JPH08205437A - 同期電動機 - Google Patents

同期電動機

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JPH08205437A
JPH08205437A JP7027531A JP2753195A JPH08205437A JP H08205437 A JPH08205437 A JP H08205437A JP 7027531 A JP7027531 A JP 7027531A JP 2753195 A JP2753195 A JP 2753195A JP H08205437 A JPH08205437 A JP H08205437A
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JP
Japan
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magnetic flux
synchronous motor
rotor
salient poles
salient
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Application number
JP7027531A
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English (en)
Inventor
Yasumi Kawabata
康己 川端
Eiji Yamada
英治 山田
Tetsuya Miura
徹也 三浦
Toshifumi Arakawa
俊史 荒川
Yukio Inaguma
幸雄 稲熊
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を用いた同期型三相モータで突極を
設けリラクタンストルクを利用するものにおいて、回転
に伴い突極を通過する磁束の密度が急激に変化すること
を防止する。 【構成】 永久磁石51と突極71との隣接部位におい
て、永久磁石51の内周側端部を所定の曲率半径で丸め
ると共に、突極71の外周側端部を所定の曲率で丸め
る。この結果、突極71を通過する磁束は、永久磁石5
1の角を周り込み易くなり、他方突極71の回転方向後
ろ側を通過する磁束の密度の変化は小さくなる。従っ
て、突極71における磁束密度の急激な変化が防止さ
れ、磁束密度の急変に伴うエネルギロスの発生、延いて
は発熱を抑制することができる。突極の外周側端部を丸
める代わりに、透磁率の低い部材で構成しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転子の外周に設けら
れた永久磁石間に突極を備えた同期電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の同期電動機(同期型モー
タ)としては、例えば特開昭60−121949号公報
に示されるように、回転子の外周に等間隔に永久磁石を
設け、その中間に突極を設けた永久磁石型モータが知ら
れている。これは、回転子外周に設けられた永久磁石の
間に突極を設けて電機子電流による横軸(d軸)方向の
磁束が回転子鉄心内を通り易くし、縦軸(q軸)のイン
ダクタンスLqをd軸のインダクタンスLdより大きく
して、リラクタンストルク(反作用トルク)を有効利用
しようとするものである。
【0003】こうした従来例では、永久磁石と突極とが
分離独立した形状となっているものも見られるが、永久
磁石による磁束を強め、他方突極によるリラクタンスト
ルクを有効利用しようとすると、図7に示すように、突
極Qと永久磁石との間に間隙が存在しない形態に構成さ
れることも多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした突
極を設けたモータでは、回転に伴う突極とステータ側の
ティースとの相対的な位置変化により突極とステータ間
の磁束の流れ易さが変化するため、突極Qの回転方向後
ろ側(図7部位H)を通過する永久磁石による磁束Mg
と突極による磁束Mqの合成磁束が大きく変化するとい
う問題があった。この点をグラフにしたのが、図8であ
る。図8は、突極中心を0度として、機械角で±15度
の範囲で存在する突極内部の磁束密度の分布をプロット
したグラフである。「■」は、突極Qがティースとティ
ースの間に位置する状態(図1参照)での磁束密度を、
「●」はこの状態から機械角で3度回転した状態の磁束
密度を示す。以下、同様に、「◆」「△(グラフは塗り
つぶし)」「□」「○」と、それぞれ更に3度ずつ回転
した状態での突極Q内部の磁束密度の分布を示してい
る。「○」のグラフは、突極Qが一つのティースに丁度
正対する位置に至った状態でのものである。図示するよ
うに、突極Qの回転方向前側Aでは、回転に伴う磁束密
度の変化は小さいが、回転方向後ろ側Bでは、磁束密度
が急激に変化していることが了解される。
【0005】こうした磁束の密度変化を可視的に示した
のが、図9である。図示するように、この例では電気角
0度の場合に突極を通っていた磁束が29本であったの
に対して、電気角30度(突極Qはティースに正対して
いる状態となる)では、磁束は34本に増え、急激な磁
束密度の変化が生じていることが分かる。更に、ロータ
が回転すれば、磁束密度は急減する。こうした磁束の急
激な変化は、トルクリップルや渦電流によるエネルギロ
スを生じ、場合によってはエネルギロスによる発熱に起
因する永久磁石の消磁という問題を招致する。
【0006】本発明は、永久磁石と突極間の磁束変化に
伴うこうした問題を解決することを目的としてなされ、
次の構成を採った。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】第1請求項に記
載された本発明の同期電動機は、回転子の外周に複数個
の永久磁石を備え、該永久磁石の間を突極として構成し
た同期電動機であって、前記突極の少なくとも前記回転
子の回転方向に対する後ろ側端部を、透磁率の低い部材
により構成したことを要旨とする。
【0008】従って、この同期電動機は、ステータ側の
ティースから見て突極から永久磁石に移る部分の磁束密
度の変化が低減され、特に一方向の回転が優先されるよ
うな使用形態では、単純な構成により磁束密度の変化の
低減に伴う種々の利点を享受することができる。
【0009】請求項2記載の同期電動機は、突極の少な
くとも前記回転子の回転方向に対する後ろ側端部を透磁
率の低い部材により構成する一形態として、突極自体の
形状の特定したものであり、後ろ側端部の形状を回転方
向に対する前側端部と比較して、所定形状だけ突出が低
減された形状としたことを要旨とする。突出されていた
ない部分は、結局空気の透磁率となるから、請求項2の
同期電動機の構成は、請求項1と同一の作用を果たす。
【0010】請求項3の同期電動機は、回転子の外周に
複数個の永久磁石を備え、該永久磁石の間を突極として
構成した同期電動機であって、突極の回転方向に対する
両端部を、透磁率の低い部材により構成したことを要旨
とする。この同期電動機は、永久磁石間が突極として構
成されているものの、突極の端部が透磁率の低い部材と
されているので、ティース側から見た場合、永久磁石か
ら突極に移る部分の磁束密度の変化は低減される。
【0011】請求項4記載の同期電動機は、請求項3に
おける突極の透磁率の低い部分が、突極の回転方向に対
する両端部を、所定の曲率で丸められた形状とすること
で実現したものである。この形状は、磁束の回り込みを
しやすくし、永久磁石と突極の境目における磁束密度の
変化を低減する。
【0012】請求項5記載の同期電動機は、請求項4の
突極の端部の曲率の最大半径を、突極に隣接する永久磁
石の端面と前記回転子の外周線とに内接する円弧の最大
半径として定めたものである。突極端部の曲率半径は、
大きくし過ぎれば、必要な磁束が得られずトルク性能が
ダウンするという関係により、その上限を定めることは
重要である。
【0013】請求項6の同期電動機は、回転子の外周に
複数個の永久磁石を備え、該永久磁石の間を突極として
構成した同期電動機であって、永久磁石の突極に接する
内周側端部を、所定の形状に丸めたことを要旨とする。
永久磁石の内周側端部を丸めると、突極を通る磁束が回
り込み易くなり、トルク性能のために必要な磁束密度の
確保が容易となる。
【0014】請求項7記載の同期電動機は、請求項6に
おける永久磁石の内周側端部の曲率半径rを、該永久磁
石の厚みDに対して D/10≦r≦D/2 の範囲としたものである。永久磁石端部の曲率半径は、
大きくし過ぎれば、必要な磁束密度が得られず、小さす
ぎれば磁束密度の変化に伴う発熱が大きくなるという関
係により、この適正な範囲を定めることは重要である。
【0015】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、本発明の一実施例としての回転子50
の形状を示す平面図、図2は、この回転子50を組み込
んだ同期型三相モータ40の構造を示す断面図である。
【0016】まず、図2を用いて、同期型三相モータ4
0の全体構造について説明する。この同期型三相モータ
40は、固定子30と回転子50とこれらを収納するケ
ース60とからなる。回転子50は、外周に永久磁石5
1ないし54が貼付されており、その軸中心に設けられ
た中空の回転軸55を、ケース60に設けられた軸受6
1,62により回転自在に軸支している。
【0017】回転子50は、無方向性電磁鋼板を打ち抜
いて成形したロータ57を複数枚積層したものである。
このロータ57は、図1に示すように、その外周の4箇
所に、90度ずつ隔たって突極71ないし74が設けら
れている。突極71ないし74は、ロータ57に一体に
構成しても良いし、図3に示すように、別部材により構
成しても差し支えない。ロータ57には、4箇所、組立
用のピン59を挿入する孔が設けられており、このピン
59により位置決めしつつ積層した後、積層体の前後に
エンドプレート57A,57Bを配置する。この状態で
ピン59の端部をエンドプレート57A,57Bに溶接
またはかしめることで、積層したロータ57を固定す
る。ロータ57の中心部は回転軸55が圧入されるよう
に抜かれており、更に周り止め用のキー溝58が設けら
れているので、回転軸55のキー溝にキー56を打ち込
んだ状態で回転軸55を、積層されたロータ57に挿入
する。こうして回転子50が組み立てられる。
【0018】回転子50を形成した後、回転子50の外
周面に、所定厚さの永久磁石51ないし54を軸方向に
亘って貼付する。この永久磁石51ないし54は、厚み
方向に磁化されている。この永久磁石51ないし54
は、回転子50を固定子30に組み付けると、隣接する
永久磁石およびロータ57,ステータ20を貫く磁路M
gを形成する(図1参照)。突極71ないし74と永久
磁石51なし54との位置関係については、詳しく後述
する。
【0019】固定子30を構成するステータ20は、ロ
ータ57と同じく無方向性電磁鋼板の薄板を打ち抜くこ
とで形成されており、図1に示すように、計12個のテ
ィース22を備える。また、ステータ20の外周には、
固定用の溶接を行なうための切欠34が8箇所、周り止
めのキーを挿入するキー溝36が4箇所、各々設けられ
ている。固定子30は、板状のステータ20を、治具を
利用して位置決めしつつ積層し、その状態で外周に設け
られた切欠34を溶接することで固定される。この状態
で、ティース22間に形成されたスロット24に、固定
子30に回転磁界を発生させるコイル32を巻回する。
【0020】こうして固定子30を組み立てた後、ケー
ス60に設けられたキー溝と、固定子30の外周のキー
溝とを一致させ、ここに周り止めのキーを介装させつ
つ、ケース60に固定子30を組み付ける。更に回転子
50をケース60の軸受61,62により回転自在に組
み付けることにより、この同期型三相モータ40は完成
する。
【0021】固定子30の固定子コイル32に回転磁界
を発生するよう励磁電流を流すと、これにより隣接する
突極およびロータ57,ステータ20を貫く磁路Mqが
形成される。尚、上述した永久磁石52により形成され
る磁束が回転子50を径方向に貫く軸をd軸と呼び、固
定子30の固定子コイル32により形成される磁束が回
転子50を径方向に貫く軸をq軸と呼ぶ。この実施例
(極数4)では、両軸は電気的には、90度の角度をな
している。
【0022】永久磁石51ないし54の間は、突極71
ないし74として構成されている。本実施例では、この
突極71ないし74の形状および永久磁石51ないし5
4の内周側側端部の形状に特徴が存在するが、その点に
ついては、後で詳述する。
【0023】この同期型三相モータ40のU相,V相,
W相のコイルは、図3に示すように、コントローラ90
により制御されるモータドライバ80に接続されてお
り、このモータドライバ80から各相に位相が120度
ずつ異なる所定周波数の交流電圧を加えることにより、
その周波数に対応した回転数で、同期型三相モータ40
の回転子50は回転する。
【0024】次に、発明に対応した実施例の特徴である
突極71ないし74と永久磁石51ないし54との隣接
部分の形状について説明する。図5は、永久磁石51と
突極71との隣接部分の形状を部分拡大図とともに示す
説明図である。図示するように、永久磁石51は、ロー
タ57の外周に沿った形状となっているが、その両端
は、永久磁石51の磁束密度を端面においても確保する
ために、薄くせず、全体として同じ厚みを保つ形状とさ
れている。即ち、永久磁石51の周方向両端面51a,
51bは、ほぼ並行となっている。その上で、内周側端
部隅が所定の曲率半径で丸められている。
【0025】永久磁石51のこの内周側端部の丸みは、
図5の拡大図に示すように、曲率半径r2となってい
る。ここで、曲率半径r2が大きすぎると(図中破線B
r2)、永久磁石51端部での磁束密度が低下し、得ら
れるトクルが低下してしまう。他方この曲率半径r2が
小さすぎると、突極71を通過する磁束Mqが永久磁石
51の端部を回り込み難いことから、突極71が対向す
るティース22を通り過ぎる際の磁束密度の変化が大き
くなる。磁束密度の急激な変化は、永久磁石51端部で
のエネルギ消費、即ち発熱を招致し、温度上昇を大きく
するから、永久磁石51の消磁に至るマージン(余裕
度)を小さくしてしまう。必要なトルクを確保しつつ温
度上昇が許容範囲内に入っている曲率半径r2の範囲を
実験により求めた。温度上昇を10℃/分以内とする曲
率半径r2の範囲は、永久磁石51の厚みをDとして、
経験的に D/10≦r2≦D/2 であった。
【0026】永久磁石51ないし54の内周側端面を丸
めるとともに、実施例では、この永久磁石に隣接する部
位の突極71ないし74の外周側端面も、所定の曲率半
径で丸めている。この場合の曲率半径r1が小さすぎれ
ば(例えば、図示破線Br1)、ステータ30のティー
ス22を、突極が横切る際の磁束密度の変化が大きくな
ってしまい、渦電流が増大して発熱が大きくなることは
もとより、トルクリップルも増大する。他方、この曲率
半径r1が大きすぎれば、突極を通過する磁路Mqの磁
束密度が低下し、リラクタンストルクが十分に得られな
くなって、トルク性能が低下する。
【0027】この実施例では、突極の外周側端部の丸み
は、図5の拡大図に示すように、突極71の外周と永久
磁石51の側端面51aとがなす角度2θの2等分線上
を円弧の中心とし、突極71の外周と永久磁石の側端面
51aとに内接する円弧のうち、最小の曲率半径がr1
1、最大の曲率半径がr13のものとして定められてい
る。最小の半径r11は、円弧が永久磁石51の内周側
端部の円みの終端bに接する円弧の半径|bh|であ
り、最大の半径r13は、永久磁石51の側端面51a
を丸めることなくそのまま永久磁石51の内周まで延出
した交点aと突極71の外周とに接する円弧の半径|a
f|である。なお、点bから突極の外周線までの半径方
向の距離(即ち、図5における距離gd)を半径r12
とするような円弧も許容される。
【0028】図5では図示の複雑さを避けて、曲率半径
r12やr13の円弧は永久磁石51の側端面51aと
接しないように描いたが、曲率半径r12やr13を採
用する場合には、永久磁石51の円周方向の幅を大きく
するか、突極71の円周方向の幅を大きくして、永久磁
石51と突極71とが互いに接するものとすることが望
ましい。
【0029】以上説明した本実施例の同期型三相モータ
40では、永久磁石51ないし54の間に突極71ない
し74が設けられており、その隣接部分の端面が、永久
磁石51ないし54にあっては内周側端面が丸められて
おり、突極71ないし74にあっては外周側端面が丸め
られている。しかも、その丸み(曲率半径r1およびr
2)は、回転子50が回転し、突極71ないし74が固
定子30のティース22を通過する際の磁束密度の変化
が小さく、かつ永久磁石51ないし54による磁路Mg
の磁束および突極71ないし74を通過する磁路Mqの
磁束の密度を低下させないよう選択されている。この結
果、磁束密度の変化に伴うエネルギロス、延いては突極
71ないし74および永久磁石51ないし54の隣接部
位における温度上昇を低減することができ、永久磁石5
1ないし54の温度上昇を、消磁することのない範囲に
収める上でのマージンも十分に確保することができる。
【0030】なお、上記実施例にように、突極71ない
し74の角を丸めておくと、これらを製造する際のプレ
ス等の型も応力の集中を免れ、製造が容易となるという
利点がある。永久磁石51ないし54も製造が容易とな
る。
【0031】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例の同期型三相モータは、第1実施例の同
期型三相モータ40と回転子150の構成を除き同一の
構成を有する。第2実施例の同期型三相モータの回転子
150の構成を図6に示す。図示するように、この回転
子150は、第1実施例と同一形状の永久磁石51ない
し54を備え、その間に存在する突極の形状のみ異な
る。この突極171ないし174は、回転子150の回
転方向(図中矢印X方向)に対して後ろ側の約半分(図
中B部)が、前側の約半分(図中A部)と較べて、突出
量が小さい形状とされている。即ち、A部と較べてB部
は、突極としての本来の形状からは削り取られた形状と
なっている。なお、突極173および174は図6には
示されていないが、突極171,172と同様の形態で
存在する。
【0032】この形状では、突極171ないし174の
B部は、A部と較べると透磁率が低くなっており、ここ
を通過する磁束密度は低くなっている。突極171ない
し174がティース22を通過する際、図7,図8を用
いて説明したように、通常の突極では、回転に伴い磁束
密度は急激に低下するが、予めB部をカットして透磁率
を下げておくと、B部を通過する磁束の密度は最初から
低くなっているので、磁束密度の変化は小さく抑えられ
る。従って、第1実施例と同様、磁束密度の変化に伴う
エネルギロス、延いては突極171ないし174および
永久磁石51ないし54の隣接部位における温度上昇を
低減することができ、永久磁石51ないし54の消磁の
マージンも十分に確保することができる。
【0033】なお、第2実施例では、突極において、回
転方向に対して後ろ側に当たる部位Bを削っているた
め、この同期型三相モータは、基本的には回転方向が一
方向仕様のものである。逆方向に回転した場合には、磁
束密度の変化の低減やトルクリップルの低減が図れない
可能性があるが、電気自動車の駆動用モータ等に利用し
た場合、基本性能に関わる使用は、一方向(前進方向)
への回転で足りるから、こうした仕様の場合には、単純
な構成で大きな効果を引き出すことができる。
【0034】以上本発明のいくつかの実施例について説
明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるも
のではなく、例えば極対数6,8,10・・・等の構成
を備えた同期電動機としての構成や、第1実施例におい
て突極を丸める代わりに、あるいは第2実施例において
突極の後ろ側を削除する代わりに透磁率の低い部材を配
設した構成など、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1な
いし7記載の同期電動機は、隣接する永久磁石と突極に
おける回転子の回転に伴う磁束密度の変化を低減するこ
とができるという優れた効果を奏する。従って、磁束密
度の変化に伴うエネルギロス、延いては突極および永久
磁石の隣接部位における温度上昇を低減することがで
き、永久磁石の消磁のマージンも十分に確保することが
できる。この結果、トルクリップルの低減、エネルギロ
スの低減に伴う効率の改善などを図ることも可能であ
る。
【0036】加えて、請求項6および7記載の同期電動
機は、永久磁石の内周側端部を所定形状に丸めているの
で、突極を通る磁束が回り込み易くなり、トクル性能を
十分に確保することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である同期型三相モータ40
の構造を示す平面図である。
【図2】実施例の回転子50を組み込んだ同期型三相モ
ータ40の構造を示す断面図である。
【図3】同期型三相モータ40の他の突極71ないし7
4の構成例を示す平面図である。
【図4】同期型三相モータ40を駆動するモータドライ
バ80およびコントローラ90を示すブロック図であ
る。
【図5】第1実施例における永久磁石51と突極71と
の隣接部位の形状を示す説明図である。
【図6】第2実施例の突極171の形状を示す説明図で
ある。
【図7】従来技術における同期型三相モータの永久磁
石,突極,ティースの関係を示す説明図である。
【図8】従来技術における突極内部の磁束密度の変化の
様子を示すグラフである。
【図9】回転子の回転に伴う突極内部の磁束密度の変化
の様子を可視的に示す説明図である。
【符号の説明】
20…ステータ 22…ティース 24…スロット 30…ステータ 30…固定子 32…固定子コイル 34…切欠 36…キー溝 40…同期型三相モータ 50…回転子 51ないし54…永久磁石 51a,51b…側端面 55…回転軸 57…ロータ 57A,57B…エンドプレート 58…キー溝 59…ピン 60…ケース 61,62…軸受 71ないし74…突極 80…モータドライバ 90…コントローラ 150…回転子 171ないし174…突極
フロントページの続き (72)発明者 山田 英治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三浦 徹也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 荒川 俊史 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 稲熊 幸雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子の外周に複数個の永久磁石を備
    え、該永久磁石の間を突極として構成した同期電動機で
    あって、 前記突極の少なくとも前記回転子の回転方向に対する後
    ろ側端部を、透磁率の低い部材により構成した同期電動
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同期電動機であって、 前記突極の少なくとも前記回転子の回転方向に対する後
    ろ側端部は、前記回転方向に対する前側端部と比較し
    て、所定形状だけ突出が低減された形状である同期電動
    機。
  3. 【請求項3】 回転子の外周に複数個の永久磁石を備
    え、該永久磁石の間を突極として構成した同期電動機で
    あって、 前記突極の回転方向に対する両端部を、透磁率の低い部
    材により構成した同期電動機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の同期電動機であって、 前記突極の回転方向に対する両端部は、所定の曲率で丸
    められた形状である同期電動機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の同期電動機であって、 前記曲率の最大半径は、該突極に隣接する永久磁石の端
    面と前記回転子の外周線とに内接する円弧の最大半径と
    して定められた同期電動機。
  6. 【請求項6】 回転子の外周に複数個の永久磁石を備
    え、該永久磁石の間を突極とした構成した同期電動機で
    あって、 前記永久磁石の前記突極に接する内周側端部は、所定の
    形状に丸められた同期電動機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の同期電動機であって、 前記永久磁石の内周側端部の曲率半径rは、該永久磁石
    の厚みDに対して D/10≦r≦D/2 の範囲である同期電動機。
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