JPH0819863A - 溶接線自動倣い方法 - Google Patents
溶接線自動倣い方法Info
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- JPH0819863A JPH0819863A JP19071993A JP19071993A JPH0819863A JP H0819863 A JPH0819863 A JP H0819863A JP 19071993 A JP19071993 A JP 19071993A JP 19071993 A JP19071993 A JP 19071993A JP H0819863 A JPH0819863 A JP H0819863A
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Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】母材の開先形状を精度良く検出し、溶接光など
の外乱を全く受けずに高精度の溶接線倣いを行なうこと 【構成】溶接電極に対して溶接進行方向前方にプラズマ
アークトーチを設け、前記プラズマアークトーチから前
記母材に向かって母材を溶解させない程度の微小電流の
プラズマアークを発生させるとともに、前記プラズマア
ークを前記母材の溶接線を横切る方向に所定振幅でオシ
レートさせながら溶接線方向に先行させ、前記プラズマ
アークのアーク電圧変化から前記溶接線の位置情報を検
出し、溶接電極を溶接線に対して所定の位置に修正する
溶接線自動倣い方法。
の外乱を全く受けずに高精度の溶接線倣いを行なうこと 【構成】溶接電極に対して溶接進行方向前方にプラズマ
アークトーチを設け、前記プラズマアークトーチから前
記母材に向かって母材を溶解させない程度の微小電流の
プラズマアークを発生させるとともに、前記プラズマア
ークを前記母材の溶接線を横切る方向に所定振幅でオシ
レートさせながら溶接線方向に先行させ、前記プラズマ
アークのアーク電圧変化から前記溶接線の位置情報を検
出し、溶接電極を溶接線に対して所定の位置に修正する
溶接線自動倣い方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接線の追従を良好に
行うことを目的とした溶接線自動倣い方法を提案したも
のである。
行うことを目的とした溶接線自動倣い方法を提案したも
のである。
【0002】
(従来技術1)溶接線自動倣い方法としては、溶接トー
チを溶接線と直交する方向に一定振幅でオシレートさ
せ、溶接アークが溶接線を横切る時に発生する溶接電流
の変化によって、溶接線と溶接トーチのオシレートの中
心位置との相違を検知するものが提案されている。図1
および図2はこのようにした溶接線倣い方法を行うとき
の様子を説明するための図である。
チを溶接線と直交する方向に一定振幅でオシレートさ
せ、溶接アークが溶接線を横切る時に発生する溶接電流
の変化によって、溶接線と溶接トーチのオシレートの中
心位置との相違を検知するものが提案されている。図1
および図2はこのようにした溶接線倣い方法を行うとき
の様子を説明するための図である。
【0003】図1において、1は溶接トーチ、2は溶接
電極、3,4は母材であり、また、図2は図1のように
溶接トーチ1をオシレートさせたときの溶接トーチ1の
位置と溶接電流の変化との関係を示す線図であり、横軸
はオシレート中心を線図の中心としたときのオシレート
位置、縦軸はオシレート位置に対応する溶接電流値を示
す。
電極、3,4は母材であり、また、図2は図1のように
溶接トーチ1をオシレートさせたときの溶接トーチ1の
位置と溶接電流の変化との関係を示す線図であり、横軸
はオシレート中心を線図の中心としたときのオシレート
位置、縦軸はオシレート位置に対応する溶接電流値を示
す。
【0004】図1において、溶接トーチ1を溶接線に対
して矢印のように溶接線と直交する方向にオシレート動
作をさせながら溶接を行うと、溶接電流は溶接電極2と
母材(3および4)間の距離にともなって変化する。図
1(a)ないし(c)のように溶接線に対して溶接トー
チのオシレート中心位置が変化した場合は、検出される
溶接電流は図2(a)ないし(c)のようになる。
して矢印のように溶接線と直交する方向にオシレート動
作をさせながら溶接を行うと、溶接電流は溶接電極2と
母材(3および4)間の距離にともなって変化する。図
1(a)ないし(c)のように溶接線に対して溶接トー
チのオシレート中心位置が変化した場合は、検出される
溶接電流は図2(a)ないし(c)のようになる。
【0005】図2において、溶接中に検出される溶接電
流をオシレート中心に対して左右に分け、左側の溶接電
流を積分した面積をS1 とし、右側の溶接電流を積分し
た面積をS2 とし、オシレート中心時の溶接電流の検出
値をEとし、溶接電極の母材に対する高さ方向の基準位
置に相当する信号をEoとする。
流をオシレート中心に対して左右に分け、左側の溶接電
流を積分した面積をS1 とし、右側の溶接電流を積分し
た面積をS2 とし、オシレート中心時の溶接電流の検出
値をEとし、溶接電極の母材に対する高さ方向の基準位
置に相当する信号をEoとする。
【0006】溶接中において、S1 とS2 の差(S1 −
S2 )が零の時には、溶接線上を溶接していると判断
し、(S1 −S2 )が零でない時には、溶接線上からず
れていると判断する。ずれている場合には、(S1 −S
2 )の値とその符号とによって溶接トーチ1を横方向に
動かして、(S1 −S2 =0)になるように位置修正を
行う。
S2 )が零の時には、溶接線上を溶接していると判断
し、(S1 −S2 )が零でない時には、溶接線上からず
れていると判断する。ずれている場合には、(S1 −S
2 )の値とその符号とによって溶接トーチ1を横方向に
動かして、(S1 −S2 =0)になるように位置修正を
行う。
【0007】溶接線に対しオシレート方向に所定の距離
だけずらした位置を溶接トーチ1の目標位置にしたい時
は、あらかじめ溶接線から所定の位置だけずらした位置
での(S1 −S2 )の値を求め、前記求めた値をSoと
すると、(S1 −S2 =So)となるように、位置修正
を行えばよい。
だけずらした位置を溶接トーチ1の目標位置にしたい時
は、あらかじめ溶接線から所定の位置だけずらした位置
での(S1 −S2 )の値を求め、前記求めた値をSoと
すると、(S1 −S2 =So)となるように、位置修正
を行えばよい。
【0008】さらに、EとEoの差(E−Eo)が零の
時は、基準高さであると判断し、零でない時は、基準高
さでないと判断し、(E−Eo)とその符号とによっ
て、溶接トーチ1を高さ方向に動かして、(E−Eo=
0)となるように位置修正を行う。
時は、基準高さであると判断し、零でない時は、基準高
さでないと判断し、(E−Eo)とその符号とによっ
て、溶接トーチ1を高さ方向に動かして、(E−Eo=
0)となるように位置修正を行う。
【0009】(従来技術2)また、図3および図4にに
示すように、溶接線に沿って移動する溶接トーチ1の開
先幅方向の両側に、溶接トーチ1と接近させ、かつ、先
端が溶接電極2の先端を向くように配置された2本の非
消耗性の補助電極5a,5bにより小電流の補助アーク
を発生し、このアーク電圧を検出し、2つのアーク電圧
間の差に応じて、溶接トーチ1および補助電極5a,5
bを開先線幅方向に位置修正をし、さらに前記補助電極
5a,5bの2つのアーク電圧の平均値と基準高さ信号
を比較することにより、溶接トーチ1および補助電極5
a,5bの高さ制御を行うものがある。(例えば、公開
特許公報 昭60−29587号)
示すように、溶接線に沿って移動する溶接トーチ1の開
先幅方向の両側に、溶接トーチ1と接近させ、かつ、先
端が溶接電極2の先端を向くように配置された2本の非
消耗性の補助電極5a,5bにより小電流の補助アーク
を発生し、このアーク電圧を検出し、2つのアーク電圧
間の差に応じて、溶接トーチ1および補助電極5a,5
bを開先線幅方向に位置修正をし、さらに前記補助電極
5a,5bの2つのアーク電圧の平均値と基準高さ信号
を比較することにより、溶接トーチ1および補助電極5
a,5bの高さ制御を行うものがある。(例えば、公開
特許公報 昭60−29587号)
【0010】図3において溶接トーチ1は、アーク電圧
の検出とは関係なく母材3,4に対して溶接を行うが、
補助電極5a,5bは、それぞれ別の溶接電源6a,6
bを用いて、母材を解かさない程度の小さな電流値で、
図4の様に溶接トーチ1の狙い位置8の近くの9および
10に示した位置にアークを発生させ、それぞれのアー
ク電圧を検出する。ここで、補助電極5aによって検出
されるアーク電圧をE1 ,補助電極5bによって検出さ
れるアーク電圧をE2 とする。
の検出とは関係なく母材3,4に対して溶接を行うが、
補助電極5a,5bは、それぞれ別の溶接電源6a,6
bを用いて、母材を解かさない程度の小さな電流値で、
図4の様に溶接トーチ1の狙い位置8の近くの9および
10に示した位置にアークを発生させ、それぞれのアー
ク電圧を検出する。ここで、補助電極5aによって検出
されるアーク電圧をE1 ,補助電極5bによって検出さ
れるアーク電圧をE2 とする。
【0011】検出した2つの溶接電圧E1 ,E2 の差
(E1 −E2 )が零の時は、溶接線上に溶接トーチ1が
あり、(E1 −E2 )が零でない時は、溶接線上からず
れていると判断する。この場合には、(E1 −E2 )の
値と、その符号とによって溶接トーチ1および補助電極
5a,5bを開先幅方向に動かして、(E1 −E2 =
0)になるように位置修正を行う。さらに、検出した2
つの溶接電圧E1 ,E2 の平均値(E1 +E2 )/2
と、あらかじめ設定されている基準高さ信号Eoとの差
((E1 +E2 )/2−Eo)が零の時は、基準高さで
あると判断し、((E1 +E2 )/2−Eo)が零でな
い時は基準高さでないと判断し、((E1 +E2 )/2
−Eo)の値と、その符号とによって、溶接トーチ1お
よび補助電極5a,5bを高さ方向に動かして、((E
1 +E2 )/2−Eo=0)となるように位置修正を行
う。
(E1 −E2 )が零の時は、溶接線上に溶接トーチ1が
あり、(E1 −E2 )が零でない時は、溶接線上からず
れていると判断する。この場合には、(E1 −E2 )の
値と、その符号とによって溶接トーチ1および補助電極
5a,5bを開先幅方向に動かして、(E1 −E2 =
0)になるように位置修正を行う。さらに、検出した2
つの溶接電圧E1 ,E2 の平均値(E1 +E2 )/2
と、あらかじめ設定されている基準高さ信号Eoとの差
((E1 +E2 )/2−Eo)が零の時は、基準高さで
あると判断し、((E1 +E2 )/2−Eo)が零でな
い時は基準高さでないと判断し、((E1 +E2 )/2
−Eo)の値と、その符号とによって、溶接トーチ1お
よび補助電極5a,5bを高さ方向に動かして、((E
1 +E2 )/2−Eo=0)となるように位置修正を行
う。
【0012】(従来技術3)図5は別の従来技術を示す
図であり、垂直板3と水平板4とによって形成される開
先に先行トーチ1aを向け、先行電極2aを先行トーチ
1aの中心線から偏位させて開先に向けて、シールドガ
スと共に供給し、先行トーチ1aを回転させながら、先
行電極2aと開先との間に先行アークを発生させて下層
ビード7aを形成し、先行トーチ1aの溶接進行方向上
流側に先行トーチ1aと間隔をあけて後行トーチ1bを
設け、後行トーチ1bを下層ビード7aに向け、後行電
極2bを後行トーチ1bの中心線軸から偏位させて下層
ビード7aに向けてシールドガスと共に供給し、後行ト
ーチ1bを回転させながら後行電極2bと下層ビード7
aとの間に後行アークを発生させて下層ビード7a上に
上層ビード7bを形成する2電極回転アーク隅肉溶接方
法を示す図である。(例えば、公開特許公報 昭62−
158568号)
図であり、垂直板3と水平板4とによって形成される開
先に先行トーチ1aを向け、先行電極2aを先行トーチ
1aの中心線から偏位させて開先に向けて、シールドガ
スと共に供給し、先行トーチ1aを回転させながら、先
行電極2aと開先との間に先行アークを発生させて下層
ビード7aを形成し、先行トーチ1aの溶接進行方向上
流側に先行トーチ1aと間隔をあけて後行トーチ1bを
設け、後行トーチ1bを下層ビード7aに向け、後行電
極2bを後行トーチ1bの中心線軸から偏位させて下層
ビード7aに向けてシールドガスと共に供給し、後行ト
ーチ1bを回転させながら後行電極2bと下層ビード7
aとの間に後行アークを発生させて下層ビード7a上に
上層ビード7bを形成する2電極回転アーク隅肉溶接方
法を示す図である。(例えば、公開特許公報 昭62−
158568号)
【0013】図5の従来技術において、先行アークの回
転速度,先行アークの回転直径,先行アークの回転方向
(右回転または左回転),後行アークの回転速度,後行
アークの回転直径,後行アークの回転方向(右回転また
は左回転)および先行トーチ1aと後行トーチ1bの間
隔を最適な値にしておくことで、図6に示すような、大
脚長の溶接ビード断面が得られる。
転速度,先行アークの回転直径,先行アークの回転方向
(右回転または左回転),後行アークの回転速度,後行
アークの回転直径,後行アークの回転方向(右回転また
は左回転)および先行トーチ1aと後行トーチ1bの間
隔を最適な値にしておくことで、図6に示すような、大
脚長の溶接ビード断面が得られる。
【0014】は、図5の従来技術の電極2a,2bの運
動軌跡を示す図である。同図において、Cfは先行電極
2aの回転中の位置のうちの溶接進行方向の最前方点で
あり、Crは先行電極2aの溶接進行方向の最後方点、
Rは先行電極2aが垂直板3に最も接近した時の点、L
は先行電極2aが水平板4に最も接近した時の点、C
f’は後行電極2bの溶接進行方向の最前方点、Cr’
は後行電極2bの溶接進行方向の最後方点、R’は後行
電極2bが垂直板3に最も接近した時の点、L’は後行
電極2bが水平板4に最も接近した時の点である。
動軌跡を示す図である。同図において、Cfは先行電極
2aの回転中の位置のうちの溶接進行方向の最前方点で
あり、Crは先行電極2aの溶接進行方向の最後方点、
Rは先行電極2aが垂直板3に最も接近した時の点、L
は先行電極2aが水平板4に最も接近した時の点、C
f’は後行電極2bの溶接進行方向の最前方点、Cr’
は後行電極2bの溶接進行方向の最後方点、R’は後行
電極2bが垂直板3に最も接近した時の点、L’は後行
電極2bが水平板4に最も接近した時の点である。
【0015】図8および図9は図5および図7の従来技
術における溶接線倣いの様子を説明するための図であ
る。図8(a)ないし(c)のように開先位置に対して
先行トーチ1aおよび後行トーチ1bの中心軸線の位置
が変化した場合、溶接線とトーチ、電極との関係は図9
(a)ないし(c)のようになり、検出されるアーク電
圧は電極の回転角度に対して図9(d)ないし(f)の
ようになる。
術における溶接線倣いの様子を説明するための図であ
る。図8(a)ないし(c)のように開先位置に対して
先行トーチ1aおよび後行トーチ1bの中心軸線の位置
が変化した場合、溶接線とトーチ、電極との関係は図9
(a)ないし(c)のようになり、検出されるアーク電
圧は電極の回転角度に対して図9(d)ないし(f)の
ようになる。
【0016】先行電極2aの溶接中には、先行電極2a
のアーク電圧を検出し、回転位置Cfを中心として左右
にあらかじめ設定された所定回転角度分を積分して求め
られる左側積分値S1 および右側積分値S2 との間の差
(S1 −S2 )が零の時は、溶接線上に先行トーチ1a
の中心軸線があると判断し、(S1 −S2 )が零でない
時は、溶接線上からずれていると判断する。この場合に
は、(S1 −S2 )の値とその符号によって先行トーチ
1aを横方向に動かして、(S1 −S2 =0)になるよ
うに位置修正を行う。さらに左側積分値S1 および右側
積分値S2 との和(S1 +S2 )とあらかじめ設定する
基準信号Eoとの差(S1 +S2 −Eo)が零の時は、
基準高さであり、(S1 +S2 −Eo)が零でない時は
基準高さでないと判断し、(S1 +S2 −Eo)の値
と、その符号によって、先行トーチ1aを高さ方向に動
かして、(S1 +S2 −Eo=0)となるように位置修
正を行う。また、後行トーチ1bも先行トーチ1aと同
様の処理を行い、横方向と高さ方向の位置修正を行う。
のアーク電圧を検出し、回転位置Cfを中心として左右
にあらかじめ設定された所定回転角度分を積分して求め
られる左側積分値S1 および右側積分値S2 との間の差
(S1 −S2 )が零の時は、溶接線上に先行トーチ1a
の中心軸線があると判断し、(S1 −S2 )が零でない
時は、溶接線上からずれていると判断する。この場合に
は、(S1 −S2 )の値とその符号によって先行トーチ
1aを横方向に動かして、(S1 −S2 =0)になるよ
うに位置修正を行う。さらに左側積分値S1 および右側
積分値S2 との和(S1 +S2 )とあらかじめ設定する
基準信号Eoとの差(S1 +S2 −Eo)が零の時は、
基準高さであり、(S1 +S2 −Eo)が零でない時は
基準高さでないと判断し、(S1 +S2 −Eo)の値
と、その符号によって、先行トーチ1aを高さ方向に動
かして、(S1 +S2 −Eo=0)となるように位置修
正を行う。また、後行トーチ1bも先行トーチ1aと同
様の処理を行い、横方向と高さ方向の位置修正を行う。
【0017】(従来技術4)また従来技術3において、
後行電極2bの回転直径を大きくすると、図10に示す
ような、2層ビードが得られる。(例えば、公開特許公
報 昭62−230485号)
後行電極2bの回転直径を大きくすると、図10に示す
ような、2層ビードが得られる。(例えば、公開特許公
報 昭62−230485号)
【0018】この場合は、先行トーチ1aの開先幅方向
及び高さ方向の制御方法は従来技術3と同じであるが、
先行電極2aによって溶接されたビードは、図10に示
すように概略平均化されたビード断面になるため、図1
1(a)ないし(c)のように下層ビード7aに対して
後行ノズル2の位置が変化した場合、溶接線の下層ビー
ド7aおよび後行電極2bとの関係は図12(a)ない
し(c)のようになり、後行電極2bによって検出され
るアーク電圧は図12(d)ないし(f)のようにな
る。
及び高さ方向の制御方法は従来技術3と同じであるが、
先行電極2aによって溶接されたビードは、図10に示
すように概略平均化されたビード断面になるため、図1
1(a)ないし(c)のように下層ビード7aに対して
後行ノズル2の位置が変化した場合、溶接線の下層ビー
ド7aおよび後行電極2bとの関係は図12(a)ない
し(c)のようになり、後行電極2bによって検出され
るアーク電圧は図12(d)ないし(f)のようにな
る。
【0019】図12(d)ないし(f)において、Sc
f’は後行電極2bの回転位置Cf’を中心として、あ
らかじめ設定された所定回転角度分だけ後行アーク電圧
を積分した面積であり、S1 ’は後行電極2bの回転位
置L’を中心として、あらかじめ設定された所定回転角
度分だけ後行電極のアーク電圧を積分した面積であり、
S2 ’は後行電極2bの回転位置R’を中心として、あ
らかじめ設定された所定回転角度分だけ後行電極のアー
ク電圧を積分した面積であり、Scr’は後行電極2b
の回転位置Cr’を中心として、あらかじめ設定された
所定回転角度分だけ後行アーク電圧を積分した面積であ
る。
f’は後行電極2bの回転位置Cf’を中心として、あ
らかじめ設定された所定回転角度分だけ後行アーク電圧
を積分した面積であり、S1 ’は後行電極2bの回転位
置L’を中心として、あらかじめ設定された所定回転角
度分だけ後行電極のアーク電圧を積分した面積であり、
S2 ’は後行電極2bの回転位置R’を中心として、あ
らかじめ設定された所定回転角度分だけ後行電極のアー
ク電圧を積分した面積であり、Scr’は後行電極2b
の回転位置Cr’を中心として、あらかじめ設定された
所定回転角度分だけ後行アーク電圧を積分した面積であ
る。
【0020】後行電極2bの溶接中には、下側積分値S
1 ’および上側積分値S2 ’との間の差(S1 ’−S2
’)があらかじめ設定された基準値Soの時は、希望
の位置に後行トーチ1bがあり、(S1 ’−S2 ’)が
基準値Soでない時は、希望の位置からずれていると判
断する。この場合には、(S1 ’−S2 ’)の値と、そ
の符号によって、後行トーチ1bを横方向に動かして、
(S1 ’−S2 ’=So)になるように位置修正を行
う。さらに前側積分値Scf’とあらかじめ設定する基
準信号Eo’との差(Scf’−Eo’)が零の時は、
後行トーチ1bが下層ビード7aに対して基準高さであ
り、(Scf’−Eo’)が零でない時は、基準高さで
ないと判断し、(Scf’−Eo’)の値とその符号に
よって、後行トーチ1bを高さ方向に動かして、(Sc
f’−Eo’=0)となるように位置修正を行う。な
お、前側積分値Scf’の代わりに後側積分値Scr’
を用いてもよい。
1 ’および上側積分値S2 ’との間の差(S1 ’−S2
’)があらかじめ設定された基準値Soの時は、希望
の位置に後行トーチ1bがあり、(S1 ’−S2 ’)が
基準値Soでない時は、希望の位置からずれていると判
断する。この場合には、(S1 ’−S2 ’)の値と、そ
の符号によって、後行トーチ1bを横方向に動かして、
(S1 ’−S2 ’=So)になるように位置修正を行
う。さらに前側積分値Scf’とあらかじめ設定する基
準信号Eo’との差(Scf’−Eo’)が零の時は、
後行トーチ1bが下層ビード7aに対して基準高さであ
り、(Scf’−Eo’)が零でない時は、基準高さで
ないと判断し、(Scf’−Eo’)の値とその符号に
よって、後行トーチ1bを高さ方向に動かして、(Sc
f’−Eo’=0)となるように位置修正を行う。な
お、前側積分値Scf’の代わりに後側積分値Scr’
を用いてもよい。
【0021】(従来技術5)また、溶接電極に対して、
溶接進行方向前方に、溶接線を認識できるセンサとして
ローラ等の接触式のセンサを設け、センサの検出信号に
より溶接電極を溶接線に倣わせる方法もある。
溶接進行方向前方に、溶接線を認識できるセンサとして
ローラ等の接触式のセンサを設け、センサの検出信号に
より溶接電極を溶接線に倣わせる方法もある。
【0022】(従来技術6)さらにまた、溶接進行方向
前方に、溶接線を認識できるセンサとしてCCDカメラ
等を設け、このカメラからのビデオ信号を処理して溶接
線位置信号を得て、この溶接線位置信号によって、溶接
電極を溶接線に倣わせる方法もある。
前方に、溶接線を認識できるセンサとしてCCDカメラ
等を設け、このカメラからのビデオ信号を処理して溶接
線位置信号を得て、この溶接線位置信号によって、溶接
電極を溶接線に倣わせる方法もある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1において
は、アークセンサに使用する電極が溶接電極と同じであ
るため、母材を溶接電極によって溶かしてしまうために
開先形状が変化してしまい、溶接電流の変化によって開
先位置を検出する事が難しくなる。特に、薄板の重ね継
手の溶接において、従来技術1の方法で溶接線の倣いを
行うと、開先全体が完全に溶けるため、開先形状を検出
できなくなる。また、溶接条件や溶接電源の特性が、セ
ンサ信号に与える影響が大きく、溶接条件や溶接電源の
特性が変化すると、倣い動作が不安定になってしまう。
は、アークセンサに使用する電極が溶接電極と同じであ
るため、母材を溶接電極によって溶かしてしまうために
開先形状が変化してしまい、溶接電流の変化によって開
先位置を検出する事が難しくなる。特に、薄板の重ね継
手の溶接において、従来技術1の方法で溶接線の倣いを
行うと、開先全体が完全に溶けるため、開先形状を検出
できなくなる。また、溶接条件や溶接電源の特性が、セ
ンサ信号に与える影響が大きく、溶接条件や溶接電源の
特性が変化すると、倣い動作が不安定になってしまう。
【0024】また、従来技術2においては、2つの補助
電極によって発生されるアークは、同じ条件ならば同じ
溶接電圧になることを前提としている。しかし、実際
は、溶接電源の特性や電極の消耗により、同じ条件に設
定しても同じ溶接電圧になる事は極くまれである。ま
た、2本の補助電極5a,5bによるアークは、図13
のようにある程度の広がりをもって母材3,4に到着す
るため、母材側に小さな形状変化があっても、アークの
広がりの中に入ってしまい、検出することが難しくな
る。そのため、図13のような薄板の重ね継手では、溶
接線倣いを行うことは困難であった。
電極によって発生されるアークは、同じ条件ならば同じ
溶接電圧になることを前提としている。しかし、実際
は、溶接電源の特性や電極の消耗により、同じ条件に設
定しても同じ溶接電圧になる事は極くまれである。ま
た、2本の補助電極5a,5bによるアークは、図13
のようにある程度の広がりをもって母材3,4に到着す
るため、母材側に小さな形状変化があっても、アークの
広がりの中に入ってしまい、検出することが難しくな
る。そのため、図13のような薄板の重ね継手では、溶
接線倣いを行うことは困難であった。
【0025】従来技術3および従来技術4においても、
実際の溶接電極をセンサとして用いるために、前述の従
来技術1と同様の問題点を有する。
実際の溶接電極をセンサとして用いるために、前述の従
来技術1と同様の問題点を有する。
【0026】従来技術5においては、溶接板上のセンサ
接触部表面状態の影響が多く、スパッタの有無等によ
り、倣い精度が左右されていた。また、接触部はローラ
等によって構成されているため、その機械的な動きの円
滑さも倣い精度に影響を与えていた。
接触部表面状態の影響が多く、スパッタの有無等によ
り、倣い精度が左右されていた。また、接触部はローラ
等によって構成されているため、その機械的な動きの円
滑さも倣い精度に影響を与えていた。
【0027】従来技術6においては、溶接時の強烈なア
ーク光、熱、スパッタ、ヒュームなどの影響が大きく倣
い精度の向上ができなかった。
ーク光、熱、スパッタ、ヒュームなどの影響が大きく倣
い精度の向上ができなかった。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の溶接線自動倣
い方法は、溶接電極に対して溶接進行方向前方に、プラ
ズマアークトーチを配置し、このプラズマアークトーチ
を溶接線を横切ってオシレート動作をしながら、母材を
溶かさない程度の微小な電流によりアークを発生させ、
この時のプラズマアーク電圧の変化から溶接線の位置情
報を得て溶接トーチを倣う方法である。
い方法は、溶接電極に対して溶接進行方向前方に、プラ
ズマアークトーチを配置し、このプラズマアークトーチ
を溶接線を横切ってオシレート動作をしながら、母材を
溶かさない程度の微小な電流によりアークを発生させ、
この時のプラズマアーク電圧の変化から溶接線の位置情
報を得て溶接トーチを倣う方法である。
【0029】請求項2の方法は、請求項1の溶接線自動
倣い方法において、溶接線の位置情報の検出に用いるプ
ラズマアークを発生させるために必要な作動ガスを溶接
電極に用いるシールドガスと同じ種類または不活性ガス
またはCO2 ガスを用いる方法である。
倣い方法において、溶接線の位置情報の検出に用いるプ
ラズマアークを発生させるために必要な作動ガスを溶接
電極に用いるシールドガスと同じ種類または不活性ガス
またはCO2 ガスを用いる方法である。
【0030】
【実施例】以下、図面により本発明の自動倣い方法を説
明する。本発明の溶接線倣い方法に使用するプラズマア
ークを発生するための装置は、公知のプラズマアーク切
断または溶接に用いられる装置と同様である。図14は
その1例を示すものであり同図において、、11は電
極、12はノズル、13は作動ガス、14はライナ、1
5はプラズマアーク、16,17は母材、18はプラズ
マアーク用電源装置、19はパイロットアーク用電源装
置、20は高周波発生器、21はパイロットアークの起
動用スイッチ、22はアーク電圧検出器である。ここ
で、パイロットアーク用電源装置19およびプラズマア
ーク用電源装置18はいずれも垂下特性または定電流特
性の電源装置が用いられる。
明する。本発明の溶接線倣い方法に使用するプラズマア
ークを発生するための装置は、公知のプラズマアーク切
断または溶接に用いられる装置と同様である。図14は
その1例を示すものであり同図において、、11は電
極、12はノズル、13は作動ガス、14はライナ、1
5はプラズマアーク、16,17は母材、18はプラズ
マアーク用電源装置、19はパイロットアーク用電源装
置、20は高周波発生器、21はパイロットアークの起
動用スイッチ、22はアーク電圧検出器である。ここ
で、パイロットアーク用電源装置19およびプラズマア
ーク用電源装置18はいずれも垂下特性または定電流特
性の電源装置が用いられる。
【0031】図14の装置において、まずスイッチ21
を接続し、作動ガス13をノズル12内に流した状態
で、パイロットアーク用電源装置19の出力に高周波発
生器20からの高周波高電圧を重畳して、電極11とノ
ズル12との間に供給することにより電極11とノズル
12との間の絶縁を破壊して電極11とノズル12との
間にパイロットアークを発生させた後、高周波発生器2
0による高周波を停止させる。このパイロットアークが
ノズル12内に流れている作動ガス13によって、ノズ
ル12に開いた小さな穴から吹き出され母材16,17
に達すると、電極11と母材16,17との間の絶縁が
破壊されて、プラズマアーク用電源装置18により電極
11と母材16,17との間にノズル12に開いた小さ
な穴を通してプラズマアーク15が発生する。プラズマ
アーク15が発生すると、スイッチ21を解放し、パイ
ロットアークを停止する。また、電極11と母材16,
17との間に発生したプラズマアーク15のアーク電圧
は、アーク電圧検出器22によって検出する。
を接続し、作動ガス13をノズル12内に流した状態
で、パイロットアーク用電源装置19の出力に高周波発
生器20からの高周波高電圧を重畳して、電極11とノ
ズル12との間に供給することにより電極11とノズル
12との間の絶縁を破壊して電極11とノズル12との
間にパイロットアークを発生させた後、高周波発生器2
0による高周波を停止させる。このパイロットアークが
ノズル12内に流れている作動ガス13によって、ノズ
ル12に開いた小さな穴から吹き出され母材16,17
に達すると、電極11と母材16,17との間の絶縁が
破壊されて、プラズマアーク用電源装置18により電極
11と母材16,17との間にノズル12に開いた小さ
な穴を通してプラズマアーク15が発生する。プラズマ
アーク15が発生すると、スイッチ21を解放し、パイ
ロットアークを停止する。また、電極11と母材16,
17との間に発生したプラズマアーク15のアーク電圧
は、アーク電圧検出器22によって検出する。
【0032】さらに、プラズマアーク方式でプラズマア
ークを発生させる装置の他の例として、図15のような
ものがある。同図において、11は電極、12はノズ
ル、13は動作ガス、14はライナ、15はプラズマア
ーク、16,17は母材、18はプラズマアーク電源、
20は高周波発生器、22はアーク電圧検出器である。
同図の装置の場合は、図14の装置のように、パイロッ
トアーク電源19がないので、まずノズル12と母材1
6,17を接触させておき、作動ガス13をノズル12
内に流した状態で、高周波発生器20により電極1と母
材16,17との間に高周波を供給して電極11とノズ
ル12との間の絶縁破壊を行い、プラズマアーク用電源
装置18により、電極11と母材16,17との間にプ
ラズマアーク15を誘発させた後、高周波発生器20に
よる高周波を停止させる。この後、ノズル2を母材1
6,17から離すと、作動ガス13の作用で電極11と
母材16、17との間にノズル12に開いた小さな穴を
通してプラズマアーク15が成長する。また、電極11
と母材16,17との間に発生したプラズマアーク15
のアーク電圧は、アーク電圧検出器22によって検出す
る。
ークを発生させる装置の他の例として、図15のような
ものがある。同図において、11は電極、12はノズ
ル、13は動作ガス、14はライナ、15はプラズマア
ーク、16,17は母材、18はプラズマアーク電源、
20は高周波発生器、22はアーク電圧検出器である。
同図の装置の場合は、図14の装置のように、パイロッ
トアーク電源19がないので、まずノズル12と母材1
6,17を接触させておき、作動ガス13をノズル12
内に流した状態で、高周波発生器20により電極1と母
材16,17との間に高周波を供給して電極11とノズ
ル12との間の絶縁破壊を行い、プラズマアーク用電源
装置18により、電極11と母材16,17との間にプ
ラズマアーク15を誘発させた後、高周波発生器20に
よる高周波を停止させる。この後、ノズル2を母材1
6,17から離すと、作動ガス13の作用で電極11と
母材16、17との間にノズル12に開いた小さな穴を
通してプラズマアーク15が成長する。また、電極11
と母材16,17との間に発生したプラズマアーク15
のアーク電圧は、アーク電圧検出器22によって検出す
る。
【0033】また、本発明ではプラズマアークとして、
パイロットアークを用いない方式でプラズマアークを発
生させる図16のような装置も使用することもできる。
同図において、11は電極、12はノズル、13は動作
ガス、14はライナ、15はプラズマアーク、16,1
7は母材、18はプラズマアーク電源、20は高周波発
生器、22はアーク電圧検出器である。まず、作動ガス
13をノズル12内に流した状態で、高周波発生器20
により、電極11とノズル12との間に高周波を供給し
て電極11とノズル12との間の絶縁破壊を行い、プラ
ズマアーク用電源装置18により電極11とノズル12
との間にプラズマアーク15を発生させた後、高周波発
生器20による高周波を停止させる。このプラズマアー
ク15は、ノズル12内に流れている作動ガス13の作
用によって、ノズル12に開いた小さな穴からノズル1
2外に吹き出し、母材16,17に到着することができ
る。また、電極11と母材16,17との間に発生した
プラズマアーク15のアーク電圧は、アーク電圧検出器
22によって検出する。
パイロットアークを用いない方式でプラズマアークを発
生させる図16のような装置も使用することもできる。
同図において、11は電極、12はノズル、13は動作
ガス、14はライナ、15はプラズマアーク、16,1
7は母材、18はプラズマアーク電源、20は高周波発
生器、22はアーク電圧検出器である。まず、作動ガス
13をノズル12内に流した状態で、高周波発生器20
により、電極11とノズル12との間に高周波を供給し
て電極11とノズル12との間の絶縁破壊を行い、プラ
ズマアーク用電源装置18により電極11とノズル12
との間にプラズマアーク15を発生させた後、高周波発
生器20による高周波を停止させる。このプラズマアー
ク15は、ノズル12内に流れている作動ガス13の作
用によって、ノズル12に開いた小さな穴からノズル1
2外に吹き出し、母材16,17に到着することができ
る。また、電極11と母材16,17との間に発生した
プラズマアーク15のアーク電圧は、アーク電圧検出器
22によって検出する。
【0034】アーク放電柱は一般に、外部から強制的に
冷却されると熱が放散するのを最小限にとどめようとす
る自己調整機能が働いて、その断面積を縮小させるとと
もに自己の温度は急上昇する性質(熱的ピンチ効果)を
持っている。図14ないし図16の装置の場合、プラズ
マアーク15はノズル12と作動ガス13の気流とにに
より冷却され、熱的ピンチ効果によってアーク断面積が
縮小され、緊縮した高温、高速、高エネルギー密度のプ
ラズマアーク15になる。この発生したプラズマアーク
15は、TIG溶接のアークと比較すると約1/4以下
の広がりに抑えられる。そのため、アーク電圧検出器2
2で検出されるプラズマアーク15のアーク電圧は、電
極11と母材16,17の極く局所的な部分との間の電
圧を示すことになる。また、このプラズマアーク15は
外乱に強く、溶接部の近くでプラズマアーク15を発生
しても、溶接のアーク光、スパッタ、ヒュームなどによ
る影響を受けることがほとんどない。
冷却されると熱が放散するのを最小限にとどめようとす
る自己調整機能が働いて、その断面積を縮小させるとと
もに自己の温度は急上昇する性質(熱的ピンチ効果)を
持っている。図14ないし図16の装置の場合、プラズ
マアーク15はノズル12と作動ガス13の気流とにに
より冷却され、熱的ピンチ効果によってアーク断面積が
縮小され、緊縮した高温、高速、高エネルギー密度のプ
ラズマアーク15になる。この発生したプラズマアーク
15は、TIG溶接のアークと比較すると約1/4以下
の広がりに抑えられる。そのため、アーク電圧検出器2
2で検出されるプラズマアーク15のアーク電圧は、電
極11と母材16,17の極く局所的な部分との間の電
圧を示すことになる。また、このプラズマアーク15は
外乱に強く、溶接部の近くでプラズマアーク15を発生
しても、溶接のアーク光、スパッタ、ヒュームなどによ
る影響を受けることがほとんどない。
【0035】なお、本発明で用いるプラズマアークはそ
れ自体で溶接することが目的ではないので、プラズマア
ーク電流は、安定にプラズマアークが維持できる限度内
で可能な限り低い値とすることが必要である。その値は
プラズマトーチの構造にもよるが一般的には1ないし1
5アンペア程度であり、特別に精細に作られたトーチを
用いるときには0.1アンペア程度まで低減することが
できる。また、プラズマアーク用電源装置を工夫してパ
ルス状の電流を用いるときには、パルスピーク電流時に
電圧をサンプリングすることにより更に低い平均電流で
も安定した電圧の検出が可能となる。
れ自体で溶接することが目的ではないので、プラズマア
ーク電流は、安定にプラズマアークが維持できる限度内
で可能な限り低い値とすることが必要である。その値は
プラズマトーチの構造にもよるが一般的には1ないし1
5アンペア程度であり、特別に精細に作られたトーチを
用いるときには0.1アンペア程度まで低減することが
できる。また、プラズマアーク用電源装置を工夫してパ
ルス状の電流を用いるときには、パルスピーク電流時に
電圧をサンプリングすることにより更に低い平均電流で
も安定した電圧の検出が可能となる。
【0036】図14ないし図16のような装置で電極1
1と母材16,17間の距離をかえながらプラズマアー
ク15を発生させ、その時のプラズマアーク電圧をアー
ク電圧検出器22で検出すると、図17のように電極1
1と母材16,17との距離に比例して、アーク電圧が
高くなる。さらに、上記の熱的ピンチ効果の作用のため
アーク柱の断面積はごく小さいので、母材の開先形状の
変化に対して正確に比例したアーク電圧を検出すること
ができる。
1と母材16,17間の距離をかえながらプラズマアー
ク15を発生させ、その時のプラズマアーク電圧をアー
ク電圧検出器22で検出すると、図17のように電極1
1と母材16,17との距離に比例して、アーク電圧が
高くなる。さらに、上記の熱的ピンチ効果の作用のため
アーク柱の断面積はごく小さいので、母材の開先形状の
変化に対して正確に比例したアーク電圧を検出すること
ができる。
【0037】例えば図18(a)のような開先A,B,
Cを有する母材16,17に対して電極11を矢印の方
向に開先を横切るように動かしながら、プラズマアーク
15を発生させた時は、アーク電圧検出器22の出力は
図18(b)に示すように母材の形状に対応して変化す
るアーク電圧が検出される。なお、図18(b)におい
てA,B,Cは夫々図18(a)の母材16,17の開
先部A,B,Cの位置に対応する。
Cを有する母材16,17に対して電極11を矢印の方
向に開先を横切るように動かしながら、プラズマアーク
15を発生させた時は、アーク電圧検出器22の出力は
図18(b)に示すように母材の形状に対応して変化す
るアーク電圧が検出される。なお、図18(b)におい
てA,B,Cは夫々図18(a)の母材16,17の開
先部A,B,Cの位置に対応する。
【0038】また、図21のようなギャップのほとんど
ない突き合わせの母材16,17に対して、電極11を
矢印の方向に開先を横切るように動かしながら、プラズ
マアーク15を発生させたときには、図19(b)に示
すように開先位置Dでアーク電圧が急変する部分が現れ
るのでこれを開先位置と判断する。
ない突き合わせの母材16,17に対して、電極11を
矢印の方向に開先を横切るように動かしながら、プラズ
マアーク15を発生させたときには、図19(b)に示
すように開先位置Dでアーク電圧が急変する部分が現れ
るのでこれを開先位置と判断する。
【0039】本発明において、プラズマ電極11のオシ
レート動作時にアーク電圧検出器22で検出したプラズ
マアーク15のアーク電圧からオシレート方向に対する
溶接線の位置を検出するには、オシレート動作時に検出
したプラズマアーク15のアーク電圧をオシレート中心
に対して左右に分け、左側のアーク電圧を積分した面積
と右側のアーク電圧を積分した面積とを比較することに
よってオシレート方向に対する溶接線の位置を検出す
る。図20はこのようにした溶接線の位置を検出する方
法を説明するための図である。
レート動作時にアーク電圧検出器22で検出したプラズ
マアーク15のアーク電圧からオシレート方向に対する
溶接線の位置を検出するには、オシレート動作時に検出
したプラズマアーク15のアーク電圧をオシレート中心
に対して左右に分け、左側のアーク電圧を積分した面積
と右側のアーク電圧を積分した面積とを比較することに
よってオシレート方向に対する溶接線の位置を検出す
る。図20はこのようにした溶接線の位置を検出する方
法を説明するための図である。
【0040】図20において、(a)ないし(e)はプ
ラズマアークのオシレート位置と母材の溶接線との位置
関係を示し、同図(f)ないし(j)は同図(a)ない
し(e)のような位置関係でプラズマアークをオシレー
トさせたときの電極11の位置とアーク電圧の変化との
関係を示す線図であり、横軸はオシレート位置、縦軸は
オシレート位置に対応するアーク電圧値を示す。
ラズマアークのオシレート位置と母材の溶接線との位置
関係を示し、同図(f)ないし(j)は同図(a)ない
し(e)のような位置関係でプラズマアークをオシレー
トさせたときの電極11の位置とアーク電圧の変化との
関係を示す線図であり、横軸はオシレート位置、縦軸は
オシレート位置に対応するアーク電圧値を示す。
【0041】ここで、図20(a)および(f)は電極
11のオシレート中心位置が溶接線上にある時、図20
(b)および(g)は、電極11のオシレート中心位置
がAとBの間にあり、オシレート振幅範囲に溶接線があ
る時、図20(c)および(h)は、電極11のオシレ
ート中心位置がAとBの間にあり、オシレート振幅範囲
に溶接線がない時、図20(d)および(i)は、電極
11のオシレート中心位置がBとCの間にあり、オシレ
ート振幅範囲に溶接線がある時、図20(e)および
(j)は、電極11のオシレート中心位置がBとCの間
にあり、オシレート振幅範囲に溶接線がない時をそれぞ
れ示す。
11のオシレート中心位置が溶接線上にある時、図20
(b)および(g)は、電極11のオシレート中心位置
がAとBの間にあり、オシレート振幅範囲に溶接線があ
る時、図20(c)および(h)は、電極11のオシレ
ート中心位置がAとBの間にあり、オシレート振幅範囲
に溶接線がない時、図20(d)および(i)は、電極
11のオシレート中心位置がBとCの間にあり、オシレ
ート振幅範囲に溶接線がある時、図20(e)および
(j)は、電極11のオシレート中心位置がBとCの間
にあり、オシレート振幅範囲に溶接線がない時をそれぞ
れ示す。
【0042】図20において、溶接中に検出されるプラ
ズマアーク15のアーク電圧をオシレート中心に対して
左右に分け、左側のアーク電圧を積分した面積をS1 と
し、右側のアーク電圧を積分した面積をS2 とすると、
プラズマアークが溶接線上にあるときは両面積の差(S
1 −S2 )が零になり、溶接線に対して左側にずれてい
るときは(S1 −S2 )<0になり、溶接線に対して右
側にずれているときは(S1 −S2 )>0になることが
わかる。
ズマアーク15のアーク電圧をオシレート中心に対して
左右に分け、左側のアーク電圧を積分した面積をS1 と
し、右側のアーク電圧を積分した面積をS2 とすると、
プラズマアークが溶接線上にあるときは両面積の差(S
1 −S2 )が零になり、溶接線に対して左側にずれてい
るときは(S1 −S2 )<0になり、溶接線に対して右
側にずれているときは(S1 −S2 )>0になることが
わかる。
【0043】ここで、面積の差(S1 −S2 )の値と電
極から溶接線までの距離との間には図21のような関係
がある。図21において、縦軸は(S1 −S2 )の値、
横軸は溶接線に対するオシレート中心位置をあらわし、
D点から左の範囲は図20(c)の電極位置に相当し、
D点からB点の範囲は図20(b)の電極位置に相当
し、B点は図20(a)の電極位置に相当し、B点から
E点の範囲は図20(d)の電極位置に相当し、E点か
ら右の範囲は図20(e)の電極位置に相当する。した
がって、この関係をあらかじめ調べておくと、(S1 −
S2 )の値によって電極と溶接線の位置関係を知ること
ができる。また、溶接線に対し、オシレート方向に所定
の距離だけずらした位置を目標位置とし、電極と目標位
置との距離を求めたい時は、あらかじめ目標位置での
(S1 −S2 )の値Soを求めておき、(S1 −S2 =
So)になれば電極が目標位置上にあると判断するよう
にすればよい。
極から溶接線までの距離との間には図21のような関係
がある。図21において、縦軸は(S1 −S2 )の値、
横軸は溶接線に対するオシレート中心位置をあらわし、
D点から左の範囲は図20(c)の電極位置に相当し、
D点からB点の範囲は図20(b)の電極位置に相当
し、B点は図20(a)の電極位置に相当し、B点から
E点の範囲は図20(d)の電極位置に相当し、E点か
ら右の範囲は図20(e)の電極位置に相当する。した
がって、この関係をあらかじめ調べておくと、(S1 −
S2 )の値によって電極と溶接線の位置関係を知ること
ができる。また、溶接線に対し、オシレート方向に所定
の距離だけずらした位置を目標位置とし、電極と目標位
置との距離を求めたい時は、あらかじめ目標位置での
(S1 −S2 )の値Soを求めておき、(S1 −S2 =
So)になれば電極が目標位置上にあると判断するよう
にすればよい。
【0044】またプラズマ電極11のオシレート動作時
に検出したプラズマアーク15のアーク電圧のうちオシ
レート中心時のアーク電圧を検出することにより電極1
1の母材16,17に対する高さを測定することができ
る。図20において、オシレート中心時のプラズマアー
ク15のアーク電圧をEとすると、アーク電圧Eに対す
る電極11の母材に対する高さを先に示した図17の関
係から求めることができる。
に検出したプラズマアーク15のアーク電圧のうちオシ
レート中心時のアーク電圧を検出することにより電極1
1の母材16,17に対する高さを測定することができ
る。図20において、オシレート中心時のプラズマアー
ク15のアーク電圧をEとすると、アーク電圧Eに対す
る電極11の母材に対する高さを先に示した図17の関
係から求めることができる。
【0045】図22は、上記のような方法で溶接線の位
置を検出し、検出した溶接線の位置情報をもとに、プラ
ズマトーチの後に設置された溶接トーチを溶接線倣いさ
せるようにした本発明の溶接線倣い方法を実施する装置
の例である。
置を検出し、検出した溶接線の位置情報をもとに、プラ
ズマトーチの後に設置された溶接トーチを溶接線倣いさ
せるようにした本発明の溶接線倣い方法を実施する装置
の例である。
【0046】図22において、23はプラズマトーチ、
24は溶接トーチ、25はプラズマトーチを駆動させる
ための駆動装置、26はプラズマトーチのオシレート位
置の検出器、27はプラズマトーチの駆動装置を制御す
るためのプラズマ用制御装置、28は溶接トーチ用の溶
接電源、29は溶接トーチを駆動する駆動装置、30は
溶接トーチの駆動装置と溶接用の溶接電源を制御をする
溶接用制御装置、31はアーク電圧とオシレート位置の
情報を記憶しておくメモリ、32はメモリ31の記憶デ
ータにより溶接線の位置を算出する演算回路、33は演
算回路32により求められた溶接線の位置を記憶するメ
モリである。34は溶接トーチ位置検出器、35はプラ
ズマアークを発生させる電源装置である。
24は溶接トーチ、25はプラズマトーチを駆動させる
ための駆動装置、26はプラズマトーチのオシレート位
置の検出器、27はプラズマトーチの駆動装置を制御す
るためのプラズマ用制御装置、28は溶接トーチ用の溶
接電源、29は溶接トーチを駆動する駆動装置、30は
溶接トーチの駆動装置と溶接用の溶接電源を制御をする
溶接用制御装置、31はアーク電圧とオシレート位置の
情報を記憶しておくメモリ、32はメモリ31の記憶デ
ータにより溶接線の位置を算出する演算回路、33は演
算回路32により求められた溶接線の位置を記憶するメ
モリである。34は溶接トーチ位置検出器、35はプラ
ズマアークを発生させる電源装置である。
【0047】プラズマトーチ23はあらかじめ動作軌跡
が教示され、この教示データはプラズマトーチ23用の
制御装置27に記憶される。自動運転時にはプラズマト
ーチ23は教示された動作軌跡上を動作し、動作軌跡上
をオシレート中心位置として溶接線を横切る方向にオシ
レートしながら溶接線にそってプラズマアーク15を発
生させる。その際、プラズマアーク15のアーク電圧は
アーク電圧検出器22で検出されてあらかじめ設定され
たサンプリング間隔でメモリ31に記憶する。
が教示され、この教示データはプラズマトーチ23用の
制御装置27に記憶される。自動運転時にはプラズマト
ーチ23は教示された動作軌跡上を動作し、動作軌跡上
をオシレート中心位置として溶接線を横切る方向にオシ
レートしながら溶接線にそってプラズマアーク15を発
生させる。その際、プラズマアーク15のアーク電圧は
アーク電圧検出器22で検出されてあらかじめ設定され
たサンプリング間隔でメモリ31に記憶する。
【0048】このとき、プラズマトーチ23のオシレー
ト位置は検出器26にて同時に検出されてプラズマアー
ク15のアーク電圧検出値と共に1対のデータとしてメ
モリ31に記憶される。メモリ31にオシレート1回分
のアーク電圧とオシレート位置が記憶されると、演算回
路32によって前述したような方法によって溶接線の位
置を算出する。ここで、演算結果から得られる溶接線の
位置は教示された動作軌跡に対する偏位量であるから、
教示された動作軌跡の位置データを上記によって検出し
演算した溶接線の位置データによって修正した位置を実
際の溶接線の位置として、この位置データをメモリ33
に記憶していく。
ト位置は検出器26にて同時に検出されてプラズマアー
ク15のアーク電圧検出値と共に1対のデータとしてメ
モリ31に記憶される。メモリ31にオシレート1回分
のアーク電圧とオシレート位置が記憶されると、演算回
路32によって前述したような方法によって溶接線の位
置を算出する。ここで、演算結果から得られる溶接線の
位置は教示された動作軌跡に対する偏位量であるから、
教示された動作軌跡の位置データを上記によって検出し
演算した溶接線の位置データによって修正した位置を実
際の溶接線の位置として、この位置データをメモリ33
に記憶していく。
【0049】溶接トーチ24はプラズマトーチ23に対
して一定距離Lだけ遅れて溶接線方向に移動する図示し
ない台車の上に設置されてプラズマトーチ23と同時に
同速度で溶接線方向に移動する。溶接トーチ24の制御
装置30は、メモリ33に記憶されている溶接線の位置
データをプラズマトーチとの離隔距離Lだけ遅れて読み
込み、溶接トーチ位置検出器34の検出値と比較しなが
ら溶接トーチ24がメモリ33に記憶されている位置に
なるように溶接線を横切る方向の位置制御をする。その
際、溶接トーチ24の位置を溶接線の中心でなく、溶接
線に対し所望の距離だけ偏った位置になるようにしたい
ときは、メモリ33に記憶されている位置データを溶接
トーチ24の制御装置30で修正するか、または演算回
路32での演算時に所望の変位量となるように演算する
ようにプログラムしておけばよい。
して一定距離Lだけ遅れて溶接線方向に移動する図示し
ない台車の上に設置されてプラズマトーチ23と同時に
同速度で溶接線方向に移動する。溶接トーチ24の制御
装置30は、メモリ33に記憶されている溶接線の位置
データをプラズマトーチとの離隔距離Lだけ遅れて読み
込み、溶接トーチ位置検出器34の検出値と比較しなが
ら溶接トーチ24がメモリ33に記憶されている位置に
なるように溶接線を横切る方向の位置制御をする。その
際、溶接トーチ24の位置を溶接線の中心でなく、溶接
線に対し所望の距離だけ偏った位置になるようにしたい
ときは、メモリ33に記憶されている位置データを溶接
トーチ24の制御装置30で修正するか、または演算回
路32での演算時に所望の変位量となるように演算する
ようにプログラムしておけばよい。
【0050】なお、プラズマトーチ23と溶接トーチ2
4とが近すぎると、プラズマトーチ23の作動ガスによ
り溶接トーチ24による溶接用シールドガスの気流が乱
れて溶接品質上必要な溶接部に対するシールド性が悪く
なって溶接品質が劣化することがある。これを防止する
ためには、プラズマトーチ23と溶接トーチ24との距
離Lは作動ガスが溶接用ガスの気流を乱さない距離に設
定してやる必要がある。このプラズマトーチ23と溶接
トーチ24との距離Lはプラズマ用作動ガスの流量とプ
ラズマノズル12のプラズマアークの吹きだし口の直径
(オリフィス径)などにより最低間隔が決まってくる
が、一般に作動ガスの流量が多くなるほど、またオリフ
ィス径が小さくなるほどプラズマトーチ23と溶接トー
チ24の間隔を大きくしなければならない。
4とが近すぎると、プラズマトーチ23の作動ガスによ
り溶接トーチ24による溶接用シールドガスの気流が乱
れて溶接品質上必要な溶接部に対するシールド性が悪く
なって溶接品質が劣化することがある。これを防止する
ためには、プラズマトーチ23と溶接トーチ24との距
離Lは作動ガスが溶接用ガスの気流を乱さない距離に設
定してやる必要がある。このプラズマトーチ23と溶接
トーチ24との距離Lはプラズマ用作動ガスの流量とプ
ラズマノズル12のプラズマアークの吹きだし口の直径
(オリフィス径)などにより最低間隔が決まってくる
が、一般に作動ガスの流量が多くなるほど、またオリフ
ィス径が小さくなるほどプラズマトーチ23と溶接トー
チ24の間隔を大きくしなければならない。
【0051】また、プラズマトーチ23に使用する作動
ガス13を溶接用ガスと同じ種類または不活性ガスまた
はCO2 ガスを使用すれば、溶接用シールドガスの気流
が乱れてもシールド性が悪くなりにくくなり溶接品質の
低下を防ぐことができるので、プラズマトーチ23と溶
接トーチ24の間隔を近づけることができる。
ガス13を溶接用ガスと同じ種類または不活性ガスまた
はCO2 ガスを使用すれば、溶接用シールドガスの気流
が乱れてもシールド性が悪くなりにくくなり溶接品質の
低下を防ぐことができるので、プラズマトーチ23と溶
接トーチ24の間隔を近づけることができる。
【0052】図22の装置においては、プラズマトーチ
23と溶接トーチ24とを同一の台車上に設置したが、
プラズマトーチ23と溶接トーチ24を距離Lだけ離し
て別個の移動手段によって移動させるようにしてもよ
い。この場合、プラズマトーチ23で一旦溶接線をすべ
て検出した後に溶接トーチ24がこの検出した溶接線上
を倣って溶接するように構成することもできる。この場
合は2台のロボットマニピュレータを使用してプラズマ
トーチ23と溶接トーチ24とを別個に受け持たせばよ
い。またプラズマアーク用の制御装置27と溶接用の制
御装置30を1つにしたもので制御することも可能であ
る。
23と溶接トーチ24とを同一の台車上に設置したが、
プラズマトーチ23と溶接トーチ24を距離Lだけ離し
て別個の移動手段によって移動させるようにしてもよ
い。この場合、プラズマトーチ23で一旦溶接線をすべ
て検出した後に溶接トーチ24がこの検出した溶接線上
を倣って溶接するように構成することもできる。この場
合は2台のロボットマニピュレータを使用してプラズマ
トーチ23と溶接トーチ24とを別個に受け持たせばよ
い。またプラズマアーク用の制御装置27と溶接用の制
御装置30を1つにしたもので制御することも可能であ
る。
【0053】
【本発明の効果】請求項1の溶接線自動倣い方法は、溶
接電極に対して溶接進行方向前方に、プラズマアークト
ーチを配置し、このプラズマアークトーチを溶接線を横
切ってオシレート動作をしながら、母材を溶かさない程
度の微少な電流によりアークを発生させ、この時のプラ
ズマ電圧の変化から溶接線の位置情報を得て溶接トーチ
を倣う方法であるため、母材の開先形状を精度良く検出
でき、開先の小さな溶接線やほとんど開先のない突合わ
せ溶接線の倣いも可能となる。また溶接光などの外乱を
全く受けないので溶接トーチの近くに設置しても精度の
良い溶接線倣いが可能となる。
接電極に対して溶接進行方向前方に、プラズマアークト
ーチを配置し、このプラズマアークトーチを溶接線を横
切ってオシレート動作をしながら、母材を溶かさない程
度の微少な電流によりアークを発生させ、この時のプラ
ズマ電圧の変化から溶接線の位置情報を得て溶接トーチ
を倣う方法であるため、母材の開先形状を精度良く検出
でき、開先の小さな溶接線やほとんど開先のない突合わ
せ溶接線の倣いも可能となる。また溶接光などの外乱を
全く受けないので溶接トーチの近くに設置しても精度の
良い溶接線倣いが可能となる。
【0054】請求項2の方法は、請求項1の溶接線自動
倣い方法において、溶接線情報の検出に用いるプラズマ
アークを発生させるために必要な作動ガスを溶接電極に
用いるガスと同じ種類または不活性ガスまたはCO2 ガ
スを用いる方法であるため、プラズマトーチを溶接トー
チのより近くに設置することが可能となる。
倣い方法において、溶接線情報の検出に用いるプラズマ
アークを発生させるために必要な作動ガスを溶接電極に
用いるガスと同じ種類または不活性ガスまたはCO2 ガ
スを用いる方法であるため、プラズマトーチを溶接トー
チのより近くに設置することが可能となる。
【図1】従来の溶接線倣い方法を行うときの例を説明す
るための図、
るための図、
【図2】図1の溶接線倣い方法を行うときの溶接トーチ
1の位置と溶接電流の変化との関係を示す線図、
1の位置と溶接電流の変化との関係を示す線図、
【図3】従来の溶接線倣いの別の方法を行うときの例を
説明するための図、
説明するための図、
【図4】図3の従来方法の動作を説明するための図、
【図5】従来の溶接線倣いのさらに別の方法を行うとき
の例を説明するための図、
の例を説明するための図、
【図6】図5の方法によって得られる溶接部の断面を示
す図、
す図、
【図7】図5の方法を実施するときの溶接トーチの電極
の運動軌跡と溶接線との関係を説明するための図、
の運動軌跡と溶接線との関係を説明するための図、
【図8】図5の方法により溶接線倣いを行なうときの様
子を説明するための図、
子を説明するための図、
【図9】図8の(a)ないし(c)の位置におけるアー
ク電圧の変化の様子を電極の回転角度との関係と共に示
す図、
ク電圧の変化の様子を電極の回転角度との関係と共に示
す図、
【図10】図5の方法において後行電極の回転半径を大
きくして大きな2層ビードを得たときの様子を示す図、
きくして大きな2層ビードを得たときの様子を示す図、
【図11】下層が溶接された後に後行電極を先行電極よ
りも大きな回転半径で回転させながら進行させて溶接し
たときの溶接電極のオシレート中心と溶接線との位置関
係が変化したときの様子を説明するための図、
りも大きな回転半径で回転させながら進行させて溶接し
たときの溶接電極のオシレート中心と溶接線との位置関
係が変化したときの様子を説明するための図、
【図12】図11のように変化したときのアーク電圧の
変化の様子を電極の回転角度との関係と共に示す図、
変化の様子を電極の回転角度との関係と共に示す図、
【図13】図3に示した従来の方法を薄板の重ね溶接に
実施したときの様子を説明するための図、
実施したときの様子を説明するための図、
【図14】本発明の溶接線検出に用いるプラズマアーク
発生装置の例を示す図、
発生装置の例を示す図、
【図15】本発明の溶接線検出に用いるプラズマアーク
発生装置の別の例を示す図、
発生装置の別の例を示す図、
【図16】本発明の溶接線検出に用いるプラズマアーク
発生装置のさらに別の例を示す図、
発生装置のさらに別の例を示す図、
【図17】プラズマアークの電極と母材間の距離とアー
ク電圧との関係を示す図
ク電圧との関係を示す図
【図18】プラズマトーチを開先を有する母材の溶接線
を横切る方向にオシレートさせたときの開先位置とアー
ク電圧との関係を示す図、
を横切る方向にオシレートさせたときの開先位置とアー
ク電圧との関係を示す図、
【図19】プラズマトーチを開先をほとんど有しない突
合わせ状態の母材の溶接線を横切る方向にオシレートさ
せたときの突合わせ位置とアーク電圧との関係を示す
図、
合わせ状態の母材の溶接線を横切る方向にオシレートさ
せたときの突合わせ位置とアーク電圧との関係を示す
図、
【図20】プラズマトーチのオシレート中心が溶接線に
対して種々変化したときの開先位置とアーク電圧との関
係を示す図、
対して種々変化したときの開先位置とアーク電圧との関
係を示す図、
【図21】プラズマトーチのオシレート中心を中心とし
て左右に所定幅の間のアーク電圧を積分した時の左右の
積分値の差と電極と溶接線までの距離との関係を示す
図、
て左右に所定幅の間のアーク電圧を積分した時の左右の
積分値の差と電極と溶接線までの距離との関係を示す
図、
【図22】本発明の溶接線倣い方法を実施するための装
置の例を示す図である。
置の例を示す図である。
1 溶接トーチ 2 溶接電極 3,4 母材 5a,5b 補助電極 6a,6b 溶接電源 8 溶接トーチの狙い位置 9,10 補助電極のアーク発生位置 1a 先行トーチ 1b 先行電極 2a 後行トーチ 2b 後行電極 7a 下層ビード 7b 上層ビード 11 電極 12 ノズル 13 プラズマ作動ガス 14 ライナ 15 プラズマアーク 16,17 母材 18 プラズマアーク用電源装置 19 パイロットアーク用電源装置 20 高周波発生装置 21 パイロットアーク起動用スイッチ 22 アーク電圧検出器 23 プラズマトーチ 24 溶接トーチ 25 プラズマトーチ駆動装置 26 プラズマトーチオシレート位置検出器 27 プラズマ用制御装置 28 溶接用電源装置 29 溶接トーチ駆動装置 30 溶接用制御装置 31 メモリ 32 演算回路 33 メモリ 34 溶接トーチ位置検出器 35 プラズマアーク用電源装置 E オシレート中心における検出出力 S1 オシレート中心より左側の所定幅の検出出力を
積分した値 S2 オシレート中心より右側の所定幅の検出出力を
積分した値 Cf,Cf’ 電極の軌跡のうち溶接進行方向の最前方
点 Cr,Cr’ 電極の軌跡のうち溶接進行方向の最後方
点 R,R’ 電極の軌跡のうち電極が垂直板3に最も接
近した位置 L,L’ 電極の軌跡のうち電極が水平板4に最も接
近した位置
積分した値 S2 オシレート中心より右側の所定幅の検出出力を
積分した値 Cf,Cf’ 電極の軌跡のうち溶接進行方向の最前方
点 Cr,Cr’ 電極の軌跡のうち溶接進行方向の最後方
点 R,R’ 電極の軌跡のうち電極が垂直板3に最も接
近した位置 L,L’ 電極の軌跡のうち電極が水平板4に最も接
近した位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 茂徳 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 野原 英孝 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 倉橋 孝治 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内
Claims (2)
- 【請求項1】母材を溶接する溶接電極に対して溶接進行
方向前方に溶接線検出用センサを配置し前記センサによ
り検出した溶接線に前記溶接電極を倣わせる溶接線自動
倣い方法において、前記溶接電極の前方にプラズマアー
クトーチを設け、前記プラズマアークトーチから前記母
材に向かって前記母材を溶解させない程度の微小電流の
プラズマアークを発生させるとともに、前記プラズマア
ークを前記母材の溶接線を横切る方向に所定振幅でオシ
レートさせながら溶接線方向に先行させ、前記プラズマ
アークのアーク電圧変化から前記溶接線の位置情報を検
出し、前記検出した溶接線情報を基に前記溶接電極を溶
接線に対して所定の位置に修正する溶接線自動倣い方
法。 - 【請求項2】前記プラズマアークトーチに用いる作動ガ
スを、前記溶接電極の溶接時に使用するガスと同じガス
または不活性ガスまたはCO2 ガスを使用する請求項1
に記載の溶接線自動倣い方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19071993A JPH0819863A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 溶接線自動倣い方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19071993A JPH0819863A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 溶接線自動倣い方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819863A true JPH0819863A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16262685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19071993A Pending JPH0819863A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 溶接線自動倣い方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819863A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102205539A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 许绍贤 | 工具箱连结装置 |
| CN119609492A (zh) * | 2024-12-18 | 2025-03-14 | 中联重科股份有限公司 | 平角焊智能规划方法、焊接机器人和机器可读存储介质 |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP19071993A patent/JPH0819863A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102205539A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 许绍贤 | 工具箱连结装置 |
| CN119609492A (zh) * | 2024-12-18 | 2025-03-14 | 中联重科股份有限公司 | 平角焊智能规划方法、焊接机器人和机器可读存储介质 |
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