JPH08190866A - 絶縁性基板の製造方法 - Google Patents

絶縁性基板の製造方法

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JPH08190866A
JPH08190866A JP7002302A JP230295A JPH08190866A JP H08190866 A JPH08190866 A JP H08190866A JP 7002302 A JP7002302 A JP 7002302A JP 230295 A JP230295 A JP 230295A JP H08190866 A JPH08190866 A JP H08190866A
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substrate
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Kengo Hiruta
健吾 昼田
Eisei Kin
永生 金
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造能率が向上し、しかも加工精度が容易に
得られる低コストの絶縁性基板の製造方法を提供する。 【構成】 形成すべき隔壁12形状をなすインク浸透部
13を有する印刷原版11を基板本体10の表面に装着
し、該印刷原版11を基板本体10の裏側から磁力で吸
着して基板本体10表面に密接させる第1の工程と、イ
ンク14を前記印刷原版11に擦り付けることにより前
記インク浸透部13を通じて前記基板本体10に印刷す
る第2の工程と、基板本体10に印刷したインク14を
固化させる第3の工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁性基板の製造方法に
関し、特に、印刷原版を用いて絶縁性基板の基板本体表
面に隔壁を形成する絶縁性基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁性基板は、近年では、例えば、フラ
ットパネルディスプレイ(ここでは、LCD、EL、P
DP、VF等の総称として用いる。)やCRT(Cat
hode-ray tude)といった画像表示装置に
おいてその性能を左右するものとして特に重要な役割を
果たしている。前記PDP(プラズマパネルディスプレ
イ)は、絶縁性基板を発光部に使用したものであり、電
力の消費効率、小型化の容易性、画像のフリッカ、ジタ
ー、歪みが無いといった利点を有し、商用化に向けて研
究の対象になっている。
【0003】このPDPの一般的構成は、図5に示すよ
うに、背面基板1上に一定間隔で互いに平行にワイヤ状
の陽電極2を複数配置し、これら各陽電極2と交差する
方向に一定間隔で互いに平行に板状の陰電極3を複数配
置したものである。前記背面基板1は、いわゆる背面ガ
ラスであって、上面(図中上側)に前記陽電極2を収納
する深さ100〜200μm程度の電極溝4が50μm
程度の幅で一定間隔で互いに平行に複数形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PDPにあ
っては、隣り合う陽電極2間の絶縁を保持しつつ前記陽
電極2および陰電極3を高密度に設置することにより高
品位の画像が形成可能であるため、特に陽電極2の設置
密度の向上のために電極溝4を高密度に形成するための
背面基板1の加工技術が求められている。
【0005】しかしながら、電極溝4の形成は、従来、
背面基板1表面にショットブラストや研磨等の加工を施
すことが一般的であり、電極溝4の形成密度を向上する
ことが困難であった。すなわち、ガラスが有する割れや
すい等の加工上の欠点のため、従来から前記加工法によ
るガラスの加工能率は低いものになっていた。したがっ
て、背面基板1の電極溝4の形成数を増大すれば、背面
基板1の製造能率の大幅な低下や製造コストの上昇を招
くことが懸念される。このため、低コストかつ製造能率
が向上する絶縁性基板の製造方法の開発が求められてい
た。
【0006】また、前記問題に鑑みて印刷技術を利用し
て背面基板1面上に陽電極2間を仕切る隔壁を形成する
ことも研究されているが、固化することにより隔壁とな
るインクの背面基板1における印刷時の厚さ寸法を確保
することが困難で、陽電極2同士間の遮蔽が不十分であ
り、前記問題の解決に至らないものになっていた。
【0007】さらに、エッチングによって背面基板1に
溝を形成することにより隔壁を形成する技術も検討され
ているが、形成できる隔壁の高さは通常30μm程度で
あるのが現状であり、前記問題の解決に至らないものに
なっていた。
【0008】隔壁の形成を要する絶縁性基板の前記PD
P以外の適用例においても、隔壁の突出寸法の確保が難
解な問題となっていた。一方、例えばCRTのシャドー
マスクのように、絶縁性基板に微細な穴を多数形成する
適用例においては、穴の形成能率が低いことに鑑みて逆
に絶縁性基板に印刷技術利用して被覆部分を形成する対
策が考えられるが、比較的広い面積に微細(前記シャド
ーマスクの場合、突出寸法10μm、幅20〜50μ
m、ピッチ140〜20μm程度)な被覆部分を形成す
ることは精度の確保が困難であり、また、半導体回路の
形成等に使用される写真技術を応用すればコストが大幅
に上昇するといった問題が生じる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、製造能率が向上し、しかも加工精度が容易に得られ
る低コストの絶縁性基板の製造方法を提供することを課
題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る絶縁性基板の製造方法では、形成すべ
き隔壁の平面形状をなすインク浸透部を有する印刷原版
を絶縁性基板の基板本体の表面に装着し、該印刷原版を
基板本体の裏側から磁力で吸着して基板本体表面に密接
させる第1の工程と、インクを前記印刷原版に擦り付け
ることにより前記インク浸透部を通じて前記基板本体に
印刷する第2の工程と、基板本体に印刷したインクを固
化させる第3の工程とを備えることを前記課題の解決手
段とした。
【0011】請求項2記載の絶縁性基板の製造方法で
は、第2の工程において、インクの擦り付けが印刷原版
表面を摺動するスクイージの往復動によりなされること
を前記課題の解決手段とした。
【0012】請求項3記載の絶縁性基板の製造方法で
は、前記インクが基材中に電気絶縁性物質の粒子を分散
してなることを前記課題の解決手段とした。
【0013】請求項4記載の絶縁性基板の製造方法で
は、請求項3記載の絶縁性基板の製造方法であって、前
記粒子の前記基板本体との少なくとも一部が同材質であ
ることを前記課題の解決手段とした。
【0014】請求項5記載の絶縁性基板の製造方法で
は、請求項3記載の絶縁性基板の製造方法であって、前
記第3の工程が、インク中の粒子を基板と一体に焼成す
る工程であることを前記課題の解決手段とした。
【0015】請求項6記載の絶縁性基板の製造方法で
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の絶縁性基板の
製造方法であって、前記第3の工程は、インクに遠赤外
線を照射する工程であることを前記課題の解決手段とし
た。
【0016】請求項7記載の絶縁性基板の製造方法で
は、前記インクは紫外線硬化性物質を含有し、前記第3
の工程は、インクに紫外線を照射して前記紫外線硬化性
物質を硬化させる工程であることを前記課題の解決手段
とした。
【0017】請求項8記載の絶縁性基板の製造方法で
は、前記インクは電気伝導性物質を含有し、前記第3の
工程は、溶融した前記電気伝導性物質を冷却して凝固さ
せる工程であることを前記課題の解決手段とした。
【0018】請求項9記載の絶縁性基板の製造方法で
は、基板本体へのインクの印刷完了後に、基板本体裏側
の磁力による吸着力を弱め、印刷原版本体をその裏側か
ら磁力で吸着して基板本体から離脱する第4の工程を備
えることを前記課題の解決手段とした。
【0019】請求項10記載の絶縁性基板の製造方法で
は、請求項1ないし9のいずれかに記載の絶縁性基板の
製造方法における第3の工程において固化の完了したイ
ンクの上に、第1の工程および第2の工程によってイン
クを印刷する第5の工程を備えることを前記課題の解決
手段とした。
【0020】請求項11記載の絶縁性基板の製造方法で
は、請求項1ないし10のいずれかに記載の絶縁性基板
の製造方法であって、前記基板本体が天然素材からなる
布または皮革であることを前記課題の解決手段とした。
【0021】
【作用】請求項1記載の絶縁性基板の製造方法によれ
ば、印刷原版を基板本体に吸着した状態で、印刷原版に
対するインクの擦り付けおよび基板本体へのインクの印
刷を行なうので、印刷原版と基板本体との間にずれが防
止され、基板本体へのインクの乗りや、インクの印刷位
置精度が確保される。基板本体に印刷されたインクは、
インク浸透部を型とする立体形状を形成し、固化される
ことにより基板本体表面に突設された状態になる。
【0022】請求項2記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、印刷原版に対するスクイージの往復動により、基
板本体へのインクの印刷が確実になされる。また、印刷
原版が基板本体に圧接状態で面接触しているので、スク
イージの往復動の際に印刷原版と基板本体との間の面方
向のずれが防止される。
【0023】請求項3記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、電気的絶縁性の隔壁が形成される。また、基板本
体が電気的絶縁性材料で形成されている場合には、隔壁
に基板本体と略同様の性質を持たせることができるとと
もに、隔壁と基板本体との間の一体化が確実になされ
る。
【0024】請求項4記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、隔壁と基板本体との各種性質が近いので、隔壁と
基板本体との一体化が確実になされるとともに、隔壁と
基板本体とが全体的に略一様な電気的、物理的性質を有
する絶縁性基板を形成することができる。
【0025】請求項5記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、基板本体に印刷したインクを焼くことにより、基
材を蒸発させてインク中の粒子からなる隔壁を焼成す
る。
【0026】請求項6記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、遠赤外線の作用によって、インクの表層および内
部が均等に加熱・固化される。また、インクの加熱と同
時に基板本体も加熱されるので、インク内の成分と基板
本体とがインクの固化とともに一体化され、固化時間の
短縮も可能である。
【0027】請求項7記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、紫外線硬化物質の硬化によってインクが固化され
るので、インクおよび基板本体の入熱が少なく、入熱や
冷却による歪みや変形等の心配が無い。
【0028】請求項8記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、所定位置に印刷したインクを印刷時または印刷後
に加熱してインク内の電気伝導性物質を溶融し、第3の
工程において冷却凝固させる。
【0029】請求項9記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、基板本体へのインクの印刷の完了後に、基板本体
裏側の磁力の発生源で発生する磁力を弱めるか磁力の発
生源を基板本体から遠ざけて印刷原版に対する吸着力を
弱める。印刷原版の基板本体からの離脱は、印刷原版裏
面からの磁力による吸着なので、印刷原版の広い範囲に
わたって吸着力が作用し、印刷原版に歪み等を生じさせ
ることなく安定に離脱を行なうことができる。
【0030】請求項10記載の絶縁性基板の製造方法に
よれば、固化の完了したインク上にインクの印刷を再度
行なうことにより、より厚肉の隔壁を形成する。また、
第5の工程と第2の工程との間で異種のインクを使用す
れば、種々の性状の隔壁を形成することができる。
【0031】請求項11記載の絶縁性基板の製造方法に
よれば、印刷原版と基板本体との密接力によって皮革や
布を挟持した状態でインクの印刷がなされる。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る絶縁性基板の製造方法の
一実施例を図1から図3を参照して説明する。説明の便
宜上、図1、図2中上側を絶縁性基板(以下、「PDP
用背面基板」と略称する)の上側と称する。前記PDP
用背面基板は、基板本体10表面に印刷原版11を利用
した印刷技術を適用して多数の隔壁12が形成された構
成となっている。
【0033】前記基板本体10は、ガラス製の板材であ
って、平坦な表面を有している。
【0034】前記印刷原版11は、厚さ数100μm程
度の薄板材であって、前記基板本体10表面に形成すべ
き隔壁12形状をなす溝状のインク浸透部13がその厚
さ方向に貫通されている。印刷原版11としては、
(1)強磁性体粉を結合材中に分散固定して形成された
印刷原版11、あるいは(2)強磁性体からなる薄板に
インク浸透部13を形成した印刷原版11、などが使用
可能である。
【0035】(1)強磁性体粉を結合材中に分散固定し
たものとしては、ナイロンやポリエステル等の合成繊
維、またはステンレス等の金属細線などで織ったメッシ
ュスクリーンの、印刷パターンをなすインク浸透部13
以外の部分に、強磁性体粉を添加した樹脂層を形成した
ものなどが使用可能である。この場合、前記樹脂層の形
成方法としては、周知のフォトレジストに強磁性体粉末
を添加したものを前記スクリーンに塗布し、これを印刷
パターンの反転形状に露光した後、不要な部分を除去し
てインク浸透部13を形成する方法が好適である。強磁
性体としては、鉄,コバルト,ニッケルまたはこれらの
合金、酸化物系磁性材料、化合物系磁性材料など、従来
周知の強磁性体はいずれも使用可能である。なお、樹脂
層のみにより十分な引っ張り強度を得ることができれ
ば、前記メッシュスクリーンを省いて、金属粉を添加し
た樹脂(いわゆるゴム磁石、プラスチック磁石を含む)
のみから印刷原版11を形成してもよい。その場合に
は、印刷原版11をエッチングまたは機械加工し、印刷
パターンをなす開口部(インク浸透部)を形成する。ま
た、メッシュスクリーンを強磁性体で形成してもよい。
【0036】(2)強磁性金属薄板にインク浸透部13
を形成したものとしては、軟鉄、コバルト合金、ニッケ
ル合金等の強磁性金属の薄板を打ち抜き、レーザー加
工、エッチングなどの手法により加工し、印刷パターン
をなすインク浸透部13を形成したものが使用できる。
インク浸透部13を形成した金属薄板に、補強用のメッ
シュスクリーンを張り合わせて使用しても良い。
【0037】前記隔壁12は、前記印刷原版11のイン
ク浸透部13に充填されることにより基板本体10表面
に印刷されるインク14を固化したものである。このイ
ンク14は、プロテイン等を含有し、温度変化等によっ
て流動状態から固化可能な基材14a内に前記基板本体
10と同質のガラス粒子14bを分散したものである
(図2参照)。
【0038】以下本発明の絶縁性基板の製造方法を説明
する。当該絶縁性基板の製造方法は、概略いわゆるスク
リーン印刷の手法によって突出寸法数100μmの隔壁
12を基板本体10面上に形成するものであって、ま
ず、図1に示すように、印刷原版11を基板本体10の
表面に装着し、該印刷原版11を基板本体の裏側から電
磁石15の磁力で吸着して基板本体10表面に密接させ
る。(第1の工程) この際、前記電磁石15は、図示しない電流供給手段に
おいて、電流を調整することにより印刷原版11の吸着
力が制御されている。
【0039】次に、図2に示すように、印刷原版11上
面上を摩擦・摺動可能に設けられたスクイージ16の最
初の移動方向(図中矢印方向)前側にインク14を供給
し、スクイージ16を動かすことによりインク14を前
記印刷原版11に擦り付け、前記インク浸透部13を通
じて前記基板本体10に印刷する。(第2の工程)前記
インク14の擦り込みは、印刷原版11の上面上をスク
イージ16を摩擦・摺動を一往復させることにより、イ
ンク14をインク浸透部13において基板本体10表面
に押しつける。この工程においては、電磁石15の吸着
力によって印刷原版11の全面が基板本体10表面に圧
接状態にあって隙間等の発生が防止され、面方向に十分
な摩擦力が生じるのでスクイージ16が印刷原版11表
面を摩擦しつつ往復動する際にも印刷原版11のずれを
効果的に防止でき、精度を高めることができる。
【0040】次に、電磁石15の通電を解除し、基板本
体10から印刷原版11を離脱した後(図3参照)、基
板本体10に印刷したインク14を乾燥固化させる。
(第3の工程)インク14の固化は、インク14の材料
に対応して燒結等によって行なってもよい。また、燒結
の際、インク14にはプロテインが含有されているの
で、有機溶剤などに比べてインク14印刷時の体積の収
縮が少なく、目的の形状が維持される。
【0041】前記電磁石15の通電解除は、電磁石15
を基板本体10から遠ざけることにかえてもよい。印刷
原版11の基板本体10から離脱する方法としては、印
刷原版11をその裏面から磁力で吸着することが適して
いる。この方法によれば、印刷原版11の広い範囲にわ
たって吸着力が作用し、印刷原版11に歪み等を生じさ
せることなく安定に離脱を行なうことができる。また、
この離脱作業にあっては、印刷原版11を隔壁12の高
さ方向に沿って正確に移動することができるので、隔壁
形状に影響を与えることが無い。基板本体10から離脱
後の印刷原版11は、再度基板本体10への装着位置に
移動し、以下、繰り返しインク14の印刷に使用され
る。なお、前記電磁石15にかえて永久磁石で印刷原版
11を吸着することも可能である。この場合、印刷原版
11の吸着力の調整を、永久磁石を基板本体10に対し
て接近離間させることにより行なう。
【0042】本発明の絶縁性基板の製造方法によれば、
印刷原版11を電磁石15の吸着力で吸着して基板本体
10に圧接した状態で印刷原版10に対するインク14
の擦り付けおよび印刷を行なうので、印刷原版11の厚
さ寸法が大きい場合であっても印刷原版11の基板本体
10との密着性の確保と面方向へのずれ防止とがなさ
れ、基板本体10へのインク14の乗りや、インク14
の印刷位置精度が確保され、基板本体10表面に目的形
状の隔壁12を高精度かつ容易に形成することができ、
PDP用背面基板の製造コストが低減するとともに、そ
の製造能率が向上する。加えて、印刷原版11における
インク浸透部13の設計が容易であるので、隔壁12の
形成間隔や形状、形成位置等の設定の自由度が向上す
る。
【0043】また、本発明の絶縁性基板の製造方法は、
前記インク14中に分散されるガラス粒子14bを基板
本体10と異なる種類のガラス、あるいはセラミック粒
子等に置換することも可能であり、特に、隔壁12の基
板本体10と接する部分のみを基板本体10と近い材質
にして他の部分を安価な絶縁性樹脂にするなどの、隔壁
12を異種の材料で形成する場合においては有利であ
り、PDP用背面基板の製造能率の効果が顕著である。
【0044】なお、本発明は、紙にインクを印刷する用
途に限定されず、例えば、インクとして微細な半田粒子
をフラックスや有機溶剤等に分散させたクリーム半田、
プリント基板製造用マスクとして使用されるレジスト材
料、未硬化状態の樹脂原料等を使用することも可能であ
る。本発明の絶縁性基板の製造方法では、厚いインク塗
膜を正確に形成することができるから、例えばプリント
基板やCRTのシャドーマスク等の製造プロセスにおい
て上記各材料を印刷する場合には特に好適である。
【0045】自然乾燥によって固化可能なインクを使用
する場合には、インクの乾燥に遠赤外線を利用すること
も可能である。この方法の場合、インクの表層および内
部が均等に加熱・固化されるので、隔壁内部に応力の残
留が少なく品質が安定する。また、インクの加熱と同時
に基板本体も加熱されるので、インク内の成分と基板本
体とがインクの固化とともに容易かつ確実に一体化がな
され、固化時間の短縮も可能である。
【0046】インクとして紫外線硬化性物質を含有した
ものを使用する場合には、紫外線硬化性物質の硬化によ
ってインクを固化する。この絶縁性基板の製造方法によ
れば、インクおよび基板本体の入熱が少なく、入熱や冷
却による歪みや変形等の心配が無く、隔壁の形成精度が
一層向上する。
【0047】インクとして電気伝導性物質を含有するも
のを使用する場合には、所定位置に印刷したインクを印
刷時または印刷後に加熱してインク内の電気伝導性物質
を溶融した後、冷却固化させる。この絶縁性基板の製造
方法によれば、例えば電気伝導性物質として半田を用い
た場合には、半田が溶融時に流動して基板本体上に形成
した溝や基板本体上においた部材間の隙間などの間に入
り込んで密着性を確実に確保することができ、特に半導
体素子の製造等にあっては優れた効果を発揮する。
【0048】基板本体としては、皮革や天然素材からな
る布であってもよい。これらの材料で形成された基板本
体は、一般に印刷時の平坦度の確保が難しいが、本発明
の製造方法によれば、印刷原版と基板本体との密接力に
よって基板本体である皮革や布を挟持した状態でインク
の印刷がなされるので、印刷時の基板本体のズレを防止
することができ、これらの基板本体にインクを大面積で
あっても容易に厚肉印刷することができる。前記布、皮
革としては、非磁性の材料を選択する。
【0049】また、前述した強磁性材料の微粉末をイン
クに混合しておくことにより、インク浸透部内に保持さ
れたインクをシート材に向けて磁力で吸引し、インク浸
透部からのインクの排出性向上を図ることなども可能で
ある。インク浸透部13内に凹凸を設ければ、多様な形
状の隔壁12を形成することもできる。ただし、インク
浸透部13内の凹凸は、印刷原版11の離脱において印
刷されたインク形状が破壊されない形状とする。
【0050】隔壁12は、図4に示すように、基板本体
10と接する部分のみを基板本体10と同質のガラス粒
子14bを多量に含有する同質層17とし、他の部分を
基板本体10と異なる材質からなる異質層18とするこ
ともできる。このような隔壁12は、インク浸透部13
へのインクの擦り付けを2度に分けて行なうなどの方法
で形成することができる。また、前記異質層18として
は、例えば、安価な絶縁性樹脂などが考えられ、この場
合、プラズマディスプレイパネル用背面基板の製造コス
トの一層の低減が可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の絶縁性基板の製造方法によれば、強磁性材料
を具備し、形成すべき隔壁の平面形状をなすインク浸透
部を有する印刷原版を絶縁性基板の基板本体の表面に装
着し、該印刷原版を基板本体の裏側から磁力で吸着して
基板本体表面に密接させる第1の工程と、インクを前記
印刷原版に擦り付けることにより前記インク浸透部を通
じて前記基板本体に印刷する第2の工程と、基板本体に
印刷したインクを固化させる第3の工程とを備え、印刷
原版を磁力で吸着して基板本体に圧接した状態で印刷原
版に対するインクの擦り付けおよび印刷を行なうので、
印刷原版の厚さ寸法が大きい場合であっても印刷原版の
基板本体との密着性の確保と面方向へのずれ防止とがな
され、基板本体へのインクの乗りや、インクの印刷位置
精度が確保され、基板本体表面に目的形状の隔壁を高精
度かつ容易に形成することができ、絶縁性基板の製造コ
ストが低減するとともに、その製造能率が向上する。加
えて、印刷原版におけるインク浸透部の設計が容易であ
るので、隔壁の形成間隔や形状、形成位置等の設定の自
由度が向上するといった優れた効果を奏する。
【0052】請求項2記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、第2の工程において、インクの擦り付けが印刷原
版表面を摺動するスクイージの往復動によりなされるの
で、インクが確実に基板本体に印刷され、隔壁の形成精
度が一層向上する。また、印刷原版が基板本体に圧接状
態で面接触しているので、スクイージの往復動の際に印
刷原版と基板本体との間の面方向のずれが防止され、高
い製造精度を容易に得られる。
【0053】請求項3記載の絶縁性基板の製造方法で
は、前記インクが基材中に電気絶縁性物質の粒子を分散
してなるものであるので、電気的絶縁性の隔壁を基板本
体に容易に形成することができ、隔壁を有する絶縁性基
板を容易かつ低コストで製造することができる。
【0054】請求項4記載の絶縁性基板の製造方法で
は、前記粒子と前記基板本体との少なくとも一部が同材
質であり、隔壁と基板本体との各種性質が近いので、隔
壁と基板本体との一体化が確実になされるとともに、隔
壁と基板本体とが全体的に略均等な電気的、物理的性質
を有する絶縁性基板を容易かつ低コストで製造すること
ができる。
【0055】請求項5記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、隔壁の形成工程が、インク中の粒子を基板と一体
に焼成する工程であって、基板本体に印刷したインクを
焼くことにより、基材を蒸発させてインク中の粒子から
なる隔壁を焼成するので、基板本体と隔壁との一体化が
一層確実に図れるとともに、絶縁性基板の電気性質や物
理的性質の均等性が容易である。
【0056】請求項6記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、遠赤外線の照射によってインクを固化するので、
インクの表層および内部が均等に加熱・固化され、隔壁
内部に応力の残留が少なく品質が安定する。また、イン
クの加熱と同時に基板本体も加熱されるので、インク内
の成分と基板本体とがインクの固化とともに容易かつ確
実に一体化がなされる。また、固化時間の短縮も可能で
ある。
【0057】請求項7記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、紫外線硬化物質の硬化によってインクが固化され
るので、インクおよび基板本体の入熱が少なく、入熱や
冷却による歪みや変形等の心配が無く、隔壁の形成精度
が一層向上する。
【0058】請求項8記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、所定位置に印刷したインクを印刷時または印刷後
に加熱してインク内の電気伝導性物質を溶融した後冷却
凝固させるので、電気伝導性物質が溶融時に流動して基
板本体上に形成した溝や基板本体上においた部材間の隙
間などの間に入り込んで密着性を確実に確保することが
できる。
【0059】請求項9記載の絶縁性基板の製造方法によ
れば、印刷原版をその裏面から磁力で吸着して基板本体
から離脱することにより、印刷原版の広い範囲にわたっ
て吸着力が作用して、印刷原版に歪み等を生じさせるこ
となく安定に離脱を行なうことができ、印刷の完了した
インク形状に影響を与えないので、隔壁の形成精度が一
層向上するとともに、印刷原版を長期にわたって繰り返
し使用する場合においてもインクの印刷精度を確保する
ことができる。
【0060】請求項10記載の絶縁性基板の製造方法に
よれば、固化の完了したインク上にインクの印刷を再度
行なうことにより、より厚肉の隔壁を容易に高精度で形
成することができるとともに、固化の完了したインクに
異種のインクを重ねて印刷することにより、電気的、磁
気的、視覚的等において種々の性状の隔壁を形成するこ
とができる。
【0061】請求項11記載の絶縁性基板の製造方法に
よれば、印刷原版と基板本体との密接力によって基板本
体である皮革や布を挟持した状態でインクの印刷がなさ
れるので、印刷時の基板本体のズレを防止することがで
き、これらの基板本体に大面積で容易にインクを厚肉印
刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る絶縁性基板の製造方法の一実施例
を示す図であって、基板本体表面に印刷原版を設置吸着
する工程(第1の工程)を示す側断面図である。
【図2】同実施例における、インクのインク浸透部への
擦り込み工程を(第2の工程)を示す側断面図である。
【図3】同実施例によって製造する絶縁性基板を示す斜
視図である。
【図4】同実施例によって製造する絶縁性基板を示す図
であって、同質層と異質層とからなる隔壁を設けた態様
を示す斜視図である。
【図5】プラズマディスプレイパネルを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 基板本体 11 印刷原版 12 隔壁 13 インク浸透部 14 インク 14a 基材 14b ガラス粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 永生 大韓民国ソウル特別市東大門区典農洞206 −138

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に隔壁が設けられてなる絶縁性基板の
    製造方法であって、 形成すべき隔壁の平面形状をなすインク浸透部を有する
    印刷原版を絶縁性基板の基板本体の表面に装着し、該印
    刷原版を基板本体の裏側から磁力で吸着して基板本体表
    面に密接させる第1の工程と、 インクを前記印刷原版に擦り付けることにより前記イン
    ク浸透部を通じて前記基板本体に印刷する第2の工程
    と、 基板本体に印刷したインクを固化させる第3の工程とを
    備えることを特徴とする絶縁性基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の絶縁性基板の製造方法で
    あって、前記第2の工程において、インクの擦り付けが
    印刷原版表面を摺動するスクイージの往復動によりなさ
    れることを特徴とする絶縁性基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の絶縁性基板の製
    造方法であって、前記インクが基材中に電気絶縁性物質
    の粒子を分散してなることを特徴とする絶縁性基板の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の絶縁性基板の製造方法で
    あって、前記粒子と前記基板本体との少なくとも一部が
    同材質であることを特徴とする絶縁性基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の絶縁性基板の製造方法で
    あって、前記第3の工程は、インク中の粒子を基板と一
    体に焼成する工程であることを特徴とする絶縁性基板の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の絶
    縁性基板の製造方法であって、前記第3の工程は、イン
    クに遠赤外線を照射する工程であることを特徴とする絶
    縁性基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに記載の絶
    縁性基板の製造方法であって、前記インクは紫外線硬化
    性物質を含有し、前記第3の工程は、インクに紫外線を
    照射して前記紫外線硬化性物質を硬化させる工程である
    ことを特徴とする絶縁性基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の絶縁性基板の製
    造方法であって、前記インクは電気伝導性物質を含有
    し、前記第3の工程は、溶融した前記電気伝導性物質を
    冷却して凝固させる工程であることを特徴とする絶縁性
    基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の絶
    縁性基板の製造方法であって、基板本体へのインクの印
    刷完了後に、基板本体裏側の磁力による吸着力を弱め、
    印刷原版本体をその裏側から磁力で吸着して基板本体か
    ら離脱する第4の工程を備えることを特徴とする絶縁性
    基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    絶縁性基板の製造方法であって、第3の工程において固
    化の完了したインクの上に、第1の工程および第2の工
    程によってインクを印刷する第5の工程を備えることを
    特徴とする絶縁性基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の絶縁性基板の製造方法であって、前記基板本体が天然
    素材からなる布または皮革であることを特徴とする絶縁
    性基板の製造方法。
JP7002302A 1994-08-10 1995-01-10 絶縁性基板の製造方法 Pending JPH08190866A (ja)

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JP7002302A JPH08190866A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 絶縁性基板の製造方法
DE69501299T DE69501299T2 (de) 1994-08-10 1995-08-09 Verfahren zur Herstellung eines Substrates mit vorstehenden Portionen
US08/513,156 US5830307A (en) 1994-08-10 1995-08-09 Production method for substrate having projecting portions
AT95420230T ATE161675T1 (de) 1994-08-10 1995-08-09 Verfahren zur herstellung eines substrates mit vorstehenden portionen
EP95420230A EP0701393B1 (en) 1994-08-10 1995-08-09 Production method for substrate having projecting portions
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071702A (ja) * 1992-12-16 1995-01-06 Kengo Hiruta スクリーン印刷装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH071702A (ja) * 1992-12-16 1995-01-06 Kengo Hiruta スクリーン印刷装置

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