JPH08189940A - ディジタル測定器 - Google Patents

ディジタル測定器

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JPH08189940A
JPH08189940A JP7001138A JP113895A JPH08189940A JP H08189940 A JPH08189940 A JP H08189940A JP 7001138 A JP7001138 A JP 7001138A JP 113895 A JP113895 A JP 113895A JP H08189940 A JPH08189940 A JP H08189940A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続測定中にゼロ点とゲインの変動を補正
し、もって回路校正素子を安価な汎用品に置き換えるこ
とのできる測定器を実現することを目的にする。 【構成】 被測定入力とゼロ点電位及び基準電圧を夫々
プリアンプに供給する第1,第2及び第3のスイッチ、
前記プリアンプの出力をディジタル信号に変換するA/
D変換器、このA/D変換器の出力が取り込まれるマイ
クロプロセッサ、このマイクロプロセッサを介して得ら
れる測定値を表示する表示器を備え、測定サイクルの1
つのサイクルにおいては前記第1と第2のスイッチをオ
ン,第3のスイッチをオフにすると共に次のサイクルに
おいては第1と第3のスイッチをオン,第2のスイッチ
をオフにし、スイッチがオフのサイクルにおいては前の
サイクルでのそのスイッチを介して得られた測定値を用
いることにより、被測定入力の連続測定中においてゼロ
点及びゲインの変動を補正するように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続測定中にゼロ点と
ゲインの変動の補正を自動的に行うことのできるディジ
タル測定器に関するのである。
【0002】
【従来の技術】ゼロ点を自動的に補正するようにした従
来のディジタル測定器の一例を図6に示す。図におい
て、1は被測定の電圧源で、Hi側端子2とLo側端子
3の間に接続されている。4,5は相補性のスイッチ
で、スイッチ4は端子2とプリアンプ6との間に接続さ
れ、スイッチ5はプリアンプ6の入力端とコモンの間に
接続されている。7は基準電圧源8を備え、プリアンプ
6の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器、9
はマイクロプロセッサ(以下CPUと言う)、10は表
示部である。スイッチ4,5のオン・オフはCPU9に
より制御される。
【0003】このような構成において、図7にそのタイ
ミングチャートを示すようにスイッチ4とスイッチ5は
交互にオン・オフされ、これにより被測定電圧1とコモ
ン電位は夫々プリアンプ6を介してA/D変換器に加え
られて基準電圧8を基準にしてディジタル信号に変換さ
れる。両変換信号は夫々CPU9に取り込まれて両信号
の差が求められ、表示器10でその値が表示される。こ
の表示値はプリアンプ6とA/D変換器7のゼロ点の変
動がキャンセルされたもので、このような動作は一般に
オートゼロ機能として知られている。
【0004】しかし、このようなオートゼロ機能では (1)ゼロ点の変動は補正できるが、プリアンプ6のゲイ
ン変動は補正できない。 (2)その結果、図6の装置ではゲインの変動を抑える必
要があるが、その為にプリアンプ6とA/D変換器7と
いったキーパーツには経時変化或いは温度係数の小さい
ものが必要となる。
【0005】一方、図8に示す如く、ゼロ点変動の補正
とゲイン変動を共に補正できる装置も知られている。な
お、以下の図においては全て図6と同一構成要素には図
6と同一符号を付し、それらの再説明は省略する。図8
において、11はスイッチである。A/D変換器7の基
準電圧源8がこのスイッチ11を介してプリアンプ6に
加えられるようになっている。このような構成の測定器
においては、図6で説明したようにスイッチ4と5を切
り換えることによりゼロ点の変動をキャンセルしながら
測定を行なう。ゲイン変動の自己校正を行うときはスイ
ッチ4と5をオフにすると共に、スイッチ11をオンに
して基準電圧8をプリアンプ6を介してA/D変換器7
に加えてその基準電圧の値を測定する。これにより、プ
リアンプ6とA/D変換器7等のゲイン変動が補正され
る。従って、ゲイン変動は基準電圧8の変動分だけとな
り、自己校正後の測定確信は高くなる。
【0006】このようなディジタル測定器はゲイン変動
の自己校正はできるが、 (1)その校正は通常測定と独立して行われるので、オー
トサンプリングで連続測定中は自己校正ができない。 (2)その為、キーパーツは経時変化或いは温度係数の小
さいものが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の測定器が有する上記のような欠点を除去し、連続測定
中にゼロ点とゲインの変動を補正し、もって回路構成素
子を安価な汎用品に置き換えることのできる装置を実現
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定入力と
ゼロ点電位及び基準電圧を夫々プリアンプに供給する第
1,第2及び第3のスイッチ、前記プリアンプの出力を
ディジタル信号に変換するA/D変換器、このA/D変
換器の出力が取り込まれるマイクロプロセッサ、このマ
イクロプロセッサを介して得られる測定値を表示する表
示器を備え、測定サイクルの1つのサイクルにおいては
前記第1と第2のスイッチをオン,第3のスイッチをオ
フにすると共に次のサイクルにおいては第1と第3のス
イッチをオン,第2のスイッチをオフにし、スイッチが
オフのサイクルにおいては前のサイクルでのそのスイッ
チを介して得られた測定値を用いることにより、被測定
入力の連続測定中においてゼロ点及びゲインの変動を補
正するように構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】このような本発明では、スイッチがオフのサイ
クルにおいては前のサイクルでのそのスイッチを介して
得られた測定値を用いることにより、被測定入力の連続
測定中においてゼロ点及びゲインの変動を補正する。
【0010】
【実施例】図1は本発明装置の一実施例を示したブロッ
ク図である。図1において、11はスイッチで、その一
端はプリアンプ6の入力端に、他端は基準電圧源8に接
続されている。スイッチ4,5及び11のオン・オフは
CPU9により制御され、スイッチ4がオンで、スイッ
チ5と11がオフの状態で被測定入力1を測定する場合
をX,スイッチ5がオンで、スイッチ4と11がオフの
状態でゼロを測定する場合をY,スイッチ11がオン
で、スイッチ4,5がオフの状態で基準電圧8を測定す
る場合をZとして図1の装置の動作を説明すると次の如
くなる。
【0011】表示器10で表示される値を算出するには Xの過程 (Vin+Vof)・G=Vx …(1) Yの過程 Vof・G=Vy …(2) Zの過程 (Vre+Vof)・G=Vz …(3) なお、(1)〜(3)式において、 Vin:被測定電圧 Vof:オフセット電圧 Vre:基準電圧 Vx,Vy,Vz:A/D変換値 G:プリアンプ6のゲイン を示す。(1)〜(3)式より、次式(4)が成立す
る。 {(Vin+Vof−Vof)・G}/{(Vre+Vof−Vof)・G} =(Vx−Vy)/(Vz−Vy) …(4) として求められる。ここで、X,Y,Zの過程を測定す
る間、オフセット電圧Vof及びプリアンプ6のゲインG
が短期的に安定であるならば、(4)式より被測定電圧
Vinは Vin={(Vx−Vy)/(Vz−Vy)}・Vre …(5) で表される。(5)式はA/D変換値の比(第1項)
と、基準電圧Vreからなっている。その為、プリアンプ
6のゲインGの変動及びA/D変換値の変動はキャンセ
ルされる。
【0012】ここで、図1に示す装置の動作のシーケン
スを図2に示すタイミングチャートを用いて説明すると
次の如くなる。先ず、第1回目の測定値表示のサイクル
においては、A/D変換器7により(1)式に基づいて
Vxを測定したのち、(2)式によりVyを測定する。こ
の場合、被測定電圧Vinを求めるには(3)式に基づく
Vzの値が必要であるが、このVzの値は前回測定した値
を使用する。CPU9は今回測定したVxとVy及び前回
測定したVzの値により(5)式の演算を行うと共にそ
の値を表示器10に表示させる為の制御を行い、その結
果得られたVinの値は表示器10により表示され。
【0013】次の測定サイクルにおいては、(1)式に
基づくVxの測定と、(3)式に基づくVzの測定を行
い、マイクロプロセッサ9により被測定電圧Vinの値を
求め、その値を表示する。この場合、(2)式に基づく
Vyは前回の測定サイクルで求めた値が使用される。従
って、測定周期に対してVyとVzの値が十分安定である
必要はあるが、例えばディジタルマルチメータのように
測定周期が短い装置においては特に問題にはならない。
【0014】以上説明したように、図1の装置において
はゼロ点とゲインの変動を補正しながら被測定電圧1の
連続測定が可能とすることのできる装置が得られる。こ
のような、プリアンプ6,或いはA/D変換器7の変動
の影響はキャンセルされるので、それらを構成する部品
には安価な汎用品を使用することができ、コストを削減
することができる。
【0015】なお、図1の装置においてプリアンプ6が
複数のゲインを持ち、被測定電圧1の値を測定する時と
基準電圧8を測定する時とで使用するゲインが異なる場
合があるが、そのような場合の図1の装置の動作を説明
すると次のごとくなる。スイッチ4がオン、スイッチ
5,6がオフの状態で被測定電圧1を測定する場合を
X、Xと同じプリアンプ6のゲインでスイッチ5がオ
ン,スイッチ4,6がオフの状態でゼロを測定する場合
をYx,スイッチ6がオン、スイッチ4,5がオフの状
態で基準電圧8を測定する場合をZ、Zと同じプリアン
プ6のゲインでスイッチ5がオン、スイッチ4,6がオ
フの状態でゼロを測定する場合をYzとする。測定シー
ケンスは→X→Yx→X→Z→表示→X→Yz→表示→と
なる。
【0016】この場合、表示値を算出するには、 Xの過程 (Vin+Vof)・G1=Vx …(6) Yxの過程 Vof・G1=Vyx …(7) Zの過程 (Vre+Vof)・G2=Vz …(8) Yzの過程 Vof・G2=Vyz …(9) となる。なお、(6)〜(9)式において、 Vin:被測定電圧 Vof:オフセット電圧 Vre:基準電圧 Vx,VyX,VyZ,Vz:A/D変換値 G1,G2:プリアンプのゲイン を示す。従って、(6)〜(9)式より {(Vin+Vof−Vof)・G1}/{(Vre+Vof−Vof)・G2} =(Vx−Vyx)/(Vz−Vyz) …(10) ∴Vin={(Vx−Vyx)/(Vz−Vyz)}・(G2/G1)・Vre…(11) となり、G2を1倍にすれば次式のようになる。 Vin={(Vx−Vyx)/(Vz−Vyz)}・Vre/G1 ・…(12)
【0017】ここで、例えばゲインG1のプリアンプ6
を図3のように基準抵抗61,62とスイッチ63,6
4で構成し、例えば基準抵抗61を18kΩ,62を2
kΩとすれば、このプリアンプは10,1,0.1倍のゲ
インを持つことができる。従って、例えば基準電圧Vre
が1V,A/D変換器7のフルスケールが1.2Vの場
合、この計測装置は0.1V,1V,10Vの3段階の測
定レンジを持つことができる。このように、本発明の装
置においては、基準電圧源8と基準のプリアンプ6があ
れば測定レンジの拡張が可能である。この場合も、A/
D変換器7の変動の影響をキャンセルすることができ
る。
【0018】図4は本発明装置の他の実施例のブロック
図で、この実施例は電圧測定装置に更に測定レンジを追
加した場合である。図4において、12は1倍とG’倍
のゲインを持つアンプである。このアンプ12はスイッ
チ4とプリアンプ6の間に接続されている。プリアンプ
6は図3に示した構成となっており、スイッチ63と6
4の切り換え操作により例えば10,1,0.1倍のゲイ
ンを持つものとなっている。測定シーケンスは図2と同
じであり、測定値の算出も {(Vin+Vof−Vof)・G'・G1}/{(Vre+Vof−Vof)・G’・G2} =(Vx−Vyx)/(Vz−Vyz) …(13) ∴Vin={(Vx−Vyx)/(Vz−Vyz)}・(G2/G1)・Vre …(14) となる。
【0019】この装置において、例えば基準電圧Vreが
1V,A/D変換器7のフルスケールが1.2Vの場合、
ゲインG',G1,G2を10,10,0.1倍にすれば
Vinの測定レンジは0.0 1Vフルスケールになる。ま
た、アンプ12の部分を例えば分圧回路にしてそのゲイ
ンG',G1、G2を0.1,0.1,10倍にすれば、Vi
nの測定レンジは100Vフルスケールになる。G'はA
/D変換器7の入力をほぼ1Vフルスケールにする為に
必要であるが最終的なVinの式には含まれず、キャンセ
ルされている。従って、アンプ12を構成する抵抗は安
価な汎用品でよい。このように本発明においては、基準
のプリアンプ6が1つあれば測定レンジの拡張は汎用部
品を用いて容易に実現することができる。
【0020】図5は本発明装置を抵抗測定に応用した場
合の実施例のブロック図である。図5において、1はH
i端子2,Lo端子3の間に接続された被測定抵抗を示
すものである。13は定電流源、14,15はスイッ
チ、16は抵抗素子である。定電流源13の出力端はス
イッチ14を介してHi端子2に接続されると共に、ス
イッチ15の一端bに接続されている。スイッチ15の
他端aは抵抗素子16を介してコモンに接続されると共
にスイッチ16を介してプリアンプ6の入力端に接続さ
れている。
【0021】このような構成の装置において、スイッチ
4と14がオン,スイッチ5と15及び11がオフの状
態で被測定抵抗1に発生する電圧を測定する場合をX,
スイッチ4と11がオフ,スイッチ5がオンの状態で、
ゼロを測定する場合をY、スイッチ4,5,14がオ
フ、スイッチ15と11がオンの状態で、基準抵抗16
に発生する電圧を測定する場合をZとして動作の説明を
する。この場合のシーケンスは図2と同じである。表示
値を算出するには Xの過程 (Rin・Is+Vof)・G=Vx …(15) Yxの過程 Vof・G=Vy …(16) Zの過程 (Rre・Is+Vof)・G=Vz …(17) なお、(15)〜(17)式において、 Rin:被測定抵抗1の値 Vof:オフセット電圧 Rre:基準抵抗16の値 Vx,Vy,Vz:A/D変換値 G:プリアンプ6のゲイン Is:定電流源13の出力電流 を示す。(15)〜(17)式より {(Rin・Is+Vof−Vof)・G}/{(Rre・Is+Vof−Vof)・G} =(Vx−Vy)/(Vz−Vy) …(18) ∴Rin={(Vx−Vy)/(Vz−Vy)}・Rre …(19) となる。
【0022】上記第(19)式はA/D値の比(第1
項)と基準抵抗値16の値からなっている為、抵抗測定
用の定電流源13,或いはプリアンプ6,A/D変換器
7等の変動の影響は補正されることができる。なお、本
発明装置は抵抗測定と同様にして電流を測定することも
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
被測定点と装置内の複数の基準点を交互に測定して表示
することにより、オートゼロ機能の使用時と同じ測定周
期で、連続測定中にゼロ点とゲインの補正が可能なディ
ジタル測定器を得ることができる。また、被測定体を装
置内の基準と比較して求めることにより、それ以外の回
路構成素子によるゼロ点とゲインの変動をキャンセル
し、それらの回路構成素子を安価な汎用品に置き換える
ことができる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル測定器の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の測定器の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図3】図1のプリアンプの一例の構成図である。
【図4】本発明の測定器の他の実施例を示すブロック図
である。
【図5】本発明の測定器の他の実施例を示すブロック図
である。
【図6】従来のディジタル測定器の一例のブロック図で
ある。
【図7】図6の測定器の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図8】従来のディジタル測定器の一例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 被測定入力 2 Hi端子 3 Lo端子 4,5,11,14,15,16 スイッチ 6 プリアンプ 7 A/D変換器 8 基準電圧源 9 CPU 10 表示器 12 アンプ 13 定電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定入力とゼロ点電位及び基準電圧を夫
    々プリアンプに供給する第1,第2及び第3のスイッ
    チ、前記プリアンプの出力をディジタル信号に変換する
    A/D変換器、このA/D変換器の出力が取り込まれる
    マイクロプロセッサ、このマイクロプロセッサを介して
    得られる測定値を表示する表示器を備え、測定サイクル
    の1つのサイクルにおいては前記第1と第2のスイッチ
    をオン,第3のスイッチをオフにすると共に次のサイク
    ルにおいては第1と第3のスイッチをオン,第2のスイ
    ッチをオフにし、スイッチがオフのサイクルにおいては
    前のサイクルでのそのスイッチを介して得られた測定値
    を用いることにより、被測定入力の連続測定中において
    ゼロ点及びゲインの変動を補正するように構成したこと
    を特徴とする計測装置。
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