JPH08198490A - 画像形成装置の用紙搬送手段 - Google Patents

画像形成装置の用紙搬送手段

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JPH08198490A
JPH08198490A JP900595A JP900595A JPH08198490A JP H08198490 A JPH08198490 A JP H08198490A JP 900595 A JP900595 A JP 900595A JP 900595 A JP900595 A JP 900595A JP H08198490 A JPH08198490 A JP H08198490A
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roller
paper
winding
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recording paper
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JP900595A
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Yukitaka Kumagai
行高 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】用紙を安定に一時的に巻き取る巻取手段を備え
た、画像形成装置の用紙搬送手段を提供する。 【構成】巻取ピンチローラーユニット13は、巻取ロー
ラー10に所定の間隔を置いて平行に延びる巻取軸13
cを有している。巻取軸13cには巻取ピンチガイド1
3aが設けられている。巻取ピンチガイド13aは巻取
ピンチローラー13bを回転可能に支持している。巻取
軸13cにはアングル13fが調整ノブ13eにより移
動可能に取り付けられている。巻取ピンチガイド13a
とアングル13fの間にはバネ13dが配置されてい
る。巻取ピンチガイド13aの下端には幅全体に亘り、
静電記録紙100の先端を案内する先端ガイド13gが
設けられている。先端ガイド13gには、静電記録紙1
00と巻取ローラー10の接点近くまで静電記録紙10
0を支える保持ガイド13hが取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電記録方式を用い
て、ロール状に巻かれた静電記録紙等の用紙にカラー画
像を形成するカラー静電プロッター等の画像形成装置に
おける用紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電記録方式を用いて、ロール状
に巻かれた静電記録紙等の用紙にカラー画像を直接形成
するカラー静電プロッター等の画像形成装置では、静電
記録紙をロール状に巻いたロール紙管と、静電記録紙を
一時的に巻き取る巻取ローラーとの間で、静電記録紙を
何回も往復搬送し、その間にブラック、シアン、マゼン
ダ、イエローの各色画像を重ねて形成することにより、
カラー画像を形成している。
【0003】巻取手段としては、静電記録紙の紙幅より
も若干幅の広い、表面の摩擦係数のコントロールされた
巻取ローラーの周りを、静電記録紙の先端を案内搬送す
る紙ガイドで囲み、巻取ローラーの外周に巻き付きを助
けるためのピンチローラーを、巻取ローラーの長手方向
に左右対称に複数配置して構成されている。
【0004】巻取ローラーに搬送されてきた静電記録紙
の先端は、紙ガイドに案内搬送されながら巻取ローラー
とピンチローラーとのニップ点に進入する。このとき巻
取ローラーは、搬送されてくる静電記録紙に対して十分
に大きい周速をもって回転しているため、静電記録紙の
先端はニップ点に突入と同時にスリップしながら搬送さ
れ始め、巻取ローラーに巻き付いていく。静電記録紙が
巻取ローラーに完全に巻き付くと、巻取ローラーの回転
数は、静電記録紙の搬送速度と同一の周速にまで落ち
て、搬送されてくる静電記録紙を順に巻き取っていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様な画像形成装置
の巻取手段においては、巻取ローラーとピンチローラー
により送り出される用紙は、先端が巻取ローラーと後続
の用紙との間に挟まれた後、用紙と巻取ローラーおよび
用紙と用紙の間に働く摩擦力により、巻取ローラーに巻
き取られる。用紙の先端が巻取ローラーと用紙に挟まれ
る瞬間、用紙の先端がどのような姿勢で挟まれるかは、
用紙の搬送性能に大きな影響を及ぼす。特に用紙先端が
折れ曲がって巻き付くと、紙詰まりが発生したり、スキ
ューや色ずれやカットずれ等が発生したりする。
【0006】本発明は、紙詰まり、スキューや色ずれや
カットずれを発生させることのない、用紙を安定に一時
的に巻き取る巻取手段を備えた、画像形成装置の用紙搬
送手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙がロール
状に巻かれたロール紙管を回転可能に支持する手段と、
用紙を搬送する搬送手段と、用紙を一時的に巻き取る巻
取手段とを備えた画像形成装置の用紙搬送手段であり、
巻取手段は、用紙を巻き取る巻取ローラーと、巻取ロー
ラーに接して配置され、巻取ローラーの回転に従って回
転するピンチローラーと、巻取ローラーの周りに設けら
れた、用紙の先端を巻取ローラーとピンチローラーの接
触位置へ案内する巻取ガイドと、ピンチローラーの下流
側に設けられた、用紙の先端を巻取ローラーと用紙の間
に案内する先端ガイドとを有している、画像形成装置の
用紙搬送手段において、巻取手段が、用紙の先端を巻取
ローラーと用紙の接点近傍まで保持して導く、先端ガイ
ドの下流側に設けられた薄材からなる保持ガイドを更に
有していることを特徴とする。保持ガイドは、これによ
り案内される用紙の先端が巻取ローラーに接する前の用
紙に対して成す角度が45°以下となる位置に配置され
ていることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明では、用紙が巻取ローラーに巻き付くと
きの搬送方向に関して、ピンチローラーの下流側に先端
ガイドが設けられており、さらにその下流側に薄板状の
保持ガイドが取り付けられている。用紙は、先端が巻取
ローラーとピンチローラーに挟まれた後は、巻取ローラ
ーにより送られる。ここを通過した用紙の先端は、最
初、先端ガイドに支えられ、その後、巻取ローラーと紙
の接点の近くまで保持ガイドに支えられる。これによ
り、用紙の先端は、これから巻取ローラーに接触する部
分の用紙に小さい角度で当たり、巻取ローラーと用紙の
間に折れ曲がることなく巻き込まれる。
【0009】
【実施例】本発明の用紙搬送機構を用いた画像形成装置
の構成を図1に概略的に示す。静電記録紙100がロー
ル状に巻かれたロール紙管4は画像形成装置に回転可能
に取り付けられる。以下の説明では「上流側」「下流
側」という表現が現れるが、これらは画像形成時の静電
記録紙100の走行方向を基準として用いている。
【0010】画像形成装置は、静電記録紙100に静電
潜像を形成する静電ヘッド1と、これに静電記録紙10
0を押し付けるパッドローラー2を有している。このパ
ッドローラー2は静電記録紙100にむらの無い静電潜
像を形成するために設けられている。静電ヘッド1の下
流側には、静電ヘッド1により静電記録紙100に形成
された静電潜像を現像するための現像ヘッド6が設けら
れている。現像ヘッド6は回転可能に支持されており、
その回転軸に関して等しい角度間隔で、ブラック、シア
ン、マゼンダ、イエローに対応した四つの現像ヘッド部
を有し、その中の一つが静電記録紙100に選択的に密
着される。各現像ヘッド部は静電記録紙100と密着す
る面に複数の溝を持ち、これらの溝と静電記録紙100
とによって形成される流路にその現像ヘッド部の色の湿
式トナーを流すことにより、静電記録紙100に形成さ
れた静電潜像を現像し、その色のトナー像を形成する。
静電ヘッド1とパッドローラー2と現像ヘッド6とで画
像形成部を構成している。
【0011】画像形成部の上流側にはエンコーダーロー
ラー5が設けられている。エンコーダーローラー5は静
電ヘッド1の表面に対して静電記録紙100を平行に送
るとともに、その回転数から静電記録紙100の搬送速
度が検出される。また、画像形成部の下流側には静電記
録紙100上の不要なトナーを吸い取る吸取ローラー8
が設けられている。吸取ローラー8はエンコーダーロー
ラー5と共に画像形成部における静電記録紙100の姿
勢を決定する。吸取ローラー8の下流側には、駆動ロー
ラー9と、これに静電記録紙100を押し付ける駆動ピ
ンチローラー12が設けられている。これにより駆動ロ
ーラー9の回転に応じて静電記録紙100が搬送され、
その搬送方向と搬送速度は駆動ローラー9の回転方向と
回転速度により決まる。
【0012】駆動ローラー9の下流側には静電記録紙1
00を一時的に巻き取る巻取ローラー10が設けられ、
その下流側にはカッターユニット50が設けられてい
る。駆動ローラー9と巻取ローラー10の間には、静電
記録紙100の先端位置を検知する紙位置センサー14
が設けられている。巻取ローラー10の周りには、ゲー
ト11と巻取紙ガイド18と巻取ピンチローラーユニッ
ト13が設けられている。ゲート11は符号11aと符
号11bの二つの状態をとることで静電記録紙100の
搬送経路を切り換え、三色目までの画像形成時には符号
11aの位置にあって静電記録紙100を巻取ローラー
10に導き、四色目の画像形時には符号11bの位置に
あって静電記録紙100をカッターユニット50へ導
く。巻取紙ガイド18は静電記録紙100を巻取ピンチ
ローラーユニット13へ導き、巻取ピンチローラーユニ
ット13は静電記録紙100が巻取ローラー10に巻き
付くのを助ける。巻取ピンチローラーユニット13につ
いては後に詳しく説明する。
【0013】駆動ローラー9からカッターユニット50
にかけて、静電記録紙100を案内する紙ガイド19が
設けられている。また、駆動ローラー9と巻取ローラー
10の間には、静電記録紙100を案内する紙ガイド3
2が設けられている。
【0014】カッターユニット50は、連続している静
電記録紙100から画像の形成された部分を切り離すと
ともに、この画像形成部分を所定の図面サイズに切断す
る。このカッターユニット50は、その内部の上流側
に、カッターユニット50内に搬送されてきた静電記録
紙100の搬送速度と搬送方向等を制御する給紙ローラ
ー54と、これに静電記録紙100を押し付ける給紙ピ
ンチローラー55を有している。給紙ローラー54の下
流側には、静電記録紙100を紙幅方向にカットするY
カッターユニット51が設けられている。Yカッターユ
ニット51の下流側には、Yカッターユニット51によ
り切断された静電記録紙100を搬送方向と平行に切断
するXカッターユニット53と、これに静電記録紙10
0を押し付けるとともに静電記録紙100をカッターユ
ニット50の外に排出する排紙ローラー52が設けられ
ている。カッターユニット50の下流側には、排出され
た静電記録紙100を外部の用紙保管装置(図示せず)
に案内する排紙ガイド22が設けられている。
【0015】続いて図2と図3を参照して巻取ピンチロ
ーラーユニット13について説明する。巻取ピンチロー
ラーユニット13は、巻取ローラー10に所定の間隔を
置いて平行に延びる巻取軸13cを有している。巻取軸
13cには、五つの同一の構造体が巻取ローラー10の
全幅に亘り設けられている。各構造体は巻取軸13cの
周りに回転可能に支持された巻取ピンチガイド13aを
有している。巻取ピンチガイド13aは巻取ピンチロー
ラー13bを回転可能に支持している。巻取軸13cに
はアングル13fが調整ノブ13eにより移動可能に取
り付けられている。巻取ピンチガイド13aとアングル
13fの間にはバネ13dが配置されている。調整ノブ
13eを回してアングル13fを移動させてバネ13d
の長さを変えることにより、巻取ローラー10に対する
巻取ピンチローラー13bの圧力が調整される。巻取ピ
ンチガイド13aの下端には幅全体に亘り、ニップ点B
0を通過した静電記録紙100の先端を案内する先端ガ
イド13gが設けられている。先端ガイド13gには、
静電記録紙100と巻取ローラー10の接点の近くまで
静電記録紙100の先端を支える保持ガイド13hが取
り付けられている。
【0016】次に、画像形成装置の印字動作について図
1を用いて説明する。静電記録紙100は、印字動作に
先立ち、ロール紙管4から繰り出され、静電ヘッド1と
パッドローラー2の間を通り、駆動ローラー9と駆動ピ
ンチローラー12に挟まれ、その先の紙ガイド19と紙
ガイド32の間に送られ、紙位置センサー14によりそ
の先端位置が検知される。
【0017】印字動作開始と同時に、静電記録紙100
は、駆動ローラー9により一定の速度で搬送されなが
ら、静電ヘッド1により一色目の静電潜像が書き込まれ
る。静電記録紙100に書き込まれた静電潜像は、現像
ヘッド6により現像され、一色目のトナー像が形成され
る。トナー像に付着した余分なトナーは吸取ローラー8
で除去される。一色目から三色目までの印字動作の間は
ゲート11は実線で示される位置11aにあるため、静
電記録紙100の先端は巻取ローラー10へ送られる。
【0018】巻取ローラー10へ搬送されてきた静電記
録紙100の先端は、紙ガイド18、巻取ガイド13a
に案内され、巻取ローラー10と巻取ピンチローラー1
3bのニップ点B0 に達し、巻取ローラー10と巻取ピ
ンチローラー13bの間に挟まれ、その後は巻取ローラ
ー10により送られる。巻取ローラー10の周速は駆動
ローラー9の周速よりも速く、静電記録紙100の先端
が巻取ローラー10と後続の静電記録紙100に挟まれ
るまでの間に静電記録紙100の弛みが取られ、静電記
録紙100は巻取ローラー10に巻き付く。静電記録紙
100が巻取ローラー10に巻き付いた後は、巻取ロー
ラー10は静電記録紙100から受ける張力により駆動
ローラー9と同じ周速で回転し、一色目の印字すなわち
トナー像の形成が終了するまで静電記録紙100は巻取
ローラー10に巻き取られる。
【0019】一色目の印字が終了すると、現像ヘッド6
とパッドローラー2が静電記録紙100から離れ、続い
て駆動ローラー9が印字時とは逆方向に回転し、静電記
録紙100をロール紙管4に巻き戻す。この巻き戻し
は、静電記録紙100の先端が駆動ローラー9と駆動ピ
ンチローラー12のニップ点Aの手前まで戻った時点で
終了する。巻き戻し終了後、パッドローラー2が再び静
電記録紙100に接触するとともに、現像ヘッド6が4
5°回転し、二色目の現像ヘッド部が静電記録紙100
に接触する。以降、一色目の印字動作と同様にして二色
目の印字が行なわれ、一色目のトナー像に重ねて二色目
のトナー像が形成される。
【0020】更に二色目の印字動作と同様にして三色目
の印字が行なわれ、一色目と二色目のトナー像に重ねて
三色目のトナー像が形成される。三色目の印字が終了し
た後、静電記録紙100がロール紙管4に巻き戻され、
紙位置センサー14が静電記録紙100の先端が通過し
たことを検知すると、ゲート11が想像線で示される位
置11bに切り換わり、紙経路が巻取ローラー方向から
カッター方向に変わる。三色目までの印字動作と同様に
して四色目の印字が行なわれ、静電記録紙100に三色
目までのトナー像に重ねて四色目のトナー像が形成さ
れ、カラー画像が形成される。カラー画像が形成された
静電記録紙100は今度はカッターユニット50に送ら
れる。カッターユニット50に送られた静電記録紙10
0は、Yカッターユニット51により、まず画像の形成
されていない先端部分が切り落とされ、つぎに画像部分
がその後に続く画像未形成部分から切り離される。続い
て、Xカッターユニット52により、静電記録紙100
の両端の不要部分が切り落とされ、図面のサイズがA2
以下の場合には所定の大きさに切り分けられる。所定の
大きさに切断された画像部分は、排紙ガイド22を通っ
て装置の外に排出される。
【0021】画像部分が切り離された静電記録紙100
は、画像部分が装置の外に排出された後、先端が駆動ロ
ーラー9と駆動ピンチローラー12のニップ点Aの手前
まで巻き戻される。これにてカラー画像の一回の印字動
作が完了する。
【0022】続いて、巻取ローラー10に送られた静電
記録紙100の振る舞いについて考察する。三色目まで
の印字の間、静電記録紙100の先端は、紙ガイド32
と紙ガイド19とゲート11と巻取紙ガイド18と巻取
ピンチガイド13aによって案内されて、巻取ローラー
10と巻取ピンチローラー13bのニップ点B0 へ到達
する。静電記録紙100の先端がニップ点B0 に到達し
た時、静電記録紙100は最も弛んでいて、駆動ローラ
ー9と駆動ピンチローラー12のニップ点Aと巻取ロー
ラー10と巻取ピンチローラー13bのニップ点B0 と
の間では、図4に破線で示される最長紙経路L1をと
る。前述したように、巻取ローラー10は駆動ローラー
9の周速v0 よりも速い周速v1 で回転しているため、
巻取ローラー10と巻取ピンチローラー13bに挟まれ
た静電記録紙100は巻取ローラー10により駆動ロー
ラー9による搬送速度よりも速く送られるため、弛みが
無くなり、ニップ点Aとニップ点B0 の間では、図4に
実線で示される最短紙経路L2をとる。
【0023】最短紙経路L2 は画像形成装置の機構構造
で決まり、一方、最長紙経路L1 は画像形成装置の機構
構造と巻取ローラー10に巻き取り可能な静電記録紙1
00の長さで決定される。巻取ローラー10に巻き取ら
れる静電記録紙100が長いほど、静電記録紙100が
完全に巻き付いた状態での巻取ローラー10の径が大き
くなるため、巻取ローラー10を取り囲む巻取紙ガイド
18の内径が大きくなり、最長紙経路L1 は長くなる。
最近では長尺のカラー印刷の要求が多いため、巻き取り
可能な静電記録紙100が長く設定され、最長紙経路L
1 も長くなる傾向にある。
【0024】静電記録紙100の弛みすなわち最長紙経
路L1 と最短紙経路L2 の差は、静電記録紙100の先
端が、巻取ローラー10と巻取ピンチローラー13bに
挟まれた後、巻取ローラー10と後続の静電記録紙10
0の間に挟まれるまでに、すなわち巻取ローラー10と
静電記録紙100の接点Cに到達する前に取り除かれな
ければならない。もし、その間に弛みが取り除かれなけ
れば、静電記録紙100が巻取ローラー10に弛んだま
ま巻き付くことになり不具合が生じる。静電記録紙10
0が巻取ローラー10に弛み無く巻き付くためには、ニ
ップ点B0 から接点Cの距離L0 は少なくとも最長紙経
路L1 と最短紙経路L2 の差より大きい必要がある。こ
のため巻取ピンチローラー13bの位置は自ずと限られ
る。また、最近の最長紙経路L1 が大きくなる傾向に伴
ない、距離L0 も大きくなる傾向にある。
【0025】静電記録紙100の先端がニップ点B0 を
通過してから巻取ローラー10に巻き付くまでにかかる
時間をtとし、ニップ点B0 を通過した後の静電記録紙
100の先端の搬送速度をv2 とすると、静電記録紙1
00の先端がニップ点B0 を通過してから巻取ローラー
10に巻き付くまでに搬送される距離はv2 ・tとな
り、これが距離L0 よりも小さくなければならない。ま
た、時間tに静電記録紙100が駆動ローラー9に搬送
される距離はv0 ・tであるから、弛みL1 −L2 に加
えてv0 ・tも吸収しなければならない。従ってニップ
点B0 を通過した後の静電記録紙100の先端の搬送速
度v2 の条件は v2 ・t>L1 −L2 +v0 ・t …(1) となる。ここで、静電記録紙100の先端の搬送速度v
2 は巻取ローラー10の周速v1 で決まるが、ニップ点
B0 に到達する前の静電記録紙100の先端の搬送速度
は駆動ローラー9の周速v0 であり、v1 とv0 の間に
は速度差があることから、ニップ点B0 通過後の静電記
録紙100の先端の搬送速度v2 は、ニップ点B0 の通
過後すぐにはv1 と同一にならない。ニップ点B0 に到
達した瞬間の静電記録紙100の先端の搬送速度v2 は
v0 に近く、巻き付く瞬間のv2 はv1 にほぼ同一と考
えると、ニップ点B0 通過後から巻取ローラー10に巻
き付くまでの静電記録紙100の先端の搬送速度v2 の
平均速度は v2 =(v0 +v1 )/2 …(2) と近似できる。従って(1)式と(2)式から巻取ロー
ラー10の周速v1 が決定される。
【0026】最近の傾向として、長尺印刷、高速印刷の
要求があり、L1 、v0 が大きくなる傾向がある。その
ため、ますますv2 が大きくなり、L0 が長くなる傾向
にある。
【0027】静電記録紙100は基本的に薄紙であるた
め、ニップ点B0 から先端までが長くなるほど、用紙先
端の搬送速度が大きくなるほど、その挙動は不安定とな
る。このため、通常は、ニップ点B0 を通過した静電記
録紙100の先端を案内するための先端ガイド13g
が、巻取ピンチガイド13aの下端には幅全体に亘って
設けられている。
【0028】本発明では、先端ガイド13gの下端に更
に、ステンレス等の薄材からなる保持ガイド13hを設
け、静電記録紙100の先端を接点Cの近くまで保持し
ている。これにより、静電記録紙100の先端の最終保
持位置が巻取ローラー10と静電記録紙100の接点C
に更に近づけられる。
【0029】以下、保持ガイド13hを設けた効用とそ
の下端位置の指標について、本実施例の装置を用いて行
なった実験に基づき、図5を参照しながら説明する。静
電記録紙100が巻取ローラー10に巻き付くときの、
静電記録紙100と巻取ローラー10の接点Cにおける
法線と、巻取ローラー10の中心と保持ガイド13hの
先端を通る線とが成す角度をθ1 、保持ガイド13hに
保持された静電記録紙100の先端が後続の静電記録紙
100の腹と成す角度をθx 、巻取ローラー10の中心
と保持ガイド13hの先端を通る線が静電記録紙100
の腹と成す角度をθ2 とすると、三角形の内角の定理か
ら、θ1 とθx の間には以下の関係が成り立つ。
【0030】 θx =180°−θ2 −θ3 …(3) θ2 =90°−θ1 …(4) また、θ3 は巻取ローラー10の半径R1 と、巻取ロー
ラー10の中心から保持ガイド13hの先端までの距離
R2 との比で決まる。本実施例では、R1 =50mm、
R2 =51.5mmであり、θ3 は約70°である。従
って、 θx =θ1 +20° …(5) となる。静電記録紙100の先端と静電記録紙100の
腹とが成す角度θx と、紙が詰まる確率(ジャム率)の
関係は、実験から次の結果が得られた。
【0031】
【表1】
【0032】このため、θx は45°以下でないと実用
的とは言えない。従って、θ1 は25°以下にすること
が要求される。本発明では、ステンレスの薄材からなる
保持ガイド13hを先端ガイド13gの下端に設けるこ
とにより、25°以下のθ1 を実現している。
【0033】このように小さいθ1 を、保持ガイド13
hを設けずに、先端ガイド13gの先端を接点Cに近づ
けて実現することは難しい。なぜなら、先端ガイド13
gは保持ガイド13hに比べると相当な厚みを有してお
り、巻取ローラー10と静電記録紙100の腹の間の隙
間は狭いためである。
【0034】本発明においては、ステンレスの薄材から
なる保持ガイド13hを先端ガイド13gの下端に設け
ることで、静電記録紙100の先端の最終保持位置が、
静電記録紙100が巻取ローラー10に巻き付くときの
接点Cに近づけられる。これにより、最近の装置では搬
送速度が高速になる上にニップ点B0 からの距離が長く
なる傾向にあるために、挙動が不安定になりがちな静電
記録紙100の先端を、静電記録紙100と巻取ローラ
ー10の接点Cに安定に案内することができ、スキュー
や紙詰まりのない良好な紙搬送機構が実現される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、用紙の先端が折れ曲が
ることなく巻取ローラーに巻き付く紙搬送装置が提供さ
れ、紙詰まりやスキューのない良好な画像形成装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送機構を用いた画像形成装置の
構成を概略的に示す図である。
【図2】図1の巻取ピンチローラーユニットの周辺部を
拡大して示す図である。
【図3】巻取ローラーと巻取ピンチローラーユニットの
斜視図である。
【図4】最長紙搬送路と最短紙搬送路を示す図である。
【図5】巻取ピンチローラーユニットの保持ガイドの位
置を説明するための図である。
【符号の説明】
4…ロール紙管、5…エンコーダーローラー、9…駆動
ローラー、10…巻取ローラー、11…ゲート、12…
駆動ピンチローラー、13…巻取ピンチローラーユニッ
ト、13a…巻取ピンチガイド、13b…巻取ピンチロ
ーラー、13c…巻取軸、13d…バネ、13e…調整
ノブ、13f…アングル、13g…先端ガイド、13h
…保持ガイド、14…紙位置センサー、18…巻取紙ガ
イド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙がロール状に巻かれたロール紙管を回
    転可能に支持する手段と、用紙を搬送する搬送手段と、
    用紙を一時的に巻き取る巻取手段とを備えた画像形成装
    置の用紙搬送手段であり、巻取手段は、用紙を巻き取る
    巻取ローラーと、巻取ローラーに接して配置され、巻取
    ローラーの回転に従って回転するピンチローラーと、巻
    取ローラーの周りに設けられた、用紙の先端を巻取ロー
    ラーとピンチローラーの接触位置へ案内する巻取ガイド
    と、ピンチローラーの下流側に設けられた、用紙の先端
    を巻取ローラーと用紙の間に案内する先端ガイドとを有
    している、画像形成装置の用紙搬送手段において、 巻取手段が、用紙の先端を巻取ローラーと用紙の接点近
    傍まで保持して導く、先端ガイドの下流側に設けられた
    薄材からなる保持ガイドを更に有していることを特徴と
    する画像形成装置の用紙搬送手段。
  2. 【請求項2】請求項1において、保持ガイドは、これに
    より案内される用紙の先端が巻取ローラーに接する前の
    用紙に対して成す角度が45°以下となる位置に配置さ
    れていることを特徴とする画像形成装置の用紙搬送手
    段。
JP900595A 1995-01-24 1995-01-24 画像形成装置の用紙搬送手段 Withdrawn JPH08198490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085008A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Noritsu Koki Co Ltd 画像プリント装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085008A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Noritsu Koki Co Ltd 画像プリント装置

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