JPH0820561A - 炭酸エステルの製造方法 - Google Patents

炭酸エステルの製造方法

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JPH0820561A
JPH0820561A JP6153612A JP15361294A JPH0820561A JP H0820561 A JPH0820561 A JP H0820561A JP 6153612 A JP6153612 A JP 6153612A JP 15361294 A JP15361294 A JP 15361294A JP H0820561 A JPH0820561 A JP H0820561A
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JP
Japan
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faujasite
solid catalyst
reaction
type
catalyst
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JP6153612A
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English (en)
Inventor
Kyoji Odan
恭二 大段
Koji Ishichi
浩二 石地
Toshio Kurato
敏雄 蔵藤
Yoshinori Yamazaki
吉則 山崎
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、フォージャサイト型メタロアルミ
ノシリケートに白金族金属イオンが担持されている固体
触媒の存在下、一酸化炭素と亜硝酸エステルを気相接触
反応させることを特徴とする炭酸エステルの製造方法に
関する。 【効果】 本発明により、固体触媒上の酸点による副反
応を抑えながら、長期間触媒を高活性に維持して、高選
択率、高収量で炭酸エステルを製造することができる。
また、反応系は塩化水素を含まないので、反応装置を腐
食させることがなく、かつ製品への塩素分の混入も防ぐ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一酸化炭素と亜硝酸エ
ステルから炭酸エステルを製造する方法において、活
性、選択性及び寿命に優れた性能を示す新規な触媒を使
用する炭酸エステルの製造方法に関する。炭酸エステル
は、芳香族ポリカ−ボネ−トや種々の化学薬品の合成原
料として、また溶剤として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】一酸化炭素と亜硝酸エステルを気相で接
触反応させて炭酸エステルを製造する方法で用いられる
触媒については次のような提案がなされている。特開平
3−141243号公報には、白金族金属又はその化合
物と、鉄、銅、ビスマス、コバルト、ニッケル及びスズ
から選ばれた少なくとも一種類の金属の化合物が活性炭
などの担体に担持された触媒が開示され、特開平4−1
39152号公報には、上記触媒成分に第3成分とし
て、バナジウム、モリブデン及びタングステンから選ば
れた少なくとも一種類の金属の化合物が活性炭などの担
体に担持された触媒が提案されている。
【0003】しかしながら、このような白金族金属又は
その化合物とその他の金属の化合物が活性炭などの担体
に担持された触媒は、初期活性及び選択性においては非
常に優れた性能を示すものの、化合物を構成するアニオ
ン、例えば、塩素イオンや硫酸イオンが触媒内に安定に
保持されず徐々に触媒から飛散するために、長期間にわ
たって高い活性を維持することが容易ではなかった。こ
の問題を解決する方法として、特開平4−89458号
公報には、前記触媒存在下、反応系に微量の塩化水素を
共存させて一酸化炭素と亜硝酸エステルを気相で接触反
応させることにより、高選択率、高収量で長期間安定し
て炭酸エステルを製造する方法が提案されている。しか
し、この改良法においては、塩素分による反応装置の腐
食や製品への塩素分の混入が起こるため、工業的にはこ
の点の解決が望まれている。
【0004】反応系に塩化水素を共存させることによる
このような問題を回避するため、特開平5−43517
号公報では、ゼオライト担体に、白金族金属イオンと、
銅、鉄、スズ、ニッケル、コバルト、セリウム、銀及び
マンガンから選ばれた少なくとも一種類の金属イオンと
がイオン交換法により担持された触媒を用いる方法が提
案されている。しかし、この方法で調製した触媒は、白
金族金属イオン以外に銅、鉄などの多価金属イオンもイ
オン交換法で担持されるため、公知のようにゼオライト
上に酸点が生じて触媒の酸性度が高くなり、炭酸エステ
ルの製造に使用する場合には好ましくない副反応を引き
起こすという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な塩素分に起因する問題を解決すると共に、触媒上の酸
点による副反応を抑えつつ、触媒を長期間高活性に維持
して、高選択率、高収量で炭酸エステルを製造すること
ができる、工業的に好適な炭酸エステルの製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、フォー
ジャサイト型メタロアルミノシリケートに白金族金属イ
オンが担持されている固体触媒の存在下、一酸化炭素と
亜硝酸エステルを気相接触反応させることを特徴とする
炭酸エステルの製造方法によって達成される。
【0007】以下に本発明を詳しく説明する。本発明で
使用されるフォージャサイト型メタロアルミノシリケー
トは、フォージャサイト型ゼオライトの結晶格子中に、
Al及びSi以外に、Zn(亜鉛)、Ga(ガリウ
ム)、In(インジウム)、Fe(鉄)又はB(ホウ
素)、特にZn(亜鉛)又はGa(ガリウム)が含まれ
ていて、そのイオン交換点で白金族金属イオンをカチオ
ンとして担持できるものである。なお、Zn、Ga、I
n、Fe又はBはフォージャサイト型ゼオライトの結晶
骨格中のAlが位置するところにAlに代わって存在し
ている。
【0008】フォージャサイト型メタロアルミノシリケ
ートは、一般的なフォージャサイト型ゼオライトの合成
方法によって製造される。即ち、Zn、Ga、In、F
e又はBの化合物を、アルミン酸ソーダ等のAl源、ケ
イ酸ソーダ、シリカゾル等のSi源、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ源及び水と混合して熟
成させた後、水熱反応を行って結晶化させる方法により
製造することができる。このとき、前記金属の化合物、
Al源、Si源、アルカリ源及び水の組成(モル比)
は、例えば、アルカリ源として水酸化ナトリウムを使用
した場合、通常、M(金属):Al2 3 :SiO2
Na2 O:H2 O=0.05〜1:1:2〜10:50
〜300の範囲が好適である。
【0009】Zn、Ga、In、Fe又はBの化合物と
しては、アルカリ溶液中で溶解する化合物が好ましく、
例えば、これら金属の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酸化
物、酢酸塩が好適である。具体的には、塩化亜鉛、塩化
ガリウム、塩化インジウム、塩化鉄等の塩化物、硝酸亜
鉛、硝酸ガリウム、硝酸インジウム、硝酸鉄等の硝酸
塩、硫酸亜鉛、硫酸ガリウム、硫酸インジウム、硫酸鉄
等の硫酸塩、酸化亜鉛、酸化ガリウム、酸化インジウ
ム、酸化鉄、酸化ホウ素等の酸化物、酢酸亜鉛、酢酸ガ
リウム等の酢酸塩が挙げられる。
【0010】熟成は、通常、室温から50℃程度の温度
で10〜48時間静置する方法が好ましく、水熱反応
は、通常、室温から120℃、好ましくは80〜100
℃の範囲の温度で1〜20日間程度行われる。なお、水
熱反応は攪拌下で行ってもよいが、純度の高いメタロア
ルミノシリケートを得るには、静置して反応を行うこと
がより好ましい。水熱反応後、生成したメタロアルミノ
シリケートは濾過又は遠心分離によって固液分離され、
洗浄液のpHが8〜9になるまで水で充分洗浄された
後、110℃で乾燥される。乾燥されたメタロアルミノ
シリケートは、空気中、室温から600℃の範囲の温度
で更に焼成されることが好ましい。
【0011】前記のようにして得られたフォージャサイ
ト型メタロアルミノシリケートの組成は、通常、0.0
1〜3.0M(金属)・1.0Al・0.5〜10Si
で、SiとAlとの原子比(Si/Al)は0.5〜1
0、好ましくは1〜6、特に好ましくは2〜5、MとA
lとの原子比(M/Al)は0.01〜3、好ましくは
0.05〜1の範囲である。なお、固体触媒の調製に
は、粉末又は粒状のメタロアルミノシリケートが使用さ
れ、通常、粉末の場合は粒径が20〜100μmのも
の、粒状の場合は4〜200メッシュのものが好適に用
いられる。
【0012】前記メタロアルミノシリケートに担持され
る白金族金属イオンとしては、パラジウム、白金、イリ
ジウム、ルテニウム及びロジウムのイオンが好適に挙げ
られるが、中でもパラジウムイオンが最も好ましい。白
金族金属イオンは通常のイオン交換法で前記メタロアル
ミノシリケートに担持されるが、このとき使用される白
金族金属の形態についてはイオン交換可能なものであれ
ば特に制限はなく、例えば、前記白金族金属のハロゲン
化物、硝酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、及び酢酸塩等の有
機酸塩が用いられ、更に、水溶性を増すためにアンミン
錯体やエチレンジアミン錯体等の錯体も使用される。具
体的には、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、硫酸パラ
ジウム等の無機酸塩、酢酸パラジウム等の有機酸塩、テ
トラアンミンパラジウムジクロリド、テトラアンミンパ
ラジウムナイトレート等の錯体が好適に使用される。
【0013】白金族金属イオンの担持量は、メタロアル
ミノシリケートに対して白金族金属換算で通常0.1〜
10重量%、特に0.5〜5重量%であることが好まし
い。具体的には、メタロアルミノシリケートの種類によ
り担持量(交換容量)が異なるが、例えばSi/Al
(原子比)=2〜3のフォージャサイト型メタロアルミ
ノシリケートであれば、メタロアルミノシリケートに対
してパラジウム金属換算で通常0.1〜10重量%、好
ましくは0.1〜8重量%、特に好ましくは0.5〜5
重量%であるようにパラジウムイオンが担持される。
【0014】白金族金属イオンを担持する方法として
は、水溶液中で通常のイオン交換法により、メタロアル
ミノシリケート上のアルカリ金属イオン等を前記白金族
金属イオンにイオン交換する方法が好適に用いられる。
例えば、前記メタロアルミノシリケートを水中に分散さ
せた水スラリー液に、テトラアンミンパラジウムジクロ
リドなどの白金族金属の錯体を添加して、5〜100℃
の温度でイオン交換を行うことによって白金族金属イオ
ンを担持することができる。その後、該メタロアルミノ
シリケートを乾燥し、そして必要であれば押出成型器、
打錠器、造粒器などで成型して、工業的に利用できる固
体触媒を調製することができる。
【0015】乾燥では特別な操作は必要とされないが、
触媒の均一性に影響する急激な温度上昇を防ぐため、通
常、室温(約20℃)から100〜200℃程度までの
昇温を1〜2時間かけて行い、次いでその温度で1〜2
4時間、特に2〜10時間乾燥することが好ましい。ま
た、成型においては、成型性をよくするため又は固体触
媒の強度を上げるために結合剤(バインダー)を混合し
てもよく、特に粉末のメタロアルミノシリケートを使用
した場合には、粘度鉱物などの適当な結合剤(バインダ
ー)を混合して粒状のものに成型して使用することが好
ましい。更に、上記のようにして調製された固体触媒
は、通常、空気又は不活性ガスの流通下、メタロアルミ
ノシリケートの結晶構造や組成に影響を及ぼさない温度
(約100〜500℃、特に好ましくは150〜250
℃の範囲の温度)で1〜10時間焼成される。
【0016】本発明で使用される固体触媒のような固体
酸の酸性度は、一般に、その酸強度及び酸量を滴定法や
昇温脱離法で数値化することによって示される。本発明
では、触媒講座,別巻,触媒実験ハンドブック,p.1
75(触媒学会編、講談社)に記載されているアンモニ
ア昇温脱離法の脱離ピーク温度で示される酸強度が通常
300℃以下、特に285℃以下であるような弱い酸強
度を示す固体触媒を使用することが副反応を抑制する上
で好ましい。
【0017】また、本発明では、アンモニア昇温脱離法
によって測定される固体触媒の酸点の量に係わる酸量
(脱離ピークの合計面積)が、前記のアンモニア昇温脱
離法によって測定されたHY型ゼオライトの酸点の量に
係わる酸量(脱離ピークの合計面積)を100とした場
合に通常20%以下、好ましくは10%以下の値である
固体触媒を使用することが好適である。なお、本発明の
酸量の測定において標準として使用されるHY型ゼオラ
イトは、イオン交換点にナトリウムイオンが結合してい
るSi/Al比が2.8のNaY型ゼオライト(HSZ
−320NAA:東ソー製)をアンモニウムイオンでイ
オン交換して、ナトリウムイオンがゼオライトに対して
酸化ナトリウム(Na2O)として0.3重量%以下担
持されたもの(NH4 Y型ゼオライト)を得た後、50
0℃で5時間熱処理してHY型としたものである。
【0018】以上のようにして調製された固体触媒の存
在下、通常、次のような反応条件で一酸化炭素と亜硝酸
エステルの気相接触反応が行われる。即ち、反応温度は
50〜150℃、好ましくは80〜130℃であり、反
応圧は特に限定されないが、ゲージ圧で0〜10kg/
cm2 、好ましくは1〜5kg/cm2 である。反応原
料である一酸化炭素及び亜硝酸エステルは窒素等の不活
性ガスで希釈されていることが好ましく、希釈された反
応原料ガスは、1000〜30000hr-1、好ましく
は2000〜10000hr-1の空間速度(SV)で反
応器にフィードされ、その組成は一酸化炭素が1〜10
容量%、好ましくは2〜5容量%で、亜硝酸エステルが
6〜20容量%であって、一酸化炭素に対する亜硝酸エ
ステルの比(モル比)が2以上であることが好適であ
る。なお、アルコールは反応には特に必要とされない
が、亜硝酸エステルと共に原料ガスに同伴させてフィー
ドしても差し支えない。
【0019】亜硝酸エステルとしては、亜硝酸メチル、
亜硝酸エチル、亜硝酸n−(又はi−)プロピル、亜硝
酸n−(又はi−,sec−)ブチル等の炭素数1〜5
個の低級脂肪族1価アルコ−ルの亜硝酸エステルを挙げ
ることができるが、中でも亜硝酸メチル及び亜硝酸エチ
ルが好適に使用される。このような亜硝酸エステルは、
例えば、亜硝酸ソ−ダと硝酸、塩酸、硫酸等の酸との反
応や、アンモニアの空気酸化で得られるNOX ガスの一
部を分子状酸素で酸化して、NO/NO2 =1/1(容
量比)のNOX ガスを得た後、これにアルコ−ルを接触
させることにより容易に得ることができる。
【0020】以上のようにして一酸化炭素と亜硝酸エス
テルの気相接触反応を行って、使用した亜硝酸エステル
に対応して、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸ジn−
(又はi−)プロピル、炭酸ジn−(又はi−,sec
−)ブチル等の炭酸エステルがそれぞれ得られるが、炭
酸エステルは、反応器から導出される炭酸エステル、シ
ュウ酸ジエステル、一酸化窒素、炭酸ガス、未反応の一
酸化炭素及び亜硝酸エステル、不活性ガスなどを含む反
応ガスを冷却した後、凝縮液から蒸留などにより分離精
製することができる。
【0021】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、各実施例及び比較例における空
時収量(STY)(g/l・hr)は、一酸化炭素と亜
硝酸メチルの接触反応時間をθ(hr)、その間に生成
した炭酸ジメチルの量をa(g)、そして反応管への触
媒の充填量をb(l)として次式により求めた。
【0022】
【数1】
【0023】また、選択率(X、Y)(%)は、それぞ
れ供給された一酸化炭酸及び亜硝酸エステル基準の選択
率であり、上記のθ(hr)に生成した炭酸ジメチル、
シュウ酸ジメチル、炭酸ガス、ギ酸メチル及びメチラー
ルの量を、それぞれc(mol)、d(mol)、e
(mol)、f(mol)、g(mol)として次式に
より求めた。
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】実施例1 〔フォージャサイト型亜鉛アルミノシリケートの調製〕
水酸化ナトリウム水溶液(NaOH:40.3重量%)
29.12g、酢酸亜鉛〔Zn(CH3 COO)2 ・2
2 O〕4.08g、アルミン酸ソーダ水溶液(Al2
3 :13.0重量%、Na2 O:15.5重量%)7
7.17g及び水85mlを混合した均一溶液に、攪拌
下、シリカゾル(キャタロイドS−30L:触媒化学
製、SiO2 :30重量%)150mlを1時間で滴下
した。この反応混合物を更に2間攪拌した後、攪拌を停
止して室温で12時間熟成した。なお、反応混合物の組
成(モル比)は、Na2 O/SiO2 =0.42、Si
2/Al2 3 =9.8、H2 O/Na2 O=49、
Zn/Al=0.1である。
【0027】上記反応混合物を内容積500mlのステ
ンレス製容器に仕込み、常圧下、100℃で72時間加
熱して結晶性生成物を得た。得られた結晶性生成物は濾
過して水洗した後、110℃で乾燥した。この結晶性生
成物は、化学分析より、1.10Na2 O・0.18Z
nO・1.0Al2 3 ・5.04SiO2 の組成を有
していた。また、この結晶性生成物は、X線回折より、
フォージャサイト型のメタロアルミノシリケートであ
り、化学分析、熱分析及び結晶格子定数測定の結果よ
り、結晶格子中で亜鉛がアルミニウムと交換して存在し
ている亜鉛アルミノシリケートであると同定された。
【0028】〔固体触媒の調製〕得られたフォージャサ
イト型亜鉛アルミノシリケート10.0gを蒸留水20
0mlに添加して充分脱気した後、上澄液を除いた水ス
ラリー液に0.05M−酢酸ナトリウム水溶液200m
lを加えて一昼夜室温で攪拌した。この亜鉛アルミノシ
リケートを濾過して蒸留水で充分洗浄した後、蒸留水2
00mlを加えて再び水スラリー液として、攪拌下、こ
れに0.02M−テトラアンミンパラジウムクロリド水
溶液50ml(1mmol)を30分間で滴下した。滴
下終了後、水スラリー液を一昼夜室温で攪拌してパラジ
ウムイオンを亜鉛シリケートに担持させた後、濾過・水
洗して得られたケーキ状の亜鉛アルミノシリケートを1
00℃で5時間乾燥し、更に200℃で2時間焼成し
た。次いで、この亜鉛アルミノシリケートを錠剤成型器
で成型して粉砕した後、10メッシュのサイズのものに
揃えて、フォージャサイト型亜鉛アルミノシリケート
(担体)にパラジウムイオンが担持された粒状の固体触
媒を調製した。
【0029】この固体触媒を王水で溶解して原子吸光分
析を行ったところ、パラジウムイオンが金属換算で1.
02重量%担持されていた。更に、アンモニア昇温脱離
法で固体触媒の酸強度を分析したところ、180℃及び
280℃に脱離ピークが観測され、それ以上の温度では
脱離ピークは実質的に存在しなかった。また、アンモニ
ア昇温脱離法による固体触媒の酸量はHY型ゼオライト
の10%以下であった。なお、酸量の測定において標準
として使用したHY型ゼオライトは、イオン交換点にナ
トリウムイオンが結合しているSi/Al比が2.8の
NaY型ゼオライト(HSZ−320NAA:東ソー
製)をアンモニウムイオンでイオン交換して、ナトリウ
ムイオンがゼオライトに対して酸化ナトリウム(Na2
O)として0.3重量%以下担持されたもの(NH4
型ゼオライト)を得た後、500℃で5時間熱処理して
HY型としたものである。
【0030】〔炭酸ジメチルの合成〕上記固体触媒2.
5mlを内径20mmの気相反応管(外部ジャケット
付)に充填し、反応管を垂直に固定した後、反応管ジャ
ケットに熱媒を循環させて触媒層内温度が110℃にな
るように加熱制御した。次いで、この反応管の上部か
ら、亜硝酸メチル18容量%、一酸化炭素2容量%、一
酸化窒素4容量%、メタノ−ル2容量%、窒素74容量
%の組成からなる原料ガスを8000hr-1の空間速度
(GHSV)で供給して、常圧下、反応温度110℃で
一酸化炭素と亜硝酸メチルの気相接触反応を50時間行
った。
【0031】反応開始から8時間経過時までの生成物を
氷冷したメタノ−ル中を通して捕集し、得られた捕集液
をガスクロマトグラフィ−によって分析したところ、炭
酸ジメチルが空時収量(STY)250g/l・hr、
一酸化炭素基準選択率(X)97%、亜硝酸メチル基準
選択率(Y)88%で生成していた。副生物としては、
シュウ酸ジメチル、炭酸ガス、ギ酸メチル及びメチラー
ルが認められた。また、この反応を50時間継続させて
行ったときの炭酸ジメチルの空時収量(STY)及び選
択率(X、Y)は初期の値と比較して変化していなかっ
た。
【0032】実施例2 〔フォージャサイト型亜鉛アルミノシリケートの調製〕
実施例1において、酢酸亜鉛の使用量を2.04gに変
えたほかは実施例1と同様にしてフォージャサイト型亜
鉛アルミノシリケートを調製した。得られたフォージャ
サイト型亜鉛アルミノシリケートの特性を表1に示す。
【0033】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型亜鉛アルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型亜鉛アルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0034】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0035】実施例3 〔フォージャサイト型亜鉛アルミノシリケートの調製〕
実施例1において、酢酸亜鉛の使用量を6.12gに変
えたほかは実施例1と同様にしてフォージャサイト型亜
鉛アルミノシリケートを調製した。得られたフォージャ
サイト型亜鉛アルミノシリケートの特性を表1に示す。
【0036】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型亜鉛アルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型亜鉛アルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0037】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0038】実施例4 〔フォージャサイト型亜鉛アルミノシリケートの調製〕
実施例1において、酢酸亜鉛の使用量を8.16gに変
えたほかは実施例1と同様にしてフォージャサイト型亜
鉛アルミノシリケートを調製した。得られたフォージャ
サイト型亜鉛アルミノシリケートの特性を表1に示す。
【0039】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型亜鉛アルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型亜鉛アルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0040】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0041】実施例5 〔フォージャサイト型亜鉛アルミノシリケートの調製〕
実施例1において、結晶性生成物を110℃で乾燥した
後、更に、空気雰囲気下、500℃で2時間焼成したほ
かは実施例1と同様にしてフォージャサイト型亜鉛アル
ミノシリケートを調製した。得られたフォージャサイト
型亜鉛アルミノシリケートの特性を表1に示す。
【0042】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型亜鉛アルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型亜鉛アルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0043】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0044】実施例6 〔フォージャサイト型ガロアルミノシリケートの調製〕
実施例1において、酢酸亜鉛を酸化ガリウム2.24g
に変えたほかは実施例1と同様にしてフォージャサイト
型ガロアルミノシリケートを調製した。得られたフォー
ジャサイト型ガロアルミノシリケートの特性を表1に示
す。
【0045】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型ガロアルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型ガロアルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0046】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0047】実施例7 〔フォージャサイト型ガロアルミノシリケートの調製〕
実施例6において、酸化ガリウムの使用量を5.61g
に変えたほかは実施例6と同様にしてフォージャサイト
型ガロアルミノシリケートを調製した。得られたフォー
ジャサイト型ガロアルミノシリケートの特性を表1に示
す。
【0048】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型ガロアルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型ガロアルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0049】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0050】実施例8 〔フォージャサイト型ガロアルミノシリケートの調製〕
実施例6において、酸化ガリウムの使用量を11.2g
に変えたほかは実施例6と同様にしてフォージャサイト
型ガロアルミノシリケートを調製した。得られたフォー
ジャサイト型ガロアルミノシリケートの特性を表1に示
す。
【0051】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型ガロアルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型ガロアルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0052】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0053】実施例9 〔フォージャサイト型ガロアルミノシリケートの調製〕
実施例6において、結晶性生成物を110℃で乾燥した
後、更に、空気雰囲気下、500℃で2時間焼成したほ
かは実施例6と同様にしてフォージャサイト型ガロアル
ミノシリケートを調製した。得られたフォージャサイト
型ガロアルミノシリケートの特性を表1に示す。
【0054】〔固体触媒の調製〕実施例1において、担
体を上記のフォージャサイト型ガロアルミノシリケート
10.0gに変えたほかは、実施例1と同様にしてフォ
ージャサイト型ガロアルミノシリケートにパラジウムイ
オンが担持された粒状の固体触媒を調製した。得られた
固体触媒の特性を表1に示す。
【0055】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0056】比較例1 〔ゼオライトの調製〕実施例1において、酢酸亜鉛を使
用しなかったほかは実施例1と同様にしてフォージャサ
イト型ゼオライトを調製した。得られたフォージャサイ
ト型ゼオライトの特性を表1に示す。
【0057】〔触媒の調製〕実施例1において、担体を
上記のフォージャサイト型ゼオライトに変えたほかは、
実施例1と同様にフォージャサイト型ゼオライトにパラ
ジウムイオンが担持された固体触媒を調製した。得られ
た固体触媒の特性を表1に示す。
【0058】〔炭酸ジメチルの合成〕実施例1におい
て、上記固体触媒2.5mlを使用したほかは、実施例
1と同様に反応を行って生成物を分析した。その結果を
表1に示す。なお、この反応を50時間継続させたとき
の結果は初期の値と比較して変化していなかった。
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】本発明により、固体触媒上の酸点による
副反応を抑えつつ、長期間触媒を高活性に維持すること
が可能になるため、一酸化炭素基準及び亜硝酸エステル
基準の選択率を共に非常に高い状態に保って(特に亜硝
酸エステル基準の選択率を従来よりも高い状態に保っ
て)、高収量で炭酸エステルを得ることができる。ま
た、塩化水素を使用しない反応系を採用できるため、塩
素分による反応装置の腐食や製品への塩素分の混入など
塩化水素を使用することに伴う工業的な諸問題も解決す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 吉則 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォージャサイト型メタロアルミノシリ
    ケートに白金族金属イオンが担持されている固体触媒の
    存在下、一酸化炭素と亜硝酸エステルを気相接触反応さ
    せることを特徴とする炭酸エステルの製造方法。
JP6153612A 1994-07-05 1994-07-05 炭酸エステルの製造方法 Pending JPH0820561A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1078098C (zh) * 1999-02-01 2002-01-23 天津大学 用于CO低压合成碳酸二甲酯的Pd/NaY催化剂的制备方法
CN110003458A (zh) * 2019-04-29 2019-07-12 中国科学院成都有机化学有限公司 一种负载型固体碱催化剂及其应用
CN115304078A (zh) * 2022-08-18 2022-11-08 中国科学院福建物质结构研究所 一种分子筛的制备方法及其应用

Cited By (4)

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