JPH0819961B2 - レリーズベアリング装置 - Google Patents

レリーズベアリング装置

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JPH0819961B2
JPH0819961B2 JP59282049A JP28204984A JPH0819961B2 JP H0819961 B2 JPH0819961 B2 JP H0819961B2 JP 59282049 A JP59282049 A JP 59282049A JP 28204984 A JP28204984 A JP 28204984A JP H0819961 B2 JPH0819961 B2 JP H0819961B2
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    • F16D23/143Arrangements or details for the connection between the release bearing and the diaphragm
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般に、例えば自動車に取付けられる形式
のレリーズベアリングに関し、より詳細には、クラッチ
を切断するためにクラッチのクラッチ切離し装置にけん
引力を作用させる前記レリーズベアリングに関する。
〔従来の技術〕
この種のレリーズベアリングにおいて困難な点は、レ
リーズベアリングが大体においてクラッチの外部に必然
的に配置されていても、クラッチ離し装置にけん引力を
及ぼし得るためには、レリーズベアリングの内部におい
て、クラッチ切離し装置の内面に操作力を加える必要が
あることである。
この困難に対処するために、通常は、クラッチ切離し
装置上に加えられるけん引力の方向に対応する少くとも
一の軸方向にレリーズベアリングとクラッチ切離し装置
とを連結する。
より詳細には、レリーズベアリングをこのようにクラ
ッチ切離し装置に連結するために、本明細書では便宜上
押圧部材と呼ばれる補助部材がクラッチ切離し装置に通
常組合される。この押圧部材は、クラッチ切離し装置の
レリーズベアリングとは反対の側に径方向に支持カラー
を有し、この支持カラーによって、所期の軸方向に、ク
ラッチ切離し装置に軸向きに当接する。レリーズベアリ
ングは、少くともクラッチ切離し装置に加えられるけん
引力の方向に対応する、押圧部材からレリーズベアリン
グに至る方向で軸向きに該支持カラーに連結させること
ができる。
実際には、この押圧部材は、操作すべきクラッチのク
ラッチ切離し装置、従って対応する機構部分、即ち、対
応する軸に固着したフライホイールに一体的に取付けら
れてクラッチを形成する1組の部材に、予め取付けられ
ている。
この押圧部材をレリーズベアリングに軸方向に固着す
る必要な操作がなお残されている。
この操作のために、径方向に変形自在で装置軸方向線
回りに環状に配設され、レリーズベアリング側では、押
圧部材の1つの支持面に、また反対側では、レリーズベ
アリングの1つの支持面に、それぞれ少くとも部分的に
係合している、添え材、即ち連結添え材、を使用するこ
とによる、スナップ式の操作が、これまでに提案されて
いる。
この種の装置は特に、フランス特許公報第2539473号
(出願日1983年1月17日、出願番号83−613号)に記載
されている。
実際に、このフランス特許公報によれば、このように
使用される連結添え材自身には、関係するクラッチ機構
が、押圧部材をクラッチ切離し装置に軸方向に確実に連
結するための保持手段と共に、予め取付けてあり、押圧
部材は、このようにして、或る一の軸方向にも、それと
反対の軸方向にも、必要ならば遊びをもって軸向きにク
ラッチ切離し装置に合体される。
ところで、連結添え材と共働するレリーズベアリング
の支持面は、レリーズベアリング上に、特に、玉軸受の
一方のレースの軸向き延長部分となるスリーブ上にその
ために形成した環状の溝の、一方の側面によって形成さ
れる。玉軸受は、作用要素を形成するためにレリーズベ
アリングに通常備わっており、レリーズベアリングは、
その作用要素により、押圧部材を介して、クラッチ切離
し装置に作用するようになっている。
前記フランス特許公報によれば、弾性支持手段があ
り、この支持手段は、連結添え材に対するクラッチ切離
し装置の反対側において、レリーズベアリング上に軸方
向に支持されていると共に、クラッチ切離し装置上に軸
方向に当接し、連結添え材を、それと共働すべき支持面
と係合した状態に保つと共に、押圧部材とクラッチ切離
し装置との接触を保持する。
いずれにしても、連結添え材とその支持面とによるス
ナップ式の係合によって、レリーズベアリング(この場
合、普通に「クリプセ」と呼ばれる)は、クラッチ装置
自身が対応するフライホイール上に既に取付けられた後
にしか所定の取付け位置に取付けできなくなり、好まし
い。
実際に、レリーズベアリングは、クラッチ装置のクラ
ッチ切離し装置の中心孔内に軸方向に係合させるだけで
よい。連結添え材は、この係合の間に弾性的に後退し、
添え材と共働すべき支持面の間において、再び元の形状
となり、レリーズベアリングと押圧部材との間の所期の
軸向きの連結を確実にする。
この点から見ると、前記の構成は、充分満足すべきも
のである。
しかしクラッチ装置とレリーズベアリングとの連結
を、例えばその交換のために必要に応じて解除するとい
う問題が生ずる。
通常は、対応する連結添え材が取付けられているクラ
ッチ切離し装置の内面に作用力を及ぼすことが必要にな
り、それによって、フライホイール及びそれが取付けら
れている支持フランジからクラッチ装置を取外す操作が
面倒になる。
この操作は、非常に複雑であり、常に多くの時間を必
要とする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の一般的な目的は、クラッチ装置を分解するこ
となく、押圧部材に対してレリーズベアリングを必要に
応じて離脱可能とした構成を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
より詳細には、本発明は、少くともレリーズベアリン
グによりクラッチ切離し装置に加えられたけん引力方向
に対応する一の軸方向において、レリーズベアリングを
クラッチ切離し装置に連結するために、クラッチ切離し
装置のレリーズベアリングとは反対の側に径方向に支持
カラーを備えていて、該支持カラーが該クラッチ切離し
装置に軸方向に当接することにより該クラッチ切離し装
置に対し前記軸方向に作用するようにした、補助のピー
ス、即ち押圧部材と、径方向に変形自在で、装置軸線回
りに環状に配設され、レリーズベアリング側では、該押
圧部材の1つの支持面に、また反対側では、レリーズベ
アリングの1つの支持面に、それぞれ少くとも部分的に
係合している、添え材、即ち連結添え材とを有し、レリ
ーズベアリングの該支持面は、レリーズベアリングに環
状に形成された溝の一方の側面によって形成され、更
に、該押圧部材をクラッチ切離し装置に必要ならば遊び
をもって軸方向に連結するための保持支持面を有するも
のにおいて、レリーズベアリングの有する前記溝の他方
の側面を前記一方の側面に対し軸方向に可動に取付けた
ことを特徴とするレリーズベアリング装置を提供する。
ところで、本発明によるレリーズベアリングは、慣用
されるように、スリーブを備えており、このスリーブ
は、クラッチ切離し装置を、軸方向に貫通している。ス
リーブの先端には、連結添え材のための支持面が形成し
てあり、溝の他の側面(一方の側面は前記支え面であ
る)は、本明細書において離脱要素と呼ばれる1つの要
素に所属しており、この離脱要素は、スリーブとは別の
部材であり、スリーブ上に摺動自在に取付けられてい
る。前記他の側面は、例えば離脱要素の端面によって装
置操作に対し傾いて形成され、装置軸線から離れるにつ
れて前記一方の側面から隔だてられる。
このように、スナップ式の取付けがいつも前記したも
のと同一の条件の下に可能になるため、押圧部材に対す
るレリーズベアリングの離脱が必要な場合には、離脱要
素上で、離脱要素のクラッチ切離し装置とは反対の側の
肩部に作用力を及ぼし、離脱要素を軸向きに、連結添え
材に向って押すだけでよい。
離脱要素は、クラッチ装置の外部に突出しており、離
脱要素に対する操作は非常に容易になり、クラッチ装置
の内部において他のいかなる操作も不用になる。
この操作は、レリーズベアリングとクラッチ切離し装
置との間に装置の軸線に向って適宜挿入される操作工具
例えばねじ回しによって行なうことができる。
好ましくは、本発明による離脱要素は、連結添え材の
ためのレリーズベアリングの溝の一方の側面を形成する
縁端と軸方向に反対側の肩部、換言すれば、クラッチ切
離し装置と軸方向に反対側の肩部を、操作工具の作用を
受けるために備えている。
いずれにしても、本発明による離脱要素は、最初はこ
の添え材から成る距離のところにあるが、連結添え材に
向って軸方向に移動するにつれて、その縁面と添え材と
は接触し、この縁面が傾斜しているため、この添え材を
装置の軸線からはなれるよう径方向に徐々に弾性的に押
圧し、溝の幅が徐々に減少することに伴なって、添え材
を、それまで添え材が収納されていた溝から押出し、添
え材は、溝の一方の側面を形成するレリーズベアリング
の支持面から離れた後は、レリーズベアリングと押圧部
材との間のそれまで分担していた軸方向の連結を、もは
や保証しなくなる。
そのため、押圧部材に対するレリーズベアリングの所
期の軸方向の離脱が非常に容易に行なわれる。
本発明の好ましい実施態様によれば、クラッチ切離し
装置の連結添え材とは反対の側には、該クラッチ切離し
装置により軸方向に支持されて該クラッチ切離し装置に
軸方向に当接する弾性支持手段があり、この支持手段
は、前記離脱要素上に支持され、レリーズベアリングに
横方向に形成された止め面に向って、離脱要素を常時付
勢するようになっている。
このように、弾性支持手段は、離脱要素をその止め面
に支持する状態に通常保持するという補助的な機能を保
証するため、好ましい。
本発明の別の有利な実施態様によれば、レリーズベア
リングは、それ自身玉軸受を有する作用要素を、クラッ
チ切離し装置に作用させるように備えており、その上に
離脱要素を摺動自在に取付けたスリーブは、玉軸受の一
方のレース上に例えば嵌着によって取付けられた1つの
部材である。
そのため、玉軸受は、標準型の玉軸受とすることがで
き、有利である。
フランス特許公報第2508997号には、本発明によるも
のと構成の類似したレリーズベアリング装置が確かに開
示されている。
クラッチ切離し装置に対してレリーズベアリングをけ
ん引方向に作用させるための押圧部材は、クラッチ切離
し装置の後方に、即ちクラッチ切離し装置のレリーズベ
アリングとは反対の側に、実際に設けられているが、こ
の押圧部材は、単に、クラッチ切離し装置により支持さ
れているだけであり、レリーズベアリングを一の軸方向
にも、それと逆の軸方向にも、必要ならば遊びをもって
クラッチ切離し装置に軸方向に連結するような保持手段
は、全く用いられていない。
また、フランス特許公報第2508997号においては、レ
リーズベアリングと押圧部材との間に添え材が実際に用
いられているが、これら2つの部分の間にはスナップ式
の係合は用いられておらず、連結添え材をその所定の取
付け位置に取付けることは、後方から、即ちクラッチ切
離し装置のレリーズベアリングとは反対の側から行なう
必要があり、アフォルテイオリに、レリーズベアリング
を後に前方から取外すことはできない。
押圧部材をクラッチ切離し装置に軸方向に連結するた
めの保持手段がないため、スナップ式の係合はできな
い。
英国特許公報第2062799号には、スナップ式の係合が
開示されている。
しかしこの英国特許公報によるレリーズベアリング装
置は、本発明によるものと構造上大きく相違している。
特に、使用されているレリーズベアリングは、それに
組合されるクラッチ切離し装置の軸孔の内部に主に配設
されている。
更に、連結添え材は、押圧部材とではなく、軸受の内
レース(その外レースは押圧部材を形成している)と係
合している。
軸方向に可動に取付けられた離脱要素に一方の側面が
所属する溝内に連結添え材を配装することも提案されて
いる。
しかしこの離脱要素は、連結添え材をその展開状態に
保つために、連結添え材に常時作用させる必要がある。
即ち、連結添え材が内部に配された溝は、通常は或る
最小の幅をもち、取外しが必要になった時は、広くしな
ければならない。
この構成は、離脱要素が最初は連結添え材から或る距
離にあり、対応する溝は通常は或る最小幅を持ち、取外
しの際はこの溝幅を狭くする必要のある、本発明の構成
とは、全く逆である。
更に、英国特許公報第2062799号によれば、連結添え
材に向って離脱要素を付勢するためには、押圧部材をク
ラッチ切離し装置との接触状態に保つものと別の特定的
な弾性手段を離脱要素に組合せる必要がある。
本発明の目的は、特徴及び利点は、添付図面を参照と
した以下の説明によって一層明らかとなろう。
〔実施例〕
各図、特に第1図に示すように、クラッチ切離し装置
(後述するダイヤフラム11)にクラッチレリーズベアリ
ング10により第1図の矢印F1で示したように及ぼされる
けん引力の方向に対応した少くとも一の軸方向に、クラ
ッチレリーズベアリング10とクラッチ切離し装置とを連
結することが、総体的に問題となっている。
クラッチレリーズベアリング10は、総体的に、それ自
体としては既知のように、クラッチ切離し装置に作用す
るための作用要素12と、作動部材、実際にはレリーズフ
ォーク、を操作するための操作要素13とを備えている。
図示した例によれば、作用要素12自身は、玉軸受15の
ような軸受部材と、玉軸受15の一方のレースに軸方向に
連結されている、後述するいろいろの態様のスリーブ16
とを備えており、前記レリーズベアリング10は、このス
リーブ16によりクラッチ切離し装置の中心孔18を通って
クラッチ切離し装置を軸方向に貫通している。
実際には、図示した例によれば、スリーブ16は、玉軸
受15の内レース19に前記のように軸方向に連結されてい
る。
図示した例において、操作要素13自身は、適宜の支持
案内部材上に係合するためのスリーブ20を軸方向に、ま
た作用要素12上に作用するためのフランジ21を横方向
に、それぞれ備えている。
操作要素13は、そのフランジ21から或る距離に、そし
てフランジ21と平行に、作用要素12とは反対の側に関係
する作動部材に対し作用するための2つの径方向アーム
22を、備えている。
図示した実施例によれば、作用要素12は、フード24に
よって、操作要素13に連結されており、フード24は、操
作要素13のフランジ21上に嵌着されており、装置軸線に
対し径方向に指向した内向き縁部25を、作用要素12に作
用させるために備えており、この縁部25には、作用要素
12の玉軸受15の外レース26が軸方向に当接している。
自動調心型のレリーズベアリングの場合には、操作要
素13のスリーブ20並びにそのフランジ21に固定されたフ
ード24と、作用要素12との間に、所定の環状空所が自由
に残される。
より正確には、自動調心保持型の自動調心軸受の場合
には、作用要素12と操作要素13との間には、軸方向作用
弾性装置が介在される。
この軸方向作用弾性装置は、一例として、図示したよ
うに、商品明“ONDUFLEX"で市販されている弾性波形の
ワッシャー27であり、このワッシャーは、作用要素12の
玉軸受15の外レース26と操作要素13のフラッジ21との間
に軸方向に介在している。
この構成は、それ自体としては既知のもので、本発明
の一部分に含まれないため、ここでは詳述しない。
同様に、クラッチ切離し装置も、ここでは詳述しな
い。
簡単に説明すると、図示した実施例において、このク
ラッチ切離し装置は、普通ダイヤフラムと呼ばれる環状
ピースの、切込み29によって複数の径方向の指片28に区
画された中心部分である。
やはりそれ自体としては既知であり、前記フランス特
許願83−613号に記載されているように、レリーズベア
リング10をダイヤフラム11に連結するために、ダイヤフ
ラム11のレリーズベアリング10とは反対の側に、普通押
圧部材30と呼ばれる別の環状ピースが配設されている。
第1図乃至第8図及び第10図に示した実施例によれ
ば、この環状ピースは、質量の大きな部材である。
第9図及び第11図に示した変形例によれば、押圧部材
30は、型打ち、絞りその他の素材変形技術によって得た
部材である。
いずれにしても、押圧部材30は、径方向に支持カラー
31を有し、この支持カラーによって、ダイヤフラム11上
に軸方向に当接するようになっている。
実際には、第1図乃至第6図に示した実施例によれ
ば、押圧部材30は、基本的に、支持カラー31のみから成
り、この支持カラーは、後に明らかにされる理由によっ
て、直径上の向い合った箇所に、局所的に、2つのボス
32を有し、これらのボスのダイヤフラム11とは反対の側
には、径方向と軸方向に延びるノッチ(33)(34)がそ
れぞれ形成されている。
レリーズベアリング10と押圧部材30とを軸方向に連結
するために、普通連結添え材と呼ばれる添え材35が設け
られており、この添え材35は、弾性的に径方向に変形自
在であり、装置の軸線の回りに環状に配設されており、
ダイヤフラム11とは反対の側に向いている押圧部材30の
支え面36と、レリーズベアリング10側で、少くとも部分
的に係合していると共に、ダイヤフラム11の側に向いて
いるレリーズベアリング10の支持面37とレリーズベアリ
ング10とは反対の側で係合している。
第1図乃至第6図に示した実施例による添え材35は、
前記フランス特許願83−613号の対象となっていて本発
明の範囲に含まれないためここでは詳述しない。添え材
35は押圧部材30をダイヤフラム11に軸方向に確実に連結
するための保持手段を形成する保持部材39と一体になっ
ており、この保持部材39は、第1図乃至第5図に特に示
した実施態様によれば、直径上の向い合った箇所に、2
個の保持棒38、38′を実効的に形成している。これらの
保持棒38、38′は、押圧部材30のボス32の径方向ノッチ
33及び軸方向ノッチ34をそれぞれ利用して配された保持
部材39の径方向部分40及び軸方向部分41によって、添え
材35に連結されており、ダイヤフラム11の押圧部材30と
は反対の側に横方向に延長している。一方の保持棒38
は、保持部材39をそれ自身に対しループ状に折曲げるこ
とによって形成され、他方の保持棒38′は、保持部材39
の両端部によって形成される。
第1図乃至第6図に示した実施例によれば、保持部材
39の保持棒38、38′は、押圧部材30と同様に、ダイヤフ
ラム11と接触している。
第10図に示した変形例によれば、保持棒38、38′とダ
イヤフラム11との間には、いろいろのダイヤフラム11の
厚さに適合するための遊隙が存在していてもよい。
いずれにしても、以上の説明からわかるように、押圧
部材30は、ダイヤフラム11に一方の軸方向にも、それと
反対の軸方向にも、遊びをもって合体している。
また、図示した例において、添え材35と共働する押圧
部材30の支持面36は、傾斜面となっており、この傾斜面
は、押圧部材30の内周面に、斜めに截断した対応する縁
面として形成されている。
また、図示した例において、添え材35と同様に共働す
るレリーズベアリング10の支持面37は、真直で、装置の
軸線と直交し、スリーブ16(支持面37はこのスリーブに
形成されている)上の円筒状支持面61は、面取りされた
スリーブ16の先端に向って形成されている。
最後に、図示した例によれば、弾性手段が配設してあ
り、この弾性手段は、ダイヤフラム11の添え材35とは反
対の側において、レリーズベアリング10上に軸方向に支
持され、ダイヤフラム11上に軸方向に当接している。
図示した例では、この弾性手段は、皿形ワッシャーの
形の弾性ワッシャー43である。
ところで、添え材35と共働するレリーズベアリング10
の支持面37は、溝45の1つの側面により形成されてい
る。この溝45は、レリーズベアリング10上に、より正確
には、ダイヤフラム11を軸方向に貫通したスリーブ16の
外周上に環状に形成されている。
本発明によれば、溝45の別の1つの側面47は、添え材
35と共働するレリーズベアリング10の支持面を形成する
溝45の支持面37に対して軸方向に可動に取付けられてい
る。
溝45の側面47は、好ましくは、装置軸線に対し図示の
ように傾斜し、装置軸線から離れるにつれて支持面37か
ら多く隔だてられるようにする。
側面47は、実際には、離脱要素48と便宜上呼ばれる部
材に設けられており、この離脱要素48は、レリーズベア
リング10のスリーブ16と別体に、スリーブ16上に軸方向
に摺動自在に取付けられているが、スリーブ16と同様
に、レリーズベアリング10に所属している。
総体的に、この離脱要素48は、レリーズベアリング10
のスリーブ16を環状に囲むリングを形成している。
ところで、溝45の側面47は、この離脱要素の縁面をな
し、離脱要素48の外径は、溝45の他の支持面37を形成す
るスリーブ16の横向き支持面の上部の円筒状支持面61の
外径に等しいか、又はこの外径よりも大きいため、側面
47の径方向の高さは、支持面37の径方向の高さにほぼ等
しいか、又はそれよりも大きい。
図示した例では、このように形成された溝45の支持面
37と側面47とは、ほぼ同じ高さを有する。
添え材35と組合って弾性支持要素を形成する弾性ワッ
シャー43は、ダイヤフラム11側に向いた肩部50(離脱要
素48に横向きに形成される)上に当接しているため、弾
性ワッシャー43は、ダイヤフラム11と反対の方向に、よ
り正確には、レリーズベアリング10上に横向きに形成さ
れた止め面に向って、離脱要素48を常時付勢している。
図示した例によれば、この止め面は、レリーズベアリ
ング10の作用要素12の玉軸受15の内レース19の対応した
縁面により形成されている。作用要素12のスリーブ16
(離脱要素48はこのスリーブ上に摺動自在に取付けられ
る)は、内レース19とは別の部材としてこれに適切に取
付けられた1つの部材を形成している。
ところで、スリーブ16は、玉軸受15の内レース19の内
側に軸方向に係合しており、内レース19の一方の端縁部
に当接する肩部52を横方向の中心域に備えている。スリ
ーブ16の他方の先端部は、内レース19の他方の縁端に嵌
着されている。
そのため、玉軸受15と、標準形の玉軸受即ち内レース
19と外レース26とが同一の軸方向の寸法を備えたものと
することができ、有利である。
以上の説明からわかるように、添え材35と組合って弾
性支持手段を形成している弾性ワッシャー43は、離脱要
素48を介して、レリーズベアリング10上に、より正確に
は、レリーズベアリング10の作用要素12の玉軸受15上に
支持されている。
ところで、図示した例によれば、離脱要素48の肩部50
(弾性ワッシャー43が当接している)は、離脱要素48の
外周に径方向に突出するように形成されたカラー55の、
一方の側面によって形成され、カラー55の他の側面56
(ダイヤフラム11と反対の方向に指向している)は、レ
リーズベアリング10から、一層正確には、レリーズベア
リング10の作用要素12の玉軸受15から或る距離のところ
に横向きに肩部を形成しており、この肩部は、後に明ら
かになるように、離脱要素48に対する適宜の操作手段の
作用を受けるようになっている。
第5A図に示し、また前記フランス特許願83−613号に
詳細に記載されているように、押圧部材30は、予めダイ
ヤフラム11に取付けられている。
その場合、押圧部材30上に形成された支持面36に当接
する連結添え材35は、押圧部材30の内周から装置軸線に
向って、径方向に突出する。
ダイヤフラム11に押圧部材30がこのように取付けてあ
るクラッチと、本発明によるレリーズベアリング10とを
組付けるには、ダイヤフラム11の中心孔18の軸線上にレ
リーズベアリング10を配し、スリーブ16によって中心孔
18内に軸方向にレリーズベアリング10を係合させるだけ
でよい。
スリーブ16は、面取りした先端のところで、連結添え
材35と接触し(第5B図参照)、添え材35を、装置軸線か
らはなれるように径方向に弾性的に押込み、添え材35
は、それが所属している保持部材39(それ自身保持棒3
8、38′により、ダイヤフラム11に軸方向に保持されて
いる)によって、軸方向に一緒に保持され、この際に保
持棒38、38′は一時的に弾性変形される。
レリーズベアリング10の係合運動を継続すると、レリ
ーズベアリング10のスリーブ16に横向きに形成した支持
面37は、添え材35を通過し、添え材35は、それが所属し
ている保持部材39の保持棒38、38′と同様に、弾性的
に、その最初の形状に戻り、添え材35は、スリーブ16の
対応した溝45に径方向に係合する(第5C図)。
実際には、安全処置として、レリーズベアリング10の
軸方向の係合は、図示したように、添え材35がスリーブ
16の溝45に入るのに厳密に必要とされる行程よりも確実
に大きい或る所定の行程に従って、系統的に行なわれ
る。
いずれにしても、この係合の間に、弾性ワッシャー43
は圧縮されるため、この過程の終了時に、弾性ワッシャ
ー43は、レリーズベアリングに、後退運動を印加する。
その結果として、スリーブ16は、その支持面37で添え材
35と係合し、添え材35を押圧部材30の支持面36と接触さ
せるように保持する(第5D図)。
離脱要素48の側面47は、この場合、添え材35から軸方
向に或る距離にあり、添え材35が収納される溝45の幅
は、最大になる。
レリーズベアリング10が、それを作動させるレリーズ
フォークによって、第1図および第5D図の矢印F1の方向
の付勢を受けた場合、レリーズベアリング10は、連結添
え材35及び押圧部材30を順に介して、ダイヤフラム11
を、同じ方向にけん引する。
しかし本発明によれば、レリーズベアリング10と押圧
部材30とを軸方向に離脱させることができる。
それには、第6A図に示すように、例えば図示した簡単
なねじ回しのような適宜の手動操作工具60をレリーズベ
アリング10とダイヤフラム11との間に、離脱要素48のカ
ラー55のダイヤフラム11とは反対側の後面に形成された
横向きの肩部56に対し作用し得るようになるまで、挿入
した後、離脱要素48を弾性ワッシャー43に抗して連結添
え材35に向って軸方向に押込むだけでよい。
このように使用される手動操作工具60は、レリーズベ
アリング10のフード24上に、より正確には、明らかなよ
うにフード24の縁部25上に、支持させることができる。
レリーズベアリング10のスリーブ16上を摺動して軸方
向にこのように移動する離脱要素48は、溝45(連結添え
材35が通常内部に配置される)の側面47を形成する傾斜
縁部によって、連結添え材35を弾性的に径方向に溝45か
ら押出し、溝45の幅を徐々に減少させると共に、保持部
材39(連結添え材35はこの保持部材37に所属している)
の保持棒38、38′を、前記の場合と同様に、一時的に弾
性変形させる。
溝45の支持面37と側面47とは径方向にほぼ同じ高さを
有するため、この時に、第6B図に示すように、レリーズ
ベアリング10に第6B図の矢印F1に従って簡単な後退運動
を印加することによって、スリーブ16、従ってレリーズ
ベアリング10を、連結添え材35から分離することがで
き、連結添え材35は、スリーブ16の円筒状支持面61上で
自由な通過を許容する状態に保たれている。
本発明の対象については、第7図に示した変形例も、
前述した構成と同様である。
しかし、この変形例では、連結添え材35が所属する部
材39の形状が相異している。
第8図及び第9図に示した実施例によれば、連結添え
材35は、押圧部材30をダイヤフラム11に軸方向に連結す
るために用いられる保持手段とは別の、独立した部材で
ある。
第8図に示した実施例によれば、この保持手段は、フ
ード65によって形成され、このフードは、押圧部材30の
外周にはめこまれ、特開昭59−77130号公報(公開日昭
和59年5月2日)に押圧ピースないしは作用ピースにつ
いて詳細に記載された構成に従って、軸方向部分66を有
し、この軸方向部分によってダイヤフラム11を、その切
込み29(ダイヤフラム11の指状片28を相互に隔だててい
る)のところで通過している。各々の軸方向部分66の先
端には、径方向の延長部分68があり、この延長部分は、
装置の軸線に指向し、その円周上に指状片70を片もち支
持し、この指状片70は、ダイヤフラム11の指状片28の1
つにより支持されている。
特願昭58−176159号に詳細に記載されているが本発明
の範囲に含まれない構成に従って、フード65を、そして
このフードと共に押圧部材30を、ダイヤフラム11上の所
定位置に、ダイヤフラム11の指状片28のうちのいくつか
を軸方向に一時的に変形させることにより、バヨネット
式に取付ける。
本発明によれば、離脱要素48によりレリーズベアリン
グ10の溝45から前述した過程に従って押出される連結添
え材35を保持するために、フード65は、押圧部材30の前
方に、即ち、ダイヤフラム11に当接する側とは反対側の
押圧部材30の表面上において、環状の保持ケージ71を形
成しており、保持ケージ71は、溝45と連通している。
第9図に示した実施例によれば、このようにして押圧
部材30に組合される保持ケージ71は、押圧部材30の取付
けられるフードにより形成される代りに、舌状部分72に
よって形成され、舌状部分72は、型打ち、絞りその他の
素材変形技術に従って得られる押圧部材30と一体に形成
され、装置軸線に向って径方向に十字形に折曲される。
この実施例によれば、前述したバヨネット取付けに従
ってダイヤフラム11上の保持を確実にする指状片70を担
持した押圧部材30の舌状部分66も、同様に十字形であ
る。
第11図に示した実施例によれば、保持ケージ71は、押
圧部材30自身に形成した溝によって形成され、この溝の
一方の側面は、連結添え材35と共働する肩部36を形成し
ている。
その他の点については、押圧部材30に対してレリーズ
ベアリング10を離脱させることに関連した構成は、第1
図乃至第6図について説明したものと同様である。
本発明は、前述した実施例のみに限定されず、種々の
可能な変形も本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図の1−1線におけるレリーズベアリン
グの軸方向断面図、第2図は第1図の2−2線における
一部を断面によらずに、側面図により示した、部分断面
図であり、第3図は第1図に1点鎖線の矩形で囲んだ部
分を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿って円
周方向に展開し、一部は断面により示した平面図、第5
A、5B、5C、5D図は、全体の装置を組立てる際にレリー
ズベアリングをスナップ式に嵌合させる過程を説明する
ための、第3図と同様の断面図、第6A、6B図は、レリー
ズベアリングを、それに組合せたクラッチから必要に応
じて軸方向に離脱させる過程を説明するための、第3図
と同様の断面図、第7、8、9図は、本発明の変形実施
例を各々示す第3図と同様の断面図、第10図は、本発明
の別の実施例を示す、第3図と同様の断面図、第11図
は、本発明の更に別の実施例を示す第3図と同様の断面
図である。 符号の説明 10……レリーズベアリング、11……ダイヤフラム(クラ
ッチ切離し装置)、30……押圧部材、35……連結添え
材、37……支持面、45……溝、47……側面(他の側
面)。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチのクラッチ切離し装置(11)を操
    作するべく、このクラッチ切離し装置(11)に連結され
    たレリーズベアリング(10)を備え、このレリーズベア
    リング(10)が、軸受部材(15)と、前記クラッチ切離
    し装置(11)を介して、前記軸受部材(15)から軸方向
    に延びるスリーブ(16)を備え、また、少なくとも一つ
    の方向に、クラッチ切離し装置(11)を作動させるべ
    く、前記軸受部材(15)と軸方向に離れたクラッチ切離
    し装置(11)の一側部と係合可能なように半径方向に延
    びる支持カラー(31)を備える押圧部材(30)と、前記
    押圧部材(30)と前記スリーブ(16)を脱離可能に連結
    するべく、前記スリーブ(16)の回りに設けられ、半径
    方向に変形可能な連結添え材(35)と、前記押圧部材
    (30)をクラッチ切離し装置(11)に軸方向に連結する
    保持部材(39)とを備え、前記連結添え材(35)が、前
    記軸受部材(15)と反対側の軸方向に延びる前記押圧部
    材(30)の支持面(36)と、前記軸受部材(15)の方向
    へ軸方向に延びるスリーブ(16)の対向支持面(37)と
    に接しており、前記対向支持面(37)が、溝(45)の第
    1の側面を形成し、更に前記溝(45)の第2の側面(4
    7)を定める離脱要素(48)が設けられ、この離脱要素
    (48)が、前記軸受部材(15)の接する通常の位置と、
    前記軸受部材(15)から軸方向に離れた離脱位置の間
    で、前記スリーブ(16)内を滑動しうるようになってお
    り、離脱位置において、前記離脱要素(48)により、前
    記支持面(36)と前記対向支持面(37)の間から前記連
    結添え材(35)が押し出されることにより、前記連結添
    え材(35)と前記押圧部材(30)の当接関係を維持する
    ようになっており、また、前記離脱要素(48)を、前記
    軸受部材(15)の半径方向の面と接する通常の位置に変
    位させる弾性支持手段(43)を備えているレリーズベア
    リング装置。
  2. 【請求項2】溝(45)の第2の側面(47)が、軸受部材
    (15)から離れるにつれ、半径方向内側に傾いている特
    許請求の範囲第(1)項に記載のレリーズベアリング装
    置。
  3. 【請求項3】溝(45)の第2の側面(47)が、軸受部材
    (15)から離れるにつれ、軸方向に向く離脱要素(48)
    の端部により形成されている特許請求の範囲第(1)項
    に記載のレリーズベアリング装置。
  4. 【請求項4】弾性支持手段(43)が、離脱要素(48)の
    肩部(50)により支持され、クラッチ切離し装置(11)
    の方向に向いている特許請求の範囲第(1)項に記載の
    レリーズベアリング装置。
  5. 【請求項5】通常の位置から離脱位置まで、離脱要素
    (48)を動かすべく、クラッチ切離し装置(11)から軸
    方向に離れた位置に、離脱要素(48)が半径方向の肩部
    を備えている特許請求の範囲第(1)項に記載のレリー
    ズベアリング装置。
  6. 【請求項6】通常の位置から離脱位置まで、離脱要素
    (48)を動かすべく、クラッチ切離し装置(11)から軸
    方向に離れた位置に、離脱要素(48)が半径方向の肩部
    を備え、この肩部が、離脱要素(48)の周縁部から半径
    方向に突出する支持カラー(55)の各側部により形成さ
    れている特許請求の範囲第(4)項に記載のレリーズベ
    アリング装置。
  7. 【請求項7】軸受部材(15)が、レース(19)(26)を
    有する玉軸受(15)よりなり、スリーブ(16)が前記玉
    軸受(15)のレースの一つ(19)に固着されている特許
    請求の範囲第(1)項に記載のレリーズベアリング装
    置。
  8. 【請求項8】軸受部材(15)が、レース(19)(26)を
    有する玉軸受(15)よりなり、スリーブ(16)が前記玉
    軸受(15)のレースの一つ(19)に固着され、離脱要素
    (48)との当接面が、前記レース(19)の端部に形成さ
    れている特許請求の範囲第(1)項に記載のレリーズベ
    アリング装置。
  9. 【請求項9】軸方向のスリーブ(16)が、レース(19)
    の一端と接する半径方向の肩部(52)を備え、このレー
    ス(9)の他端が、対向支持面(37)と軸方向に反対側
    の前記スリーブ(16)の端部により支持されている特許
    請求の範囲第(8)項に記載のレリーズベアリング装
    置。
  10. 【請求項10】溝(45)の第2の側面(47)が、第1の
    側面を形成するスリーブ(16)の対向支持面(37)の高
    さとほぼ等しいか、より大きな半径方向の高さを有して
    いる特許請求の範囲第(9)項に記載のレリーズベアリ
    ング装置。
  11. 【請求項11】溝(45)の第2の側面(47)が、第1の
    側面を形成するスリーブ(16)の対向支持面(37)の高
    さとほぼ等しいか、より大きな半径方向の高さを有して
    おり、離脱要素(48)の外周部の直径が、前記スリーブ
    (16)の対向支持面(37)を定める円筒状支持面の直径
    とほぼ等しいか、若しくはそれよりも大きい特許請求の
    範囲第(1)項に記載のレリーズベアリング装置。
  12. 【請求項12】連結添え材(35)が、保持部材(39)か
    ら分離した部分を有し、また押圧部材(30)に連結され
    た保持ケージ(71)が、溝(45)と連通する空間を有し
    ている特許請求の範囲第(1)項に記載のレリーズベア
    リング装置。
  13. 【請求項13】保持ケージ(71)が、保持部材(39)と
    一体になっている特許請求の範囲第(12)項に記載のレ
    リーズベアリング装置。
JP59282049A 1983-12-27 1984-12-27 レリーズベアリング装置 Expired - Lifetime JPH0819961B2 (ja)

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