JPH0820560A - エステル化合物の製造方法 - Google Patents
エステル化合物の製造方法Info
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- JPH0820560A JPH0820560A JP17770294A JP17770294A JPH0820560A JP H0820560 A JPH0820560 A JP H0820560A JP 17770294 A JP17770294 A JP 17770294A JP 17770294 A JP17770294 A JP 17770294A JP H0820560 A JPH0820560 A JP H0820560A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フッ化水素を副生させることなく、アシルフ
ロライド基を有する化合物から、エステル化合物を合成
する方法を提供する。 【構成】 分子内に少くとも1つのアシルフロライド基
を有する化合物と、酸素原子を介したケイ素原子と炭素
原子の結合が、分子内に少くとも一つ存在するシラン化
合物とを反応させることを特徴とするエステル化合物の
製造方法。
ロライド基を有する化合物から、エステル化合物を合成
する方法を提供する。 【構成】 分子内に少くとも1つのアシルフロライド基
を有する化合物と、酸素原子を介したケイ素原子と炭素
原子の結合が、分子内に少くとも一つ存在するシラン化
合物とを反応させることを特徴とするエステル化合物の
製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エステル化合物の製造
方法に関し、特にアシルフロライド基を有する化合物か
ら、フッ化水素の副生を伴うことなくエステル化合物を
製造する方法に関する。
方法に関し、特にアシルフロライド基を有する化合物か
ら、フッ化水素の副生を伴うことなくエステル化合物を
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アシルフロライド基を有する化合
物から、エステル化合物を合成する場合には、水酸基を
有する有機化合物を反応させることが行われていた。こ
の反応は、ほぼ定量的に進行する効率の良い反応である
一方、副生物としてフッ化水素が発生するために、反応
時にガラス器具やガラスライニング処理された容器を使
用することができないという欠点があった。また、フッ
化水素は皮膚などから体内に侵入して骨を侵す極めて有
毒な物質であるので、作業性が悪いという欠点もあっ
た。
物から、エステル化合物を合成する場合には、水酸基を
有する有機化合物を反応させることが行われていた。こ
の反応は、ほぼ定量的に進行する効率の良い反応である
一方、副生物としてフッ化水素が発生するために、反応
時にガラス器具やガラスライニング処理された容器を使
用することができないという欠点があった。また、フッ
化水素は皮膚などから体内に侵入して骨を侵す極めて有
毒な物質であるので、作業性が悪いという欠点もあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、フッ化水素を副生せずに、アシルフロライド基を有
する化合物からエステル化合物を合成する方法について
鋭意検討した結果、従来使用されていた前記水酸基を有
する有機化合物の代わりに特殊なシラン化合物を使用す
ることにより、容易に目的を達成することができること
を見い出し本発明に到達した。従って本発明の目的は、
アシルフロライド基を有する化合物から、フッ化水素を
副生させることなくエステル化合物を合成するための方
法を提供することにある。
は、フッ化水素を副生せずに、アシルフロライド基を有
する化合物からエステル化合物を合成する方法について
鋭意検討した結果、従来使用されていた前記水酸基を有
する有機化合物の代わりに特殊なシラン化合物を使用す
ることにより、容易に目的を達成することができること
を見い出し本発明に到達した。従って本発明の目的は、
アシルフロライド基を有する化合物から、フッ化水素を
副生させることなくエステル化合物を合成するための方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
分子内に少くとも1つのアシルフロライド基を有する化
合物と、酸素原子を介したケイ素原子と炭素原子の結合
(即ち、≡Si−O−C≡結合)が分子内に少くとも一
つ存在するシラン化合物とを反応させることを特徴とす
るエステル化合物の製造方法によって達成された。
分子内に少くとも1つのアシルフロライド基を有する化
合物と、酸素原子を介したケイ素原子と炭素原子の結合
(即ち、≡Si−O−C≡結合)が分子内に少くとも一
つ存在するシラン化合物とを反応させることを特徴とす
るエステル化合物の製造方法によって達成された。
【0005】本発明の反応機構は下記化1で表される。
【化1】 このように、本発明の反応ではフッ化水素は全く生成せ
ず、代わりにフルオロシラン化合物が生成する。
ず、代わりにフルオロシラン化合物が生成する。
【0006】フルオロシラン化合物は比較的安定な化合
物であり、例えば、ケイ素原子に結合する他の3つの置
換基がメチル基であるトリメチルフルオロシランの沸点
は、大気圧下で約17℃であり、分離、除去することが
容易である。また、本発明の反応は、室温以上、例えば
20〜80℃で反応させれば良いが、特に40〜70℃
の範囲で反応させることが好ましい。
物であり、例えば、ケイ素原子に結合する他の3つの置
換基がメチル基であるトリメチルフルオロシランの沸点
は、大気圧下で約17℃であり、分離、除去することが
容易である。また、本発明の反応は、室温以上、例えば
20〜80℃で反応させれば良いが、特に40〜70℃
の範囲で反応させることが好ましい。
【0007】本発明における分子内にアシルフロライド
基を有する化合物としては、下記化2に表されるものが
好適に使用されるが、これらに限定されるものではな
い。
基を有する化合物としては、下記化2に表されるものが
好適に使用されるが、これらに限定されるものではな
い。
【化2】 但し、上記式中のRf1 は、1価のパーフルオロアルキ
ル基、又は少くとも1個のエーテル結合酸素原子を有す
るパーフルオロアルキルエーテル基、Rf2 は2価のパ
ーフルオロアルキレン基、又は少くとも1個のエーテル
結合酸素原子を有するパーフルオロアルキレンエーテル
基である。
ル基、又は少くとも1個のエーテル結合酸素原子を有す
るパーフルオロアルキルエーテル基、Rf2 は2価のパ
ーフルオロアルキレン基、又は少くとも1個のエーテル
結合酸素原子を有するパーフルオロアルキレンエーテル
基である。
【0008】上記Rf1 及びRf2 としては、それぞれ
下記化3に表されるものが例示される。
下記化3に表されるものが例示される。
【化3】 但し、上記式中のl(エル)は1〜50の整数、mは1
〜20の整数、nは1〜10の整数であり、p及びq
は、それぞれp≧1、q≧1、2≦p+q≦50の整数
である。
〜20の整数、nは1〜10の整数であり、p及びq
は、それぞれp≧1、q≧1、2≦p+q≦50の整数
である。
【0009】次に、本発明で使用する、分子内に少くと
も1つのアシルフロライド基を有する化合物の代表的な
例を示すが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。CH3 COF、CF3 COF、C3 F7 CO
F、FOC(CF2 )3 COF、FOCCF2 O(CF
2 )3 COF、FOCCF2 O(C2 F4 O)16(CF
2 O)8 CF2 COF及び、下記化4〜化6で表される
化合物。
も1つのアシルフロライド基を有する化合物の代表的な
例を示すが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。CH3 COF、CF3 COF、C3 F7 CO
F、FOC(CF2 )3 COF、FOCCF2 O(CF
2 )3 COF、FOCCF2 O(C2 F4 O)16(CF
2 O)8 CF2 COF及び、下記化4〜化6で表される
化合物。
【0010】
【化4】
【化5】
【0011】
【化6】 但し、上記式中のl(エル)は1〜50の整数、m+n
は2〜50の整数、pは1〜20の整数、及びqは1〜
10の整数である。
は2〜50の整数、pは1〜20の整数、及びqは1〜
10の整数である。
【0012】本発明における、酸素原子を介したケイ素
原子と炭素原子の結合(即ち≡Si−O−C≡結合)を
分子内に一つ以上有するシラン化合物とは、一般式R1
n Si(OR2 )4-n で表されるオルガノシラン化合物
である。但し、一般式中のR1 及びR2 は、水素原子あ
るいは炭素原子数が1〜12の非置換又は置換の一価炭
化水素基であり、nは0〜3の整数である。
原子と炭素原子の結合(即ち≡Si−O−C≡結合)を
分子内に一つ以上有するシラン化合物とは、一般式R1
n Si(OR2 )4-n で表されるオルガノシラン化合物
である。但し、一般式中のR1 及びR2 は、水素原子あ
るいは炭素原子数が1〜12の非置換又は置換の一価炭
化水素基であり、nは0〜3の整数である。
【0013】具体的には、下記化7〜化10で表される
オルガノシラン化合物である。
オルガノシラン化合物である。
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0014】上記化7〜化10において、R3 〜R5 は
前記一般式におけるR1 と同様のものであり、水素原
子、或いは同種または異種の非置換または置換一価炭化
水素基である。R6 〜R9 は前記一般式におけるR2 と
同様のものであり、同種又は異種の非置換または置換一
価炭化水素基であり、結合途中に窒素原子、酸素原子等
のヘテロ原子を含んでいても良い。
前記一般式におけるR1 と同様のものであり、水素原
子、或いは同種または異種の非置換または置換一価炭化
水素基である。R6 〜R9 は前記一般式におけるR2 と
同様のものであり、同種又は異種の非置換または置換一
価炭化水素基であり、結合途中に窒素原子、酸素原子等
のヘテロ原子を含んでいても良い。
【0015】R1 、R2 あるいはR3 〜R9 における非
置換または置換一価炭化水素基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ter−ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基、
プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブ
テニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基等のアル
ケニル基;エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、メ
チルプロピニル基、ジメチルプロピニル基等のアルキニ
ル基;
置換または置換一価炭化水素基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ter−ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基、
プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブ
テニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基等のアル
ケニル基;エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、メ
チルプロピニル基、ジメチルプロピニル基等のアルキニ
ル基;
【0016】フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフ
チル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基
等のアラルキル基、及びこれらの基の水素原子の少くと
も一部がハロゲン原子、シアノ基等で置換された基、例
えば3,3,3−トリフルオロプロピル基、6,6,
6,5,5,4,4,3,3,−ノナフルオロヘキシル
基、ヘプタデカフルオロデシル基、クロロメチル基、2
−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、シアノエチ
ル基等の、炭素原子数1〜12、好ましくは炭素原子数
1〜8の基を例示することができる。
チル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基
等のアラルキル基、及びこれらの基の水素原子の少くと
も一部がハロゲン原子、シアノ基等で置換された基、例
えば3,3,3−トリフルオロプロピル基、6,6,
6,5,5,4,4,3,3,−ノナフルオロヘキシル
基、ヘプタデカフルオロデシル基、クロロメチル基、2
−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、シアノエチ
ル基等の、炭素原子数1〜12、好ましくは炭素原子数
1〜8の基を例示することができる。
【0017】以下に化8で表わされるシラン化合物の具
体例を示すが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。H(CH3 )Si (OCH3 )2 、HSi (OCH3 )3 、(
CH3 )3 SiOCH 3 、Si( OCH3 )4 、ClCH2 Si( OCH3
)3 、( ClCH2 CH2 O)2 Si(CH3 )H 、
体例を示すが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。H(CH3 )Si (OCH3 )2 、HSi (OCH3 )3 、(
CH3 )3 SiOCH 3 、Si( OCH3 )4 、ClCH2 Si( OCH3
)3 、( ClCH2 CH2 O)2 Si(CH3 )H 、
【0018】( CH3 )3 SiOCH =CH2 、CH2 =CHSi( O
CH3 )3 、CH≡ CCH2 OSi (CH3 )3 、CF3 CH2 CH2 Si
(CH3 ) (OCH3 )2 、CH2 =C(CH3 )OSi( CH3 )3 、Cl
CH2 (CH3 )CHOSi(CH3 )3 、
CH3 )3 、CH≡ CCH2 OSi (CH3 )3 、CF3 CH2 CH2 Si
(CH3 ) (OCH3 )2 、CH2 =C(CH3 )OSi( CH3 )3 、Cl
CH2 (CH3 )CHOSi(CH3 )3 、
【0019】( CH3 )3 SiOCH2 CH2 CH3 、( CH3 )3
SiOC ( CH3 )3 、( CH3 )3 SiOCH( CH 3 ) CH2 C
H3 、( CH3 )3 SiO CH2 CH( CH3 )2 、( CH3 )3 SiO
(CH2 )5 CH3 、( CH3 )3 SiOC( CH3 )2 C ≡CH、
SiOC ( CH3 )3 、( CH3 )3 SiOCH( CH 3 ) CH2 C
H3 、( CH3 )3 SiO CH2 CH( CH3 )2 、( CH3 )3 SiO
(CH2 )5 CH3 、( CH3 )3 SiOC( CH3 )2 C ≡CH、
【0020】CH3 Si(OCH3 )3 、( CH3 )2 Si(OCH3 )
2 、CH3 Si(OCH2 CH3 )3 、( CH3 )2 Si(OCH2 CH3 )
2 、H(CH3 )Si( OCH2 CH3 )2 、( CH3 )3 SiO CH2 CH
3 、Si(OCH2 CH3 )4 、及び、下記化11で表される化
合物。
2 、CH3 Si(OCH2 CH3 )3 、( CH3 )2 Si(OCH2 CH3 )
2 、H(CH3 )Si( OCH2 CH3 )2 、( CH3 )3 SiO CH2 CH
3 、Si(OCH2 CH3 )4 、及び、下記化11で表される化
合物。
【0021】
【化11】
【0022】尚、本発明に係るエステル化合物の製造方
法において、エステル基に変換されるべきアシルフロラ
イド基に対する、シラン化合物中の酸素原子を介したケ
イ素原子と炭素原子の結合(≡Si−O−C≡)の比は
当量以上であり、通常1〜5モル/モル、好ましくは1
〜3モル/モル程度とすれば良い。また、反応時間は3
0分〜2時間、好ましくは30分〜1時間程度とすれば
良い。本発明の方法においては必ずしも溶媒を必要とし
ないが、トルエン、ヘキサン、テトラヒドロフラン、グ
ライム類等の非プロトン性極性溶媒や、フッ素系溶媒な
ど、本発明の反応に影響を及ぼさない溶媒を必要に応じ
て使用しても良い。
法において、エステル基に変換されるべきアシルフロラ
イド基に対する、シラン化合物中の酸素原子を介したケ
イ素原子と炭素原子の結合(≡Si−O−C≡)の比は
当量以上であり、通常1〜5モル/モル、好ましくは1
〜3モル/モル程度とすれば良い。また、反応時間は3
0分〜2時間、好ましくは30分〜1時間程度とすれば
良い。本発明の方法においては必ずしも溶媒を必要とし
ないが、トルエン、ヘキサン、テトラヒドロフラン、グ
ライム類等の非プロトン性極性溶媒や、フッ素系溶媒な
ど、本発明の反応に影響を及ぼさない溶媒を必要に応じ
て使用しても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程でフッ化水素
が副生しないので、従来法に比して、安全且つ作業性に
優れる上、装置の腐蝕もないので、エステル化合物の製
造方法として極めて優れている。
が副生しないので、従来法に比して、安全且つ作業性に
優れる上、装置の腐蝕もないので、エステル化合物の製
造方法として極めて優れている。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。 実施例1.ジムロート、温度計、滴下ロート及び攪拌子
を付した100ミリリットルの三つ口フラスコにジエト
キシジメチルシラン16.3gを仕込み、攪拌しなが
ら、下記化12で表されるアシルフロライド化合物4
9.8gを、滴下ロートを用い、15分かけて滴下し
た。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。 実施例1.ジムロート、温度計、滴下ロート及び攪拌子
を付した100ミリリットルの三つ口フラスコにジエト
キシジメチルシラン16.3gを仕込み、攪拌しなが
ら、下記化12で表されるアシルフロライド化合物4
9.8gを、滴下ロートを用い、15分かけて滴下し
た。
【化12】
【0025】滴下に際しては、フラスコの内温が50〜
60℃になるように、オイルバスを用いて加温した。滴
下終了後60℃で1時間攪拌下に反応を行った後、精密
蒸留して、沸点165℃/760mmHgの無色透明な
留分32.5gを得た。生成物を、1 H−NMR、19F
−NMR及びIRによって分析したところ、下記化13
で表される化合物であることが確認された。収率は62
%であった。
60℃になるように、オイルバスを用いて加温した。滴
下終了後60℃で1時間攪拌下に反応を行った後、精密
蒸留して、沸点165℃/760mmHgの無色透明な
留分32.5gを得た。生成物を、1 H−NMR、19F
−NMR及びIRによって分析したところ、下記化13
で表される化合物であることが確認された。収率は62
%であった。
【化13】
【0026】1 H−NMR(TMS標準) 1.21ppm(−CH3 、t、3H) 4.22ppm(−CH2 −、q、2H)19 F−NMR(CF3 COOH標準) a:−3.70ppm b:−5.06ppm c:−5.94ppm d:−52.73ppm e:−54.49ppm f:−67.92ppm
【0027】尚、上記、a〜fは下記化14で示される
位置を表す。
位置を表す。
【化14】 IR(図1参照) νc=o :1780cm-1 νc-F :1100〜1300cm-1
【0028】実施例2.ジムロート、温度計、滴下ロー
ト及び攪拌子を付した100ミリリットルの三つ口フラ
スコに、テトラメトキシシラン16.0gを仕込み、攪
拌した。また、下記化15で表されるアシルフロライド
化合物49.8gを、滴下ロートを用い、15分かけて
滴下した。
ト及び攪拌子を付した100ミリリットルの三つ口フラ
スコに、テトラメトキシシラン16.0gを仕込み、攪
拌した。また、下記化15で表されるアシルフロライド
化合物49.8gを、滴下ロートを用い、15分かけて
滴下した。
【化15】
【0029】滴下に際しては、フラスコの内温が50〜
60℃になるように、オイルバスを用いて加温した。滴
下終了後60℃で1時間攪拌下に反応を行った後、精密
蒸留して、沸点154℃/760mmHgの無色透明な
留分37.7gを得た。生成物を、1 H−NMR、19F
−NMR及びIRによって分析したところ、下記化16
で表される化合物であることが確認された。収率は74
%であった。
60℃になるように、オイルバスを用いて加温した。滴
下終了後60℃で1時間攪拌下に反応を行った後、精密
蒸留して、沸点154℃/760mmHgの無色透明な
留分37.7gを得た。生成物を、1 H−NMR、19F
−NMR及びIRによって分析したところ、下記化16
で表される化合物であることが確認された。収率は74
%であった。
【化16】
【0030】1 H−NMR(TMS標準) 3.92ppm(−CH3 、t、3H)19 F−NMR(CF3 COOH標準) a:−3.71ppm b:−5.08ppm c:−5.90ppm d:−52.74ppm e:−54.40ppm f:−67.92ppm
【0031】尚、上記、a〜fは下記化17で示される
位置を表す。
位置を表す。
【化17】 IR(図2参照) νc=o :1785cm-1 νc-F :1100〜1300cm-1
【図1】実施例1で得られたエステル化合物のIRスペ
クトルである。
クトルである。
【図2】実施例2で得られたエステル化合物のIRスペ
クトルである。
クトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 伸一 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 分子内に少くとも1つのアシルフロライ
ド基を有する化合物と、酸素原子を介したケイ素原子と
炭素原子の結合が分子内に少くとも一つ存在するシラン
化合物とを反応させることを特徴とするエステル化合物
の製造方法。 - 【請求項2】 分子内にアシルフロライド基を有する化
合物が、一般式Rf1 (CO)FまたはF(CO)Rf
2 (CO)Fで表される、請求項1に記載されたエステ
ル化合物の製造方法;但し、一般式中のRf1 は一価の
パーフルオロアルキル基または少くとも一個のエーテル
結合を有するパーフルオロアルキルエーテル基、Rf2
は二価のパーフルオロアルキレン基または少くとも一個
のエーテル結合を有するパーフルオロアルキレンエーテ
ル基である。 - 【請求項3】 アシルフロライド基を有する化合物と反
応させるシラン化合物が、一般式R1 n Si(OR2 )
4-n で表されるオルガノシラン化合物である、請求項1
又は2に記載されたエステル化合物の製造方法;但し、
一般式中のR1 及びR2 は、水素原子あるいは炭素原子
数が1〜12の非置換又は置換の一価炭化水素基であ
り、nは0〜3の整数である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17770294A JPH0820560A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | エステル化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17770294A JPH0820560A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | エステル化合物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0820560A true JPH0820560A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16035616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17770294A Pending JPH0820560A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | エステル化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0820560A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011073984A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Central Glass Co Ltd | 含フッ素カルボン酸エステルの製造方法 |
| WO2011102439A1 (ja) * | 2010-02-22 | 2011-08-25 | セントラル硝子株式会社 | ジフルオロ酢酸エステルの製造方法 |
| US9012657B2 (en) | 2011-06-22 | 2015-04-21 | Central Glass Company, Limited | Method for producing pyrazole compound |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP17770294A patent/JPH0820560A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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