JPH08197544A - 発泡樹脂廃材の処理装置 - Google Patents

発泡樹脂廃材の処理装置

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JPH08197544A
JPH08197544A JP3160895A JP3160895A JPH08197544A JP H08197544 A JPH08197544 A JP H08197544A JP 3160895 A JP3160895 A JP 3160895A JP 3160895 A JP3160895 A JP 3160895A JP H08197544 A JPH08197544 A JP H08197544A
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JP
Japan
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foamed resin
waste material
blade
rotary blade
crushing
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JP3160895A
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Shusuke Takahashi
秀典 高橋
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NAKANO REIKI KK
Nakano Refrigerators Co Ltd
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NAKANO REIKI KK
Nakano Refrigerators Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡樹脂廃材の破砕音を小さく、かつ破砕時
における廃材片の飛び出しを防止すると共に、装置の丈
を低くして全体をコンパクト化し、発泡樹脂廃材のホッ
パへの投入を楽な姿勢で行えるようにする。 【構成】 枠体1内に発泡樹脂廃材を投入するホッパ4
と、破砕室3の破砕機構8と、集積室21と、発泡樹脂
片をヒータの加熱で溶融する溶融筒20と、溶融された
樹脂を貯留するケースとを設ける。そして、破砕機構8
を、発泡樹脂落下孔を多数形成した水平回転円盤12の
上面に着脱可能に固定した回転刃11と、この回転刃1
1の上方に配置され該回転刃11と共働で発泡樹脂廃材
を破砕する固定刃13と、固定刃13の前面に弾発部材
を介して固定刃13と並行して設けた反発板15とで構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場,事業所,店舗な
どで大量に排出する発泡樹脂廃材を溶融し小容積にして
処分する処理装置に関し、特に、コンビニエンスストア
やスーパーマーケット、或いは魚市場や青果市場など
で、多数排出する使用済みの発泡スチロール箱や発泡ス
チロールブロック等の発泡樹脂廃材を、小容積にして処
分するのに用いる発泡樹脂廃材の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡樹脂製品は、断熱性,軽量性,クッ
ション性などの特性を備えているため、包装資材、建築
資材など各産業分野で汎用されている。このような発泡
樹脂としては、発泡スチロール,発泡ウレタン,発泡塩
化ビニル,発泡ポリエチレンなどが多く利用されてい
る。
【0003】ところで、これら発泡樹脂製品は、工場,
事業所,店舗などで大量に排出され、しかも嵩ばるため
始末に苦慮する。従来このような発泡樹脂製品の廃材
は、そのまま焼却するなどして処分されているが、高発
熱量により炉を損傷したり、大量に発生する煤煙などに
より公害問題を引き起こす等の問題があった。
【0004】そのため、従来より、例えば、実開平4−
20411号公報に示されるように、発泡ポリエチレン
などの発泡樹脂製品の廃材を上方開口のホッパに投入
し、ホッパ下方の破砕室に設けた櫛刃状の固定刃と回転
半径の大きな回転刃とで樹脂廃材を破砕し、次いでこれ
を圧縮、加熱して脱泡し、縦方向に長い金型筒で所望形
状・寸法の樹脂塊に再生して処理する発泡樹脂廃材の処
理装置が提案されている。
【0005】同装置は、上記工程で発泡樹脂廃材を処理
するために、以下の構成を備えている。まず、発泡樹脂
廃材を投入するホッパの下方に破砕室を形成し、この破
砕室に複数枚の櫛刃状の固定刃と、回転半径の大きな移
動刃を備えた回転自在な破砕軸とからなる破砕機構を設
けている。また、破砕軸の側方には、一部が破砕室に開
口する送り筒と内径が漸減した圧縮筒と一部にベント孔
を有する押出し筒とを直列状に設け、それら筒内に送り
用、圧縮用及び押出し用の羽根を有する回転スクリュー
を内挿し、押出し筒の先端部には押出しノズルを設けて
いる。さらに、ホッパの側方には、下底に前記押出しノ
ズルの噴孔を嵌める孔を有する金型筒を着脱可能に立設
しており、この金型筒は、その天井部に、押し出された
樹脂の圧力で作動し、前記回転スクリューの駆動を停止
させるスイッチ機構を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の処理装置は、樹脂廃材の破砕機構が、横方向に並
べられた櫛刃状の固定刃と、横軸に取り付けられた回転
半径が大きく高速回転する垂直方向回転刃とで形成され
ているため、廃材破砕時の衝撃音が大きいという欠点が
ある。しかも、回転刃の回転方向の延長線上にホッパの
開口が位置するため、破砕された廃材片がこの開口から
外に飛び出しやすいという欠点がある。また、構造上、
比較的大型の回転刃とならざるを得ず、金型筒も縦方向
に長く用いているため、全体の丈が高くなり、上方開口
のホッパへの廃材投入がしにくいという欠点がある。さ
らに、大型の回転刃は比較的高価であり、1本が破損し
た場合にも破砕軸も含めて回転刃全体を取り替えなけれ
ばならないという問題がある。
【0007】そこで、本発明はかかる実情に鑑みなされ
たもので、第1の目的は、発泡樹脂廃材の破砕音が小さ
く、かつ破砕時における廃材片の飛び出しを防止するこ
とのできる発泡樹脂破砕機構を備えた発泡樹脂廃材の処
理装置を提供することにある。また第2の目的は、装置
の丈を低くして全体をコンパクト化でき、発泡樹脂廃材
のホッパへの投入が楽な姿勢で行える発泡樹脂廃材の処
理装置を提供することにある。第3の目的は、小型の比
較的安価な回転刃及び固定刃で済み、メンテナンスが容
易で、かつ刃先が破損した場合にも刃の交換が容易にで
きる発泡樹脂廃材の処理装置を提供することにある。第
4の目的は、従来品に比べ回転刃の回転速度が遅くて済
み、かつ安全に破砕できる発泡樹脂廃材の処理装置を提
供することにある。第5の目的は、破砕能力の調整を、
回転刃の回転速度を変更することなく、従ってモータを
変更することなく、回転円盤に形成した発泡樹脂片落下
孔の数や大きさ及び刃数の変更によって行うことのでき
る発泡樹脂廃材の処理装置を提供することにある。そし
て、第6の目的は、溶融筒の外周に取り付ける発泡樹脂
片溶融用のヒータとして、市販のリング状ヒータを用い
ることのできる溶融筒構造の発泡樹脂廃材の処理装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の発泡樹脂廃材の処理装置は、発泡樹脂廃材
を投入するホッパと、該ホッパに投入された発泡樹脂廃
材を破砕する破砕室と、該破砕室で破砕された発泡樹脂
片を順次送り出しながら溶融する溶融筒と、該溶融筒内
で溶融された液状樹脂を貯留する貯留ケースとを備えた
発泡樹脂廃材の処理装置において、前記破砕室には、発
泡樹脂片落下孔を多数形成した水平回転円盤の上面に着
脱可能に固定した回転刃と、この回転刃の上方に配置さ
れ該回転刃と共働で発泡樹脂廃材を破砕する固定刃とか
らなる発泡樹脂破砕機構を設けたことを特徴としてい
る。
【0009】本発明においては、前記固定刃の前面に、
弾発部材を介して反発板を取り付けるとよい。この反発
板を取り付けることにより、投入された発泡樹脂廃材が
破砕室内で揺さぶられ、効率よく破砕される。また、回
転刃の下方に、回転刃側開口部が広く、溶融筒側開口部
が狭くなるように、周壁を傾斜させた発泡樹脂片の集積
室を形成すると、全体の丈を低くできて好ましい。
【0010】溶融筒は、前記発泡樹脂破砕機構で破砕さ
れて水平回転円盤の発泡樹脂片落下孔から落下した発泡
樹脂片を、順次前方へ送るスクリュー羽根を備えた回転
軸を内部に設け、筒外周は同一径に維持し、筒内周は前
方に向かうに従ってテーパ状に狭く形成し、かつ前記筒
外周に発泡樹脂片溶融用のヒータを設けるとよい。この
構造により、発泡樹脂片を溶融して順次送り出すことが
でき、かつ市販のヒータをそのまま採用できる。
【0011】また、前記溶融筒内で溶融された液状樹脂
を排出するノズル部には、貯留ケースからの逆流防止と
貯留ケースのセット時の当たりとなる当て板を設けると
よい。この当て板により、溶融した液状樹脂が貯留ケー
スから流れ出るのを防げる。
【0012】そして、本発明においては、前記貯留ケー
スを、スプリング等の下動機構で保持された載置台に載
置して投入液状樹脂の増加に応じて下降可能に設け、か
つこの載置台の下方に、下降した載置台を液状樹脂の満
杯状態で検知するリミットスイッチを設け、このリミッ
トスイッチの検知信号によって、破砕室内の回転刃及び
溶融筒内のスクリュー羽根を回転させるモータを停止可
能とするとよい。
【0013】
【作 用】本発明の発泡樹脂廃材の処理装置によれば、
全高を低く押さえることができるので、ホッパへの発泡
樹脂廃材の投入を無理な姿勢を強いることなく楽にでき
る。
【0014】ホッパに投入された樹脂廃材は破砕室にお
いて、水平回転円盤の上面に突出した回転刃と、この回
転刃の上方に配置された固定刃と、固定刃の前面に弾発
部材を介して取り付けられた反発板の共働で、樹脂廃材
を踊りながら効率よく確実に破砕できる。しかも水平回
転円盤の回転数は早くなくてよいので、発泡樹脂廃材の
破砕音が小さく、かつ破砕時における廃材片の飛び出し
を防止することができる。また、回転刃及び固定刃は着
脱が容易なので、メンテナンスや刃の交換が簡単にでき
る。
【0015】破砕室で破砕された発泡樹脂片は、水平回
転円盤の発泡樹脂片落下孔より落下し、回転刃下方の集
積室を介して、溶融筒の中に更に落下し、スクリュー羽
根により細片化しながら筒の前方側に送られ、筒外周に
捲回された発泡樹脂片溶融用ヒータで過熱されて液状に
なる。液状となった樹脂は、溶融筒先端のノズル部より
貯留ケースに排出され、この排出された液状樹脂は徐々
に貯留ケースに溜まって行き、満杯になると貯留ケース
下の載置台がリミットスイッチに当接して、破砕機構及
び溶融筒内のスクリュー羽根を停止させる。
【0016】発泡樹脂片溶融用ヒータは、溶融筒の外周
を円筒型としたため市販のリング状ヒータを使うことが
でき、溶融筒の内筒を前方側が狭小となるテーパ状とし
たので、テーパ状部分の外周、特にテーパ状部分の上流
側外周に集中配置することにより、スクリュー羽根に無
理な圧縮トルクを与えず、またトータルのヒータ容量も
削減することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。まず、図1は本発明の発泡樹脂廃材の処
理装置の斜視図、図2は正面図である。本発明の発泡樹
脂廃材の処理装置は、枠体1内に発泡樹脂廃材を投入す
るホッパ4と、その下方に配置される破砕室3の破砕機
構8と、更にその下方の集積室21と、この集積室21
から送られた発泡樹脂片をヒータの加熱で溶融する溶融
筒20と、溶融された樹脂を貯留する貯留ケース36と
で構成されている。
【0018】発泡樹脂廃材の処理装置の本体は、箱型の
枠体1の前後・左右に図示しないカバーが張設され、前
面上部のカバーに、発泡樹脂廃材を投入する投入口2が
設けられている。また、枠体1の上部には、投入口2か
ら破砕室3に廃材を導くホッパ4を覗くことのできる点
検窓5を有する上板6が設けられ、枠体1の下部には駆
動部32等を搭載する底板7が設けられている。前記破
砕室3は円筒状の空間で、図3に示すように、枠体1の
ほぼ中央に設けられている。
【0019】図5は破砕機構8を上方より見た図2のC
−C線断面図で、四角の枠体1に、ほぼ四分割した三分
を占拠する、円筒状の破砕室3の回りのフランジ部9
と、残り一分の固定刃枠体側取付フランジ10が取り付
けられている。そして、本体の中央部に、回転刃11を
取り付けた水平回転円盤12と、該水平回転円盤12の
半径方向に突出して、前記回転刃11と共働して発泡樹
脂廃材を小塊に砕く固定刃13とが設けられ、該固定刃
13は固定刃取付ブラケット14を介して固定刃枠体取
付フランジ10に固定されている(図7、図8参照)。
固定刃13は、ほぼV字状の形状をした前記固定刃取付
ブラケット14の一辺に平板状に垂下され、その下部に
間隔をおいてノコギリ歯状の切歯13aが形成されてい
る。
【0020】前記固定刃13の前面には、図8に詳細を
示すように、所定間隔をあけて切刃13a側(下部側)
を固定刃13側に折り曲げた反発板15が設けられ、こ
の反発板15は、コ字状のブラケット16,16の間に
軸挿され反発板15に固着された2本の軸17,17を
有し、コ字状のブラケット16,16内の軸17,17
にスプリング18,18を捲装して、前記反発板15を
固定刃13側に付勢している。この反発板15は固定刃
13とほぼ平行に固定刃取付ブラケット14に取り付け
られている。なお、この反発板15のスプリング18
は、固定刃13側方向に戻るように付勢されるようにし
たが、これに限定されず、固定刃13と反発板15の間
に緩衝用として用いられたものであってもよい。
【0021】前記水平回転円盤12には、図9に示すよ
うに、発泡樹脂片落下孔となる多数の貫通孔19,19
…が穿設され、この貫通孔19,19…より、破砕され
て小さくなった発泡樹脂片の塊が、溶融筒20手前の集
積室21に落下するようになっている(図3、図11参
照)。
【0022】そして、図9及び図10に詳細を示すよう
に、水平回転円盤12の一定角度毎(図では90度毎)
には、半径方向に整列された数個の貫通孔19,19…
が穿設され、その半径方向と直交する方向に一方又は双
方(図では一方で、回転方向と反対側)に連続して、貫
通孔19,19…より小径の長孔22,22…が穿設さ
れ、その長孔22に水平回転円盤12の裏側から着脱可
能に回転刃11の切刃11a,11a…が上方に突出す
るように取り付けられている(図9では回転刃11は水
平回転円盤12の180度毎に2組取り付けられてい
る)。なお、回転刃11の切刃11aの数は、水平回転
円盤12の半径方向の貫通孔19の数と同一にすると好
適である。
【0023】この回転刃11の切刃11aの先端部は、
所定のすくい角と逃げ角を持つように構成されている。
回転刃11は、その切刃11aの肩部が貫通孔19の長
孔22の端部に当接押圧するように、水平回転円盤12
の回転方向を、図5に示すように、時計方向にすると、
回転刃11の取付強度(剛性)上、好適である。そし
て、回転刃11の切刃11aは、固定刃13の切刃13
aの谷を隙間をあけて挿通回転するようになっている。
【0024】このように破砕機構8は、水平方向に回転
する水平回転円盤12と、水平回転円盤12に取り付け
られた回転刃11と、水平回転円盤12の上方にのぞま
せた固定刃13と、固定刃13とほぼ平行に所定間隔を
あけた反発板15とで構成されている。なお、回転刃1
1,固定刃13の材質は鋼や超硬合金等が好適であり、
両刃11,13の交換やメンテナンスは簡単に行うこと
ができる。
【0025】そして、図3、図9及び図11に詳細を示
すように、水平回転円盤12の下方には、回転刃11側
開口部が広く、溶融筒20側開口部33が狭くなるよう
に、周壁を傾斜させた発泡樹脂片の集積室21が設けら
れ、四囲のフランジ部24が枠体1と、この枠体1に取
り付けられたプレート25(図2参照)に取り付けられ
ている。集積室21の四囲のフランジ部24の中央部に
は、該フランジ部24に取り付けられた十文字の軸受フ
レーム26が設けられ、その中心部に軸受27に支承さ
れた回転軸28が装着されている。この回転軸28は、
上部を水平回転円盤12に、下部を軸受29を介して底
板7に取り付けられている(図3参照)。集積室21を
貫通した回転軸28の中途部にはスプロケット30が嵌
着されていて、チェーン31を介して駆動部32に接続
されている(図3参照)。
【0026】また、図11に示すように、前記集積室2
1の下部には、この集積室21側に発泡樹脂片Mを受入
れる開口部33を持つ溶融筒20が、底板7にブラケッ
ト34,35を介して取り付けられている。前記溶融筒
20は、図6、図11に詳細を示すように、発泡樹脂片
Mを、順次前方(貯留ケース36側)に送るスクリュー
羽根37を螺旋状に備えた回転軸38を内部に有してい
る。溶融筒20の筒外周は同一径であるのに対し、筒内
周は前方である下流側(貯留ケース36側)に向うに従
ってテーパ状に狭く形成されている。溶融筒20の前方
側中途部には、発泡樹脂片Mを溶融するためのヒータ3
9が巻装されている。このヒータ39は、テーパ状部分
の上流側外周に集中配置することにより、発泡樹脂片M
の溶融がスムーズに行え、スクリュー羽根37に無理な
圧縮トルクがかからなくて済む。勿論、テーパ状部分の
外周全体にヒータ39を巻装してもよいが、これだとヒ
ータ容量が増大するため、前記の如く集中配置するのが
好適である。前記回転軸38は溶融筒20の後端側に軸
受40を介して片持ちで支承され、その後端にスプロケ
ット41を嵌着し、チェーン42を介して駆動部32に
連結されている。
【0027】溶融筒20の前端(貯留ケース36側)に
は、図12の分解斜視図に詳細を示すように、溶融筒2
0で溶融された液状樹脂を排出するチューブ状のノズル
43があり、該ノズル43の中途部に直交する方向で板
状の当て板44が嵌着されている。このノズル43は、
箱状の貯留ケース36の一辺の長孔45に遊挿され、溶
融された液状樹脂を貯留ケース36内に流入させるよう
になっている。貯留ケース36内に液状樹脂が溜ってく
ると、その重みで貯留ケース36が該貯留ケース36の
下動機構に従って、下に沈んでくるが、ノズル43は貯
留ケース36の入口が長孔45となっているため、追随
することができる。また、ノズル43に設けられた当て
板44は、貯留ケース36のセット時の当たりとなり、
貯留ケース36からの逆流を防止する。
【0028】前記貯留ケース36は、図2及び図12に
詳細を示すように、載置台46上に挿脱自在に収納され
ている。この貯留ケース36には本体の正面側に引き出
し用の把手47が取り付けられている。また、前記載置
台46は両側のブラケット48,48の折り曲げられた
枠49,49内にガイドされ、自由状態で底板7上のス
プリング51,51(図では、筍バネ)…に支持されて
いる。このスプリング51,51…は全て同一高さ及び
同一弾力のものが使われる。
【0029】底板7上の中央には、リミットスイッチ5
2等がブラケットを介して取り付けられ、リミットスイ
ッチ52の感応部の先端が所定高さで載置台46の裏面
に当接可能に上方へ突出している。即ち、貯留ケース3
6に液状樹脂が溜ってくると、その重みで載置台46が
スプリング51,51…の弾力に抗して下がり、満杯量
で、載置台46がリミットスイッチ52の感応部に当接
して、スイッチがはずれ、停止の自己保持をし、駆動部
32(破砕機構8の水平回転円盤12及び溶融筒20の
スクリュー羽根37)の動作を停止させる。貯留ケース
36の液状樹脂を捨て、空の状態にして再び載置台46
にセットし、再起動スイッチをONさせることにより、
再度本体装置の駆動を開始できるようにしている。
【0030】駆動部32は、図4及び図6に詳細を示す
ように、駆動源であるモータ53と、その回転を2方向
の出力軸に減速して伝えるベベルギア付減速装置54よ
りなる。駆動源のモータ53の出力軸にはスプロケット
55が嵌着され、チェーン56を介して、ベベルギア付
減速装置54の入力軸のスプロケット57に接続されて
いる。ベベルギア付減速装置54は公知の歯車列を利用
して、上方と側方の2つの出力軸に回転を伝動するよう
に構成されている。ベベルギアを使用した上方の出力軸
は、スプロケット58とチェーン31を介して破砕機構
の回転軸28に冠着したスプロケット30に回転力を伝
達し、この回転軸28に固定した水平回転円盤12を回
転させる。また、側方の出力軸はスプロケット59とチ
ェーン42を介して溶融筒20側のスプロケット41に
接続され、送りスクリューのスクリュー羽根37を回転
させる。
【0031】次にこの実施例の作用について説明をす
る。まず、枠体1の正面上部に設けた投入口2に、処分
すべき発泡樹脂廃材を投入する。処理装置の電源スイッ
チを入れると、最初の溶融筒20のヒータ39の予熱完
了後、しばらくして、駆動部32のモータ53が駆動し
だす。モータ53が回転すると、破砕機構8の水平回転
円盤12が回転しだし、投入口2よりホッパ4を介して
水平回転円盤12上に落下した発泡樹脂廃材は、回転刃
11と固定刃13の間に挟圧され、強制的に切削及び破
砕が行われる。この時、発泡樹脂廃材を単に強制的に引
掻くのみではなく、水平回転円盤12の上で、廃材を効
率よく破砕するように固定刃13側の反発板15で廃材
の局部を衝突させ、反発板15と固定刃13の間隔をス
プリング18で拡開・縮小しながら廃材を踊らせると好
適である。
【0032】破砕されて小さくなった発泡樹脂片は水平
回転円盤12の貫通孔19より下方の集積室21に落下
する。落下した発泡樹脂片Mは集積室21で集められ、
溶融筒20の開口部33から筒内部に送られる(図11
参照)。更に、発泡樹脂片Mはモータ53により水平回
転円盤12と同時に回転されるスクリュー羽根37によ
って、より細片とされ、貯留ケース36側に送られる。
この発泡樹脂片Mは溶融筒20の前方側中途部の外周に
装着されたヒータ39により過熱されて溶融され、最後
には液状樹脂となり、溶融筒20の前端(貯留ケース3
6側)のノズル43より貯留ケース36内に排出され
る。
【0033】貯留ケース36内に液状樹脂が満杯になる
と、載置台46下のリミットスイッチ52の感応部に載
置台46裏面が当接し、リミットスイッチ52が働くと
共に、ランプ等の警報装置が作動され、処理装置は自動
的に停止される。そして、本体正面下部より貯留ケース
36を引き出し、内部の液状樹脂を捨て、再度貯留ケー
ス36をセットし、再起動スイッチを入れることによ
り、順次処理装置を稼動させる。
【0034】なお、本実施例では、発泡樹脂廃材の投入
口2を枠体1の正面上部に設けた例を示したが、これに
限定されるものではなく、例えば、投入口2の位置を枠
体1の上面に設けることも可能である。このようにして
も、破砕機構8として水平の回転刃11とこれと共働し
て破砕する固定刃13とを設けて装置全高を低くしたこ
とから、発泡樹脂廃材の投入が楽な姿勢で行えると共
に、破砕された廃材片が外に飛び散るようなことはな
い。また、本実施例では、破砕した発泡樹脂片Mを破砕
機構8と溶融筒20の間の集積室21に自然落下するよ
うに構成しているが、この集積室21に、発泡樹脂片M
を溶融筒20側に強制的に送り込むような攪拌機構を取
り付けると、より好適である。更に、貯留ケース36が
満杯であることを検知する方法は種々あり、リミットス
イッチ52に限定されず、各種スイッチ類が使用できる
ほか、直接液状樹脂の液位を検知するようにしてもよ
い。
【0035】本発明の発泡樹脂廃材の処理装置は、回転
刃11を水平方向に設置したので、投入口および装置全
高を低くすることができ、作業性が良好である。また、
水平回転円盤12の回転数を従来品と比べて遅くできる
ので、発泡樹脂片の飛び散りが少なく、しかも破砕時の
衝撃音を小さくすることができる。更に、本発明は、水
平回転方式のため水平回転円盤12に設ける貫通孔19
(数や大きさ)と回転刃11や固定刃13の刃数で破砕
能力を調整でき、モータ53やベベルギヤ付減速装置5
4、スプロケット30,41,55,57,58,59
等の設計変更をしなくとも能力調整ができる。また、回
転刃先や固定刃先のメンテナンスが簡単にでき交換も容
易である。溶融筒20は内部のみをテーパ状にし、筒外
周は均一な円筒型としたため、市販のリング状ヒータ3
9を使用することができる。ヒータ39はテーパ状部分
の外側に集中配置したことにより、スクリュー羽根37
部分に無理な圧縮トルクを与えず、またトータルのヒー
タ容量も削減することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の発泡樹脂廃材の処理装置は、以
上のように構成したので、次に示すような優れた効果を
奏する。 (1)破砕室には、発泡樹脂片落下孔を多数形成した水
平回転円盤の上面に着脱可能に固定した回転刃と、この
回転刃の上方に配置され該回転刃と共働で発泡樹脂廃材
を破砕する固定刃とからなる発泡樹脂破砕機構を設けた
ので、発泡樹脂廃材の破砕が確実にでき、しかも発泡樹
脂廃材の破砕音が小さく、かつ破砕時における廃材片の
飛び出しを防止することができる。
【0037】(2)水平回転円盤に設けた回転刃である
ため、縦方向に嵩ばらず、装置の丈を低くして全体をコ
ンパクト化でき、発泡樹脂廃材のホッパへの投入が楽な
姿勢で行える。
【0038】(3)破砕機構を構成する回転刃及び固定
刃は、小型の比較的安価な回転刃及び固定刃でも破砕が
十分にでき、メンテナンスも容易で、かつ刃先が破損し
た場合にも刃の交換が容易である。
【0039】(4)従来品に比べ回転刃の回転速度が遅
くて済み、かつ安全に破砕できる。また、破砕能力の調
整を、回転刃の回転速度を変更することなく、従ってモ
ータや歯車、スプロケート等を変更することなく、回転
円盤に形成した発泡樹脂片落下孔の数や大きさ及び刃数
の変更によって行うことのできる。
【0040】(5)溶融筒の外周は同一径にしたので、
そこに取り付ける発泡樹脂片溶融用のヒータは、市販の
リング状ヒータを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡樹脂廃材の処理装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明の処理装置の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】本発明の処理装置の駆動部の斜視図である。
【図7】本発明の処理装置の投入口と固定刃の分解斜視
図である。
【図8】本発明の処理装置の固定刃と反発板の取付状態
を示す斜視図である。
【図9】本発明の処理装置の水平回転円盤の取付状態を
示す分解斜視図である。
【図10】本発明の処理装置の回転刃の取付状態を示す
斜視図である。
【図11】本発明の処理装置の溶融筒の断面図である。
【図12】本発明の処理装置の溶融筒のノズルと貯留ケ
ースを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 投入口 3 破砕室 4 ホッパ 5 点検窓 6 上板 7 底板 8 破砕機構 9 フランジ部 10 固定刃枠体側取付フランジ 11 回転刃 11a 切刃 12 水平回転円盤 13 固定刃 13a 切刃 14 固定刃取付ブラケット 15 反発板 16 ブラケット 17 軸 18 スプリング 19 貫通孔 20 溶融筒 21 集積室 22 長孔 24 フランジ部 25 プレート 26 軸受フレーム 27 軸受 28 回転軸 29 軸受 30 スプロケット 31 チェーン 32 駆動部 33 開口部 34 ブラケット 35 ブラケット 36 貯留ケース 37 スクリュー羽根 38 回転軸 39 ヒータ 40 軸受 41 スプロケット 42 チェーン 43 ノズル 44 当て板 45 長孔 46 載置台 47 把手 48 ブラケット 49 枠 51 スプリング 52 リミットスイッチ 53 モータ 54 ベベルギア付減速装置 55 スプロケット 56 チェーン 57 スプロケット 58 スプロケット 59 スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29B 13/10 9350−4F // C10G 1/10 9547−4H B29K 105:26 B09B 3/00 303 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡樹脂廃材を投入するホッパと、該ホ
    ッパに投入された発泡樹脂廃材を破砕する破砕室と、該
    破砕室で破砕された発泡樹脂片を順次送り出しながら溶
    融する溶融筒と、該溶融筒内で溶融された液状樹脂を貯
    留する貯留ケースとを備えた発泡樹脂廃材の処理装置に
    おいて、前記破砕室には、発泡樹脂片落下孔を多数形成
    した水平回転円盤の上面に着脱可能に固定した回転刃
    と、この回転刃の上方に配置され該回転刃と共働で発泡
    樹脂廃材を破砕する固定刃とからなる発泡樹脂破砕機構
    を設けたことを特徴とする発泡樹脂廃材の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記固定刃の前面に、弾発部材を介して
    反発板を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の発
    泡樹脂廃材の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記回転刃の下方に、回転刃側開口部が
    広く、溶融筒側開口部が狭くなるように、周壁を傾斜さ
    せた発泡樹脂片の集積室を形成したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の発泡樹脂廃材の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記溶融筒は、前記発泡樹脂破砕機構で
    破砕されて水平回転円盤の発泡樹脂片落下孔から落下し
    た発泡樹脂片を、順次前方へ送るスクリュー羽根を備え
    た回転軸を内部に有し、筒外周は同一径に維持し、筒内
    周は前方に向かうに従ってテーパ状に狭く形成し、かつ
    前記筒外周に発泡樹脂片溶融用のヒータを設けたことを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の発泡樹脂廃材の処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記溶融筒内で溶融された液状樹脂を排
    出するノズル部に、貯留ケースからの逆流防止と貯留ケ
    ースのセット時の当たりとなる当て板を設けたことを特
    徴とする請求項1,2,3又は4記載の発泡樹脂廃材の
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記貯留ケースを、スプリング等の下動
    機構で保持された載置台に載置して投入液状樹脂の増加
    に応じて下降可能に設け、かつこの載置台の下方に、下
    降した載置台を液状樹脂の満杯状態で検知するリミット
    スイッチを設け、このリミットスイッチの検知信号によ
    って、破砕室内の回転刃及び溶融筒内のスクリュー羽根
    を回転させるモータを停止可能としたことを特徴とする
    請求項1,2,3,4又は5記載の発泡樹脂廃材の処理
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179827A (ja) * 2008-03-12 2008-08-07 Sankei Giken Kogyo Co Ltd 合成樹脂廃棄物の溶解処理装置
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CN117732855A (zh) * 2023-12-20 2024-03-22 上海凌田精密模塑有限公司 一种用于注塑加工的废料回收装置

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