JPH0820528A - コンドーム用潤滑剤 - Google Patents

コンドーム用潤滑剤

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JPH0820528A
JPH0820528A JP6151908A JP15190894A JPH0820528A JP H0820528 A JPH0820528 A JP H0820528A JP 6151908 A JP6151908 A JP 6151908A JP 15190894 A JP15190894 A JP 15190894A JP H0820528 A JPH0820528 A JP H0820528A
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JP
Japan
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lubricant
viscosity
cellulose derivative
polymerization
water
Prior art date
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Application number
JP6151908A
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English (en)
Inventor
Itaru Horiguchi
至 堀口
Atsushi Sato
篤史 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水に易溶なコンドーム用潤滑剤に関し、糸ひき
を発生せず、タレない微妙な粘度を得られる組成のもの
を提供することを目的とする。 【構成】潤滑粘調剤、大量の粘度調製剤、及び小量の水
分を含有する水に易溶な潤滑剤であって、平均重合度が
400〜1000のセルロース誘導体を所定量含有する
ことにより、その粘度が200〜2000の範囲である
ことにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水に易溶なコンドーム
用の潤滑剤に関する。コンドーム用潤滑剤にはコンドー
ムに塗布し易い浸透性と、タレないだけの粘度が要求さ
れる。
【0002】
【従来の技術】コンドーム用潤滑剤の発明として、「コ
ンドーム用潤滑剤」(特開平3−184539号公報)
を挙げることができる。これは、潤滑及び粘調剤として
通常使用されるポリアクリルアミドを溶解させる際に用
いる水の量を少なくすると共に、水量の減少によって高
くなる潤滑剤の粘度を調製するために大量のグリセリン
を混合するというものである。
【0003】また、「コンドーム用潤滑剤他」(特願平
6−58707号)の発明は、潤滑剤にスクワランを配
合するというものである。これは、従来から使用されて
いるシリコーンオイルとは違ってヌルヌルしており、潤
滑性及び保湿性に優れ、かつ水溶性のため手触りが非常
によく、しかもコンドームに対する物性低下の影響も抑
えられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スクワラン配合のコン
ドーム用潤滑剤は、水溶性潤滑剤の保湿性及び潤滑性を
一層向上させることに成功した。しかし、潤滑剤におけ
るスクワラン含有量には限度があり、調製可能な潤滑剤
の粘度はある一定の範囲に限られていた。特にタレにく
い程度の粘度を有する潤滑剤を得ることはできなかっ
た。
【0005】また、スクワラン配合のコンドーム用潤滑
剤の粘度を高くしていくと溶液の潤滑性を増すことがで
きるけれども、それに伴って糸ひき現象が発生する。糸
ひきの存在は、潤滑剤として外観上好ましいものではな
い。
【0006】本発明は、糸ひきを発生しない物質を添加
し、その平均重合度と添加濃度とを適当に組み合わせる
ことにより、任意の用途に応じた粘度に簡単に調製する
ことができる組成の潤滑剤を得て、コンドーム用のタレ
にくい潤滑剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段にて達成さ
れる。
【0008】すなわち、請求項1の発明は、潤滑粘調
剤、大量の粘度調製剤、及び小量の水分を含有する水に
易溶な潤滑剤であって、平均重合度が400〜1000
のセルロース誘導体を所定量含み、その粘度が200〜
2000の範囲であるコンドーム用潤滑剤である。
【0009】また、請求項2の発明は、前記セルロース
誘導体の添加濃度を4%以下として所定の粘度を得るコ
ンドーム用潤滑剤であり、請求項3の発明は、前記セル
ロース誘導体として、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース(HPMC)を用いるコンドーム用潤滑剤である。
【0010】セルロース誘導体の平均重合度と添加濃度
とを適当に組み合わせることで、様々な粘度の潤滑剤を
調製できる。例えば、セルロース誘導体の添加濃度を約
2%に固定し、平均重合度を変化させた場合における溶
液の粘度をブルックフィールド( Brockfield )粘度計
で測定した場合、セルロース本体の平均重合度が170
のとき、その粘度は40〜60cpsになる。
【0011】また、平均重合度が400のときの粘度は
200〜300cpsになり、平均重合度が550のと
きの粘度は800〜1500cpsになり、平均重合度
が750のときの粘度は3000〜6000cpsにな
り、平均重合度が1000のときの粘度は8000〜1
5000cpsになる。なお測定温度は20゜Cとす
る。
【0012】すなわち、平均重合度が400〜1000
のセルロース誘導体を用いると、粘度が20〜1500
0cpsという広い範囲の溶液を得ることができる。従
って、セルロース誘導体の平均重合度としては、まず4
00〜1000の範囲を採用すればコンドーム用に適し
た粘度の潤滑剤を調製することができる。平均重合度が
170程度のセルロース誘導体を使用したのでは添加量
が多くなり、溶解に手間取る。
【0013】コンドーム用潤滑剤においては、粘度20
0〜2000cps程度、好ましくは500〜2000
cps、より好ましくは1000〜1500cpsを採
用し得る点からみると、平均重合度が400〜850の
セルロース誘導体を所定量添加するのがより好ましい。
【0014】さらに低粘度のものを得る場合には、上記
平均重合度で小さい範囲又は約400程度のセルロース
誘導体を所定量添加するのが好ましい。また、タレにく
いものを得る場合には、平均重合度が550よりも大き
い範囲又は約750〜850程度のセルロース誘導体を
所定量添加するのが好ましい。
【0015】図1は、平均重合度を170,400,5
50,又は850に固定した場合におけるセルロース誘
導体の添加濃度と粘度との相関関係の一例を示すグラフ
である。測定温度は20゜Cとする。図1に示すよう
に、セルロース誘導体を4%以下添加すれば、数百〜3
000cps程度の粘度が得られる。従って、セルロー
ス誘導体の添加濃度として、まず、4%以下を採用する
ことができる。
【0016】これよりも高濃度のセルロース誘導体を含
有させると、巻き上げたコンドームへの浸透性が非常に
悪くなる。
【0017】平均重合度が400程度のセルロース誘導
体では約1.5〜5%の範囲好ましくは約3及至4%を
添加し、平均重合度が550程度のセルロース誘導体で
は約1〜2.5%の範囲好ましくは約2及至2.5%を
添加し、平均重合度が750程度のセルロース誘導体で
は約0.1〜0.6%の範囲好ましくは0.25〜0.
4%を添加して調製することができる。
【0018】なお、潤滑剤の粘度は、主にセルロース誘
導体の平均重合度と添加濃度とで決められるから、当
然、例示した平均重合度の値を補間して求めることがで
きる各平均重合度と各添加濃度とを採用することができ
る。
【0019】
【作用】本発明は、潤滑粘調剤として従来から使用され
ていたポリアクリルアミドに代えて、セルロース誘導体
を使用するので、高粘度時においても糸ひきのあるヌル
ヌル感ではなく、糸ひきの無いしっとりしたヌルヌル感
が得られる。
【0020】
【実施例】表1は、具体的な配合例とその配合例におけ
る効果とを例示したものである。
【表1】
【0021】表中、ポリアクリルアミドは潤滑粘調剤及
び粘度調製剤であり、スクワランは潤滑及び保湿剤であ
り、セルロース(HEC,HPMC)は潤滑粘調剤及び
粘度調製剤である。グリセリン及びプロピレングリコー
ルは粘度調製剤、湿潤剤、及び皮膚に対する柔軟剤であ
り、パラベンは防腐剤であり、水は精製水を用いてい
る。
【0022】なお、プロピレングリコールの代わりに、
グリセリン又はソルビトールを用いてもよいし、グリセ
リン及びソルビトールを用いてもよいし、プロピレング
リコールとグリセリン又はソルビトールを用いてもよ
い。
【0023】また、各配合例はセルロース誘導体の混合
及びコンドームとの相性を考えて、水分の量は35%以
内に抑えている。さらに、グリセリン等を大量に用いる
ことにしている。いずれの配合例も、コンドームに対し
て物性の低下や変色(白化現象)などを示さず、また、
人体に対しても安全であり、なんら問題は無いことが確
認された。
【0024】なお、セルロース誘導体には、ヒドロキシ
エチルセルロース(HEC)、メチルセルロース(M
C)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等さまざ
まな種類があるから、その特性を比較してみる。
【0025】HECは、塩類との相溶性が良くて高温で
もゲル化しない。MCは、水の表面張力を下げ界面活性
を示して潤滑性が優れるが、50〜60゜Cでゲル化し
て塩類との相溶性もあまり良くない。CMCは、高温で
もゲル化しないが、塩類溶液に加えると沈澱を生じ粘度
がpHに大きく左右される。HPCは、水の表面張力を
下げ界面活性を示すが、塩類との相溶性は良くない。H
PMCは、加熱してもゲル化しにくく、かつ塩類と混合
させても沈澱を生じない。
【0026】ゲル化という点から考えると、HEC、C
MC、又はHPMCを採用するのが望ましいといえる。
また、塩による沈澱という点から考えると、HEC又は
HPMCを採用するのが望ましいといえる。セルロース
誘導体は、各用途に応じて最も優れた特性を持つものを
適宜選択する。
【0027】コンドーム用としては、HPMCが最も優
れている。HPMCは、セルロース誘導体の中でもチキ
ソ性が特に高いため、充填し易いわりにタレにくい特徴
を有する。従って、HPMCを使用した潤滑剤は、浸透
性が大きいのでコンドームに塗布し易く、パッケージ後
は粘度が高くなりタレる心配がない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セルロース誘導体の混合及びコンドームとの相性という
特性に優れた組成により、セルロース誘導体を使用した
潤滑剤を得ているので外観を害する糸ひきを発生しな
い。さらに、その平均重合度と添加濃度とを適当に組み
合わせるだけで、微妙なタレにくい粘度のコンドーム用
潤滑剤を簡単に調製することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルロースの添加濃度と溶液粘度との相関関係
を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑粘調剤、大量の粘度調製剤、及び小量
    の水分を含有する水に易溶な潤滑剤であって、平均重合
    度が400〜1000のセルロース誘導体を所定量含
    み、その粘度が200〜2000の範囲であることを特
    徴とするコンドーム用潤滑剤。
  2. 【請求項2】前記セルロース誘導体の添加濃度を4%以
    下として所定の粘度を得る請求項1記載のコンドーム用
    潤滑剤。
  3. 【請求項3】前記セルロース誘導体として、ヒドロキシ
    プロピルメチルセルロース(HPMC)を用いる請求項
    1又は2記載のコンドーム用潤滑剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169406A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Fuji Latex Kk コンドーム用水性潤滑剤および当該潤滑剤を塗布したコンドーム
WO2013079975A1 (en) 2011-12-01 2013-06-06 Lrc Products Limited Coated condom
JP2019529002A (ja) * 2016-10-07 2019-10-17 ケンブリッジ デザイン パートナーシップ エルエルピー コンドーム

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