JPH0819028A - Pllシンセサイザ無線選択呼出受信機 - Google Patents

Pllシンセサイザ無線選択呼出受信機

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JPH0819028A
JPH0819028A JP6171721A JP17172194A JPH0819028A JP H0819028 A JPH0819028 A JP H0819028A JP 6171721 A JP6171721 A JP 6171721A JP 17172194 A JP17172194 A JP 17172194A JP H0819028 A JPH0819028 A JP H0819028A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLLシンセサイザを用い、かつ異なる複数
の間欠動作周期で動作させる無線選択呼出受信機におけ
る立上げ余裕時間を短くし、平均消費電流を低減して電
池寿命を長くする。 【構成】 PLLシンセサイザ部4で局部発振信号を発
生させ、かつ無線部(2,3,4)を異なる複数の周期
で間欠動作させる無線選択呼出受信機において、PLL
シンセサイザ部4に時定数の小さい第1のループフィル
タ7と、時定数の大きな第2のループフィルタ8とを切
替器9により選択可能とする。無線部での間欠動作周期
が短いときには、短い周期でより高速なロックアップタ
イムを得る時定数の小さな第1のループフィルタ7を選
択することで、立上げ余裕時間を短時間とする。また、
間欠動作周期が比較的に長いときには、長い周期までロ
ックアップタイムが短くて済む時定数の大きな第2のル
ープフィルタ8を選択することで、立上げ余裕時間の増
加を極力抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLLシンセサイザを局
部発振器として用いた無線選択呼出受信機に関し、特に
無線部において複数の異なる周期での間欠動作によりバ
ッテリーセービングを行う無線選択呼出受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に無線選択呼出受信機では、電池寿
命を延長するバッテリーセービングを行うために、受信
機内での平均消費電流を低減すべく無線部を間欠動作さ
せている。この場合、信号方式によってはトラフィック
によってこの間欠動作の周期を変化させているものがあ
る。例えば、受信すべき信号(基地局からの呼出信号)
の周期に同期して本来の受信動作を行う際の間欠動作周
期と、消費電流を更に低減すべく、同期状態の周期より
も長い周期での受信動作を行う非同期状態の間欠動作周
期とを交互に行う方式がある。
【0003】一方、近年の無線選択呼出受信機では、局
部発振器にPLLシンセサイザを用いたものがあり、こ
のPLLシンセサイザにより局部発振周波数を変化させ
ることで、異なる周波数の呼出信号に対応できるように
している。しかしながら、このようなPLLシンセサイ
ザを局部発振器に使用した場合には、PLLシンセサイ
ザを始動させてからその発振周波数が安定するまでに所
要の時間(ロックアップタイム)が必要であるため、前
記した無線部を間欠動作させる際には、このロックアッ
プタイムに相当する分の余裕時間を見込む必要がある。
【0004】実際には、このロックアップタイムに所要
のマージン分の時間を加えた時間を立上げ余裕時間と
し、呼出信号よりもこの立上げ余裕時間だけ早く無線部
を動作させるように構成されている。図4は基地局から
の呼出信号と、呼出受信機における無線部の間欠動作制
御信号と、PLLシンセサイザの局部発振器出力周波数
の関係を示している。図示のように、自己に対する呼出
信号が送信されるよりも、立上げ余裕時間(ロックアッ
プタイム+マージン分の時間)だけ先に無線部を始動さ
せている。
【0005】一方、前記したPLLシンセサイザにおけ
るロックアップタイムは、PLLシンセサイザを構成す
るループフィルタ、即ち電圧制御発振器(VCO)に供
給する制御電圧を出力するためのフィルタと密接な関係
がある。即ち、図5にループフィルタの一例の回路を示
すように、コンデンサC1,C2と抵抗R1〜R3とで
構成されており、これらのコンデンサと抵抗とでフィル
タの時定数が設定されている。この構成では、コンデン
サC1,C2に蓄えられている電荷は間欠時間中に各部
のリーク電流により徐々に放電する。このときのリーク
電流は前記した時定数により変化され、時定数が小さい
ほど早く放電し、時定数が大きいほど放電するのに時間
を要する。もちろん充電時間も同様な傾向を示すため、
一般に時定数が小さいほどロックアップタイムは短くな
る。
【0006】また、ロックアップタイムと間欠動作周期
との関係をみると、例えば、図6に間欠動作制御信号と
VCO制御電圧VTの時間変化を示すように、間欠動作
の動作休止時にはVTは徐々に放電され、間欠動作の動
作開始に伴って定電圧にロックされる動作が繰り返され
るが、間欠動作の休止時間が長くなるとVTの減少が大
きくなりロックアップタイムが増加する。
【0007】更に、図7には、間欠動作周期とPLLの
ロックアップタイムの関係を、ループフィルタの時定数
との関係に基づいて示している。通常、間欠動作を行わ
せるPLLシンセサイザでは、高速ロックアップ(短時
間のロックアップタイム)を得るために動作開始時に位
相比較器入力の位相合わせを行っており、その動作開始
時におけるVT誤差が一定値以内の場合には位相合わせ
が機能して安定した高速ロックアップが得られる。一
方、VT誤差が一定値を越えると位相合わせが機能しな
くなり、大幅にロックアップタイムが増大する。
【0008】ここでAループフィルタとBループフィル
タは異なる時定数であるとし、Aループフィルタの時定
数がBループフィルタの時定数よりも小さいものとす
る。このため、Aループフィルタを用いたPLLシンセ
サイザでは、前記した動作開始時における位相合わせが
機能した場合には高速なロックアップタイムを持つた
め、間欠動作周期が短い場合には高速ロックアップとな
る。しかしながら、その一方でVTの放電が早いため位
相合わせが機能して高速にロックアップできる間欠動作
周期の範囲が狭くなる。即ち、間欠動作周期が長くなる
と、高速ロックアップの利点は失われ、逆にロックアッ
プタイムは著しく長いものとなる。一方、Bループフィ
ルタはより大きい時定数を持つため、ロックアップタイ
ムは長いもののVTの放電が遅いため、より広い間欠周
期範囲で位相合わせが機能する。即ち、広い関係周期に
おいて、均一に近いロックアップタイムが得られる。
【0009】したがって、図7の例において、前記した
ようにロックアップタイムにマージンαをとったものを
立上げ余裕時間とすれば、間欠動作周期がT1からT2
の範囲で変化する場合、時定数の小さなAループフィル
タを使用したPLLシンセサイザでは、間欠動作周期が
短いT1では立上げ余裕時間はM1であるが、周期が長
いT2となると位相合わせが機能せずロックアップタイ
ムが増加してしまうため、立ち上げ余裕時間としてM3
が必要となる。一方、時定数の大きなBループフィルタ
を使用したPLLシンセサイザでは、関係動作周期が短
いT1と、長いT2では、ロックアップタイムは若干長
くなるもののいずれの場合にも位相合わせが機能してお
り、立上げ余裕はM2で略均一となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、PLLシ
ンセサイザのループフィルタの時定数は立ち上げ余裕時
間に影響を与えているが、従来の選択呼出受信機では、
PLLシンセサイザにおけるループフィルタでは時定数
が固定的に設定されており、時定数を自由に選択するこ
とができない構成とされている。このため、時定数が小
さなAループフィルタを使用した場合、間欠動作周期が
長いT2の状態において実際のロックアップタイムと比
べて不必要に長い時間の立上げ余裕時間を費やすことに
なる。
【0011】一方、時定数が大きなBループフィルタを
使用した場合には、立上げ余裕時間は実際のロックアッ
プタイムに見合ったものとなるが、間欠動作周期T1に
おいてAループフィルタを用いた場合にはM1の立上げ
余裕で十分であるのに関わらず、これに比べてやはり余
計な立上げ余裕時間が存在することになる。したがっ
て、これらの余計な立上げ余裕時間に必要とされる消費
電流が呼出受信機全体としての平均消費電流の増加につ
ながり、これが電池寿命の短縮の要因となっている。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、間欠動作周期の変化に
応じて適切な立上げ余裕時間を設定し、平均消費電流を
低減して電池寿命を長くすることを可能にした無線選択
呼出受信機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の無線選択呼出受
信機は、PLLシンセサイザで局部発振信号を発生さ
せ、かつ無線部を異なる複数の周期で間欠動作させる無
線選択呼出受信機において、PLLシンセサイザには複
数の時定数のループフィルタを選択可能に設け、無線部
における間欠動作の周期に対応して複数のループフィル
タを選択するように構成したことを特徴とする。
【0014】すなわち、呼出信号に同期した短い間欠動
作周期と、これよりも長い間欠動作周期とを選択して無
線部を間欠動作させるように構成し、かつループフィル
タは時定数の小さい第1のループフィルタと、これより
も時定数の大きな第2のループフィルタとを選択可能と
し、短い間欠動作周期時に第1のループフィルタを選択
し、長い間欠動作周期時に第2のループフィルタを選択
するように構成する。
【0015】
【作用】無線部における間欠動作周期が短い状態では、
短い周期でより高速なロックアップタイムを得る時定数
の小さな第1のループフィルタを選択することにより、
立上げ余裕時間を短時間とする。また、間欠動作周期が
比較的に長い状態では、長い周期までロックアップタイ
ムが短くて済む時定数の大きな第2のループフィルタを
選択することで、立上げ余裕時間の増加を極力抑制す
る。この結果、全体としての平均消費電流を低減し、電
池寿命を長くする。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の無線選択呼出受信機のブロック図
である。アンテナ1で受信された高周波の呼出信号は周
波数変換部2にて中間周波数に変換され復調部3で復調
され、制御部5に入力される。PLLシンセサイザ部4
は制御部5からの制御信号に基づいて所望の回線周波数
に対応した周波数の局部発振信号を生成し、前記周波数
変換部2へ供給する。これらの周波数変換部2と復調部
3とPLLシンセサイザ部4をまとめて無線部と呼ぶ。
また、前記制御部5は復調部3から入力された信号を解
析し、当該受信機に割当てられた呼出信号を受信した場
合には報知部6を動作させる。また制御部5は周波数変
換部2および復調部3ならびにPLLシンセサイザ部4
からなる無線部を間欠動作させるための信号を発生す
る。この信号については詳細は省略するが、呼出信号に
同期した周期T1の同期状態と、この周期T1よりも長
い周期T2の非同期状態とを所定の時間間隔で繰り返し
て行うような制御を行っている。
【0017】前記PLLシンセサイザ部4には、異なる
時定数のAループフィルタ7とBループフィルタ8とが
設けられており、切替器9によっていずれか一方のルー
プフィルタを選択してPLLシンセサイザ部4における
ループフィルタとして使用できるように構成される。こ
こで、第1のループフィルタ(Aループフィルタ)7と
第2のループフィルタ(Bループフィルタ)8は例え
ば、図5に示したような回路構成とされており、それぞ
れのフィルタを構成する抵抗RとコンデンサCの値を適
切に設定することで、Aループフィルタ7の時定数がB
ループフィルタ8の時定数よりも小さくなるように設定
される。また、前記切替器9には制御部5からの選択信
号が入力され、この選択信号に基づいて前記同期状態と
非同期状態の間欠動作周期に同期していずれか一方のル
ープフィルタが選択されるように構成される。なお、こ
こでは、同期状態ではAループフィルタ7が選択され、
非同期状態ではBループフィルタ8が選択されるように
構成される。
【0018】以上の構成の受信機における動作を説明す
る。図2は前記無線選択呼出受信機の間欠受信動作を示
すタイミングチャートである。同図において、aは基地
局からの呼出信号を示しており、特定の無線選択呼出受
信機を呼出すための呼出番号を含む呼出信号が予め設定
された一定の周期で送信される。基地局では、この呼出
信号を所定回数だけ送出した後は一旦送出を停止し、そ
の後再び呼出信号を送信するが、その際には所定の長さ
の前置信号Pを送信した後、一定周期での送信を行う。
【0019】また、同図において、bは無線選択呼出受
信機の無線部における間欠受信動作を示しており、同期
状態においては呼出信号の送信間隔と同じ間隔で無線部
が間欠動作される。そして、この同期状態においては、
制御部5は切替器9に所定の選択信号cを送出し、切替
器9により時定数の小さいAループフィルタ7を選択
し、これでPLLシンセサイザ部4を構成する。この結
果、図3に示すように、この同期状態における間欠動作
周期T1での無線部の立上げ余裕時間は短時間、即ち高
速ロックアップのM1となる。
【0020】一方、この同期状態の間欠動作周期におい
てXの時点で呼出信号が認識されなかった場合には、制
御部5は受信機を非同期状態とする。この非同期状態に
おいては、制御部5は無線部の間欠動作周期をT2と
し、かつ切替器9に選択信号cを送出し、時定数の大き
なBループフィルタ8を選択し、これでPLLシンセサ
イザ部4を構成する。この結果、図3に示すように、無
線部での立上げ余裕時間はより長い時間のM2となる。
【0021】そして、この非同期状態において次の呼出
信号に前置される前置信号Pを受信すると制御部5は直
ちに同期状態となり、無線部の間欠動作周期をT1と
し、かつ同時に選択信号cにより切替器9を動作させて
再びAループフィルタ7を選択し、その立上げ余裕時間
を高速ロックアップのM1とする。
【0022】このように、この受信機では、無線部にお
ける間欠動作周期が短いT1の状態では、短い周期でよ
り高速なロックアップタイムを得るAループフィルタを
選択することにより、立上げ余裕時間は短時間のM1で
済み、この立上げ余裕時間における消費電流を抑制する
ことができる。また、間欠動作周期が比較的に長いT2
の状態では、長い周期までロックアップタイムが短くて
済むBループフィルタを選択することで、立上げ余裕時
間は極力その増加が抑制されたM2となる。この立上げ
余裕時間M2は、Aループフィルタをそのまま使用した
際の図7に示したような立上げ余裕時間M3よりも短い
ため、その分だけ立上げ余裕時間における消費電流を抑
制することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、呼出信号
に同期した短い間欠動作周期と、これよりも長い間欠動
作周期とを選択して無線部を間欠動作させるように構成
し、かつループフィルタは時定数の小さい第1のループ
フィルタと、これよりも時定数の大きな第2のループフ
ィルタとを選択可能としており、無線部における間欠動
作周期が短い状態では、短い周期でより高速なロックア
ップタイムを得る時定数の小さな第1のループフィルタ
を選択することにより、立上げ余裕時間を短時間とす
る。また、間欠動作周期が比較的に長い状態では、長い
周期までロックアップタイムが短くて済む時定数の大き
な第2のループフィルタを選択することで、立上げ余裕
時間の増加を極力抑制する。この結果、無線部の全体と
しての平均消費電流を低減し、電池寿命を長くすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線選択呼出受信機の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の無線選択呼出受信機における間欠動作
周期とループフィルタの選択状況を示すタイミング図で
ある。
【図3】本発明の受信機におけるループフィルタの選択
とその際の立上げ余裕時間との関係を示す図である。
【図4】PLLシンセサイザ部におけるロックアップタ
イムと立上げ余裕時間との関係を示すタイミング図であ
る。
【図5】ループフィルタの回路構成の一例を示す回路図
である。
【図6】ループフィルタの時定数と間欠動作周期とロッ
クアップタイムの相互関係を示す図である。
【図7】ループフィルタとその際の立上げ余裕時間との
関係を示す図である。
【符号の説明】
2 周波数変換部 3 復調部 4 PLLシンセサイザ部 5 制御部 6 報知部 7 第1(A)ループフィルタ 8 第2(B)ループフィルタ 9 切替器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/14 H04B 7/26 X 103 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLLシンセサイザで局部発振信号を発
    生させ、かつ無線部を異なる複数の周期で間欠動作させ
    る無線選択呼出受信機において、前記PLLシンセサイ
    ザには複数の時定数のループフィルタを選択可能に設
    け、前記間欠動作の異なる周期に対応して前記複数のル
    ープフィルタを選択するように構成したことを特徴とす
    るPLLシンセサイザ無線選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 無線部を呼出信号に同期した短い間欠動
    作周期と、これよりも長い間欠動作周期とを選択して間
    欠動作させるように構成し、かつループフィルタは時定
    数の小さい第1のループフィルタと、これよりも時定数
    の大きな第2のループフィルタとを選択可能とし、前記
    短い間欠動作周期時に前記第1のループフィルタを選択
    し、長い間欠動作周期時に前記第2のループフィルタを
    選択する請求項1のPLLシンセサイザ無線選択呼出受
    信機。
  3. 【請求項3】 呼出信号を受信して周波数変換する周波
    数変換部と、周波数変換された信号を復調する復調部
    と、前記周波数変換部に局部発振信号を供給するPLL
    シンセサイザ部と、前記周波数変換部、復調部、PLL
    シンセサイザ部を異なる周期で間欠動作させかつ前記復
    調信号を解析する制御部と、解析された復調信号に基づ
    いて呼出報知を行う報知部とを備えるPLLシンセサイ
    ザ無線選択呼出受信機において、前記PLLシンセサイ
    ザ部には、時定数の小さな第1のループフィルタと、こ
    れよりも時定数の大きな第2のループフィルタが設けら
    れ、前記制御部は前記間欠動作の周期の制御に同期して
    前記第1および第2の各ループフィルタを選択可能と
    し、前記間欠動作の周期を呼出信号に同期させた周期に
    制御しているときには前記第1のループフィルタを選択
    し、これよりも長い周期に制御しているときには前記第
    2のループフィルタを選択するように構成したことを特
    徴とするPLLシンセサイザ無線選択呼出受信機。
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