JPH082053A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH082053A JPH082053A JP15654194A JP15654194A JPH082053A JP H082053 A JPH082053 A JP H082053A JP 15654194 A JP15654194 A JP 15654194A JP 15654194 A JP15654194 A JP 15654194A JP H082053 A JPH082053 A JP H082053A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- carriage
- lead screw
- lead
- vibration
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】リードスクリューのリード溝に対するキャリッ
ジ側のピンの圧接力を軽くしてもキャリッジを円滑に駆
動することを可能にし、キャリッジ駆動用の消費電力の
節減および振動騒音の低減を図り、キャリッジ反転時の
振動を充分に低減させ、記録精度の向上および安定化を
図る。 【構成】リードスクリュー9のリード溝9aと係合する
ピン14と、該ピンをリードスクリュー9に向けて圧接
するためのバネ部材15と、該ピンの振動を減衰させる
ための粘性減衰型のダンパー16、21と、をキャリッ
ジ8内に設ける。
ジ側のピンの圧接力を軽くしてもキャリッジを円滑に駆
動することを可能にし、キャリッジ駆動用の消費電力の
節減および振動騒音の低減を図り、キャリッジ反転時の
振動を充分に低減させ、記録精度の向上および安定化を
図る。 【構成】リードスクリュー9のリード溝9aと係合する
ピン14と、該ピンをリードスクリュー9に向けて圧接
するためのバネ部材15と、該ピンの振動を減衰させる
ための粘性減衰型のダンパー16、21と、をキャリッ
ジ8内に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段により被記録材
に記録する記録装置に関し、特に、主走査方向に移動す
るキャリッジに搭載された記録手段によって被記録材に
記録する記録装置に関する。
に記録する記録装置に関し、特に、主走査方向に移動す
るキャリッジに搭載された記録手段によって被記録材に
記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHP用シートなど)等の
被記録材(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)
を記録していくように構成されている。前記記録装置
は、使用する記録手段の記録方式により、インクジェッ
ト式、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービ
ーム式等に分けることができる。
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHP用シートなど)等の
被記録材(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)
を記録していくように構成されている。前記記録装置
は、使用する記録手段の記録方式により、インクジェッ
ト式、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービ
ーム式等に分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
(文字や記号等を含む)を記録し、1行分の記録を終了
した後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に
次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返
すことにより、被記録材の所望範囲に画像が記録され
る。一方、被記録材を搬送方向に送る副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の全体に画像が記録される。
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
(文字や記号等を含む)を記録し、1行分の記録を終了
した後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に
次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返
すことにより、被記録材の所望範囲に画像が記録され
る。一方、被記録材を搬送方向に送る副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の全体に画像が記録される。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の
吐出口を配列したラインタイプの記録手段を使用するラ
イン型の記録装置は、記録の一層の高速化が可能であ
る。
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の
吐出口を配列したラインタイプの記録手段を使用するラ
イン型の記録装置は、記録の一層の高速化が可能であ
る。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。一方、被記録材の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、通常の被記録材である紙や樹
脂薄板などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のパ
ンチ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)
などを使用することが要求されるようになってきた。
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。一方、被記録材の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、通常の被記録材である紙や樹
脂薄板などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のパ
ンチ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)
などを使用することが要求されるようになってきた。
【0006】前記シリアルタイプの記録装置では、被記
録材を搬送ローラによって搬送(副走査)し、記録ヘッ
ドを搭載したキャリッジの移動(主走査)によって1ラ
イン分の記録を行い、以下、副走査と主走査を交互に繰
り返して1頁全体の記録が行われる。その場合のキャリ
ッジの移動機構は、キャリッジに直結されたベルトをモ
ータおよびプーリで駆動して該キャリッジを移動させる
ベルト駆動方式と、螺旋状の溝(リード溝)を有するリ
ードスクリューを回転させ、該溝と係合するピンを有す
るキャリッジを該リードスクリューの回転に伴って移動
させるリードスクリュー駆動方式に大別することができ
る。
録材を搬送ローラによって搬送(副走査)し、記録ヘッ
ドを搭載したキャリッジの移動(主走査)によって1ラ
イン分の記録を行い、以下、副走査と主走査を交互に繰
り返して1頁全体の記録が行われる。その場合のキャリ
ッジの移動機構は、キャリッジに直結されたベルトをモ
ータおよびプーリで駆動して該キャリッジを移動させる
ベルト駆動方式と、螺旋状の溝(リード溝)を有するリ
ードスクリューを回転させ、該溝と係合するピンを有す
るキャリッジを該リードスクリューの回転に伴って移動
させるリードスクリュー駆動方式に大別することができ
る。
【0007】前記ベルト駆動方式は、ベルトの長さによ
って自由にキャリッジの移動範囲を変えられるので、被
記録材がB4サイズ以上の大きな記録装置に適してい
る。一方、前記リードスクリュー駆動方式は、装置全体
をコンパクトにまとめることができるので、被記録材が
A4サイズ以下のポータブル式などの小型の記録装置に
適している。さらに、リードスクリュー駆動方式の利点
として、インクジェット記録装置の場合、記録ヘッドの
目詰まりや不吐出を回復させるための回復系の駆動をリ
ードスクリューから取り出すことができ、記録装置をさ
らに小型化できる点を挙げることができる。
って自由にキャリッジの移動範囲を変えられるので、被
記録材がB4サイズ以上の大きな記録装置に適してい
る。一方、前記リードスクリュー駆動方式は、装置全体
をコンパクトにまとめることができるので、被記録材が
A4サイズ以下のポータブル式などの小型の記録装置に
適している。さらに、リードスクリュー駆動方式の利点
として、インクジェット記録装置の場合、記録ヘッドの
目詰まりや不吐出を回復させるための回復系の駆動をリ
ードスクリューから取り出すことができ、記録装置をさ
らに小型化できる点を挙げることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ードスクリュー駆動方式の場合、リードスクリューの溝
(リード溝)と該溝に係合するキャリッジ内のピンとの
関係において次のような問題点があった。第1に、キャ
リッジのリードスクリューに対するガタを防止するため
並びにキャリッジ移動中にピンがリード溝から外れるこ
とを防止するためにピンを常にリード溝に付勢(押圧)
する構成が採られているが、その付勢力が大きいとキャ
リッジとリードスクリューとの間並びにピンとリードス
クリューとの間の摩擦が大きくなり、モータにかかる負
荷が大きく消費電力の増加や騒音発生の原因となってし
まう。また、上記付勢は通常バネで行うが、キャリッジ
を一つの振動系と見た場合、ピンはリードスクリューか
ら常に負荷がかかっており、その負荷はバネで押さえて
いるという非常にキャリッジが振動しやすい系であるた
め、キャリッジが移動中に微小な振動を起こし、それが
画像記録の精度に悪影響を及ぼしてしまう。
ードスクリュー駆動方式の場合、リードスクリューの溝
(リード溝)と該溝に係合するキャリッジ内のピンとの
関係において次のような問題点があった。第1に、キャ
リッジのリードスクリューに対するガタを防止するため
並びにキャリッジ移動中にピンがリード溝から外れるこ
とを防止するためにピンを常にリード溝に付勢(押圧)
する構成が採られているが、その付勢力が大きいとキャ
リッジとリードスクリューとの間並びにピンとリードス
クリューとの間の摩擦が大きくなり、モータにかかる負
荷が大きく消費電力の増加や騒音発生の原因となってし
まう。また、上記付勢は通常バネで行うが、キャリッジ
を一つの振動系と見た場合、ピンはリードスクリューか
ら常に負荷がかかっており、その負荷はバネで押さえて
いるという非常にキャリッジが振動しやすい系であるた
め、キャリッジが移動中に微小な振動を起こし、それが
画像記録の精度に悪影響を及ぼしてしまう。
【0009】第2に、上記消費電力の増加や騒音の発生
を防止し、さらに記録精度の低下を防止するために付勢
力を弱くしようとすると、キャリッジの移動方向が切り
替わる瞬間、その付勢力が弱いために、リード溝からピ
ンが受ける力を該付勢力で押さえ付けることができなく
なり、キャリッジが上記第1の場合よりも大きく振動し
てしまう。この振動は非常に大きなものであり、特に縦
罫線を連続して何行にもわたって記録するような場合、
罫線ズレを生じる原因になってしまう。
を防止し、さらに記録精度の低下を防止するために付勢
力を弱くしようとすると、キャリッジの移動方向が切り
替わる瞬間、その付勢力が弱いために、リード溝からピ
ンが受ける力を該付勢力で押さえ付けることができなく
なり、キャリッジが上記第1の場合よりも大きく振動し
てしまう。この振動は非常に大きなものであり、特に縦
罫線を連続して何行にもわたって記録するような場合、
罫線ズレを生じる原因になってしまう。
【0010】第3に、リードスクリューのリード溝と係
合するキャリッジ内のピンと該リード溝とは常に摺動す
ることになり、その摺動が原因で騒音の発生や記録精度
の低下が生じていた。この問題を解決する方法として、
リードスクリューとピンに代えてボールねじを利用する
ことが考えられるが、このボールねじを利用する方法で
はコストが嵩み機構も大きくなるため、ポータブルの小
型の記録装置に不向きである。
合するキャリッジ内のピンと該リード溝とは常に摺動す
ることになり、その摺動が原因で騒音の発生や記録精度
の低下が生じていた。この問題を解決する方法として、
リードスクリューとピンに代えてボールねじを利用する
ことが考えられるが、このボールねじを利用する方法で
はコストが嵩み機構も大きくなるため、ポータブルの小
型の記録装置に不向きである。
【0011】第4に、従来のリードスクリュー駆動方式
では、図12に示すように、リードスクリュー101と
リードフォロア102は、円弧状リード溝103に対し
リードピン102を板バネ104により圧接する構成が
採られていたが、このような従来構成では、リード溝と
リードピンの摩擦が大きくキャリッジモータの負荷が大
きくなるという問題、摩擦による振動等により摺動時の
騒音が大きくなるという問題、並びにリードピンの溝と
の接触部に磨耗が生じてキャリッジ送り精度が低下した
りリードピンが溝から外れたりするという問題があっ
た。
では、図12に示すように、リードスクリュー101と
リードフォロア102は、円弧状リード溝103に対し
リードピン102を板バネ104により圧接する構成が
採られていたが、このような従来構成では、リード溝と
リードピンの摩擦が大きくキャリッジモータの負荷が大
きくなるという問題、摩擦による振動等により摺動時の
騒音が大きくなるという問題、並びにリードピンの溝と
の接触部に磨耗が生じてキャリッジ送り精度が低下した
りリードピンが溝から外れたりするという問題があっ
た。
【0012】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、主走査方
向に移動するキャリッジに搭載された記録手段によって
被記録材に記録する記録装置において、リードスクリュ
ーの回転に伴ってキャリッジを移動させるキャリッジ移
動機構を有し、リードスクリューと係合する係合部材と
該係合部材をリードスクリューに付勢するための付勢手
段と該係合部材の振動を減衰させるための振動減衰手段
とが前記キャリッジ内に設けられている構成とすること
により、前記係合部材の付勢力を軽くすることができ、
それによって消費電力の低減および振動騒音の低減を図
ることができ、さらに、付勢力を軽くすることによるキ
ャリッジ反転時の振動についても前記減衰手段によって
これを除去することができる記録装置を提供するもので
ある。
向に移動するキャリッジに搭載された記録手段によって
被記録材に記録する記録装置において、リードスクリュ
ーの回転に伴ってキャリッジを移動させるキャリッジ移
動機構を有し、リードスクリューと係合する係合部材と
該係合部材をリードスクリューに付勢するための付勢手
段と該係合部材の振動を減衰させるための振動減衰手段
とが前記キャリッジ内に設けられている構成とすること
により、前記係合部材の付勢力を軽くすることができ、
それによって消費電力の低減および振動騒音の低減を図
ることができ、さらに、付勢力を軽くすることによるキ
ャリッジ反転時の振動についても前記減衰手段によって
これを除去することができる記録装置を提供するもので
ある。
【0013】請求項2および請求項3の発明は、上記請
求項1の構成に加えて、前記振動減衰手段はハウジング
とピストンとを有し、該ハウジングまたは該ピストンの
一端が前記係合部材に固定され、該ピストンの移動方向
と該係合部材の振動方向が略同じであり、該振動減衰手
段は該ピストンの速度に略比例する負荷を生じる粘性ダ
ンパーである構成、あるいは、前記振動減衰手段はハウ
ジングと回転体とを有し、前記係合部材と該回転体が当
接され、該係合部材の振動方向が該回転体の回転方向と
略同じであり、該振動減衰手段は該回転体の角速度に略
比例したトルクを生じる粘性ダンパーである構成とする
ことにより、一層効率よく、前記係合部材の付勢力を軽
くすることができ、それによって消費電力の低減および
振動騒音の低減を図ることができ、さらに、付勢力を軽
くすることによるキャリッジ反転時の振動についても前
記減衰手段によってこれを除去することができる記録装
置を提供するものである。
求項1の構成に加えて、前記振動減衰手段はハウジング
とピストンとを有し、該ハウジングまたは該ピストンの
一端が前記係合部材に固定され、該ピストンの移動方向
と該係合部材の振動方向が略同じであり、該振動減衰手
段は該ピストンの速度に略比例する負荷を生じる粘性ダ
ンパーである構成、あるいは、前記振動減衰手段はハウ
ジングと回転体とを有し、前記係合部材と該回転体が当
接され、該係合部材の振動方向が該回転体の回転方向と
略同じであり、該振動減衰手段は該回転体の角速度に略
比例したトルクを生じる粘性ダンパーである構成とする
ことにより、一層効率よく、前記係合部材の付勢力を軽
くすることができ、それによって消費電力の低減および
振動騒音の低減を図ることができ、さらに、付勢力を軽
くすることによるキャリッジ反転時の振動についても前
記減衰手段によってこれを除去することができる記録装
置を提供するものである。
【0014】請求項4の発明は、主走査方向に移動する
キャリッジに搭載された記録手段によって被記録材に記
録する記録装置において、リードスクリューの回転に伴
ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構を有
し、リードスクリューの回転に応じて該リードスクリュ
ーの周囲を転がり運動する回転部材と該回転部材を支持
する支持部材と該支持部材を前記リードスクリューに付
勢するための付勢手段とが前記キャリッジ内に設けられ
ている構成とすることにより、キャリッジとリードスク
リューとの摺動負荷を大幅に軽減することができ、それ
によって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減
を図ることができる記録装置を提供するものである。
キャリッジに搭載された記録手段によって被記録材に記
録する記録装置において、リードスクリューの回転に伴
ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構を有
し、リードスクリューの回転に応じて該リードスクリュ
ーの周囲を転がり運動する回転部材と該回転部材を支持
する支持部材と該支持部材を前記リードスクリューに付
勢するための付勢手段とが前記キャリッジ内に設けられ
ている構成とすることにより、キャリッジとリードスク
リューとの摺動負荷を大幅に軽減することができ、それ
によって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減
を図ることができる記録装置を提供するものである。
【0015】請求項5および請求項6の発明は、上記請
求項4の構成に加えて、前記回転部材が球状である構
成、あるいは、前記回転部材が円盤状であり、前記支持
部材が軸を有し、該回転部材が該支持部材の軸を中心に
回転する構成とすることにより、一層効率よく、キャリ
ッジとリードスクリューとの摺動負荷を大幅に軽減する
ことができ、それによって、記録精度の向上並びに振動
および騒音の低減を図ることができる記録装置を提供す
るものである。
求項4の構成に加えて、前記回転部材が球状である構
成、あるいは、前記回転部材が円盤状であり、前記支持
部材が軸を有し、該回転部材が該支持部材の軸を中心に
回転する構成とすることにより、一層効率よく、キャリ
ッジとリードスクリューとの摺動負荷を大幅に軽減する
ことができ、それによって、記録精度の向上並びに振動
および騒音の低減を図ることができる記録装置を提供す
るものである。
【0016】請求項7の発明は、主走査方向に移動する
キャリッジに搭載された記録手段によって被記録材に記
録する記録装置において、リードスクリューの回転に伴
ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構を有
し、キャリッジ側に保持されてリードスクリューの溝に
係合するリードフォロアを球状とし、該リードスクリュ
ーの溝の軸断面形状を該リードフォロアの球と同等また
は小さな直径の円弧とする構成とすることにより、前記
リードフォロアを転がり接触にすることができ、リード
溝とリードフォロアとの摩擦を小さくしてキャリッジモ
ータの負荷を軽減することができ、リード溝とリードフ
ォロアとの摩擦騒音を小さくして静粛化を図ることがで
き、リード溝とリードフォロアとの摩擦による摺動時の
振動を小さくして記録精度を向上させることができ、リ
ード溝とリードフォロアとの接触部の磨耗を減少させる
ことができる記録装置を提供するものである。
キャリッジに搭載された記録手段によって被記録材に記
録する記録装置において、リードスクリューの回転に伴
ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構を有
し、キャリッジ側に保持されてリードスクリューの溝に
係合するリードフォロアを球状とし、該リードスクリュ
ーの溝の軸断面形状を該リードフォロアの球と同等また
は小さな直径の円弧とする構成とすることにより、前記
リードフォロアを転がり接触にすることができ、リード
溝とリードフォロアとの摩擦を小さくしてキャリッジモ
ータの負荷を軽減することができ、リード溝とリードフ
ォロアとの摩擦騒音を小さくして静粛化を図ることがで
き、リード溝とリードフォロアとの摩擦による摺動時の
振動を小さくして記録精度を向上させることができ、リ
ード溝とリードフォロアとの接触部の磨耗を減少させる
ことができる記録装置を提供するものである。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した記録装置の一実施例を示
す模式的斜視図である。なお、以下の実施例では記録装
置がインクジェット記録装置である場合を説明する。図
1において、1は記録用紙等の被記録材を副走査(紙送
り)方向に搬送するための搬送ローラ、2は搬送ローラ
1を駆動するための搬送ローラモータ、3は搬送ローラ
1の端部に取り付けられ搬送ローラモータ2からの駆動
を伝達するためのローラギア、4は搬送ローラモータ2
に取り付けられ前記ローラギア3と噛み合って該搬送ロ
ーラモータの駆動を伝達するためのモータギアである。
5は
する。図1は本発明を適用した記録装置の一実施例を示
す模式的斜視図である。なお、以下の実施例では記録装
置がインクジェット記録装置である場合を説明する。図
1において、1は記録用紙等の被記録材を副走査(紙送
り)方向に搬送するための搬送ローラ、2は搬送ローラ
1を駆動するための搬送ローラモータ、3は搬送ローラ
1の端部に取り付けられ搬送ローラモータ2からの駆動
を伝達するためのローラギア、4は搬送ローラモータ2
に取り付けられ前記ローラギア3と噛み合って該搬送ロ
ーラモータの駆動を伝達するためのモータギアである。
5は
【0018】図1において、5は付勢手段によって搬送
ローラ1方向へ付勢された紙押さえプレート、6は記録
紙等の被記録材である。前記紙押さえプレート5は、被
記録材6を搬送ローラ1に押し付け該被記録材と該搬送
ローラとの摩擦を利用して該被記録材を搬送するための
ものである。7は記録ヘッド(記録手段)、8は記録ヘ
ッド7を搭載して主走査するためのキャリッジである。
本実施例では、前記記録ヘッド7として、記録ヘッド部
とインクタンクが一体化された交換可能なヘッドカート
リッジが使用されている。
ローラ1方向へ付勢された紙押さえプレート、6は記録
紙等の被記録材である。前記紙押さえプレート5は、被
記録材6を搬送ローラ1に押し付け該被記録材と該搬送
ローラとの摩擦を利用して該被記録材を搬送するための
ものである。7は記録ヘッド(記録手段)、8は記録ヘ
ッド7を搭載して主走査するためのキャリッジである。
本実施例では、前記記録ヘッド7として、記録ヘッド部
とインクタンクが一体化された交換可能なヘッドカート
リッジが使用されている。
【0019】図1において、9はキャリッジ8を案内支
持しかつ回転に伴って該キャリッジを主走査方向に往復
移動させるためのリードスクリューである。このリード
スクリュー9の表面にはリード溝9aが設けられてい
る。10はキャリッジ7を案内支持するためのガイドシ
ャフト、11はリードスクリュー9を回転駆動するため
のキャリッジモータ、12はベルト、13はプーリであ
る。
持しかつ回転に伴って該キャリッジを主走査方向に往復
移動させるためのリードスクリューである。このリード
スクリュー9の表面にはリード溝9aが設けられてい
る。10はキャリッジ7を案内支持するためのガイドシ
ャフト、11はリードスクリュー9を回転駆動するため
のキャリッジモータ、12はベルト、13はプーリであ
る。
【0020】前記記録ヘッド(記録手段)7は、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド7は、
前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記
録を行なうものである。
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド7は、
前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記
録を行なうものである。
【0021】図2は、記録ヘッド7のインク吐出部の構
造を模式的に示す部分斜視図である。図2において、被
記録材(記録用紙等)6と所定の隙間(例えば、約0.
5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81に
は、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通
液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面
に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電
気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。
前記複数の吐出口82は記録ヘッド7の移動方向(主走
査方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で配列さ
れている。こうして、画像信号または吐出信号に基づい
て対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路
84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力に
よって吐出口82からインクを吐出させる記録手段7が
構成されている。
造を模式的に示す部分斜視図である。図2において、被
記録材(記録用紙等)6と所定の隙間(例えば、約0.
5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81に
は、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通
液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面
に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電
気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。
前記複数の吐出口82は記録ヘッド7の移動方向(主走
査方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で配列さ
れている。こうして、画像信号または吐出信号に基づい
て対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路
84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力に
よって吐出口82からインクを吐出させる記録手段7が
構成されている。
【0022】図1の記録装置で記録する場合は、搬送ロ
ーラ1によって搬送された被記録材6は紙押さえプレー
ト5により記録可能領域において搬送ローラ1方向に付
勢されることにより頭出し位置(記録開始位置)にセッ
トされる。その後、記録開始命令によってキャリッジ8
が移動(主走査)し、記録ヘッド7から画像信号に基づ
いてインクを吐出しながら記録を行う。1行分の記録が
終了すると、搬送ローラ1は被記録材6を1行分だけ搬
送し、再度キャリッジ8が主走査を行い、記録ヘッド7
によって記録を行う。以下このような動作を繰り返して
被記録材6全体に記録が行われる。
ーラ1によって搬送された被記録材6は紙押さえプレー
ト5により記録可能領域において搬送ローラ1方向に付
勢されることにより頭出し位置(記録開始位置)にセッ
トされる。その後、記録開始命令によってキャリッジ8
が移動(主走査)し、記録ヘッド7から画像信号に基づ
いてインクを吐出しながら記録を行う。1行分の記録が
終了すると、搬送ローラ1は被記録材6を1行分だけ搬
送し、再度キャリッジ8が主走査を行い、記録ヘッド7
によって記録を行う。以下このような動作を繰り返して
被記録材6全体に記録が行われる。
【0023】図3は本発明を適用した記録装置の第1実
施例の要部構成(キャリッジの移動機構)を示す一部破
断平面図である。図3は記録ヘッド7を取り外した状態
を示す。図3において、14はリードスクリュー9のリ
ード溝9aと係合するようにキャリッジ8側に装着され
たピン、14aはピン14のフランジ、15は前記ピン
14をリード溝9aに向けて付勢(押圧)するピンバ
ネ、16a、16bはダンパー16を構成するピストン
ハウジングおよびピストンである。前記ピン14はキャ
リッジ8の孔8cを通して摺動するように配置され、そ
のフランジ14aの後側にはバネ15およびダンパー1
6が設けられている。なお、8a、8bはキャリッジ8
の前記リードスクリュー9との嵌合部である。
施例の要部構成(キャリッジの移動機構)を示す一部破
断平面図である。図3は記録ヘッド7を取り外した状態
を示す。図3において、14はリードスクリュー9のリ
ード溝9aと係合するようにキャリッジ8側に装着され
たピン、14aはピン14のフランジ、15は前記ピン
14をリード溝9aに向けて付勢(押圧)するピンバ
ネ、16a、16bはダンパー16を構成するピストン
ハウジングおよびピストンである。前記ピン14はキャ
リッジ8の孔8cを通して摺動するように配置され、そ
のフランジ14aの後側にはバネ15およびダンパー1
6が設けられている。なお、8a、8bはキャリッジ8
の前記リードスクリュー9との嵌合部である。
【0024】バネ15およびダンパー16の他端はキャ
リッジ8に取り付けられている。リードスクリュー9が
回転すると、該リードスクリューとピン14との間の摺
動によってキャリッジ8が移動する。その時、ピン14
はリードスクリュー9から常に付勢力F1 またはF2 を
受けているが、その付勢力Fは、リードスクリュー9と
キャリッジ8との摺動による摺動抵抗むら、リードスク
リュー9の溝9aのリードピッチむら、更にはリード溝
9aの形状のバラツキなどによって刻々変化している。
そのため、従来例では、ピン14を付勢するためにバネ
15のみを使用していたので、ピン14、バネ15およ
びキャリッジ8の全体を振動系と考えると、この振動系
は非常に振動しやすくピン14が図3中の両矢印P方向
に振動するという現象が生じていた。ピン14が両矢印
P方向に振動するということは、キャリッジ8が主走査
方向(両矢印Q方向)に振動することであり、この振動
のために記録精度が悪くなってしまう。
リッジ8に取り付けられている。リードスクリュー9が
回転すると、該リードスクリューとピン14との間の摺
動によってキャリッジ8が移動する。その時、ピン14
はリードスクリュー9から常に付勢力F1 またはF2 を
受けているが、その付勢力Fは、リードスクリュー9と
キャリッジ8との摺動による摺動抵抗むら、リードスク
リュー9の溝9aのリードピッチむら、更にはリード溝
9aの形状のバラツキなどによって刻々変化している。
そのため、従来例では、ピン14を付勢するためにバネ
15のみを使用していたので、ピン14、バネ15およ
びキャリッジ8の全体を振動系と考えると、この振動系
は非常に振動しやすくピン14が図3中の両矢印P方向
に振動するという現象が生じていた。ピン14が両矢印
P方向に振動するということは、キャリッジ8が主走査
方向(両矢印Q方向)に振動することであり、この振動
のために記録精度が悪くなってしまう。
【0025】そこで、本実施例では、ピン14の後部に
前記ダンパー16を設けたので、従来例における前記の
振動を防止することができる。すなわち、ピストンハウ
ジング16aおよびピストン16bから成るダンパー1
6はピン14の両矢印P方向の速度に比例した負荷(粘
性抵抗)を生じるものであり、その粘性減衰係数cを適
切な値に選定することによって振動系全体の特性を変え
ることができ、それによって上記の従来例のような振動
を抑えることができる。
前記ダンパー16を設けたので、従来例における前記の
振動を防止することができる。すなわち、ピストンハウ
ジング16aおよびピストン16bから成るダンパー1
6はピン14の両矢印P方向の速度に比例した負荷(粘
性抵抗)を生じるものであり、その粘性減衰係数cを適
切な値に選定することによって振動系全体の特性を変え
ることができ、それによって上記の従来例のような振動
を抑えることができる。
【0026】次に、図3を参照して、リードスクリュー
9が逆転した時、すなわちキャリッジ8の移動方向が反
転した時の状況について説明する。今、リードスクリュ
ー9が図3中のθ1 方向に回転していたとすると、ピン
14がリードスクリュー9から受ける力はF1 の方向で
あり、そのため、キャリッジ8は矢印Q1 方向に移動す
る。ただし、ピン14がリードスクリュー9から受ける
力F1 の大きさは、該リードスクリュー9が回転中であ
るため、キャリッジ8が移動する時の全体の負荷分であ
る。
9が逆転した時、すなわちキャリッジ8の移動方向が反
転した時の状況について説明する。今、リードスクリュ
ー9が図3中のθ1 方向に回転していたとすると、ピン
14がリードスクリュー9から受ける力はF1 の方向で
あり、そのため、キャリッジ8は矢印Q1 方向に移動す
る。ただし、ピン14がリードスクリュー9から受ける
力F1 の大きさは、該リードスクリュー9が回転中であ
るため、キャリッジ8が移動する時の全体の負荷分であ
る。
【0027】次にリードスクリュー9が図3中の矢印θ
2 方向に逆転した場合、ピン14が該リードスクリュー
9から受ける力はF1 からF2 へ切り替わりる。そし
て、切り替わり時にキャリッジ8に対し加速度が加わる
ので、その時の力F2 の大きさは逆転前の力(キャリッ
ジ8が定速度で移動している時にピン14がリードスク
リュー9から受ける力)F1 よりも大きくなる。
2 方向に逆転した場合、ピン14が該リードスクリュー
9から受ける力はF1 からF2 へ切り替わりる。そし
て、切り替わり時にキャリッジ8に対し加速度が加わる
ので、その時の力F2 の大きさは逆転前の力(キャリッ
ジ8が定速度で移動している時にピン14がリードスク
リュー9から受ける力)F1 よりも大きくなる。
【0028】この場合、バネだけによる付勢力を用いる
従来例では、ピン14、バネ15およびキャリッジ8の
振動系全体にインパルス応答を与えることと同じ作用に
なり、ピン14が矢印P方向に振動し、キャリッジ8も
矢印Q方向に振動する。その時の振幅は、前記キャリッ
ジ8が定速で移動している時のキャリッジ8の振幅より
も遙かに大きくなってしまう。これに対し、本実施例で
は、ピン14の後部にダンパー16を配置したので、該
ダンパーの粘性減衰係数cを適正に選択することにより
振動系全体の特性を調整することができ、その振動を効
果的に除去することができる。
従来例では、ピン14、バネ15およびキャリッジ8の
振動系全体にインパルス応答を与えることと同じ作用に
なり、ピン14が矢印P方向に振動し、キャリッジ8も
矢印Q方向に振動する。その時の振幅は、前記キャリッ
ジ8が定速で移動している時のキャリッジ8の振幅より
も遙かに大きくなってしまう。これに対し、本実施例で
は、ピン14の後部にダンパー16を配置したので、該
ダンパーの粘性減衰係数cを適正に選択することにより
振動系全体の特性を調整することができ、その振動を効
果的に除去することができる。
【0029】図4は前記ダンパー16の模式的縦断面図
である。図4において、17はピストン16bの先端部
に設けられ多数の孔19を有するピストンフランジ、1
8はピストンハウジング16a内に密封されたシリコン
グリース、20はシリコングリース18を密封するため
のシールである。ピストン16bが軸方向に動くと、シ
リコングリース18はピストンフランジ17の孔19を
通って反対側の室へ移動するが、シリコングリース18
は高い粘性を有するので、ピストン16bの移動速度に
ほぼ比例して負荷(抵抗)が大きくなる。この場合、ピ
ストン16bの速度をV、粘性減衰係数をc、負荷をD
とすると、一般に、D=c・Vの関係が成り立つ。ま
た、粘性減衰係数cはピストンフランジ17の孔19の
径およびシリコングリース18の粘性などを変えること
によって自由に選定することができる。したがって、そ
れらを変えて適当な粘性減衰係数cを選ぶことにより、
キャリッジ8の振動を抑えることができる。
である。図4において、17はピストン16bの先端部
に設けられ多数の孔19を有するピストンフランジ、1
8はピストンハウジング16a内に密封されたシリコン
グリース、20はシリコングリース18を密封するため
のシールである。ピストン16bが軸方向に動くと、シ
リコングリース18はピストンフランジ17の孔19を
通って反対側の室へ移動するが、シリコングリース18
は高い粘性を有するので、ピストン16bの移動速度に
ほぼ比例して負荷(抵抗)が大きくなる。この場合、ピ
ストン16bの速度をV、粘性減衰係数をc、負荷をD
とすると、一般に、D=c・Vの関係が成り立つ。ま
た、粘性減衰係数cはピストンフランジ17の孔19の
径およびシリコングリース18の粘性などを変えること
によって自由に選定することができる。したがって、そ
れらを変えて適当な粘性減衰係数cを選ぶことにより、
キャリッジ8の振動を抑えることができる。
【0030】図5は本発明を適用した記録装置の第2実
施例の要部(キャリッジ移動機構)を模式的に示す一部
破断平面図である。図5も記録ヘッド7を取り外した状
態を示す。図5では、図1〜図4中の各部と同一または
対応する部分は同一符号で示されている。図5におい
て、本実施例のピン14には、その後部にも軸部14b
が形成されている。この軸部14bはキャリッジ8に形
成されたバネ受け8dを貫通してさらに後側へ延びてい
る。そして、前記ピン14は、そのフランジ14aとキ
ャリッジ8の前記バネ受け8dとの間に装着されたピン
バネ15によりリードスクリュー9へ向けて付勢(押
圧)されている。
施例の要部(キャリッジ移動機構)を模式的に示す一部
破断平面図である。図5も記録ヘッド7を取り外した状
態を示す。図5では、図1〜図4中の各部と同一または
対応する部分は同一符号で示されている。図5におい
て、本実施例のピン14には、その後部にも軸部14b
が形成されている。この軸部14bはキャリッジ8に形
成されたバネ受け8dを貫通してさらに後側へ延びてい
る。そして、前記ピン14は、そのフランジ14aとキ
ャリッジ8の前記バネ受け8dとの間に装着されたピン
バネ15によりリードスクリュー9へ向けて付勢(押
圧)されている。
【0031】図5において、前記ピン14の軸部14b
の後端部近傍の両側には、一対のダンパー21、21が
配設されている。各ダンパー21は、ハウジング21a
と回転軸21bとを有しており、該回転軸21bがピン
14の軸部14bに押圧接触するようにしてキャリッジ
8内に取り付けられている。
の後端部近傍の両側には、一対のダンパー21、21が
配設されている。各ダンパー21は、ハウジング21a
と回転軸21bとを有しており、該回転軸21bがピン
14の軸部14bに押圧接触するようにしてキャリッジ
8内に取り付けられている。
【0032】図6はダンパー21の内部構造を模式的に
示す一部破断断面図である。図6において、ハウジング
21a内にはシリコングリース22が密封されており、
回転軸21bの該ハウジング21a内の位置には孔(通
常多数の孔)を有する複数枚の羽根23が固定されてい
る。すなわち、回転軸21bが回転すると、複数枚の羽
根23がハウジング21a内で回転し、内部に密封され
た粘性物質としてのシリコングリース22が各羽根23
の孔を通して羽根23と羽根23の間を移動し、該シリ
コングリース22の粘性によって回転軸21bの角速度
に比例した負荷(回転抵抗)が得られる。
示す一部破断断面図である。図6において、ハウジング
21a内にはシリコングリース22が密封されており、
回転軸21bの該ハウジング21a内の位置には孔(通
常多数の孔)を有する複数枚の羽根23が固定されてい
る。すなわち、回転軸21bが回転すると、複数枚の羽
根23がハウジング21a内で回転し、内部に密封され
た粘性物質としてのシリコングリース22が各羽根23
の孔を通して羽根23と羽根23の間を移動し、該シリ
コングリース22の粘性によって回転軸21bの角速度
に比例した負荷(回転抵抗)が得られる。
【0033】この場合、回転軸21bの角速度をω、粘
性減衰係数をc、負荷トルクをTとすると、T=c・ω
の関係が成り立つ。また、ピン14の軸部14bはダン
パー21の回転軸21bに当接しているので、該ピン1
4の速度をV、回転軸21bの半径をr、該ピン14が
受ける負荷をDとすると、D=T/r、V=rωから、
D=cV/r2 の関係が成り立つ。よって、図5および
図6の第2実施例によっても、リードスクリュー9から
ピン14が受ける力による該ピン14の振動をダンパー
21によって抑えることができ、前述の第1実施例の場
合と同様の効果が得られる。
性減衰係数をc、負荷トルクをTとすると、T=c・ω
の関係が成り立つ。また、ピン14の軸部14bはダン
パー21の回転軸21bに当接しているので、該ピン1
4の速度をV、回転軸21bの半径をr、該ピン14が
受ける負荷をDとすると、D=T/r、V=rωから、
D=cV/r2 の関係が成り立つ。よって、図5および
図6の第2実施例によっても、リードスクリュー9から
ピン14が受ける力による該ピン14の振動をダンパー
21によって抑えることができ、前述の第1実施例の場
合と同様の効果が得られる。
【0034】すなわち、以上説明した第1実施例および
第2実施例によれば、リードスクリュー9の回転に伴っ
てキャリッジ8を移動させるキャリッジ移動機構におい
て、該リードスクリュー9と係合する係合部材(ピン)
14と該係合部材14をリードスクリュー9に付勢する
ための付勢手段15と該係合部材14の振動を減衰させ
るための振動減衰手段(ダンパー)16または21とが
前記キャリッジ8内に設けられている構成としたので、
前記係合部材14の付勢力を軽くすることができ、それ
によって消費電力の低減および振動騒音の低減を図るこ
とができ、さらに、付勢力を軽くすることによるキャリ
ッジ反転時の振動についても前記減衰手段16または2
1によってこれを除去することができる記録装置が得ら
れた。なお、前述の実施例ではピン14を円柱状にした
が、これはリード溝9aの斜面と同じ面を持つ両側が平
面である角柱であってもよい。
第2実施例によれば、リードスクリュー9の回転に伴っ
てキャリッジ8を移動させるキャリッジ移動機構におい
て、該リードスクリュー9と係合する係合部材(ピン)
14と該係合部材14をリードスクリュー9に付勢する
ための付勢手段15と該係合部材14の振動を減衰させ
るための振動減衰手段(ダンパー)16または21とが
前記キャリッジ8内に設けられている構成としたので、
前記係合部材14の付勢力を軽くすることができ、それ
によって消費電力の低減および振動騒音の低減を図るこ
とができ、さらに、付勢力を軽くすることによるキャリ
ッジ反転時の振動についても前記減衰手段16または2
1によってこれを除去することができる記録装置が得ら
れた。なお、前述の実施例ではピン14を円柱状にした
が、これはリード溝9aの斜面と同じ面を持つ両側が平
面である角柱であってもよい。
【0035】図7は本発明を適用した記録装置の第3実
施例の要部構成(キャリッジの移動機構)を示す一部破
断平面図である。図7は記録ヘッド7を取り外した状態
を示し、リードスクリュー9との係合部分が断面されて
いる。図7において、25はリードスクリュー9のリー
ド溝9aと係合する回転部材、26は回転部材25を支
持するための回転部材受け(支持部材)である。この支
持部材26は、キャリッジ8に形成された穴27の内径
と嵌合し、該穴27に沿ってスライド(摺動)可能に支
持されている。また、前記回転部材25は本実施例では
鋼球で形成されている。前記支持部材26の前記鋼球2
5との接触面は、面粗さを非常に少なくして該鋼球25
との摩擦力が小さい面になっている。
施例の要部構成(キャリッジの移動機構)を示す一部破
断平面図である。図7は記録ヘッド7を取り外した状態
を示し、リードスクリュー9との係合部分が断面されて
いる。図7において、25はリードスクリュー9のリー
ド溝9aと係合する回転部材、26は回転部材25を支
持するための回転部材受け(支持部材)である。この支
持部材26は、キャリッジ8に形成された穴27の内径
と嵌合し、該穴27に沿ってスライド(摺動)可能に支
持されている。また、前記回転部材25は本実施例では
鋼球で形成されている。前記支持部材26の前記鋼球2
5との接触面は、面粗さを非常に少なくして該鋼球25
との摩擦力が小さい面になっている。
【0036】図7において、28は前記回転部材(鋼
球)25をリードスクリュー9へ向けて付勢するための
回転部材付勢バネ、8aおよび8bはキャリッジ8内の
リードスクリュー9との嵌合部である。今、リードスク
リュー9を矢印A方向に回転させると、鋼球(回転部
材)25と支持部材26との摩擦係数よりも、該鋼球と
リード溝9aとの摩擦係数の方が大きいので、該リード
溝9aと係合している鋼球25は図中の矢印で示すよう
に回転し始める。そして、鋼球25は、回転しながら、
リードスクリュー9からキャリッジ8に対し該キャリッ
ジ8を矢印B方向に移動させる力を伝達し、キャリッジ
8は矢印B方向へ移動する。図7の第3実施例は、上記
以外の点では図1〜図6の実施例と実質上同じ構成をし
ており、それぞれ対応する部分を同一符号で示し、それ
らの詳細説明は省略する。
球)25をリードスクリュー9へ向けて付勢するための
回転部材付勢バネ、8aおよび8bはキャリッジ8内の
リードスクリュー9との嵌合部である。今、リードスク
リュー9を矢印A方向に回転させると、鋼球(回転部
材)25と支持部材26との摩擦係数よりも、該鋼球と
リード溝9aとの摩擦係数の方が大きいので、該リード
溝9aと係合している鋼球25は図中の矢印で示すよう
に回転し始める。そして、鋼球25は、回転しながら、
リードスクリュー9からキャリッジ8に対し該キャリッ
ジ8を矢印B方向に移動させる力を伝達し、キャリッジ
8は矢印B方向へ移動する。図7の第3実施例は、上記
以外の点では図1〜図6の実施例と実質上同じ構成をし
ており、それぞれ対応する部分を同一符号で示し、それ
らの詳細説明は省略する。
【0037】このようにリードスクリュー9と鋼球25
は、摺動ではなく転がりながら移動するので、その間の
摩擦抵抗を非常に小さくすることができ、キャリッジ8
の移動させる時の振動や騒音も摺動方式の場合よりも大
幅に低減される。すなわち、図7の第3実施例によれ
ば、リードスクリュー9の回転に伴ってキャリッジ8を
移動させるキャリッジ移動機構において、リードスクリ
ュー9の回転に応じて該リードスクリューの周囲を転が
り運動する回転部材25と該回転部材を支持する支持部
材26と該支持部材を前記リードスクリュー9に付勢す
るための付勢手段28とが前記キャリッジ8内に設けら
れている構成としたので、キャリッジ8とリードスクリ
ュー9との摺動負荷を大幅に軽減することができ、それ
によって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減
を図ることができる記録装置が得られる。
は、摺動ではなく転がりながら移動するので、その間の
摩擦抵抗を非常に小さくすることができ、キャリッジ8
の移動させる時の振動や騒音も摺動方式の場合よりも大
幅に低減される。すなわち、図7の第3実施例によれ
ば、リードスクリュー9の回転に伴ってキャリッジ8を
移動させるキャリッジ移動機構において、リードスクリ
ュー9の回転に応じて該リードスクリューの周囲を転が
り運動する回転部材25と該回転部材を支持する支持部
材26と該支持部材を前記リードスクリュー9に付勢す
るための付勢手段28とが前記キャリッジ8内に設けら
れている構成としたので、キャリッジ8とリードスクリ
ュー9との摺動負荷を大幅に軽減することができ、それ
によって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減
を図ることができる記録装置が得られる。
【0038】図8は本発明を適用した記録装置の第4実
施例の要部(キャリッジ移動機構)を模式的に示す一部
破断平面図である。図8では、記録ヘッド7を取り外し
た状態が示され、リードスクリューとの係合部分が断面
されている。図8において、29は円盤状の回転部材、
30は回転部材29の回転中心となる軸、31は軸30
を介して前記回転部材29を回転自在に支持する支持部
材である。前記軸30は前記支持部材31に対して図示
のようにリード溝9aのリード角に対応した角度で固定
されており、したがって、円盤状の回転部材29はリー
ド溝9aのリード角の方向に傾斜した姿勢の下で回転自
在に軸支されている。
施例の要部(キャリッジ移動機構)を模式的に示す一部
破断平面図である。図8では、記録ヘッド7を取り外し
た状態が示され、リードスクリューとの係合部分が断面
されている。図8において、29は円盤状の回転部材、
30は回転部材29の回転中心となる軸、31は軸30
を介して前記回転部材29を回転自在に支持する支持部
材である。前記軸30は前記支持部材31に対して図示
のようにリード溝9aのリード角に対応した角度で固定
されており、したがって、円盤状の回転部材29はリー
ド溝9aのリード角の方向に傾斜した姿勢の下で回転自
在に軸支されている。
【0039】図8において、前記支持部材31は、キャ
リッジ8に形成された穴27の内径と嵌合し、該穴27
に沿ってスライド(摺動)自在に保持されている。ま
た、前記支持部材31は前述の第3実施例の場合と同様
に回転部材付勢バネ28によってリードスクリュー9に
向けて付勢されている。図8の実施例のそれ以外の部分
は実質上前述の第3実施例の場合と同じ構成をしてお
り、それぞれ対応する部分を同じ符号で示し、それらの
詳細説明は省略する。
リッジ8に形成された穴27の内径と嵌合し、該穴27
に沿ってスライド(摺動)自在に保持されている。ま
た、前記支持部材31は前述の第3実施例の場合と同様
に回転部材付勢バネ28によってリードスクリュー9に
向けて付勢されている。図8の実施例のそれ以外の部分
は実質上前述の第3実施例の場合と同じ構成をしてお
り、それぞれ対応する部分を同じ符号で示し、それらの
詳細説明は省略する。
【0040】図8において、リードスクリュー9を矢印
A方向に回転させると、回転部材29と支持部材31の
軸30との摩擦係数よりも、該回転部材29とリード溝
9aとの摩擦係数の方が大きいので、該リード溝9aと
係合している回転部材29は軸30を中心に回転する。
そして、該回転部材29は、回転しながら、リードスク
リュー9からキャリッジ8に対し該キャリッジ8を矢印
B方向に移動させる力を伝達し、キャリッジ8は矢印B
方向へ移動する。
A方向に回転させると、回転部材29と支持部材31の
軸30との摩擦係数よりも、該回転部材29とリード溝
9aとの摩擦係数の方が大きいので、該リード溝9aと
係合している回転部材29は軸30を中心に回転する。
そして、該回転部材29は、回転しながら、リードスク
リュー9からキャリッジ8に対し該キャリッジ8を矢印
B方向に移動させる力を伝達し、キャリッジ8は矢印B
方向へ移動する。
【0041】このようにリードスクリュー9と回転部材
29は、摺動ではなく転がりながら移動するので、その
間の摩擦抵抗を非常に小さくすることができ、キャリッ
ジ8の移動させる時の振動や騒音も摺動方式の場合より
も大幅に低減される。すなわち、図8の第4実施例によ
っても、前述の第3実施例の場合と同様、リードスクリ
ュー9の回転に応じて該リードスクリューの周囲を転が
り運動する回転部材29と該回転部材を支持する支持部
材31と該支持部材を前記リードスクリュー9に付勢す
るための付勢手段28とが前記キャリッジ8内に設けら
れている構成としたので、キャリッジ8とリードスクリ
ュー9との摺動負荷を大幅に軽減することができ、それ
によって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減
を図ることができる記録装置が得られる。
29は、摺動ではなく転がりながら移動するので、その
間の摩擦抵抗を非常に小さくすることができ、キャリッ
ジ8の移動させる時の振動や騒音も摺動方式の場合より
も大幅に低減される。すなわち、図8の第4実施例によ
っても、前述の第3実施例の場合と同様、リードスクリ
ュー9の回転に応じて該リードスクリューの周囲を転が
り運動する回転部材29と該回転部材を支持する支持部
材31と該支持部材を前記リードスクリュー9に付勢す
るための付勢手段28とが前記キャリッジ8内に設けら
れている構成としたので、キャリッジ8とリードスクリ
ュー9との摺動負荷を大幅に軽減することができ、それ
によって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減
を図ることができる記録装置が得られる。
【0042】なお、図7の第3実施例の回転部材25お
よび図8の第4実施例の回転部材29の材質としては、
通常、鉄またはステンレス等が用いられるが、リードス
クリュー9との転がり性をさらに向上させるためにプラ
スチックや樹脂材を用いてもよい。また、振動および騒
音の更なる低減に適した前記回転部材の材質として、ア
ルミニウムと亜鉛との合金を挙げることができる。この
合金は、アルミニウムと亜鉛の混合比が重量比で、アル
ミニウムが20〜30%、亜鉛が70〜80%のもので
ある。該合金のこの状態では、0.5ミクロン〜5ミク
ロンの微細結晶となっており、この結晶の界面摩擦によ
って振動エネルギーが熱エネルギーとなって吸収される
作用(いわゆる自解作用)により制振性が生じる。図9
はこの合金の減衰特性を示すグラフであり、図10はこ
の合金のアルミニウムと亜鉛の状態図である。
よび図8の第4実施例の回転部材29の材質としては、
通常、鉄またはステンレス等が用いられるが、リードス
クリュー9との転がり性をさらに向上させるためにプラ
スチックや樹脂材を用いてもよい。また、振動および騒
音の更なる低減に適した前記回転部材の材質として、ア
ルミニウムと亜鉛との合金を挙げることができる。この
合金は、アルミニウムと亜鉛の混合比が重量比で、アル
ミニウムが20〜30%、亜鉛が70〜80%のもので
ある。該合金のこの状態では、0.5ミクロン〜5ミク
ロンの微細結晶となっており、この結晶の界面摩擦によ
って振動エネルギーが熱エネルギーとなって吸収される
作用(いわゆる自解作用)により制振性が生じる。図9
はこの合金の減衰特性を示すグラフであり、図10はこ
の合金のアルミニウムと亜鉛の状態図である。
【0043】図11は本発明を適用した記録装置の第5
実施例の要部構成(キャリッジの移動機構)を示す部分
縦断面図である。図11はキャリッジ8とリードスクリ
ュー9との係合部分の構造を示す。図11において、記
録ヘッド7を搭載したキャリッジ8は、リードスクリュ
ー9の外周に沿って案内支持され、該リードスクリュー
9を回転駆動することにより該リードスクリュー9およ
び前記ガイドシャフト10に沿って移動する。キャリッ
ジ8側に保持されてリードスクリュー9のリード溝9a
に係合するリードフォロア32は球状とされている。本
実施例では、この球状のリードフォロア32として鋼球
が使用されている。前記リードフォロア32は、同じく
キャリッジ8内に装着された圧縮コイルバネ33によっ
て、リードスクリュー9のリード溝9aに圧接されてい
る。
実施例の要部構成(キャリッジの移動機構)を示す部分
縦断面図である。図11はキャリッジ8とリードスクリ
ュー9との係合部分の構造を示す。図11において、記
録ヘッド7を搭載したキャリッジ8は、リードスクリュ
ー9の外周に沿って案内支持され、該リードスクリュー
9を回転駆動することにより該リードスクリュー9およ
び前記ガイドシャフト10に沿って移動する。キャリッ
ジ8側に保持されてリードスクリュー9のリード溝9a
に係合するリードフォロア32は球状とされている。本
実施例では、この球状のリードフォロア32として鋼球
が使用されている。前記リードフォロア32は、同じく
キャリッジ8内に装着された圧縮コイルバネ33によっ
て、リードスクリュー9のリード溝9aに圧接されてい
る。
【0044】図11において、今、リードスクリュー9
が回転駆動されると、球状のリードフォロア32は転が
りながらリードスクリュー9からキャリッジ8に対し該
キャリッジ8を該リードスクリュー9の軸方向に移動さ
せる力を伝達し、キャリッジ8は主走査方向に移動す
る。そこで、図11の第5実施例では、キャリッジ8側
に保持されてリードスクリュー9のリード溝9aに係合
するリードフォロア32は前述のように球状とされ、該
リード溝9aの軸断面形状は該リードフォロア32の球
と同等または小さな直径の円弧形状にされている。本実
施例のその他の構成は、図1〜図8の各実施例の場合と
実質上同じである。
が回転駆動されると、球状のリードフォロア32は転が
りながらリードスクリュー9からキャリッジ8に対し該
キャリッジ8を該リードスクリュー9の軸方向に移動さ
せる力を伝達し、キャリッジ8は主走査方向に移動す
る。そこで、図11の第5実施例では、キャリッジ8側
に保持されてリードスクリュー9のリード溝9aに係合
するリードフォロア32は前述のように球状とされ、該
リード溝9aの軸断面形状は該リードフォロア32の球
と同等または小さな直径の円弧形状にされている。本実
施例のその他の構成は、図1〜図8の各実施例の場合と
実質上同じである。
【0045】この図11の第5実施例によれば、リード
スクリュー9のリード溝9aに対するリードフォロア3
2の接触状態を転がり接触にすることができ、リード溝
9aとリードフォロア32との摩擦を小さくしてキャリ
ッジモータ11(図1)の負荷を軽減することができ、
リード溝9aとリードフォロア32との摩擦騒音を小さ
くして静粛化を図ることができ、リード溝9aとリード
フォロア32との摩擦による摺動時の振動を小さくして
記録精度を向上させることができ、リード溝9aとリー
ドフォロア32との接触部の磨耗を減少させることがで
きる。
スクリュー9のリード溝9aに対するリードフォロア3
2の接触状態を転がり接触にすることができ、リード溝
9aとリードフォロア32との摩擦を小さくしてキャリ
ッジモータ11(図1)の負荷を軽減することができ、
リード溝9aとリードフォロア32との摩擦騒音を小さ
くして静粛化を図ることができ、リード溝9aとリード
フォロア32との摩擦による摺動時の振動を小さくして
記録精度を向上させることができ、リード溝9aとリー
ドフォロア32との接触部の磨耗を減少させることがで
きる。
【0046】なお、図11の第5実施例におけるリード
フォロア32の材質として、前述の鋼球に代えてプラス
チック(樹脂)製の球部材を使用すれば、更なる低騒音
化を図ることができる。また、前記リードフォロア32
と前記リード溝9aとにグリース等の潤滑剤を併用する
ことにより、更なる低騒音化と耐磨耗性の向上を図るこ
とができる。
フォロア32の材質として、前述の鋼球に代えてプラス
チック(樹脂)製の球部材を使用すれば、更なる低騒音
化を図ることができる。また、前記リードフォロア32
と前記リード溝9aとにグリース等の潤滑剤を併用する
ことにより、更なる低騒音化と耐磨耗性の向上を図るこ
とができる。
【0047】なお、前述の実施例では、本発明をインク
ジェット記録装置に適用する場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式ある
いはレーザービーム式等の他の方式の記録手段を用いる
記録装置においても同様に適用することができ、同様の
作用効果を奏するものである。
ジェット記録装置に適用する場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式ある
いはレーザービーム式等の他の方式の記録手段を用いる
記録装置においても同様に適用することができ、同様の
作用効果を奏するものである。
【0048】また、前述の実施例では、1個の記録手段
を用いる記録装置を例に挙げたが、本発明は、カラー記
録用や階調記録用などのように複数の記録手段を用いる
記録装置あるいは1つの記録手段に複数種類のドット形
成手段を設ける記録装置など、記録手段の形態に関係な
く適用することができ、同様の効果を達成し得るもので
ある。
を用いる記録装置を例に挙げたが、本発明は、カラー記
録用や階調記録用などのように複数の記録手段を用いる
記録装置あるいは1つの記録手段に複数種類のドット形
成手段を設ける記録装置など、記録手段の形態に関係な
く適用することができ、同様の効果を達成し得るもので
ある。
【0049】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換
可能なヘッドカートリッジを用いる場合、あるいは記録
ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給
用のチューブ等で接続する場合など、記録ヘッドとイン
クタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用す
ることができ、同様の効果が得られるものである。
置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換
可能なヘッドカートリッジを用いる場合、あるいは記録
ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給
用のチューブ等で接続する場合など、記録ヘッドとイン
クタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用す
ることができ、同様の効果が得られるものである。
【0050】なお、本発明は、インクジェット記録装置
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからで
ある。
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからで
ある。
【0051】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一に対応し液
体(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一に対応し液
体(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0052】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0053】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0054】さらに、本発明は、前述のようなシリアル
タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、
あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも有効である。
タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、
あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも有効である。
【0055】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる記録ヘッドに対しての回復手段または予備的な補
助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、前述のようなキャッピング
手段、クリーニング手段、吸引回復手段の他に、加圧式
の回復手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した
記録を行なうために有効である。
られる記録ヘッドに対しての回復手段または予備的な補
助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、前述のようなキャッピング
手段、クリーニング手段、吸引回復手段の他に、加圧式
の回復手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した
記録を行なうために有効である。
【0056】また、前述したように、搭載される記録ヘ
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0057】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0058】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止する6、または、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても、熱エネルギーの記録
信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インク
が吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではすで
に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止する6、または、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても、熱エネルギーの記録
信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インク
が吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではすで
に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。
【0059】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0060】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、主走査方向に移動するキャリッジに
搭載された記録手段によって被記録材に記録する記録装
置において、リードスクリューの回転に伴ってキャリッ
ジを移動させるキャリッジ移動機構を有し、リードスク
リューと係合する係合部材と該係合部材をリードスクリ
ューに付勢するための付勢手段と該係合部材の振動を減
衰させるための振動減衰手段とが前記キャリッジ内に設
けられている構成としたので、前記係合部材の付勢力を
軽くすることができ、それによって消費電力の低減およ
び振動騒音の低減を図ることができ、さらに、付勢力を
軽くすることによるキャリッジ反転時の振動についても
前記減衰手段によってこれを除去することができる記録
装置が提供される。
1の発明によれば、主走査方向に移動するキャリッジに
搭載された記録手段によって被記録材に記録する記録装
置において、リードスクリューの回転に伴ってキャリッ
ジを移動させるキャリッジ移動機構を有し、リードスク
リューと係合する係合部材と該係合部材をリードスクリ
ューに付勢するための付勢手段と該係合部材の振動を減
衰させるための振動減衰手段とが前記キャリッジ内に設
けられている構成としたので、前記係合部材の付勢力を
軽くすることができ、それによって消費電力の低減およ
び振動騒音の低減を図ることができ、さらに、付勢力を
軽くすることによるキャリッジ反転時の振動についても
前記減衰手段によってこれを除去することができる記録
装置が提供される。
【0062】請求項2および請求項3の発明によれば、
上記請求項1の構成に加えて、前記振動減衰手段はハウ
ジングとピストンとを有し、該ハウジングまたは該ピス
トンの一端が前記係合部材に固定され、該ピストンの移
動方向と該係合部材の振動方向が略同じであり、該振動
減衰手段は該ピストンの速度に略比例する負荷を生じる
粘性ダンパーである構成、あるいは、前記振動減衰手段
はハウジングと回転体とを有し、前記係合部材と該回転
体が当接され、該係合部材の振動方向が該回転体の回転
方向と略同じであり、該振動減衰手段は該回転体の角速
度に略比例したトルクを生じる粘性ダンパーである構成
としたので、一層効率よく、前記係合部材の付勢力を軽
くすることができ、それによって消費電力の低減および
振動騒音の低減を図ることができ、さらに、付勢力を軽
くすることによるキャリッジ反転時の振動についても前
記減衰手段によってこれを除去することができる記録装
置が提供される。
上記請求項1の構成に加えて、前記振動減衰手段はハウ
ジングとピストンとを有し、該ハウジングまたは該ピス
トンの一端が前記係合部材に固定され、該ピストンの移
動方向と該係合部材の振動方向が略同じであり、該振動
減衰手段は該ピストンの速度に略比例する負荷を生じる
粘性ダンパーである構成、あるいは、前記振動減衰手段
はハウジングと回転体とを有し、前記係合部材と該回転
体が当接され、該係合部材の振動方向が該回転体の回転
方向と略同じであり、該振動減衰手段は該回転体の角速
度に略比例したトルクを生じる粘性ダンパーである構成
としたので、一層効率よく、前記係合部材の付勢力を軽
くすることができ、それによって消費電力の低減および
振動騒音の低減を図ることができ、さらに、付勢力を軽
くすることによるキャリッジ反転時の振動についても前
記減衰手段によってこれを除去することができる記録装
置が提供される。
【0063】請求項4の発明によれば、主走査方向に移
動するキャリッジに搭載された記録手段によって被記録
材に記録する記録装置において、リードスクリューの回
転に伴ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構
を有し、リードスクリューの回転に応じて該リードスク
リューの周囲を転がり運動する回転部材と該回転部材を
支持する支持部材と該支持部材を前記リードスクリュー
に付勢するための付勢手段とが前記キャリッジ内に設け
られている構成としたので、キャリッジとリードスクリ
ューとの摺動負荷を大幅に軽減することができ、それに
よって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減を
図ることができる記録装置が提供される。
動するキャリッジに搭載された記録手段によって被記録
材に記録する記録装置において、リードスクリューの回
転に伴ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構
を有し、リードスクリューの回転に応じて該リードスク
リューの周囲を転がり運動する回転部材と該回転部材を
支持する支持部材と該支持部材を前記リードスクリュー
に付勢するための付勢手段とが前記キャリッジ内に設け
られている構成としたので、キャリッジとリードスクリ
ューとの摺動負荷を大幅に軽減することができ、それに
よって、記録精度の向上並びに振動および騒音の低減を
図ることができる記録装置が提供される。
【0064】請求項5および請求項6の発明によれば、
上記請求項4の構成に加えて、前記回転部材が球状であ
る構成、あるいは、前記回転部材が円盤状であり、前記
支持部材が軸を有し、該回転部材が該支持部材の軸を中
心に回転する構成としたので、一層効率よく、キャリッ
ジとリードスクリューとの摺動負荷を大幅に軽減するこ
とができ、それによって、記録精度の向上並びに振動お
よび騒音の低減を図ることができる記録装置が提供され
る。
上記請求項4の構成に加えて、前記回転部材が球状であ
る構成、あるいは、前記回転部材が円盤状であり、前記
支持部材が軸を有し、該回転部材が該支持部材の軸を中
心に回転する構成としたので、一層効率よく、キャリッ
ジとリードスクリューとの摺動負荷を大幅に軽減するこ
とができ、それによって、記録精度の向上並びに振動お
よび騒音の低減を図ることができる記録装置が提供され
る。
【0065】請求項7の発明によれば、主走査方向に移
動するキャリッジに搭載された記録手段によって被記録
材に記録する記録装置において、リードスクリューの回
転に伴ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構
を有し、キャリッジ側に保持されてリードスクリューの
溝に係合するリードフォロアを球状とし、該リードスク
リューの溝の軸断面形状を該リードフォロアの球と同等
または小さな直径の円弧とする構成としたので、前記リ
ードフォロアを転がり接触にすることができ、リード溝
とリードフォロアとの摩擦を小さくしてキャリッジモー
タの負荷を軽減することができ、リード溝とリードフォ
ロアとの摩擦騒音を小さくして静粛化を図ることがで
き、リード溝とリードフォロアとの摩擦による摺動時の
振動を小さくして記録精度を向上させることができ、リ
ード溝とリードフォロアとの接触部の磨耗を減少させる
ことができる記録装置が提供される。
動するキャリッジに搭載された記録手段によって被記録
材に記録する記録装置において、リードスクリューの回
転に伴ってキャリッジを移動させるキャリッジ移動機構
を有し、キャリッジ側に保持されてリードスクリューの
溝に係合するリードフォロアを球状とし、該リードスク
リューの溝の軸断面形状を該リードフォロアの球と同等
または小さな直径の円弧とする構成としたので、前記リ
ードフォロアを転がり接触にすることができ、リード溝
とリードフォロアとの摩擦を小さくしてキャリッジモー
タの負荷を軽減することができ、リード溝とリードフォ
ロアとの摩擦騒音を小さくして静粛化を図ることがで
き、リード溝とリードフォロアとの摩擦による摺動時の
振動を小さくして記録精度を向上させることができ、リ
ード溝とリードフォロアとの接触部の磨耗を減少させる
ことができる記録装置が提供される。
【図1】本発明を適用した記録装置の一実施例を示す模
式的斜視図である。
式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用した記録装置の第1実施例の要部
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
【図4】図3中のダンパーの模式的縦断面図である。
【図5】本発明を適用した記録装置の第2実施例の要部
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
【図6】図5中のダンパーの内部構造を模式的に示す一
部破断断面図である。
部破断断面図である。
【図7】本発明を適用した記録装置の第3実施例の要部
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
【図8】本発明を適用した記録装置の第4実施例の要部
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
構成を模式的に示す一部破断平面図である。
【図9】図7および図8中の回転部材の材質として好適
なアルミニウムと亜鉛との合金の減衰特性を例示するグ
ラフである。
なアルミニウムと亜鉛との合金の減衰特性を例示するグ
ラフである。
【図10】図7および図8中の回転部材の材質として好
適なアルミニウムと亜鉛との合金の状態図である。
適なアルミニウムと亜鉛との合金の状態図である。
【図11】本発明を適用した記録装置の第5実施例の要
部構成を模式的に示す部分縦断面図である。
部構成を模式的に示す部分縦断面図である。
【図12】従来の記録装置におけるキャリッジ移動機構
のリードスクリューとキャリッジとの係合部の構造を例
示する模式的部分縦断面図である。
のリードスクリューとキャリッジとの係合部の構造を例
示する模式的部分縦断面図である。
1 搬送ローラ 2 搬送ローラモータ 6 被記録材 7 記録手段(記録ヘッド) 8 キャリッジ 9 リードスクリュー 9a リード溝 10 ガイドシャフト 11 キャリッジモータ 14 係合部材(ピン) 14a フランジ 14b 軸部 15 付勢手段(バネ) 16 振動減衰手段(ダンパー) 16a ピストンハウジング 16b ピストン 18 シリコングリース 19 孔 21 振動減衰手段(ダンパー) 21a ハウジング 21b 回転軸 22 シリコングリース 23 羽根 25 回転部材(鋼球) 26 支持部材(回転部材受け) 28 付勢手段(回転部材付勢バネ) 29 回転部材 30 軸 31 支持部材 32 リードフォロア(球状部材) 33 付勢手段(圧縮コイルバネ) 81 吐出口面 82 吐出口 83 共通液室 85 電気熱変換体
Claims (10)
- 【請求項1】 主走査方向に移動するキャリッジに搭
載された記録手段によって被記録材に記録する記録装置
において、リードスクリューの回転に伴ってキャリッジ
を移動させるキャリッジ移動機構を有し、リードスクリ
ューと係合する係合部材と該係合部材をリードスクリュ
ーに付勢するための付勢手段と該係合部材の振動を減衰
させるための振動減衰手段とが前記キャリッジ内に設け
られていることを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記振動減衰手段はハウジングとピス
トンとを有し、該ハウジングまたは該ピストンの一端が
前記係合部材に固定され、該ピストンの移動方向と該係
合部材の振動方向が略同じであり、該振動減衰手段は該
ピストンの速度に略比例する負荷を生じる粘性ダンパー
であることを特徴とする請求項1の記録装置。 - 【請求項3】 前記振動減衰手段はハウジングと回転
体とを有し、前記係合部材と該回転体が当接され、該係
合部材の振動方向が該回転体の回転方向と略同じであ
り、該振動減衰手段は該回転体の角速度に略比例したト
ルクを生じる粘性ダンパーであることを特徴とする請求
項1の記録装置。 - 【請求項4】 主走査方向に移動するキャリッジに搭
載された記録手段によって被記録材に記録する記録装置
において、リードスクリューの回転に伴ってキャリッジ
を移動させるキャリッジ移動機構を有し、リードスクリ
ューの回転に応じて該リードスクリューの周囲を転がり
運動する回転部材と該回転部材を支持する支持部材と該
支持部材を前記リードスクリューに付勢するための付勢
手段とが前記キャリッジ内に設けられていることを特徴
とする記録装置。 - 【請求項5】 前記回転部材が球状であることを特徴
とする請求項4の記録装置。 - 【請求項6】 前記回転部材が円盤状であり、前記支
持部材が軸を有し、該回転部材が該支持部材の軸を中心
に回転することを特徴とする請求項4の記録装置。 - 【請求項7】 主走査方向に移動するキャリッジに搭
載された記録手段によって被記録材に記録する記録装置
において、リードスクリューの回転に伴ってキャリッジ
を移動させるキャリッジ移動機構を有し、キャリッジ側
に保持されてリードスクリューの溝に係合するリードフ
ォロアを球状とし、該リードスクリューの溝の軸断面形
状を該リードフォロアの球と同等または小さな直径の円
弧とすることを特徴とする記録装置。 - 【請求項8】 前記記録手段が吐出口からインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録手段であることを
特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかの記録装置。 - 【請求項9】 前記インクジェット記録手段が、イン
クを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する
電気熱変換体を備えているインクジェット記録手段であ
ることを特徴とする請求項8のインクジェット記録装
置。 - 【請求項10】 前記インクジェット記録手段が、前
記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに
生じる膜沸騰を利用して、吐出口よりインクを吐出させ
ることを特徴とする請求項9のインクジェット記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15654194A JPH082053A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15654194A JPH082053A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082053A true JPH082053A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15630058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15654194A Pending JPH082053A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082053A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1291191A1 (en) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP15654194A patent/JPH082053A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1291191A1 (en) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus |
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