JPH082062Y2 - 車両の可動式エアスポイラ - Google Patents
車両の可動式エアスポイラInfo
- Publication number
- JPH082062Y2 JPH082062Y2 JP15137389U JP15137389U JPH082062Y2 JP H082062 Y2 JPH082062 Y2 JP H082062Y2 JP 15137389 U JP15137389 U JP 15137389U JP 15137389 U JP15137389 U JP 15137389U JP H082062 Y2 JPH082062 Y2 JP H082062Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wing
- vehicle
- movable wing
- movable
- operating position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Toys (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両後部に取り付けられる所謂ウイングタ
イプのエアスポイラに関する。
イプのエアスポイラに関する。
(従来の技術) エアスポイラは車両の走行時に車体近傍の空気の流れ
を整え、特に、高速走行時において、空気抵抗を低減す
ると共に、空気の流れによるダウンフォース、即ち、車
体を路面に押し付ける力を発生させ、揚力を減少させ
る。
を整え、特に、高速走行時において、空気抵抗を低減す
ると共に、空気の流れによるダウンフォース、即ち、車
体を路面に押し付ける力を発生させ、揚力を減少させ
る。
従来、所謂ウイングタイプのリヤスポイラとしては、
第11図に示すリヤスポイラ1のように、ウイング2の後
縁2aを上方に回動させるタイプのものや、第12図に示す
リヤスポイラ3のように、ウイング4の一部が後方にス
ライドするタイプのものがある。これらの可動式リヤス
ポイラ1,3は、ともに車速に応じてウイング2,4を動か
し、車速に応じたダウンフォースを得ると共に、車体の
後面上部に発生する気流を整えている。
第11図に示すリヤスポイラ1のように、ウイング2の後
縁2aを上方に回動させるタイプのものや、第12図に示す
リヤスポイラ3のように、ウイング4の一部が後方にス
ライドするタイプのものがある。これらの可動式リヤス
ポイラ1,3は、ともに車速に応じてウイング2,4を動か
し、車速に応じたダウンフォースを得ると共に、車体の
後面上部に発生する気流を整えている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、車両が雪路や悪路を走行すると、第13図中
矢印で示すように、車両後方の下部に気流の乱れが発生
する。この乱気流は、雪、埃等を巻き上げてしまい車体
後面を汚す原因になる。上記従来の可動式リヤスポイラ
1,3においては、この気流を抑制することができず、む
しろ助長するという問題があった。
矢印で示すように、車両後方の下部に気流の乱れが発生
する。この乱気流は、雪、埃等を巻き上げてしまい車体
後面を汚す原因になる。上記従来の可動式リヤスポイラ
1,3においては、この気流を抑制することができず、む
しろ助長するという問題があった。
本考案は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、高速走行時には揚力の減少を図ると共に、雪路や悪
路の走行時には、車体後面下部での、雪、埃等の巻き上
げ防止を図る、車両の可動式エアスポイラを提供するこ
とを目的とする。
で、高速走行時には揚力の減少を図ると共に、雪路や悪
路の走行時には、車体後面下部での、雪、埃等の巻き上
げ防止を図る、車両の可動式エアスポイラを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、車幅方向
に延び且つ車両の後部にステイを介して取り付けられ、
車両の走行時に車体近傍の空気の流れを整流する整流板
を備えた車両のエアスポイラにおいて、前記整流板は、
整流板の本体を構成する固定ウイングと、この固定ウイ
ングの下側に格納され、後縁が斜め上方に傾斜された可
動ウイングとからなり、前記固定ウイングに対し、前記
可動ウイングを移動させるための駆動手段を更に備えて
おり、前記駆動手段は、前記固定ウイングの下側に位置
した格納位置から前記固定ウイングの後方に突出した第
一作動位置に前記可動ウイングの移動を案内する第1ガ
イド機構と、前記固定ウイングの後方に突出した状態を
維持しつつ前記第一作動位置から前記可動ウイングが下
方に向けて回動した第二作動位置に前記可動ウイングを
案内する第2ガイド機構と、前記可動ウイングを前記格
納位置から前記第一作動位置及び前記第二作動位置の一
方に移動させる駆動機構とを具備していることを特徴と
している。
に延び且つ車両の後部にステイを介して取り付けられ、
車両の走行時に車体近傍の空気の流れを整流する整流板
を備えた車両のエアスポイラにおいて、前記整流板は、
整流板の本体を構成する固定ウイングと、この固定ウイ
ングの下側に格納され、後縁が斜め上方に傾斜された可
動ウイングとからなり、前記固定ウイングに対し、前記
可動ウイングを移動させるための駆動手段を更に備えて
おり、前記駆動手段は、前記固定ウイングの下側に位置
した格納位置から前記固定ウイングの後方に突出した第
一作動位置に前記可動ウイングの移動を案内する第1ガ
イド機構と、前記固定ウイングの後方に突出した状態を
維持しつつ前記第一作動位置から前記可動ウイングが下
方に向けて回動した第二作動位置に前記可動ウイングを
案内する第2ガイド機構と、前記可動ウイングを前記格
納位置から前記第一作動位置及び前記第二作動位置の一
方に移動させる駆動機構とを具備していることを特徴と
している。
(作用) 車両の高速走行時において、駆動手段により可動ウイ
ングを第一作動位置に移動させれば、この可動ウイング
の後端が斜め上方に傾いていることから、気流が斜め上
方に導かれて揚力が減少し、良好にダウンフォースが得
られる。また、雪路や悪路等の走行時において、可動ウ
イングを第二作動位置に移動させれば、車体後面に沿っ
て下方に気流が発生する。この気流は、車体後面下部に
発生する上昇気流を抑制し、雪や埃等の巻き上げを減少
させる。
ングを第一作動位置に移動させれば、この可動ウイング
の後端が斜め上方に傾いていることから、気流が斜め上
方に導かれて揚力が減少し、良好にダウンフォースが得
られる。また、雪路や悪路等の走行時において、可動ウ
イングを第二作動位置に移動させれば、車体後面に沿っ
て下方に気流が発生する。この気流は、車体後面下部に
発生する上昇気流を抑制し、雪や埃等の巻き上げを減少
させる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
る。
第一図は本考案を適用した車両の可動式エアスポイラ
の一実施例を示し、可動式エアスポイラ10は所謂ウイン
グタイプのリヤスポイラである。スポイラ10は、固定ウ
イング11、3本のステイ12〜14、一対の可動ウイング15
及び可動ウイング駆動装置(駆動手段)16等より構成さ
れている。可動ウイング15の後端は所定の角度を有して
斜め上方に傾いており、この所定の角度は、例えば5度
である。
の一実施例を示し、可動式エアスポイラ10は所謂ウイン
グタイプのリヤスポイラである。スポイラ10は、固定ウ
イング11、3本のステイ12〜14、一対の可動ウイング15
及び可動ウイング駆動装置(駆動手段)16等より構成さ
れている。可動ウイング15の後端は所定の角度を有して
斜め上方に傾いており、この所定の角度は、例えば5度
である。
固定ウイング11は、ステイ12〜14を介してトランクリ
ッド17の後端縁に固設されている。また、第2図及び第
3図に示すように、固定ウイング11の下面には、可動ウ
ンイグ15を格納し、固定ウイング11の後端にまで連続す
る段部11aが、各ステイ12,13及び13,14間に、それぞれ
形成されている。この各段部11aの車幅方向中央部に
は、さらに、凹部11bが形成され、この凹部11bには後述
するスライダ20、及びガイド機構19が収容される。一
方、中央のステイ13には、後述する電動モータ18が収納
されている。
ッド17の後端縁に固設されている。また、第2図及び第
3図に示すように、固定ウイング11の下面には、可動ウ
ンイグ15を格納し、固定ウイング11の後端にまで連続す
る段部11aが、各ステイ12,13及び13,14間に、それぞれ
形成されている。この各段部11aの車幅方向中央部に
は、さらに、凹部11bが形成され、この凹部11bには後述
するスライダ20、及びガイド機構19が収容される。一
方、中央のステイ13には、後述する電動モータ18が収納
されている。
可動ウイング駆動装置16は、電動モータ18、ガイド機
構19及びスライダ20等より構成されており、これらのう
ちガイド機構19及びスライダ20は、各可動ウンイグ15に
対応しておのおの設けられている。
構19及びスライダ20等より構成されており、これらのう
ちガイド機構19及びスライダ20は、各可動ウンイグ15に
対応しておのおの設けられている。
ガイド機構19は、第4図に示すように、それぞれ一対
のインナレール22及びアウタレール23より構成されてお
り、これらは、固定ウイング11の各凹部11bの両側部分
に固定されている。詳しくは、各レール22,23は、例え
ば、後端を固定ウイング11に対し上方に5度程度傾ける
ようにして各凹部11bの両側部分に固定されている。各
レール22,23はそれぞれ断面形状が内方に向けて開口す
る略コ字形状をなしており、インナレール22は、凹部11
bの前後長と略同じ長さに設定され、底板22aの後部近傍
位置には、切欠22bが形成されている。アウタレール23
は、インナレール22の長さの略半分の長さに設定され、
インナレール22の後半部対応位置に配置される。アウタ
レール23の後端は、ストッパ23bにより塞がれている。
また、アウタレール23の底板23aの、ストッパ23b近傍の
内側には、板バネ24が配設されている(第5図)。板バ
ネ24には、上方に向けて凸となる係止部24aが折曲形成
され、この係止部24aを挟んでストッパ23b側の一端は底
板23aに溶着され、他端は自由端とされている。この係
止部24aは、後述するローラ30をストッパ23b当接位置
(第5図中2点鎖線位置)に係止できる。
のインナレール22及びアウタレール23より構成されてお
り、これらは、固定ウイング11の各凹部11bの両側部分
に固定されている。詳しくは、各レール22,23は、例え
ば、後端を固定ウイング11に対し上方に5度程度傾ける
ようにして各凹部11bの両側部分に固定されている。各
レール22,23はそれぞれ断面形状が内方に向けて開口す
る略コ字形状をなしており、インナレール22は、凹部11
bの前後長と略同じ長さに設定され、底板22aの後部近傍
位置には、切欠22bが形成されている。アウタレール23
は、インナレール22の長さの略半分の長さに設定され、
インナレール22の後半部対応位置に配置される。アウタ
レール23の後端は、ストッパ23bにより塞がれている。
また、アウタレール23の底板23aの、ストッパ23b近傍の
内側には、板バネ24が配設されている(第5図)。板バ
ネ24には、上方に向けて凸となる係止部24aが折曲形成
され、この係止部24aを挟んでストッパ23b側の一端は底
板23aに溶着され、他端は自由端とされている。この係
止部24aは、後述するローラ30をストッパ23b当接位置
(第5図中2点鎖線位置)に係止できる。
スライダ20は、ベースプレート25、一対の延出片26,2
7、3対のローラ28〜30等より構成されている。ベース
プレート25は略矩形状をなし、その両側縁の前部及び後
部には、突片25a及び25bが上方に向けてそれぞれ一体的
に折曲形成されている。前側の突片25aにはピン孔が穿
設され、後側の突片25bには軸孔が穿設されている。
7、3対のローラ28〜30等より構成されている。ベース
プレート25は略矩形状をなし、その両側縁の前部及び後
部には、突片25a及び25bが上方に向けてそれぞれ一体的
に折曲形成されている。前側の突片25aにはピン孔が穿
設され、後側の突片25bには軸孔が穿設されている。
延出片26,27は、それぞれ底板26a,27aと、該底板26a,
27aの内側縁及び外側縁より上方に延出する内板26b,27b
及び外板26c,27cより構成され、これらは一体的に折曲
形成されて断面形状が上方に開くコ字形状とされてい
る。各内板26b,27bの前部には軸孔が、後部にはピン孔
がそれぞれ穿設されている。また、各外板26c,27cには
ピン孔が穿設されている。この延出片26、27は、各突片
25bの軸孔と、内板26b,27bの軸孔にそれぞれ嵌挿させた
ピン31によりベースプレート25に回動自在に取り付けら
れる。そして、突片25a、内板26b,27b及び外板26c,27c
の各ピン孔には、それぞれローラ28,29,30が回動自在に
取り付けられている。即ち、ローラ28の後方にローラ29
が配置され、ローラ29の外側斜め後方にローラ30が配置
される。
27aの内側縁及び外側縁より上方に延出する内板26b,27b
及び外板26c,27cより構成され、これらは一体的に折曲
形成されて断面形状が上方に開くコ字形状とされてい
る。各内板26b,27bの前部には軸孔が、後部にはピン孔
がそれぞれ穿設されている。また、各外板26c,27cには
ピン孔が穿設されている。この延出片26、27は、各突片
25bの軸孔と、内板26b,27bの軸孔にそれぞれ嵌挿させた
ピン31によりベースプレート25に回動自在に取り付けら
れる。そして、突片25a、内板26b,27b及び外板26c,27c
の各ピン孔には、それぞれローラ28,29,30が回動自在に
取り付けられている。即ち、ローラ28の後方にローラ29
が配置され、ローラ29の外側斜め後方にローラ30が配置
される。
このスライダ20は、ベースプレート25を可動ウイング
15の上面略中央部に螺着固定すると共に、各ローラ28,2
9を各インナレール22に転動自在に嵌装し、また、延出
片26,27の各底板26a,27aを各インナレール22の下側に位
置させてこれとの干渉を避け、各ローラ30を各アウタレ
ール23に転動自在にそれぞれ嵌装させている。
15の上面略中央部に螺着固定すると共に、各ローラ28,2
9を各インナレール22に転動自在に嵌装し、また、延出
片26,27の各底板26a,27aを各インナレール22の下側に位
置させてこれとの干渉を避け、各ローラ30を各アウタレ
ール23に転動自在にそれぞれ嵌装させている。
各スライダ20は、それぞれケーブル32を介して電動モ
ータ18に接続されている(第6図)。各ケーブル32は、
チューブ33と該チューブ33内に挿入されたワイヤ34より
構成され、各チューブ33の両端は、それぞれ固定ウイン
グ11の所定位置に固定されている。一方、各ワイヤ34の
一端はスライダ20のベースプレート25に固定され、他端
はラック36の端部にそれぞれ固定されている。各ラック
36は、電動モータ18の出力軸に固定されたピニオン37
に、これを挟むように向かい合って噛合している。従っ
て、電動モータ18が回転すると、各ラック36は、チュー
ブ33内のワイヤ34を引張り、あるいは押し込み、スライ
ダ20を各レール22,23に沿ってスライドさせる(駆動機
構)。
ータ18に接続されている(第6図)。各ケーブル32は、
チューブ33と該チューブ33内に挿入されたワイヤ34より
構成され、各チューブ33の両端は、それぞれ固定ウイン
グ11の所定位置に固定されている。一方、各ワイヤ34の
一端はスライダ20のベースプレート25に固定され、他端
はラック36の端部にそれぞれ固定されている。各ラック
36は、電動モータ18の出力軸に固定されたピニオン37
に、これを挟むように向かい合って噛合している。従っ
て、電動モータ18が回転すると、各ラック36は、チュー
ブ33内のワイヤ34を引張り、あるいは押し込み、スライ
ダ20を各レール22,23に沿ってスライドさせる(駆動機
構)。
電動モータ18はコントローラ(図示せず)に電気的に
接続され、コントローラから供給される駆動信号によ
り、正逆両方向に選択的に回転する。コントローラの入
力側には、車速センサ、運転席に配設されたスイッチ
(ともに図示せず)等が接続され、これらより供給され
る信号に応じて、電動モータ18に正転あるいは逆転信号
を供給する。
接続され、コントローラから供給される駆動信号によ
り、正逆両方向に選択的に回転する。コントローラの入
力側には、車速センサ、運転席に配設されたスイッチ
(ともに図示せず)等が接続され、これらより供給され
る信号に応じて、電動モータ18に正転あるいは逆転信号
を供給する。
以下作用を説明する。
可動ウイング15は、前述のコントローラにより、車両
の走行状態に応じて自動的に操作される。つまり、車両
の停止時あるいは低速走行時においては、コントローラ
は電動モータ18に駆動信号を供給せずに、第3図に示す
ように、可動ウイング15は固定ウイング11の段部11aに
収納されている。
の走行状態に応じて自動的に操作される。つまり、車両
の停止時あるいは低速走行時においては、コントローラ
は電動モータ18に駆動信号を供給せずに、第3図に示す
ように、可動ウイング15は固定ウイング11の段部11aに
収納されている。
この状態より、車両が高速走行、例えば、車速が80km
/hに達すると、コントローラは電動モータ18に駆動信号
を供給し、可動ウイング15を所定距離、例えば、60mmだ
け後方の第一作動位置に移動させる(第1ガイド機
構)。このとき、前述したように、インナレール22及び
アウタレール23が各凹部11bの両側部分に後端を上方に
5度程度傾斜させて固定されていることに加え、可動ウ
イング15の後端が所定の角度(例えば、5度)を有して
斜め上方に傾いているため、可動ウイング15が第一作動
位置に移動した状態では、固定ウイング11の後縁から後
方に延びる可動ウイング15は、斜め上方に向けて突き出
し、さらに所定の角度(例えば、5度)だけ迫り上がっ
た状態に保持される(第7図)。第8図は、可動ウイン
グ15のスライド量と空気抵抗係数及び揚力係数との関係
を示し、可動ウイング15のスライド量を増加させると、
揚力係数は減少するが、空気抵抗係数は増加してしま
う。そこで、これらを比較考量して、可動ウイング15の
スライド量を最適値に設定する。
/hに達すると、コントローラは電動モータ18に駆動信号
を供給し、可動ウイング15を所定距離、例えば、60mmだ
け後方の第一作動位置に移動させる(第1ガイド機
構)。このとき、前述したように、インナレール22及び
アウタレール23が各凹部11bの両側部分に後端を上方に
5度程度傾斜させて固定されていることに加え、可動ウ
イング15の後端が所定の角度(例えば、5度)を有して
斜め上方に傾いているため、可動ウイング15が第一作動
位置に移動した状態では、固定ウイング11の後縁から後
方に延びる可動ウイング15は、斜め上方に向けて突き出
し、さらに所定の角度(例えば、5度)だけ迫り上がっ
た状態に保持される(第7図)。第8図は、可動ウイン
グ15のスライド量と空気抵抗係数及び揚力係数との関係
を示し、可動ウイング15のスライド量を増加させると、
揚力係数は減少するが、空気抵抗係数は増加してしま
う。そこで、これらを比較考量して、可動ウイング15の
スライド量を最適値に設定する。
そして、車両が低速走行、例えば、車速が30km/h以下
になると、コントローラは電動モータ18を駆動させて可
動ウイング15を前方の格納位置にスライドさせ、これを
固定ウイング11の段部11aに収納する。
になると、コントローラは電動モータ18を駆動させて可
動ウイング15を前方の格納位置にスライドさせ、これを
固定ウイング11の段部11aに収納する。
一方、運転席のスイッチをオン操作すると、電動モー
タ18は可動ウイング15を、第7図に示した高速走行時の
第一位置よりも後方にスライドさせる。このとき、スラ
イダ20のローラ30は、板バネ24の係止部24aを乗り越え
てアウタレール23のストッパ23bに当接し(第5図中2
点鎖線位置)、延出片26,27の後方への移動が規制され
る。さらにスライダ20を後方にスライドさせようとする
と、ローラ29がインナレール22の切欠22aから下方に落
ち込んで、ベースプレート25と延出片26,27とが、ピン3
1を中心に相対回動して折れ曲がる(第9図)。これに
より、ベースプレート25、即ち、可動ウイング15は、イ
ンナレール22に嵌装されているローラ28を中心にして後
縁を、可動ウイング15の収納位置より下方に所定角、例
えば、30度回動させ、第二の作動位置に移動する(第2
ガイド機構)。下方に回動した可動ウイング15は、固定
ウイング11の下方を流れる空気を、第10図中矢印で示す
ように、車体の後面に沿って下方に向けて整流し、雪、
埃等を巻き上げようとする乱気流の発生を抑制する。
タ18は可動ウイング15を、第7図に示した高速走行時の
第一位置よりも後方にスライドさせる。このとき、スラ
イダ20のローラ30は、板バネ24の係止部24aを乗り越え
てアウタレール23のストッパ23bに当接し(第5図中2
点鎖線位置)、延出片26,27の後方への移動が規制され
る。さらにスライダ20を後方にスライドさせようとする
と、ローラ29がインナレール22の切欠22aから下方に落
ち込んで、ベースプレート25と延出片26,27とが、ピン3
1を中心に相対回動して折れ曲がる(第9図)。これに
より、ベースプレート25、即ち、可動ウイング15は、イ
ンナレール22に嵌装されているローラ28を中心にして後
縁を、可動ウイング15の収納位置より下方に所定角、例
えば、30度回動させ、第二の作動位置に移動する(第2
ガイド機構)。下方に回動した可動ウイング15は、固定
ウイング11の下方を流れる空気を、第10図中矢印で示す
ように、車体の後面に沿って下方に向けて整流し、雪、
埃等を巻き上げようとする乱気流の発生を抑制する。
この状態より、運転席のスイッチをオフ操作すると、
可動ウイング15は、固定ウイング11内に収納される。詳
しくは、先ず、ローラ30が板バネ24の係止部24aに係止
されているので、ベースプレート25が引っ張られると、
ベースプレート25と延出片26,27は、ローラ29を持ち上
げながら相対回動して略水平になるようにのび、可動ウ
イング15の後端が持ち上げられて、ローラ29がインナレ
ール22内に戻される。さらに、ベースプレート25が前方
に引っ張られると、ローラ30が係止部24aを押し下げて
これを乗り越え、ベースプレート25及び延出片26,27が
前方にスライドし、可動ウイング15は固定ウイング11の
段部11aに収納される。
可動ウイング15は、固定ウイング11内に収納される。詳
しくは、先ず、ローラ30が板バネ24の係止部24aに係止
されているので、ベースプレート25が引っ張られると、
ベースプレート25と延出片26,27は、ローラ29を持ち上
げながら相対回動して略水平になるようにのび、可動ウ
イング15の後端が持ち上げられて、ローラ29がインナレ
ール22内に戻される。さらに、ベースプレート25が前方
に引っ張られると、ローラ30が係止部24aを押し下げて
これを乗り越え、ベースプレート25及び延出片26,27が
前方にスライドし、可動ウイング15は固定ウイング11の
段部11aに収納される。
なお、車両の高速走行時、例えば、車速が80km/h以上
のときには、スイッチを操作してもコントローラは可動
ウイング15を下方に回動させず、可動ウイング15による
空気抵抗、揚力の増加を防止する。
のときには、スイッチを操作してもコントローラは可動
ウイング15を下方に回動させず、可動ウイング15による
空気抵抗、揚力の増加を防止する。
本考案はトランクリッド17の後端縁に固設されるリヤ
スポイラへの適用に限るものではなく、所謂2ボックス
カー等においては、ルーフスポイラに適用しても良い。
スポイラへの適用に限るものではなく、所謂2ボックス
カー等においては、ルーフスポイラに適用しても良い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、車幅方向に延び
且つ車両の後部にステイを介して取り付けられ、車両の
走行時に車体近傍の空気の流れを整流する整流板を備え
た車両のエアスポイラにおいて、整流板は、整流板の本
体を構成する固定ウイングと、この固定ウイングの下側
に格納され、後縁が斜め上方に傾斜された可動ウイング
とからなり、固定ウイングに対し、可動ウイングを移動
させるための駆動手段を更に備えており、駆動手段は、
固定ウイングの下側に位置した格納位置から固定ウイン
グの後方に突出した第一作動位置に可動ウイングの移動
を案内する第1ガイド機構と、固定ウイングの後方に突
出した状態を維持しつつ第一作動位置から可動ウイング
が下方に向けて回動した第二作動位置に可動ウイングを
案内する第2ガイド機構と、可動ウイングを格納位置か
ら第一作動位置及び第二作動位置の一方に移動させる駆
動機構とを具備するようにしたので、高速走行時には揚
力を充分に減少させることができる一方、雪路や悪路の
走行時には、固定ウイングによってある程度揚力を減少
させながらも車体後部での雪や埃等の巻き上げを抑える
ことができるという優れた効果がある。
且つ車両の後部にステイを介して取り付けられ、車両の
走行時に車体近傍の空気の流れを整流する整流板を備え
た車両のエアスポイラにおいて、整流板は、整流板の本
体を構成する固定ウイングと、この固定ウイングの下側
に格納され、後縁が斜め上方に傾斜された可動ウイング
とからなり、固定ウイングに対し、可動ウイングを移動
させるための駆動手段を更に備えており、駆動手段は、
固定ウイングの下側に位置した格納位置から固定ウイン
グの後方に突出した第一作動位置に可動ウイングの移動
を案内する第1ガイド機構と、固定ウイングの後方に突
出した状態を維持しつつ第一作動位置から可動ウイング
が下方に向けて回動した第二作動位置に可動ウイングを
案内する第2ガイド機構と、可動ウイングを格納位置か
ら第一作動位置及び第二作動位置の一方に移動させる駆
動機構とを具備するようにしたので、高速走行時には揚
力を充分に減少させることができる一方、雪路や悪路の
走行時には、固定ウイングによってある程度揚力を減少
させながらも車体後部での雪や埃等の巻き上げを抑える
ことができるという優れた効果がある。
第1図は本考案に係る可動式エアスポイラをリヤスポイ
ラに適用した場合の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の要部を示す後方から視みた断面図、第3図は第1
図の可動ウイング駆動装置を示す側面図、第4図は第1
図の可動ウイング駆動装置を示す分解斜視図、第5図は
第4図のアウタレールの要部拡大図、第6図は第1図の
電動モータに接続されたラックとピニオンを示す側面
図、第7図は第1図の可動ウイングを第一作動位置に移
動させた状態の可動ウイング駆動装置を示す側面図、第
8図は可動ウイングのスライド量と空気抵抗係数及び揚
力係数の関係を示すグラフ、第9図は第1図の可動ウイ
ングを第二作動位置に移動させた状態の可動ウイング駆
動装置を示す側面図、第10図は第1図の可動ウイングを
第二作動位置に移動させた状態の気流を示す側面図、第
11図及び第12図は従来の可動式リヤスポイラの斜視図、
第13図は車両後方に発生する気流を示す側面図である。 10……可動式エアスポイラ、11……固定ウイング、12〜
14……ステイ、15……可動ウイング、16……可動ウイン
グ駆動装置(駆動手段)、18……電動モータ、19……ガ
イド機構、20……スライダ、22,23……レール、28〜30
……ローラ。
ラに適用した場合の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の要部を示す後方から視みた断面図、第3図は第1
図の可動ウイング駆動装置を示す側面図、第4図は第1
図の可動ウイング駆動装置を示す分解斜視図、第5図は
第4図のアウタレールの要部拡大図、第6図は第1図の
電動モータに接続されたラックとピニオンを示す側面
図、第7図は第1図の可動ウイングを第一作動位置に移
動させた状態の可動ウイング駆動装置を示す側面図、第
8図は可動ウイングのスライド量と空気抵抗係数及び揚
力係数の関係を示すグラフ、第9図は第1図の可動ウイ
ングを第二作動位置に移動させた状態の可動ウイング駆
動装置を示す側面図、第10図は第1図の可動ウイングを
第二作動位置に移動させた状態の気流を示す側面図、第
11図及び第12図は従来の可動式リヤスポイラの斜視図、
第13図は車両後方に発生する気流を示す側面図である。 10……可動式エアスポイラ、11……固定ウイング、12〜
14……ステイ、15……可動ウイング、16……可動ウイン
グ駆動装置(駆動手段)、18……電動モータ、19……ガ
イド機構、20……スライダ、22,23……レール、28〜30
……ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 迫田 正儀 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 佐藤 克正 広島県東広島市八本松町大字飯田185番地 の6
Claims (1)
- 【請求項1】車幅方向に延び且つ車両の後部にステイを
介して取り付けられ、車両の走行時に車体近傍の空気の
流れを整流する整流板を備えた車両のエアスポイラにお
いて、 前記整流板は、整流板の本体を構成する固定ウイング
と、この固定ウイングの下側に格納され、後縁が斜め上
方に傾斜された可動ウイングとからなり、前記固定ウイ
ングに対し、前記可動ウイングを移動させるための駆動
手段を更に備えており、 前記駆動手段は、前記固定ウイングの下側に位置した格
納位置から前記固定ウイングの後方に突出した第一作動
位置に前記可動ウイングの移動を案内する第1ガイド機
構と、 前記固定ウイングの後方に突出した状態を維持しつつ前
記第一作動位置から前記可動ウイングが下方に向けて回
動した第二作動位置に前記可動ウイングを案内する第2
ガイド機構と、 前記可動ウイングを前記格納位置から前記第一作動位置
及び前記第二作動位置の一方に移動させる駆動機構とを
具備していることを特徴とする車両の可動式エアスポイ
ラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15137389U JPH082062Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 車両の可動式エアスポイラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15137389U JPH082062Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 車両の可動式エアスポイラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0388989U JPH0388989U (ja) | 1991-09-11 |
| JPH082062Y2 true JPH082062Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31697675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15137389U Expired - Lifetime JPH082062Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 車両の可動式エアスポイラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082062Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114954700A (zh) * | 2021-02-18 | 2022-08-30 | 本田技研工业株式会社 | 扰流板构造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3059146B1 (en) * | 2015-02-19 | 2020-09-09 | FERRARI S.p.A. | Car provided with a rear spoiler |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP15137389U patent/JPH082062Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114954700A (zh) * | 2021-02-18 | 2022-08-30 | 本田技研工业株式会社 | 扰流板构造 |
| JP2022176362A (ja) * | 2021-02-18 | 2022-11-25 | 本田技研工業株式会社 | スポイラ構造 |
| CN114954700B (zh) * | 2021-02-18 | 2023-12-26 | 本田技研工业株式会社 | 扰流板构造 |
| US11993320B2 (en) | 2021-02-18 | 2024-05-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Spoiler structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0388989U (ja) | 1991-09-11 |
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