JPH08198701A - 押し花の細胞組織内への含浸液剤とその使用処理法による 密封製品の作り方。 - Google Patents

押し花の細胞組織内への含浸液剤とその使用処理法による 密封製品の作り方。

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JPH08198701A
JPH08198701A JP4609395A JP4609395A JPH08198701A JP H08198701 A JPH08198701 A JP H08198701A JP 4609395 A JP4609395 A JP 4609395A JP 4609395 A JP4609395 A JP 4609395A JP H08198701 A JPH08198701 A JP H08198701A
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pressed
liquid agent
adhesive
sheet
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Yoshimori Miyamura
喜森 宮村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】スチレンの容量100に対し、液状〜ゼリー状
のシリコンゴム系エラストマーを1〜2の割合で混合し
てポリマーコロイド状の溶液を作り、その溶液内に不飽
和ポリエステル5〜6の割合で混合調整した、押し花の
細胞組織内への含浸液剤。 【効果】これらの含浸液剤使用して、押し花を処理すれ
ば、10年以上の長期間にわたっても退色しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手芸教室や地域の公
民館等で一般の主婦等を対象にした手作り教室や講習会
などにおいて、自然の花を採取して作った押し花を密封
方法によって長期間退色しない様に机上で処理して、シ
ール、ブローチなどの装飾品、額などの製品を手作る方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】押し花を密封処理して、額、シール、ブ
ローチなどいろいろの製品を手作ることは、従来より実
施されているところである。その従来よりの押し花の密
封製品を手作る技法の主なるものは、次のとおりであ
る。 (イ) 押し花を台紙などに配置して、その上から透明
感のある粘着テープやフィルムで覆い、その中心から外
側に空気を排除して圧着密封する方法。 (ロ) 押し花を台紙などの上に配置して、その上から
紙などの風合いのある粘着フィルムで覆い、その上から
アイロンで加熱圧着して密封する方法。 (ハ) 前記(イ)(ロ)の方法の台紙などの裏面に乾
燥剤を添付して密封する方法。 (ニ) 押し花の表面に溶剤でといた合成樹脂液を塗布
し、乾燥して密封する方法。 (ホ) 押し花に感光反応して硬化する透明なUV樹脂
を塗布して密封する方法。 (ヘ) 押し花を台紙などに配置してから、うすい和紙
等で覆いその上からグリース状のシリコン系樹脂などを
指先などですり込んで密封する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来より実施さ
れている(イ)〜(ヘ)の密封方法は、何れも特徴のあ
る方法であるが、これら従来の方法で仕上げた製品は、
2ケ月から3年余り経過する間に使用している押し花の
退色が進んでしまい、慎重に作った額製品でも5年近く
経過すると、花や葉の色が退色していない製品は稀であ
る。現在、押し花の代表的密封製品であるNTTの押し
花電報においても受信後3〜4ケ月で退色するものがあ
り、3〜4年経過すると大方の製品は退色して当初の花
の美しさは失われている。しかし、手作る製品の目的に
よっては、作ること自体が楽しく、1ケ月間美しい製品
であればそれで良い場合もあり、或いは2〜3年間美し
い製品であれば十分とする場合など、この退色のことは
一概に問題視することではないが、一方、手作る人の中
には、折角作った製品だけにもっと長期間退色すること
なく、美しさを保持できる様な製品作りの方法はないも
のかという要望が強い。この様な要望には従来の密封方
法による製品の退色は、最大の問題点である。本発明が
解決しようとする課題は、公民館等で祖母や母が手作っ
た押し花の額作品やブローチなどの製品が、10〜15
年経ても昨日作った製品の様に退色がなく、美しい製品
として残すことが出来る、密封方法の開発を課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 押し花の退色の原因。 (イ) 生きた花を採取して、加圧乾燥して生活力が無
くなった押し花の退色の最大の原因は、含有水分による
酵素の触媒機能によって起こる化学変化−自己分解に因
るものである。 (ロ) 含有水分の大部分は、加圧乾燥によって平らに
潰された花びらの表皮、柵状層、スポンジ状層などの壊
れた細胞組織内の空隙に入り込んでいる空気の中にあ
る。この水分を含んだ空気を十分に除外せず、外部から
の空気を遮断して密封しても、徐々に自己分解が進み退
色する。 (ハ) 酵素が関わった化学変化中、壊れた細胞組織内
の蛋白質が分解され、やがてアンモニアなどになり、ア
ンモニアはアルカリ性のためPH値が高くなり退色を早
める。 (2) 含浸液剤の機能と構成。 (イ) 含浸液剤は、前記(1)の押し花の退色の原因
に対処する手段として設けたものである。即ち含浸液剤
は押し花の潰れた細胞組織内に塗布と同時に侵入し、そ
の組織内に入り込んでいる水蒸気として水分を含んでい
る空気を追い出して入れ替わり、酵素の触媒機能を停止
することによって、その化学変化を防止して退色を止め
ると共に、加圧乾燥によって脱出している細胞液に代わ
って光の透過による色の艶やかさを回復し、併せて乾燥
によって花びらに生じている小皺を無くするなどの機能
性を目的とした手段である。 (ロ) 含浸液剤の構成は、手作り教室等において操作
が容易で押し花への浸透が早く、潰れた細胞壁などに付
着しているフラボン類やアントシアン類などの色素に対
して安定している、スチレンの容量100に対し、液状
〜ゼリー状の透明性のあるシリコンゴム系エラストマー
を1〜2の割合で混合溶解して、ポリマーコロイド状に
してから、不飽和ポリエステルを5〜6の割合で混合調
整して設ける。 (3) 押し花に含浸液剤を使用して処理する手段。 押し花に含浸液剤を使用処理後の良い状態は、花びらの
表面は乾いているが、軽く指圧しても内部組織内に残っ
ている含浸液剤が外ににじみ出ない状態の仕上がりであ
る。 (イ) 弾力性のあるシートの片面に粘着テープ9を貼
着したシート台1を設け、当該シート台を粘着テープ9
面を上向きに水平に設置してから、その上に押し花を裏
面を上向きにして置き、含浸液剤を毛筆に含ませてその
裏面に塗布含浸する。ついで押し花を反転して花びらの
表面にも塗布してから、そのまま放置して、花びらの表
面の含浸液剤が乾くのを待つ。 (ロ) 花びらの表面の含浸液剤が乾いてから、押し花
2をいったんシート台1から外し、そのシート台を粘着
シート9面が下側になる様に置きかえ、その上に和紙4
−aをしきあててから、外していた押し花2をその和紙
面に花びらの表面を上にしておき、その上からプラスチ
ックフィルム7で覆い、さらにその上に弾力性のあるシ
ート1−aを重ねおき、その上から垂直に軽く掌圧を加
えた後シート台1−aを、布片などに取り替えてから、
家庭用アイロンで数分間加熱(60゜−65℃)し軽く
加圧して、含浸液剤を使用処理した押し花2−aを設け
る。 (4) 製品を作るための密封手段。 含浸液剤で処理した押し花2−aを配置して、長期間使
用する製品を作るには、外部よりの衝撃破損や空気の侵
入を防止するため、密封製品とする。その密封手段は粘
着テープ密封、透明枠密封、額枠密封である。 (イ) 粘着テープ密封は、両面粘着テープ3の片面に
押し花2−aの背景色となる様に着色した布や和紙4を
貼着し、その上に任意の図柄の内側面を切り抜いたセー
ル5を貼着したシール枠ベース6を設ける。 (ロ) 設けたシール枠ベース6の内側面の和紙4面
に、押し花2−aの裏面に接着剤8を付して配置貼着し
て、その上から透明性のある粘着テープ9−aを図柄シ
ール5の外回りより大きめに貼着し、よく圧着してか
ら、当該図柄シールの外回りのサイズに切断して、押し
花2−aを密封したシール製品に仕上げる。 (ハ) 透明枠密封は、密封手段に透明枠14と配置密
封台12からなる透明枠を用いる。即ち透明な合成樹脂
製の任意の形状の透明枠の内側面に開口中空部位10を
設け、当該開口中空部位を構成する縁回り11の内側
に、 状の切り込み線13を設けた透明枠14を設ける。 (ニ) 配置密封台12は、透明枠14の切り込み線1
3のまわり面積よりやや小 和紙4の厚さを差し引いた厚さの合成樹脂板でもってベ
ース台15を設け、当該ベース台の片面いっぱいに両面
粘着テープ3を貼着し、その上に押し花2−aの背景色
とする布や和紙4を貼着して設ける。 (ホ) 設けた配置密封台12の和紙4面に、押し花2
−aの裏面に接着剤8を付して配置貼着してから、その
表面と開口中空部位10の内壁面にヘアドライヤーを数
十秒間あてかけて、速やかに配置密封台12を接着剤8
を介して透明枠の切り込み線13に挿着する。 (ヘ) 挿着した配置密封台12と切り込み線13の接
線部位に家庭用電気鏝をあて溶着して、透明枠密封によ
る製品に仕上げる。 (ト) 額枠密封は、例えば色紙額用の色紙に相当する
部位を、固定枠16と透明板21からなる立体的な空間
を設けて構成し、その中に押し花2−aを複層に配置し
て遠近立体感を表現して密封する方法である。即ち 枠16を設ける。当該固定枠は平らな基底部17のまわ
りに任意の高さの縁回り11を設けて開口中空部位10
を設け、当該開口中空部位の上端より水平に巾2mm以
上のひさし様のつば18を設け、そのつばの始端より にその切り込み線の始端より縁回り11の内側面に巾1
mm高さ5mm以内の切り込み線13−aを設ける。 (チ) 設けた固定枠16の基底部17の形状に、吸湿
性のあるシート19を切断してその片面に押し花2−a
の背景色となる布や和紙4を、その縁回りに接着剤8を
介して貼着し背景色用シート20を設け、その裏面の縁
回りにも接着剤8を介して基底部17面に接着固定す
る。 (リ) 貼着した背景色用シート20面に押し花2−a
の裏面に小量の接着剤8を付しながら配置貼着し、つい
で切り込み線13−aの面積サイズに設けた肉厚が1m
m以下の透明板21面に、透視した際背景色用シート2
0面に配置貼着した押し花2−aと全面的に重複しない
様に、その間隙に位置する様に押し花2−aを接着剤8
を介して配置貼着する。 (ヌ) 透明板21面に配置した押し花2−a面と、背
景色用シート20面に配置した押し花2−a面に、ヘア
ドライヤーを数十秒間あてかけてから、速やかに透明板
21を配置した押し花2−a面を上にして、切り込み線
13−aに接着剤8を介して挿着する。ついでひさし様
つば面18に設けた切り込み線13の面積サイズに設け
た密封用透明板21−aを当該つば面の切り込み線13
に接着剤を介して挿着する。挿着した透明板21−aと
切り込み線13の接線部位に家庭用電気鏝をあて溶着し
て、押し花2−aを複層に配置して立体的に表現した押
し花額など額枠による密封製品に仕上げる。
【0005】
【作 用】
(イ) 押し花2の含有水分は空気中の水蒸気となって
壊れた細胞組織内に入り込んでいる。含浸液剤を毛筆に
含ませて押し花2の表裏面に塗布すると、スチレンが9
0余からなる含浸液剤は早速に当該押し花の壊れた細胞
組織内に浸透する。その浸透力によってその細胞組織内
に入り込んでいる空気を追い出して入れ替る。 (ロ) この細胞組織内への含浸液剤の浸透含浸によっ
て酵素の活動機能は停止する。しかし含浸液剤が過多の
状態では、製品に仕上げるために配置貼着するまでの時
間がかかり、時間的制約がある手作り講習会等には適さ
ないとともに細胞組織内での含浸液剤の橋架け作用など
が期待できないので、和紙4−aを併用したシート台1
を設けて花びらの表面が乾くまで放置する、軽く掌圧す
る、家庭用アイロンで加熱(60゜〜65℃)軽く加圧
する。等の構成と手順を経てスチレンの割合を減少しつ
つ押し花2−aを設ける。 (ハ) 押し花2の組織内に含浸した含浸液剤は、スチ
レン分が最も早く乾燥する、花びらの表面が乾いた状態
になるには15分程放置して待つ、その間裏面のスチレ
ンもシート台1の上の和紙4−aに泌み流れながら乾
く。さらにその上から軽く掌圧することによって、余分
な含浸液剤を押し花の外に出すとともに花びらの表裏に
生じている小皺の中などに十分に含浸する。ついで家庭
用アイロンで加熱し軽圧することによって、組織内への
含浸を均一化して、押し花2の内部組織に残った含浸液
剤のスチレンの割合は40以下になる。 (ニ) スチレンの割合が40以下に減少することによ
って、アイロンの加熱と相まって橋架け作用が働き粘液
性を失いながら、1日〜数日で三次元的な網目構造を作
りつつ、細胞壁のセルロースにシリコン系エラストマー
とともに定着して、含有水分による酵素の機能が止まり
退色変化が停止するとともにサイズ性が生じるため、外
気よりの吸湿を防止する。またポリマーコロイド状にな
ったシリコン系エラストマーがスチレンがなくなること
によって組織内にゴム膜を形成して、押し花2−aに引
っ張り強さなどの機能を補強し艶やかさと柔軟性を付与
する。 (ホ) 透明性のある粘着テープ、透明枠、額枠は処理
密封後の外気の侵入、外からの損傷を防止する。
【0006】
【実施例】
(1) 含浸液剤の実施例。 (イ) スチレンの容量100に対し、透明性のある液
状〜ゼリー状のシリコンゴム系エラストマーを1〜2の
割合で混合してポリマーコロイド状の溶液を作り、その
中に不飽和ポリエステルを5〜6の割合で混合調整して
透明感のある含浸液剤を設ける。 (ロ) 押し花2の種類などによっては、不飽和ポリエ
ステルの代わりに飽和ポリエステル、エステル反応生成
物、アセトン等の溶剤に溶解した飴状のアクリル樹脂、
スチレン樹脂、エボキシ樹脂などを使用し、シリコンゴ
ム系エラストマーの他にアクリルゴム系エラストマーな
どを使用して含浸液剤とすることができる。 (2) 押し花に含浸液剤を使用処理する実施例。 (イ) 押し花に含浸液剤を使用し処理するという事
は、押し花2に含浸液剤を十分に浸透含浸させながら、
長く浸すことなくスチレンの割合を徐々に少なくして、
押し花2の内部組織内に含浸した含浸液剤中のスチレン
の割合を40以下にして、橋架け作用が働き粘液性を失
わせ、1日〜数日間で三次元的網目構造を作りつつ壊れ
た細胞組織内のセルロースに定着することを目的とし、
その実施例は(ロ)以下のとおりである。 (ロ) 弾力性のあるカルプシートなどの片面に粘着テ
ープ9を貼着したシート台1を設け、当該粘着テープ面
を上向きにして水平に設置してから、その上に押し花2
を裏面を上向きに置き、含浸液剤を毛筆に含ませてその
押し花の裏面に塗布含浸する。ついで押し花2を反転し
て表面にも塗布してから、そのまま15分程放置して花
びらの表面の含浸液剤が乾くのを待つ。 (ハ) 花びらの表面の含浸液剤が乾いて来たとき、押
し花2をシート台1より外して、当該シート台1を粘着
テープ面が下側になる様に置きかえて、その表面に無地
の柔らかい和紙4−aを敷きあててから、その和紙の上
に外してあった押し花2を表側を上にして置き、その上
をプラスチックフィルム7で覆い、更にその上に弾力性
のあるシート台1−aを重ねおき、その上から垂直に軽
く掌圧してから、家庭用アイロンで数分間加熱(60゜
−65℃)しながら軽く加圧して、含浸液剤で処理した
押し花2−aを設ける。 (3) 含浸液剤を使用して処理した押し花の密封製品
の作り方の実施例。 (イ) 上記(2)の(イ)〜(ハ)によって設けた押
し花2−aを配置して長期間使用する製品は、密封製品
とする。その密封製品は、粘着テープによる密封製品、
透明枠による密封製品、額枠による密封製品等である。
その実施例は(ロ)以下のとおりである。 (ロ) 粘着テープによる密封は、両面粘着テープ3の
片面に押し花2−aの背景色となる様に着色した布や和
紙4を貼着し、その和紙4の上に内側面を切り抜いた花
かごの図柄シール5を貼着して、シール枠ベース6を設
ける。 (ハ) 設けたシール枠ベース6の内側面の和紙4面
に、押し花2−aの裏面に小量の接着剤8を付しながら
配置貼着し、その貼着した押し花2−aの上から透明性
のある粘着テープ9−aを、花かごの図柄シール5の外
回りより大きめに圧着して密封してから、当該図柄シー
ルの外回りのサイズ形状に切断して、押し花2−aを粘
着テープで密封したシール製品に仕上げる。 (ニ) 透明枠による密封は、透明な合成樹脂製の、表
面に緩やかな曲面を 面に開口中空部位10を設けた、縦5,5cm横3,5
cmの楕円状の肉厚2mm、縁回り11面からの深さ
4,1mm〜4,5mmの透明枠14を設ける。 (ホ) ついで設けた透明枠14の切り込み線13に挿
着する配置密封台12を設ける。配置密封台12は、切
り込み線13の回りサイズよりやや小さく、 テープ3と和紙4の厚さを差し引いた合成樹脂製のベー
ス台15を設け、当該ベース台の片面いっぱいに両面粘
着テープを貼着し、その上に布や和紙4を貼着して設
け、その和紙4面に押し花2−aの裏面に小量の接着剤
8を付して配置貼着してから、その押し花表面と開口中
空部位10の内壁面にヘアドライヤーを数十秒間あてか
けて、素早く配置密封台12を接着剤8を介して透明枠
の切り込み線13に挿着する。 (ヘ) 挿着した配置密封台12と切り込み線13の接
線部位に家庭用電気鏝をあてて溶着し、ブローチや小額
など透明枠による密封製品に仕上げる。 (ト) 額枠による密封は肉厚が2mm以上の合成樹脂
製の色紙サイズのその に天井面とする場合がある)の回りに任意の高さの縁回
り11を設けて開口中空部位10を設け、その開口中空
部位の上端より水平に巾2mm以上のひさし様のつば1
8を設け(額縁に挿入する部位)当該つばの始端 更に当該切り込み線の始端より縁回り11の内側面に巾
1mm、高さ5mm以内の切り込み線13−aを設け
る。 (チ) 設けた固定枠16の基底部17の形状に吸湿性
のあるシート19を切断して、その片面に布や和紙4
を、その縁回りに接着剤8を付して貼着して背景色用シ
ート20を設け、そのシート裏面の縁回りに接着剤を付
して基底部17面に接着固定する。 (リ) 固定した背景色用シート20面に、押し花2−
aをその裏面に接着剤8を小量あて付して配置貼着す
る。ついで切り込み線13−aの面積サイズに設けた肉
厚が1mm以下の透明板21面に、透視した際背景色用
シート20面に配置している押し花2−aと、全面的に
重複しない様に、その間隙に位置する様に押し花2−a
をその裏面に小量の接着剤8を付して配置貼着する。 (ヌ) 透明板21面に配置した押し花2−a面と、背
景色用シート20面に配置した押し花2−a面に、ヘア
ドライヤーの熱風(60゜−65℃)を30cm以上の
上から数十秒間あてかけてから、速やかに当該透明板を
配置した押し花2−a面を上側にして、切り込み線13
−aに接着剤8を介して挿着する。ついでひさし様のつ
ば18面に設けた切り込み線13の面積サイズに設けた
密封用透明板21−aを、当該つば面の切り込み線13
に接着剤8を介して挿着する。挿着した透明板21−a
と切り込み線13の接線部位に家庭用電気鏝をあてて溶
着して、押し花2−aを複層に配置して立体的に表現し
た色紙額など、額枠による密封製品に仕上げる。
【0007】
【発明の効果】押し花の壊れた細胞組織内に含浸して、
酵素の触媒機能を止めて水分を含んだ空気を追い出して
入れ替わる含浸液剤を設け、机上での手作りの使用処理
の過程で、主成分のスチレンの割合を40以下にしつ
つ、橋架け作用が働く様にして粘液性を失いながら1日
〜数日間で三次元的網目構造を作りつつ、壊れた細胞壁
のセルロースにシリコン系エラストマーとともに定着し
て、酵素の触媒機能−自己分解を止めることによって、
押し花の退色を止め長期間退色しない製品を作るという
考え方とその方法は、従来の押し花の製品作りには無か
ったものである。その意味で本発明は、押し花の製品作
りにおいて画期的な方法の一つを提供するとともに、手
作りによって長期間退色しないシール製品、ブローチな
どの各種装飾品、額製品などが巾広く容易に作れる様に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項2の(イ)(ロ)の実施例の断面、斜
視断面図
【図2】 請求項2の(ハ)(ニ)(ホ)の実施例の断
面、斜視断面図、平面図。
【図3】 請求項3の(イ)(ロ)の実施例の斜視断面
図、断面図。
【図4】 請求項3の(ハ)(ニ)の実施例の断面図。
【図5】 請求項4の(イ)(ロ)の実施例の斜視、断
面図。
【図6】 請求項4の(ハ)(ニ)の実施例の斜視、断
面図。
【符号の説明】
1は、シート台。 1−aは、弾力性の
あるシート。2は、押し花。 2−a
は、含浸液剤で処理した押し花。3は、両面粘着テー
プ。 4は、背景色用に着色した和紙。4−a
は、無地の和紙。 5は、図柄シール。6は、
シール枠ベース。 7は、プラスチックフィル
ム。8は、接着剤。 9は、粘着テー
プ。9−aは、透明な粘着テープ。 10は、開口中
空部位。11は、縁回り。 12は、配
置密封台。13は、切り込み線。 13−a
は、つばの内側面の切り込み線。14は、透明枠。
15は、ベース台。16は、固定枠。
17は、固定枠の基底部。18は、ひさし
様のつば。 19は、吸湿性シート。20は、背
景色用シート。 21は、透明板。21−aは、
密封用透明板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチレンの容量100に対し、液状〜ゼリ
    ー状のシリコンゴム系エラストマーを1〜2の割合で混
    合してポリマーコロイド状の溶液を作り、その溶液内に
    不飽和ポリエステル5〜6の割合で混合調整した、押し
    花の細胞組織内への含浸液剤。(以下単に含浸液剤とい
    う)
  2. 【請求項2】(イ) 弾力性のあるシートの片面に粘着
    テープ9を貼着したシート台1を設け、当該粘着テープ
    面を上向きにして水平に設置してから、その上に押し花
    2を裏面を上向きにして置き、含浸液剤を毛筆に含ませ
    てその裏面に塗布含浸する。ついで反転して表面にも塗
    布してから、そのまま放置して花びらの表面の含浸液剤
    が乾くのを待つ。 (ロ) 花びらの表面の含浸液剤が乾く間、両面粘着テ
    ープ3の片面に、押し花2の背景色となる様に着色した
    布や和紙4を貼着し、その上に内側を切り抜いた任意の
    図柄シール5を貼着して、押し花2を配置して密封する
    ためのシール枠ベース6を設ける。 (ハ) 前記(イ)の花びらの表面の含浸液剤が乾いて
    から、シート台1の粘着テープ面を下側にして設置し、
    その上に無地の柔らかい和紙4−aを敷いてから、その
    和紙の上に押し花2を表側を上にして置き、その上をプ
    ラスチックフィルム7で覆う。 (ニ) 覆ったプラスチックフィルム7の上にさらに弾
    力性のあるシート1−aを置き。その上から垂直に軽く
    掌圧を加えた後シート台1−aを布片と取り替えてか
    ら、家庭用アイロンで数分間加熱(65℃)しながり軽
    く加圧して、含浸液剤で処理した押し花2−aを設け
    る。 (ホ) 前記(ロ)で設けたシール枠ベース6の和紙4
    面に、押し花2−aの裏面に小量の接着剤8を付けなが
    ら配置貼着して、その上から透明な粘着テープ9−aを
    図柄シール5の外回りより大きめに貼って圧着してか
    ら、その図柄シールの外回りのサイズに切断して、押し
    花2−aを密封したシール製品に仕上げる。 以上の構成と手順を特徴とする、請求項1の押し花の含
    浸液剤とその使用処理法による密封製品の作り方。
  3. 【請求項3】(イ) 透明な合成樹脂製の任意の形状の
    透明枠のその内側面に開口中空部位10を設け、当該開
    口中空部位を構成する縁回り11の内側に、押し花2− 13を設けた、透明枠14を設ける。 (ロ) 切り込み線13に挿着する配置密封台12は、
    切り込み線13の回りの面積 ープ3と和紙4の厚さ分を差し引いた厚さの合成樹脂製
    のベース台15を設け、当該ベース台の片面いっぱいに
    両面粘着テープ3を貼着し、その上に押し花2−aの背
    景色用に着色した和紙4などを貼着して設ける。 (ハ) 設けた配置密封台12の和紙4面などに、前記
    請求項2の(イ)〜(ニ)に準じて設けた押し花2−a
    の裏面に小量の接着剤8を付けながら配置貼着し、配置
    密封台12の側面にも接着剤8を塗布してから、ヘアド
    ライヤーなどの熱風(60℃)を透明枠14の開口中空
    部位10の内壁面と配置密封台12の表面に数十秒間あ
    てかけてから、早速に当該透明枠の切り込み線13に挿
    着する。 (ニ) 挿着した配置密封台12と切り込み線13の接
    線部位に家庭用電気鏝をあてて溶着し、押し花2−aを
    密封したブローチなどの飾玉や小額製品に仕上げる。 以上の構成と手順を特徴とする、請求項1の押し花の含
    浸液剤とその使用処理法による密封製品の作り方。
  4. 【請求項4】 枠16を設ける。当該固定枠は、平らな基底部17の回
    りに任意の高さの縁回り11を設けて開口中空部位10
    を設け、当該開口中空部位の上端より水平に巾2mm以
    上のひさし様のつば18を設け、そのひさし様のつばの
    始端 さらに当該切り込み線の始端より内側面に巾1mm、高
    さ5mm以内の切り込み線13−aを設ける。 (ロ) 設けた固定枠16の基底部17に、当該基底部
    と同サイズに吸湿性シート19を切断して、その片面の
    縁回りに接着剤8を付けて、押し花2−aの背景色用の
    和紙4などを貼着して背景色用シート20を設ける。そ
    の背景色用シートの裏面の縁回りに接着剤8を付して基
    底部17面に接着固定する。 (ハ) 固定した背景色用シート20面に、前記請求項
    2の(イ)〜(ニ)に準じて含浸液剤で処理して設けた
    押し花2−aの裏面に接着剤8を小量あて付して配置貼
    着する。ついで切り込み線13の面積サイズに切断した
    肉厚が1mm以下の透明板21の片面に、押し花2−a
    を、さきに背景色用シート20面に配置した押し花2−
    aに重ねて透視した際、全面的に重複しない様に、その
    裏面に小量あての接着剤8を付しながら配置貼着する。 (ニ) 透明板21面に押し花2−aの配置貼着が終わ
    ったところで、へアドライヤーの熱風(65℃)を当該
    透明板面と固定枠内の背景用シート20面に数十秒間あ
    てかけてから、早速に切り込み線13−aに接着剤8を
    介して透明板21を押し花2−aを配置した面を上にし
    て挿着する。ついでひさし様つば18面に設けた切り込
    み線13の面積サイズに設けた密封用透明板21−a
    を、接着剤8を介して当該切り込み線に挿着する。 (ホ) 挿着した透明板21−aと切り込み線13の接
    線部位に、家庭用電気鏝をあてて溶着して密封し、押し
    花2−aを複層に配置して立体感を表現した額などの密
    封製品に仕上げる。 以上の構成と手順を特徴とする、請求項1の押し花の含
    浸液剤とその使用処理法による密封製品の作り方。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110619803A (zh) * 2019-09-17 2019-12-27 山东智汇新谷科技企业孵化器有限公司 一种可活动的细胞内结构教学实验装置
KR20210050819A (ko) * 2019-10-29 2021-05-10 오선덕 압화를 이용한 조화 및 이를 이용한 코사지 제조 방법

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