JPH08204599A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH08204599A
JPH08204599A JP7028795A JP2879595A JPH08204599A JP H08204599 A JPH08204599 A JP H08204599A JP 7028795 A JP7028795 A JP 7028795A JP 2879595 A JP2879595 A JP 2879595A JP H08204599 A JPH08204599 A JP H08204599A
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capacitor
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  • Superheterodyne Receivers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1チップIC化に適したダブルスーパーヘテ
ロダイン方式の受信機を提供する。 【構成】 直交形に構成した1対の第1ミキサ回路1
1、21において、受信した高周波信号Srを、ベース
バンドの1対の第1中間周波信号S11、S21に周波数変
換する。直交形に構成した1対の第2ミキサ回路13、
23において、第1中間周波信号S11、S21を、所定の
中間周波数の1対の第2中間周波信号S13、S23に周波
数変換する。この第2中間周波信号S13、S23を互いに
演算した結果の第2中間周波信号S4からもとの信号を
復調する。第2局部発振回路15は、その第2局部発振
周波数がコンデンサおよび抵抗器により決定される発振
回路により構成する。第2中間周波フィルタ用のバンド
パスフィルタ5は、その中心周波数がコンデンサおよび
抵抗器により決定されるフィルタにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スーパーヘテロダイ
ン方式の受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダブルスーパーヘテロダイン方
式の受信機においては、第1中間周波数を、受信周波数
よりも十分に高く設定することにより、イメージ妨害信
号を問題のないレベルまで減衰させ、第2中間周波数を
第1中間周波数に比べて低く設定することにより、隣接
局の妨害を排除するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に第1および第2中間周波数を設定した場合には、第2
局部発振周波数が高くなるので、第2局部発振周波数の
周波数精度を高くしないと、受信周波数にトラッキング
エラーを生じてしまう。
【0004】これを防ぐには、第2局部発振信号を水晶
発振回路により形成すればよいが、そうすると、第1局
部発振信号をPLLにより形成するためにも、水晶発振
回路を必要としているので、水晶発振回路が2つ必要と
なり、コストアップとなってしまう。
【0005】また、第1局部発振信号を形成するPLL
の水晶発振回路の発振信号を逓倍して第2局部発振信号
を形成する方法もあるが、この場合には、逓倍回路の出
力信号から必要な周波数の第2局部発振信号だけを取り
出すために、バンドパスフィルタが必要となり、コスト
アップを招くとともに、受信機の小型化の妨げになって
しまう。さらに、スプリアス妨害特性についても、考慮
する必要があり、システムの設計上、問題を生じやす
い。
【0006】また、第2局部発振信号を、水晶発振回路
により形成するにせよ、逓倍により形成するにせよ、第
1中間周波数が高くなるので、第1中間周波フィルタを
IC化することができない。
【0007】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、直交形に構成され、受信した高周波信号を、十
分に低い周波数の1対の第1中間周波信号に周波数変換
する1対の第1ミキサ回路と、この1対の第1ミキサ回
路において、上記周波数変換を行うための第1局部発振
信号を形成する第1局部発振回路と、直交形に構成さ
れ、上記1対の第1中間周波信号を、所定の中間周波数
の1対の第2中間周波信号に周波数変換する1対の第2
ミキサ回路と、この1対の第2ミキサ回路において、上
記周波数変換を行うための第2局部発振信号を形成する
第2局部発振回路と、上記1対の第2ミキサ回路の出力
信号を互いに演算する演算回路と、この演算回路の出力
信号から上記第2中間周波信号を取り出すバンドパスフ
ィルタと、このバンドパスフィルタを通じて取り出され
た上記第2中間周波信号からもとの信号を復調する復調
回路とを有し、上記第2局部発振回路は、その第2局部
発振周波数がコンデンサおよび抵抗器により決定される
発振回路により構成し、上記バンドパスフィルタは、そ
の中心周波数がコンデンサおよび抵抗器により決定され
るフィルタにより構成するようにしたものである。
【0009】
【作用】第2局部発振回路の第2局部発振周波数がばら
つくとき、バンドパスフィルタの中心周波数も、トラッ
キングエラーを吸収するように同様にばらつく。
【0010】
【実施例】
[全体の構成]図1は、この発明をコードレス電話機の
親機および子機の受信回路に適用した場合であり、その
受信信号はFM信号である。そして、その受信したFM
信号Srが、アンテナ1により受信され、プリセレクタ
用のバンドパスフィルタ2および高周波アンプ3を通じ
て直交変換のI軸用及びQ軸用の第1ミキサ回路11、
21に供給される。
【0011】また、第1局部発振回路としてPLL14
が設けられ、このPLL14から受信信号Srのキャリ
ア周波数に等しい周波数の発振信号S14が取り出され
る。そして、この信号S14がミキサ回路11に第1局部
発振信号として供給されるとともに、移相回路24に供
給されてπ/2だけ移相され、その移相信号S24がミキ
サ回路21に第1局部発振信号として供給される。
【0012】したがって、簡単のため、図2Aに示すよ
うに、受信信号Srが、その下側帯波の帯域内に信号成
分Saを有し、上側帯波の帯域内に信号成分Sbを有する
とともに、 ωo:受信信号Srのキャリア周波数(角周波数) ωa:信号成分Saの角周波数。ωa<ωo Ea:信号成分Saの振幅 ωb:信号成分Sbの角周波数。ωb>ωo Eb:信号成分Sbの振幅 Δωa=ωo−ωa Δωb=ωb−ωo とすれば、 Sr=Sa+Sb Sa=Ea・sinωat Sb=Eb・sinωbt となる。
【0013】また、 E1:第1局部発振信号S14、S24の振幅 とすれば、 S14=E1・sinωot S24=E1・cosωot である。
【0014】したがって、 S11、S12:ミキサ回路11、21の出力信号 とすれば、 S11=Sr・S14 =(Ea・sinωat+Eb・sinωbt)×E1・sinωot =αa{−cos(ωa+ωo)t+cos(ωo−ωa)t} +αb{−cos(ωb+ωo)t+cos(ωb−ωo)t} =αa{−cos(ωa+ωo)t+cosΔωat} +αb{−cos(ωb+ωo)t+cosΔωbt} S21=Sr・S24 =(Ea・sinωat+Eb・sinωbt)×E1・cosωot =αa{sin(ωa+ωo)t−sin(ωo−ωa)t} +αb{sin(ωb+ωo)t+sin(ωb−ωo)t} =αa{sin(ωa+ωo)t−sinΔωat} +αb{sin(ωb+ωo)t+sinΔωbt} αa=Ea・E1/2 αb=Eb・E1/2 となる。
【0015】そして、上式のうち、角周波数Δωa、Δ
ωbの信号成分が必要な中間周波信号なので、これら信
号S11、S21がローパスフィルタ12、22に供給さ
れ、角周波数Δωa、Δωbの信号成分が、第1中間周波
信号S12、S22として取り出され、 S12=αa・cosΔωat+αb・cosΔωbt S22=−αa・sinΔωat+αb・sinΔωbt とされる。なお、この場合、上式および図2Aからも明
らかなように、信号S12、S22は、ベースバンドの信号
である。
【0016】さらに、これら信号S12、S22が、直交変
換のI軸用及びQ軸用の第2ミキサ回路13、23に供
給される。また、第2局部発振回路15から比較的低い
周波数の第2局部発振信号S15が取り出され、この信号
S15がミキサ回路13に供給されるとともに、移相回路
25に供給されてπ/2だけ移相され、その移相信号S
25がミキサ回路23に第2局部発振信号として供給され
る。
【0017】したがって、 S15=E2・sinωst S25=E2・cosωst E2:第2局部発振信号S15、S25の振幅 ωs=2πfs fsは、例えば55kHz とするとともに、 S13、S14:ミキサ回路13、23の出力信号 とすれば、 S13=S12・S15 =(αa・cosΔωat+αb・cosΔωbt)×E2・sinωst =βa{sin(Δωa+ωs)t−sin(Δωa−ωs)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t−sin(Δωb−ωs)t} S23=S22・S25 =(−αa・sinΔωat+αb・sinΔωbt)×E2・cosωst =−βa{sin(Δωa+ωs)t+sin(Δωa−ωs)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t+sin(Δωb−ωs)t} βa=αa・E2/2 βb=αb・E2/2 となる。
【0018】そして、これらの信号S13、S23におい
て、周波数差が負の値にならないように、信号S13、S
23を変形すると、 S13=βa{sin(Δωa+ωs)t+sin(ωs−Δωa)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t+sin(ωs−Δωb)t} =βa・sin(ωs+Δωa)t+βa・sin(ωs−Δωa)t +βb・sin(ωs+Δωb)t+βb・sin(ωs−Δωb)t S23=−βa{sin(Δωa+ωs)t−sin(ωs−Δωa)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t−sin(ωs−Δωb)t} =−βa・sin(ωs+Δωa)t+βa・sin(ωs−Δωa)t +βb・sin(ωs+Δωb)t−βb・sin(ωs−Δωb)t となる。
【0019】そして、これら信号S13、S23が加算回路
4に供給されて加算され、加算回路4からは、 S4=S13+S23 =2βa・sin(ωs−Δωa)t+2βb・sin(ωs+Δωb)t で示される加算信号S4が取り出される。
【0020】そして、この加算信号S4を図示すると、
図2Bに示すようになり、この信号S4は、もとの受信
信号Srを、キャリア周波数(角周波数)ωsの信号に周
波数変換したときの信号にほかならない。すなわち、信
号S4は、中間周波数fsの第2中間周波信号である。
【0021】そこで、この第2中間周波信号S4が、中
間周波フィルタ用のバンドパスフィルタ5及びリミッタ
アンプ6を通じてFM復調回路7に供給されてもとのオ
ーディオ信号が復調され、このオーディオ信号が端子8
に取り出される。
【0022】また、このとき、復調回路7の復調出力が
AFC電圧形成回路9に供給されてAFC電圧V9形成
され、このAFC電圧V9が第2局部発振回路15にそ
の第2局部発振周波数の制御信号として供給され、AF
Cが行われる。
【0023】なお、加算回路4において、信号S13と信
号S23との加算を行わずに、減算を行うと、 Simg=S13−S23 =2βa・sin(ωs+Δωa)t+2βb・sin(ωs−Δωb)t となる。そして、この信号Simgは、上記した本来の第
2中間周波信号S4の占有周波数帯域において、その信
号S4の周波数スペクトラムを反転した状態で分布する
妨害信号、すなわち、イメージ妨害信号である。
【0024】そして、一般に、FM受信機であれば、そ
の中間周波数は10.7MHzとされているので、その中間周
波フィルタはセラミックフィルタにより構成することに
なり、IC化することができない。
【0025】しかし、上述の受信機においては、第1中
間周波信号S12、S22はベースバンドの信号であり、第
2中間周波数fsは例えば55kHzと低くすることができ
るので、フィルタ12、22、5を、抵抗器、コンデン
サ及びアンプを有するアクティブフィルタにより構成す
ることができる。したがって、高周波アンプ3から復調
回路7までの信号ラインを、フィルタ12、22、5を
含んでモノリシックICに1チップIC化することがで
きる。
【0026】ただし、以上の構成だけでは、第2局部発
振回路15の発振周波数fsと、バンドパスフィルタ5
の中心周波数と、復調回路7の復調特性(S字特性)の
中心周波数との間にずれがあると、結果として、受信周
波数にトラッキングエラーを生じてしまう。
【0027】そこで、この発明においては、さらに、第
2局部発振回路15、バンドパスフィルタ5および復調
回路7は、それらの発振周波数および中心周波数が、コ
ンデンサと抵抗器とにより決まる回路により構成され
る。
【0028】[第2局部発振回路15の場合]図3およ
び図4は、そのように構成された第2局部発振回路15
の一例を分割して示すもので、図3の#1〜#4と図4の#1
〜#4とがつながる。そして、この例においては、この発
振回路15は、エミッタ結合型の単安定マルチバイブレ
ータにより構成されている。
【0029】すなわち、トランジスタQ11、Q12のエミ
ッタ間に、コンデンサC11が接続されるとともに、その
エミッタが定電流源用のトランジスタQ13、Q14のコレ
クタに接続される。また、トランジスタQ11、Q12のコ
レクタが、ダイオード接続されたトランジスタQ15、Q
16および抵抗器R11、R12の並列回路を通じて電源ライ
ンに接続される。
【0030】さらに、トランジスタQ17、Q18が、定電
流源用のトランジスタQ21、Q22によりエミッタフォロ
ワとされるとともに、トランジスタQ11、Q12のコレク
タが、トランジスタQ18、Q17を通じてトランジスタQ
12、Q11のベースに接続される。
【0031】また、このとき、トランジスタQ13、Q14
は、トランジスタQ23、Q24とともに、カレントミラー
回路31を構成しているもので、トランジスタQ23が入
力側、トランジスタQ13、Q14が出力側、トランジスタ
Q24がバイアス用とされている。
【0032】さらに、トランジスタQ25がエミッタ接地
とされるとともに、そのベースと接地との間に、抵抗器
R13が接続され、トランジスタQ25のコレクタ・ベース
間に、トランジスタQ26のベース・エミッタ間が接続さ
れる。
【0033】また、トランジスタQ27、Q28によりカレ
ントミラー回路32が構成されるとともに、このとき、
トランジスタQ27が入力側、トランジスタQ28が出力側
とされる。そして、トランジスタQ26のコレクタがトラ
ンジスタQ27のコレクタに接続され、トランジスタQ28
のコレクタがトランジスタQ29のエミッタ・コレクタ間
を通じてトランジスタQ23のコレクタに接続される。
【0034】したがって、 VBE25:トランジスタQ25のベース・エミッタ間電圧 IR13 :抵抗器R13を流れる電流 とすれば、 IR13=VBE25/R13 となる。
【0035】そして、この電流IR13はトランジスタQ2
7のコレクタ電流でもあるとともに、トランジスタQ2
7、Q28がカレントミラー回路32を構成しているの
で、トランジスタQ28のコレクタ電流は、電流IR13に
等しくなる。
【0036】さらに、トランジスタQ28のコレクタ電流
はトランジスタQ23のコレクタ電流でもあるとともに、
トランジスタQ23、Q24、Q13、Q14がカレントミラー
回路31を構成しているので、トランジスタQ13、Q14
のコレクタ電流は、電流IR13に等しくなる。
【0037】したがって、この発振回路15を等価回路
により示すと、図5のようになり、トランジスタQ11、
Q12のコレクタからは、図6に示すように、デューティ
ーレシオが50%のパルス電圧が取り出される。なお、 VF :トランジスタQ15、Q16のベース・エミッタ間電
圧 である。
【0038】そして、この取り出されたパルス電圧が、
差動アンプ33を通じて分周回路(図示せず)に供給さ
れて周波数fsの信号に分周され、この分周信号が、第
2ミキサ回路13に第2局部発振信号S15として供給さ
れるとともに、移相回路25を通じて第2ミキサ回路2
3に第2局部発振信号S25として供給される。
【0039】そして、この場合、 f15:発振回路15の発振周波数 とすれば、 f15=IR13/(4VFC11) となる。
【0040】そして、上記のように、 IR13=VBE25/R13 であるとともに、 VF=VBE25 とみなすことができるので、発振周波数f15は、 f15=(VBE25/R13)/(4VFC11) =1/(4C11R13) ・・・ (1) となる。
【0041】つまり、この発振回路15の発振周波数f
15は、コンデンサC11および抵抗器R13により決定され
る。
【0042】また、このとき、この例においては、AF
C電圧形成回路9が次のように構成される。すなわち、
復調回路7の復調出力が、抵抗器R91およびコンデンサ
C91を有するローパスフィルタ91に供給されてAFC
電圧V9が取り出され、この電圧V9が、差動アンプ92
に供給される。そして、この差動アンプ92は、カレン
トミラー回路93を負荷とするもので、その出力電流が
トランジスタQ25のコレクタに供給される。
【0043】したがって、発振回路15の発振周波数f
15が変動すると、第2中間周波信号S4の中心周波数が
変動してAFC電圧V9が変化するので、差動アンプ9
2およびカレントミラー回路93の出力電流も、発振周
波数f15の変動に対応して変化する。
【0044】したがって、トランジスタQ25のコレクタ
電流の大きさが、発振周波数f15の変動に対応して変化
するので、トランジスタQ13、Q14のコレクタ電流も対
応して変化し、発振周波数f15の変動はキャンセルされ
る。すなわち、AFCが行われたことになる。
【0045】[バンドパスフィルタ5の場合]図7は、
第2中間周波フィルタ用のバンドパスフィルタ5の一例
を示すもので、この例においては、このバンドパスフィ
ルタ5は、バイクワッド型のアクティブフィルタにより
構成されている。
【0046】すなわち、加算回路4からの第2中間周波
信号S4が、抵抗器R51を通じて位相反転タイプのオペ
アンプ51に供給されるとともに、このオペアンプ51
の出力端と入力端との間に、抵抗器R52およびコンデン
サC51の並列回路が接続される。また、アンプ51の出
力端が抵抗器R53を通じて位相反転タイプのオペアンプ
52の入力端に接続されるとともに、このオペアンプ5
2の出力端と入力端との間に、コンデンサC52が接続さ
れる。
【0047】さらに、アンプ52の出力端が抵抗器R54
を通じて位相反転タイプのオペアンプ53の入力端に接
続されるとともに、このオペアンプ53の出力端と入力
端との間に、抵抗器R55が接続される。また、アンプ5
3の出力端と、アンプ51の入力端との間に、抵抗器R
56が接続され、アンプ51の出力端が次段の入力端に接
続される。
【0048】こうして、第2中間周波フィルタ用のバイ
クワッド型のバンドパスフィルタ5が構成されるが、こ
の場合、簡単のため、 R54=R55 であってアンプ53の利得が−1倍であるとする。そし
て、 f5:フィルタ5の中心周波数 とすれば、 f5=1/{2π(C51C52R53R56)**0.5} となる(X**0.5は、値Xの1/2乗を示す)。
【0049】そこで、さらに、 R53=R56=R5 C51=C52=C5 とすれば、 f5=1/(2πC5R5) ・・・ (2) となる。
【0050】つまり、図7のバンドパスフィルタ5の中
心周波数f5は、コンデンサおよび抵抗器により決定さ
れる。
【0051】[復調回路7の場合]図8および図9は復
調回路7の一例を分割して示すもので、図8の#11〜#15
と図9の#11〜#15とがつながる。そして、この例におい
ては、この復調回路7は、単安定マルチバイブレータ7
1によりパルスカウント型に構成されている。
【0052】すなわち、トランジスタQ71、Q72がエミ
ッタ接地とされるとともに、そのコレクタに定電流源用
のトランジスタQ73、Q74が接続される。また、トラン
ジスタQ71のコレクタと接地との間に、抵抗器R71が接
続されるとともに、そのコレクタがコンデンサC71を通
じてトランジスタQ72のベースに接続され、このトラン
ジスタQ72のコレクタが抵抗器R72を通じてトランジス
タQ71のベースにされる。
【0053】さらに、トランジスタQ75に基準電圧源7
2から一定のバイアス電圧V72が供給されるとともに、
そのコレクタと電源ラインとの間に、ダイオード接続さ
れたトランジスタQ76、Q77の直列回路が接続される。
また、トランジスタQ78が設けられ、そのベースがトラ
ンジスタQ75のコレクタに接続され、トランジスタQ78
のコレクタがトランジスタQ72のベースに接続され、ト
ランジスタQ78のエミッタと、電源ラインとの間に、抵
抗器R73が接続される。
【0054】こうして、単安定マルチバイブレータ71
が構成される。
【0055】そして、リミッタアンプ6から図10Aに
示すように、互いに逆相で、矩形の第2中間周波信号±
S4が取り出され、この信号±S4がコンデンサC73、C
74により微分され、図10C、Dに示すように、信号±
S4の立ち上がりおよび立ち下がりごとのパルス±P4が
取り出される。そして、この微分パルス±P4がトラン
ジスタQ81、Q83に供給され、これらパルスの立ち下が
りごとに交互にオフとされる。
【0056】そして、このトランジスタQ81、Q83の出
力が、トランジスタQ82、Q84に供給されるとともに、
トランジスタQ82、Q84はワイヤードオア接続され、そ
のオア出力がトランジスタQ72のベースに供給される。
【0057】したがって、コンデンサC71は、トランジ
スタQ82、Q84がオンするごとに放電するとともに、ト
ランジスタQ82、Q84がオフのときに、トランジスタQ
78のコレクタ電流により定電流で充電されるので、トラ
ンジスタQ72のベースには、図10Eに示すような鋸歯
状波電圧VBE72が得られる。なお、この鋸歯状波電圧V
BE72の最大値は、トランジスタQ72のベース・エミッタ
間の順方向電圧に制限される。
【0058】そして、トランジスタQ72のベース電圧
が、そのように変化するので、トランジスタQ72のコレ
クタには、図10Fに示すようなパルス電圧VC72が取
り出される。この場合、鋸歯状波電圧VBE72の周期は、
第2中間周波信号±S4の周期に等しい。また、電圧VB
E72の傾斜部分は、コンデンサC71が定電流充電される
ことにより一定の上昇速度となっているので、この傾斜
部分の期間TCHGは一定である。したがって、パルス電
圧VC72のデューティーレシオは、第2中間周波信号±
S4の周波数に対応して変化していることになる。
【0059】そして、このパルス電圧VC72がトランジ
スタQ79を通じて電流スイッチ回路73に供給される。
すなわち、トランジスタP71、P72によりトランジスタ
P73を定電流源として差動アンプ74が構成され、パル
ス電圧VC72によりトランジスタP71、P72が互いに逆
相でオン・オフされる。
【0060】そして、トランジスタP71、P72のコレク
タ出力がトランジスタP74、P75のベースに供給される
とともに、それらのコレクタにトランジスタP76、P77
のコレクタが接続される。このトランジスタP76、P77
はトランジスタP78とともに、カレントミラー回路75
を構成しているもので、トランジスタP76が入力側、ト
ランジスタP77が出力側、トランジスタP78はバイアス
用とされている。なお、トランジスタP74、P75のエミ
ッタは定電流源用のトランジスタP79のコレクタに接続
される。
【0061】また、トランジスタP75、P77のコレクタ
にコンデンサC72が接続されるとともに、コンデンサC
72、C73、抵抗器R74、R75およびオペアンプ76によ
り積分用の2次のローパスフィルタ77が構成される。
【0062】したがって、パルス電圧VC72により、ト
ランジスタP71がオフ、トランジスタP72がオンになる
と、トランジスタP74がオフ、トランジスタP75がオン
になる。また、トランジスタP74がオフになることによ
りトランジスタP76がオフになってトランジスタP77が
オフになる。したがって、コンデンサC72は、トランジ
スタP75を通じて充電される。
【0063】しかし、パルス電圧VC72により、逆にト
ランジスタP71がオン、トランジスタP72がオフになる
と、トランジスタP74がオン、トランジスタP75がオフ
になる。また、トランジスタP74がオンになることによ
りトランジスタP76がオンになってトランジスタP77が
オンになる。したがって、コンデンサC72は、トランジ
スタP77を通じて放電される。
【0064】したがって、コンデンサC72は、パルス電
圧VC72にしたがって充電および放電されるので、コン
デンサC72には、パルス電圧VC72を積分した値、すな
わち、第2中間周波信号S4をパルスカウント方式によ
りFM復調したオーディオ信号電圧が得られることにな
る。
【0065】そして、実際には、コンデンサC72は、ロ
ーパスフィルタ77の一部であるから、上記の積分動作
はフィルタ77の全体により行われ、フィルタ77から
FM復調されたオーディオ信号が取り出される。
【0066】そして、この場合、入力信号(第2中間周
波信号S4)の周波数fsに対する復調出力電圧の特性
は、図11に示すようになり、 f7:復調回路7の復調特性の中心周波数 とすれば、図10における充電期間TCHGに対して、 f7=1/(2TCHG) のとき、ダイナミックレンジが最大となる。
【0067】そして、 I71:期間TCHGにおけるコンデンサC71の充電電流 とすれば、 TCHG=C71VBE72/I71 であるから、周波数f7は、 f7=I71/(2C71VBE72) となる。
【0068】一方、この復調回路7において、トランジ
スタQ78のベース・エミッタ間電圧と、トランジスタQ
76のベース・エミッタ間電圧とは等しいので、抵抗器R
73のには、トランジスタQ77のベース・エミッタ間電圧
に等しい電圧が印加されていることになる。
【0069】したがって、 VBE77:トランジスタQ77のベース・エミッタ間電圧 IR73 :抵抗器R73を流れる電流 とすれば、 IR73=VB77/R73 となるとともに、この電流IR73は、トランジスタQ78
のコレクタ電流でもあり、さらに、期間TCHGにおける
コンデンサC71の充電電流I71でもあるから、 I71=IR73=VBE77/R73 となる。
【0070】したがって、周波数f7は、 f7=I71/(2C71VBE72) =(VBE77/R73)/(2C71VBE72) となる。そして、ICにおいては、VB77=VBE72とす
ることができるので、 f7=1/(2C71R73) ・・・ (3) となる。
【0071】すなわち、この復調回路7の復調特性の中
心周波数f7は、コンデンサおよび抵抗器により決定さ
れる。
【0072】[まとめ]こうして、図1の受信機におい
ては、第2局部発振回路15の発振周波数f15と、バン
ドパスフィルタ5および復調回路7の中心周波数f5、
f7が、(1)〜(3)式に示すように、コンデンサおよび抵
抗器により決まるようにしているので、IC化した場合
に、コンデンサおよび抵抗器がばらつくことにより発振
周波数f15および中心周波数f5、f7がばらついても、
これらは同じ方向に同じ割り合いでばらつくことにな
り、すなわち、連動することになる。
【0073】したがって、トラッキング特性が良好とな
り、第1局部発振周波数ωoを、目的とする信号の周波
数に合わせるだけで、受信周波数を正確に決定すること
ができる。
【0074】また、第2局部発振周波数f15と、バンド
パスフィルタ5および復調回路7の中心周波数f5、f7
との差が小さいほど、言い換えれば、この差は第1中間
周波数であるから、第1中間周波数が低いほど、トラッ
キング特性をよくすることができるが、上述において
は、第1中間周波数は0なので、最良のトラッキング特
性を得ることができる。
【0075】ちなみに、上述の数値例の場合、IC化に
よる第2局部発振周波数f15および中心周波数f5、f7
の相対的なばらつきは、±1%〜±3%程度なので、受
信周波数に対するトラッキングエラーは±1kHz以下に
することができた。この値は、コードレス電話機のよう
な狭帯域FM信号においては、占有帯域幅から決定され
る中間周波フィルタの通過帯域が10kHz〜15kHzなの
で、十分に許容できる値である。
【0076】さらに、第2局部発振信号S15を水晶発振
回路により形成したり、PLL14の水晶発振回路の発
振信号を逓倍したりする必要がないので、コストダウン
および受信機の小型化を行うことができる。さらに、ス
プリアス妨害特性を考慮する必要もなく、システムの設
計が容易になる。
【0077】また、受信を希望する周波数と、実際に受
信される周波数との間に、微小なずれを生じても、これ
は、第2局部発振回路15へのAFCにより軽減され、
歪みの少ない受信ができる。
【0078】なお、上述においては、第1中間周波数は
0であるが、0〜数kHzであれば、実用上、問題ない。
また、第2中間周波数fsも、IC内においてフィルタ
処理できる周波数、例えば数十kHz以下であればよい。
【0079】また、第2局部発振回路15、バンドパス
フィルタ5および復調回路7も、その発振周波数f15お
よび中心周波数f5、f7が、コンデンサおよび抵抗器に
より決定できるものであれば、他のCR発振回路、アク
ティブフィルタ回路などとすることができる。さらに、
受信信号がAM信号の場合には、アンプ6をリニアアン
プとし、その出力信号をAM検波すればよい。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、ダブルスーパーヘテ
ロダイン方式の受信機の大部分の回路を1チップIC化
することができる。また、受信機の簡略化、小型化、コ
ストダウンができる。さらに、IC化した場合、その製
造プロセスにより生じるコンデンサや抵抗器の値の絶対
値のばらつきを吸収でき、IC化に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するための図である。
【図3】図1の回路の一部の一例を示す接続図である。
【図4】図3の続きの一例を示す接続図である。
【図5】図3の回路の等価回路図である。
【図6】図5の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図7】図1の回路の他の一部の一例を示す接続図であ
る。
【図8】図1の回路の他の一部の一例を示す接続図であ
る。
【図9】図8の続きの一例を示す接続図である。
【図10】図8および図9の回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図11】図8および図9の回路の動作を説明するため
の特性図である。
【符号の説明】
2 バンドパスフィルタ(プリセレクト用) 4 加算回路 5 バンドパスフィルタ(第2中間周波用) 7 FM復調回路 9 AFC電圧形成回路 11、21 第1ミキサ回路 12、22 ローパスフィルタ 13、23 第2ミキサ回路 14 PLL(第1局部発振用) 15 第2局部発振回路 24、25 移相回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交形に構成され、受信した高周波信号
    を、十分に低い周波数の1対の第1中間周波信号に周波
    数変換する1対の第1ミキサ回路と、 この1対の第1ミキサ回路において、上記周波数変換を
    行うための第1局部発振信号を形成する第1局部発振回
    路と、 直交形に構成され、上記1対の第1中間周波信号を、所
    定の中間周波数の1対の第2中間周波信号に周波数変換
    する1対の第2ミキサ回路と、 この1対の第2ミキサ回路において、上記周波数変換を
    行うための第2局部発振信号を形成する第2局部発振回
    路と、 上記1対の第2ミキサ回路の出力信号を互いに演算する
    演算回路と、 この演算回路の出力信号から上記第2中間周波信号を取
    り出すバンドパスフィルタと、 このバンドパスフィルタを通じて取り出された上記第2
    中間周波信号からもとの信号を復調する復調回路とを有
    し、 上記第2局部発振回路は、その第2局部発振周波数がコ
    ンデンサおよび抵抗器により決定される発振回路により
    構成し、 上記バンドパスフィルタは、その中心周波数がコンデン
    サおよび抵抗器により決定されるフィルタにより構成す
    るようにした受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の受信機において、 上記復調回路がFM復調回路であり、 この復調回路の中心周波数がコンデンサおよび抵抗器に
    より決定されるようにした受信機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の受信機において、 上記第2局部発振周波数を決定するコンデンサおよび抵
    抗器と、上記バンドパスフィルタの中心周波数を決定す
    るがコンデンサおよび抵抗器とを、1チップIC化する
    ようにした受信機。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の受信機において、 上記第2局部発振周波数を決定するコンデンサおよび抵
    抗器と、上記バンドパスフィルタの中心周波数を決定す
    るがコンデンサおよび抵抗器と、上記復調回路の中心周
    波数を決定するコンデンサおよび抵抗器とを、1チップ
    IC化するようにした受信機。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の受信機において、 受信周波数の変更を上記第1局部発振信号の周波数の変
    更により行うようにした受信機。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の受信機において、 受信周波数の変更を上記第1局部発振信号の周波数の変
    更により行うようにした受信機。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の受信機において、 上記第1局部発振回路をPLLにより構成し、 AFC回路を設け、 このAFC回路により上記第2局部発振周波数をAFC
    制御するようにした受信機。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の受信機において、 上記第1局部発振回路をPLLにより構成し、 AFC回路を設け、 このAFC回路により上記第2局部発振周波数をAFC
    制御するようにした受信機。
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