JPH08191462A - 立体映像再生装置および立体撮影装置 - Google Patents

立体映像再生装置および立体撮影装置

Info

Publication number
JPH08191462A
JPH08191462A JP7002118A JP211895A JPH08191462A JP H08191462 A JPH08191462 A JP H08191462A JP 7002118 A JP7002118 A JP 7002118A JP 211895 A JP211895 A JP 211895A JP H08191462 A JPH08191462 A JP H08191462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
stereoscopic
stereoscopic image
focus
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7002118A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Araoka
伸治 荒岡
Masao Sato
政雄 佐藤
Tsutomu Nakamura
努 中村
Masaki Imaizumi
正喜 今泉
Masashi Hankawa
雅司 半川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7002118A priority Critical patent/JPH08191462A/ja
Publication of JPH08191462A publication Critical patent/JPH08191462A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 融像範囲の外にある被写体の映像が二重像に
見えること等に起因する操作者の違和感や疲労を軽減す
る立体映像再生装置および立体撮影装置を提供する。 【構成】 右眼用および左眼用の2つでなるカメラと、
被写体距離情報、上記カメラの輻輳角,焦点距離,基線
長が含まれる撮影条件データおよびヘッドマウントディ
スプレイに係る虚像位置,画角,輻輳角が含まれる再生
条件データに基づいて立体映像の合焦許容範囲を演算す
るフォーカスリミット演算処理部32と、このフォーカ
スリミット演算処理部32を制御するカメラシステムコ
ントロール部31と、非合焦許容範囲には移動させない
ように規制してフォーカス枠を駆動するフォーカス枠駆
動機構33と、上記撮影条件データおよび再生条件デー
タに基づいて所定の最適被写界深度を演算する最適被写
界深度演算処理部34とを備え、演算された被写界深度
に基づきカメラの絞り値およびシャッタ速度を設定す
る、両眼視差を利用して立体映像を得る立体映像再生装
置および立体撮影装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体映像再生装置およ
び立体撮影装置、より詳しくは、両眼視差を利用して立
体映像を得る立体映像再生装置および立体撮影装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】人間は、主として視覚を通して物体の立
体感を知覚しており、この視覚における生理的要因とし
ては、(1)毛様体筋による水晶体の調節量による立体
感、(2)対象物までの距離によって異なる両眼の見込
み角(輻輳角)の量による立体感、(3)対象物までの
距離によって右眼像と左眼像とが異なることに起因する
両眼の視差による立体感、(4)対象物が移動して距離
が変化すると物体像(位置および形状)が変化すること
に起因する単眼の運動視差による立体感、(5)視野角
の広い画像に観察者が取り込まれて融合することにより
得られる取り込み効果による立体感などが主なものであ
る。
【0003】これらの内でも特に重要な要因となってい
る(3)、すなわち、両眼の視差による立体感に着目し
て、2つのレンズを並べて映像を取り込み、それぞれの
映像を左右の眼で独立して見ることにより立体映像を得
る手段は、従来より種々のものが提案されている。
【0004】上記2つのレンズにより取り込んだ映像を
上記両眼の視差を利用して立体的に表示する手段として
は、例えば、スキーのゴーグルのように頭部に装着して
用いるヘッドマウントディスプレイにより2つの映像を
左右の眼で独立して見るものや、右眼用の映像と左眼用
の映像を1つの画面により時分割的に表示して、この画
面に同期するようにした液晶シャッタメガネを用いて見
る方式の再生装置や、左眼用映像をある方向に偏光した
光で表示しかつ右眼用映像をこれに直交する方向に偏光
した光で同時に重ね合わせて表示し、これらを同様に互
いに直交するように構成した偏光フィルタを介して観察
するようにした偏光メガネ式の再生装置等や、ディスプ
レイ上に多数のかまぼこ状のレンズを配置して左右の眼
に別々の画像を見せるようにしたレンチキュラレンズを
用いる方式の立体視用ディスプレイなどが知られてい
る。
【0005】このような立体映像再生装置および立体撮
影装置においては、左右のレンズの撮影状態や再生装置
の再生状態により、立体映像の見えかたが変化する。
【0006】操作者にとって良好な立体映像とは、肉眼
視に近い状態、すなわち、見たい被写体を、眼の輻輳角
および焦点が合った状態で見ることができる立体映像で
ある。
【0007】このような良好な立体映像をもたらすに
は、撮影時にレンズの輻輳角やレンズ同士の間隔である
基線長を調節して肉眼視に近い状態で撮影する必要があ
るとともに、再生時にも眼幅や虚像位置を調節すること
により肉眼視に近い状態で見ることができるように再生
を行う必要がある。
【0008】こうした観点から、より良好な立体映像を
得るための技術手段は従来より種々のものが提案されて
いる。
【0009】この内でも特に、撮影時におけるレンズの
輻輳角を変更することができるように構成したものの一
例として、特開昭63−153987号公報には、右眼
用と左眼用の2つのレンズの内の一方を被写体に対して
所定角度内側に向けて固定するとともに、他方のレンズ
を被写体の遠近に応じて回転させることにより、輻輳角
の変更を行うようにしたものが記載されていて、この輻
輳角の変更により操作者の疲労を軽減させるようになっ
ている。
【0010】さらに、特開昭64−11254号公報に
は、2台の撮像装置の光軸が物体上で交わることによっ
てその物体の左眼用画像と右眼用画像とを撮影し、その
2つの画像を組み合わせて人間の両眼視差を利用した立
体画像を得る立体撮像装置において、第1の撮像装置の
位置を示す基準点と第2の撮像装置の位置を示す基準点
とを結ぶ撮像基準線に沿って各々の撮像装置を互いに逆
方向で同一量同時に移動させる間隔変更手段と、上記光
軸と上記基準点を通る鉛直線とのなす角度を各々同一方
向で同一量だけ同時に変化させる垂直方向変更手段と、
上記光軸と上記撮像基準線とのなす角を各々逆方向で同
一量だけ同時に変化させる輻輳角変更手段とを備えた立
体撮像装置が記載されていて、右眼用レンズと左眼用レ
ンズを左右均等に回転させて輻輳角を変更することによ
り、一方のレンズのみを回転させる場合に生じる操作者
の違和感を軽減するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】人間には、寄り目およ
び拡散目の限界があり、左右の映像がその限界を越すと
立体には見えなくなるが、輻輳視の場合には、右眼と左
眼の光軸が交差する点(以下、輻輳点という。)が近い
ほどその限界ができ易くなる。
【0012】そして、右眼像と左眼像を1つの像として
見ることができる融像範囲は、焦点距離が長いほど、ま
た、基線長が長いほど狭くなってしまう。
【0013】上記融像範囲の外に物体がある場合には、
操作者にはその物体は立体には見えず、右眼像と左眼像
が一致しない二重像になって見えてしまう。そのため
に、操作者にとっては、見たい被写体と非融像範囲の被
写体が混在することになり、とても見苦しい映像となっ
て違和感を与えるのみならず、操作者に疲労を与えるも
のとなってしまう。
【0014】上記特開昭63−153987号公報や特
開昭64−11254号公報に記載のものでは、輻輳角
を変更する手段について記載されているが、上述のよう
な非融像範囲に関する操作者の違和感や疲労について
は、特に記載されていない。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、合焦許容範囲外にある被写体の映像に起因する操
作者の違和感や疲労を軽減することができる立体映像再
生装置を提供することを第1の目的としている。
【0016】また、本発明は、撮影光学系および再生装
置の条件を考慮して、合焦許容範囲外にある被写体の映
像に起因する操作者の違和感や疲労を軽減することがで
きる立体映像再生装置を提供することを第2の目的とし
ている。
【0017】さらに、本発明は、合焦許容範囲外にある
被写体の映像に起因する操作者の違和感や疲労を軽減す
ることができる立体撮影装置を提供することを第3の目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の立体映像再生装置は、両眼視差を利用し
て立体映像を得るものであって、撮影条件データおよび
再生条件データに基づいて立体映像の合焦許容範囲を演
算する演算手段と、合焦許容範囲外では映像を非合焦と
する制御手段とを備えたものである。
【0019】また、上記撮影条件データには被写体距離
情報、撮影光学系の輻輳角、焦点距離、基線長が含ま
れ、上記再生条件データには再生装置に係る虚像位置、
画角、輻輳角が含まれるように構成されることが望まし
い。
【0020】さらに、本発明の立体撮影装置は、両眼視
差を利用して立体映像を得るものであって、撮影光学系
と、立体映像の合焦許容範囲を設定するために撮影条件
データおよび再生条件データに基づいて所定の最適被写
界深度を演算する被写界深度演算手段と、演算された被
写界深度に基づき撮影光学系の絞り値およびシャッタ速
度を設定する露出制御手段とを備えたものである。
【0021】
【作用】本発明の立体映像再生装置は、演算手段が撮影
条件データおよび再生条件データに基づいて立体映像の
合焦許容範囲を演算し、制御手段が合焦許容範囲外では
映像を非合焦として、両眼視差を利用して立体映像を得
る。
【0022】また、本発明の立体映像再生装置は、望ま
しくは、演算手段が被写体距離情報、撮影光学系の輻輳
角、焦点距離、基線長が含まれる撮影条件データおよび
再生装置に係る虚像位置、画角、輻輳角が含まれる再生
条件データに基づいて立体映像の合焦許容範囲を演算
し、制御手段が合焦許容範囲外では映像を非合焦とし
て、両眼視差を利用して立体映像を得る。
【0023】さらに、本発明の立体撮影装置は、被写界
深度演算手段が立体映像の合焦許容範囲を設定するため
に撮影条件データおよび再生条件データに基づいて所定
の最適被写界深度を演算し、露出制御手段が演算された
被写界深度に基づき撮影光学系の絞り値およびシャッタ
速度を設定し、両眼視差を利用して立体映像を得る。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図6は本発明の一実施例を示したもので
あり、図1は立体映像再生装置および立体撮影装置を遠
隔操作装置に適用したシステムを示す斜視図、図2は立
体映像再生装置および立体撮影装置のカメラ部を示す平
断面図である。
【0025】まず、図1を参照して、立体映像再生装置
および立体撮影装置のシステムについて説明する。
【0026】遠隔操作される土木用機械には、略平行に
並べられた2本のカメラ11と、該土木用機械の動作を
制御するとともに上記カメラ11を制御する制御部12
が搭載されている。
【0027】上記制御部12は、上記カメラ11により
撮像された信号を処理する映像処理回路部と、処理され
た映像信号を操作者側に向けて送信する映像送信部と、
操作者側からのカメラ操作信号を受信するカメラ操作信
号受信部と、受信したカメラ操作信号により上記カメラ
11の方向やフォーカス等を操作するためのカメラ駆動
回路部と、さらに、操作者側からの土木用機械操作信号
を受信して駆動する土木用機械駆動回路部とを有してな
る。
【0028】一方、操作者は、ヘッドマウントディスプ
レイ(以下、HMDと省略する。)14を見ながら、操
作装置15により操作を行うようになっていて、これら
HMD14および操作装置15は、送受信装置を兼ねた
制御装置13に接続されている。
【0029】映像再生部である上記HMD14は、独立
に設けられた右眼用映像表示を行うLCD14Rと左眼
用映像表示を行うLCD14L(図3等参照)とを人の
眼幅(例えば70mm)の間隔で平行に並べてなり、各
LCD14R,14Lの操作者の眼に向かう側には、図
示しない虚像位置を決めるレンズが配置されている。
【0030】上記操作装置15は、上記土木用機械を操
作入力することができるとともに、上記カメラ11の方
向を入力することができるものである。
【0031】上記制御装置13は、上記制御部12から
送信された映像信号を受信する映像受信部と、この映像
受信部により受信した信号をHMD14に送出する信号
に処理する信号処理部と、上記操作装置15から入力さ
れたカメラ操作信号を該制御部12に送信するカメラ操
作信号送信部と、同操作装置15から入力された土木用
機械操作信号を制御部12に送信する土木用機械操作信
号送信部とを有してなる。
【0032】次に、図2を参照してカメラ11の構成に
ついて詳しく説明する。
【0033】このカメラ11は、右眼用カメラ11Rお
よび左眼用カメラ11Lでなり、これら2つのカメラ
は、水平面に対する高さが一致するようにして、一定の
間隔(基線長)で略平行に並べて設けられていて、それ
ぞれ同一の光学系、つまり同一仕様のレンズを有してい
る。
【0034】右眼用カメラ11Rは、右眼用光学系1R
と、この右眼用光学系1Rの結像位置に配設された撮像
素子2Rとを内蔵してなる。
【0035】上記右眼用光学系1Rは、光軸前方側から
順に、1群レンズ3R,ズーム枠に保持され光軸方向に
移動可能な2群レンズ4R,絞り5R,3群レンズ6
R,フォーカス枠に保持され光軸方向に移動可能な4群
レンズ7R,ローパスフィルタや赤外線カットフィルタ
等で構成されたフィルタ群8Rを有して構成されてい
て、一般のムービ用のレンズとほぼ同様の構成である。
【0036】左眼用カメラ11Lも、左眼用光学系1L
と、この左眼用光学系1Lの結像位置に配設された撮像
素子2Lとを内蔵してなる。
【0037】上記左眼用光学系1Lも上述の右眼用レン
ズ1Rと同様に構成されており、すなわち、光軸前方側
から順に、1群レンズ3L,ズーム枠に保持され光軸方
向に移動可能な2群レンズ4L,絞り5L,3群レンズ
6L,フォーカス枠に保持され光軸方向に移動可能な4
群レンズ7L,ローパスフィルタや赤外線カットフィル
タ等で構成されたフィルタ群8Lを有している。
【0038】上記撮像素子2R,2Lから出力された映
像信号は、上記制御部12に入力されて、そこで映像処
理が行われるようになっている。
【0039】上述のようなカメラ11には、図示しない
駆動機構が設けられていて、輻輳視をする場合には、右
眼用カメラ11Rおよび左眼用カメラ11Lの両方、も
しくは一方の対物レンズ側を、カメラの略中心を回転軸
として内側に向けるようになっている。
【0040】次に、図3を参照して非融像範囲について
説明する。
【0041】図示の状態は、所定の基線長をもって配設
された右眼用カメラ11Rおよび左眼用カメラ11Lを
ともに物体16に向けている状態、つまり右眼用カメラ
11Rの光軸と左眼用カメラ11Lの光軸が所定の輻輳
点距離にある物体16上で角度θc をなして交差してい
る状態と、このときのHMD14上に観察される像を示
している。
【0042】再生側であるHMD14では、輻輳角が略
0になるように設定されていて、つまり、カメラ側で撮
影した輻輳点が再生画の中心にあって平行視となるよう
にされている。すなわち、HMD14では、物体16の
像は、HMD14の左眼用LCD14Lの中心部に映像
16Lが表示され、右眼用LCD14Rの中心部に映像
16Rが表示される。
【0043】そして、物体16の手前側にある物体18
は、左眼用LCD14Lにおいて映像16Lの右側に左
眼から見た角度θL をもって映像18Lとして表示さ
れ、右眼用LCD14Rにおいて映像16Rの左側に右
眼から見た角度θR をもって映像18Rとして表示され
る。つまり、輻輳点の手前側の物体18は、再生画では
内側に表示されて、操作者の眼は寄り目傾向になる。
【0044】また、物体16の後方側にある物体17
は、左眼用LCD14Lにおいて映像16Lの左側に左
眼から見た角度αL をもって映像17Lとして表示さ
れ、右眼用LCD14Rにおいて映像16Rの右側に右
眼から見た角度αR をもって映像17Rとして表示され
る。つまり、輻輳点の後方側の物体17は、再生画では
外側に表示されて、操作者の眼は拡散目傾向になる。
【0045】なお、眼線が再生画面に対して垂直である
場合には、再生画面の中央が0°であり、これよりも内
側を+側、外側を−側としている。
【0046】こうして輻輳視の場合には、輻輳点の手前
側の被写体は操作者にとって寄り目傾向になり、後方側
の被写体は拡散目傾向になるが、これら寄り目,拡散目
の限界から、被写体を立体視することができる融像範囲
が決まり、大半の人が一瞬のうちに融像することができ
る融像範囲は、本出願人の実験では、図3において、−
2°≦αR+αL,θR+θL≦6°となる範囲であった。
本実施例では、このような融像範囲以外を非融像範囲と
いうことにする。
【0047】こうした非融像範囲に関する情報(例え
ば、角度で示した非融像範囲情報)を距離情報に変換す
るには、カメラ側の条件である被写体距離情報、輻輳
角、焦点距離、基線長に関する情報、および、再生側の
条件である輻輳角、虚像位置、画角に関する情報が必要
になる。
【0048】図4は再生側であるHMD14における融
像範囲に関する条件を説明するための斜視図である。
【0049】左眼用LCD14Lおよび右眼用LCD1
4Rに表示された画像は、図示しない光学系によって操
作者の眼から距離Dの位置に虚像19L,19Rを結ぶ
ようになっている。この距離Dは、本実施例では例えば
1mである。
【0050】そして、左眼用LCD14Lおよび右眼用
LCD14Rによる画角θH は、本実施例では例えば3
0°となるように設定されている。
【0051】さらに、左眼用LCD14Lの中心画像2
1Lおよび右眼用LCD14Rの中心画像21Rは、虚
像19L,19Rにおいてはそれぞれ中心虚像22L,
22Rとなっていて、操作者の左右の眼からこれらに各
々結んだ光軸のなす角(つまり輻輳角)θE は、本実施
例ではほぼ0となるように構成されている。
【0052】図5は、輻輳点と融像可能被写体距離との
相関を示す図である。
【0053】なお、融像可能被写体距離は、上述のよう
に撮影側の条件と再生側の条件に依存するために、この
図5では、カメラ側の条件が、1/3インチのCCDを
用いてかつ基線長が70mmであり、またHMD側の条
件が、上述のように、虚像位置が1mかつ画角が30°
かつ輻輳点までの距離が無限大(つまり平行視)である
場合について図示している。なお、融像範囲は、上述の
ように−2°から6°の範囲である。
【0054】まず、輻輳点までの距離が1mである場合
には、レンズの焦点距離がf=10mmの場合には例え
ば0.3mから1.8mの距離にある被写体が融像可能
であり、レンズの焦点距離がf=20mmの場合にはこ
れより狭くなって0.5mから1.3mの距離にある被
写体が融像可能であり、レンズの焦点距離がf=40m
mの場合にはさらに狭くなって0.6mから1.1mの
距離にある被写体が融像可能となる。
【0055】次に、輻輳点までの距離が3mである場合
には、レンズの焦点距離がf=10mmの場合には例え
ば0.5m以上の距離にある被写体が融像可能であり、
レンズの焦点距離がf=20mmの場合にはこれより狭
くなって0.9m以上の距離にある被写体が融像可能で
あり、レンズの焦点距離がf=40mmの場合にはさら
に狭くなって1.4mから4.6mの距離にある被写体
が融像可能となる。
【0056】そして、輻輳点までの距離が5mである場
合には、レンズの焦点距離がf=10mmの場合には例
えば0.6m以上の距離にある被写体が融像可能であ
り、レンズの焦点距離がf=20mmの場合にはこれよ
り狭くなって1.1m以上の距離にある被写体が融像可
能であり、レンズの焦点距離がf=40mmの場合には
さらに狭くなって1.7m以上の距離にある被写体が融
像可能となる。
【0057】このように、融像可能範囲は、レンズの焦
点距離が長くなるに従って狭くなり、また、輻輳点まで
の距離が長くなるに従って遠距離側へ少しずつシフトし
ながら広くなるようになっている。
【0058】次に図6は、立体映像再生装置および立体
撮影装置の要部を示すブロック図である。この実施例の
立体映像再生装置および立体撮影装置は、カメラシステ
ムコントロール部31と、このカメラシステムコントロ
ール部31により制御される演算手段たるフォーカスリ
ミット演算処理部32と、このフォーカスリミット演算
処理部32の出力に基づいて駆動される制御手段たるフ
ォーカス枠駆動機構33と、上記フォーカスリミット演
算処理部32の出力に基づいて最適となる被写界深度を
演算する被写界深度演算手段たる最適被写界深度演算処
理部34とを有しており、上記最適被写界深度演算処理
部34により演算された被写界深度に基づいて、図示し
ない露出制御手段が、カメラ11の絞り5R,5Lの絞
り値や撮像素子2R,2Lによる電子シャッタ速度等の
設定を行うようになっている。
【0059】上記フォーカスリミット演算処理部32の
図示しない記憶手段には、上記図5に示したような融像
範囲の外となる非融像範囲の被写体にはフォーカスが合
わないようにするためのフォーカスリミット情報が記憶
されている。
【0060】このフォーカスリミット情報は、上述した
融像範囲−2°〜6°と、図3に示したようなカメラ側
の条件である輻輳角、焦点距離、基線長と、図4に示し
たような再生側の条件である虚像位置、画角、輻輳角と
の相関から求められるものであり、図5に示したような
レンズの焦点距離fの要因を含んだ融像可能被写体距離
と、絞りおよび電子シャッタ速度の組み合わせとなって
いる。
【0061】次に、このような構成の立体映像再生装置
および立体撮影装置の動作について説明する。カメラシ
ステムコントロール部31から、カメラ側の条件である
被写体距離情報、輻輳点、焦点距離、基線長に関する情
報が送られるとともに、再生側であるHMD14の条件
として虚像位置、画角、輻輳角の情報がフォーカスリミ
ット演算処理部32に送られると、このフォーカスリミ
ット演算処理部32は、これらの情報に基づいてフォー
カスリミット値を演算する。
【0062】フォーカスレンズを保持するフォーカス枠
の移動範囲は、フォーカスリミット演算処理部32によ
り算出されたフォーカスリミットの範囲内とするため
に、非融像範囲にはフォーカスが合うことはなく非合焦
となる。
【0063】なお、ここにいう非合焦とは、マスキング
等の映像が合焦していない全ての状態を含むものであ
り、例えばHMD14内に設けられたレンズを調整する
ことにより映像の焦点が合わないようにする手段も含む
ものである。
【0064】また、上記フォーカスリミット情報および
フォーカス情報を元に、最適被写界深度演算処理部34
では、絞り値および電子シャッタ速度の組み合わせを、
非融像範囲距離の被写体が自然に感じられるボケ具合と
なるような最適なものに設定する。
【0065】このような実施例によれば、左右独立した
映像を得るための左眼用カメラおよび右眼用カメラを有
して立体映像再生装置および立体撮影装置を構成し、撮
影側および再生側に関する情報に基づきフォーカスリミ
ット演算処理部がフォーカスリミット範囲を演算して、
その範囲内でフォーカスするようにしたために、非融像
範囲の被写体に焦点が合うことはない。
【0066】さらに、最適被写界深度演算処理部におい
て非融像範囲の被写体を違和感なくぼかすような最適な
絞りおよび電子シャッタの組み合わせを設定することに
より、非融像範囲の被写体が二重像となることなく自然
なボケ具合に感じられるようにされるために、操作者
は、違和感や疲れを生じることなくリラックスした状態
で立体映像を見ることができる。
【0067】また、このような実施例の構成は、融像範
囲が狭くなる至近距離での撮影において特に有効なもの
となっている。
【0068】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施態様によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0069】(1) 両眼視差を利用して立体映像を得
るものであって、撮影条件データおよび再生条件データ
に基づいて立体映像の合焦許容範囲を演算する演算手段
と、合焦許容範囲外では映像を非合焦とする制御手段
と、を具備したことを特徴とする立体映像再生装置。
【0070】(2) 上記撮影条件データには被写体距
離情報、撮影光学系の輻輳角、焦点距離、基線長が含ま
れ、上記再生条件データには再生装置に係る虚像位置、
画角、輻輳角が含まれるように構成されたものであるこ
とを特徴とする付記1に記載の立体映像再生装置。
【0071】(3) 両眼視差を利用して立体映像を得
るものであって、撮影光学系と、立体映像の合焦許容範
囲を設定するために、撮影条件データおよび再生条件デ
ータに基づいて所定の最適被写界深度を演算する被写界
深度演算手段と、演算された被写界深度に基づき撮影光
学系の絞り値およびシャッタ速度を設定する露出制御手
段と、を具備したことを特徴とする立体撮影装置。
【0072】(4) 上記合焦許容範囲は映像の融像可
能範囲内に設定されることを特徴とする付記1または付
記2に記載の立体映像再生装置。
【0073】(5) 上記合焦許容範囲は映像の融像可
能範囲内に設定されることを特徴とする付記3に記載の
立体撮影装置。
【0074】(6) 両眼視差を利用して立体映像を得
る立体撮影装置において、被写体距離情報、撮影光学系
の輻輳角、焦点距離、基線長、および再生装置に係る虚
像位置、画角、輻輳角の情報に基づいてフォーカスリミ
ットを算出するフォーカスリミット演算処理手段と、こ
のフォーカスリミット演算処理手段により算出されたフ
ォーカスリミットを超える領域には合焦を行わせないよ
うにする制御手段と、を具備したことを特徴とする立体
撮影装置。
【0075】(7) さらに、被写体距離情報、上記撮
影光学系の輻輳角、焦点距離、基線長、および再生装置
に係る虚像位置、画角、輻輳角の情報に基づいて最適な
被写界深度を算出する被写界深度演算処理手段と、この
被写界深度演算処理手段により算出された被写界深度に
基づいて上記撮影光学系の絞り値およびシャッタ速度の
組み合わせを設定する露出制御手段と、を具備したこと
を特徴とする付記6に記載の立体撮影装置。
【0076】付記1に記載の発明による立体映像再生装
置によれば、合焦許容範囲外にある被写体の映像に起因
する操作者の違和感や疲労を軽減することができる。
【0077】付記2に記載の発明による立体映像再生装
置によれば、撮影光学系および再生装置の条件を考慮し
て、合焦許容範囲外にある被写体の映像に起因する操作
者の違和感や疲労を軽減することができる。
【0078】付記3に記載の発明による立体撮影装置に
よれば、合焦許容範囲外にある被写体の映像に起因する
操作者の違和感や疲労を軽減することができる。
【0079】付記4に記載の発明によれば、付記1また
は付記2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、
立体視とならずに二重像となる非融像可能範囲の被写体
に合焦することはない。
【0080】付記5に記載の発明によれば、付記3に記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、立体視となら
ずに二重像となる非融像可能範囲の被写体を良好にぼか
すことができる。
【0081】付記6に記載の発明によれば、撮影光学系
および再生装置の条件を考慮して、フォーカスリミット
を越える領域にある被写体の映像に起因する操作者の違
和感や疲労を軽減することができる。
【0082】付記7に記載の発明によれば、付記6に記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、フォーカスリ
ミットを越える領域にある被写体を良好にぼかすことが
できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の立体映像再生装置によれば、合焦許容範囲外にあ
る被写体の映像に起因する操作者の違和感や疲労を軽減
することができる。
【0084】また、本発明の請求項2に記載の立体映像
再生装置によれば、撮影光学系および再生装置の条件を
考慮して、合焦許容範囲外にある被写体の映像に起因す
る操作者の違和感や疲労を軽減することができる。
【0085】さらに、本発明の請求項3に記載の立体撮
影装置によれば、合焦許容範囲外にある被写体の映像に
起因する操作者の違和感や疲労を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の立体映像再生装置および立
体撮影装置を遠隔操作装置に適用した例を示す斜視図。
【図2】上記実施例の立体映像再生装置および立体撮影
装置のカメラ部を示す平断面図。
【図3】上記実施例において、左,右眼用カメラにより
所定の物体を注視したときに、その前後にある物体のヘ
ッドマウントディスプレイによる見え方を示す図。
【図4】上記実施例において、再生側であるヘッドマウ
ントディスプレイにおける融像範囲に関する条件を説明
するための斜視図。
【図5】上記実施例において、輻輳点と融像可能被写体
距離との相関を示す図。
【図6】上記実施例の立体映像再生装置および立体撮影
装置の要部を示すブロック図。
【符号の説明】
11…カメラ 12…制御部 13…制御装置 14…ヘッドマウントディスプレイ(HMD) 15…操作装置 31…カメラシステムコントロール部 32…フォーカスリミット演算処理部(演算手段) 33…フォーカス枠駆動機構(制御手段) 34…最適被写界深度演算処理部(被写界深度演算手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今泉 正喜 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 半川 雅司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両眼視差を利用して立体映像を得るもの
    であって、 撮影条件データおよび再生条件データに基づいて立体映
    像の合焦許容範囲を演算する演算手段と、 合焦許容範囲外では映像を非合焦とする制御手段と、 を具備したことを特徴とする立体映像再生装置。
  2. 【請求項2】 上記撮影条件データには被写体距離情
    報、撮影光学系の輻輳角、焦点距離、基線長が含まれ、
    上記再生条件データには再生装置に係る虚像位置、画
    角、輻輳角が含まれるように構成されたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の立体映像再生装置。
  3. 【請求項3】 両眼視差を利用して立体映像を得るもの
    であって、 撮影光学系と、 立体映像の合焦許容範囲を設定するために、撮影条件デ
    ータおよび再生条件データに基づいて所定の最適被写界
    深度を演算する被写界深度演算手段と、 演算された被写界深度に基づき撮影光学系の絞り値およ
    びシャッタ速度を設定する露出制御手段と、 を具備したことを特徴とする立体撮影装置。
JP7002118A 1995-01-10 1995-01-10 立体映像再生装置および立体撮影装置 Pending JPH08191462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002118A JPH08191462A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 立体映像再生装置および立体撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002118A JPH08191462A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 立体映像再生装置および立体撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08191462A true JPH08191462A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11520444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7002118A Pending JPH08191462A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 立体映像再生装置および立体撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08191462A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7671888B2 (en) 2003-08-08 2010-03-02 Olympus Corporation Stereoscopic-endoscope display control apparatus and stereoscopic endoscope system
JP2011028053A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Fujifilm Corp 立体撮像装置及び立体撮像方法
JP2012521580A (ja) * 2009-03-23 2012-09-13 ジェームズ キャメロン 瞳孔間距離の自動制御を有するステレオカメラ
US8482598B2 (en) 2005-03-18 2013-07-09 Ntt Data Sanyo System Corporation Stereoscopic image display apparatus, stereoscopic image displaying method and computer program product
JP2013528821A (ja) * 2010-03-31 2013-07-11 キャメロン ジェームズ 前景被写体距離感知を有する3dカメラ
WO2015008531A1 (ja) * 2013-07-16 2015-01-22 ソニー株式会社 表示装置
US10527859B2 (en) 2013-04-11 2020-01-07 Sony Corporation Image display device and display apparatus
US10534172B2 (en) 2013-07-16 2020-01-14 Sony Corporation Display apparatus
US10663736B2 (en) 2013-04-11 2020-05-26 Sony Corporation Image display device and display apparatus

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7671888B2 (en) 2003-08-08 2010-03-02 Olympus Corporation Stereoscopic-endoscope display control apparatus and stereoscopic endoscope system
US8482598B2 (en) 2005-03-18 2013-07-09 Ntt Data Sanyo System Corporation Stereoscopic image display apparatus, stereoscopic image displaying method and computer program product
JP2012521580A (ja) * 2009-03-23 2012-09-13 ジェームズ キャメロン 瞳孔間距離の自動制御を有するステレオカメラ
JP2011028053A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Fujifilm Corp 立体撮像装置及び立体撮像方法
JP2013528821A (ja) * 2010-03-31 2013-07-11 キャメロン ジェームズ 前景被写体距離感知を有する3dカメラ
US10527859B2 (en) 2013-04-11 2020-01-07 Sony Corporation Image display device and display apparatus
US10663736B2 (en) 2013-04-11 2020-05-26 Sony Corporation Image display device and display apparatus
WO2015008531A1 (ja) * 2013-07-16 2015-01-22 ソニー株式会社 表示装置
JPWO2015008531A1 (ja) * 2013-07-16 2017-03-02 ソニー株式会社 表示装置
US9952435B2 (en) 2013-07-16 2018-04-24 Sony Corporation Display apparatus having curved image forming apparatus
US10534172B2 (en) 2013-07-16 2020-01-14 Sony Corporation Display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3186448B2 (ja) 立体テレビカメラ
JP3984907B2 (ja) 画像観察システム
JP3129719B2 (ja) ビデオディスプレイ装置
JP2011205358A (ja) ヘッドマウントディスプレイ装置
WO2003063511A1 (en) Apparatus for stereoscopic photography
JPH07181424A (ja) 複眼式画像表示装置
JPH06235885A (ja) 立体映像表示装置
JP2002223458A (ja) 立体映像作成装置
JP2002196280A (ja) 表示装置
JPH08234141A (ja) 頭部装着型映像表示装置
JP2002365589A (ja) 立体表示装置
JPH08191462A (ja) 立体映像再生装置および立体撮影装置
JPH08242468A (ja) 立体撮影装置
JPH08205200A (ja) 立体撮像装置
JP3205552B2 (ja) 立体映像撮像装置
JP4236345B2 (ja) 実体顕微鏡
JPH08201940A (ja) 立体撮像装置
JP4208351B2 (ja) 撮像装置、輻輳距離決定方法および記憶媒体
JPH0784326A (ja) 立体画像撮影像・表示システム
JPH08211332A (ja) 立体映像再生装置
JPH08194189A (ja) 立体映像再生装置
JPH06276552A (ja) 立体画像撮影装置および画像提示装置
JP3016249B2 (ja) 立体メガネ装置
JPH07111664A (ja) 頭部装着型立体映像表示装置
JPH04242394A (ja) 視差融合型立体画像tv電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127