JPH0819203A - 電動機のリード線引出装置 - Google Patents

電動機のリード線引出装置

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JPH0819203A
JPH0819203A JP6173196A JP17319694A JPH0819203A JP H0819203 A JPH0819203 A JP H0819203A JP 6173196 A JP6173196 A JP 6173196A JP 17319694 A JP17319694 A JP 17319694A JP H0819203 A JPH0819203 A JP H0819203A
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JP
Japan
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lead wire
peripheral wall
wall portion
insulating
stator
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JP6173196A
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English (en)
Inventor
Yuji Inagaki
裕司 稲垣
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子巻線の引出線と接続したリード線の引
出作業を、しばり紐を用いることなく、迅速・確実に固
定して引出すようにしたことにある。 【構成】 固定子鉄心1に形成した樹脂絶縁部17と一
体的に上部側の周壁部18を形成し、この上部側の周壁
部18には、引出線20とリード線3との接続部aを収
納・保持する絶縁筒21a〜21cと、前記リード線3
をその引出途中において抜脱不能に係止する第1,第2
のリード線係止部25,25aとをそれぞれ形成し、更
に、前記第1,第2のリード線係止部25,25a間の
外側には、上部側の周壁部18と絶縁壁29との間でリ
ード線引出し用の案内溝30を形成し、前記リード線3
を、その接続部aを絶縁筒21a〜21cに収納・保持
させた後、前記上部側の周壁部18及び案内溝30に沿
って引出し、その引出途中において、第1,第2のリー
ド線係止部25,25aにより蛇行させて強固に係止
し、これにより、しばり紐を用いることなく、リード線
3を迅速・容易に、かつ、その引張りに対する抗力を強
化して引出すようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の固定子巻線の
引出線に接続したリード線の引出し構造に係り、その目
的とするところは、前記リード線の引張強度の強化を図
るとともに、引出作業を迅速・容易に行えるようにした
電動機のリード線引出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電動機のリード線引出装置と
しては、例えば、図12で示すようなものが一般的に知
られており、図10ないし12においてその概略構造を
説明する。図10ないし12において、1は電動機の固
定子鉄心で、この固定子鉄心1は、図11で示すよう
に、けい素鋼板等の電磁鉄板をプレス加工して複数のス
ロット1b及び歯部1cを一体に形成した鉄心素板1a
を所定枚積層・固定して形成されている。2は前記スロ
ット1b,歯部1cの内側に、例えば、耐熱性の絶縁樹
脂をインジェクションモールドを行って形成した絶縁層
を介して前記スロット1bに巻装した固定子巻線であ
る。3は前記固定子巻線2から引出される図示しない引
出線と接続したリード線で、前記引出線との接続部は、
図12で示すように、例えば、絶縁チューブ4により被
覆して固定子巻線2のコイルエンド部2aに、しばり紐
5を用いてしばり付けることにより固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにしばり紐5を用いてリード線3と引出線との接続
部を固定する構造のリード線引出装置では、固定子巻線
2の引出線とリード線3との接続部を絶縁チューブ4で
一旦覆い、この後、前記接続部も含めてリード線3,絶
縁チューブ4を図12のように、固定子巻線2のコイル
エンド部2aにしばり紐5にてしばり固定していたの
で、前記接続部の被覆及びしばり付け作業は、手間と時
間がかかり、電動機の生産性を著しく低下させていた。
【0004】また、前記のようにリード線3を固定子巻
線2のコイルエンド部2aにしばり紐5を用いてしばり
固定する場合、前記しばり紐5によるしばり度合が弱い
と、リード線3の固定部分に弛みが生じたり、外力(引
張り力)により接続部を断線してコイルエンド部2aか
ら抜脱する場合があった。このため、前記リード線3
は、外部からの引張り力に対してある程度耐え得るよう
にする必要があり、例えば、しばり紐5のしばり度合を
強くすることも考えられるが、これはリード線3の抜脱
を一応回避することができるものの、しばり度合が余り
にも強すぎると、リード線3の被覆にしばり紐5が食い
込んで被覆を傷付けたりしてリード線の絶縁性を低下さ
せたり、接続部の場合は断線事故を引き起こしたりする
問題があった。このように、しばり紐5のしばり度合は
加減が難しく、作業に熟練を要するという問題があっ
た。
【0005】本発明は、前記種々の問題に鑑み、固定子
巻線の引出線とリード線との接続部の絶縁、及び、リー
ド線の引出し強度や引張強度を簡易な構造で強くするよ
うにした電動機のリード線引出装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、固定子鉄心の内,外周面を除く全域を、
耐熱及び絶縁性の合成樹脂を用いてインジェクションモ
ールド等による樹脂モールドを行って所要厚さの樹脂絶
縁部を形成し、固定子鉄心の上,下端面には、固定子鉄
心の周面に沿って周壁部を前記樹脂絶縁部と一体的に形
成し、前記上部側の周壁部には、固定子巻線の引出線と
リード線との接続部を挿入・保持するための絶縁筒と、
前記リード線をその引出途中において係止する第1,第
2のリード線係止部とをそれぞれ形成し、更に、前記第
1,第2のリード線係止部間には、上部側の周壁部との
間においてリード線が嵌入できる間隔を保って絶縁壁を
延設して案内溝を形成することにより、リード線の引出
装置を構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、前記のように、樹脂絶縁部と一体的
に形成した上部側の周壁部内周面の所定位置に、固定子
巻線の引出線と接続したリード線の接続部を挿入・保持
するリード線と同数の絶縁筒を設けたので、前記リード
線の接続部は、前記絶縁筒に挿入するだけで、容易に外
部との絶縁を維持することが可能となり、従来のよう
に、絶縁チューブを被せる場合に比べ、その製造工程の
簡素化をはかることができる。
【0008】また、前記接続部を絶縁筒に挿入したリー
ド線は、上部側の周壁部と絶縁壁との間に形成した案内
溝に沿って所定の引出位置まで引出すことができるの
で、従来のしばり紐により緊縛して引出す場合に比べ、
熟練を要することなく、引出しが容易となり、しかも、
前記リード線は、所定の引出位置まで引出す途中で、第
1,第2のリード線係止部により強固に係止保持される
ため、外力に対する引張強度を格段に強くすることがで
きる。この結果、リード線の被覆が破れて絶縁性が低下
したり、リード線が抜脱したりすることは全くない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図11に
より説明する。なお、本実施例において、従来の技術で
使用した部品と同一部品は、同一符号を用いて説明す
る。まず、図1は、本発明のリード線引出装置を備えた
電動機の要部を切欠いて示す側面図である。図1におい
て、11,12は電動機のブラケットで鉄,鋼板等の金
属板等を椀状にプレス成形して形成されており、その中
央部には、軸受13,13を嵌入するための軸受支持筒
11a,12aが一体的に形成されている。14は回転
子で、この回転子14の軸芯には回転子軸15を嵌着し
て、この回転子軸15に嵌着した軸受13,13を前記
ブラケット11,12の軸受支持筒11a,12aに挿
入することにより、回転子14は、ブラケット11,1
2に回転自在に支承される。
【0010】次に、16は固定子鉄心1と、これに巻装
した固定子巻線2とからなる固定子で、その構造を図2
ないし図11により説明する。なお、前記固定子鉄心1
は、従来と同様に、形成したものを使用しているので、
その説明は省略する。前記固定子鉄心1は図示しない金
型内に収容し、この金型に設けたインジェクションゲー
トから耐熱及び絶縁性に優れた合成樹脂(例えば、ナイ
ロンやポリブチレンテレフタレート等)を射出させるこ
とにより、図7で示すように、固定子鉄心1の内,外周
面を除く内側及び上,下端面に樹脂モールドを施して、
所定の肉厚で樹脂絶縁部17を成形する。
【0011】つづいて、図2ないし4において、18,
18aは固定子鉄心1の外径寸法よりやや小径となし
て、固定子鉄心1の上,下端面にその周縁に沿って、前
記樹脂絶縁部17に固定子鉄心1の軸方向に一定の長さ
突出させて成形した、肉薄状の周壁部である。前記上部
側の周壁部18は、図2,3で示すように、丈高で、か
つ、一部分を重合させた状態でほぼ円形状に成形加工さ
れており、更に、前記周壁18は図3で示すように、そ
の下半周を残りの上半周よりも内側に位置させて形成す
ることにより、図1で示すように、上部側の周壁部18
とブラケット12との間でリード線3を挿通することが
できる空所Sが備えられている。また、下部側の周壁部
18aは、図2,7で示すように、上部側の周壁部18
よりも突出寸法を短くして円形状に形成されている。1
9は固定子鉄心1下端の樹脂絶縁部17に突設したガイ
ド棒を示し、このガイド棒19と前記下部側の周壁部1
8aとの間に形成される間隙において、各固定子巻線2
間を接続する渡り線(図示せず)を係止するもので、図
4及び図6,7で示すように、固定子鉄心1の各スロッ
ト1b,1b・・・・・が存在する位置毎に、その頭部
を下部側の周壁部18aからわずかに突出させて形成さ
れている。
【0012】次に、図9において、20はU,V,W各
相の固定子巻線2から引出した引出線で、この引出線2
0が引出される各相の固定子巻線2を巻装した歯部1c
の近傍には、図2,5で示すように、各相毎に上部側の
周壁部18と一体をなして縦長な絶縁筒21a,21
b,21cが所定数形成されている。前記各絶縁筒21
a〜21cは、図3,5,9で示すように、それぞれ上
部を平面U字状に切欠いて、上部側は開放され前面側は
上部側と連通させて一部のみ開口して形成されており、
また、その内部には、リード線3と前記引出線20との
接続部aを挿入・保持するための縦穴状の収容部22
が、前記U字状の切欠部分bと連通させた状態で、有底
筒状に形成されており、前記リード線3と引出線20と
の接続部aは、前記各絶縁筒21a〜21cに設けた前
記切欠部分bから収容部22に挿入・保持させることに
よって、コイルエンド部2aや他のリード線3に対して
容易に絶縁することができる。23は前記固定子巻線2
の中性点の接続部(図示せず)を挿入・保持するための
絶縁孔で、この絶縁孔23は、前記絶縁筒21cと一体
的に形成した絶縁ブロック24のほぼ中央部に形成され
ている。
【0013】図3,8において、25,25aは前記上
部側の周壁部18に前記絶縁筒21aに近接する位置で
互いに所定の間隔を保って形成した第1,第2のリード
線係止部である。このリード線係止部25,25aは、
上部側の周壁部18の高さ方向の中央部を、該周壁部1
8の内,外部が連通するように切欠いて形成した横長な
切欠孔部26と、前記切欠孔部26上部の開放端に所定
の間隔をあけて該切欠孔部26の中心側に向け突設した
1対の係止爪部27と、前記切欠孔部26中央部の前記
1対の係止爪部27,27間において、樹脂絶縁部17
と一体的に形成して上方に突設した肉厚な角柱状の係止
ブロック28とによって構成されている。29は前記リ
ード線係止部25,25a間の周壁部18の外側に樹脂
絶縁部17と一体的に設けた絶縁壁で、この絶縁壁29
と上部側の周壁部18との間には、図5で示すように、
リード線3の径寸法とほぼ同一幅でリード線3引出用の
案内溝30が形成されている。
【0014】次に、リード線3を引出す場合について説
明する。まず、耐熱及び絶縁性の合成樹脂により樹脂モ
ールドを行って樹脂絶縁部17を形成した固定子鉄心1
の各歯部1c,1c・・・・・に、図5で示すように、
それぞれU相,V相,W相の各相を構成する固定子巻線
2を、図示しない巻線機等を使用して巻装する。つづい
て、前記固定子巻線2の引出線20とリード線3とを接
続する場合は、図7,9で示すように、引出線20を固
定子巻線2から所定の長さ引出し、その引出端をリード
線3の芯線部に所定回数巻付け、この後、前記引出線2
0とリード線3の芯線部とをハンダ付等を行って接続す
る。そして、前記ハンダ付を行ったリード線3と引出線
20との接続部aは図9で示すように、上部側の周壁部
18と一体的に形成した絶縁筒21a〜21bのそれぞ
れの収容部22内に、その切欠部分bからそれぞれ挿入
する。
【0015】次に、前記固定子巻線2の引出線20と接
続したリード線3を所定の引出位置まで引出す場合は、
図5ないし7で示すように、接続部aを絶縁筒21a〜
21cの収容部22内に挿入・保持させたリード線3の
引出端を一旦絶縁筒21a〜21cの上方へ引出し、つ
づいて、これを図7のように上部側の周壁部18と平行
させるべく固定子鉄心1側に直角に折曲し第1のリード
線係止部25の位置まで引出す。この後、第1のリード
線係止部25において、前記各相のリード線3は、係止
ブロック28の存在により、上部側の周壁部18に開口
した図8で示す切欠孔部26に通してから固定子鉄心1
の内周面側に大きく蛇行させて係止ブロック28に係止
させる。
【0016】前記係止ブロック28と前記切欠孔部26
のコーナー部との間で係止されたリード線3は、その上
下方向の揺動に際しては、前記切欠孔部26の上部に形
成した1対の係止爪部27,27と切欠孔部26の下縁
とにより受止められて揺動不能に係止することができ
る。このように、第1のリード線係止部25において係
止したリード線3は、更に、図5で示すように、上部側
の周壁部18と絶縁壁29との間に形成された案内溝3
0内を挿通して第2のリード線係止部25aの位置まで
引出し、前記第1のリード線係止部25と同様に、切欠
孔部26内を通して係止ブロック28に係止させること
によって、第2のリード線係止部25aに係止させる。
そして、前記のように第1,第2のリード線係止部2
5,25aにおいて係止されたリード線3は、図1で示
すように、上部側の周壁部18とブラケット12との間
に形成される空所S内を挿通させて、所定の引出位置か
らブラケット12の外に引出す。
【0017】前記のように、樹脂絶縁部17の絶縁筒2
1a〜21cから引出されたリード線3は、第1,第2
のリード線係止部25,25aの位置で、それぞれ図5
で示すように、係止ブロック28,28に係止した状態
で、切欠孔部26内を蛇行させて樹脂絶縁部17の所定
の引出位置から固定子16の外方に引出すことができる
ので、前記リード線3に外力により引張力が加えられた
場合、前記リード線3は、リード線係止部25,25a
を構成する切欠孔部26,係止爪部27及び係止ブロッ
ク28に個々に係止されて固定子16外に引出すことが
できる関係上、リード線3と引出線20との接続部aが
絶縁筒21a〜21cから抜脱したり、前記接続部aの
接続が解離したりすることは全くなく、良好にリード線
3の引出しを行うことができる。
【0018】前記のようにしてリード線3の引出しを行
った後、回転子軸15に軸受13,13を取付けた回転
子14を固定子16の回転子挿入孔に嵌込み、つづい
て、回転子軸15の両側からブラケット11,12を固
定子16側に向けて該固定子16に嵌着し、ブラケット
11,12の当接部を固定することにより電動機の組立
を行う。この際、図1に示すブラケット12内の空所S
に引出されたリード線3は、ブラケット12の図示しな
い引出孔から外部に引出してブラケット11,12を固
定子16に嵌着する。前記リード線3をブラケット12
の引出孔から外部に引出す場合、ブラケット12内で弛
みが生じないように相当強く引張って引出すことになる
が、リード線3は固定子16において、前記のように第
1,第2のリード線係止部25,25aに強固に係止さ
れているので、前記引出し時の力によって抜脱すること
は全くない。
【0019】なお、本発明は、リード線係止部を上部側
の周壁部に2ヶ所形成した例により説明したが、これに
限定することなく、リード線の引張強度に対応して1ヶ
所、もしくは、3ヶ所以上の複数個所に形成しても本発
明は成立するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、固定子
鉄心の内,外周面を除いた全域を、耐熱及び絶縁性に優
れた合成樹脂により樹脂モールドして樹脂絶縁部を形成
し、前記固定子鉄心の上,下端面には、前記樹脂絶縁部
と一体的に周壁部を形成し、この周壁部のうち、上部側
の周壁部には、リード線と固定子巻線から引出した引出
線との接続部を収納するための絶縁筒と、前記リード線
を引出す際に、これを抜脱不能に係止するための第1,
第2のリード線係止部とを一体的に形成し、更に、前記
第1,第2のリード線係止部と対応する外側には、前記
上部側の周壁部に沿って絶縁壁を樹脂絶縁部と一体的に
形成してリード線引出し用の案内溝を形成することによ
り、電動機のリード線引出装置を構成したので、前記リ
ード線の引出作業は、従来のように、リード線を緊縛す
るしばり紐を一切使用することなく行うことが可能とな
り、従来のように、リード線を固定子巻線のコイルエン
ド部にしばり紐によりしばり固定しながら引出す場合に
比べて、リード線の引出作業を迅速・容易に行い得、電
動機の生産性向上を図ることができる。しかも、従来の
ように、しばり紐のしばり度合を調節する必要も全くな
いため、リード線の引出しにあたり特に熟練を要するこ
ともなく、簡易に引出作業を行うことができるので利便
である。
【0021】また、前記絶縁筒は、固定子巻線を巻装し
た固定子鉄心の歯部の近傍に、上部側の開口部と接続部
の収納部とを連通させて有底筒状に形成したので、前記
固定子巻線からの引出線とリード線との接続部は、前記
絶縁筒の収納部内に容易に収納することができるため、
従来のように、接続部を絶縁チューブにより被覆した
後、しばり紐により固定子巻線のコイルエンド部にしば
り付けて固定する必要がないため、前記接続部の絶縁処
理を迅速・容易に行うことができる。
【0022】更に、前記第1,第2のリード線係止部
は、リード線の引出途中において上部側の周壁部の一部
を切欠いて形成した切欠孔部と、この切欠孔部の上部の
開放端に所定の間隔をあけて相対向する状態で突設した
1対の係止爪部と、前記切欠孔部の中央部に係止爪部と
所定の間隔をあけて設けた係止ブロックとによって構成
されているので、前記リード線は、係止ブロックと切欠
孔部のコーナー部との間で蛇行した状態で強固に係止さ
せることができるとともに、係止爪部と切欠孔部下縁と
によって、上下方向に揺動するのを確実に抑制すること
ができるため、リード線に外部から引張り力が作用した
場合でも、リード線と引出線との接続部が絶縁筒の収納
部から抜脱したり、前記接続部の接続が解離したりする
という問題は全く発生しない。しかも、前記リード線
は、第1,第2のリード線係止部を利用することによ
り、容易に引張りに対する抗力を高めることができるの
で、従来のように、しばり紐のしばり度合を強くするこ
とにより、リード線の被覆が破損したり、それによって
絶縁性が低下したりするという問題を未然に防ぐことが
できる。
【0023】また、前記上部側の周壁部は、その約半周
部分を他の半周部分に比べてやや内側に凹設して形成さ
れているので、前記上部側の周壁部と電動機のブラケッ
トとの間には、狭隘な空所が必然的に形成でき、この空
所を利用してリード線を引出すことができるため、前記
リード線を所定の引出位置まで容易に引出すことができ
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード線引出装置を備えた電動機の要
部切欠側面図である。
【図2】本発明のリード線引出装置を備えた固定子を示
す斜視図である。
【図3】固定子の平面図である。
【図4】同じく、固定子の底面図である。
【図5】リード線の引出し状態を説明するための説明図
である。
【図6】固定子の側面図である。
【図7】固定子の縦断側面図である。
【図8】リード線係止部の拡大正面図である。
【図9】絶縁筒の要部を切欠いて示す縦断正面図であ
る。
【図10】鉄心素板を積層して固定子鉄心を製作する工
程を説明するための説明図である。
【図11】鉄心素板の平面図である。
【図12】従来のリード線の引出し状態を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 固定子巻線 3 リード線 16 固定子 17 樹脂絶縁部 18 上部側の周壁部 20 引出線 21a,21b,21c 絶縁筒 22 収容部 25,25a リード線係止部 26 切欠孔部 27 係止爪部 28 係止ブロック 29 絶縁壁 30 案内溝 a 接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心の内,外周面を除く全域に、
    耐熱及び絶縁性に優れた合成樹脂により樹脂モールドを
    行って樹脂絶縁部を設けるようにした電動機において、
    前記固定子鉄心上端面の樹脂絶縁部には、固定子巻線の
    引出線とリード線との接続部を収納・保持するための絶
    縁筒と、前記リード線をその引出途中において係止する
    第1,第2のリード線係止部とを備えた周壁部を、前記
    樹脂絶縁部と一体的に形成し、前記第1,第2のリード
    線係止部を備えた周壁部の外側には、前記周壁部との間
    で案内溝を形成するための絶縁壁を前記樹脂絶縁部と一
    体的に形成したことを特徴とする電動機のリード線引出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂絶縁部と一体的に形成した周壁
    部は、固定子鉄心の半周分を他の半周分より内側に凹設
    して円形状に形成し、前記固定子鉄心に固定子巻線を巻
    装して形成した固定子にブラケットを嵌着したとき、該
    ブラケットと周壁部を内側に凹設した部位との間にリー
    ド線引出し用の空所を形成するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の電動機のリード線引出装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁筒は、固定子巻線を巻装した固
    定子鉄心の歯部の近傍に、上部側が開口されて内部にリ
    ード線と引出線との接続部を収納・保持する有底筒状の
    収容部を前記上部側の開口部と連通させた状態で、前記
    周壁部と一体的に形成するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の電動機のリード線引出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2のリード線係止部は、周
    壁部の内,外周面が連通するように切欠いて形成した切
    欠孔部と、この切欠孔部上部の開放端において、互いに
    相対向する方向に突設した1対の係止爪部と、前記切欠
    孔部の中央部に前記係止爪部と所定間隔をあけて一体的
    に形成した係止ブロックとを備えて、前記周壁部に所定
    間隔をあけて形成するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の電動機のリード線引出装置。
JP6173196A 1994-06-30 1994-06-30 電動機のリード線引出装置 Pending JPH0819203A (ja)

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