JPH08190711A - 薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造方法

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JPH08190711A
JPH08190711A JP237395A JP237395A JPH08190711A JP H08190711 A JPH08190711 A JP H08190711A JP 237395 A JP237395 A JP 237395A JP 237395 A JP237395 A JP 237395A JP H08190711 A JPH08190711 A JP H08190711A
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JP
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film
pattern
layer film
slider
rail
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JP237395A
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English (en)
Inventor
Akiko Mizushima
明子 水島
Fumio Kataoka
文雄 片岡
Kazunari Takemoto
一成 竹元
Eisei Togawa
衛星 戸川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】所望の溝深さで高精度に加工できる薄膜磁気ヘ
ッド用スライダーの製造方法。 【構成】スライダー材2の空気ベアリング面2aに、感
光性を有するフォトレジストで形成された上層フィルム
3bと耐ドライエッチング性を有するポリイミドの前駆
体で形成された下層フィルム3aとを有する複数層構造
のフィルム3を圧着する工程と、レール形状に対応した
パターン形状を上層フィルムに形成し、更に該パターン
を基に下層フィルムに等方性ウェットエッチングにより
上方に拡がった順テーパのマスクパターン5を形成する
工程と、被加工面2a上にイオンビーム30を照射して
物理的イオンエッチングによりレール23を形成する工
程と、レール上に残った下層フィルム6を除去する除去
工程とを有することを特徴とする薄膜磁気ヘッドスライ
ダーの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に用
いられる薄膜磁気ヘッドの製造方法に係り、特に精密微
細加工を必要とする薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造方法
に関する従来技術としては、(1)特公平5−8488
号公報、(2)特開平6−12808号公報及び(3)
特開平5−62404号公報が知られている。
【0003】上記従来技術(1)には、磁気ヘッドのス
ライダレールを加工する方法において、空気ベアリング
表面にドライネガフィルム材(ネガのデユポン・デ・ヌ
モール社のリストン等のフォトレジスト材料からなるド
ライネガフィルムの層)を形成し、レールのパターン形
状に応じたマスクを用いて上記ネガのドライフィルムに
露光及び現像を行うことにより露光部が残ったパターン
(露光部が架橋反応を起こすことによって現像液に不溶
となったパターン)を形成し、該パターンに対してイオ
ンビームを照射して空気ベアリング表面をイオン加工
し、残ったフォトレジスト材料を除去してスライダレー
ルを製造することが記載されている。
【0004】また上記従来技術(2)には、キャリア本
体上にリストン銘柄のポリメタクリル酸メチル(PMM
A)などのフォトレジスト層を圧延し、マスクを通して
露光し、現像して未露光のフォトレジストを除去し、反
応性イオン・エッチングによりキャリア本体をエッチン
グによって除去して空気軸受レールを形成し、残ったフ
ォトレジストを除去して空気軸受レールを製造すること
が記載されている。
【0005】また上記従来技術(3)には、薄膜磁気ヘ
ッドのスライダレールを加工する方法において、被加工
面(スライダ面)に耐ドライエッチング性を有する芳香
族エポキシ系フィルムを圧着し、該フィルム上にフォト
リソグラフィ技術によりレール形状に対応した形状のマ
スクパターンを形成し、該マスクパターンに従って酸素
の反応性イオンエッチング等のドライエッチングにより
前記圧着フィルムをパターニングし、該パターニングさ
れた圧着フィルムをマスク材として物理的イオンエッチ
ングによりレールを形成し、該レール上に残った圧着フ
ィルムを剥離してレールを製造することが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(1)及
び(2)においては、ドライネガフィルム材を物理的イ
オンエッチングのマスク材として用いている。このよう
にドライネガフィルム材をマスク材として用いた場合、
液状レジストを用いた場合に比べて膜厚均一性と段差に
対する追従性に優れているが、機械強度等の観点から感
光方式がネガ型であるため、ネガ型のレジストプロセス
においては、露光部が架橋反応を起こすことによって現
像液に不溶になる。一方、スライダ材(空気ベアリン
グ)51の表面に所望の溝深さまで物理的イオンエッチ
ングによって加工した際、ドライネガフィルム材が残っ
ている必要があり、そのためドライネガフィルム材の厚
さを数10μm以上に厚くする必要がある。このように
ドライネガフィルム材の厚さが厚いため、ドライネガフ
ィルム材の下部において露光光が減衰して架橋反応が十
分に進行せず、ドライネガフィルム材の上部よりも現像
液に対して溶解しやすくなり、図6(a)に示すように
逆テーパの断面形状(逆台形)になる。
【0007】この逆テーパの断面形状をしたドライネガ
フィルム材のマスク52を設けたスライダ材51に、図
6(b)に示すようにAr+等のイオンビーム53を照
射して物理的イオンエッチングした際、スライダ材51
から生じたスパッタ粒子54がマスク52の側面に再付
着して再付着層55を形成する。しかし、マスク52の
上面は物理的イオンエッチングされるが、逆テーパのた
めイオンビーム53はマスクによって遮られてマスク5
2の側面に形成された再付着層55には照射されず、残
ったまま堆積され、所望の深さの溝56が形成された
際、図6(c)に示す断面形状になってしまう。この状
態で、溶剤でレール表面に残ったフィルム材57を除去
しても図6(d)に示すように再付着層55は残ったま
まの状態になる。
【0008】また従来技術(3)においても、酸素の反
応性イオンエッチング等のドライエッチングにより圧着
フィルムをパターニングするため、図7(a)に示すよ
うにほぼ垂直な断面形状になる。この断面形状をした圧
着フィルムのマスク62を設けたスライダ材51に、図
7(b)に示すようにAr+等のイオンビーム53を照
射して物理的イオンエッチングした際、スライダ材51
から生じたスパッタ粒子54がマスク62の側面に再付
着して再付着層65を形成する。しかし、マスク62の
上面は物理的イオンエッチングされるが、側面がほぼ垂
直なため側面においてイオンビーム53によるイオンエ
ッチング速度は殆ど得られず、即ち、側面において上側
に付着した再付着層によってイオンビーム63が遮られ
ることになり、所望の深さの溝56が形成された際、図
7(c)に示す断面形状になってしまう。この状態で、
溶剤でレール表面に残ったフィルム材67を除去しても
図7(d)に示すように再付着層65は残ったままの状
態になる。
【0009】以上説明したように、何れの従来技術にお
いても、スライダ材に物理的イオンエッチングによっ
て、再付着層等の欠陥のない空気ベアリング用のレール
を所望の溝深さでもって高精度に加工しようとする課題
については考慮されていなかった。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、スライダ材の空気ベアリング面上に、再付着
層等の欠陥のないレールを所望の溝深さでもって高精度
に加工できるようにした薄膜磁気ヘッド用スライダーの
製造方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、スライダ材の空気ベ
アリング面上に、再付着層等の欠陥のない、浮上特性が
優れた非直線形状のレールを、物理的イオンエッチング
によって高精度に加工できるようにした薄膜磁気ヘッド
用スライダーの製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、感光性を有する上層フィルムと耐ドライ
エッチング性を有する下層フィルムとを有する複数層構
造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の空気
ベアリング面上に圧着するフイルム圧着工程と、該フイ
ルム圧着工程により複数層構造のフィルムが前記空気ベ
アリング面上に圧着された状態で、レール形状に対応し
たパターン形状で露光及び現像を行うことにより上層フ
ィルムにパターンを形成し、更に該パターンを基に下層
フィルムに等方性ウエットエッチングにより上方に拡が
った順テーパのマスクパターンを形成するマスクパター
ン形成工程と、該マスクパターン形成工程によって順テ
ーパのマスクパターンを形成した下層フィルムを有する
空気ベアリング面に対してドライエッチングにより所望
の溝深さを有するレールを形成するドライエッチング加
工工程と、該ドライエッチング加工工程によって前記レ
ール上に残った下層フィルムを除去する除去工程とを有
し、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の空気ベアリング面
上に所望の溝深さを有するレールを形成することを特徴
とする薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造方法である。
また本発明は、前記薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造
方法における前記フイルム圧着工程において圧着される
上層フィルムをポジ型フォトレジストで形成したことを
特徴とする。また本発明は、前記薄膜磁気ヘッド用スラ
イダーの製造方法における前記フイルム圧着工程におい
て圧着される上層フィルムをネガ型フォトレジストで形
成したことを特徴とする。また本発明は、前記薄膜磁気
ヘッド用スライダーの製造方法における前記フイルム圧
着工程において圧着される下層フィルムをポリイミドの
前駆体で形成したことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、感光性を有する上層フィ
ルムと耐ドライエッチング性を有する下層フィルムとを
有する複数層構造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スラ
イダー材の被加工面上に圧着するフイルム圧着工程と、
該フイルム圧着工程により複数層構造のフィルムを前記
空気ベアリング面上に圧着した状態で、レール形状に対
応したパターン形状で露光及び現像を行うことにより上
層フィルムにパターンを形成し、更に該パターンを基に
下層フィルムに等方性ウエットエッチングにより上方に
拡がった順テーパのマスクパターンを形成するマスクパ
ターン形成工程と、該マスクパターン形成工程によって
順テーパのマスクパターンを形成した下層フィルムを有
する被加工面上にイオンビームを照射して前記順テーパ
のマスクパターンにより側面において付着する再付着量
よりも物理的イオンエッチング量を大きくした物理的イ
オンエッチングにより所望の溝深さを有するレールを形
成する物理的イオンエッチング加工工程と、該物理的イ
オンエッチング加工工程によって前記レール上に残った
下層フィルムを除去する除去工程とを有し、薄膜磁気ヘ
ッド用スライダー材の空気ベアリング面上に所望の溝深
さを有するレールを形成することを特徴とする薄膜磁気
ヘッド用スライダーの製造方法である。
【0014】また本発明は、感光性を有するフォトレジ
ストで形成された上層フィルムと耐ドライエッチング性
を有するポリイミドの前駆体で形成された下層フィルム
とを有する複数層構造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用
スライダー材の空気ベアリング面上に圧着するフイルム
圧着工程と、該フイルム圧着工程により複数層構造のフ
ィルムを前記空気ベアリング面上に圧着した状態で、レ
ール形状に対応したパターン形状で露光及び現像を行う
ことにより上層フィルムにパターンを形成し、更に該パ
ターンを基に下層フィルムに等方性ウェットエッチング
により上方に拡がった順テーパのマスクパターンを形成
するマスクパターン形成工程と、該マスクパターン形成
工程によって順テーパのマスクパターンを形成した下層
フィルムを有する空気ベアリング面上にイオンビームを
照射して前記順テーパのマスクパターンに応じた物理的
イオンエッチングにより所望の溝深さを有するレールを
形成する物理的イオンエッチング加工工程と、該物理的
イオンエッチング加工工程によって前記レール上に残っ
た下層フィルムを除去する除去工程とを有し、薄膜磁気
ヘッド用スライダー材の空気ベアリング面上に所望の溝
深さを有するレールを形成することを特徴とする薄膜磁
気ヘッド用スライダーの製造方法である。
【0015】また本発明は、感光性を有するフォトレジ
ストで形成された上層フィルムと耐ドライエッチング性
を有するポリイミドの前駆体で形成された下層フィルム
とを有する複数層構造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用
スライダー材の空気ベアリング面上に圧着するフイルム
圧着工程と、該フイルム圧着工程により複数層構造のフ
ィルムを前記空気ベアリング面上に圧着した状態で、非
直線形状のレール形状に対応したパターン形状で露光及
び現像を行うことにより上層フィルムにパターンを形成
し、更に該パターンを基に下層フィルムに等方性ウェッ
トエッチングにより上方に拡がった順テーパのマスクパ
ターンを形成するマスクパターン形成工程と、該マスク
パターン形成工程によって順テーパのマスクパターンを
形成した下層フィルムを有する空気ベアリング面上にイ
オンビームを照射して前記順テーパのマスクパターンに
応じた物理的イオンエッチングにより所望の溝深さを有
する非直線形状のレールを形成する物理的イオンエッチ
ング加工工程と、該物理的イオンエッチング加工工程に
よって前記レール上に残った下層フィルムを除去する除
去工程とを有し、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の空気
ベアリング面上に所望の溝深さを有する非直線形状のレ
ールを形成することを特徴とする薄膜磁気ヘッド用スラ
イダーの製造方法である。
【0016】
【作用】近年、磁気ディスク装置において、情報量の増
大と共に、高記録密度化及び高信頼性が要求されてい
る。このため薄膜磁気ヘッドが、磁気ディスク記録媒体
への記録並びに記録媒体からの再生を行う際、磁気ディ
スク面上における浮上量の低減と浮上量の安定化及びそ
の信頼性とが必要となる。これを達成するためのスライ
ダー加工の微細化、高精度化が急務となっている。
【0017】即ち、本発明は、感光性を有する上層フィ
ルムと耐ドライエッチング性を有する下層フィルムとを
有する複数層構造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スラ
イダー材の空気ベアリング面上に圧着するフイルム圧着
工程と、該フイルム圧着工程により複数層構造のフィル
ムが前記空気ベアリング面上に圧着された状態で、レー
ル形状に対応したパターン形状で露光及び現像を行うこ
とにより上層フィルムにパターンを形成し、更に該パタ
ーンを基に下層フィルムに等方性ウエットエッチングに
より上方に拡がった順テーパのマスクパターンを形成す
るマスクパターン形成工程とにより薄膜磁気ヘッド用ス
ライダー材の空気ベアリング面上に上方に拡がった順テ
ーパのマスクパターンを形成することができ、その結果
イオンビームを照射して物理的イオンエッチングする
際、スライダー材からのスパッタ粒子が側面に付着して
も殆どがイオンビームに晒されてエッチングされるた
め、浮上量が最小となる所望の深さの溝が加工されるま
でにトータルとして側面において付着する再付着量より
も物理的イオンエッチング量を大きくなり、再付着層の
ない、即ち欠陥のない高信頼性を有し、しかも高精度の
スライダーレールを備えた薄膜磁気ヘッドを製造するこ
とができる。
【0018】また、磁気ディスクの内周と外周との間に
おいて生じる周速度の変動に対して薄膜磁気ヘッドの浮
上量の変化が少ない非直線形状のレールに対しても適用
することができる。即ち、浮上量の低減と浮上量の安定
化及びその信頼性とを有する薄膜磁気ヘッドを能率良
く、しかも高精度に製造することができる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して具体的に説
明する。
【0020】図3には、薄膜磁気ヘッドの一実施例を示
す。即ち、薄膜磁気ヘッド20は、磁気ディスクに対す
る摺動性の観点からセラミックの焼結体が用いられてお
り、具体的には例えばアルミナ、酸化チタン、アルミナ
チタンカーバイド、ジルコニア等から形成され、磁気デ
ィスクに対する空気ベアリング面に非直線形状のスライ
ダーレール23を形成したスライダー基板部25と、該
スライダー基板部25の側面に薄膜製造プロセスを用い
て製造され、磁気コア、磁気ギャップ規制膜、コイル等
で構成された書き込み用インダクティブ素子と読み出し
用の磁気抵抗素子とを形成した素子形成部24とを備え
ている。なお、摺動特性を向上させるために、非直線形
状のレール23の空気ベアリング面に主にカーボンから
なる極薄膜を成膜して用いる場合もある。また非直線形
状のレール23の空気導入端には、傾斜面26が形成さ
れている。そして、磁気ディスク(図示せず)が高速回
転することによって、薄膜磁気ヘッド20は、磁気ディ
スク(図示せず)との間で、空気導入端から空気が導入
されて素子形成部24へと空気が侵入して素子形成部2
4の存在する空気排出端から空気が排出されながら10
0nm以下の微小間隙浮上し、薄膜磁気ヘッド20の書
き込み用インダクティブ素子により情報を高記録密度で
記録することができ、薄膜磁気ヘッド20の読み出し用
の磁気抵抗素子により記録された情報を読出すことがで
きる。このように、非直線形状のレール23の間に形成
される溝も含めて空気ベアリング面としてのスライダー
は、高記録密度化の観点から安定低浮上が要求され、そ
のためにはレール形状の最適化と加工精度の向上が必須
である。
【0021】次に、図4に、薄膜磁気ヘッドの製造プロ
セスを示す。即ち、スライダー基板21は、セラミック
の焼結体で形成されている。図4(a)には、スライダ
ー基板21上にLSIと同様な薄膜製造プロセスを使っ
て磁気コア、磁気ギャップ規制膜、コイル等で構成され
た書き込み用インダクティブ素子と読み出し用の磁気抵
抗素子とから構成された素子22を形成する素子形成プ
ロセスを示す。図4(b)には、素子形成プロセスで形
成されたものを、同図(c)に示すヘッドブロック2を
作り出すために所定の大きさに切断する切断プロセスを
示す。その後、ヘッドブロック2の両面を研磨して所望
の厚さのヘッドブロック2を製作する。このように両面
が研磨されたヘッドブロック2を、ヘッドブロック固定
治具1上にセットするヘッドブロックセットプロセス
を、図4(d)に示す。そして、ヘッドブロック固定治
具1上にセットされたヘッドブロック2上に後述するよ
うに物理的イオンエッチングによって、例えば非直線形
状のレール23を形成し、その後、素子毎に切断するこ
とによって、図3に示す薄膜磁気ヘッド20が製造され
る。なお、摺動特性を向上させるために、空気ベアリン
グ面に主にカーボンからなる極薄膜を成膜して用いる場
合もある。
【0022】次に、薄膜磁気ヘッド20の非直線形状の
スライダーレール23の加工方法について説明する。
【0023】〈スライダーレールの加工方法の第1の実
施例〉図1は、スライダーレールの加工方法の第1の実
施例を示す工程図である。
【0024】即ち、図1(a)に示すスライダー基板2
1の材料として、アルミナチタンカーバイドを用いた。
スライダーブロック(ヘッドブロック)2を治具(ヘッ
ドブロック固定治具)1にセットし、このスライダーブ
ロック2の被加工面2a上に、東京応化製OFPR−8
00を原料とする約3μm〜8μmの厚さのポジ型レジ
ストからなる上層フィルム3bと、日立化成工業製PI
Q130のポリイミドの前駆体からなる約30〜100
μmの厚さの下層フィルム3aとで形成される二層のフ
ィルム3を圧着する。この二層のフィルム3の被加工面
2aへの圧着は、予め治具1にセットしたスライダーブ
ロック2を約90℃に加熱し、これをロール温度約90
℃のラミネータを用いて行い、更に接着性を高めるため
に約90℃で約30分のアフターベークを行った。従っ
て、下層フィルム3aは、ポリイミドの前駆体である。
【0025】次に図1(b)に示すように、上層フィル
ム3bをレール形状のフォトマスクを用い、プロジェク
ション方式等の露光機により露光し、アルカリ性現像液
(東京応化製2.38%NMD−3)を用いて5分程度
現像し、それと同時に上層フィルム3bに形成されたパ
ターン4を基にして下層フィルム3aを等方性ウェット
エッチングすることによりパターン形成を行う。この
時、下層フィルム3aは、上層フィルム3bに形成され
たパターン4を基にしてウェットエッチングにより等方
的に加工され、図1(c)に示すように、断面が上方に
拡がった順テーパ形状のパターン5が得られる。このと
き、得られた下層フィルム3aのパターン5の断面は、
傾斜角β0 が約45°の上方に拡がった順テーパの形状
であった。このように、スライダーブロック(ヘッドブ
ロック)2には素子形成部24が存在し、スライダーブ
ロック(ヘッドブロック)2はアルカリ性現像液に浸さ
れて現像及びウェットエッチングされる関係で、上記素
子形成部24にアルカリ性現像液が浸入しないように、
樹脂で保護する必要がある。
【0026】次に、ドライエッチングにより、図1
(c)に示す上層フィルム3bに形成されたパターン4
とスライダーブロック2とがエッチングされて、まず上
層フィルム3bに形成されたパターン4がなくなり、そ
の後下層フィルム3aに形成された約45°で上方に拡
がった順テーパの断面形状のパターン5が現われて該パ
ターン5をマスクとして、図5に示すようにドライエッ
チングにより、薄膜磁気ヘッド20の浮上量が最小にな
る所望の溝深さH0 =約6μm(4〜8μm)までスラ
イダーブロック2を加工して図1(d)にも示すように
非直線形状のスライダーレール23を形成する。ドライ
エッチングとしては、図5(b)(c)に示すように、
アルゴンイオン等の希ガスイオン30を照射する物理的
イオンエッチング等が望ましい。この時の被加工面に対
するイオンビーム入射角度は図5(b)(c)に示すよ
うに0°(スライダーブロック2の表面に対する直角な
方向とイオンビーム30の照射方向となす角度)とし、
イオンビームに対する加速電圧を800V、イオン電流
を0.8Aの条件でイオンエッチングした。このとき、
スライダー材であるアルミナチタンカーバイトのエッチ
ング速度は、約2μm/時間、マスク材のポリイミドの
前駆体部のエッチング速度は、約3.5μm/時間であ
り、上記イオンエッチングを3時間実行した。従って、
溝深さH0 として約6μmを得ることができる。即ち、
イオンビーム30の照射時間を制御することによって、
所望の溝深さを得ることができる。
【0027】このイオンビームエッチングの際、図5に
示すように、下層フィルム3aのパターン5が上方に拡
がった順テーパ形状であるため、図5(c)に示すよう
に下層フィルム3aのパターン5の側面31もエッチン
グされて後退することになり、スライダーレール23
(溝33)の側面32にも傾斜した面が形成される。そ
して、イオンビーム30が照射されることによって溝の
底33から発生するスパッタ粒子35が、上記パターン
5の傾斜した側面31及びスライダーレール23の側面
32が付着する。しかし、この付着した再付着層34
は、パターン5の側面31もスライダーレール23(溝
33)の側面32も上方に拡がって傾斜しているため、
常にイオンビーム30に晒されてエッチングされて除去
されることになる。即ち、所望の溝深さH0 までにパタ
ーン5の傾斜した側面31及びスライダーレール23の
側面32に付着される量よりも、イオンビーム30の照
射によってエッチングされる量の方が大きく、図5
(c)に示す状態では、パターン5の傾斜した側面31
及びスライダーレール23の側面32には再付着層34
の存在が見受けられなかった。なお、このとき、スライ
ダーレール23の表面に対する直角な方向がイオンビー
ム30の照射方向に対してある傾斜角を有するように、
治具(ヘッドブロック固定治具)1をイオンビーム30
の照射方向に対して傾けて該治具1を傾けた軸を中心と
して回転させてイオンエッチングしても、図5に示すの
と同様なイオンエッチングの結果になる。
【0028】最後に図1(d)に示すように、残ったマ
スク6を有機溶媒を用いて(80℃のNMPに約30浸
漬することにより)剥離除去し、図1(e)及び図5
(d)に示すようにスライダー加工が完成する。なお、
このとき、素子形成部24を密封した樹脂も取り除くこ
とが必要となる。
【0029】以上説明したように、側面に再付着層34
が存在しない高精度の非直線形状のスライダーレール2
3を形成することができる。即ち、側面に再付着層34
がなく、しかもスライダーレール23の精度として、3
00μmの幅の部分においてマスク寸法からのシフト量
のばらつきは、σを標準偏差とすると3σで1.1μm
を得ることができた。
【0030】上記に説明したように、パターン5の断面
を上方に拡がった順テーパ形状にしたことによって、該
パターン5の側面31も、イオンビーム30に晒されて
エッチングされて、幅方向に幾分後退することになるた
め、この後退量を予め見込んで、上層フィルム3−2に
形成するパターン4の大きさを決めておくことが必要と
なる。これにより、薄膜磁気ヘッド20の浮上量が最小
になるような所望のレール幅W(例えば、図3に示す非
直線形状のスライドレール23の場合、中央のレールに
おいて、最も幅の狭い個所における幅を示す。)が高精
度に(ばらつきを非常に少なくして)得ることができ
る。
【0031】〈スライダーレールの加工方法の第2の実
施例〉図2は、スライダーレール加工方法の第2の実施
例を示す工程図である。
【0032】即ち、図2(a)に示すようにスライダー
基板21の材料としては、ジルコニアを用いた。スライ
ダーブロック(ヘッドブロック)2を治具(ヘッドブロ
ック固定治具)1にセットし、このスライダーブロック
2の被加工面2a上に、東京応化製OMR−83を原料
とする約3μm〜8μmの厚さのネガ型レジストからな
る上層フィルム3cと、日立化成工業製PIQ130の
ポリイミドの前駆体からなる約30〜100μmの厚さ
の下層フィルム3aとで形成される二層のフィルム3を
圧着する。この二層のフィルム3の被加工面2aへの圧
着は、予め治具1にセットしたスライダーブロック2を
約90℃に加熱し、これをロール温度約90℃のラミネ
ータを用いて行い、更に接着性を高めるために約90℃
で約30分のアフターベークを行った。従って、下層フ
ィルム3aは、ポリイミドの前駆体である。
【0033】次に図2(b)に示すように、上層フィル
ム3cをレール形状のフォトマスクを用い、プロジェク
ション方式等の露光機により露光し、溶剤性現像液(東
京応化製OMR現像液SL)を用いて1分程度現像し、
図2(c)に示すように上層フィルム3cにパターン4
を形成した。
【0034】次に図2(d)に示すように上層フィルム
3cのパターン4をマスクとして(基にして)、アルカ
リ水溶液(東京応化製2.38%NMD−3)を用いて
約3分の間等方性ウェットエッチングすることによって
下層フィルム3aに、断面が上方に拡がった順テーパ形
状のパターン5を形成する。この時、下層フィルム3a
は、上層フィルム3cに形成されたパターン4を基にし
てウェットエッチングにより等方的に加工され、図2
(d)に示すように、断面が上方に拡がった順テーパ形
状のパターン5が得られる。このとき、得られた下層フ
ィルム3aのパターン5の断面は、傾斜角β0 が約40
°の上方に拡がった順テーパの形状であった。このよう
に、スライダーブロック(ヘッドブロック)2には素子
形成部24が存在し、スライダーブロック(ヘッドブロ
ック)2はアルカリ性現像液(東京応化製2.38%N
MD−3)に浸されてウェットエッチングされる関係
で、上記素子形成部24にアルカリ性現像液が浸入しな
いように、樹脂で保護する必要がある。
【0035】次に、ドライエッチングにより、図2
(d)に示す上層フィルム3cに形成されたパターン4
とスライダーブロック2とがエッチングされて、まず上
層フィルム3cに形成されたパターン4がなくなり、そ
の後下層フィルム3aに形成された約40°で上方に拡
がった順テーパの断面形状のパターン5が現われて該パ
ターン5をマスクとして、図5に示すようにドライエッ
チングにより、薄膜磁気ヘッド20の浮上量が最小にな
る所望の溝深さH0 =約6μm(4〜8μm)までスラ
イダーブロック2を加工して図2(e)にも示すように
非直線形状のスライダーレール23を形成する。ドライ
エッチングとしては、図5(b)(c)に示すように、
アルゴンイオン等の希ガスイオン30を照射する物理的
イオンエッチング等が望ましい。この時、被加工面に対
するイオンビームの入射角度は図5(b)(c)に示す
ように0°(スライダーブロック2の表面に対する直角
な方向とイオンビーム30の照射方向となす角度)と
し、イオンビーム30の加速電圧を600V、イオン電
流を0.6Aの条件でイオンエッチングした。このと
き、スライダー材であるジルコニアのエッチング速度
は、約1ミクロン/時間、マスク材のポリイミドの前駆
体部のエッチング速度は、約3.5ミクロンであり、上
記イオンエッチングを6時間実行した。従って、溝深さ
H0 として約6μmを得ることができる。即ち、イオン
ビーム30の照射時間を制御することによって、所望の
溝深さを得ることができる。
【0036】この時、図5に示すように、下層フィルム
3aのパターン5が上方に拡がった順テーパ形状である
ため、図5(c)に示すように下層フィルム3aのパタ
ーン5の側面31もエッチングされて後退することにな
り、スライダーレール23(溝33)の側面32にも傾
斜した面が形成される。そして、イオンビーム30が照
射されることによって溝の底33から発生するスパッタ
粒子32が、上記パターン5の傾斜した側面31及びス
ライダーレール23の側面32が付着する。しかし、こ
の付着した再付着層34は、パターン5の側面31もス
ライダーレール23(溝33)の側面32も上方に拡が
って傾斜しているため、常にイオンビーム30に晒され
てエッチングされて除去されることになる。即ち、所望
の溝深さH0 までにパターン5の傾斜した側面31及び
スライダーレール23の側面32に付着される量より
も、イオンビーム30の照射によってエッチングされる
量の方が大きく、図5(c)に示す状態では、パターン
5の傾斜した側面31及びスライダーレール23の側面
32には再付着層34の存在が見受けられなかった。な
お、このとき、スライダーレール23の表面に対する直
角な方向がイオンビーム30の照射方向に対してある傾
斜角(被加工面に対するイオンビーム30の入射角、例
えば約45°)を有するように、治具(ヘッドブロック
固定治具)1をイオンビーム30の照射方向に対して傾
けて該治具1を傾けた軸を中心として回転させてイオン
エッチングしても、図5に示すのと同様なイオンエッチ
ングの結果になる。
【0037】最後に図2(e)に示すように、残ったマ
スク6を有機溶媒を用いて剥離除去し、スライダー加工
が完成する。この剥離は、NMPを80℃で用い、30
分浸漬することによって行った。なお、このとき、素子
形成部24を密封した樹脂も取り除くことが必要とな
る。
【0038】以上説明したように、側面に再付着層34
が存在しない高精度の非直線形状のスライダーレール2
3を形成することができる。即ち、側面に再付着層34
がなく、しかもスライダーレール23の精度として、3
00μmの幅の部分においてマスク寸法からのシフト量
のばらつきは、σを標準偏差とすると3σで1.8μm
を得ることができた。
【0039】上記に説明したように、パターン5の断面
を上方に拡がった順テーパ形状にしたことによって、該
パターン5の側面31も、イオンビーム30に晒されて
エッチングされて、幅方向に幾分後退することになるた
め、この後退量を予め見込んで、上層フィルム3cに形
成するパターン4の大きさを決めておくことが必要とな
る。これにより、薄膜磁気ヘッド20の浮上量が最小に
なるような所望のレール幅W(例えば、図3に示す非直
線形状のスライドレール23の場合、中央のレールにお
いて、最も幅の狭い個所における幅を示す。)が高精度
に得ることができる。
【0040】〈スライダーレールの加工方法の第3〜第
10の実施例〉第3〜第10の実施例は、第1及び第2
の実施例と同様にして、表1に示す条件でスライダー加
工を行った結果、いずれも高精度なスライダーが得ら
れ、極めて有用な方法であることを確認した。また、第
5、第6、第8、第10の実施例については、スライダ
ーブロック2との接着性が特に良好であり、第3、第9
の実施例については、特に微細なパターンにおいても高
精度なスライダーが得られた。なお、比較例としてマス
ク材にドライフィルムを用いた場合を検討したが、得ら
れたパターンのテーパ角β0 が図7に示すように、ほぼ
90°と大きく、イオンエッチング終了時にパターンの
側壁に再付着層が残り、しかも加工されたスライダーレ
ールの幅精度が悪く、300μm幅の部分において、マ
スク寸法からのシフト量のばらつきが、3σで12.2
〜20.5μmであった。
【0041】
【表1】
【0042】以上、二層フィルムを圧着してドライ加工
用マスクを形成し、スライダーレールを加工する方法を
示したが、いずれの場合においても、上層フィルム3
b、3cをマスクとして下層フィルム3aを等方性ウェ
ットエッチングすることによって断面が順テーパ形状の
マスクを得、このマスク用いてイオンエッチングに基づ
いてスライダーレールを加工することによって、再付着
層等の欠陥がなく、しかもレール幅の寸法精度を飛躍的
に向上したスライダーレールを有した薄膜磁気ヘッドを
製造することが可能となった。
【0043】なお、上記実施例においては、二層フィル
ムについて説明したが、特に下層フィルムにおいて、ウ
ェットエッチングによって断面が順テーパ形状に形成で
きれば、複数層のフィルムで構成しても良いことは明ら
かである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、スライダーブロックの
被加工面上に断面が順テーパ形状のパターンを有するマ
スク材を形成でき、その結果イオンエッチングにより再
付着層等の欠陥のないスライダレールを高精度に製造す
ることができ、その結果ヘッドスライダーとして0.1
ミクロン程度の低浮上量を安定に、且つ高信頼度で達成
することが可能になる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライダーレール加工方法の第1
の実施例を示す工程説明図である。
【図2】本発明に係るスライダーレール加工方法の第2
の実施例を示す工程説明図である。
【図3】本発明に係る非直線形状のスライダーレールの
一実施例を有する薄膜磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図4】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造プロセスを
示す図である。
【図5】本発明に係るスライダーレール加工方法におい
て、イオンエッチングによってスライダーレールが形成
されていく状態を示した図である。
【図6】従来技術(1)(2)によってイオンエッチン
グによってスライダーレールが形成されていく状態を示
した図である。
【図7】従来技術(3)によってイオンエッチングによ
ってスライダーレールが形成されていく状態を示した図
である。
【符号の説明】
1…スライダーブロック固定治具(ヘッドブロック固定
治具) 2…スライダーブロック(ヘッドブロック)、2a…ス
ライダーレール被加工面、 3…二層フィルム 3a…下層フィルム、 3b、3c…上層フィルム 4…上層フィルムのパターン、 5…下層フィルムのパ
ターン 20…薄膜磁気ヘッド、 21…スライダー基板、 2
2…素子 23…スライダーレール、 24…素子形成部、 25
…スライダー基板部 30…イオンビーム、 31…下層フィルムのパターン
の側面、32…スライダーレールの側面、 33…溝、
34…再付着層 35…スパッタ粒子
フロントページの続き (72)発明者 戸川 衛星 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光性を有する上層フィルムと耐ドライエ
    ッチング性を有する下層フィルムとを有する複数層構造
    のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の空気ベ
    アリング面上に圧着するフイルム圧着工程と、該フイル
    ム圧着工程により複数層構造のフィルムが前記空気ベア
    リング面上に圧着された状態で、レール形状に対応した
    パターン形状で露光及び現像を行うことにより上層フィ
    ルムにパターンを形成し、更に該パターンを基に下層フ
    ィルムに等方性ウエットエッチングにより上方に拡がっ
    た順テーパのマスクパターンを形成するマスクパターン
    形成工程と、該マスクパターン形成工程によって順テー
    パのマスクパターンを形成した下層フィルムを有する空
    気ベアリング面に対してドライエッチングにより所望の
    溝深さを有するレールを形成するドライエッチング加工
    工程と、該ドライエッチング加工工程によって前記レー
    ル上に残った下層フィルムを除去する除去工程とを有
    し、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の空気ベアリング面
    上に所望の溝深さを有するレールを形成することを特徴
    とする薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造方法。
  2. 【請求項2】前記フイルム圧着工程において圧着される
    上層フィルムをポジ型フォトレジストで形成したことを
    特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド用スライダー
    の製造方法。
  3. 【請求項3】前記フイルム圧着工程において圧着される
    上層フィルムをネガ型フォトレジストで形成したことを
    特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド用スライダー
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記フイルム圧着工程において圧着される
    下層フィルムをポリイミドの前駆体で形成したことを特
    徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド用スライダーの
    製造方法。
  5. 【請求項5】感光性を有する上層フィルムと耐ドライエ
    ッチング性を有する下層フィルムとを有する複数層構造
    のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の被加工
    面上に圧着するフイルム圧着工程と、該フイルム圧着工
    程により複数層構造のフィルムを前記空気ベアリング面
    上に圧着した状態で、レール形状に対応したパターン形
    状で露光及び現像を行うことにより上層フィルムにパタ
    ーンを形成し、更に該パターンを基に下層フィルムに等
    方性ウエットエッチングにより上方に拡がった順テーパ
    のマスクパターンを形成するマスクパターン形成工程
    と、該マスクパターン形成工程によって順テーパのマス
    クパターンを形成した下層フィルムを有する被加工面上
    にイオンビームを照射して前記順テーパのマスクパター
    ンにより側面において付着する再付着量よりも物理的イ
    オンエッチング量を大きくした物理的イオンエッチング
    により所望の溝深さを有するレールを形成する物理的イ
    オンエッチング加工工程と、該物理的イオンエッチング
    加工工程によって前記レール上に残った下層フィルムを
    除去する除去工程とを有し、薄膜磁気ヘッド用スライダ
    ー材の空気ベアリング面上に所望の溝深さを有するレー
    ルを形成することを特徴とする薄膜磁気ヘッド用スライ
    ダーの製造方法。
  6. 【請求項6】感光性を有するフォトレジストで形成され
    た上層フィルムと耐ドライエッチング性を有するポリイ
    ミドの前駆体で形成された下層フィルムとを有する複数
    層構造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の
    空気ベアリング面上に圧着するフイルム圧着工程と、該
    フイルム圧着工程により複数層構造のフィルムを前記空
    気ベアリング面上に圧着した状態で、レール形状に対応
    したパターン形状で露光及び現像を行うことにより上層
    フィルムにパターンを形成し、更に該パターンを基に下
    層フィルムに等方性ウェットエッチングにより上方に拡
    がった順テーパのマスクパターンを形成するマスクパタ
    ーン形成工程と、該マスクパターン形成工程によって順
    テーパのマスクパターンを形成した下層フィルムを有す
    る空気ベアリング面上にイオンビームを照射して前記順
    テーパのマスクパターンに応じた物理的イオンエッチン
    グにより所望の溝深さを有するレールを形成する物理的
    イオンエッチング加工工程と、該物理的イオンエッチン
    グ加工工程によって前記レール上に残った下層フィルム
    を除去する除去工程とを有し、薄膜磁気ヘッド用スライ
    ダー材の空気ベアリング面上に所望の溝深さを有するレ
    ールを形成することを特徴とする薄膜磁気ヘッド用スラ
    イダーの製造方法。
  7. 【請求項7】感光性を有するフォトレジストで形成され
    た上層フィルムと耐ドライエッチング性を有するポリイ
    ミドの前駆体で形成された下層フィルムとを有する複数
    層構造のフィルムを、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の
    空気ベアリング面上に圧着するフイルム圧着工程と、該
    フイルム圧着工程により複数層構造のフィルムを前記空
    気ベアリング面上に圧着した状態で、非直線形状のレー
    ル形状に対応したパターン形状で露光及び現像を行うこ
    とにより上層フィルムにパターンを形成し、更に該パタ
    ーンを基に下層フィルムに等方性ウェットエッチングに
    より上方に拡がった順テーパのマスクパターンを形成す
    るマスクパターン形成工程と、該マスクパターン形成工
    程によって順テーパのマスクパターンを形成した下層フ
    ィルムを有する空気ベアリング面上にイオンビームを照
    射して前記順テーパのマスクパターンに応じた物理的イ
    オンエッチングにより所望の溝深さを有する非直線形状
    のレールを形成する物理的イオンエッチング加工工程
    と、該物理的イオンエッチング加工工程によって前記レ
    ール上に残った下層フィルムを除去する除去工程とを有
    し、薄膜磁気ヘッド用スライダー材の空気ベアリング面
    上に所望の溝深さを有する非直線形状のレールを形成す
    ることを特徴とする薄膜磁気ヘッド用スライダーの製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445542B1 (en) 2000-03-06 2002-09-03 Read-Rite Corporation Air bearing slider
US7477486B1 (en) 2005-12-07 2009-01-13 Western Digital (Fremont), Llc Air bearing slider with a side pad having a shallow recess depth

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445542B1 (en) 2000-03-06 2002-09-03 Read-Rite Corporation Air bearing slider
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