JPH0819169A - 保護継電方式 - Google Patents

保護継電方式

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JPH0819169A
JPH0819169A JP6173266A JP17326694A JPH0819169A JP H0819169 A JPH0819169 A JP H0819169A JP 6173266 A JP6173266 A JP 6173266A JP 17326694 A JP17326694 A JP 17326694A JP H0819169 A JPH0819169 A JP H0819169A
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隆文 前田
Hiroshi Yamakawa
寛 山川
Fumio Ando
文郎 安藤
Mitsuru Yamaura
充 山浦
Yasuhiro Kurosawa
保広 黒沢
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    • H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
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    • H02H3/40—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to ratio of voltage and current
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 保護継電方式において、電力系統の事故電
圧,電流に高調波成分が発生しても影響を受けないよう
にする。 【構成】 電力系統の電圧v,電流iのサンプリングデ
ータvm ,im を伝達関数(1+Z-1+Z-2+……+Z
-n)(1+Z-1)のフィルターに各々入力して電圧デー
タvsm,電流データismを得る第1の手段と、電圧v,
電流iのサンプリングデータvm ,im を伝達関数(Z
-k−Z-q)のフィルター(k+q=n+1;k<q)に
各々入力して電圧データvjm,電流データijmを得る第
2の手段と、時刻tmの電圧vsm,電流ism,電圧vjm,
電流ijmと、時刻tm-p に第1の手段から得られる電圧
vsm-p,電流ism-p及び第2の手段から得られる電圧v
jm-p,電流ijm-pとからリアクタンス値Xm を算出する
第3の手段と、第3の手段で得られるリアクタンス値X
m と整定値Xs とからXm ≦Xs か否かを判定する第4
の手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事故電流に高調波成分
が含まれていても、その影響を受けない保護継電方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の保護に使用する保護継電方式
の主な技術的課題は、系統事故時に発生する事故電流,
事故電圧の高調波成分の影響を軽減することである。特
に近年ケーブル送電線,調相コンデンサ等設備面で系統
の充電容量分が増大してきたために、発生する高調波次
数が低くなる傾向(基本波の2〜3倍)にある。
【0003】そのため、従来から適用してきたフィルタ
ーで高調波成分を減衰する方法では、所望の減衰量を確
保するにはフィルターの遅延時間を長くする必要があ
り、リレーの動作時間を遅らせることになる。この点を
解決するためには、従来は高調波成分が含有しても、原
理的に高調波の影響を受けない近似方式が採用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在採用されている方
式例の1つを以下に示す。図2の送電線2において事故
点F迄の送電線インピーダンス定数が(R(抵抗),L
(インダクタンス))の時の保護継電器1の設置点Aの
電圧,電流をv,iとすると、送電線2の微分方程式
は、事故点(F)電圧が零の場合、(1) 式のように表さ
れる。この(1) 式の微分項(di/dt)を近似計算す
ることにより、高調波をフィルターで除去せずにインダ
クタンスLに比例した値を精度よく算出することができ
る。
【0005】
【数1】 実際に適用されているディジタル演算の具体的な方法の
一例を以下に示す。
【数2】 vm +vm-1 =R・(im +im-1 )+L・(im −im-1 ) vm-1 +vm-2 =R・(im-1 +vm-2 )+L・(im-1 −vm-2 ) …………(2)
【0006】(2) 式からX(=ωo L)を算出すると
(3) 式となり、このリアクタンス値Xm /X(真値)の
周波数特性は(4) 式で示され、その特性は図3(a) のよ
うになる。なお、図3は横軸に周波数(次数)をとり、
縦軸にリアクタンス計測値をとったものである。そして
(a) は600Hzサンプリング、(b) は4800Hzサ
ンプリングの場合を示す。
【数3】
【0007】但し、
【数4】 im =I・sin (ωtm ) , vm =V・sin (ωtm +θ) im −im-1 =2I・sin (ωT/2)・cos (ωtm −ωT/2) …………(5) vm +vm-1 =2V・cos (ωT/2)・sin (ωtm −ωT/2+θ) …………(6) T:サンプリング周期,ω:角周波数,θ:電流に対し
て電圧進み位相。
【0008】図3に示されるように、周波数が基本波か
ら外れるに従ってLm /L(真値)の値は1より小さく
なっていることが分かる。この値が基本波の2〜3倍付
近で1近傍付近を確保するには、更に(ωT/2)の値
を小さく抑えれば(サンプリング周期を小さくとる)可
能である。サンプリング周波数を8倍にした時の周波数
特性を図3(b) に示す。即ち、定性的には微分近似量
(im −im-1 )と被微分量(vm +vm-1 )との間の
関係は以下に示す(7) 式,(8) 式のようになり、その近
似精度が良くなることを示している。
【0009】
【数5】
【0010】従ってサンプリング周波数を上げれば(周
期を小さくすれば)、微分の近似精度を上げることはで
きる。しかし、(7) 式の値は振幅値Iに対して非常に小
さな値になり、サンプリングデータ(im ,im-1 )に
含まれる雑音(アナログ−ディジタル変換時に生じる量
子化誤差,アナログ回路で発生する白色雑音)が実効的
に大きくなってしまい、実用面を考慮すると精度確保の
点で非常に難しい。即ち、
【数6】
【0011】サンプリング周期T=1/4800sec ,
ωo =2π・50Hzの時、(9) 式のアンダーライン部
の誤差は以下のようになり、誤差は約30倍に増幅され
てしまう。
【数7】 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、微分近
似による誤差増幅を抑えて、広い周波数帯域でLm /L
(真値)が限りなく1に近い特性となるように構成さ
れ、電力系統の事故電圧,事故電流に高調波成分が発生
しても影響を受けない保護継電方式を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
保護継電方式は、電力系統の事故点が所定の範囲に存在
するか否かを判別する保護継電方式において、電力系統
の電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,im を伝
達関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+Z-1)な
るフィルター(ZはZ変換演算子を示す)に各々入力し
て、出力として電圧データvsm,電流データismを得る
第1の手段と、前記電圧v,電流iのサンプリングデー
タvm ,im を伝達関数(Z-k−Z-q)なるフィルター
(k+q=n+1;k<q)に各々入力して、出力とし
て電圧データvjm,電流データijmを得る第2の手段
と、時刻tm に第1の手段で得られる電圧vsm,電流i
smと第2の手段で得られる電圧vjm, 電流ijmと、時刻
tm-p に第1の手段から得られる電圧vsm-p,電流i
sm-p及び第2の手段から得られる電圧vjm-p,電流ijm
-pとから下式(1a)に基づいてリアクタンス値Xm を算出
する第3の手段と、第3の手段で得られるリアクタンス
値Xm と整定値Xs とからXm ≦Xs か否かを判定する
第4の手段とから構成した。
【数8】 (なお、k,n,q,pはサンプリング時系列を示し、
正の整数)
【0013】本発明の請求項2に係る保護継電方式は、
請求項1において、第3の手段に代えて、時刻tm に第
1の手段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段で
得られる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p に第1の手
段から得られる電圧vsm-p,電流ism-p及び第2の手段
から得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから下式(1b)に
示す動作,抑制量を算出する第5の手段と、第4の手段
に代えて、前記第5の手段で得られるam ,bm と整定
値Xs ,定数K0とから判定式(Xs ・bm −am )≧
K0を判定するための第6の手段とから構成した。
【数9】 am =−vsm・ism-p+ism・vsm-p bm =−ijm・ism-p+ijm-p・ism ……………(1b)
【0014】本発明の請求項3に係る保護継電方式は、
請求項1において、第3の手段に代えて、時刻tm に第
1の手段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段で
得られる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p に第1の手
段から得られる電圧vsm-p,電流ism-p及び第2の手段
から得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから下式(1c)に
示すオーム値を算出する第7の手段と、第4の手段に代
えて、前記第7の手段で得られるオーム値Rm と整定値
Rs とから判定式Rm ≦Rs を判定するための第8の手
段とから構成した。
【数10】
【0015】本発明の請求項4に係る保護継電方式は、
請求項1において、第3の手段に代えて、時刻tm に第
1の手段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段で
得られる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p に第1の手
段から得られる電圧vsm-p,電流ism-p及び第2の手段
から得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから下式(1d)に
示す動作,抑制量を算出する第9の手段と、第4の手段
に代えて、前記第9の手段で得られるbm ,cm と整定
値Rs ,定数K1とから判定式Rs ・bm −cm ≦K1
を判定する第10の手段とか構成した。
【数11】 cm =−ijm・vsm-p+vsm・ijm-p bm =−ijm・ism-p+ijm-p・ism ……………(1d)
【0016】本発明の請求項5に係る保護継電方式は、
電力系統の電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,
im を伝達関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+
Z-1)なるフィルター(ZはZの変換演算子を示す)に
各々入力して、出力として電圧データvsm,電流データ
ismを得る第1の手段と、前記電圧v,電流iのサンプ
リングデータvm ,im を伝達関数(Z-k−Z-q)なる
フィルター(k+q=n;1;k<q)に夫々入力し
て、出力として電圧データvjm,電流データijmを得る
第2の手段と、時刻tm に第1の手段で得られる電圧v
sm,電流ismと第2の手段で得られる電圧vjm,電流i
jmと、時刻tm-p に第1の手段から得られる電圧
vsm-p,電流ism-p及び第2の手段から得られる電圧v
jm-p,電流ijm-pとから式(1a)に基づいてリアクタンス
値Xm を算出する第3の手段と、前記第1,第2の各手
段から得られるvsm,ism,vjm,ijm,vsm-p,i
sm-p,vjm-p,ijm-pとから式(1c)に示すオーム値Rm
を算出する第7の手段と、前記第3の手段からのリアク
タンス値Xm と第7の手段からのオーム値Rm とから下
式(1e)の判定式にて判定する第11の手段とから構成し
た。
【数12】 (Rm −RO )・(Rm −RF )+(Xm −XO )・(Xm −XF )≦0 ……………(1e) 但し、RO (オーム成分):オフセットモー近方側整定
値。 XO (リアクタンス成分):オフセットモー近方側整定
値。 RF (オーム成分):オフセットモー遠方側整定値。 XF (リアクタンスム成分):オフセットモー遠方側整
定値。
【0017】本発明の請求項6に係る保護継電方式は、
電力系統の電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,
im を伝達関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+
Z-1)なるフィルター(ZはZの変換演算子を示す)に
各々入力して、出力として電圧データvsm,電流データ
ismを得る第1の手段と、前記電圧v,電流iのサンプ
リングデータvm ,im を伝達関数(Z-k−Z-q)なる
フィルター(k+q=n;1;k<q)に夫々入力し
て、出力として電圧データvjm,電流データijmを得る
第2の手段と、前記第1の手段からの電圧データvsmと
第2の手段からの電圧データvjmとを入力して第1の手
段からの出力vsmに対して直交する電圧量vpjm を抽出
する第12の手段と、前記第1の手段からの電圧,電流
データvsm,ismと前記第2の手段からの電圧,電流デ
ータvjm,ijmと時刻tm-p に前記第1の手段から得ら
れる電圧,電流データvsm-p,ism-p及び第2の手段か
ら得られる電圧,電流データvjm-p,ijm-pと整定値
(Rs ,Xs )とから下式(1f)が成立するか否かを判定
する第13の手段とから構成した。
【数13】 vpjm-p ・{(Rs ・ism+Xs ・ijm)−vsm} −vpjm ・{(Rs ・ism-p+Xs ・ijm-p)−vsm-p}≧K2 …………………(1f)
【0018】本発明の請求項7に係る保護継電方式は、
請求項6において、第12の手段に代えて、時刻tm で
のvjmの一定時間前の電圧を極性電圧vpjm とする第1
4の手段を設けた。
【0019】本発明の請求項8に係る保護継電方式は、
請求項6において、第12の手段に代えて、時刻tm で
の電力系統の3相電圧をvm とし、当該電圧を基準にし
て第1の手段の出力vsmと第2の手段の出力vjmとから
合成した正相電圧を極性電圧vpjm とする第15の手段
を設けた。
【0020】本発明の請求項9に係る保護継電方式は、
電力系統の電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,
im を伝達関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+
Z-1)なるフィルター(ZはZ変換演算子を示す)に各
々入力して、出力として電流データismを得る第1の手
段と、前記電圧v,電流iのサンプリングデータvm,
im を伝達関数(Z-k−Z-q)なるフィルター(k+q
=n+1;k<q)に各々入力して、出力として電圧デ
ータvjm,電流データijmを得る第2の手段と、時刻t
m に第1の手段の出力ismと第2の手段の出力vjm及び
整定値Cs とから電気量(ism−Cs ・vjm)を得る第
16の手段と、前記第16の手段の出力を対向電気所に
送信し、対向電気所(B電気所)で前記第16の手段と
同じ手段で得た電気量(ism−Cs ・vjm)Bを受信す
る第17の手段と、前記第16,第17の各出力(ism
−Cs vjm)と(ism−Cs vjm)Bとを用いて下式(1
g)が成立するか否かを判定する第18の手段とから構成
した。
【数14】 ‖(ism−Cs ・vjm)+(ism−Cs ・vjm)B‖ ≧ka・{‖ism−Cs ・vjm‖+‖ism−Cs ・vjm)B‖}+kb …………(1g) 但し、‖am ‖:tm 時点の交流電気量aの振幅値に比
例する量を示す。 ka:比率抑制桁数(無名数)。 kb:最小感度電流。
【0021】
【作用】電流i=I・sin (ωt)のサンプリングデー
タを第1の手段に示すディジタルフィルターに入力する
と、以下のようになる。先ず初段のディジタルフィルタ
ー(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)を通すと、時刻tm
での電流i′smを得る。
【数15】 i′sm=I・(sin (ωtm )+sin (ωtm −ωT) +sin (ωtm −2ωT)……+sin (ωtm −nωT)) =I・(sin ((n+1)ωT/2)/sin (ωT/2)) ・sin (ωtm −nωT/2) …………(12)
【0022】更に次段のディジタルフィルター(1+Z
-1)を通すと、時刻tm での電流i′smとその1サンプ
リング前の電流i′sm-1とから、時刻tm での電流i′
smは(13)式となる。
【数16】 ism=i′sm+i′sm-1 =I・(sin ((n+1)ωT/2)/sin (ωT/2)) ・(sin (ωtm −nωT/2)+sin (ωtm −ωT−nωT/2)) =2I・( sin((n+1)ωT/2)/ tan(ωT/2)) ・ sin(ωtm −(n+1)ωT/2)) …………(13)
【0023】電圧についても同様に展開できる。次に電
流i=I・sin (ωt)を第2の手段のディジタルフィ
ルターを通すことにより、時刻tm での電流ijmは(14)
式となる。
【数17】 ijm=I・(sin(ωtm −kωT)−sin(ωtm −qωT)) =2I・sin ((q−k)ωT/2)・cos(ωtm −(k+q)ωT/2) …………(14) 電圧についても同様に展開できる。ここで(12)式と(13)
式が直交する関係にあれば、k+q=n+1である。
【0024】又、(14)式右辺の大きさを決める量が|si
n ((q−k)ωT/2)|<<1とならないよう、基
本波で極力1に近い値を選ぶようにすれば雑音誤差が増
幅されずに、周波数特性の性能が確保できる。例えば、
k=0,q=n+1の時を考えてみる。その時(14)式
は、
【数18】 ijm=2I・sin((n+1)ωT/2)・cos(ωtm −(n+1)ωT/2) …………(15) となる。
【0025】更に(15)式及び(13)式の関係を(11)式に代
入すると(16)式となる。
【数19】 従って、(15)式の電流データはnを充分大きくとること
によって雑音誤差の影響を軽減でき、かつXm の基本波
に対する周波数特性性能は図3を満足できる。Xm /X
(基本波での値)=tan (ωo T/2)/tan (ωT/
2)。
【0026】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明の請求項1に係る保護継電方式を説明する一実
施例のブロック構成図である。そして、本発明はサンプ
リング周期を小さくしても微分量のデータに含有される
雑音誤差を増幅しないようにして、(4) 式に示す周波数
特性の性能を確保できるようにするものである。図1に
おいて、1は第1の手段で保護対象となる図示しない電
力系統の電圧,電流の所定の周波数成分を抽出するディ
ジタルフィルター、2は第2の手段であらゆる周波数成
分においても第1の手段1と直交する電圧,電流を抽出
するディジタルフィルターである。又、3はリアクタン
ス算出のための第3の手段、4は動作判定のための第4
の手段である。
【0027】電力系統の電圧v,電流iの時刻tm のサ
ンプリング値vm ,im を図1の第1の手段1に入力し
て伝達関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+
Z-1)なるフィルター(ZはZ変換演算子を示す)を通
して電圧vsm,電流ismを得る。更に前記サンプリング
値vm ,im を第2の手段2に入力して、伝達関数(Z
-k−Z-q)なるフィルター(k+q=n+1;k<q)
を通して、電圧vjm,電流ijmを得る。
【0028】第3の手段3では、時刻tm での第1の手
段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段2で得ら
れる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p での第1の手段
1から得られる電圧vsm-p,電流ism-pと第2の手段2
から得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから、下式に基
づいてリアクタンス値Xm を算出する。更に第4の手段
4では第3の手段で得られるリアクタンス値Xm と整定
値Xs とから、Xm ≦Xs か否かを判定して、成立した
なら動作、否なら不動作と動作判定する。
【数20】
【0029】各々のディジタルフィルターの関数は、Z
変換演算子を使って表すと次式の通りである。なお、直
交することについては[作用]の項で詳述しているので
ここでは割愛する(第1の手段は第2の手段に対して遅
れ90°の関係にある。)。
【数21】(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+Z-1) (Z-k−Z-q) 、 (但し、k+q=n+1)
【0030】更に第2の手段のフィルターにおいて、k
=0,q=n+1とする場合、(1+Z-1+Z-2+……
+Z-n)(1−Z-1)、(=1−Z-n-1)とすることも
可能である。又、本構成と第1の手段の構成を、3つの
ディジタルフィルターの構成に分割しても実現できるこ
とは自明である。即ち、入力電圧,電流を先ず下式のフ
ィルター1を通過させ、その出力を2つのフィルター、
即ち、フィルター2とフィルター3に夫々に入力して前
記第1の手段,第2の手段と等価の出力を得ることがで
きる。
【数22】 フィルター1:(1+Z-1+Z-2+……+Z-n) フィルター2:(1+Z-1) フィルター3:(1−Z-1)
【0031】図1の第3の手段3は(11)式から図2の送
電線の保護継電器設置点から事故点迄のリアクタンス値
を算出する手段である。第1の手段のフィルターと第2
の手段のフィルターの入力電圧,電流を、i=I・sin
(ωt),v=V・sin (ωt+θ)とすると、(11)式
は(16)式となる。
【0032】第4の手段4は第3の手段3で算出したX
m と整定値Xs と予め定まる基本波での定数tan (ωo
T/2)で、Xm ≦Xs / tan(ωo T/2)のように
補正して動作か否かを判定する。但し、本発明の趣旨を
説明する上で、通常適用している動作判定の複数回照合
はここでは割愛している。
【0033】図4は本発明の請求項2に係る保護継電方
式の実施例のブロック構成図である。本実施例では図1
の第3の手段の代わりに、下式を算出する第5の手段5
を適用するようにしたものである。
【数23】 am =−vsm・ism-p+ism・vsm-p bm =−ijm・ism-p+ijm-p・ism ………………(17) 本式は図1の第1,第2の手段のディジタルフィルター
の電流,電圧入力をi=I・sin (ωt),v=V・si
n (ωt+θ)とすると、
【数24】 am =4・I・V・{(sin ((n+1)ωT/2)) /tan (ωT/2)}2 ・sin (θ)・sin (pωT) bm =4・I2 ・{sin ((n+1)ωT/2)}2 /tan (ωt/2)・sin (pωT) ………………(18) となる。
【0034】次に第6の手段6では、感度定数K0,リ
アクタンス整定値Xs を、Xs ←Xs /tan (ωo T/
2)のように補正して、bm ・Xs −am ≧K0の判定
式に基づいて動作判定を行なうように構成している。本
実施例では図1と同様に、リアクタンス特性を持った保
護継電器であり、図1の実施例で示す方式とは、単に実
現手法が異なるだけである。リアクタンス特性図を図12
に示す。
【0035】図5は本発明の請求項3に係る保護継電方
式の実施例のブロック構成図である。本実施例では図1
の第3の手段3の代わりに、(1c)式を算出する第7の手
段を適用するようにしたものである。
【0036】本式は図1の第1,第2の手段のディジタ
ルフィルターの電流,電圧入力を、i=I・sin (ω
t),V=V・sin (ωt+θ)とすると、−ijm・v
sm-p+vsm・ijm-p=4・I・V・{sin ((n+1)
ωT/2)}2 /tan (ωT/2)・cos (θ)・sin
(pωT)となり、更に(18)式の関係から、
【数25】 Rm =(I/V)cos (θ) ……………(19) となる。第8の手段8は(19)式で算出したオーム値と整
定値Rs の大小を判定し、Rm ≦Rs なる時に動作と判
定するように構成している。
【0037】図6は本発明の請求項4に係る保護継電方
式の一実施例のブロック構成図である。本実施例では図
1の第3の手段3の代わりに、(1d)式を算出する第9の
手段9を適用するようにしたものである。
【0038】本式は図1の第1,第2の手段のディジタ
ルフィルターの電流,電圧入力を、i=I・sin (ω
t),v=V・sin (ωt+θ)とすると、cm =−i
jm・vsm-p+vsm・ijm-p=4・I・V・{sin ((n
+1)ωT/2)}2 /tan (ωT/2)・cos (θ)
・sin (pωT)となる。又、bm は図4に示す実施例
と同じ量である。
【0039】次に第10の手段10では、オーム整定値R
s ,感度定数K1と、第9の手段9の出力cm ,bm と
から、bm ・Rs −cm ≧K1に基づいて動作判定を行
なうように構成している。本実施例は図5と同様に、オ
ーム特性を持った保護継電器であり、図5の実施例で示
す方式とは、単に実現手法が異なるだけである。オーム
特性図を図13に示す。
【0040】図7は本発明の請求項5に係る保護継電方
式の一実施例のブロック構成図である。本実施例は既に
説明したものの組合せである。第11の手段11は実施例
の第3の手段3の出力Xm と第7の手段7の出力Rm と
から、(Rm −RO )・(Rm −RF )+(Xm −
XO )・(Xm −XF )≦0に基づいて動作か否かを判
定するものである。但し、RO ,XO 及びRs ,Xs は
以下の通りである。 オフセットモー:近方側整定値(RO (オーム成分),
XO (リアクタンス成分))。 遠方側整定値(RF (オーム成分),XF (リアクタン
ス成分))。 本実施例はオフセットモー特性を持った保護継電器であ
り、オフセットモー特性図を図14に示す。
【0041】図8は本発明の請求項6に係る保護継電方
式の一実施例のブロック構成図である。本実施例は既に
説明したものの組合せである。第12の手段は実施例の
第3の手段の代わりに、第1の手段の出力vsmに対して
直交する電圧量vpjm を抽出し、第13の手段では下式
に基づいて動作か否か判定する。(Rs ,Xs )は(オ
ーム成分,リアクタンス成分)各々の整定値である。但
し、Xs はXs ←Xs/tan(ωo T/2)の補正をかけ
て使用する必要がある。下式において、アンダーライン
部の電気量は電流ismを基準に、大きさ(Rs 2 +Xs
2 )1/2 ,位相φ= tan-1(Xs /Rs )だけ進みの関
係にある。図15にその関係を示す。
【数26】 vpjm-p ・((Rs ・ism+Xs ・ijm )−vsm) −vpjm ・((Rs ・ism-p+Xs ・ijm-p)−vsm-p)≧K2
【0042】次に実施例の第1の手段のフィルター,第
2の手段のフィルターの入力電流,電圧入力を、i=I
・sin (ωt),v=V・sin (ωt+θ)とおくと、
下式のようになる。
【数27】 Vpj・{(Rs ・Is ・cos (θ)+Xs /tan (ωo T/2)・Ij ・sin (θ))−Vs } ・sin (pωT)≧K2 但し、Is ,Vs ,Ij は以下の通りである。 Is =2I・sin ((n+1)ωT/2)/tan (ωT/2) Vs =2V・sin ((n+1)ωT/2)/tan (ωT/2) Ij =2I・sin ((n+1)ωT/2)
【0043】上式をZs (:大きさ(Rs 2 +Xs 2 )
1/2 ,位相φ= tan-1(Xs /Rs)で表すと
【数28】 Vpj・{(Zs ・Is ・cos (θ)cos (φ) +Zs ・Ij ・sin (θ)sin (φ))−Vs }・sin (pωT) =Vpj・{(Zs ・I・(cos (θ)cos (φ) +sin (θ)sin (φ))−Vs }・sin (pωT) =Vpj・{(Zs ・I・(cos (θ−φ)−Vs }・sin (pωT) ≧K2 となる。本式は結局モー(MHO)特性の動作原理式を
示している。モー特性を図6に示す。
【0044】図9は本発明の請求項7に係る保護継電方
式の一実施例のブロック構成図である。図9において、
第14の手段14は図8に示す第12の手段に代えたもの
であり、ここでは電圧vsmに対して直交する電圧vjmの
一定サイクル前(Nサンプリング前のデータ)のメモリ
電圧を極性電圧とするものである。即ち、
【数29】 vpjm =2V・sin ((n+1)・ωT/2) ・cos (ωtm +θ−NωT−(n+1)ωT/2) vsm=2V・(sin ((n+1)ωT/2)/tan (ωT/2) ・sin (ωtm +θ−(n+1)ωT/2)) (Nωo T=2π・M、(Mは整数))となる。その他
は図8と同様である。
【0045】図10は本発明の請求項8に係る保護継電方
式の一実施例のブロック構成図である。図10において、
第15の手段15は図8に示す第12の手段に代えたもの
であり、ここでは電圧vsmに対して直交する電圧vpjm
として、短絡検出用であれば、例えばAB相の場合、A
B相を基準とした正相電圧を抽出する(但し、A,B,
Cは3相交流電気量の各々の相を示す)。例えば、v
pjm (AB)=31/2 ・vsm(C)+vjm(AB)で抽
出できる。
【0046】又、地絡用であれば、A相を基準とした正
相電圧は、vpjm (A)=31/2 ・vjm(A)−v
jm(BC)で算出できる。以上のように、電圧ベクトル
を直交する2つの電気量から合成する方法以外に、サン
プリング時系列を90°相当ずらせる方法であっても適
用可能である。
【0047】図11は本発明の請求項9に係る保護継電方
式の一実施例のブロック構成図である。第16の手段16
では整定値Cs を、Cs ←Cs /tan (ωo T/2)の
ように補正して、第1の手段の出力ismと第2の手段の
出力vjmとから、ism−Cs・vjmを算出する。上記C
s ・vjmは充電容量Cs により生じる電流の補償分であ
る。対向電気所B対象の同電気量(ism−Cs ・vjm)
B を第17の手段で受信し、かつ前記自端子の電気量を
B電気所へ送信する。
【0048】第18の手段18では、第16の手段16で得
た自端子の充電電流を補償した電流と、対向電気所B端
子の充電電流を補償した電流のベクトル和電流、即ち、
差動電流の振幅値と各々の端子の充電電流を補償した電
流の振幅値のスカラー和電流とから、次式に基づいて動
作判定を行なう。本式は送電線差動保護継電として周知
の比率差動継電方式の動作原理式である。
【数30】 ‖(ism−Cs ・vjm)+(ism−Cs ・vjm)B‖ ≧ka・{‖ism−Cs ・vjm‖+‖ism−Cs ・vjm)B‖}+kb ここで、‖am ‖:tm 時点の交流電気量aの振幅値に
比例する量を示す。 ka:比率抑制桁数(無名数)。 kb:最小感度電流。 本式の充電電流補償の物理的意味を図17の送電線路で説
明する。周知の電信方程式は送受端子において、以下の
ように示される。
【0049】
【数31】 前進波:iDF(t)=iS (t−τ)+eS (t−τ)/z +iR (t+τ)−eR (t+τ)/z 後進波:iDB(t)=iS (t−τ)−eS (t−τ)/z +iR (t−τ)+eR (t−τ)/z 差動電流:iDD(t)=(iDF(t)+iDB(t))/2 ここで、サフィックスS :送電端子。 R :充電端子。 z:サージインピーダンス=(L/C)1/2 。 τ:伝播時間=1・(LC)1/2 。
【0050】
【数32】 となる。
【0051】仮に送受電端の電流ベクトル和電流(iS
(t)+iR (t))だけで差動電流を抽出すると、前
述の充電電流分が誤差電流となり、差動継電器の感度低
下を招いてしまうのでこれを補償することにより、事故
電流分のみを抽出できるようにしている。上式の時間微
分方程式に本発明を適用できることは前述の通り自明で
ある。又、比率差動方式の意味をここで記すことは割愛
する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
力系統の事故時に発生する事故電流,電圧に高調波成分
が重畳しても、広い周波数帯域において相互に直交する
所定のディジタルフィルターを通すことによって、所定
の時間微分方程式を精度よく近似解法でき、高精度な保
護継電方式が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図2】本発明の対象例を示す電力系統図。
【図3】本発明の対象となるリアクタンス計測値の周波
数特性例を示す図。
【図4】本発明の請求項2に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図5】本発明の請求項3に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図6】本発明の請求項4に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図7】本発明の請求項5に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図8】本発明の請求項6に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図9】本発明の請求項7に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図10】本発明の請求項8に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図11】本発明の請求項9に係る保護継電方式を説明す
る実施例の構成図。
【図12】インピーダンス平面上でリアクタンス特性を示
す図。
【図13】インピーダンス平面上でオーム特性を示す図。
【図14】インピーダンス平面上でオフセットモー特性を
示す図。
【図15】モー特性の最大感度角と整定インピーダンスの
関係を示す図。
【図16】電流基準で表したモー特性を示す図。
【図17】送電線路の電信方程式を説明する図。
【符号の説明】 1〜18 第1〜第18の手段
フロントページの続き (72)発明者 安藤 文郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 山浦 充 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 黒沢 保広 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の事故点が所定の範囲に存在す
    るか否かを判別する保護継電方式において、電力系統の
    電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,im を伝達
    関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+Z-1)なる
    フィルター(ZはZ変換演算子を示す)に各々入力し
    て、出力として電圧データvsm,電流データismを得る
    第1の手段と、前記電圧v,電流iのサンプリングデー
    タvm ,im を伝達関数(Z-k−Z-q)なるフィルター
    (k+q=n+1;k<q)に各々入力して、出力とし
    て電圧データvjm,電流データijmを得る第2の手段
    と、時刻tm に第1の手段で得られる電圧vsm,電流i
    smと第2の手段で得られる電圧vjm, 電流ijmと、時刻
    tm-p に第1の手段から得られる電圧vsm-p,電流i
    sm-p及び第2の手段から得られる電圧vjm-p,電流i
    jm-pとから下式(1a)に基づいてリアクタンス値Xm を算
    出する第3の手段と、第3の手段で得られるリアクタン
    ス値Xm と整定値Xs とからXm ≦Xs か否かを判定す
    る第4の手段とからなることを特徴とする保護継電方
    式。 【数1】 (なお、k,n,q,pはサンプリング時系列を示し、
    正の整数)
  2. 【請求項2】 第3の手段に代えて、時刻tm に第1の
    手段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段で得ら
    れる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p に第1の手段か
    ら得られる電圧vsm-p,電流ism-p及び第2の手段から
    得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから下式(1b)に示す
    動作,抑制量を算出する第5の手段と、第4の手段に代
    えて、前記第5の手段で得られるam ,bm と整定値X
    s ,定数K0とから判定式(Xs ・bm −am )≧K0
    を判定するための第6の手段とからなることを特徴とす
    る請求項1記載の保護継電方式。 【数2】 am =−vsm・ism-p+ism・vsm-p bm =−ijm・ism-p+ijm-p・ism ……………(1b)
  3. 【請求項3】 第3の手段に代えて、時刻tm に第1の
    手段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段で得ら
    れる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p に第1の手段か
    ら得られる電圧vsm-p,電流ism-p及び第2の手段から
    得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから下式(1c)に示す
    オーム値を算出する第7の手段と、第4の手段に代え
    て、前記第7の手段で得られるオーム値Rm と整定値R
    s とから判定式Rm ≦Rs を判定するための第8の手段
    とからなることを特徴とする請求項1記載の保護継電方
    式。 【数3】
  4. 【請求項4】 第3の手段に代えて、時刻tm に第1の
    手段で得られる電圧vsm,電流ismと第2の手段で得ら
    れる電圧vjm,電流ijmと、時刻tm-p に第1の手段か
    ら得られる電圧vsm-p,電流ism-p及び第2の手段から
    得られる電圧vjm-p,電流ijm-pとから下式(1d)に示す
    動作,抑制量を算出する第9の手段と、第4の手段に代
    えて、前記第9の手段で得られるbm ,cm と整定値R
    s ,定数K1とから判定式Rs ・bm −cm ≦K1を判
    定する第10の手段とからなることを特徴とする請求項
    1記載の保護継電方式。 【数4】 cm =−ijm・vsm-p+vsm・ijm-p bm =−ijm・ism-p+ijm-p・ism ……………(1d)
  5. 【請求項5】 電力系統の事故が所定の範囲に存在する
    か否かを判別する保護継電方式において、電力系統の電
    圧v,電流iのサンプリングデータvm ,im を伝達関
    数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+Z-1)なるフ
    ィルター(ZはZの変換演算子を示す)に各々入力し
    て、出力として電圧データvsm,電流データismを得る
    第1の手段と、前記電圧v,電流iのサンプリングデー
    タvm ,im を伝達関数(Z-k−Z-q)なるフィルター
    (k+q=n;1;k<q)に夫々入力して、出力とし
    て電圧データvjm,電流データijmを得る第2の手段
    と、時刻tm に第1の手段で得られる電圧vsm,電流i
    smと第2の手段で得られる電圧vjm,電流ijmと、時刻
    tm-p に第1の手段から得られる電圧vsm-p,電流i
    sm-p及び第2の手段から得られる電圧vjm-p,電流i
    jm-pとから式(1a)に基づいてリアクタンス値Xm を算出
    する第3の手段と、前記第1,第2の各手段から得られ
    るvsm,ism,vjm,ijm,vsm-p,ism-p,vjm-p,
    ijm-pとから式(1c)に示すオーム値Rm を算出する第7
    の手段と、前記第3の手段からのリアクタンス値Xm と
    第7の手段からのオーム値Rm とから下式(1e)の判定式
    にて判定する第11の手段とからなることを特徴とする
    保護継電方式。 【数5】 (Rm −RO )・(Rm −RF )+(Xm −XO )・(Xm −XF )≦0 ……………(1e) 但し、RO (オーム成分):オフセットモー近方側整定
    値。 XO (リアクタンス成分):オフセットモー近方側整定
    値。 RF (オーム成分):オフセットモー遠方側整定値。 XF (リアクタンスム成分):オフセットモー遠方側整
    定値。
  6. 【請求項6】 電力系統の事故が所定の範囲に存在する
    か否かを判別する保護継電方式において、電力系統の電
    圧v,電流iのサンプリングデータvm ,im を伝達関
    数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+Z-1)なるフ
    ィルター(ZはZの変換演算子を示す)に各々入力し
    て、出力として電圧データvsm,電流データismを得る
    第1の手段と、前記電圧v,電流iのサンプリングデー
    タvm ,im を伝達関数(Z-k−Z-q)なるフィルター
    (k+q=n;1;k<q)に夫々入力して、出力とし
    て電圧データvjm,電流データijmを得る第2の手段
    と、前記第1の手段からの電圧データvsmと第2の手段
    からの電圧データvjmとを入力して第1の手段からの出
    力vsmに対して直交する電圧量vpjm を抽出する第12
    の手段と、前記第1の手段からの電圧,電流データ
    vsm,ismと前記第2の手段からの電圧,電流データv
    jm,ijmと時刻tm-p に前記第1の手段から得られる電
    圧,電流データvsm-p,ism-p及び第2の手段から得ら
    れる電圧,電流データvjm-p,ijm-pと整定値(Rs ,
    Xs )とから下式(1f)が成立するか否かを判定する第1
    3の手段とからなることを特徴とする保護継電方式。 【数6】 vpjm-p ・{(Rs ・ism+Xs ・ijm)−vsm} −vpjm ・{(Rs ・ism-p+Xs ・ijm-p)−vsm-p}≧K2 …………………(1f)
  7. 【請求項7】 第12の手段に代えて、時刻tm でのv
    jmの一定時間前の電圧を極性電圧vpjm とする第14の
    手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の保護継電
    方式。
  8. 【請求項8】 第12の手段に代えて、時刻tm での電
    力系統の3相電圧をvm とし、当該電圧を基準にして第
    1の手段の出力vsmと第2の手段の出力vjmとから合成
    した正相電圧を極性電圧vpjm とする第15の手段を設
    けたことを特徴とする請求項6記載の保護継電方式。
  9. 【請求項9】 電力系統の事故点が所定の範囲に存在す
    るか否かを判別する保護継電方式において、電力系統の
    電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,im を伝達
    関数(1+Z-1+Z-2+……+Z-n)(1+Z-1)なる
    フィルター(ZはZ変換演算子を示す)に各々入力し
    て、出力として電流データismを得る第1の手段と、前
    記電圧v,電流iのサンプリングデータvm ,im を伝
    達関数(Z-k−Z-q)なるフィルター(k+q=n+
    1;k<q)に各々入力して、出力として電圧データv
    jm,電流データijmを得る第2の手段と、時刻tm に第
    1の手段の出力ismと第2の手段の出力vjm及び整定値
    Cs とから電気量(ism−Cs ・vjm)を得る第16の
    手段と、前記第16の手段の出力を対向電気所に送信
    し、対向電気所(B電気所)で前記第16の手段と同じ
    手段で得た電気量(ism−Cs ・vjm)Bを受信する第
    17の手段と、前記第16,第17の各出力(ism−C
    s vjm)と(ism−Cs vjm)Bとを用いて下式(1g)が
    成立するか否かを判定する第18の手段とからなること
    を特徴とする保護継電方式。 【数7】 ‖(ism−Cs ・vjm)+(ism−Cs ・vjm)B‖ ≧ka・{‖ism−Cs ・vjm‖+‖ism−Cs ・vjm)B‖}+kb …………(1g) 但し、‖am ‖:tm 時点の交流電気量aの振幅値に比
    例する量を示す。 ka:比率抑制桁数(無名数)。 kb:最小感度電流。
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