JPH0819801B2 - 自動車用バックドアのクロージャ装置 - Google Patents

自動車用バックドアのクロージャ装置

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JPH0819801B2
JPH0819801B2 JP6696691A JP6696691A JPH0819801B2 JP H0819801 B2 JPH0819801 B2 JP H0819801B2 JP 6696691 A JP6696691 A JP 6696691A JP 6696691 A JP6696691 A JP 6696691A JP H0819801 B2 JPH0819801 B2 JP H0819801B2
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back door
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祐一 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックドアにストライ
カが固設される一方、ドア開口の周縁部にストライカに
係脱するラッチ部材が設けられており、動力により前記
ラッチ部材を介して、前記ストライカを引き込んで前記
バックドアを閉めるようにした自動車用バックドアのク
ロージャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用バックドアのクロージャ
装置としては、例えば、特開昭62−244988号公
報に開示されたごとく、バックドアが閉じていってバッ
クドア側のストライカにラッチ部材が係合すると、駆動
モータが始動して、ラッチ部材の直下で上下方向に延び
たスクリュー部材が回転し、ナット部材がガイドレール
に案内されて下方に移動して、ナット部材に装着された
ラッチ部材が下降し、それにより、ストライカが引き込
まれて、バックドアが閉められるものがある。
【0003】バックドアにクロージャ装置を設けるのは
以下の理由による。すなわち、スポーツ車の3ドアハッ
チバックにおいては、高速走行中に風圧でバックドアに
きしみ音や風洩れ、バタツキ現象が発生するという報告
があり、この原因はバッチバックのシール反力の低下が
挙げられる。特に北米では高速走行が多い上に、高級車
であれば、バタツキ現象は不具合として取り扱われ、バ
タツキを防止すため、ハッチバックのシール反力を高い
ものに設定しても時間経過で低下するのでかなり高くす
る必要があり。シール反力を高くしていくと、ハッチバ
ックが閉まりにくくなくる。そこで、大きなシール反力
に抗してバックドアを強制的に閉扉する高出力のクロー
ジャ装置が必要となる。
【0004】なお、トランクロックがドア開口の周縁部
に設けられた場合は、スペアータイヤは取り出し易いよ
うに浅めのトランクの収納凹部に格納されていて、トラ
ンクルームの低い後壁に形成した狭い収納空間にバック
ドアロックが取り付けられており、バックドアロック近
傍に配されるクロージャー装置はスペース的に制約され
た状態で設置されており、空いたスペースを有効に利用
できるような構成であることが望まれる。また、ドアロ
ックがバックドア側に設けられた場合もバックドア後端
部が嵩張るようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用バックドアのクロージャ装置で
は、、ラッチ部材の直下の狭いスペースにスクリュー部
材が上下方向に延びる構成になっていて、スクリュー部
材や駆動モータを大型にするには一定の限界があり、、
車種によっては搭載することができない。一方、その出
力に一定の制限を設け、その出力に対応してシール反力
を下げたりすると、バタツキ現象が生じて、高級感を損
なうという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、取付スペースを有効に利用して、
高出力のものにすることが可能で、シール反力に応じて
ストライカを引込むことができるようにし、搭載性を向
上することができる自動車用バックドアのクロージャ装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項の発明に存する。 1 バックドアとドア開口の周縁部との一方にストライ
カが固設され、バックドアとドア開口の周縁部との他方
にストライカに係脱するラッチ部材が設けられており、
動力により前記ラッチ部材を介して、前記ストライカを
引き込んで前記バックドアを閉めるようにした自動車用
バックドアのクロージャ装置において、前記バックドア
とドア開口の周縁部との他方に固設される支持べース
と、前記ラッチ部材が装着されたラッチベースとを備
え、前記ラッチベースは、前記支持ベースに一端部が揺
動可能に枢着され、該一端部から他端部側へ離間した位
置に前記ラッチ部材が配設され、前記支持ベースに、動
力に連動し、前記ラッチべースの一端部を中心にしてそ
の他端部を揺動させるようにし、該他端部側に配設され
た前記ラッチ部材を介してストライカを引込む引き込み
機構を設けたことを特徴とする自動車用バックドアのク
ロージャ装置。 2 項1に記載の自動車用バックドアのクロージャ装置
において、前記ラッチ部材は、前記ラッチベースの前記
一端部と他端部とのほぼ中央部に配設されていることを
特徴とする自動車用バックドアのクロージャ装置。 3 項1または2に記載の自動車用バックドアのクロー
ジャ装置において、前記引込み機構は、トグル機構であ
って、前記駆動モータにより回動する入力リンクと、前
記ラッチベースの他端部側にその一端部が連結される出
力リンクとを有し、ストライカを最も引き込む直前で、
前記駆動モータの動力が入力される前記入力リンクが枢
着された入力軸と、該入力リンクと前記出力リンクとの
連結点と、前記出力リンクの出力点とが一直線上になっ
て、ラッチ部材に作用する前記ラッチベースのモーメン
トが増大するよう、前記入力リンクと前記出力リンクと
を配設して成ることを特徴とする自動車用バックドアの
クロージャ装置。
【0008】
【作用】バックドアを閉じていき、例えば、ストライカ
にラッチ部材が係合すると、動力により、引込み機構が
作動し、前記ラッチベースの一端部を中心にして、例え
ば、その他端部が引き下げられるようになり、それによ
り、ラッチベースを介してラッチ部材がストライカを引
き込み、バックドアが全閉される。ラッチベースの他端
部側に空きスペースがあれば、そのスペースに所望出力
を有する引込み機構を設けるようにし、そのスペースを
有効に利用する。一方、ラッチベースの他端部側に空き
スペースが無く、一端部側に空きスペースがあれば、そ
のスペースに引込み機構を設けるようにする。ストライ
カを最も引き込む直前で、入力リンクの入力軸と入力リ
ンクと出力リンクとの連結点と出力リンクの出力点とが
一直線上になって、ラッチ部材に作用する前記ラッチベ
ースのモーメントが増大し、ストライカが強力に引き込
まれる。ストライカを引き込むとき、ラッチベースの一
端部と他端部との中央部にラッチ部材が設けられている
ため、ラッチベースの他端部を引き下げる引き込み機構
にはストライカの引き込み力が分散してかかるようにな
り、引込み機構の構成部品には大きな力がかからない。
また、ラッチベースの他端部を引き下げる際の引下げ量
の公差を2倍にしても、その半分の公差でストライカを
精度よく引き込むことが可能である。
【0009】ラッチベースの他端部側に空きスペースが
あれば、そのスペースに所望出力を有する引込み機構を
設けるようにし、そのスペースを有効に利用する。一
方、ラッチベースの他端部側に空きスペースが無く、一
端部側に空きスペースがあれば、そのスペースに引込み
機構を設けるようにする。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図2およ
び図3に示すように、バックドア10の後縁中央部には
ストライカ12が固設されている。ドア開口14の周縁
には図示省略したウエザーストリップが装着され、ま
た、ドア開口14の周縁部16には、ストライカ12に
対応して、クロージャ装置20aが装着されている。
【0011】クロージャ装置20aはドア開口14の周
縁部16のインナーパネル17に固設される支持ベース
20と、支持ベース20に車体前後方向で重畳するよう
に配設されるモータベース30と、支持ベース20とモ
ータベース30との間に形成した収納空間30aに介装
されるラッチベース40とが備えられている。
【0012】図1、図6および図9に示すように、支持
ベース20は両側方向の中央部にストライカ案内溝21
が上縁部から下方へ切り込まれており、両側方向の一端
部にはキー操作による解錠操作機構25が装着されてい
る。本実施例においては、支持ベース20の他端部側に
有効な空きスペースがあり、他端部にはラッチベース4
0用の引込み機構50が装着されている。
【0013】解錠操作機構25は、支持ベース20に揺
動可能に枢着されるべルクランク部材26を有し、べル
クランク部材26の一端部には長孔27が穿設され、長
孔27には移動可能に連結ロッド27aが嵌合し、連結
ロッド27aの他端部が図示省略したキーシリンダ側の
リンク部材28に連結されている。べルクランク部材2
6の他端部には連接ロッド29の一端部が回動可能に連
結され、連接ロッド29の他端部が支持べース20の中
央部に延ばされている。
【0014】べルクランク部材26の他端部には被検知
用の突起26aが形成され、モータベース30には被検
知用の突起26aの動きを検出するリミットスイッチ3
4が設けられている。
【0015】引込み機構50はトグル機構で、円板状の
入力リンク51と入力リンク51の周縁部にピン部材5
1aで連結される出力リンク52とを有している。出力
リンク52の先端部には出力ピン53が植設され、出力
ピン53が、支持ベース20に穿設した案内溝23に上
下移動可能に嵌合している。出力ピン53には摺動部材
53aが回動可能に連結され、案内溝23の溝周縁には
ガイド用のフランジ23aが形成され、ガイド用のフラ
ンジ23aには摺動部材53aが上下方向に案内移動可
能に外嵌している。出力ピン53の先端部がラッチベー
ス40の他端部に固結されている図1、図4、図5およ
び図7に示すように、支持ベース20の周縁部には収納
空間30aを形成するための段付ピン31が植設され、
段付ピン31がモータベース30に突き当てられ、カシ
メにより固結されている。モータベース30の前面側に
は駆動モータ35が装着され、駆動モータ35はモータ
軸35aを両側方向に延ばした横置きにされている。駆
動モータ35には減速機構36が付設され、駆動モータ
35に減速機構36を介して連動する出力軸37が前方
へ突出している。出力軸37の先端部には伝達ピン37
aが植設されている。
【0016】モータベース30の両側方向の他端部に
は、出力軸37が挿通する大円形の挿通孔32が穿設さ
れ、出力軸37の基端側には被検知用の円板38が固設
され、出力軸37の先端側に中継部材を介して入力軸5
7が連結されている。入力軸57が入力リンク51に固
結されている。被検知用の円板38の円周には出力軸3
7の軸心を同心とする大径の大円弧部38aと小径の小
円弧部38bとが連続して形成されている。
【0017】前記中継部材が強制解錠部材39になって
いる。強制解錠部材39は出力軸37の軸心を同心とす
る解錠用の円弧部39aと、伝達ピン37aが嵌合して
入力軸57が出力軸37に一体的に回転可能にするよう
にした嵌合フランジ39bとが形成されている。
【0018】モータベース30には、被検知用の円板3
8の動きを検出するリミットスイッチ33が装着されて
いる。リミットスイッチ33からハーネス33aが延ば
され、同じく、リミットスイッチ34からハーネス34
aが延ばされている。ハーネス33a,34aはたるみ
をもたせることなくモータベース30にクリップ33b
で固定されている。
【0019】図1および図8に示すように、支持ベース
20の一端部に枢軸41により上昇位置と下降位置とに
揺動可能にラッチベース40が支持されている。ラッチ
ベース40の他端部には当接用突起48が形成されてい
る。支持ベース20の他端部には、上昇位置と下降位置
とで当接用突起48にそれぞれ当接されるストッパフラ
ンジ29a,29bが形成されている。ストッパフラン
ジ29a,29bにはダンパ部材29cが嵌着されてい
る。ラッチベース40の両側方向の中央部には、ストラ
イカ用の溝42が形成され、ストライカ用の溝42を後
方から覆うようにダンパ用の保持ブラケット43が固設
されている。保持ブラケット43の中央部には収容部4
4が形成され、収容部44には固定ダンパ45と上下移
動可能に支持される移動ダンパ46とが収納されてい
る。移動ダンパ46はばね部材47により上方に付勢さ
れている。保持ブラケット43には両側方向にフランジ
43a,43bが延ばされている。
【0020】ラッチベース40の他端部には逃げ孔49
が穿設され、逃げ孔49には入力軸57が相対的に上下
移動可能に貫通している。
【0021】フランジ43aとラッチベース40との間
にラッチ部材60が挟まれ、枢軸61によりストライカ
12に係合する係合位置とストライカ12から外れる非
係合位置とに揺動可能に枢支されている。ストライカ用
の溝42を中心にしてラッチ部材60と反対側にはロッ
キングプレート70が配され、ロッキングプレート70
が枢軸71によりラッチ部材60を係合位置に拘束する
施錠姿勢とラッチ部材60を蹴りあげて強制的に非係合
位置である解錠姿勢とに揺動可能に枢支されている。
【0022】ラッチ部材60はばね部材62により反時
計方向すなわち非係合位置に揺動する方向に付勢されて
いる。ロッキングプレート70はばね部材72により時
計方向すなわち施錠姿勢に揺動する方向に付勢されてい
る。ロッキングプレート70にはラッチ部材60を係合
位置に拘束するための拘束爪73が形成されるととも
に、ラッチ部材60を蹴り上げるための蹴上げ突起74
が形成されている。ロッキングプレート70の下端部7
5には解錠用の連接ロッド29が連結されている。
【0023】ロッキングプレート70には、解錠姿勢に
揺動すべく強制解錠部材39に当てられる被当接突起7
6が側方へ延設されている。
【0024】次に作用を説明する。
【0025】図9に示すように、バックドア10側のス
トライカ12がストライカ案内溝21に挿入されないと
きには、ラッチ部材60は非係合位置にあって、ロッキ
ングプレート70はラッチ部材60のあご部65に当た
っていて解錠姿勢にある。また、引込み機構50の出力
ピン53は上死点にあって、ラッチベース40は上昇位
置にある。さらに、解錠操作機構25の被検知用の突起
26aはリミットスイッチ34の接片を押し込んでいな
いが、被検知用の円板38の大円弧部38aはリミット
スイッチ33の接片を押し込んでいる。
【0026】図10に示すように、バックドア10を閉
じていき、ストライカ12がストライカ案内溝21に案
内されて下方に移動して、ラッチ部材60のあご部65
をばね部材62の付勢力に抗して係合位置に押し込む。
前後して、ロッキングプレート70がばね部材72の付
勢力により揺動し、拘束爪73があご部65に掛止して
ラッチ部材60を係合位置に拘束する。このとき、解錠
操作機構25の被検知用の突起26aがリミットスイッ
チ34の接片を押し込み、それにより、ロッキングプレ
ート70が施錠姿勢になったことが検知される。
【0027】リミットスイッチ34の接片が押し込まれ
オンすると、すなわち、ロッキングプレート70が施錠
姿勢になると、図11に示すように、駆動モータ35が
始動し、減速機構36〜出力軸37〜強制解錠部材39
を介してが入力軸57が回転し、図示省略したウエザー
ストリップやダンパ部材45,46の反力に抗して入力
リンク51が反時計方向に回転する。それにより、出力
リンク52を介して出力ピン53が案内溝23に沿って
下がり、摺動部材53aがガイド用のフランジ23aに
案内されて下がり、ラッチベース40の他端部が枢軸4
1を中心にして下がる。入力リンク51がさらに反時計
方向に回転すると、出力ピン53が下死点になり、ラッ
チベース40の他端部が下がって、ダンパ部材48がス
トッパフランジ29bに当接し、ラッチベース40が下
降位置になり、ロッキングプレート70〜ラッチ部材6
0を介してストライカ12が引込まれ、バックドア10
が全閉する。リミットスイッチ33の接片が被検知用の
円板38の小円弧部38bによっては押し込まれないの
で、リミットスイッチ33がオフになり、駆動モータ3
5が回転停止する。
【0028】図示省略したウエザーストリップ等の反力
に抗してストライカ12を引込むとき、ウエザーストリ
ップ等の反力は、ラッチ部材60〜ラッチベース40を
介して枢軸41および出力ピン53に二分されてかかる
ようになる。そのため、引込み機構50にかかる反力は
半減され、出力リンク52や入力リンク51の強度を特
に上げる必要がない。さらに、出力ピン53が下死点に
なる直前では引込み機構50の引込み力が増大し、容易
にストライカ12を引込むことができる。
【0029】また、枢軸41と出力ピン53との距離
は、枢軸41とラッチ部材60との距離の約2倍あるた
め、出力ピン53の下降量の約半分がストライカ12の
引込み量になり、出力ピン53の引込み量の公差を2倍
にしても、ストライカ12を所望の精度で引込むことが
できる。
【0030】さらに、ストライカ12を引込むとき、連
接ロッド29の一端部が枢軸41を同心にして回動する
ため、べルクランク部材26は揺動せず、被検知用の突
起26aはリミットスイッチ34の接片を押し込んだ状
態を維持する。さらに、このとき、入力リンク51と一
体的に強制解錠部材39も回転するが、強制解錠部材3
9がロッキングプレート70の被当接突起76に当たら
ないので、ロッキングプレート70は解錠姿勢から施錠
姿勢になったままである。
【0031】図11において、キー操作により、リンク
部材28を反時計方向に回動すると、図12に示すよう
に、連結ロッド27aによりべルクランク部材26が反
時計方向に揺動し、連接ロッド29を介してロッキング
プレート70の下端部75が引かれ、ロッキングプレー
ト70が枢軸71を中心にして時計方向に揺動して施錠
姿勢から解錠姿勢になる。それにより、ラッチ部材60
が非係合位置に揺動可能になる。また、べルクランク部
材26が揺動することにより、被検知用の突起26aが
リミットスイッチ34の接片を押し込まないようにな
り、リミットスイッチ34がオフし、駆動モータ35が
始動して、入力リンク51が回転し、出力リンク52を
介して出力ピン53がラッチベース40の他端部を押し
上げ、ラッチベース40が枢軸41を中心にして反時計
方向に揺動して、図14に示す上昇位置になる。
【0032】同じく図11において、バックドア10を
開扉すべく、図示省略した操作ボタンを押すと、駆動モ
ータ35が始動して強制解錠部材39が回転し、強制解
錠部材39の解錠用の円弧部39aがロッキングプレー
ト70の被当接突起76に当接し押し下げる。それによ
り、ロッキングプレート70が枢軸71を中心にして時
計方向に揺動し、ロッキングプレート70の蹴上げ突起
74がラッチ部材60のあご部65を蹴り上げる。あご
部65が蹴り上げられると、ラッチ部材60が枢軸61
を中心にして反時計方向に強制的に揺動し、ストライカ
12の上昇にともなって、図13に示すように、ラッチ
部材60が非係合位置へ揺動するようになる。また、こ
のとき、入力リンク51〜出力リンク52〜出力ピン5
3を介してラッチベース40の他端部が持ち上げられ、
ラッチベース40が枢軸41を中心にして、反時計方向
に揺動し、下降位置から上昇していく。
【0033】さらに、駆動モータ35が回転すると、図
14に示すように、出力ピン53が上死点になり、ラッ
チ部材60が非係合位置になるとともに、ラッチベース
40が上昇位置になる。前後して、強制解錠部材39の
解錠用の円弧部39aがリミットスイッチ33の接片を
押し込むようになり、リミットスイッチ33がオンし
て、駆動モータ35が回転停止する。図14の状態にお
いては、バックドア10を手動で持ち上げて開けること
ができる。
【0034】前記実施例においては、支持ベース20の
他端部側にある有効な空きスペースを利用して引込み機
構50や駆動モータ30を設けたが、他端部側に空きス
ペースがなく、一端部側の近傍に空きスペースがある場
合には、例えば、一端部側を空きスペース側へ延設し、
一端部側の空きスペースに、延設した部位を揺動させる
引込み機構50等を設けるようにすればよい。
【0035】前記実施例にかかるクロージャ装置20a
においては、車体に固定される支持ベース20にストラ
イカ案内溝21を形成したので、クロージャ装置20a
が無いものの車両と同等な性能を得ることができ、ラッ
チ部材60が枢軸41を中心とする円弧状の揺動軌跡で
あっても関係なく、ラッチ部材60とストライカ12と
の軌跡の違いは、ストライカ案内溝21に進入する際
に、ストライカ12がラッチ部材60に対して滑ること
により、吸収され、作動不良が生じたりすることがな
い。また、例えば、移動側であるラッチベース40にス
トライカ案内手段を設けたものに比して、構成が簡単
で、コストを低減することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明にかかる自動車用バックドアのク
ロージャ装置によれば、ラッチベースの車体両側方向の
一端部を中心にして他端部を揺動させ、一端部から他端
部側に離間する位置に設けたラッチ部材を介してストラ
イカを引込み、バックドアを閉じるようにしたので、ラ
ッチベースの他端部側に空きスペースがあれば、そのス
ペースに、大きなシール反力に抗してストライカを引込
む高出力の引込み機構を設けるようにし、そのスペース
を有効に利用し、一方、ラッチベースの他端部側に空き
スペースが無く、一端部側に空きスペースがあれば、そ
のスペースに引込み機構を設けるようにすることがで
き、シール反力に応じてその出力を設定することが可能
で、搭載性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の分解
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の装着
状態の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の装着
状態の側面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の一部
を破断して斜め後方から見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の斜視
図である。
【図6】本発明の一実施例を示す支持ベースの斜視図で
ある。
【図7】本発明の一実施例を示すモータベースの斜視図
である。
【図8】本発明の一実施例を示すラッチベースの斜視図
である。
【図9】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の作用
説明図である。
【図10】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図11】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図12】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図13】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【図14】本発明の一実施例を示すクロージャ装置の作
用説明図である。
【符号の説明】
10…バックドア 12…ストライカ 20a…クロージャ装置 20…支持ベース 30…モータベース 35…駆動モータ 35a…モータ軸 40…ラッチベース 50…引込み機構 51…入力リンク 52…出力リンク 60…ラッチ部材 70…ロッキングプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックドアとドア開口の周縁部との一方に
    ストライカが固設され、バックドアとドア開口の周縁部
    との他方にストライカに係脱するラッチ部材が設けられ
    ており、動力により前記ラッチ部材を介して、前記スト
    ライカを引き込んで前記バックドアを閉めるようにした
    自動車用バックドアのクロージャ装置において、 前記バックドアとドア開口の周縁部との他方に固設され
    る支持べースと、前記ラッチ部材が装着されたラッチベ
    ースとを備え、 前記ラッチベースは、前記支持ベースに一端部が揺動可
    能に枢着され、該一端部から他端部側へ離間した位置に
    前記ラッチ部材が配設され、 前記支持ベースに、動力に連動し、前記ラッチべースの
    一端部を中心にしてその他端部を揺動させるようにし、
    該他端部側に配設された前記ラッチ部材を介してストラ
    イカを引込む引き込み機構を設けたことを特徴とする自
    動車用バックドアのクロージャ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動車用バックドアのク
    ロージャ装置において、 前記ラッチ部材は、前記ラッチベースの前記一端部と他
    端部とのほぼ中央部に配設されていることを特徴とする
    自動車用バックドアのクロージャ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の自動車用バック
    ドアのクロージャ装置において、 前記引込み機構は、トグル機構であって、前記駆動モー
    タにより回動する入力リンクと、前記ラッチベースの他
    端部側にその一端部が連結される出力リンクとを有し、
    ストライカを最も引き込む直前で、前記駆動モータの動
    力が入力される前記入力リンクが枢着された入力軸と、
    該入力リンクと前記出力リンクとの連結点と、前記出力
    リンクの出力点とが一直線上になって、ラッチ部材に作
    用する前記ラッチベースのモーメントが増大するよう、
    前記入力リンクと前記出力リンクとを配設して成ること
    を特徴とする自動車用バックドアのクロージャ装置。
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