JPH08201669A - 光ファイバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブル - Google Patents
光ファイバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブルInfo
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- JPH08201669A JPH08201669A JP7008891A JP889195A JPH08201669A JP H08201669 A JPH08201669 A JP H08201669A JP 7008891 A JP7008891 A JP 7008891A JP 889195 A JP889195 A JP 889195A JP H08201669 A JPH08201669 A JP H08201669A
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4429—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
- G02B6/44384—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables the means comprising water blocking or hydrophobic materials
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Abstract
(57)【要約】
【目的】内部までの水の侵入を完全に遮断しうる光ファ
イバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファ
イバーケーブルを提供する。 【構成】基材シート22の片面に吸水膨潤層21が形成
され、他面に厚さ50μm以下の不透水層23が形成さ
れている止水テープ6bを、光ファイバーケーブル用止
水テープとする。
イバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファ
イバーケーブルを提供する。 【構成】基材シート22の片面に吸水膨潤層21が形成
され、他面に厚さ50μm以下の不透水層23が形成さ
れている止水テープ6bを、光ファイバーケーブル用止
水テープとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバーケーブル
用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブル
に関するものである。
用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信システムにおいて、情報
伝達量の観点から、通信用ケーブルとして光ファイバー
ケーブルが使用されるようになり、また、上記ケーブル
は、地下管路に布設されることが多い。このため、ケー
ブルの外皮が外力等により損傷した場合のケーブル内へ
の水の浸入を最小限に抑えるため、防水型のものが使用
されている。この防水型光ファイバーケーブルとして、
図9に示すような吸水剤充填型があげられる。これは、
中心軸上にテンションメンバー1が埋設されたプラスチ
ック製のスロットロッド2と、このスロットロッド2の
外周面を軸方向に延びる溝3と、この溝3内に配挿され
る光ファイバー心線4と、光ファイバー心線入りのスロ
ットロッドの外周面を被覆する内巻用止水テープ6a
と、この内巻用止水テープ6aの外周面を被覆する外巻
用止水テープ7と、全体を被覆するケーブル外被8を用
いて構成されている。上記外巻用止水テープ7は、図8
に示すように不織布等の基材シート72と、吸水性樹脂
層71を備えている。この外巻用止水テープ7は、吸水
性樹脂層を外側にして巻回され、ケーブル外被8に亀裂
等が生じ、水等が侵入したときに、その吸水性樹脂層の
吸水膨潤により亀裂を防ぎ水等の侵入防止を図るために
設けられるものである。また、従来の内巻用止水テープ
6aも、上記外巻用止水テープと同様の構成をとるもの
である。すなわち、図10に示すように不織布等の基材
シート72および吸水性樹脂層71から構成され、通
常、帯状に形成されている。この内巻用止水テープは、
吸水性樹脂層を内側にした状態でスロットロッドの長手
方向にそれ自身の長手方向を合わせ、長手方向に沿う左
右の両側縁をスロットロッドの外周面上で重ね合わせて
(いわゆる巻き寿司状)スロットロッドに取り付けられ
る。この内巻用止水テープは、上記外巻用止水テープで
遮水できなかった水の侵入を阻止する目的で使用される
ものである。
伝達量の観点から、通信用ケーブルとして光ファイバー
ケーブルが使用されるようになり、また、上記ケーブル
は、地下管路に布設されることが多い。このため、ケー
ブルの外皮が外力等により損傷した場合のケーブル内へ
の水の浸入を最小限に抑えるため、防水型のものが使用
されている。この防水型光ファイバーケーブルとして、
図9に示すような吸水剤充填型があげられる。これは、
中心軸上にテンションメンバー1が埋設されたプラスチ
ック製のスロットロッド2と、このスロットロッド2の
外周面を軸方向に延びる溝3と、この溝3内に配挿され
る光ファイバー心線4と、光ファイバー心線入りのスロ
ットロッドの外周面を被覆する内巻用止水テープ6a
と、この内巻用止水テープ6aの外周面を被覆する外巻
用止水テープ7と、全体を被覆するケーブル外被8を用
いて構成されている。上記外巻用止水テープ7は、図8
に示すように不織布等の基材シート72と、吸水性樹脂
層71を備えている。この外巻用止水テープ7は、吸水
性樹脂層を外側にして巻回され、ケーブル外被8に亀裂
等が生じ、水等が侵入したときに、その吸水性樹脂層の
吸水膨潤により亀裂を防ぎ水等の侵入防止を図るために
設けられるものである。また、従来の内巻用止水テープ
6aも、上記外巻用止水テープと同様の構成をとるもの
である。すなわち、図10に示すように不織布等の基材
シート72および吸水性樹脂層71から構成され、通
常、帯状に形成されている。この内巻用止水テープは、
吸水性樹脂層を内側にした状態でスロットロッドの長手
方向にそれ自身の長手方向を合わせ、長手方向に沿う左
右の両側縁をスロットロッドの外周面上で重ね合わせて
(いわゆる巻き寿司状)スロットロッドに取り付けられ
る。この内巻用止水テープは、上記外巻用止水テープで
遮水できなかった水の侵入を阻止する目的で使用される
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな吸水剤充填型の光ファイバーケーブルは、防水性が
完全であるとは言い難い。すなわち、上記構造によりあ
る範囲以内(1.5m以内)での遮水は可能であるが、
スロットロッドの溝内への浸水を完全に遮水することは
できないという問題を有する。また、止水テープを光フ
ァイバーケーブルに巻き付ける場合、止水テープの幅方
向の剛性が適正でない場合、例えば剛性が低く柔らかい
場合、ケーブルに巻き付ける際に止水テープにしわが入
り遮水性が悪化するという問題も有する。また、剛性が
高く硬い場合は、テープの重なり部が開き易くなり、そ
の部分から水が侵入するようになり、止水性が悪くなる
という問題も有する。
うな吸水剤充填型の光ファイバーケーブルは、防水性が
完全であるとは言い難い。すなわち、上記構造によりあ
る範囲以内(1.5m以内)での遮水は可能であるが、
スロットロッドの溝内への浸水を完全に遮水することは
できないという問題を有する。また、止水テープを光フ
ァイバーケーブルに巻き付ける場合、止水テープの幅方
向の剛性が適正でない場合、例えば剛性が低く柔らかい
場合、ケーブルに巻き付ける際に止水テープにしわが入
り遮水性が悪化するという問題も有する。また、剛性が
高く硬い場合は、テープの重なり部が開き易くなり、そ
の部分から水が侵入するようになり、止水性が悪くなる
という問題も有する。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、内部までの水の侵入を完全に遮断しうる光ファイ
バーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイ
バーケーブルの提供をその目的とする。
ので、内部までの水の侵入を完全に遮断しうる光ファイ
バーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイ
バーケーブルの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、基材シートの片面に吸水膨潤層が形成
され、他面に厚さ50μm以下の不透水層が形成されて
いる光ファイバーケーブル用止水テープを第一の要旨と
し、中心軸上にテンションメンバーが埋設されたスロッ
トロッドと、このスロットロッドの外周面を軸方向に延
びる溝と、この溝内に配挿される光ファイバー心線と、
上記光ファイバー心線が配挿されたスロットロッドの外
周を被覆する内巻用止水テープと、この被覆状態の内巻
用止水テープの外周を被覆する外巻用止水テープと、こ
の被覆状態の外巻用止水テープの外周を被覆するケーブ
ル外被を備え、上記内巻用止水テープは、基材シートの
片面に吸水膨潤層が形成され、他面に厚み50μm以下
の不透水層が形成された帯状に形成され、その不透水層
を外側に向け、かつその長手方向を上記スロットロッド
の長手方向に揃えた状態で上記スロットロッドの外周に
巻回され、長手方向に沿う左右の両側縁を上記スロット
ロッドの外周面上で重ね合わせることにより上記スロッ
トロッドに取着され被覆している光ファイバーケーブル
を第二の要旨とする。
めに、本発明は、基材シートの片面に吸水膨潤層が形成
され、他面に厚さ50μm以下の不透水層が形成されて
いる光ファイバーケーブル用止水テープを第一の要旨と
し、中心軸上にテンションメンバーが埋設されたスロッ
トロッドと、このスロットロッドの外周面を軸方向に延
びる溝と、この溝内に配挿される光ファイバー心線と、
上記光ファイバー心線が配挿されたスロットロッドの外
周を被覆する内巻用止水テープと、この被覆状態の内巻
用止水テープの外周を被覆する外巻用止水テープと、こ
の被覆状態の外巻用止水テープの外周を被覆するケーブ
ル外被を備え、上記内巻用止水テープは、基材シートの
片面に吸水膨潤層が形成され、他面に厚み50μm以下
の不透水層が形成された帯状に形成され、その不透水層
を外側に向け、かつその長手方向を上記スロットロッド
の長手方向に揃えた状態で上記スロットロッドの外周に
巻回され、長手方向に沿う左右の両側縁を上記スロット
ロッドの外周面上で重ね合わせることにより上記スロッ
トロッドに取着され被覆している光ファイバーケーブル
を第二の要旨とする。
【0006】
【作用】すなわち、上記課題を解決するために、本発明
者らは、まず、水の浸水経路の調査を中心に一連の研究
を重ねた。その結果、従来の内巻用テープでは、外巻用
止水テープで遮水できなかった水が、図10の矢印Yで
示すように、内巻用テープのテープ面に対して垂直方向
から浸透し、内巻用止水テープを透過した水が、スロッ
トロッドの溝内に侵入することを突き止めた。また、内
巻用止水テープの重なり部9が完全でない場合、図10
の矢印Xで示す方向からも水が侵入することも突き止め
た。そこで、上記テープ面に対し垂直方向から侵入する
水を遮断するために、内巻用止水テープの外表面(吸水
樹脂層と反対側の面)に、特定の厚みの不透水層を設け
ると、上記方向の水の侵入を遮断できることを突き止め
た。また、止水テープの幅方向の剛性を、吸水膨潤層の
組成を特定化することによって最適化すると、止水テー
プの重なり部分からの水の侵入を遮断できることも突き
止めた。そして、上記不透水層および組成が特定化され
た吸水膨潤層を備えた止水テープを内巻用止水テープと
して用いて、光ファイバーケーブルを作製すると、得ら
れる光ファイバーケーブルは、スロットロッドの溝内へ
の水の侵入を完全に遮断できることを見出し本発明に到
達した。本発明により、止水性に優れた光ファイバーケ
ーブル用止水テープおよびそれを用いた防水性に優れた
光ファイバーケーブルの提供が可能となる。
者らは、まず、水の浸水経路の調査を中心に一連の研究
を重ねた。その結果、従来の内巻用テープでは、外巻用
止水テープで遮水できなかった水が、図10の矢印Yで
示すように、内巻用テープのテープ面に対して垂直方向
から浸透し、内巻用止水テープを透過した水が、スロッ
トロッドの溝内に侵入することを突き止めた。また、内
巻用止水テープの重なり部9が完全でない場合、図10
の矢印Xで示す方向からも水が侵入することも突き止め
た。そこで、上記テープ面に対し垂直方向から侵入する
水を遮断するために、内巻用止水テープの外表面(吸水
樹脂層と反対側の面)に、特定の厚みの不透水層を設け
ると、上記方向の水の侵入を遮断できることを突き止め
た。また、止水テープの幅方向の剛性を、吸水膨潤層の
組成を特定化することによって最適化すると、止水テー
プの重なり部分からの水の侵入を遮断できることも突き
止めた。そして、上記不透水層および組成が特定化され
た吸水膨潤層を備えた止水テープを内巻用止水テープと
して用いて、光ファイバーケーブルを作製すると、得ら
れる光ファイバーケーブルは、スロットロッドの溝内へ
の水の侵入を完全に遮断できることを見出し本発明に到
達した。本発明により、止水性に優れた光ファイバーケ
ーブル用止水テープおよびそれを用いた防水性に優れた
光ファイバーケーブルの提供が可能となる。
【0007】つぎに、本発明を実施例に基づき詳細に説
明する。
明する。
【0008】まず、止水テープの実施例について比較例
と併せて説明する。
と併せて説明する。
【0009】
【実施例1】図1に、本発明の光ファイバーケーブル用
止水テープの一実施例を示す。図1に示すように、この
止水テープ6bは、基材シートとなる不織布シート22
の一面に吸水膨潤層21を形成し、他面に厚さ6μmの
PETフィルムからなる不透水層23を形成して構成さ
れている。上記吸水膨潤層21を形成する組成物は、ゴ
ム系あるいは合成樹脂系熱可塑性エラストマー等のバイ
ンダー100重量部(以下「部」と略す)に対し、粒状
アクリル酸系樹脂等の粒状吸水性樹脂1000部、ポリ
ビニリデンアルコール等の水溶性樹脂5〜100部,界
面活性剤5〜50部の割合に設定されて構成されてい
る。なお、上記粒状吸水性樹脂は、粒径50〜200μ
mの粒度の粒子が全体の60重量%(以下「%」と略
す)を占めるものを使用することが好ましい。この組成
物は、上記材料をロール等を用いて混練することにより
得られる。そして、この組成物を、トルエン等の溶剤に
溶解(濃度30%程度)し、上記不織布シートの一面に
コーティングして吸水膨潤層21を作製する。この吸水
膨潤層21においては、溶剤は揮散するため、バインダ
ー,粒状高吸水性樹脂等の割合は、当初の配合割合と同
一になる。上記不透水層を形成するPETフィルムは、
上記不織布シートの他面に、二液ウレタン系あるいはエ
ポキシ系接着剤等を使用し、ドライラミネート,押出ラ
ミネート,熱融着等により接着されて、不透水層化され
る。
止水テープの一実施例を示す。図1に示すように、この
止水テープ6bは、基材シートとなる不織布シート22
の一面に吸水膨潤層21を形成し、他面に厚さ6μmの
PETフィルムからなる不透水層23を形成して構成さ
れている。上記吸水膨潤層21を形成する組成物は、ゴ
ム系あるいは合成樹脂系熱可塑性エラストマー等のバイ
ンダー100重量部(以下「部」と略す)に対し、粒状
アクリル酸系樹脂等の粒状吸水性樹脂1000部、ポリ
ビニリデンアルコール等の水溶性樹脂5〜100部,界
面活性剤5〜50部の割合に設定されて構成されてい
る。なお、上記粒状吸水性樹脂は、粒径50〜200μ
mの粒度の粒子が全体の60重量%(以下「%」と略
す)を占めるものを使用することが好ましい。この組成
物は、上記材料をロール等を用いて混練することにより
得られる。そして、この組成物を、トルエン等の溶剤に
溶解(濃度30%程度)し、上記不織布シートの一面に
コーティングして吸水膨潤層21を作製する。この吸水
膨潤層21においては、溶剤は揮散するため、バインダ
ー,粒状高吸水性樹脂等の割合は、当初の配合割合と同
一になる。上記不透水層を形成するPETフィルムは、
上記不織布シートの他面に、二液ウレタン系あるいはエ
ポキシ系接着剤等を使用し、ドライラミネート,押出ラ
ミネート,熱融着等により接着されて、不透水層化され
る。
【0010】
【実施例2〜5】吸水性樹脂の配合量およびPETフィ
ルムの厚みを下記の表1に示すように変えた。それ以外
は、実施例1と同様にして止水テープを作成した。な
お、比較例1は、不透水層となるPETフィルムを使用
しなかった。
ルムの厚みを下記の表1に示すように変えた。それ以外
は、実施例1と同様にして止水テープを作成した。な
お、比較例1は、不透水層となるPETフィルムを使用
しなかった。
【0011】このようにして得られた実施例1〜5、比
較例1〜3の止水テープについて、止水性試験および重
なり部間隙の評価を行った。その結果も併せて、表1に
示す。なお、止水性試験は、下記に示すT型止水試験お
よびL型止水試験により行った。また、重なり部間隙の
評価も下記に示す方法により行った。
較例1〜3の止水テープについて、止水性試験および重
なり部間隙の評価を行った。その結果も併せて、表1に
示す。なお、止水性試験は、下記に示すT型止水試験お
よびL型止水試験により行った。また、重なり部間隙の
評価も下記に示す方法により行った。
【0012】〔T型止水試験〕T型止水試験は、止水テ
ープの基材シートを厚み方向に通過する水に対する止水
性および止水テープの端部の重なり部から侵入する水に
対する止水性の双方を測定する試験である。図4(A)
に示すように、溝41を有する短尺レール40に、左右
一対の止水テープを、溝41に蓋をする状態で取り付
け、中央部で重なり合わせる。この重なり部に、短尺レ
ール40に対し垂直にパイプ42を取り付ける。そし
て、それ以外の止水テープ部分は、図4(B)に示すよ
うに、ビニールテープ43で被覆固定する。そして、こ
の試験はつぎのようにして行われる。すなわち、まず、
上記パイプ42に、高さ1mになるように人工海水を満
たし、この状態でパイプ42のコック(図示せず)を開
く。この時、人工海水が、止水テープの重なり部を通っ
て、レール40の溝41内に入り、溝41内を左右に走
る。この走行距離(m)を測定し、左右の走行距離の平
均値を算出した。この平均値が小さい程、止水性は優れ
ている。
ープの基材シートを厚み方向に通過する水に対する止水
性および止水テープの端部の重なり部から侵入する水に
対する止水性の双方を測定する試験である。図4(A)
に示すように、溝41を有する短尺レール40に、左右
一対の止水テープを、溝41に蓋をする状態で取り付
け、中央部で重なり合わせる。この重なり部に、短尺レ
ール40に対し垂直にパイプ42を取り付ける。そし
て、それ以外の止水テープ部分は、図4(B)に示すよ
うに、ビニールテープ43で被覆固定する。そして、こ
の試験はつぎのようにして行われる。すなわち、まず、
上記パイプ42に、高さ1mになるように人工海水を満
たし、この状態でパイプ42のコック(図示せず)を開
く。この時、人工海水が、止水テープの重なり部を通っ
て、レール40の溝41内に入り、溝41内を左右に走
る。この走行距離(m)を測定し、左右の走行距離の平
均値を算出した。この平均値が小さい程、止水性は優れ
ている。
【0013】〔L型止水試験〕L型止水試験は、ケーブ
ル内部に水が侵入した場合における、侵入水のスロット
ロッドの溝内水走り性を図5(A)および図5(B)に
示すような溝付きレールを用いて測定する試験である。
図5(A)において、31は溝30を有する長尺レー
ル、32は溝30に人工海水を供給するパイプ、6は上
記溝30に蓋をする止水テープである。上記止水テープ
6は、その吸水膨潤層21を溝30に対面させた状態で
レール31に取り付けられ、図5(B)に示すように、
ビニールテープ33で被覆固定される。この試験は、つ
ぎのようにして行われる。すなわち、まず、パイプ32
に、高さ1mになるように人工海水を満たし、この状態
でパイプのコック(図示せず)を開いて、溝30内に注
水する。そして、注水された人工海水は、溝30を走行
するが、止水テープの吸水膨潤層により走行が阻止さ
れ、一定距離で停止する。この時の人工海水の走行距離
(m)を測定した。
ル内部に水が侵入した場合における、侵入水のスロット
ロッドの溝内水走り性を図5(A)および図5(B)に
示すような溝付きレールを用いて測定する試験である。
図5(A)において、31は溝30を有する長尺レー
ル、32は溝30に人工海水を供給するパイプ、6は上
記溝30に蓋をする止水テープである。上記止水テープ
6は、その吸水膨潤層21を溝30に対面させた状態で
レール31に取り付けられ、図5(B)に示すように、
ビニールテープ33で被覆固定される。この試験は、つ
ぎのようにして行われる。すなわち、まず、パイプ32
に、高さ1mになるように人工海水を満たし、この状態
でパイプのコック(図示せず)を開いて、溝30内に注
水する。そして、注水された人工海水は、溝30を走行
するが、止水テープの吸水膨潤層により走行が阻止さ
れ、一定距離で停止する。この時の人工海水の走行距離
(m)を測定した。
【0014】〔重なり部間隙の評価〕図6に示すよう
に、直径10mmのプラスチック製円柱体11に、重な
り部が5mm幅となるように、止水テープ6bを巻き付
けた。つぎに、図6のA部分の拡大図である図7に示す
ように、500デニールのポリエステル糸12を用いて
2cmの等間隔で止水テープを縛り、この時の重なり部
の最大間隙13を測定した。図6において、14は、ポ
リエステル糸の縛り間隔(2cm)を示す。
に、直径10mmのプラスチック製円柱体11に、重な
り部が5mm幅となるように、止水テープ6bを巻き付
けた。つぎに、図6のA部分の拡大図である図7に示す
ように、500デニールのポリエステル糸12を用いて
2cmの等間隔で止水テープを縛り、この時の重なり部
の最大間隙13を測定した。図6において、14は、ポ
リエステル糸の縛り間隔(2cm)を示す。
【0015】
【表1】
【0016】上記表1より、実施例品の止水テープは、
止水性に優れ、重なり部間隙も小さいことがわかる。そ
れに対し、比較例品の止水テープは、止水性が悪く、重
なり部の間隙幅も大きかった。
止水性に優れ、重なり部間隙も小さいことがわかる。そ
れに対し、比較例品の止水テープは、止水性が悪く、重
なり部の間隙幅も大きかった。
【0017】
【実施例6】実施例1〜5で得られた止水テープを内巻
用止水テープとして用いて、光ファイバーケーブルを作
成した。この光ファイバーケーブルの断面図を図2に示
す。また、図2のA部の拡大図を図3に示す。図2およ
び図3において、6bは本発明の止水テープであり、基
材シートである不織布22の内周面(スロットロッド
側)に吸水膨潤層21が形成され、外周面(外巻用止水
テープ側)に厚さ6μmのPETフィルムからなる不透
水層が形成されている。この実施例の光ファイバーケー
ブルは、止水性に優れ、侵入水を完全に遮断することが
できた。
用止水テープとして用いて、光ファイバーケーブルを作
成した。この光ファイバーケーブルの断面図を図2に示
す。また、図2のA部の拡大図を図3に示す。図2およ
び図3において、6bは本発明の止水テープであり、基
材シートである不織布22の内周面(スロットロッド
側)に吸水膨潤層21が形成され、外周面(外巻用止水
テープ側)に厚さ6μmのPETフィルムからなる不透
水層が形成されている。この実施例の光ファイバーケー
ブルは、止水性に優れ、侵入水を完全に遮断することが
できた。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の光ファイバーケ
ーブル用止水テープは、基材シートの片面に吸水膨潤層
が形成され、他面に厚さ50μm以下の不透水層が形成
されている。したがって、これを用いた光ファイバーケ
ーブルは、上記不透水層により止水テープのテープ面に
対して垂直方向からの侵入水を完全に遮水することがで
きるようになる。また、止水テープの吸水膨潤層の組成
を特定化することによって止水テープの幅方向の剛性を
最適化すると、止水テープの重ね合わせ部からの水の侵
入も遮水できるようになる。すなわち、本発明によれ
ば、従来の技術では達成しえなかった防水型光ファイバ
ーケーブルの完全防水を実現することが可能となる。こ
のことにより、従来品の光ファイバーケーブルでは解決
できなかった、経時的な光の伝送損失増加を防止できる
ようになる。
ーブル用止水テープは、基材シートの片面に吸水膨潤層
が形成され、他面に厚さ50μm以下の不透水層が形成
されている。したがって、これを用いた光ファイバーケ
ーブルは、上記不透水層により止水テープのテープ面に
対して垂直方向からの侵入水を完全に遮水することがで
きるようになる。また、止水テープの吸水膨潤層の組成
を特定化することによって止水テープの幅方向の剛性を
最適化すると、止水テープの重ね合わせ部からの水の侵
入も遮水できるようになる。すなわち、本発明によれ
ば、従来の技術では達成しえなかった防水型光ファイバ
ーケーブルの完全防水を実現することが可能となる。こ
のことにより、従来品の光ファイバーケーブルでは解決
できなかった、経時的な光の伝送損失増加を防止できる
ようになる。
【図1】本発明の一実施例の止水テープの構成を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例の光ファイバーケーブルの構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図3】上記実施例の光ファイバーケーブルの断面図の
A部分の拡大図である。
A部分の拡大図である。
【図4】(A)は、T型止水試験装置の斜視図であり、
(B)は上記装置の断面図である。
(B)は上記装置の断面図である。
【図5】(A)は、L型止水試験装置の斜視図であり、
(B)は上記装置の断面図である。
(B)は上記装置の断面図である。
【図6】重なり部分間隙の評価方法を示す説明図であ
る。
る。
【図7】上記重なり部分間隙の評価方法を示す説明図の
A部分の拡大図である。
A部分の拡大図である。
【図8】外巻用止水テープの構成を示す断面図である。
【図9】従来の光ファイバーケーブルの構成を示す断面
図である。
図である。
【図10】上記の従来の光ファイバーケーブルの断面図
のA部分の拡大図である。
のA部分の拡大図である。
6b 止水テープ 21 吸水膨潤層 22 基材シート 23 不透水層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 宏 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 基材シートの片面に吸水膨潤層が形成さ
れ、他面に厚み50μm以下の不透水層が形成されてい
ることを特徴とする光ファイバーケーブル用止水テー
プ。 - 【請求項2】 吸水膨潤層が、粒径50〜200μmの
粒子が全体の60重量%以上を占める粒状吸水性樹脂
と、これを基材シートに取着するバインダ樹脂とで構成
され、両者の使用割合が、バインダー樹脂100重量部
に対して粒状吸水性樹脂800〜2500重量部に設定
されている請求項1記載の光ファイバーケーブル用止水
テープ。 - 【請求項3】 中心軸上にテンションメンバーが埋設さ
れたスロットロッドと、このスロットロッドの外周面を
軸方向に延びる溝と、この溝内に配挿される光ファイバ
ー心線と、上記光ファイバー心線が配挿されたスロット
ロッドの外周を被覆する内巻用止水テープと、この被覆
状態の内巻用止水テープの外周を被覆する外巻用止水テ
ープと、この被覆状態の外巻用止水テープの外周を被覆
するケーブル外被を備え、上記内巻用止水テープは、基
材シートの片面に吸水膨潤層が形成され、他面に厚み5
0μm以下の不透水層が形成された帯状に形成され、そ
の不透水層を外側に向け、かつその長手方向を上記スロ
ットロッドの長手方向に揃えた状態で上記スロットロッ
ドの外周に巻回され、長手方向に沿う左右の両側縁を上
記スロットロッドの外周面上で重ね合わせることにより
上記スロットロッドに取着され被覆していることを特徴
とする光ファイバーケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7008891A JPH08201669A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 光ファイバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7008891A JPH08201669A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 光ファイバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201669A true JPH08201669A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11705307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7008891A Pending JPH08201669A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 光ファイバーケーブル用止水テープおよびそれを用いた光ファイバーケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08201669A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1760507A1 (de) * | 2005-09-06 | 2007-03-07 | CCS Technology, Inc. | Vliesband und damit ausgestattetes Optisches Kabel, und Verfahren zu ihren Herstellung |
| JP2011107232A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ケーブル |
| US20230050406A1 (en) * | 2021-07-30 | 2023-02-16 | Fujifilm Corporation | Film and water stopping tape |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP7008891A patent/JPH08201669A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1760507A1 (de) * | 2005-09-06 | 2007-03-07 | CCS Technology, Inc. | Vliesband und damit ausgestattetes Optisches Kabel, und Verfahren zu ihren Herstellung |
| JP2011107232A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ケーブル |
| US20230050406A1 (en) * | 2021-07-30 | 2023-02-16 | Fujifilm Corporation | Film and water stopping tape |
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