールとを多孔質担体にしみこませ、これをポリエチレ
ンなどのプラスチックフィルムで包装したものが、また
同第2945655号明細書には同じ目的の薬剤をペースト状
基剤と混合し、これをプラスチックの袋の中に充てんし
た例が示されている。さらに特開昭59−13701号公報お
よび米国特許第4445641号明細書にはフェロモン物質を
しみこませた多孔質担体を、ポリエチレンなどの制御膜
で被覆し、フェロモン物質の外部への透過を制御したも
のが示されている。これらの製剤はいずれも放出の後半
において担持層に吸着されたまま放出されずに残留する
フェロモンロスが大きいという共通した欠点がある。
フェロモン物質を吸着剤に担持したり、またこれをポリ
マー担持層に混合して保持させたものが知られている。
すなち、米国特許第4017030号明細書には一端を開放し
た毛細管中にフェロモン物質を担持し、この開放端より
放出するようにしたものが示されている。これは製剤1
本当りのフェロモン担持量が極めて少ないため、寿命が
短いという欠点がある。また同第4160335号明細書には
フェロモンを混合したポリマー担持層からの放出量を制
御するため、担持層としてポリマーをラミネートした層
を用いたものが示されている。これには初期のフェロモ
ン放出速度が過大で、その後は経時的に低下するほか、
ポリマー担持層に吸着されたまま放出されずに残留する
フェロモンロスが大きいなどの欠点がある。一方ドイツ
連邦共和国特許第2832248号明細書には、キクイムシの
誘引剤として(S)−シス−ベルベノールとメチルブテ
ノールとを多孔質担体にしみこませ、これをポリエチレ
ンなどのプラスチックフィルムで包装したものが、また
同第2945655号明細書には同じ目的の薬剤をペースト状
基剤と混合し、これをプラスチックの袋の中に充てんし
た例が示されている。さらに特開昭59−13701号公報お
よび米国特許第4445641号明細書にはフェロモン物質を
しみこませた多孔質担体を、ポリエチレンなどの制御膜
で被覆し、フェロモン物質の外部への透過を制御したも
のが示されている。これらの製剤はいずれも放出の後半
において担持層に吸着されたまま放出されずに残留する
フェロモンロスが大きいという共通した欠点がある。
このようにフェロモン製剤として求められる重要な特
性は、フェロモン物質を長期にわたり均一な速度で放出
するとともに、吸着されたままで残留するフェロモンロ
スが少ないことである。この要求を充たす製剤形態とし
ては、液状のフェロモン物質を、これに対して適度の透
過性を有するバリヤー層を備えた容器中に封入したもの
である。このタイピの製剤についても多くの提案がなさ
れている。この第2のグループに属する先行技術は、A:
フェロモン物質をマイクロカプセル化したもの(米国特
許第2800457号、同第2800458号、同第3577515号各明細
書など)、B:フェロモン物質をポリエチレン細管中に封
入したもの(特開昭56−142202号、同57−9705号、同57
−45101号、同57−72904号、同57−156403号、同59−21
6802号、同60−215367号各公報など)、C:フェロモン物
質をシートあるいは袋状の高分子フィルムで包みこんだ
もの(Lournal of Economic Entomology,Vol.62,No.2,
(1969)p.517〜518)などに大別される。
性は、フェロモン物質を長期にわたり均一な速度で放出
するとともに、吸着されたままで残留するフェロモンロ
スが少ないことである。この要求を充たす製剤形態とし
ては、液状のフェロモン物質を、これに対して適度の透
過性を有するバリヤー層を備えた容器中に封入したもの
である。このタイピの製剤についても多くの提案がなさ
れている。この第2のグループに属する先行技術は、A:
フェロモン物質をマイクロカプセル化したもの(米国特
許第2800457号、同第2800458号、同第3577515号各明細
書など)、B:フェロモン物質をポリエチレン細管中に封
入したもの(特開昭56−142202号、同57−9705号、同57
−45101号、同57−72904号、同57−156403号、同59−21
6802号、同60−215367号各公報など)、C:フェロモン物
質をシートあるいは袋状の高分子フィルムで包みこんだ
もの(Lournal of Economic Entomology,Vol.62,No.2,
(1969)p.517〜518)などに大別される。
Aのタイプのものは、コストが高いこと、マイクロカ
プセル化に細してフェロモンの損失が少なくないこと、
表面積が大きいために放出速度が過大で寿命が短いこと
などの理由により、あまり利用されるに至っていない。
Bのタイプのものは、一般にポリエチレン製の肉厚のチ
ューブが使用され、また金属線を添えるなどして樹木へ
の係合性を改良するなどの工夫が図られている。このチ
ューブ状製剤は徐放性があり寿命が長いという利点があ
る反面、放出の後半に速度がやや低下する欠点のあるこ
とが報告されている(Jounal of Economic Entomology,
Vol.78,No.6,(1985)p.1431〜1436)。Cで示した文献
にはイラクサキンウワバ(Cabbage Looper)の性フェロ
モンであるZ−7−ドゼセニルアセテートを肉厚50〜15
0μmのポリエチレン製の3cm×5cm大の袋の中に砂と一
緒に封入し交信撹乱用製剤として使用する例が示されて
いる。これは放出速度が均一な反面、ポリエチレンのバ
リヤー性が不充分なために、その寿命が2週間程度しか
ないという欠点がある。
プセル化に細してフェロモンの損失が少なくないこと、
表面積が大きいために放出速度が過大で寿命が短いこと
などの理由により、あまり利用されるに至っていない。
Bのタイプのものは、一般にポリエチレン製の肉厚のチ
ューブが使用され、また金属線を添えるなどして樹木へ
の係合性を改良するなどの工夫が図られている。このチ
ューブ状製剤は徐放性があり寿命が長いという利点があ
る反面、放出の後半に速度がやや低下する欠点のあるこ
とが報告されている(Jounal of Economic Entomology,
Vol.78,No.6,(1985)p.1431〜1436)。Cで示した文献
にはイラクサキンウワバ(Cabbage Looper)の性フェロ
モンであるZ−7−ドゼセニルアセテートを肉厚50〜15
0μmのポリエチレン製の3cm×5cm大の袋の中に砂と一
緒に封入し交信撹乱用製剤として使用する例が示されて
いる。これは放出速度が均一な反面、ポリエチレンのバ
リヤー性が不充分なために、その寿命が2週間程度しか
ないという欠点がある。
上記のほか第3のグループとして、フェロモン物質以
外の、香料、忌避剤、殺虫剤などを対象として、これら
をシートあるいは袋状の高分子フィルムで包みこみ、こ
のフィルム層を透過させることにより、一定速度で放出
させるという提案も種々行なわれている(米国特許第33
43664号、同第3785556号、同第4161283号各明細書な
ど)。
外の、香料、忌避剤、殺虫剤などを対象として、これら
をシートあるいは袋状の高分子フィルムで包みこみ、こ
のフィルム層を透過させることにより、一定速度で放出
させるという提案も種々行なわれている(米国特許第33
43664号、同第3785556号、同第4161283号各明細書な
ど)。
(発明が解決しようとする課題) このようにフェロモン製剤としては多くのタイプがあ
るものの、40mg以上という多量の炭素数12〜20の不飽和
脂肪族の、エステル、アルデヒド、およびケトン化合物
からなるフェロモン物質を封入して交信撹乱防除の目的
で使用する例となると、前述のBおよびCのタイプのも
のだけとなる。これらのいずれの製剤においても、その
材質としてポリエチレンが選択されている。これは、こ
の材質のものがフェロモン物質に対して適度の親和性を
持ち、不活性で吸着量が少なく、フェロモン物質を封入
する際の熱融着性などの加工性に優れ、さらにはフェロ
モン製剤として使用する際の強度、耐水性に優れている
ことなどに起因している。
るものの、40mg以上という多量の炭素数12〜20の不飽和
脂肪族の、エステル、アルデヒド、およびケトン化合物
からなるフェロモン物質を封入して交信撹乱防除の目的
で使用する例となると、前述のBおよびCのタイプのも
のだけとなる。これらのいずれの製剤においても、その
材質としてポリエチレンが選択されている。これは、こ
の材質のものがフェロモン物質に対して適度の親和性を
持ち、不活性で吸着量が少なく、フェロモン物質を封入
する際の熱融着性などの加工性に優れ、さらにはフェロ
モン製剤として使用する際の強度、耐水性に優れている
ことなどに起因している。
しかしチューブタイプのものでは肉厚300μm以上の
ポリエチレン層を有するために2ヶ月以上にわたって放
出制御できるが、その後半において放出速度が低下する
という欠点があり、また袋状のものでは加工性の点から
使用する高分子フィルムは肉厚200μm以下の薄いもの
でなければならないという制約があり、このためポリエ
チレンだとバリヤー性が小さく寿命が短くなり、チュー
ブタイプのもののように2ヶ月以上にわたって放出制御
することができないという欠点を持つ。また気温が高く
て風が弱い場合、バリヤー層のポリエチレン壁中の透過
速度が速すぎ膜表面からの蒸発の方が間に合わず、膜表
面にフェロモンが浸出した状態(ベタベタ濡れている状
態)となり、ゴミやホコリがくっつき、このため著しく
性能を落とすという欠点があった。
ポリエチレン層を有するために2ヶ月以上にわたって放
出制御できるが、その後半において放出速度が低下する
という欠点があり、また袋状のものでは加工性の点から
使用する高分子フィルムは肉厚200μm以下の薄いもの
でなければならないという制約があり、このためポリエ
チレンだとバリヤー性が小さく寿命が短くなり、チュー
ブタイプのもののように2ヶ月以上にわたって放出制御
することができないという欠点を持つ。また気温が高く
て風が弱い場合、バリヤー層のポリエチレン壁中の透過
速度が速すぎ膜表面からの蒸発の方が間に合わず、膜表
面にフェロモンが浸出した状態(ベタベタ濡れている状
態)となり、ゴミやホコリがくっつき、このため著しく
性能を落とすという欠点があった。
したがって、200μm以下の薄い高分子フィルムをバ
リヤーとしたフェロモン製剤で2ヵ月以上にわたって放
出制御し、かつ表面のベタツキなどのない高性能の製剤
はこれまで知られていない。
リヤーとしたフェロモン製剤で2ヵ月以上にわたって放
出制御し、かつ表面のベタツキなどのない高性能の製剤
はこれまで知られていない。
本発明者らは、炭素数12〜20の不飽和脂肪族の、アセ
テート、アルデヒド、またはケトン化合物からなる性フ
ェロモン物質を、一製剤当たり40mg以上という多量に内
蔵できる徐放性製剤について検討した結果、従来のチュ
ーブタイプや袋状の製剤での欠点を解決し、優れた徐放
性を有する製剤を見出すことに成功した。
テート、アルデヒド、またはケトン化合物からなる性フ
ェロモン物質を、一製剤当たり40mg以上という多量に内
蔵できる徐放性製剤について検討した結果、従来のチュ
ーブタイプや袋状の製剤での欠点を解決し、優れた徐放
性を有する製剤を見出すことに成功した。
(課題を解決するための手段) 本発明による徐放性フェロモン製剤は、 1)中間層が、厚さ4〜20μmのポリ塩化ビニリデンま
たはその共重合体からなり、 2)両側の1または2以上の層が、その合計の厚さで10
〜196μmの、ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリル酸エステルおよびその共重合体、ポリメタクリル
酸エステルおよびその共重合体、セルロースエステル
類、並びにセルロースエーテル類からなる群から選択さ
れる同種または異種のポリマーからなる、 総厚が20〜200μmのラミネートフィルムを少なくと
も一方の面に有する袋内に、液状のフェロモン物質を封
入してなるものとしたことを要旨とするものである。
たはその共重合体からなり、 2)両側の1または2以上の層が、その合計の厚さで10
〜196μmの、ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリル酸エステルおよびその共重合体、ポリメタクリル
酸エステルおよびその共重合体、セルロースエステル
類、並びにセルロースエーテル類からなる群から選択さ
れる同種または異種のポリマーからなる、 総厚が20〜200μmのラミネートフィルムを少なくと
も一方の面に有する袋内に、液状のフェロモン物質を封
入してなるものとしたことを要旨とするものである。
すなわち、本発明によるフェロモン製剤は、ポリ塩化
ビニリデンまたはその共重合体からなる中間層と、これ
と異なる特性を有する両側の1または2以上のポリマー
層とからなるラミネートフィルムを包装材として使用し
たことによって、優れた徐放性を発揮するもので、以下
その詳細を添付した図面に基いて説明する。
ビニリデンまたはその共重合体からなる中間層と、これ
と異なる特性を有する両側の1または2以上のポリマー
層とからなるラミネートフィルムを包装材として使用し
たことによって、優れた徐放性を発揮するもので、以下
その詳細を添付した図面に基いて説明する。
第1図において、1で概括的に示したものが本発明に
係わる徐放性フェロモン製剤である。2はラミネートフ
ィルム3の左右両縁部4を接合させて形成した袋であ
り、5は袋2の内部に封入された液状のフェロモン物質
である。このラミネートフィルム3は、第2〜5図に詳
細に示すように、ポリ塩化ビニリデンまたはその共重合
体からなる中間層Aと、これと異なる特性を有する両側
の1または2以上のポリマー層B1、B2……とから構成さ
れている。A層とポリマーの種類の異なるB層(B1、B2
……)との配列は、例えばB1−A−B2の順の3層ラミネ
ート(第2図)、B1−A−B2−B3の順の4層ラミネート
(第3図)、B1−B2−A−B3の順の4層ラミネート(第
4図)、B1−B2−A−B2−B1の順の5層ラミネート(第
5図)など各種の組合せで任意に選択することができ
る。
係わる徐放性フェロモン製剤である。2はラミネートフ
ィルム3の左右両縁部4を接合させて形成した袋であ
り、5は袋2の内部に封入された液状のフェロモン物質
である。このラミネートフィルム3は、第2〜5図に詳
細に示すように、ポリ塩化ビニリデンまたはその共重合
体からなる中間層Aと、これと異なる特性を有する両側
の1または2以上のポリマー層B1、B2……とから構成さ
れている。A層とポリマーの種類の異なるB層(B1、B2
……)との配列は、例えばB1−A−B2の順の3層ラミネ
ート(第2図)、B1−A−B2−B3の順の4層ラミネート
(第3図)、B1−B2−A−B3の順の4層ラミネート(第
4図)、B1−B2−A−B2−B1の順の5層ラミネート(第
5図)など各種の組合せで任意に選択することができ
る。
本製剤においては、このラミネートフィルムに厚さが
4〜20μmのポリ塩化ビニリデンおよびその共重合体の
層(上記A層)を中間層として介在させたことにより、
従来の袋状ディスペンサーにおけるフェロモン透過のバ
リアー性が小さく、放出制御できる期間が短いという欠
点と、気温が高くて風が弱い場合、バリアー層のポリマ
ー中の透過速度が速すぎて膜表面からの蒸発が間にあわ
ず膜表面にフェロモンが浸出した状態(表面のベタツ
キ)となってゴミやホコリがくっつき、このため性能を
落すという欠点があったのを改善した。ここで、この層
の厚さが20μmを超えると、バリアー性が大きすぎてフ
ェロモンの放出速度が遅くなりすぎ、また4μm未満で
はバリアー性が不足する。なお、ここでポリ塩化ビニリ
デンの共重合体とは、ポリマー中に少なくとも塩化ビニ
リデンを50%以上含有し、その残部が塩化ビニル、アク
リル酸、アクリル酸エステル、酢酸ビニル、アクリルニ
トリルなどからなるものである。
4〜20μmのポリ塩化ビニリデンおよびその共重合体の
層(上記A層)を中間層として介在させたことにより、
従来の袋状ディスペンサーにおけるフェロモン透過のバ
リアー性が小さく、放出制御できる期間が短いという欠
点と、気温が高くて風が弱い場合、バリアー層のポリマ
ー中の透過速度が速すぎて膜表面からの蒸発が間にあわ
ず膜表面にフェロモンが浸出した状態(表面のベタツ
キ)となってゴミやホコリがくっつき、このため性能を
落すという欠点があったのを改善した。ここで、この層
の厚さが20μmを超えると、バリアー性が大きすぎてフ
ェロモンの放出速度が遅くなりすぎ、また4μm未満で
はバリアー性が不足する。なお、ここでポリ塩化ビニリ
デンの共重合体とは、ポリマー中に少なくとも塩化ビニ
リデンを50%以上含有し、その残部が塩化ビニル、アク
リル酸、アクリル酸エステル、酢酸ビニル、アクリルニ
トリルなどからなるものである。
本発明の製剤における両側の1または2以上の層(上
記B層)は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ
オレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化
ビニルおよびその共重合体、ポリアクリル酸エステルお
よびその共重合体、ポリメタクリル酸エステルおよびそ
の共重合体、セルロースエステル類、並びにエチルセル
ロースなどのセルロースエーテル類からなる群から選択
される、同種または異種のポリマーからなるもので、こ
の層は前述したポリ塩化ビニルデンおよびその共重合体
からなる層(A層)程にはバリアー性がなくフェロモン
を透過し易い。このB層を設けたことにより、厚さが4
〜20μmのA層では機械的強度が低くて使用に耐えない
という欠点を解決させるほか、この層はフェロモンとの
親和性が高いので気温や風速などの外界の変化に適応し
緩衝的な機能を果たし、気象条件の変化に伴う袋表面の
ベタツキを解消する効果があり、さらにこの層を内側に
使用すると、ラミネートフィルムの熱シール性を向上す
る利点がある。したがって、この層は第2〜5図に示す
ようにA層の内外両側に同種または異種の1または2以
上の層として設けられ、その合計の厚さは10〜196μm
であることが必要となる。
記B層)は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ
オレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化
ビニルおよびその共重合体、ポリアクリル酸エステルお
よびその共重合体、ポリメタクリル酸エステルおよびそ
の共重合体、セルロースエステル類、並びにエチルセル
ロースなどのセルロースエーテル類からなる群から選択
される、同種または異種のポリマーからなるもので、こ
の層は前述したポリ塩化ビニルデンおよびその共重合体
からなる層(A層)程にはバリアー性がなくフェロモン
を透過し易い。このB層を設けたことにより、厚さが4
〜20μmのA層では機械的強度が低くて使用に耐えない
という欠点を解決させるほか、この層はフェロモンとの
親和性が高いので気温や風速などの外界の変化に適応し
緩衝的な機能を果たし、気象条件の変化に伴う袋表面の
ベタツキを解消する効果があり、さらにこの層を内側に
使用すると、ラミネートフィルムの熱シール性を向上す
る利点がある。したがって、この層は第2〜5図に示す
ようにA層の内外両側に同種または異種の1または2以
上の層として設けられ、その合計の厚さは10〜196μm
であることが必要となる。
このようなラミネートフィルムのより具体的な例とし
て、第2図に示すように、外側層に厚さが10〜100μm
の、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン、またはエチレン−酢酸ビニル共重合体を、中間層に
厚さが4〜20μmのポリ塩化ビニルデンおよびその共重
合体を、また内側層に厚さが5〜100μmの、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体などの熱シールが可能でフェロモン
を比較的よく透過するポリマーを用いることができる。
この場合、外側の層の厚さが10μm未満ではその機能が
低くなり、また100μmを超えると袋にするときの加工
性が劣るので好ましくない。この内側層は熱シールを付
与するだけでなく、中間層の強度向上、安定化に寄与し
ている。この厚さも5μm未満ではこの効果が小さくな
り、100μmを超えると袋にするときの加工性に劣る欠
点がある。
て、第2図に示すように、外側層に厚さが10〜100μm
の、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン、またはエチレン−酢酸ビニル共重合体を、中間層に
厚さが4〜20μmのポリ塩化ビニルデンおよびその共重
合体を、また内側層に厚さが5〜100μmの、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体などの熱シールが可能でフェロモン
を比較的よく透過するポリマーを用いることができる。
この場合、外側の層の厚さが10μm未満ではその機能が
低くなり、また100μmを超えると袋にするときの加工
性が劣るので好ましくない。この内側層は熱シールを付
与するだけでなく、中間層の強度向上、安定化に寄与し
ている。この厚さも5μm未満ではこの効果が小さくな
り、100μmを超えると袋にするときの加工性に劣る欠
点がある。
このラミネートフィルムの全体の厚さは、20〜200μ
mであることが必要とされる。これは厚さが200μmを
超えると加工性が落ちるだけでなく、袋状製剤の大きな
メリットである放出速度の均一性が保持できなくなるた
めであり、またこれが20μm未満では製剤の強度が弱す
ぎて性能が低下する。
mであることが必要とされる。これは厚さが200μmを
超えると加工性が落ちるだけでなく、袋状製剤の大きな
メリットである放出速度の均一性が保持できなくなるた
めであり、またこれが20μm未満では製剤の強度が弱す
ぎて性能が低下する。
なお、上記のA、B両層を構成する各重合体には必要
に応じて紫外線吸収剤、可塑剤、安定剤、安定化助剤、
加工助剤、滑剤、およびその他の添加剤を添加配合して
もよい。
に応じて紫外線吸収剤、可塑剤、安定剤、安定化助剤、
加工助剤、滑剤、およびその他の添加剤を添加配合して
もよい。
フェロモン物質はこのラミネートフィルムを透過して
外部に放出されるが、その速度は袋の表面積にも依存
し、これが大きいほどその速度も大きくなる。このため
袋のシール部分を除いたラミネートフィルム部分の実表
面積は100〜2000mm2になるように、その大きさを決める
ことが必要となる。
外部に放出されるが、その速度は袋の表面積にも依存
し、これが大きいほどその速度も大きくなる。このため
袋のシール部分を除いたラミネートフィルム部分の実表
面積は100〜2000mm2になるように、その大きさを決める
ことが必要となる。
袋の形状は2枚のラミネートフィルムのそれぞれの縁
部(または二つ折りした1枚のラミネートフィルムの両
縁部)を互いに接合させた、四方シール袋、三方シール
袋、ピロー包装袋、スティック包装袋などのほか、第6
図にその一部を示すように、一方の面をラミネートフィ
ルム3で、他方の面をフェロモン物質の透過しない材質
のフィルム9で構成した四方シール袋としてもよい。こ
の四方シール袋においては、実表面積に対して袋の内容
量を大きくできるので、とくに実表面積を小さく設計す
る必要のある場合にフェロモン物質の封入を容易にする
という利点が与えられる。
部(または二つ折りした1枚のラミネートフィルムの両
縁部)を互いに接合させた、四方シール袋、三方シール
袋、ピロー包装袋、スティック包装袋などのほか、第6
図にその一部を示すように、一方の面をラミネートフィ
ルム3で、他方の面をフェロモン物質の透過しない材質
のフィルム9で構成した四方シール袋としてもよい。こ
の四方シール袋においては、実表面積に対して袋の内容
量を大きくできるので、とくに実表面積を小さく設計す
る必要のある場合にフェロモン物質の封入を容易にする
という利点が与えられる。
このフェロモン物質を透過しない材質のフィルムとし
ては、アルミニウムなどの金属はく、セロファン、ポリ
ビニルアルコール、厚さ20μm以上のナイロンおよびポ
リエチレンテレフタレートなどが挙げられ、さらにこれ
らと熱融着性を有するポリマー、例えばポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などとのラミネートフィ
ルムが使用できる。なお、これらのラミネートフィルム
は接着剤による接着、もしくは共押出し成形などの常法
によって作ることができる。
ては、アルミニウムなどの金属はく、セロファン、ポリ
ビニルアルコール、厚さ20μm以上のナイロンおよびポ
リエチレンテレフタレートなどが挙げられ、さらにこれ
らと熱融着性を有するポリマー、例えばポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などとのラミネートフィ
ルムが使用できる。なお、これらのラミネートフィルム
は接着剤による接着、もしくは共押出し成形などの常法
によって作ることができる。
袋2内に封入される液状のフェロモン物質5は、リン
ジ目害虫の性フェロモン物質として知られている炭素数
12〜20の不飽和脂肪族の、炭化水素、アセテート、アル
デヒド、またはケトン化合物で、これにはZ−9−トリ
コセン、14−メチル−1−オクタデセンのような炭化水
素化合物、E−5−デセニルアセテート、E−4−トリ
デセニルアセテート、n−ドデセニルアセテート、Z−
7−ドデセニルアセテート、Z−8−ドデセニルアセテ
ート、Z−9−ドデセニルアセテート、E−9−ドデセ
ニルアセテート、11−ドデセニルアセテート、E,Z−7,9
−ドデカジエニルアセテート、Z−7−テトラデセニル
アセテート、Z−9−テトラデセニルアセテート、Z−
11−テトラデセニルアセテート、Z−11−ヘキサデセニ
ルアセテート、E,Z−3,13−オクタデカジエニルアセテ
ート、E,Z−2,13−オクタデカジエニルアセテート、Z,Z
−3,13−オクタデカジエニルアセテート、Z,E−9,11−
テトラデカジエニルアセテート、Z,E−9,12−テトラデ
カジエニルアセテート、Z,Z/E−7,11−ヘキサデカジエ
ニルアセテートなどのアセテート化合物、Z−7−テト
ラデセナール、Z−9−テトラデセナール、Z−11−テ
トラデセナール、Z−7−ヘキサデセナール、Z−9−
ヘキサデセナール、Z−11−ヘキサデセナール、n−ヘ
キサデカナール、Z,Z−11,13−ヘキサデカジエナール、
Z−13−オクタデセナールなどのアルデヒド化合物、Z
−13−イコセン−10−オンなどのケトン化合物、および
これらの混合物、並びにこれらを主成分とする混合物が
挙げら、これらは必要に応じて各種の酸化防止剤、紫外
線吸収剤などを添加混合してもよい。
ジ目害虫の性フェロモン物質として知られている炭素数
12〜20の不飽和脂肪族の、炭化水素、アセテート、アル
デヒド、またはケトン化合物で、これにはZ−9−トリ
コセン、14−メチル−1−オクタデセンのような炭化水
素化合物、E−5−デセニルアセテート、E−4−トリ
デセニルアセテート、n−ドデセニルアセテート、Z−
7−ドデセニルアセテート、Z−8−ドデセニルアセテ
ート、Z−9−ドデセニルアセテート、E−9−ドデセ
ニルアセテート、11−ドデセニルアセテート、E,Z−7,9
−ドデカジエニルアセテート、Z−7−テトラデセニル
アセテート、Z−9−テトラデセニルアセテート、Z−
11−テトラデセニルアセテート、Z−11−ヘキサデセニ
ルアセテート、E,Z−3,13−オクタデカジエニルアセテ
ート、E,Z−2,13−オクタデカジエニルアセテート、Z,Z
−3,13−オクタデカジエニルアセテート、Z,E−9,11−
テトラデカジエニルアセテート、Z,E−9,12−テトラデ
カジエニルアセテート、Z,Z/E−7,11−ヘキサデカジエ
ニルアセテートなどのアセテート化合物、Z−7−テト
ラデセナール、Z−9−テトラデセナール、Z−11−テ
トラデセナール、Z−7−ヘキサデセナール、Z−9−
ヘキサデセナール、Z−11−ヘキサデセナール、n−ヘ
キサデカナール、Z,Z−11,13−ヘキサデカジエナール、
Z−13−オクタデセナールなどのアルデヒド化合物、Z
−13−イコセン−10−オンなどのケトン化合物、および
これらの混合物、並びにこれらを主成分とする混合物が
挙げら、これらは必要に応じて各種の酸化防止剤、紫外
線吸収剤などを添加混合してもよい。
図示したラミネートフィルム3からの製袋、この袋2
内へのフェロモン物質5の注入・封止、および個別の製
剤にするための切断は、汎用の充てん包装機を利用する
ことができ、そのシール方法としては、ヒートシール
法、インパルスシール法、超音波シール法などが好まし
い。
内へのフェロモン物質5の注入・封止、および個別の製
剤にするための切断は、汎用の充てん包装機を利用する
ことができ、そのシール方法としては、ヒートシール
法、インパルスシール法、超音波シール法などが好まし
い。
また、袋の外表面にあらかじめ前述したフェロモン物
質が透過しない材質からなるフィルムを設けておき、旋
用時にこれを剥がして使用することもできる。
質が透過しない材質からなるフィルムを設けておき、旋
用時にこれを剥がして使用することもできる。
(実施例) 以下、本発明の具体的態様を実施例および比較例によ
り説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。
り説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。
実施例 1. 中間層に厚さ9μmのポリ塩化ビニリデン、その内外
両側層に厚さ27μmの低密度ポリエチレンを用いた、全
体の厚さが63μmの3層ラミネートフィルムを、互いに
その四辺で熱シールして、内のりが20mm×30mmの大きさ
でシール部分を除く表面積が1200mm2の袋にし、その中
にワタアカミムシの性フェロモンであるZ,Z/E−7,11−
ヘキサデカジエニルアセテートを80mg封入した。
両側層に厚さ27μmの低密度ポリエチレンを用いた、全
体の厚さが63μmの3層ラミネートフィルムを、互いに
その四辺で熱シールして、内のりが20mm×30mmの大きさ
でシール部分を除く表面積が1200mm2の袋にし、その中
にワタアカミムシの性フェロモンであるZ,Z/E−7,11−
ヘキサデカジエニルアセテートを80mg封入した。
この徐放性製剤を気温30℃、風速0.5m/秒の条件下に
放置して上記フェロモン物質の放出速度の経時変化を測
定したところ、この徐放性製剤は0.5mg/日の均一な放出
を120日以上維持し、この間フェロモン物質の袋外表面
への浸出が見られず、良好な結果が得られた。
放置して上記フェロモン物質の放出速度の経時変化を測
定したところ、この徐放性製剤は0.5mg/日の均一な放出
を120日以上維持し、この間フェロモン物質の袋外表面
への浸出が見られず、良好な結果が得られた。
比較例 1. 袋の材料として実施例1の3層のラミネートフィルム
に代えて厚さ60μmの低密度ポリエチレンモノフィルム
を用い、実施例1と同様に製袋しフェロモン物質を封入
ち、同一の条件下に放置して放出速度を測定したとこ
ろ、フロモンの表面浸出が速く製剤の表面に液層を形成
し徐放性製剤として好ましくなかった。
に代えて厚さ60μmの低密度ポリエチレンモノフィルム
を用い、実施例1と同様に製袋しフェロモン物質を封入
ち、同一の条件下に放置して放出速度を測定したとこ
ろ、フロモンの表面浸出が速く製剤の表面に液層を形成
し徐放性製剤として好ましくなかった。
比較例 2. 袋の材料として実施例1の3層のラミネートフィルム
に代えて厚さ9μmのポリ塩化ビニリデンモノフィルム
を用いたほかは、実施例1と同様に、製袋し、フェロモ
ン物質を封入し、同一の条件下に放置して放出速度を測
定したところ、この製剤は0.5kg/日の均一な放出を維持
し、この間フェロモン物質の袋外表面への浸出も少なか
ったが、製剤としての強度が低かったため、取扱時に破
れたりして実用的ではなかった。
に代えて厚さ9μmのポリ塩化ビニリデンモノフィルム
を用いたほかは、実施例1と同様に、製袋し、フェロモ
ン物質を封入し、同一の条件下に放置して放出速度を測
定したところ、この製剤は0.5kg/日の均一な放出を維持
し、この間フェロモン物質の袋外表面への浸出も少なか
ったが、製剤としての強度が低かったため、取扱時に破
れたりして実用的ではなかった。
比較例 3. 袋の材料として、中間層が厚さ30μmのポリ塩化ビニ
リデン、その内外両側層が厚さ30μmの低密度ポリエチ
レンである、全体の厚さが90μmの3層ラミネートフィ
ルムを用いたほかは、実施例1と同様に製袋しフェロモ
ン物質を封入し、同一の条件下に放置して放出速度を測
定したところ、極めて放出速度が遅く、フェロモン製剤
としての実用性に乏しかった。
リデン、その内外両側層が厚さ30μmの低密度ポリエチ
レンである、全体の厚さが90μmの3層ラミネートフィ
ルムを用いたほかは、実施例1と同様に製袋しフェロモ
ン物質を封入し、同一の条件下に放置して放出速度を測
定したところ、極めて放出速度が遅く、フェロモン製剤
としての実用性に乏しかった。
実施例 2. 袋の材料として、外側層が厚さ10μmのポリプロピレ
ン、中間層が厚さ4μmのポリ塩化ビニリデン、内側層
が厚さ10μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体で、全体
の厚さが24μmの3層ラミネートフィルムを用いたほか
は、実施例1と同様に製袋し、フェロモン物質を封入
し、同一の条件下に放置して放出速度を測定したとこ
ろ、この徐放性製剤は0.7mg/日の均一な放出を100日以
上維持し、この間フェロモン物質の袋外表面への浸出は
なく、良好な結果が得られた。
ン、中間層が厚さ4μmのポリ塩化ビニリデン、内側層
が厚さ10μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体で、全体
の厚さが24μmの3層ラミネートフィルムを用いたほか
は、実施例1と同様に製袋し、フェロモン物質を封入
し、同一の条件下に放置して放出速度を測定したとこ
ろ、この徐放性製剤は0.7mg/日の均一な放出を100日以
上維持し、この間フェロモン物質の袋外表面への浸出は
なく、良好な結果が得られた。
比較例 4. 袋の材料として、外側層が厚さ5μmのポリ塩化ビニ
リデン、内側層が厚さ30μmの酢酸ビニルを12重量%含
むエチレン−酢酸ビニル共重合体で、全体の厚さが35μ
mの2層ラミネートフィルムを用いたほかは、実施例1
と同様に製袋しフェロモン物質を封入し、同一の条件下
に放置して放出速度を測定したところ、この徐放性製剤
は0.7mg/日の均一な放出を100日以上維持し、この間フ
ェロモン物質の袋外表面への浸出はなく、良好な結果が
得られたが、風雨や気温の変化により強度が低下した。
リデン、内側層が厚さ30μmの酢酸ビニルを12重量%含
むエチレン−酢酸ビニル共重合体で、全体の厚さが35μ
mの2層ラミネートフィルムを用いたほかは、実施例1
と同様に製袋しフェロモン物質を封入し、同一の条件下
に放置して放出速度を測定したところ、この徐放性製剤
は0.7mg/日の均一な放出を100日以上維持し、この間フ
ェロモン物質の袋外表面への浸出はなく、良好な結果が
得られたが、風雨や気温の変化により強度が低下した。
実施例 3〜11 次表に示すフィルム材料に、フェロモン物質を80mgず
つ封入して、各種の形状の袋状のフェロモン製剤を得
た。これを実施例1と同じ条件下で放出速度を測定する
と共に袋の強度や表面状態の観察を行った。各製剤共60
日以上にわたって表に併記した値の均一な放出速度を示
し、表面にベタツキなどの浸出は全く見られず、強度も
充分にあり、良好な結果を示した。なお、表中のフィル
ム材料およびフェロモン物質についての略記号の内容は
下記の通りである。
つ封入して、各種の形状の袋状のフェロモン製剤を得
た。これを実施例1と同じ条件下で放出速度を測定する
と共に袋の強度や表面状態の観察を行った。各製剤共60
日以上にわたって表に併記した値の均一な放出速度を示
し、表面にベタツキなどの浸出は全く見られず、強度も
充分にあり、良好な結果を示した。なお、表中のフィル
ム材料およびフェロモン物質についての略記号の内容は
下記の通りである。
(フィルム材料) A1:ポリ塩化ビニリデン A2:塩化ビニリデン−塩化ビニル(8:2)の共重合体 B1:低密度ポリエチレン B2:高密度ポリエチレン B3:ポロプロピレン B4:ポリ塩化ビニル B5:ポリアクリル酸メチル B6:セルロースアセテート (以下第8図のフェロモン不透過層9に使用) PET−PE:ポリエチレンテレフタレートと低密度ポリエチ
レンのラミネート AL−PE:アルミニウムと低密度ポリエチレンのラミネー
ト (フェロモン物質) HDDA:Z,Z/E−7,11−ヘキサデカジエニルアセテート TDA:Z−11−テトラデセニルアセテート ICN:Z−13−イコセン−10−オン HDAL:Z−11−ヘキサデセナール DDA:Z−8−ドデセニルアセテート ラミネートフィルムの表記はフィルムの種類と(厚
さ)を外側層よりの順で示す。
レンのラミネート AL−PE:アルミニウムと低密度ポリエチレンのラミネー
ト (フェロモン物質) HDDA:Z,Z/E−7,11−ヘキサデカジエニルアセテート TDA:Z−11−テトラデセニルアセテート ICN:Z−13−イコセン−10−オン HDAL:Z−11−ヘキサデセナール DDA:Z−8−ドデセニルアセテート ラミネートフィルムの表記はフィルムの種類と(厚
さ)を外側層よりの順で示す。
(発明の効果) 本発明の徐放性フェロモン製剤によれば、 製剤1個当りのフェロモン物質の封入量を長期間にわ
たって放出できる40mg以上のものにすることができる。
たって放出できる40mg以上のものにすることができる。
バリヤー壁の内面が常に均一に液状のフェロモン物質
に濡れるため、経時的な放出速度の変化がなく、フェロ
モンの袋表面への液の浸出がなく、2ヶ月以上の長期間
にわたって均一な放出が維持できる。
に濡れるため、経時的な放出速度の変化がなく、フェロ
モンの袋表面への液の浸出がなく、2ヶ月以上の長期間
にわたって均一な放出が維持できる。
加工性に優れ、容易に経済的に製袋することができ
る。
る。
フェロモン物質の担持層がないため放出後吸着された
ままで残留することによるフェロモン物質のロスが小さ
いという、交信撹乱用徐放性製剤としての重要な性能が
付与される。
ままで残留することによるフェロモン物質のロスが小さ
いという、交信撹乱用徐放性製剤としての重要な性能が
付与される。
図面はいずれも本発明の徐放性フェロモン製剤に係わる
もので、第1図はその断面説明図、第2〜6図はそれぞ
れ異なる実施態様についての部分拡大断面説明図であ
る。 (主要な符号の説明) 2……袋、3……ラミネートフィルム、 5……フェロモン物質、 A……一つの層、 B……他の1または2以上の層。
もので、第1図はその断面説明図、第2〜6図はそれぞ
れ異なる実施態様についての部分拡大断面説明図であ
る。 (主要な符号の説明) 2……袋、3……ラミネートフィルム、 5……フェロモン物質、 A……一つの層、 B……他の1または2以上の層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名倉 茂広 新潟県中頚城郡頚城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭56−115356(JP,A) 特開 昭56−83405(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】1)中間の層が厚さ4〜20μmのポリ塩化
ビニリデンまたはその共重合体、 2)両側の1または2以上の層が、その合計の厚さで10
〜196μmの、ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリル酸エステルおよびその共重合体、ポリメタクリル
酸エステルおよびその共重合体、セルロースエステル類
並びにセルロースエーテル類からなる群から選択される
同種または異種のポリマーである、 総厚が20〜200μmのラミネートフィルムを少なくとも
一方の面に有する袋内に、液状のフェロモン物質を封入
してなる徐放性フェロモン製剤。 - 【請求項2】両側の層の内、 1)外側の層が厚さ10〜100μmのポリオレフィンまた
はエチレン−酢酸ビニル共重合体であり、 2)内側の層が厚さ5〜100μmのポリオレフィン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニルおよび塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなる群から選択され
るポリマーである、 請求項1記載の徐放性フェロモン製剤。 - 【請求項3】袋が、放出実表面積で100〜2000mm2のラミ
ネートフィルム面を備えてなる請求項1記載の徐放性フ
ェロモン製剤。 - 【請求項4】液状のフェロモン物質が、炭素数12〜20の
不飽和脂肪族の、炭化水素、アセテート、アルデヒドま
たはケトン化合物である請求項1記載の徐放性フェロモ
ン製剤。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63245417A JPH0818927B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-09-29 | 徐放性フェロモン製剤 |
| DE68911027T DE68911027T2 (de) | 1988-05-13 | 1989-05-11 | Pheromondispenser mit verlängerter Freisetzung. |
| EP89401321A EP0342126B1 (en) | 1988-05-13 | 1989-05-11 | Sustained-release pheromone dispenser |
| US07/351,200 US4923119A (en) | 1988-05-13 | 1989-05-12 | Sustained-release pheromone dispenser |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11665088 | 1988-05-13 | ||
| JP63-116650 | 1988-05-13 | ||
| JP63245417A JPH0818927B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-09-29 | 徐放性フェロモン製剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0249702A JPH0249702A (ja) | 1990-02-20 |
| JPH0818927B2 true JPH0818927B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=26454945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63245417A Expired - Fee Related JPH0818927B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-09-29 | 徐放性フェロモン製剤 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4923119A (ja) |
| EP (1) | EP0342126B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0818927B2 (ja) |
| DE (1) | DE68911027T2 (ja) |
Families Citing this family (46)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2851120B2 (ja) * | 1989-04-25 | 1999-01-27 | 日本たばこ産業株式会社 | ヒラタコクヌストモドキのための誘引剤 |
| US5082636A (en) * | 1989-10-04 | 1992-01-21 | H. W. Andersen Products, Inc. | Maintaining relative humidity in gas sterilizers and humidifying device for use with gas sterilizers |
| US5503839A (en) * | 1991-10-16 | 1996-04-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for the preparation of a sustained-release dispenser of sex pheromone of pest insects |
| DE4136212A1 (de) * | 1991-11-02 | 1993-05-06 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen, De | Dispenser zur kontrollierten freisetzung von pheromonen |
| JPH0665007A (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-08 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法 |
| US5750129A (en) * | 1992-08-28 | 1998-05-12 | Phero Tech Inc. | Composite polymer matrices for controlled release of semiochemicals |
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