JPH08197314A - チャック - Google Patents
チャックInfo
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- JPH08197314A JPH08197314A JP2470995A JP2470995A JPH08197314A JP H08197314 A JPH08197314 A JP H08197314A JP 2470995 A JP2470995 A JP 2470995A JP 2470995 A JP2470995 A JP 2470995A JP H08197314 A JPH08197314 A JP H08197314A
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- Japan
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- auxiliary
- chuck
- claw
- cylinder
- plunger
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- Pending
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 76
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外形寸法が小さく、かつ、加工中に回転数が
変動しても補助爪の把持力が一定に保たれるチャックを
提供する。 【構成】 補助シリンダ28のプランジャ25を回転軸
線C方向に移動自在とし、このプランジャ25に連結さ
れる補助爪38を、支持ピン37を中心として分割され
る前側部分と後側部分との質量が同じ値に設定してあ
る。
変動しても補助爪の把持力が一定に保たれるチャックを
提供する。 【構成】 補助シリンダ28のプランジャ25を回転軸
線C方向に移動自在とし、このプランジャ25に連結さ
れる補助爪38を、支持ピン37を中心として分割され
る前側部分と後側部分との質量が同じ値に設定してあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばトルクコンバ
ータやコンプレッサのハウジング等の薄肉円筒形状のワ
ークの把持開放を行うチャックに関する発明である。
ータやコンプレッサのハウジング等の薄肉円筒形状のワ
ークの把持開放を行うチャックに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来のチャック1Aを図3において説明
すると、チャック本体2Aに複数の主爪6Aが半径方向
に揺動自在に支持され、この主爪6Aは、チャック本体
2A内に前後動自在に嵌挿されたドローバー12Aに係
合され、ドローバー12Aの後端部は、チャック本体2
Aを取付けた主軸後方の回転シリンダ(図示せず)のピ
ストンロッドに連結され、回転シリンダの作用で主爪6
AがワークWの把持開放を行うように構成されると共
に、チャック本体2Aに複数の補助爪38Aが支持ピン
37Aを介して半径方向に揺動自在に支持され、チャッ
ク本体2A内には、複数の補助爪38Aと対応して複数
の補助シリンダ28Aが設けられ、この補助シリンダ2
8Aは、そのプランジャ25Aが半径方向に移動するよ
うに配設され、補助シリンダ28Aのプランジャ25A
先端と補助爪38Aの反把持端部が枢着され、補助シリ
ンダ28Aの作用で補助爪38Aが主爪6Aに把持され
たワークWを補助的に把持するように構成され、薄肉円
筒形状のワークWの把持において加工時のびびり等を防
止し、安定した加工を行い得ようとしたものであった。
すると、チャック本体2Aに複数の主爪6Aが半径方向
に揺動自在に支持され、この主爪6Aは、チャック本体
2A内に前後動自在に嵌挿されたドローバー12Aに係
合され、ドローバー12Aの後端部は、チャック本体2
Aを取付けた主軸後方の回転シリンダ(図示せず)のピ
ストンロッドに連結され、回転シリンダの作用で主爪6
AがワークWの把持開放を行うように構成されると共
に、チャック本体2Aに複数の補助爪38Aが支持ピン
37Aを介して半径方向に揺動自在に支持され、チャッ
ク本体2A内には、複数の補助爪38Aと対応して複数
の補助シリンダ28Aが設けられ、この補助シリンダ2
8Aは、そのプランジャ25Aが半径方向に移動するよ
うに配設され、補助シリンダ28Aのプランジャ25A
先端と補助爪38Aの反把持端部が枢着され、補助シリ
ンダ28Aの作用で補助爪38Aが主爪6Aに把持され
たワークWを補助的に把持するように構成され、薄肉円
筒形状のワークWの把持において加工時のびびり等を防
止し、安定した加工を行い得ようとしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のチャック1
Aでは、補助シリンダ28Aが、そのプランジャ25A
を半径方向に移動させるように配設されていたため、チ
ャック本体2Aの外形寸法が大きくなってしまう問題が
あった。また、従来のチャック1Aでは、チャック回転
の際、補助爪38Aの支持ピン37Aを中心として分割
される前側部分と後側部分に夫々作用する遠心力と、半
径方向に移動自在とされたプランジャ25Aに作用する
遠心力とが補助爪38Aの把持力に影響を及ぼすが、こ
れらの遠心力のバランスが調整されていないため、周速
一定加工を行う場合に、切削中の回転数の変動に伴って
補助爪38Aの把持力が変動し、安定した加工を行えな
いといった問題があり、また、補助爪自身とは別部材の
プランジャ25Aに作用する遠心力を考慮して支持ピン
37Aまわりの遠心力のバランスを調整することは困難
な作業であった。さらに、チャック本体2Aには複数の
補助シリンダ28Aを設け、また、これらに対応して複
数の挿着孔や多数の作動用の流体通路を形成しなければ
ならず、加工コストが大きいといった問題があった。
Aでは、補助シリンダ28Aが、そのプランジャ25A
を半径方向に移動させるように配設されていたため、チ
ャック本体2Aの外形寸法が大きくなってしまう問題が
あった。また、従来のチャック1Aでは、チャック回転
の際、補助爪38Aの支持ピン37Aを中心として分割
される前側部分と後側部分に夫々作用する遠心力と、半
径方向に移動自在とされたプランジャ25Aに作用する
遠心力とが補助爪38Aの把持力に影響を及ぼすが、こ
れらの遠心力のバランスが調整されていないため、周速
一定加工を行う場合に、切削中の回転数の変動に伴って
補助爪38Aの把持力が変動し、安定した加工を行えな
いといった問題があり、また、補助爪自身とは別部材の
プランジャ25Aに作用する遠心力を考慮して支持ピン
37Aまわりの遠心力のバランスを調整することは困難
な作業であった。さらに、チャック本体2Aには複数の
補助シリンダ28Aを設け、また、これらに対応して複
数の挿着孔や多数の作動用の流体通路を形成しなければ
ならず、加工コストが大きいといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1では、回転シリンダの作用でワークの把持
開放を行う複数の主爪と、チャック本体に設けた補助シ
リンダの作用で、主爪により把持されたワークを補助的
に把持する複数の補助爪とを備えて成るチャックにおい
て、前記補助シリンダを、そのプランジャがチャックの
回転軸線に平行に移動するように配設したことを特徴と
し、請求項2では、補助爪の中間部を支持ピンでチャッ
ク本体に揺動自在に支持すると共に、補助爪の反把持端
部を補助シリンダのプランジャに枢着し、補助爪を、チ
ャック回転の際、支持ピンを中心として分割される前側
部分と後側部分とに作用する遠心力が略同じとなるよう
に構成したことを特徴とし、請求項3では、補助爪を、
補助爪本体に補助生爪及びバランスウェートを着脱自在
に設けて構成したことを特徴とし、請求項4では、補助
シリンダを、1つの環状シリンダで構成したことを特徴
とする。
め、請求項1では、回転シリンダの作用でワークの把持
開放を行う複数の主爪と、チャック本体に設けた補助シ
リンダの作用で、主爪により把持されたワークを補助的
に把持する複数の補助爪とを備えて成るチャックにおい
て、前記補助シリンダを、そのプランジャがチャックの
回転軸線に平行に移動するように配設したことを特徴と
し、請求項2では、補助爪の中間部を支持ピンでチャッ
ク本体に揺動自在に支持すると共に、補助爪の反把持端
部を補助シリンダのプランジャに枢着し、補助爪を、チ
ャック回転の際、支持ピンを中心として分割される前側
部分と後側部分とに作用する遠心力が略同じとなるよう
に構成したことを特徴とし、請求項3では、補助爪を、
補助爪本体に補助生爪及びバランスウェートを着脱自在
に設けて構成したことを特徴とし、請求項4では、補助
シリンダを、1つの環状シリンダで構成したことを特徴
とする。
【0005】
【作用】請求項1では、補助シリンダは、そのプランジ
ャがチャックの回転軸線に平行に移動するように配設さ
れているので、チャックの外形寸法を小さな値に設定で
きる。また、請求項2では、補助爪のプランジャは半径
方向に移動不可であり、このプランジャに作用する遠心
力が補助爪の把持力に影響を与えることは無く、しか
も、補助爪は前側部分と後側部分とに作用する遠心力の
バランスが調整されているので、周速一定加工を行い切
削中に回転数が変動しても補助爪の把持力は一定であ
る。また、請求項3では、ワークの段取替時に、補助生
爪を把持位置の異なるものに取り替えるとともに、バラ
ンスウェートを、交換した補助生爪に対応したものに取
り替えるだけで、補助爪の支持ピンまわりのバランス調
整を容易に行うことができる。請求項4では、補助シリ
ンダを、1つの環状シリンダで構成したので、チャック
本体に設ける流体通路を少なくし得て加工コストを抑え
ることができる。
ャがチャックの回転軸線に平行に移動するように配設さ
れているので、チャックの外形寸法を小さな値に設定で
きる。また、請求項2では、補助爪のプランジャは半径
方向に移動不可であり、このプランジャに作用する遠心
力が補助爪の把持力に影響を与えることは無く、しか
も、補助爪は前側部分と後側部分とに作用する遠心力の
バランスが調整されているので、周速一定加工を行い切
削中に回転数が変動しても補助爪の把持力は一定であ
る。また、請求項3では、ワークの段取替時に、補助生
爪を把持位置の異なるものに取り替えるとともに、バラ
ンスウェートを、交換した補助生爪に対応したものに取
り替えるだけで、補助爪の支持ピンまわりのバランス調
整を容易に行うことができる。請求項4では、補助シリ
ンダを、1つの環状シリンダで構成したので、チャック
本体に設ける流体通路を少なくし得て加工コストを抑え
ることができる。
【0006】
【実施例】次に、図1,2においてチャック1の実施例
について説明する。チャック本体2には、円周方向に等
間隔で複数(図面上3つ)の主爪嵌装溝3が形成されて
いる。この主爪嵌装溝3には、支持ピン5を介して略L
字状の主爪6が半径方向に揺動自在に支持されている。
この主爪6には、主爪本体6aの把持端部に主生爪7が
着脱自在に取り付けられ、また、反把持端部には後述の
係合凹部13に係合される係合部8が形成されている。
また、チャック本体2内中心に形成された中心孔11に
は、ドローバー12が回転軸線C方向に移動自在に嵌装
されている。このドローバー12には、複数の主爪6と
対応して円周方向に等間隔で係合凹部13が形成されて
いる。また、ドローバー12の後端部は、チャック本体
2を先端に取付けた旋盤の主軸後端に配設された回転シ
リンダ(図示せず)のピストンロッド先端に連結されて
いる。従って、回転シリンダの作用で主爪6が揺動して
ワークWの把持解放を行うようになっている。
について説明する。チャック本体2には、円周方向に等
間隔で複数(図面上3つ)の主爪嵌装溝3が形成されて
いる。この主爪嵌装溝3には、支持ピン5を介して略L
字状の主爪6が半径方向に揺動自在に支持されている。
この主爪6には、主爪本体6aの把持端部に主生爪7が
着脱自在に取り付けられ、また、反把持端部には後述の
係合凹部13に係合される係合部8が形成されている。
また、チャック本体2内中心に形成された中心孔11に
は、ドローバー12が回転軸線C方向に移動自在に嵌装
されている。このドローバー12には、複数の主爪6と
対応して円周方向に等間隔で係合凹部13が形成されて
いる。また、ドローバー12の後端部は、チャック本体
2を先端に取付けた旋盤の主軸後端に配設された回転シ
リンダ(図示せず)のピストンロッド先端に連結されて
いる。従って、回転シリンダの作用で主爪6が揺動して
ワークWの把持解放を行うようになっている。
【0007】チャック本体2前面には、ワークWの底面
が当接されるワーク当接部材15がねじ止めされてい
る。このワーク当接部材15の後端面には摺動孔16が
形成され、この摺動孔16内には前記ドローバー12の
先端部が摺動自在に嵌装され、この摺動孔16とドロー
バー12先端面とで連通室17が形成されている。ま
た、チャック本体2前面にはリング部材21が取り付け
られ、このリング部材21の前端部外周は小径部21a
に形成されている。リング部材21の上端面には、後述
の補助爪38を支持する環状の支持部材23がねじ止め
されている。リング部材21及び支持部材23の外周に
はプランジャ25が回転軸線C方向に移動自在に嵌装さ
れている。このプランジャ25の内周面にはリング部材
21の小径部21aの外周面に摺動するピストン部25
aが形成されている。このピストン部25aと支持部材
23との間には、プランジャ25を後方へ付勢するバネ
27が介在されている。そして、リング部材21,支持
部材23及びプランジャ25によって補助シリンダ28
(環状シリンダ)が構成されている。補助シリンダ28
の前シリンダ室29aはプランジャ25に形成した連通
路31を介して外気に開放されている。また、後シリン
ダ室29bは、リング部材21,チャック本体2及びワ
ーク当接部材15に形成された連通路32を介して前記
連通室17に連通されている。また、ドローバー12の
中心には圧流体供給路34が貫通形成され、この圧流体
供給路34は、図示しない回転シリンダのピストンロッ
ド及び回転継手を介して圧流体供給源に連結されてい
る。
が当接されるワーク当接部材15がねじ止めされてい
る。このワーク当接部材15の後端面には摺動孔16が
形成され、この摺動孔16内には前記ドローバー12の
先端部が摺動自在に嵌装され、この摺動孔16とドロー
バー12先端面とで連通室17が形成されている。ま
た、チャック本体2前面にはリング部材21が取り付け
られ、このリング部材21の前端部外周は小径部21a
に形成されている。リング部材21の上端面には、後述
の補助爪38を支持する環状の支持部材23がねじ止め
されている。リング部材21及び支持部材23の外周に
はプランジャ25が回転軸線C方向に移動自在に嵌装さ
れている。このプランジャ25の内周面にはリング部材
21の小径部21aの外周面に摺動するピストン部25
aが形成されている。このピストン部25aと支持部材
23との間には、プランジャ25を後方へ付勢するバネ
27が介在されている。そして、リング部材21,支持
部材23及びプランジャ25によって補助シリンダ28
(環状シリンダ)が構成されている。補助シリンダ28
の前シリンダ室29aはプランジャ25に形成した連通
路31を介して外気に開放されている。また、後シリン
ダ室29bは、リング部材21,チャック本体2及びワ
ーク当接部材15に形成された連通路32を介して前記
連通室17に連通されている。また、ドローバー12の
中心には圧流体供給路34が貫通形成され、この圧流体
供給路34は、図示しない回転シリンダのピストンロッ
ド及び回転継手を介して圧流体供給源に連結されてい
る。
【0008】次に、前記支持部材23前端面には、円周
方向に複数(図面上4つ)の補助爪38の支持部36が
突出形成されている。この支持部36には、支持ピン3
7を介して略T字状の補助爪38が揺動自在に支持され
ている。この補助爪38は補助爪本体38aの把持端部
の前後部に、補助生爪39及びバランスウェート40が
夫々着脱自在に取り付けられて構成されている。また、
補助爪38は、ワーク把持状態において、支持ピン37
の中心を通る直線Lにより分割される前側部分と後側部
分の質量が略同じ値となるように構成され、従って、チ
ャック回転の際、補助爪38の前側部分と後側部分とに
作用する遠心力が略同じ大きさとなる。また、前記プラ
ンジャ25の前端面には、補助爪38と対応する部分が
連結部41に突出形成されている。この連結部41は、
連結ピン42を介して補助爪38の反把持端部に形成さ
れた連結溝43に連結されている。従って、圧流体供給
源から空気或は油の流体を供給すると、供給路34,連
通室17及び連通路32を介して後シリンダ室29bに
流体が供給され、バネ27の付勢力に抗してプランジャ
25が前方に移動して補助爪38をワーク把持方向に揺
動させ、また、圧流体供給源からの流体の供給を止める
と、バネ27の付勢力によってプランジャ25は後方に
移動して補助爪38がワーク解放方向に揺動されるよう
になっている。
方向に複数(図面上4つ)の補助爪38の支持部36が
突出形成されている。この支持部36には、支持ピン3
7を介して略T字状の補助爪38が揺動自在に支持され
ている。この補助爪38は補助爪本体38aの把持端部
の前後部に、補助生爪39及びバランスウェート40が
夫々着脱自在に取り付けられて構成されている。また、
補助爪38は、ワーク把持状態において、支持ピン37
の中心を通る直線Lにより分割される前側部分と後側部
分の質量が略同じ値となるように構成され、従って、チ
ャック回転の際、補助爪38の前側部分と後側部分とに
作用する遠心力が略同じ大きさとなる。また、前記プラ
ンジャ25の前端面には、補助爪38と対応する部分が
連結部41に突出形成されている。この連結部41は、
連結ピン42を介して補助爪38の反把持端部に形成さ
れた連結溝43に連結されている。従って、圧流体供給
源から空気或は油の流体を供給すると、供給路34,連
通室17及び連通路32を介して後シリンダ室29bに
流体が供給され、バネ27の付勢力に抗してプランジャ
25が前方に移動して補助爪38をワーク把持方向に揺
動させ、また、圧流体供給源からの流体の供給を止める
と、バネ27の付勢力によってプランジャ25は後方に
移動して補助爪38がワーク解放方向に揺動されるよう
になっている。
【0009】次に、以上のように構成されたチャック1
の作用について説明する。先ず、ワークWの底面をワー
ク当接部材15に当接して、回転シリンダ(図示せず)
の作用でドローバー12を後方移動させると、ドローバ
ー12の係合凹部13と主爪6の係合部8との係合によ
り、主爪6が支持ピン5を中心として把持方向に揺動し
てワークWを把持する。また、図示しない圧流体供給源
よりドローバー12の流体供給路34に流体を供給する
と、連通室17及び連通路32を介して補助シリンダ2
8の後シリンダ室29bに流体が供給され、プランジャ
25がバネ27の付勢力に抗して前方移動する。する
と、連結ピン42と連結溝43との係合により、補助爪
38が支持ピン37を中心にして把持方向に揺動して、
主爪6に把持されたワークWの前部を補助的に把持す
る。この状態でチャック1を回転させ周速一定加工を行
う場合、半径方向に移動不可なプランジャ25に作用す
る遠心力は補助爪38の把持力に影響を与えず、しか
も、補助爪38は前側部分と後側部分とに夫々作用する
遠心力がバランス調整されているので、切削中の回転数
が変動しても、補助爪38の把持力が変動することな
く、安定した加工を行うことができる。また、ワークW
の段取替時には、補助爪38の補助生爪39を、チャッ
ク半径方向の把持位置の異なるものと取り替えるととも
に、バランスウェート40を、交換した補助生爪39に
対応したものに取り替えれば、補助爪38の支持ピン3
7まわりのバランスを容易に調整できる。
の作用について説明する。先ず、ワークWの底面をワー
ク当接部材15に当接して、回転シリンダ(図示せず)
の作用でドローバー12を後方移動させると、ドローバ
ー12の係合凹部13と主爪6の係合部8との係合によ
り、主爪6が支持ピン5を中心として把持方向に揺動し
てワークWを把持する。また、図示しない圧流体供給源
よりドローバー12の流体供給路34に流体を供給する
と、連通室17及び連通路32を介して補助シリンダ2
8の後シリンダ室29bに流体が供給され、プランジャ
25がバネ27の付勢力に抗して前方移動する。する
と、連結ピン42と連結溝43との係合により、補助爪
38が支持ピン37を中心にして把持方向に揺動して、
主爪6に把持されたワークWの前部を補助的に把持す
る。この状態でチャック1を回転させ周速一定加工を行
う場合、半径方向に移動不可なプランジャ25に作用す
る遠心力は補助爪38の把持力に影響を与えず、しか
も、補助爪38は前側部分と後側部分とに夫々作用する
遠心力がバランス調整されているので、切削中の回転数
が変動しても、補助爪38の把持力が変動することな
く、安定した加工を行うことができる。また、ワークW
の段取替時には、補助爪38の補助生爪39を、チャッ
ク半径方向の把持位置の異なるものと取り替えるととも
に、バランスウェート40を、交換した補助生爪39に
対応したものに取り替えれば、補助爪38の支持ピン3
7まわりのバランスを容易に調整できる。
【0010】以上のように本実施例のチャック1では、
複数の主爪6と共に補助爪38でワークWを把持するよ
うにしたので、トルクコンバータやコンプレッサのハウ
ジング等の薄肉円筒形状のワークWの把持において、加
工時のびびり等を防止し安定した加工を行うことができ
る。また、補助シリンダ28は、そのプランジャ25が
回転軸線Cと平行に移動するようにチャック本体2に配
設されているので、従来のように補助シリンダ28を半
径方向に沿って配設したものと比べて、外形寸法を小さ
くできる。また、補助シリンダ28のプランジャ25は
半径方向に移動不可であり、このプランジャ25に作用
する遠心力が補助爪38の把持力に影響を及ぼすことが
無いので、このプランジャ25に作用する遠心力を考慮
すること無く、補助爪38の支持ピン37まわりに作用
する遠心力のバランスを調整するだけで、回転数が変動
しても補助爪38の把持力を一定に保ち得るチャック1
を提供できる。また、ワークWの段取替時に、補助生爪
39とともにバランスウェート40を交換することによ
って、補助爪38の支持ピン37まわりに作用する遠心
力のバランスを容易に調整することができる。また、補
助シリンダ28を、リング部材21,支持部材23及び
プランジャ25とで構成される環状シリンダとしたの
で、従来のように複数の補助シリンダを設けたり、これ
らの補助シリンダのための多数の挿着孔や流体通路を形
成する必要がなく、加工コストを抑えることができる。
複数の主爪6と共に補助爪38でワークWを把持するよ
うにしたので、トルクコンバータやコンプレッサのハウ
ジング等の薄肉円筒形状のワークWの把持において、加
工時のびびり等を防止し安定した加工を行うことができ
る。また、補助シリンダ28は、そのプランジャ25が
回転軸線Cと平行に移動するようにチャック本体2に配
設されているので、従来のように補助シリンダ28を半
径方向に沿って配設したものと比べて、外形寸法を小さ
くできる。また、補助シリンダ28のプランジャ25は
半径方向に移動不可であり、このプランジャ25に作用
する遠心力が補助爪38の把持力に影響を及ぼすことが
無いので、このプランジャ25に作用する遠心力を考慮
すること無く、補助爪38の支持ピン37まわりに作用
する遠心力のバランスを調整するだけで、回転数が変動
しても補助爪38の把持力を一定に保ち得るチャック1
を提供できる。また、ワークWの段取替時に、補助生爪
39とともにバランスウェート40を交換することによ
って、補助爪38の支持ピン37まわりに作用する遠心
力のバランスを容易に調整することができる。また、補
助シリンダ28を、リング部材21,支持部材23及び
プランジャ25とで構成される環状シリンダとしたの
で、従来のように複数の補助シリンダを設けたり、これ
らの補助シリンダのための多数の挿着孔や流体通路を形
成する必要がなく、加工コストを抑えることができる。
【0011】尚、上記実施例では、補助シリンダ28を
1つの環状シリンダとして構成したが、複数の補助爪3
8に対応して複数の補助シリンダ28を設け、これらの
補助シリンダ28のプランジャ25が回転軸線Cと平行
に移動するように構成しても良い。また、上記実施例で
は、ドローバー12の前後動を主爪6の半径方向の揺動
に変更させる機構としてカムレバー機構を利用している
が、くさび機構を利用しても良い。また、上記実施例で
は、主爪6は半径方向に揺動するように構成されている
が、半径方向に平行移動するように構成しても良い。さ
らに、主爪6はコレットチャックやフィンガーチャック
として構成してあっても良い。
1つの環状シリンダとして構成したが、複数の補助爪3
8に対応して複数の補助シリンダ28を設け、これらの
補助シリンダ28のプランジャ25が回転軸線Cと平行
に移動するように構成しても良い。また、上記実施例で
は、ドローバー12の前後動を主爪6の半径方向の揺動
に変更させる機構としてカムレバー機構を利用している
が、くさび機構を利用しても良い。また、上記実施例で
は、主爪6は半径方向に揺動するように構成されている
が、半径方向に平行移動するように構成しても良い。さ
らに、主爪6はコレットチャックやフィンガーチャック
として構成してあっても良い。
【0012】次に、本願のチャックの実施様態について
まとめて記載しておく。 (a)主爪6の中間部を支持ピン5でチャック本体2に揺
動自在に支持すると共に、主爪6の反把持端部を、回転
シリンダの作用でチャック本体2内を前後動するドロー
バー12に係合し、補助爪38の中間部を支持ピン37
でチャック本体2に揺動自在に支持すると共に、補助爪
38の反把持端部を補助シリンダ28のプランジャ25
先端に枢着して成ることを特徴とする請求項1記載のチ
ャック。 (b)補助爪38を、チャック回転の際、支持ピン37を
中心として分割される前側部分と後側部分の質量が略同
じ値となるように構成したことを特徴とする請求項1記
載のチャック。 (c)補助爪38を、チャック回転の際、支持ピン37を
中心として作用するモーメントをバランスさせたことを
特徴とする請求項1記載のチャック。 (d)環状のリング部材21,支持部材23及びプランジ
ャ25とで補助シリンダ28を構成し、プランジャ25
と支持部材23との間にプランジャ25を解放方向へ移
動させるバネ27を介在したことを特徴とする請求項4
記載のチャック。 (効果)プランジャを把持方向へ移動させるための流体
の供給路をドローバーに1本設けるだけで良く、構成が
簡易となる。
まとめて記載しておく。 (a)主爪6の中間部を支持ピン5でチャック本体2に揺
動自在に支持すると共に、主爪6の反把持端部を、回転
シリンダの作用でチャック本体2内を前後動するドロー
バー12に係合し、補助爪38の中間部を支持ピン37
でチャック本体2に揺動自在に支持すると共に、補助爪
38の反把持端部を補助シリンダ28のプランジャ25
先端に枢着して成ることを特徴とする請求項1記載のチ
ャック。 (b)補助爪38を、チャック回転の際、支持ピン37を
中心として分割される前側部分と後側部分の質量が略同
じ値となるように構成したことを特徴とする請求項1記
載のチャック。 (c)補助爪38を、チャック回転の際、支持ピン37を
中心として作用するモーメントをバランスさせたことを
特徴とする請求項1記載のチャック。 (d)環状のリング部材21,支持部材23及びプランジ
ャ25とで補助シリンダ28を構成し、プランジャ25
と支持部材23との間にプランジャ25を解放方向へ移
動させるバネ27を介在したことを特徴とする請求項4
記載のチャック。 (効果)プランジャを把持方向へ移動させるための流体
の供給路をドローバーに1本設けるだけで良く、構成が
簡易となる。
【0013】
【発明の効果】以上より本願の請求項1では、補助シリ
ンダを、そのプランジャがチャックの回転軸線に平行に
移動するように配設したので、外形寸法を小さくでき
る。また、請求項2では、補助爪の中間部を支持ピンで
チャック本体に揺動自在に支持すると共に、補助爪の反
把持端部を補助シリンダのプランジャに枢着し、補助爪
を、チャック回転の際、支持ピンを中心として分割され
る前側部分と後側部分とに作用する遠心力が略同じとな
るように構成したので、周速一定加工を行い加工中に回
転数が変動しても、補助爪の把持力を一定に保つことが
でき、安定した加工を行うことができる。また、請求項
3では、補助爪を、補助爪本体に補助生爪及びバランス
ウェートを着脱自在に設けて構成したので、ワークの段
取替時に、補助生爪とともにバランスウェートを交換す
ることによって、補助爪の支持ピン回りのバランスを容
易に調整することができる。さらに、請求項4では、補
助シリンダを、1つの環状シリンダで構成したので、加
工コストを抑えることができる。
ンダを、そのプランジャがチャックの回転軸線に平行に
移動するように配設したので、外形寸法を小さくでき
る。また、請求項2では、補助爪の中間部を支持ピンで
チャック本体に揺動自在に支持すると共に、補助爪の反
把持端部を補助シリンダのプランジャに枢着し、補助爪
を、チャック回転の際、支持ピンを中心として分割され
る前側部分と後側部分とに作用する遠心力が略同じとな
るように構成したので、周速一定加工を行い加工中に回
転数が変動しても、補助爪の把持力を一定に保つことが
でき、安定した加工を行うことができる。また、請求項
3では、補助爪を、補助爪本体に補助生爪及びバランス
ウェートを着脱自在に設けて構成したので、ワークの段
取替時に、補助生爪とともにバランスウェートを交換す
ることによって、補助爪の支持ピン回りのバランスを容
易に調整することができる。さらに、請求項4では、補
助シリンダを、1つの環状シリンダで構成したので、加
工コストを抑えることができる。
【図1】本実施例のチャックの正面図である。
【図2】図1のII-II線断面図である。
【図3】従来のチャックの縦断面図である。
1 チャック, 2 チャック本体, 6 主爪, 2
8 補助シリンダ,37 支持ピン, 38 補助爪,
39 補助生爪,40 バランスウェート
8 補助シリンダ,37 支持ピン, 38 補助爪,
39 補助生爪,40 バランスウェート
Claims (4)
- 【請求項1】 回転シリンダの作用でワークの把持開放
を行う複数の主爪と、チャック本体に設けた補助シリン
ダの作用で、主爪により把持されたワークを補助的に把
持する複数の補助爪とを備えて成るチャックにおいて、
前記補助シリンダを、そのプランジャがチャックの回転
軸線に平行に移動するように配設したことを特徴とする
チャック。 - 【請求項2】 補助爪の中間部を支持ピンでチャック本
体に揺動自在に支持すると共に、補助爪の反把持端部を
補助シリンダのプランジャに枢着し、補助爪を、チャッ
ク回転の際、支持ピンを中心として分割される前側部分
と後側部分とに作用する遠心力が略同じとなるように構
成したことを特徴とする請求項1記載のチャック。 - 【請求項3】 補助爪を、補助爪本体に補助生爪及びバ
ランスウェートを着脱自在に設けて構成したことを特徴
とする請求項2記載のチャック。 - 【請求項4】 補助シリンダを、1つの環状シリンダで
構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記
載のチャック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2470995A JPH08197314A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | チャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2470995A JPH08197314A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | チャック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08197314A true JPH08197314A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12145711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2470995A Pending JPH08197314A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | チャック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08197314A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104121195A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-10-29 | 柳州易舟汽车空调有限公司 | 压缩机机壳及装夹装置 |
| CN106271789A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-04 | 昆山勇翔精密机械有限公司 | 摇臂箱车床夹具 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP2470995A patent/JPH08197314A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104121195A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-10-29 | 柳州易舟汽车空调有限公司 | 压缩机机壳及装夹装置 |
| CN106271789A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-04 | 昆山勇翔精密机械有限公司 | 摇臂箱车床夹具 |
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