JPH08198930A - ウレタンプレポリマー組成物およびその製造方法 - Google Patents

ウレタンプレポリマー組成物およびその製造方法

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JPH08198930A
JPH08198930A JP7012241A JP1224195A JPH08198930A JP H08198930 A JPH08198930 A JP H08198930A JP 7012241 A JP7012241 A JP 7012241A JP 1224195 A JP1224195 A JP 1224195A JP H08198930 A JPH08198930 A JP H08198930A
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JP
Japan
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diol
triol
urethane prepolymer
mixed polyol
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JP7012241A
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Kazuo Suga
和 生 菅
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発泡を抑制し、かつ、優れた機械的強度を有す
るウレタンプレポリマー組成物およびその製造方法の提
供。 【構成】平均分子量が 5000 〜 6000 のポリアルキレン
エーテルトリオールと、平均分子量が1000〜2000のポリ
アルキレンエーテルジオールからなる混合ポリオール中
の該トリオールと該ジオールとの混合モル比が、ジオー
ル/トリオール=1.6〜6.4の範囲の混合ポリオー
ルをトリレンジイソシアネートと反応させてなるウレタ
ンプレポリマー(A)と、ジオール/トリオール=0.
9〜2.2の混合ポリオールとトリレンジイソシアネー
トとを反応させてなるウレタンプレポリマー(B)との
混合物及び/又は反応物を含有してなるウレタンプレポ
リマー組成物、およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温多湿下においても
伸び、引裂などの物性に優れ、発泡することがないポリ
ウレタン組成物に関し、詳しくは、硬化条件や下地条件
等が悪い屋外コーティング用途等に用いた場合であって
も、発泡を好適に抑制することができる1液性湿気硬化
型のポリウレタン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築土木用あるいは自動車用等の
コーティング(シーリング)材として用いられるウレタ
ン組成物は、ポリオール系化合物とイソシアネート系化
合物とからなる2液性組成物であった。この2液性ウレ
タン組成物は、硬化する際のガスの発生がないため、発
泡を抑制するのが比較的容易である。また、主原料とな
るポリオール系化合物とイソシアネート系化合物とを別
々に保管することができるので、貯蔵安定性にも優れる
という利点もある。
【0003】ところが、2液性ウレタン組成物は、現地
施工において2液それぞれの計量が必要であり、また、
計量後に2液の撹拌混合が必要であり、さらに、硬化す
る際の発泡の制御は容易であるものの撹拌混合の際に気
泡となる大気の混入を防ぐ必要がある等の問題点を有す
る。これらの問題点を解消するために、コーティング
(シーリング)材として湿気硬化による1液性のウレタ
ン組成物が各種提案されている。
【0004】例えば、特公昭51−38735号公報に
は平均分子量4500のトリオール1モルおよび平均分子量
2000のジオール5モルを含有する混合ポリオールと、ジ
フェニルメタン−4,4′−ジイソシアネートとからな
る1液性湿気硬化型ウレタン組成物が開示されている。
特公平6−45667号公報には、第1段階で多価アル
コールとTDIとを反応させ、更に第2段階で多価アル
コールと対称性二環式ジイソシアネートとを反応させて
なるウレタンプレポリマーの製造方法が開示されてい
る。
【0005】ところが、このような1液性湿気硬化型の
ウレタン組成物は、貯蔵安定性が悪いという問題点に加
え、硬化反応の際にウレタンプレポリマー中の遊離イソ
シアネートと水分との反応によって炭酸ガスが発生し、
発泡してしまうという問題点を有している。特に高温多
湿の条件下においてはより発泡し易くなってしまい、硬
化段階で高温多湿下にさらされる用途、例えば建築用コ
ーティング材、シーリング材、自動車用シーリング材等
への使用が困難となっている。
【0006】そこで、このような問題点を解決するため
に、特公昭61−852号公報では、発泡性の低い硬化
促進型のシーリング材として、平均分子量 5000 〜 700
0 のポリアルキレンエーテルトリオールと平均分子量が
1000 〜 4000 のポリアルキレンエーテルジオールとの
混合ポリオールを用い、混合ポリオールと過剰のトリレ
ンジイソシアネートからなるウレタンプレポリマーと、
混合ポリオールと過剰のジフェニルメタン−4,4′−
ジイソシアネートとからなるウレタンプレポリマーとの
混合物であるポリウレタン組成物が記載されている。
【0007】さらに、特開平6−256449号公報で
は、ポリアルキレントリオールと過剰のMDIを反応さ
せて得られるウレタンプレポリマーとポリアルキレンジ
オールと過剰の脂肪族ジイソシアネートとを反応させて
得られるウレタンプレポリマーとの混合プレポリマーか
らなるウレタンプレポリマー組成物が記載されている。
【0008】このポリウレタン組成物は、極めて良好な
保存安定性と共に、良好な発泡抑制性を有するものであ
り、自動車用シーリング材、床材等の屋内用建築コーテ
ィング材、シーリング材等には極めて有用に用いること
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ウ
レタンプレポリマー組成物をもってしても、より厳しい
条件下での用途、例えば、施工場所が凹凸を有する等下
地条件が悪く、しかも硬化条件がより高温多湿となって
しまうような厳しい条件では、発泡性、硬化性、貯蔵性
に優れ、かつ、引張強さ、伸び、引き裂き強さなどの機
械的強度に優れていることは困難で、このような機械的
強度、発泡性、硬化性、貯蔵性などに優れたウレタンプ
レポリマーの開発が待たれている。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、凹凸を有する施工場所での高温多
湿下での硬化等、下地条件および硬化条件が悪い建築用
の屋外コーティング材等に用いた際にも、発泡を抑制
し、優れた物性を有するウレタンプレポリマーを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、特定の比率の
ポリアルキレンエーテルトリオールとポリアルキレンエ
ーテルジオールの混合ポリオールであって、その混合ポ
リオールを2段階に分けてTDIと反応させ、ウレタン
プレポリマーにすることにより、硬化中に起こる遊離イ
ソシアネートと水分との反応による炭酸ガスの気泡の発
生を押さえることができ、さらに、硬化後の物性にも優
れたウレタンプレポリマー組成物を実現できることを見
出し本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、平均分子量が 5000
〜 6000 のポリアルキレンエーテルトリオールと、平均
分子量が1000〜2000のポリアルキレンエーテルジオール
からなる混合ポリオール中の該トリオールと該ジオール
との混合モル比が、ジオール/トリオール=1.6〜
6.4の範囲の混合ポリオールをトリレンジイソシアネ
ートと反応させてなるウレタンプレポリマー(A)と、
ジオール/トリオール=0.9〜2.2の混合ポリオー
ルとトリレンジイソシアネートとを反応させてなるウレ
タンプレポリマー(B)との混合物及び/又は反応物を
含有してなるウレタンプレポリマー組成物を提供する。
【0013】ここで、ウレタンプレポリマー組成物中の
NCO/OH当量比が、1.3〜2.4であって、遊離
イソシアネート基が0.5〜5重量%であるのが好まし
い。
【0014】さらに、平均分子量が 5000 〜 6000 のポ
リアルキレンエーテルトリオールと、平均分子量が1000
〜2000のポリアルキレンエーテルジオールからなる混合
ポリオールを、第1段階でジオール/トリオールのモル
比が、1.6〜6.4の範囲の混合ポリオールとトリレ
ンジイソシアネートと反応させてウレタンプレポリマー
(A)を製造し、次に、第2段階でジオール/トリオー
ルのモル比が、0.9〜2.2の範囲であり、かつ、全
体としてジオール/トリオールのモル比が、1.5〜
3.2になるように混合ポリオールと、トリレンジイソ
シアネートとを加えて反応させるウレタンプレポリマー
組成物の製造方法を提供する。
【0015】以下、本発明のウレタンプレポリマー組成
物について詳細に説明する。本発明の第1の特徴は、特
定の配合比のポリアルキレンエーテルトリオールとポリ
アルキレンエーテルジオールとの混合ポリオールと、T
DIとを2段階反応で反応させてウレタンプレポリマー
とすることにある。
【0016】本発明に用いるポリアルキレンエーテルト
リオール(以下、トリオールとする)には特に限定はな
く、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドと、グリセリン、トリメチロールプ
ロパンなどの活性水素化合物の付加重合によって製造さ
れる各種のものがいずれも適用可能である。
【0017】このようなトリオールとしては、好ましく
は平均分子量 5000 〜 6000 程度のものが用いられる。
トリオールの平均分子量を上記範囲とすることにより、
得られるウレタンプレポリマー組成物の総不飽和度を低
くして結果的に高い平均官能基数を確保でき、より優れ
たシーリング性能を発現できると共に、ポリウレタン組
成物の粘度を適度なものとして優れた作業性を得ること
ができ、また、硬化後の硬度も適度なものとなり、コー
ティング材、シーリング材として優れた性能を発現する
ことができる。
【0018】本発明に用いるポリアルキレンエーテルジ
オール(以下、ジオールとする)の種類には、特に限定
はなく、例えば、ポリオキシプロピレンジオールで平均
分子量1000〜2000程度のものが用いられる。ジオールの
平均分子量を上記範囲とすることにより、前述のトリオ
ールと同様、得られるウレタンプレポリマー組成物の総
不飽和度を低くして結果的に高い平均官能基数を確保で
き、より優れたシーリング材あるいはコーティング材性
能を発現できると共に、ポリウレタン組成物の粘度を適
度なものとして優れた作業性を得ることができ、また、
硬化後の硬度も適度なものとなり、コーティング材、シ
ーリング材として優れた性能を発現することができる。
【0019】なお、これらのトリオールとジオールとの
混合ポリオールは、得られるポリウレタン組成物のコー
ティング材、シーリング材としての反応性の改善および
性能、物性の改良のために、さらに、ポリオキシエチレ
ングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、
ポリオキシエチレンプロピレングリコール等を使用して
もよい。
【0020】そして、使用するトリオールとジオールの
分子量の組合せを各々上述の範囲にすると、図1に示さ
れるように、引張強さ、破断伸び、引裂強さなど硬化後
の機械的特性とともに粘度などの初期物性、硬化性につ
いても優れていることが判る。図1中、TX−42の水
準は、JIS A 6021をクリヤするに充分なプレ
ポリマーの物性のレベルと作業性の良い粘度のレベルを
意味する。D1000,D2000は、ジオールの分子
量が各々1000、2000であることを示し、G30
00,G5000,G6000,G7000は、トリオ
ールの分子量が、各々3000、5000、6000、
7000であることを示す。
【0021】本発明は、このようなトリオールとジオー
ルとの混合ポリオールをトリレンジイソシアネート(以
下、TDIとする)と反応させる。トリレンジイソシア
ネートは、2,4−トリレンジイソシアネートおよび
2,6−トリレンジイソシアネートが挙げられ、各々単
独で用いても、それらの混合物であってもよく、2,4
−トリレンジイソシアネートであるのが好ましい。TD
I以外のイソシアネート、例えばMDIを使用すると、
得られたウレタンプレポリマーの粘度が高くなりすぎ
る。また、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4
−TDI)と2,6−トリレンジイソシアネート(2,
6−TDI)との混合物を用いる場合、2,4−TD
I:2,6−TDI=80:20〜65:35であるの
が好ましい。
【0022】本発明のウレタンプレポリマー組成物の製
造方法は、トリオールとジオールとの混合ポリオールと
TDIとを2段階で反応させるものである。特に、混合
ポリオール中のトリオールとジオールの配合比を、製造
工程の第1段階と第2段階で変化させることに本発明の
特徴の1つがある。第1段階で、TDIと下記ジオール
/トリオールのモル比の混合ポリオールを反応させて、
ウレタンプレポリマー(A)が得られる。TDIとの反
応に用いる混合ポリオールのトリオールとジオールとの
配合比は、モル比でジオール/トリオール=1.6〜
6.4、特に2.4〜4.8であるのが好ましい。この
モル比が、1.6未満では、粘度が高く、また、物性も
劣る。6.4超では、発泡を抑制できない。
【0023】第1段階を終了する際のNCO/OHのモ
ル比は、1.3〜2.4の範囲であるのが好ましい。N
CO/OHのモル比が、1.3未満であると、粘度が高
く、2.4超であると、遊離イソシアネートが系内に多
く残り発泡してしまう。したがって、第1段階のTDI
の添加量は、上述のNCO/OHのモル比となるのに十
分な量であればよく、使用する混合ポリオールの量によ
って変化する。反応の条件として、反応温度は、60〜
80℃であるのが好ましい。反応時間は、6〜21時間
であるのが好ましい。
【0024】第2段階で、第1段階で得られたウレタン
プレポリマー(A)に、さらに、TDIと下記ジオール
/トリオールのモル比の混合ポリオールを加えて反応さ
せて、反応物として本発明のウレタンプレポリマー組成
物を得るか、あるいは、プレポリマー(A)とは別にT
DIと下記ジオール/トリオールのモル比の混合ポリオ
ールを反応させてからウレタンプレポリマー(B)を
得、これを、ウレタンプレポリマー(A)に添加して、
ウレタンプレポリマー(A)とウレタンプレポリマー
(B)との混合物として本発明のウレタンプレポリマー
組成物を得る。さらに、本発明のウレタンプレポリマー
組成物は、上記反応物と混合物の両方を含有していても
よい。
【0025】第2段階で、TDIとの反応に用いる混合
ポリオールは、モル比でジオール/トリオール=0.9
〜2.2である。このモル比が、0.9未満では、粘度
が高くなりすぎ、物性も劣る。2.2超では、発泡が抑
制できない。また、第2段階でのジオール/トリオール
のモル比が、特に1.1〜1.9である混合ポリオール
を用いるのが好ましい。なお、ジオール/トリオールの
モル比は、第1段階の方が高いことが好ましい。反応温
度は、60〜80℃であるのが好ましい。反応時間は、
6〜21時間であるのが好ましい。
【0026】さらに、製造工程全体としての混合ポリオ
ールのトリオールとジオールのモル比は、ジオール/=
トリオール1.5〜3.2、特に2.0〜3.0である
のが好ましい。このモル比が、1.5未満では、粘度が
高く、物性が劣り、3.2超では、発泡が生じ、好まし
くない。第1段階で使用する混合ポリオールと第2段階
で使用する混合ポリオールの量比は、上述の第1段階、
第2段階および全体のジオール/トリオールの比によっ
て決まってくるが、さらに、第1段階で用いる混合ポリ
オールの量:第2段階で使用する混合ポリオールの量比
が、重量で3:1〜1:5とするのが、低粘度で物性を
維持する点で好ましい。
【0027】製造工程全体のTDIとポリオールのNC
O/OHのモル比は、第1段階および第2段階を合わせ
た全体で1.3〜2.4の範囲であるのが好ましい。N
CO/OHのモル比が、1.3未満であると、粘度が高
く、物性が劣り、2.4超であると、発泡を抑制できな
い。さらに、遊離イソシアネート基は、0.5〜5重量
%、特に、1〜2.5重量%であるのが好ましい。遊離
イソシアネート基が、本発明のウレタンプレポリマー組
成物中、0.5重量%未満であると、プレポリマーの粘
度が高くなり過ぎ、また、5重量%超であると、発泡し
やすくなる。
【0028】次に、各段階の混合ポリオールとTDIの
添加の順序に付いて説明する。使用する各段階の混合ポ
リオールは、反応器に入れる前に十分混合しておく。た
だし、第1段階の最初に混合ポリオールを反応器に入れ
る場合は、その反応器内で混合してもよい。
【0029】各段で混合ポリオールとTDIを添加する
順序は任意に選択できる。例えば、i)第1段階で所定
混合比のトリオールとジオールの混合ポリオールにTD
Iを添加して反応させ、次に第2段階として、TDIを
添加してから所定混合比のトリオールとジオールの混合
ポリオールを添加して反応させる;ii)第1段階で所定
混合比のトリオールとジオールの混合ポリオールにTD
Iを添加して反応させ、次に第2段階として、所定混合
比のトリオールとジオールの混合ポリオールを添加し、
さらにTDIを添加してから反応させる;
【0030】iii )第1段階でTDIに所定混合比のト
リオールとジオールの混合ポリオールを添加して反応さ
せ、次に第2段階として、所定混合比のトリオールとジ
オールの混合ポリオールを添加し、TDIを添加して反
応させる;iv)第1段階でTDIに所定混合比のトリオ
ールとジオールの混合ポリオールを添加して反応させ、
次に第2段階として、TDIを添加してから所定混合比
のトリオールとジオールの混合ポリオールを添加して反
応させることができる。
【0031】さらに、v)第1段階で所定混合比のトリ
オールとジオールの混合ポリオールにTDIを添加して
反応させた第1段階のプレポリマーと、それとは別に第
2段階として所定混合比のトリオールとジオールの混合
ポリオールにTDIを添加して反応させた第2段階のプ
レポリマーとを混合してさらに反応させてもよい。
【0032】本発明のウレタンプレポリマー組成物は、
上述のウレタンプレポリマー(A)とウレタンプレポリ
マー(B)を含有する。さらに、本発明のウレタンプレ
ポリマー組成物の製造には、必要に応じてジブチル錫ジ
ラウレート、ジブチル錫マレエート、第一錫オクテー
ト、オクテン酸鉛等の反応促進用触媒を用いてもよい。
【0033】また、本発明のウレタンプレポリマー組成
物には、希望する物性、粘性的な性質等を付与するため
に、必要に応じてイソシアネート基に対して不活性な充
填材、可塑剤、溶剤、硬化促進用触媒等を混合してもよ
い。
【0034】例えば、充填剤としては、カーボンブラッ
ク、クレー、タルク、炭酸カルシウム、ホワイトカーボ
ン、無水ケイ酸、あるいはこれらの混合物が例示され
る。充填剤の含有量は、ウレタンプレポリマー組成物
中、50〜500重量%であるのが好ましい。
【0035】また、可塑剤としてはジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート等のフタル酸誘導体をはじ
め、テトラヒドロフタル酸、アゼライン酸、マレイン
酸、トリメリット酸、イソフタル酸、アジピン酸、イタ
コン酸、クエン酸等の誘導体等が例示される。可塑剤の
含有量は、ウレタンプレポリマー組成物中、5〜30重
量%であるのが好ましい。
【0036】溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪
族炭化水素の他、ガソリンから灯油留分にいたる石油系
溶剤類等が使用される。溶剤の含有量は、ウレタンプレ
ポリマー組成物中、10〜100重量%であるのが好ま
しい。
【0037】さらに、硬化促進用触媒としては、トリエ
チレンシアミン、ペンタメチレンジエチレントリアミ
ン、モルフォリン系アミン、トリエチルアミン等のアミ
ン系触媒、ジブチル錫ラウレート、オクチル酸錫、オク
チル酸亜鉛、金属セッケン等の金属系触媒等が例示され
る。硬化促進用触媒の含有量は、ウレタンプレポリマー
組成物中、1〜15重量%であるのが好ましい。
【0038】本発明のウレタンプレポリマー組成物は、
貯蔵安定性、硬化性、発泡の抑制に優れ、かつ、硬化後
の機械的特性にも優れている。このようなウレタンプレ
ポリマー組成物の機械的特性は、引張強さが、1.2M
Pa以上、伸びは、300%以上、引裂強さは、6.0
Kgf/m以上を示す。また、粘度は、50〜150p
sであるのが好ましい。
【0039】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例および比較例を
挙げ、本発明をより詳細に説明する。 (実施例1〜3、および比較例1〜4)下記表1に示さ
れるポリアルキレンエーテルトリオール、ポリアルキレ
ンエーテルジオール、およびイソシアネート化合物を用
いウレタンプレポリマーを作製した。平均分子量600
0のポリアルキレントリオール20重量部と平均分子量
1000のポリアルキレンジオール10重量部と可塑剤
ジオクチルフタレート16重量部を反応容器に入れ11
0℃、20mmHgで2時間減圧脱水した後、50℃に
冷却し、ここに2,4−トリレンジイソシアネートと
2,6−トリレンジイソシアネートの混合物(80:2
0)4.5重量部を撹拌しながら添加し、遊離イソシア
ネートの含有率が1.6重量%になるまで80℃にて反
応させた。
【0040】次に、50℃に冷却した後この反応容器に
2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレン
ジイソシアネートの混合物(80:20)6.0重量部
を撹拌しながら添加し、さらに、予め110℃、20m
mHgで2時間減圧脱水して50℃に冷却した平均分子
量6000のポリアルキレントリオール40重量部と平
均分子量1000のポリアルキレンジオール10重量部
を反応容器に入れ、遊離イソシアネートの含有率が1.
7重量%になるまで反応させ、ウレタンプレポリマー組
成物(実施例1)を得た。
【0041】実施例2および3については、トリオール
とジオールを表1の配合比で混合し、実施例2では遊離
イソシアネートの含有率を1.6重量%、実施例3では
遊離イソシアネートの含有率を1.8重量%になる量の
トリレンジイソシアネートを添加する以外は、実施例1
と同様に行って、ウレタンプレポリマー組成物を得た。
【0042】比較例1〜4については、表1に記載の量
のTDI、トリオール、ジオールを使用し、実施例1〜
4と同様にウレタンプレポリマー組成物を得た。ただ
し、比較例2では、第2段階の反応でTDIの代わりに
MDIを使用し、比較例3では、ジオールとトリオール
の混合ポリオールとTDIを1段のみの反応で行った。
得られたプレポリマーの粘度は、JIS K 7117
の液状の樹脂の回転粘度計による粘度試験方法に準拠
し、東京計器(株)製のE型粘度計を用いて測定した。
引張強度、伸びおよび引裂き強度は、JIS A602
1に準拠して測定した。
【0043】次に、乾燥チッソガスを封入した混練機容
器に得られたウレタンプレポリマー組成物100重量部
を入れ、続いて脱水したジオクチルフタレート7重量
部、乾燥炭酸カルシウム60重量部を投入し、減圧下に
十分混練した。各成分が均一に分散した後、脱水したト
ルエン25重量部とジオクチルチンジラウレート0.0
1重量部の混合物を添加し、減圧下で十分混練を行い1
液性湿気硬化型のウレタン組成物を作製した。同様にし
て、トリオール、ジオール、TDIの各段での組合せを
表1に示す如く加えてウレタンプレポリマー組成物を
得、1液性湿気硬化型ウレタン組成物を作製した。得ら
れた各1液性湿気硬化型ウレタン組成物について、下記
の試験を行った。
【0044】1.発泡性試験 得られた1液性湿気硬化型ウレタン組成物を、25℃、
50%RHの雰囲気下で30cm×30cmのスレート
板に2mm厚になるように塗布した。次いで、表面温度
が50℃になるように発熱ランプで照射して1液性湿気
硬化型ウレタン組成物を硬化させた。硬化した1液性湿
気硬化型ウレタン組成物を目視で観察し、発泡性を評価
した。評価基準は下記のとおりである。 硬化表面に1つも発泡が認められない ……なし 硬化表面に1つでも発泡が認められる ……あり
【0045】2.硬化性 得られた1液性湿気硬化型ウレタン組成物を、20℃、
60%RHの雰囲気下でのタックフリータイムを測定し
た。100分以下を「速い」とし、100分超を「遅
い」とした。
【0046】3.貯蔵安定性 密封出来る容器にシーリング材を入れ、50℃の雰囲気
中に5日間放置する促進劣化試験により、評価した。評
価は、パックマイケル粘度計を用いて、シーリング材の
初期粘度に対する促進劣化後の粘度の変化率で行った。
貯蔵安定性は、粘度変化率で、40%以下を良好とし、
50%以下を可とし、50%超を不可とした。結果を表
1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウレタン
プレポリマー組成物は、凹凸を有する施工場所で、高温
多湿下での硬化等、下地条件および硬化条件が悪い建築
用の屋外コーティング材等に用いた際にも、発泡を抑制
し、かつ、優れた機械的強度を有することができ、1液
性湿気硬化型の自動車用シーリング材、屋外建築用コー
ティング材、シーリング材等に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トリオールとジオールの分子量の組合せと、粘
度、引張強さ、破断伸び、引裂強さ、および硬化性との
関係を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均分子量が 5000 〜 6000 のポリアルキ
    レンエーテルトリオールと、平均分子量が1000〜2000の
    ポリアルキレンエーテルジオールからなる混合ポリオー
    ル中の該トリオールと該ジオールとの混合モル比が、ジ
    オール/トリオール=1.6〜6.4の範囲の混合ポリ
    オールをトリレンジイソシアネートと反応させてなるウ
    レタンプレポリマー(A)と、ジオール/トリオール=
    0.9〜2.2の混合ポリオールとトリレンジイソシア
    ネートとを反応させてなるウレタンプレポリマー(B)
    との混合物及び/又は反応物を含有してなることを特徴
    とするウレタンプレポリマー組成物。
  2. 【請求項2】前記ウレタンプレポリマー組成物中のNC
    O/OH当量比が、1.3〜2.4であって、遊離イソ
    シアネート基が0.5〜5重量%である請求項1に記載
    のウレタンプレポリマー組成物。
  3. 【請求項3】平均分子量が 5000 〜 6000 のポリアルキ
    レンエーテルトリオールと、平均分子量が1000〜2000の
    ポリアルキレンエーテルジオールからなる混合ポリオー
    ルを、第1段階でジオール/トリオールのモル比が、
    1.6〜6.4の範囲の混合ポリオールとトリレンジイ
    ソシアネートと反応させてウレタンプレポリマー(A)
    を製造し、次に、第2段階でジオール/トリオールのモ
    ル比が、0.9〜2.2の範囲であり、かつ、全体とし
    てジオール/トリオールのモル比が、1.5〜3.2に
    なるように混合ポリオールと、トリレンジイソシアネー
    トとを加えて反応させることを特徴とするウレタンプレ
    ポリマー組成物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005089506A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 自動車用湿気硬化型ウレタンアンダーコート材

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