JPH08198710A - 土壌病害防除剤 - Google Patents
土壌病害防除剤Info
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- JPH08198710A JPH08198710A JP7010775A JP1077595A JPH08198710A JP H08198710 A JPH08198710 A JP H08198710A JP 7010775 A JP7010775 A JP 7010775A JP 1077595 A JP1077595 A JP 1077595A JP H08198710 A JPH08198710 A JP H08198710A
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Abstract
−アブラナ科野菜の苗立ち枯れ病、株腐れ病、根こぶ病
等、バレイショ黒あざ病、そうか病等−を同時に防除す
る薬剤を提供する。 【構成】 2’,4−ジクロロ−α,α,α−トリフル
オロ−4’−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリド
と、3’−イソプロポキシ−2−メチルベンズアニリ
ド、α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ
−O−トルアニリド、1−(4−クロロベンジル)−1
−シクロペンチル−3−フェニルウレアおよび抗生物質
バリダマイシンの群から選ばれた少なくとも1種を有効
成分として含有することを特徴とする土壌病害防除剤。
Description
物の病害を防除し、健全な作物を育成するために、
2’,4−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−4’
−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリドと、3’−イ
ソプロポキシ−2−メチルベンズアニリド、α,α,α
−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ−O−トルアニ
リド、1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチ
ル−3−フェニルウレアおよび抗生物質バリダマイシン
の群から選ばれた少なくとも1種を有効成分として含有
することを特徴とする土壌病害防除剤に関する。
害の一つに作物の病害がある。病害の中でも特に土壌病
原菌によって引き起こされる土壌病害の多くは難防除病
害として問題となっており、作物栽培の集団化による連
作より、被害がますます拡大する傾向にある。これら土
壌病害防除の薬剤として従来から臭化メチル、クロルピ
クリン等が利用されているが、そのガス剤という性質ま
た毒性面から使用時の安全性に特別な注意が必要であ
る。またガスの揮散を防ぐためのプラスチックフィルム
による被覆も必要であり、作業方法としても非常に煩雑
である上に薬剤処理後は薬害の発生を防ぐために7〜2
0日以上にわたって作物の植え付けができない等コスト
面からも不利な点が多い。殺菌処理後は土壌中の微生物
の密度が減少するため、病害の再感染に対しては無力で
あり、一度感染すると病害の発生をより助長する危険性
もある。罹病した種子によって感染するバレイショの黒
あざ病に対して種子処理剤として3’−イソプロポキシ
−2−メチルベンズアニリド、α,α,α−トリフルオ
ロ−3’−イソプロポキシ−O−トルアニリド、1−
(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フ
ェニルウレア、あるいは抗生物質であるバリダマイシン
等が利用されている。またバレイショのそうか病に対し
てはストレプトマイシン、オキシテトラサイクリン等、
あるいは塩化銅等の無機銅剤等が利用されているが、い
ずれも十分な防除効果を示さなかったり、薬害が生じや
すかったりしているのが現状である。さらにはバレイシ
ョを栽培する場合には収穫された塊茎の表面には上記の
病害以外にもStreptomyces属菌による種々の病斑が形成
され、商品価値を著しく低下させる場合があるが、これ
らの病斑形成に対して上記薬剤の効果は期待できない。
従来の薬剤の欠点を克服した植物病害防除剤を提供する
ことを課題とする。つまり、作物を栽培するための過程
において薬害がなく、また同一の作物を侵す複数の病害
を防除でき、またその防除剤を利用することによって商
品価値の高い収穫物を得ることができるような土壌病害
防除剤を提供する。
記の欠点を解決するべく、鋭意研究を重ねた結果、
2’,4−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−4’
−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリドとある種の殺
菌剤を混合することによって予測することのできない優
れた病害防除効果を見出し、本発明を完成した。すなわ
ち本発明は、2’,4−ジクロロ−α,α,α−トリフ
ルオロ−4’−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリド
(以下、化合物Aという)と、3’−イソプロポキシ−
2−メチルベンズアニリド(以下、化合物Bという)、
α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ−O
−トルアニリド(以下、化合物Cという)、1−(4−
クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フェニル
ウレア(以下、化合物Dという)および抗生物質バリダ
マイシン(以下、化合物Eという)の群から選ばれた少
なくとも1種を有効成分として含有することを特徴とす
る土壌病害防除剤である。
でかつ特公平6−27113号公報記載の化合物であ
り、主としてアブラナ科作物の根こぶ病、バレイショそ
うか病等に対して効果を示すと記載されている。また化
合物B、C、DおよびEは農業用殺菌剤として公知(農
薬ハンドブック、1992年版、日本植物防疫協会発行)の
化合物であり、作物の各種の病害に対して効果があると
記載されている。
それぞれの化合物が本来から有する防除効果を示すのみ
ならず、本発明土壌病害防除剤をアブラナ科野菜栽培に
病害防除剤として用いた場合には苗立枯れ病を始めとし
て各種の土壌病害に対して顕著な相乗効果を示す。また
バレイショ栽培において本発明の土壌病害防除剤で種子
処理を行うことにより、黒あざ病あるいはそうか病等の
種子伝染による病害をはじめとして、ぞうひ病、亀の甲
症とも称されるような商品価値を著しく低下させる症状
をも抑制することができる。
とによる相乗的な効果の発現は、数種の病害の同時防除
による効率化および経済的効果をもたらし、各成分の施
用量の低下を可能にし、環境汚染等安全面からも好まし
いことである。
の成分も加えず、単独で植物に施用してもよいが、液体
または固体の希釈剤を包含する担体と混合し、さらには
補助剤を加えた粉剤、微粒剤、粒剤、水和剤、乳剤、フ
ロワブル剤等の製剤の形で施用するのが好ましい。
で0.1〜99%、好ましくは0.2〜80%の範囲で
あり、化合物AとB、C、D、あるいはEとの混合比は
重量で1:1〜1:200、好ましくは1:1〜1:5
0の範囲である。上述の担体とは、処理すべき部位への
成分の到達を助け、また、本発明の土壌病害防除剤の貯
蔵、輸送、取扱を容易にするために配合される無機、ま
たは有機物質を意味する。
ノール、プロパノール、エチレングリコール等のアルコ
ール類;ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル
類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;トル
エン、キシレン、クメン等の芳香族炭化水素類;ケロシ
ン、鉱油等のパラフィン系炭化水素類;大豆油、ひまし
油、綿実油等の植物油;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、水等が挙げられる。適当な固体担体と
してはモンモリロナイト、カオリナイト等の粘土類;ケ
イソウ土、白土、タルク、バーミキュライト、石膏、炭
酸カルシウム、シリカゲル等が挙げられる。
するために、製剤の剤型、適用の場面等を考慮して目的
に応じてそれぞれ単独に、または組み合わせて以下のよ
うな補助剤を使用することもできる。乳化、分散、拡
展、湿潤、結合、安定化等の目的ではリグニンスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エ
ステル類、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸塩、およ
びポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩等の
アニオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシ
アルキレンアルキルアミド、ポリオキシアルキレンアル
キルチオエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、およびポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブ
ロックポリマー等の非イオン性界面活性剤、ステアリン
酸カルシウム、ワックス等の滑剤、イソプロピルヒドロ
ジエンホスフェート等の安定剤、その他メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、アラビア
ゴム等が挙げられる。しかし、これらの成分は以上のも
のに限定されるものではない。
て施用する場合、有効成分量で通常50g〜5,000
g/10a、好ましくは200g〜2,000g/10
aの施用量が適当であり、種子処理剤として施用する場
合、有効成分量で通常種子1kgにたいして2mg〜5
00mg、好ましくは10mg〜200mgの施用量が
適当である。これらの施用量は製剤型によっても異なる
し、施用する時期、方法、場所、植物病害の種類、作物
の種類、生育程度等によっても異なる。また必要に応じ
て他の殺菌剤や殺虫剤、除草剤、植物成長調節剤等の農
薬、土壌改良剤または肥料との混合施用、同時施用も可
能である。本発明組成物が有効な病害の例としてはアブ
ラナ科野菜の苗立枯れ病、根こぶ病、バレイショの黒あ
ざ病、そうか病等があり、またバレイショの商品価値を
低下させるようなぞうひ病、亀の甲症とも称されるよう
な症状も抑制することができる。
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。実施例中の「部」は「重量部」を表す。 実施例1 粉剤 化合物A:0.1部、化合物B:1.0部、炭酸カルシ
ウム:60部、クレー:38.4部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム:0.5 部を均一に粉砕混合し
て有効成分1.1%の粉剤を得た。
ウム:70部、クレー:29.1部、ポリエチレングリ
コール:0.5部を均一に粉砕混合して有効成分0.4
%の粉剤を得た。
35部、ホワイトカーボン:8部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム:3部を均一に粉砕混合して有効成
分54%の水和剤を得た。
ホン酸ナトリウム:10部、カルボキシメチルセルロー
ス:10部、水:50部を均一に湿式粉砕して有効成分
30%のフロワブル剤を得た。
ホン酸ナトリウム:3部、ジアルキルコハク酸ナトリウ
ム:1部、タルク:30部、ベントナイト:55.5部
を均一に粉砕混合したのち適当量の水を加えて混練し、
押し出し造粒機を用いて造粒乾燥して10.5%の粒剤
を得た。
solani)に汚染された土壌1kgに実施例2に
準じて調製した粉剤の所定量を添加し、十分に混合した
後、直径15cmの素焼き鉢に詰め、ハクサイ(品種:
無双)種子30粒を播種し、温室内で生育させた。播種
2週後に植物の立枯れ症状を観察評価した。以下の式
(数1)により、防除率を求めた。試験は3ポットの反
復により行った。
剤の相乗効果を調べた。化合物Aと化合物B、C、D、
またはEを混合した場合に予想される単純な相加効果E
C は以下の式(数2)で示される(農薬実験法、殺菌剤
編52ページ、ソフトサイエンス社) 。
ぞれ処理量pおよびqで混 合された場合に予想さ
れる防除率(%) EA :化合物Aの処理量がpのときの防除率(%) En :化合物B、C、D、またはEの処理量がqのとき
の防除率(%)
果EC よりも大きい値を示す場合は相乗効果を有する。
結果を第1表(表1)、第2表(表2)、第3表(表
3)、第4表(表4)に示した。
イショそうか病防除試験 バレイショ黒あざ病およびバレイショそうか病に汚染さ
れた圃場から収穫したバレイショ( 品種: メークィン)
を種芋とした。実施例3に準じて調製した水和剤を水に
て所定濃度に希釈し、上記種芋を10秒間程度浸漬し、
風乾したのち、適当な大きさに切断し、上記病害の病歴
のない圃場に植え付けた。植え付け約100日後に塊茎
を掘り起こし、50g以上の塊茎の表面に形成されたバ
レイショ黒あざ病およびバレイショそうか病の病斑の程
度を観察評価した。試験区は幅90cm、長さ4m(2
0株植え/区)、3区制とした。評価基準および発病度
および防除率の算出方法は以下(数3、4)のとうりで
ある。結果を第5表(表5、6)に示した。
フルオロ−4’−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリ
ド、3’−イソプロポキシ−2−メチルベンズアニリ
ド、α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ
−O−トルアニリド、1−(4−クロロベンジル)−1
−シクロペンチル−3−フェニルウレア、または抗生物
質バリダマイシンを単独で施用した場合に比較して、
2’,4−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−4’
−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリドと上記の殺菌
剤を混合した場合にはより低薬量で優れた病害防除効果
を示し、明らかに2種類の薬剤の混合による相乗効果が
認められた。これまで作物を栽培する上で各種の病害を
防除するためにはクロールピクリン等のガス剤による方
法か、あるいは現実に適当な防除方法がなく、病害の発
生を防除出来なかったが、本発明の土壌病害防除剤を用
いることにより、より簡便に、完全に防除することが可
能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】 2’,4−ジクロロ−α,α,α−トリ
フルオロ−4’−ニトロ−m−トルエンスルホンアニリ
ドと、3’−イソプロポキシ−2−メチルベンズアニリ
ド、α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ
−O−トルアニリド、1−(4−クロロベンジル)−1
−シクロペンチル−3−フェニルウレアおよび抗生物質
バリダマイシンの群から選ばれた少なくとも1種を有効
成分として含有することを特徴とする土壌病害防除剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01077595A JP3608830B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 土壌病害防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01077595A JP3608830B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 土壌病害防除剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08198710A true JPH08198710A (ja) | 1996-08-06 |
| JP3608830B2 JP3608830B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=11759712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01077595A Expired - Fee Related JP3608830B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 土壌病害防除剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3608830B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002054867A1 (en) * | 2001-01-16 | 2002-07-18 | Sumitomo Chemical Takeda Agro Company, Limited | Sulfonamide derivative-containing agricultural and horticultural composition |
| US8101657B2 (en) | 2006-11-29 | 2012-01-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Plant disease and insect damage control composition and plant disease and insect damage prevention method |
| US8642506B2 (en) | 2006-11-21 | 2014-02-04 | Mitsui Chemicals, Inc. | Plant disease damage control composition and plant disease damage prevention and control method |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP01077595A patent/JP3608830B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002054867A1 (en) * | 2001-01-16 | 2002-07-18 | Sumitomo Chemical Takeda Agro Company, Limited | Sulfonamide derivative-containing agricultural and horticultural composition |
| US8642506B2 (en) | 2006-11-21 | 2014-02-04 | Mitsui Chemicals, Inc. | Plant disease damage control composition and plant disease damage prevention and control method |
| US8101657B2 (en) | 2006-11-29 | 2012-01-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Plant disease and insect damage control composition and plant disease and insect damage prevention method |
| EP2580962A1 (en) | 2006-11-29 | 2013-04-17 | Mitsui Chemicals Agro, Inc. | Plant disease and insect damage control composition and plant disease and insect damage prevention method |
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