JPH08199131A - 粘着剤組成物 - Google Patents
粘着剤組成物Info
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- JPH08199131A JPH08199131A JP2882595A JP2882595A JPH08199131A JP H08199131 A JPH08199131 A JP H08199131A JP 2882595 A JP2882595 A JP 2882595A JP 2882595 A JP2882595 A JP 2882595A JP H08199131 A JPH08199131 A JP H08199131A
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Abstract
の経時変化が小さく、かつ、曲面接着力にも優れた粘着
剤組成物であり、更に光学フィルムと基材との接着に適
した粘着剤組成物を提供すること。 【構成】 アクリル系樹脂中に、硬化剤及び、特定のシ
ラン系化合物、好ましくは更に硬化助剤としてポリオー
ル系化合物又は/及びメラミン系化合物を配合させてな
る粘着剤組成物。
Description
においても凝集力及び接着力の経時変化が小さく、か
つ、曲面接着力にも優れた新規な粘着剤組成物に関する
ものであり、特に光学フィルムと基材との接着に適した
粘着剤組成物に関するものである。
成物あるいは粘着テープ、粘着シート等のその応用物品
は常温において指圧程度の圧力で種々の適用体面に接着
可能であるために、種々の用途に用いられている。しか
し、該組成物あるいはその応用物品は、被着体面に接着
後、高温又は高温高湿の条件下に曝されると、被着体面
から剥離するといった欠点が生じ、その用途にも制約を
受けているのが実状である。
湿又は水中等の条件下でも使用可能な接着性を発揮する
粘着剤組成物として、例えば、アクリル系重合体にビニ
ルシラン、エポキシシラン、メタクリルシランから選ば
れた少なくとも1種が配合された感圧性接着剤組成物
(特公昭62−30233号公報)、エポキシ基と反応
可能な水酸基を有するアクリル系樹脂にエポキシ基含有
シラン化合物を配合した粘着剤組成物(特開昭61−7
369号公報)、イソシアネート基と反応可能なエチレ
ン性不飽和モノマーと共重合してなるアクリル系樹脂に
イソシアネート基含有有機ケイ素化合物を配合した粘着
剤組成物(特開平1−158087号公報)等が提案さ
れている。
62−30233号公報開示の技術では、アクリル系重
合体とシラン系化合物との結合力が弱いために接着力の
向上は少なく、又、凝集力等の経時的変化の小さい粘着
剤組成物を得るという点ではまだまだ満足のいくもので
はない。又、特開昭61−7369号公報開示の技術に
おいては、グリシジル基と水酸基含有アクリル系樹脂と
の反応が遅く、常温では硬化し難いのが欠点であり、仮
に硬化を促進させるために塩基性触媒を使用すると耐水
性及び耐湿性が極端に低下してしまう。
技術においては、上記の常温硬化性が改善され、経時的
にも耐水性、耐湿性の低下しない粘着剤組成物が得られ
ているものの、より粘着力が要求される曲面の被着体、
例えば、被着体として曲面が選ばれるラベル用途や光学
用途(光学フィルムとガラス基材の接着用途)における
フィルム型液晶あるいは曲面を有する液晶表示体等の曲
面部分への粘着性能については、上記公報も含めて、何
ら考慮されておらず、延いては該粘着剤組成物の使用用
途にも制約を受けることになる。この点について本発明
者等が詳細に検討した結果、粘着剤用途の多様化を考え
ると、上記技術では充分な粘着性は得られず、充分とい
えるほど満足した粘着剤組成物を得るにはまだまだ改良
の余地が残されている。
温高湿下においても凝集力及び接着力の経時変化が小さ
く、かつ、被着体として曲面が選ばれるラベル用途や曲
面を有するフィルム型液晶あるいは液晶表示体等の曲面
の被着体への粘着力(曲面接着力)にも優れた粘着剤組
成物の開発が望まれている。特に、偏光板、位相差板、
楕円偏光板等の光学用途においてはその適用頻度も高
く、かかる粘着剤組成物が大いに活用され得る状況にあ
る。
かかる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アクリ
ル系樹脂中に、硬化剤及び、化1で示されるシラン系化
合物を配合させてなる粘着剤組成物が、上記課題を解決
することを見いだし本発明を完成した。
−ケトエステル構造の1種又は2種以上を含む一価置換
基を表し、Xはハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキ
シ基もしくはアシルオキシ基及びアミノ基から選ばれる
加水分解性基を表す。又、mは1、2又は3、nは0、
1又は2を示し、1≦m+n≦3である。)
に硬化剤、特にイソシアネート系化合物及び、上記シラ
ン系化合物を配合した点にあり、このとき高温又は高温
高湿下でも経時変化の小さい非常に優れた凝集力、接着
力あるいは曲面接着力を顕著に示すものである。
化合物の他に更に硬化助剤としてポリオール系化合物又
は/及びメラミン系化合物をも併用し、配合したとき、
特に優れた本発明の効果を示す。又、本発明の粘着剤組
成物は、偏光フィルム、位相差フィルム等の光学用途に
おいてガラス基材との接着に用いることにより、耐久性
に優れ、光学特性変化の小さい光学積層体を提供するこ
とができる。
本発明のアクリル系樹脂の構成成分としては、ガラス転
移温度の低く柔らかいモノマー成分やガラス転移温度の
高く硬いコモノマー成分、更に少量の官能基含有モノマ
ー成分が挙げられる。
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル等
のアルキル基の炭素数2〜12程度のアクリル酸アルキ
ルエステルやメタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸シ
クロヘキシル等のアルキル基の炭素数4〜12程度のメ
タクリル酸アルキルエステル等が挙げられ、前記のコモ
ノマー成分としては、アクリル酸メチルやメタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル等
のアルキル基の炭素数1〜3のメタクリル酸アルキルエ
ステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、スチレン等が挙げられる。又、アルキル基が芳
香環基、複素環基、ハロゲン原子等で置換されているア
クリル酸アルキルエステルやメタクリル酸アルキルエス
テル等、一般にアクリル系樹脂の合成に用いられるモノ
マーを、本発明の粘着剤アクリル系樹脂の合成にも用い
ることもできる。
は、例えばカルボキシル基含有モノマーとして、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸、
マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、グルタコン
酸、イタコン酸等の多価カルボン酸、及びこれらの無水
物等があり、ヒドロキシル基含有モノマーとして、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等やN−メチロールアクリルアミ
ド、アリルアルコール等がある。
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド等があり、アミド基、N
−置換アミド基含有モノマーとしては、(メタ)アクリ
ルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エ
チル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)ア
クリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オク
チルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等があ
る。ニトリル基含有モノマーとしては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、クロトノニトリル、フマロニ
トリル等がある。その他、リン酸系のアクリレート等も
挙げられる。
特にカルボキシル基含有モノマーの使用が好ましい。か
かる主モノマー成分の含有量は、他に含有させるコモノ
マー成分や官能基含有モノマー成分の種類や含有量によ
り一概には規定できないが、一般的には上記主モノマー
を50重量%以上含有させることが好ましい。又、官能
基含有モノマー成分の含有量は0.001〜50重量
%、好ましくは0.001〜25重量%、更に好ましく
は0.01〜25重量%であることが望まれる。本発明
のアクリル系樹脂は主モノマー、コモノマー、更に官能
基含有モノマーを有機溶剤中でラジカル共重合させる如
き、当業者周知の方法によって容易に製造される。
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、n−プロピルアルコー
ル、iso−プロピルアルコール等の脂肪族アルコール
類、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類等が挙げられ
る。前記ラジカル重合に使用する重合触媒としては、通
常のラジカル重合触媒であるアゾビスイソブチロニトリ
ル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が具体例と
して挙げられる。
系樹脂に、硬化剤及び、前記化1に示されるシラン系化
合物が配合される。該硬化剤としては、特に制限される
ことはないがイソシアネート系化合物、エポキシ系化合
物、アルデヒド系化合物、アミン系化合物、金属塩、金
属アルコキシド、金属キレート化合物、アンモニウム塩
及びヒドラジン化合物等が例示される。
ては、トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイ
ソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイ
ソシアネートアダクト、トリメチロールプロパンのキシ
リレンジイソシアネートアダクト、トリフェニルメタン
トリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニルメタ
ン)トリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
等、及びこれらのケトオキシムブロック物又はフェノー
ルブロック物あるいはイソシアヌレート等が挙げられ
る。
ルA・エピクロルヒドリン型のエポキシ樹脂、エチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、グリセリンジ又はトリグリ
シジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、
N,N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシレンジ
アミン、1,3−ビス(N,N′−ジグリシジルアミノ
メチル)シクロヘキサン等が挙げられる。
ール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、マ
レインジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙
げられる。アミン化合物としては、ヘキサメチレンジア
ミン、トリエチルジアミン、ポリエチレンイミン、ヘキ
サメチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チルテトラミン、イソフォロンジアミン、アミノ樹脂、
メラミン樹脂等が挙げられる。
亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、マグネシ
ウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の多価金属
の塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩、例
えば塩化第二銅、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化
第二スズ、塩化亜鉛、塩化ニッケル、塩化マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、酢酸銅、酢酸クロム等が挙げら
れる。金属アルコキシドとしては、テトラエチルチタネ
ート、テトラエチルジルコネート、アルミニウムイソプ
ロピオネート等が挙げられる。
ム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモ
ン、マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム
等の多価金属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル
配位化合物等が挙げられる。アンモニウム塩としては、
塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム、プロピオン酸アンモニウム等が挙げられる。ヒドラ
ジン化合物としては、ヒドラジン、ヒドラジンヒドラー
ト、及びそれらの塩基塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩
類、ギ酸、シュウ酸等の有機酸塩類が挙げられる。
シアネート系化合物が好ましく、特にそのなかでも、ト
リメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートアダ
クトが最も有効である。かかる硬化剤の添加量はアクリ
ル系樹脂100重量部に対して0.01〜10重量部、
好ましくは0.1〜7重量部、更に好ましくは0.3〜
5重量部である。かかる添加量が0.01重量部未満で
は、硬化が充分になされず、高温の条件下では不良とな
り、一方10重量部を越えると硬化が促進され過ぎて接
着力が低下し好ましくない。
ては、上記化1で示される化合物であれば特に限定され
ないが、具体例としては下記のもの等が挙げられる。
することも可能である。
合物の他に、エポキシ系シラン、アクリル系シラン、メ
ルカプト系シラン、水酸基系シラン等の他のシラン系化
合物を併用することも可能である。
は、アクリル系樹脂100重量部に対して0.0001
〜10重量部、好ましくは0.0005〜7重量部、更
に好ましくは0.001〜5重量部であり、かかる添加
量が0.0001重量部未満では添加の効果が得られ
ず、10重量部を越えると凝集力が低下し、本発明の優
れた接着力、凝集力を示さない。
化合物の他に更に硬化助剤としてポリオール系化合物や
メラミン系化合物を一種又は二種以上配合させることが
好ましい。かかる配合量は、アクリル系樹脂100重量
部に対して、ポリオール系化合物の場合で0.001〜
50重量部、好ましくは0.01〜30重量部、メラミ
ン系化合物の場合で0.001〜10重量部、好ましく
は0.001〜0.5重量部であることが好ましく、本
発明の効果が顕著に発揮できる。
されることはなくポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、水酸基含有ポリブタジエンポリオール、
アクリルポリオール、ヒマシ油の誘導体、トール油誘導
体等の窒素を含有しないポリオールが挙げられ、その中
でも好適には、トリメチロールプロパン、1,4−ブタ
ンジオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、3−メチ
ルペンタン−1,3,5−トリオール等が挙げられる
が、好ましくは下記の化24及び化26に示されるよう
な窒素を含有したポリオール系化合物が挙げられ、具体
的には、化24としてトリエタノールアミン、メチルジ
エタノールアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミ
ン、ポリオキシエチレンラウリルアミン、好ましくはメ
チルジエタノールアミン、ポリオキシエチレンステアリ
ルアミンが挙げられ、化26としてはN,N,N′,
N′−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレン
ジアミン、アデカクオドロール(旭電化工業(株))が
挙げられる。
ル基、アシル基、フェニル基、あるいは下記の化25の
いずれかで、m、n、k、lは0以上の整数(但し、m
とn、kとlとはいずれも同時に0にはならない。)で
ある。
はフェニレン基で、a、b、m、n、k、l、x、yは
0以上の整数(但し、aとb、mとn、kとl、xとy
とはいずれも同時に0にはならない。)で、pは1以上
の整数である。
されないが下記の化27で示される化合物が好ましく、
具体的にはR2が水素(9重量%)、−CH2OH(31
重量%)、−CH2OBu(60重量%)からなるスー
パーベッカミンJ−820−60(大日本インキ化学工
業)が挙げられる。
R2′は水素、アルキル基)で、R3はR2又は縮合によ
り生成する結合で、rは1以上の整数である。
示されるシラン系化合物、更には硬化助剤の配合方法に
ついては、特に制限はなく一括仕込みや、上記アクリル
系樹脂、硬化剤、シラン系化合物、硬化助剤を予め任意
に複数を混合して、残る成分を後から混合してもよい。
又は高温高湿下においても凝集力及び接着力の経時変化
が小さく、かつ、本発明特有の曲面接着力にも優れた効
果を示す粘着剤組成物である。かかる粘着剤組成物の使
用については、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケ
トン、アセトン等の有機溶剤に溶解したものを基材又は
剥離フィルム等のフィルムに塗布した後、30〜170
℃、好ましくは40〜150℃の乾燥温度で乾燥して硬
化され、その粘着特性が得られる。
粘着シート等の各種粘着用途として有効に用いられ、更
に各種基材に貼り合わされる。基材は特に限定されない
が、ステンレス板、アルミニウム板、鋼板、銅板等をは
じめとするあらゆる材質の金属板、ポリエチレン板、ポ
リプロピレン板、メラミン板、フェノール板等の合成樹
脂化粧板、合板、単板、ガラス板等のいわゆる板状物の
他、棒状物、陶器や各種成形物の表面に貼り合わすこと
ができる。
ガラス基材と光学フィルムとの接着において非常に優れ
た効果を示す。即ち、該粘着剤組成物を用いることによ
り、高温又は高温高湿環境下での使用において、粘着剤
層の発泡や剥離等の外観欠点が発生せず、耐熱性、耐湿
熱性に優れ、更に光学特性についても優れた光学積層体
を得ることができる。
学特性を有するフィルムであれば特に限定されないが、
偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光フィルム等の
使用が好ましく、これらの光学フィルムとガラス基板の
接着に本発明の粘着剤組成物を用いることにより、耐熱
性、耐湿熱性及び光学特性に優れた光学フィルム/ガラ
ス基板の光学積層体が得られるのである。尚、本発明で
は、主として偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光
フィルム等の光学フィルムには保護層を設けるが、特に
断りのない限り、ここでは保護層の有無にかかわらず光
学フィルムと称する。
明では、例えば、主としてポリビニルアルコール系偏光
フィルムを基材とし、これに必要に応じ保護層を設けた
偏光板、あるいはポリビニルアルコール系やポリカーボ
ネート系の位相差フィルムを基材とし、これに必要に応
じ保護層を設けた位相差板、更には偏光フィルムと位相
差フィルムを組み合わせた楕円偏光板等に、粘着剤層及
び剥離フィルムを付加するのである。粘着剤層及び剥離
フィルムを付加する方法としては、剥離フィルムの上に
粘着剤層を設け、その上に光学フィルムを貼り合わせる
方法、あるいは逆に光学フィルムの上に粘着剤層を設
け、その上に剥離フィルムを貼り合わせる方法が通常取
られる。
光学フィルムは使用時に適当に切断され、剥離フィルム
を剥がし、相手基材であるガラスあるいは他の基材と貼
り合わせ、液晶表示素子、防眩用あるいはサングラスと
して用いられる。又、前記粘着剤層を有する光学フィル
ムは、更に反射板及び/又は半透明層を設けることによ
り、反射型あるいは半透過型の液晶表示板に使用され
る。この反射板としては通常アルミニウム、銀等の箔、
板が使用される。又、半透明層としては反射型及び透過
型の両方に使用可能となるべく反射率と透過率が選ば
れ、適宜材料は選択される。
なくポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、ポリアリレート、ポリイミド、ポリオレフィ
ン、ポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリビニリデンフルオライド/ポリメチルメタアク
リレート、液晶ポリマー、トリアセチルセルロース系樹
脂、環状ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物、ポリ塩化ビニル等が採用されるが、主とし
てポリカーボネート、ポリビニルアルコール系樹脂フィ
ルムが用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂として
は通常酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化し
て製造されるが、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステ
ル、アミド、ニトリル等を含む)、オレフィン類、ビニ
ルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと共
重合可能な成分を含有していても良い。又、ポリビニル
アルコールを酸の存在下でアルデヒド類と反応させた、
例えばポリブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂
等のいわゆるポリビニルアセタール樹脂及びポリビニル
アルコール誘導体が挙げられる。平均重合度は500〜
10000、ケン化度は80〜100モル%のもので、
1.01〜4倍程度に一軸延伸されたものであることが
望ましい。
00〜10000、ケン化度が85〜100モル%の上
記ポリビニルアルコール系樹脂を原反フィルムとして、
ヨウ素−ヨウ化カリの水溶液あるいは二色性染料により
染色された一軸延伸フィルム(2〜10倍、好ましくは
3〜7倍程度の延伸倍率)が用いられる。
ロースアセテート系フィルム、アクリル系フィルム、ポ
リエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリエーテルエー
テルケトン系フィルム、ポリスルホン系フィルム等が挙
げられるが、好適には三酢酸セルロースフィルム等のセ
ルロースアセテート系フィルムが用いられる。更に、必
要に応じて、上記樹脂フィルムにサリチル酸エステル系
化合物、ベンゾフェノール系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯
塩系化合物等の紫外線吸収剤を配合させることも可能で
ある。
に、硬化剤、特にイソシアネート系化合物及び、上記化
1で示されるシラン系化合物、好ましくは更に硬化助剤
としてポリオール系化合物又は/及びメラミン系化合物
を配合させてなるために、高温下又は高温高湿下でも凝
集力及び接着力の経時変化が小さく、かつ、曲面接着力
にも優れた効果を示し、又、光学フィルムと基材との接
着に用いた場合、粘着剤の発泡や剥離を起こさないとい
った耐久性に優れるばかりでなく、高温、高湿環境下で
長時間放置してもその光学特性が低下しないといった効
果も発揮する。かかる特性を利用して液晶表示体の用途
に用いられ、特に車両用途、各種工業計器類、家庭用電
化製品の表示等に有用である。
説明する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。 実施例1 アクリル酸n−ブチル:アクリル酸=95:5(重量
比)の配合物100部を重合開始剤としての過酸化ベン
ゾイルを0.1部添加してトルエン中で重合し、共重合
物溶液を得た。該共重合物溶液に、該共重合物溶液の固
形分100部に対して、イソシアネート系化合物として
コロネートL(日本ポリウレタン社製)1.0部、アセ
トアセトキシプロピルトリメトキシシラン(上記化2)
(A)1.0部を添加し、充分混合して粘着剤組成物を
得た。得られた粘着剤組成物について、接着力、凝集力
及び曲面接着力の評価を行った。尚、接着力、凝集力及
び曲面接着力の評価方法は下記に示す通りである。
溶解した後、ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗
工し、100℃で2分間乾燥(乾燥後の塗布厚25μ
m)し、これをJIS Z 0237に準じた手動ロー
ラで3往復してガラス板(サイズ:幅25mm、長さ1
80mm)に圧着した。該サンプルをオートクレーブ処
理(50℃、15分、5kg/cm2)し、60℃で1
2時間熱処理し、20℃、65%RHの条件下で1時間
放置した後、JIS B 7721に準じた装置によ
り、JIS Z 0237に準じた90度引きはなし法
で接着力(kg/25mm)を測定した。引き上げる速
度は200mm/minであった。
工したポリエチレンテレフタレートフィルム(サイズ:
幅25mm、長さ150mm)をガラス板(サイズ:幅
40mm、長さ80mm)にJIS Z 0237に準
じた手動ローラで3往復して圧着した。該サンプルをオ
ートクレーブ処理(50℃、15分、5kg/cm2)
し、20℃、65%RHの条件下で1時間放置した後、
端部に1kgの荷重をかけ、JIS Z 0237に準
じて測定をし、70℃で48時間後のずれの大きさ(m
m)を測定し、下記の基準で評価した。 ◎・・・0〜0.5(mm)未満 ○・・・0.5〜5.0(mm)未満 △・・・5.0〜10.0(mm)未満 ×・・・10.0(mm)以上
の曲面に幅25mm、長さ66mmの上記同様の試験片
を円筒の自重(200g)を利用して貼り付けて、オー
トクレーブ処理(50℃、15分、5kg/cm2)
し、40℃、24時間放置して更に40℃、95%RH
の条件下24時間放置した後の剥がれの大きさ(mm)
を測定し、下記の基準により評価した。 ◎・・・0〜0.5(mm)未満 ○・・・0.5〜5.0(mm)未満 △・・・5.0〜10.0(mm)未満 ×・・・10.0(mm)以上
mのガラス板上にアプリケーターを用いて乾燥後の厚み
が25μmとなるように塗布し、100℃2分間乾燥し
て粘着性板を得、一方、膜厚30μmのポリビニルアル
コール偏光フィルム(平均重合度1700、平均ケン化
度99モル%、4倍延伸)の両側を厚さ80μmの三酢
酸セルロースフィルムで積層した偏光板(ポリビニルア
ルコール偏光フィルムの延伸軸方向を45度傾けて15
0mm×200mmに切断)を作製し、この片面に上記
粘着性板を積層し、ローラーで押圧してガラス積層偏光
板を製造した。該偏光板の耐熱(90℃、500時
間)、耐湿熱(60℃×90%RH、500時間)試験
を行い、外観変化及び光学特性変化を評価した。
率τ(%)及び偏光度V(%)を測定した。ここで、本
発明でいう偏光度は [(H11−H1)/(H11+H1)]1/2×100(%) で示され、H11は2枚の偏光フィルムサンプルの重ね合
わせ時において、偏光フィルムの配向方向が同一方向に
なるように重ね合わせた状態で分光光度計を用いて測定
した透過率(%)、H1は2枚のサンプルの重ね合わせ
時において、偏光フィルムの配向方向が互いに直交する
方向になるように重ね合わせた状態で測定した透過率
(%)である。
0、平均ケン化度97モル%、1.1倍延伸のポリビニ
ルアルコールフィルム、膜厚50μm)についても、位
相差フィルムの両側に厚さ80μmの三酢酸セルロース
フィルムを積層した位相差板(ポリビニルアルコールフ
ィルムの延伸軸方向を45度傾けて150mm×200
mmに切断)を作製し、この片面に上記粘着性板を積層
し、ローラーで押圧してガラス積層位相差板を製造し
た。該位相差板の耐熱(70℃、500時間)、耐湿熱
(40℃×95%RH、500時間)試験を行い、外観
変化及び光学特性変化を評価した。
デーション値(RD)を測定した。位相差フィルムにお
けるレターデーション値(RD)とは、主延伸方向(M
D方向)及びこれに垂直な方向(TD方向)における屈
折率(IIMD−IITD)と位相差フィルムの厚さ(d)との
積で定義され、バビネ型コンペンサーター付の偏光顕微
鏡(ニコンPOH−1型)を用い補償法にて測定した
(光源は白色光)。
ィルム/三酢酸セルロースフィルム/粘着剤層/三酢酸
セルロースフィルム/位相差フィルム/三酢酸セルロー
スフィルム/粘着剤層からなる構成をもった楕円偏光板
についても、耐熱(70℃、500時間)、耐湿熱(4
0℃×95%RH、500時間)試験を行い、外観変化
を評価した。
離の発生を観察した。 変化無し ・・・○ 発泡、剥離有り・・・× (光学特性変化)偏光板については、耐久試験前後の単
体透過率τ(%)及び偏光度V(%)の差により評価し
た。絶対値で5%以下であることが望まれる。位相差板
については、耐久試験前後のRD値の差により評価し
た。絶対値で30nm以下であることが望まれる。
ルトリメトキシシラン(上記化18)(B)に代えた以
外は同様に行い、得られた粘着剤組成物について実施例
1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。
又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得ら
れる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法
により外観変化及び光学特性変化を評価した。
4−アセチル−ブチルトリメトキシシラン(上記化1
9)(C)に代えた以外は同様に行い、得られた粘着剤
組成物について実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲
面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施
例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光
板についても上記方法により外観変化及び光学特性変化
を評価した。
製)をコロネートL及びコロネートHL(日本ポリウレ
タン社製)の混合物(L:HL=1:1)に代えた以外
は同様に行い、得られた粘着剤組成物について実施例1
と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。
又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得ら
れる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法
により外観変化及び光学特性変化を評価した。
製)をトリメチロールプロパントリグリシジルエーテル
に代えた以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物につ
いて実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を
評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様
にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板について
も上記方法により外観変化及び光学特性変化を評価し
た。
タノールアミンを1.0部添加した以外は同様に行い、
得られた粘着剤組成物について実施例1と同様に接着
力、凝集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組
成物を用いて実施例1と同様にして得られる偏光板、位
相差板、楕円偏光板についても上記方法により外観変化
及び光学特性変化を評価した。
プロパンを1.0部添加した以外は同様に行い、得られ
た粘着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝集
力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用
いて実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、
楕円偏光板についても上記方法により外観変化及び光学
特性変化を評価した。
ミンJ−820−60(大日本インキ化学工業)を0.
3部添加した以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物
について実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着
力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と
同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板につ
いても上記方法により外観変化及び光学特性変化を評価
した。
に行い、得られた粘着剤組成物について実施例1と同様
に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘
着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得られる偏光
板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法により外
観変化及び光学特性変化を評価した。
製)を添加しなかった以外は同様に行い、得られた粘着
剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝集力及び
曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実
施例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏
光板についても上記方法により外観変化及び光学特性変
化を評価した。
−アミノプロピルトリメトキシシランに代えた以外は同
様に行い、得られた粘着剤組成物について実施例1と同
様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。又、該
粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得られる偏
光板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法により
外観変化及び光学特性変化を評価した。
グリシドキシプロピルトリメトキシシランを1.0部添
加した以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物につい
て実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評
価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様に
して得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても
上記方法により外観変化及び光学特性変化を評価した。
シランプロピルイソシアネート1.0部を添加して粘着
剤組成物を得、得られた粘着剤組成物について実施例1
と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。
又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得ら
れる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法
により外観変化及び光学特性変化を評価した。実施例、
比較例のそれぞれの評価結果は表1〜4にまとめて示
す。
温高湿下でも凝集力及び接着力の経時変化が小さく、か
つ、曲面接着力にも優れた効果を示し、又、各種光学フ
ィルムとガラス等の各種基材との接着においては、粘着
剤の発泡や剥離を起こさないといった耐久性に優れるば
かりでなく、高温、高湿環境下で長時間放置してもその
光学特性が低下しないといった効果も奏する。
Claims (7)
- 【請求項1】 アクリル系樹脂中に、硬化剤及び、化1
で示されるシラン系化合物を配合させてなることを特徴
とする粘着剤組成物。 【化1】 (但し、式中Rは炭素数4〜20のβ−ジケトン及びβ
−ケトエステル構造の1種又は2種以上を含む一価置換
基を表し、Xはハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキ
シ基もしくはアシルオキシ基及びアミノ基から選ばれる
加水分解性基を表す。又、mは1、2又は3、nは0、
1又は2を示し、1≦m+n≦3である。) - 【請求項2】 化1で示されるシラン系化合物の添加量
が、アクリル系樹脂100重量部に対して0.0001
〜10重量部であることを特徴とする請求項1記載の粘
着剤組成物。 - 【請求項3】 硬化剤がイソシアネート系化合物である
ことを特徴とする請求項1、又は2記載の粘着剤組成
物。 - 【請求項4】 硬化剤の添加量がアクリル系樹脂100
重量部に対して0.01〜10重量部であることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着剤組成物。 - 【請求項5】 上記アクリル系樹脂粘着剤に、更に硬化
助剤としてポリオール系化合物又は/及びメラミン系化
合物を配合させてなることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載の粘着剤組成物。 - 【請求項6】 基材と光学フィルムの接着に用いること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の粘着剤組
成物。 - 【請求項7】 光学フィルムが偏光フィルム、位相差フ
ィルム及び楕円偏光フィルムのいずれかであることを特
徴とする請求項6記載の粘着剤組成物。
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1995
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