JPH08206793A - 不活化囲いを有するロール間連続鋳造装置 - Google Patents

不活化囲いを有するロール間連続鋳造装置

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JPH08206793A
JPH08206793A JP7331150A JP33115095A JPH08206793A JP H08206793 A JPH08206793 A JP H08206793A JP 7331150 A JP7331150 A JP 7331150A JP 33115095 A JP33115095 A JP 33115095A JP H08206793 A JPH08206793 A JP H08206793A
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gas
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ドゥラスュ ピエール
Jean-Marie Pelletier
ペルティエ ジャン−マリー
Gerhard Pateisky
パテスキー ジェラール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造空間(5) を区画する互いに平行な軸線を
有し且つ逆方向に回転する2本のロール(1, 2)と、鋳造
空間上に配置された囲い(4) とを有し、囲い(4)は2つ
の縦壁(41)を有し、各縦壁(41)は各ロールの表面に沿っ
て延び且つロール表面に向かって開口したオリフィスを
有するガス注入通路を有する、薄い金属ストリップのロ
ール間連続鋳造装置。 【解決手段】 縦壁(41)が、2つのガス注入通路(45, 4
6)の間で各縦壁(41)と対応するロール表面との間の領域
(22)に圧力を低下させる圧力降下式密封手段(50,64)を
有し、それによってロールの回転方向に対して上流側に
あるガス注入通路(45)から供給されるガスの流れが囲い
(4) の外側に向けられ、下流側にあるガス注入通路(46)
から供給されるガスの流れが鋳造空間(5) の方へ向けら
れるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本のロール間に
区画された鋳造空間を不活性化するための囲い板を有す
るロール間連続鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール間連続鋳造設備は薄い鋼ストリッ
プを直接製造する方法として既に利用されている。この
設備では互いに平行な軸線を有し且つ逆方向に回転する
2本のロールの間に鋳造空間が区画され、溶融金属がこ
の鋳造空間に注入され、冷却されたロール表面と接触し
て凝固し、ロールの回転につれてストリップ状態で抜き
出される。
【0003】この連続鋳造方法の一つの問題点は鋳造空
間内に収容された溶融金属の表面が冷却されて寄生性(p
arasiste) の凝固物ができ、それによって設備の正常な
運転が妨害されるという点にある。
【0004】この問題を解決するために鋳造空間上に断
熱フードを配置することが提案されている。また、溶融
金属の酸化と凝固の開始を防ぐために、囲い(capotage)
装置を用い、その中に不活性ガスを吹き込んで溶融金属
および凝固しつつある金属表面と空気との接触を防止す
ることが提案されている。不活性ガスの過剰な消費を防
ぐためにはフードをできるだけロール表面の近くに且つ
それと接触しないように配置し、しかも、側壁の上部に
も配置しなければならない。しかし、ロールは回転して
おり、膨張によって変形することもあるので、静的密閉
手段ではフードとロールとの間を完全に密閉することは
できない。また、静的密閉手段はロール表面を損傷させ
る危険がある。
【0005】そのため、ロールのフードで覆われた領域
に不活性ガスを吹き込んで、確実に密閉し、フードの下
に空気が入り込むのを防ぐとともに不活性ガスが鋳型の
保護領域外に漏れるのを防止する方法が提案されてい
る。
【0006】欧州特許第 0,409,645号では、鋳造空間を
覆うフードの縦方向側壁に不活性ガスを注入するための
通路を設け、この通路にロール表面に不活性ガスを吹付
けるためのスロットをロール表面に向かって設けること
によってロールの回転時に侵入する空気の層、特にロー
ル表面の凹部内に含まれる空気の層を除去し、空気が鋳
造空間に侵入するのを防ぎ、それによって鋳造空間内を
無酸素状態に保つようになっている。ロールの幅全体に
不活性ガスを分布させるために、通路は仕切れるように
なっているのが好ましくい。この特許に記載の変形例で
は、フードの側壁の下側端部に外側覆いが固定され、こ
の外側覆いはロール表面の近くに配置され、その外側端
部には不活性ガスを流入させるための通路が形成されて
いる。この構成は覆い内部が不活性ガスで充填されるの
で、空気が鋳造空間に入るのをさらに効率良く防ぐこと
ができる。
【0007】しかし、この方法は完全に満足すべきもの
ではない。すなわち、この方法では理論上は空気が鋳造
空間に入り込むのを防ぐことができるようになっている
が、通路を介して吹き込まれる不活性ガスがスロットの
上流と下流の両方に分配されるため、鋳造空間に供給さ
れるガスを効率良く制御することができない。事実、上
流側に排出されるガスの量すなわち外部に排出されるガ
スの量は通路と対応するロールの表面との間の空間と、
ロールの接線方向速度すなわちロールの回転によって引
き込まれる空気の量によって変化する関数であるので、
下流側を向く残りのガスの流れすなわち鋳造空間へ向か
う流れが変化する。こうした変動は製造プロセスおよび
鋳造製品の両方にとって有害である。なぜなら、過剰な
ガスは冷却効果によって鋳造金属に寄生的凝固を形成さ
せる原因とり、溶融金属がガスで飽和する原因となり、
さらにはロールのプロフィール(断面形状)が変化する
原因となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
課題を解決し、鋳造空間を確実に不活性化し、ロール表
面のデコボコ(rugosites) のために引込まれるガスの量
と性質とを効率的に制御することにある。ロールと凝固
した金属皮膜層との間のロール表面のデコボコの凹部中
にトラップされたガスは、溶融金属とロール壁面との間
の熱流に影響を与え、従って、凝固条件および金属皮膜
の形状に影響を与える。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は鋳造空間
を区画する互いに平行な軸線を有し且つ逆方向に回転す
る2本のロールと、鋳造空間上に配置された囲いとを有
し、囲いは2つの縦壁を有し、各縦壁は各ロールの表面
に沿って延び且つロール表面に向かって開口したオリフ
ィスを有するガス注入通路を有するロール間連続鋳造装
置において、縦壁が、2つのガス注入通路の間で各縦壁
と対応するロール表面との間の領域に圧力を低下させる
圧力降下式密封(etancheite par perte de charge)手段
を有し、それによってロールの回転方向に対して上流側
にあるガス注入通路から供給されるガスの流れが囲いの
外側に向けられ、下流側にあるガス注入通路から供給さ
れるガスの流れが鋳造空間の方へ向けられるようになっ
ていることを特徴とする装置にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明装置では、囲いとロールと
の間に引込まれるガスの下記2つの作用: (1) 周囲大気に対して鋳造空間を密閉する作用 (この密
閉作用は上流側のガス注入通路から供給されるガスによ
って行われる) と、(2) 熱的(金属からロールへの熱
流) および化学的(ガスが鋳造金属に与える影響、特に
酸化)観点から鋳造金属とロールとの間の境界面を不活
性化する、管理する作用(この作用は下流側にあるガス
注入通路から供給されるガスによって行われる)とを分
けることができるので、鋳造金属とロールとの間の熱交
換機能と、不活性化機能とを効果的に調節することがで
きる。
【0011】本発明の一実施例では、圧力降下式密封手
段が2つのガス注入通路の間でロール表面近傍まで延び
た縦壁の部分によって構成され、この部分にガス注入通
路と平行な長い溝が形成されている。この溝は各ロール
の表面のすぐ近くに位置し、ロールと一緒にガス注入通
路間の圧力降下効果を強化する邪魔板(chicanes)群を構
成している。
【0012】ガス注入通路から供給されるガスをロール
の幅全体に分布させるために、ガス注入通路は縦壁(41)
の内部に繰り抜かれて形成し、上記オリフィスをガス注
入通路の長さ方向に沿って連続したスロットまたは互い
に隣接したスロットで構成するのが好ましい。さらに、
ガス注入通路のロール表面を向いた少なくともオリフィ
ス部分に多孔質材料を有するのが好ましい。
【0013】本発明装置は、さらに、ロール表面に対し
て囲いの位置を制御する手段を有するのが好ましい。こ
の制御手段を囲いからロール表面までの距離の変動を測
定する囲いに接続された位置センサと、本発明装置の機
枠に対して囲いの位置を調節するジャッキとで構成する
ことによって、ロール表面の熱膨張に起因して変形した
時にガス注入通路、特に圧力降下式密封手段をロール表
面からほぼ一定の距離に保つことができ、従って、ガス
注入通路間の圧力低下をできるだけ高いほぼ一定の値に
維持することができる。
【0014】本発明のさらに他の特徴としては下記の点
を挙げることができる: 1) 囲いの内側に耐火性材料の熱シールドを有し、この
熱シールドは2つの縦壁を互いに連結し且つ鋳造空間と
囲いの上側チャンバとを分け、供給ノズルは熱シールド
を貫通し、鋳造空間と上側チャンバとを連絡させる孔が
熱シールドに形成されている。 2) 各ガス注入通路に供給されるガスの圧力および/ま
たは種類を独立に調節する調節手段を備えている。 3) 鋳造空間の側部の密閉を行うために囲いと鋳造空間
の側部密封壁との間を密閉する動的密閉手段を備えてい
る。 4) 囲いとロールの端部との間を密閉するための動的密
閉手段を備えている。 本発明の上記以外の特徴および利点は、添付図面を参照
した2本のロール間で薄い金属製品を連続鋳造する設備
の説明から明らかとなろう。
【0015】
【実施例】図1、図2は連続鋳造設備の溶融金属供給帯
域のロールの軸線に対してそれぞれ直角、平行な面での
断面図である。この連続鋳造設備は2本の鋳造ロール
1、2を有している。各鋳造ロールの外壁3は一般にシ
ェルまたはスリーブで構成され、強制冷却されている。
ロール1と2は矢印Fに沿って回転駆動される。不活化
兼断熱用の囲い(capotage)4は2本のロールによって区
画される鋳造空間5の上に配置されている。囲い4は溶
融金属を収容したタンディッシュ6に連結されている。
タンディッシュ6には鋳造空間5に向かって垂直に伸び
た供給ノズル7が固定されている。供給ノズル7を閉鎖
するために、タンディッシュ6には周知の滑り弁等の閉
鎖手段8が取付けられている。囲い4は供給ノズル7を
取り囲んだ密閉手段9、例えば図1、図2に示すサンド
シール装置によって滑り弁8に対して密閉状態で連結さ
れている。この密閉手段9は必要な密閉性を維持したま
まタンディッシュと鋳造設備とが互いにわずかに相対変
位するのを許し、また、供給ノズルも不活性化すること
ができる。
【0016】囲い4は調節可能な支持手段10によって鋳
造設備に保持されている。支持手段10は調節可能、特に
上下方向に調節可能で、囲い4の縦壁41がロールのシェ
ル3上でロール表面からわずかに離れた位置に保持され
るようになっている。縦壁41はロール1、2の軸線と平
行にシェルの幅全体にわたって縦方向に延びている。囲
い4の内側を向いた縦壁41の表面には例えば耐火要素42
で構成された熱に対する保護ライニングが設けられてい
る。この保護ライニングは縦壁41から下側にロール表面
近傍まで延びて鋳造空間内の溶融金属の熱放射から縦壁
41を保護している。
【0017】密閉手段9と縦壁41とは密閉フード43によ
って連結されている。ロールの末端付近の鋳造空間を密
閉するためににフード43は正面壁44を備えている(図
2)。この正面壁44は側部密閉壁11まで垂直に延びてい
る。側部密閉壁11は一般にロール端部に当接して配置さ
れてロールの端部付近の鋳造空間を密閉する。この密閉
壁11は一般に金属ケーシング12(図2では上部のみが見
える)を有し、この金属ケーシング12はシェル3の端面
に当接する耐火ライニング13を支持している。
【0018】囲い4の正面壁44の下側端部と側部密閉壁
11との間には動的密閉手段14が設けられている。この動
的密閉手段14は金属ケーシング12と囲い4とを直接接触
させずに圧力降下式の密閉が行えるそらせ板(chicane)
タイプの密閉方式であるのが好ましい。そうすることに
よって、鋳造中不可避な側壁密閉壁11の運動があっても
十分な密閉性が達成できる。縦壁41の端縁と側部密閉壁
11との間にも類似の密閉手段(図示せず)を設けるれて
いる。
【0019】囲い4の各縦壁41には互いに平行な2本の
ガス注入通路45、46が形成されている。これらのガス注
入通路45、46はロール壁のすぐ近くをロールの幅全体に
わたって延びている。各ガス注入通路45、46は長手方向
スロットの形をした開口47、48を介してロール表面と対
向した縦壁41の下側表面49に開口している。圧力降下式
密封手段は、縦壁41の下側表面とロール表面とによって
区画された区域で、2本のガス注入通路45、46の間すな
わち各スロットの間の区域22、簡単にいえばガス注入通
路に対してロールへ向かって突き出た縦壁41の一部50に
形成されている。この突き出し部50は縦壁41とロール表
面との間に供給されるガスに大きな圧力降下を発生させ
るような形状になっている。
【0020】図1に示す例では、スロット47、48はロー
ル表面に対して斜めの方向に開口しており、上流側のガ
ス注入通路45のスロット47はロール1の回転方向に対し
て縦壁41の外側へ向かって傾いていて、このスロットか
ら放出されたガスの流れが実質的に全て外側に向けら
れ、一方、下流側のガス注入通路46のスロット48は鋳造
空間へ向いているのが好ましい。ガス注入通路45に注入
された加圧不活性ガスはスロット47を介してロール1の
表面へ向かい且つロールの回転と反対の方向へ向いて流
れ、従って、外部空気が鋳造空間に侵入するのを防止す
る。また、ロールの回転によって縦壁41の下から入る空
気の量を制限し且つ縦壁41が回転によって発生する高温
の空気流を上昇させるのを防止するために、縦壁41の外
面にはブラシ51、その他の手段が当接している。ブラシ
51のさらに上流には吹出し手段52を設け、そこからロー
ル1の表面方向かつロール回転方向とは逆の方向へガス
流を吹き出すのが好ましい。
【0021】上記構成ではガス注入通路45とスロット47
とによって囲い4の縦壁41とロールとの境界面に囲い4
の外部へ向かうガス流を供給でき、また、吹出し手段52
とブラシ51によって回転するロールと一緒に入ってくる
空気が鋳造空間へ向かうのを防止でぎ、ガス注入通路46
によって鋳造条件に合った所定特性の不活性ガスまたは
ガス混合物をロールの表面に向かって直接供給すること
ができ、しかも、突出部分50とロール表面との間の間隔
を狭くしたことによって2つのガス注入通路の間の領域
22に十分な圧力降下が生じて、両者の間が最大限密閉さ
れる。従って、この部分50の表面をガス注入通路の外側
にある壁部分よりもロールに近づけることによって、ロ
ール表面と突出し部分50との間の間隔を可能な限り最小
にするのが好ましい。
【0022】図3、図4は連続鋳造装置の変形例を示し
ている。これらの図では前記装置と異なる要素のみを説
明する。この変形例では、縦壁41にフレーム53が取付け
られており、このフレーム53にも耐火材料54が内側ライ
ニングされている。囲い4の支持手段10はこのフレーム
53に固定され且つジャッキ55を介して鋳造装置の横断部
材56に載っている。横断部材56は鋳造中にロールを包み
こむ高温の空気流から縦壁41を保護する役目をする風避
け装置57を支持している。この風避け装置57はロール表
面と接触しない状態でロール表面にできるだけ近くなる
ように配置されたリップ58を有している。2つの耐火材
料42の間には熱シールド59が配置されている、この熱シ
ールド59は耐火材料42と接合した状態でほぼ水平に延び
た耐火材料のプレートで構成されている。この熱シール
ド59にはノズル7を通す開口60が形成されている。
【0023】フレーム53の上にはフード43が設置され、
このフード43は高さが調節可能な一定の柔軟性を有する
密閉手段、例えばジャバラ61を介してタンディッシュの
滑り弁8に接続されている。フード43には各種のアクセ
サリー、例えば観察窓62や鋳造空間内の金属の高さの測
定装置の支持体をさらに有していもよい。公知の非接触
距離測定センサー63、例えば容量性センサをロールの近
傍の縦壁41に取付け、ロール表面から縦壁41までの距離
を連続的に測定してこの距離を一定に保つようにジャッ
キ装置55を制御する。これらのセンサはガス注入通路4
5、46付近の領域でのロール表面位置に対する囲い4の
位置の制御を行う他の任意の手段に代えることができ
る。
【0024】ガス注入通路45、46はこれらのガス注入通
路に供給されるガスをその全長にわって均一に分布させ
ることができる多孔質材料を含むのが好ましい。図4に
示した実施例では、ガス注入通路45、46内に多孔質材料
からなるチューブ72、73が配置されている。ガスはこれ
らのチューブ72、73内に供給され、多孔質材料を通過す
る際にガス注入通路の長さ全体に均一に分布される。
【0025】縦方向の壁41とロールとの間の密閉の原理
は、この壁の拡大断面である図4を参照することによっ
てより明らかに理解できよう。ロールの回転方向に対し
て上流側に位置したガス注入通路45に供給されたガスは
このガス注入通路の開口(オリフィス)47から放出され
てロール回転方向(矢印F)に対して逆方向に薄いガス
流(矢印F1)を生じさせる。このガス流がロール2の
回転に伴って侵入する空気層に対するバリアを形成す
る。ロールの回転方向に対して下流側に位置するガス注
入通路46に供給されたガスはガス注入通路の開口48から
放出されてロール回転と同じ方向に別の薄いガス流(矢
印F2)を生じさせる。その結果、ロールに付着してい
る空気層に含まれる酸素(ガス注入通路45からの流れで
形成されるバリアを越えたもの)は大きく希釈される。
【0026】2つのガス流(F1、F2)は縦壁41とロ
ール表面との境界面で上記区域22内に実質的に静的に保
持されるガスパーティション(気体の仕切り板)によっ
て互いに分離される。このガスパーティションは縦壁41
の下側表面に形成された2つのガス注入通路45、46の間
で、これらのガス注入通路に対して平行に形成された溝
64によって構成されるそらせ板(chicanes)によって上記
区域22内に保持されるものである。縦壁41の下側表面49
の位置の2つのガス注入通路の出口間に圧力降下(perte
de charge) を発生させるこのガスパーティションは下
側表面49とロール壁との間の間隔が十分に小さい時にの
み上記の効果を生じさせるので、ロールの膨張に起因す
る変形が起きた場合には、鋳造中に囲い4の垂直方向位
置を調節するジャッキ装置55を操作して上記の間隔が狭
く維持する必要があるということは理解できよう。例え
ばガス注入通路45の上流側でのロールと縦壁41の下側表
面49との間の間隔j1は2mm以下、ガス注入通路46の下
流側での対応する間隔j2は2.5 mm以下、上記区域22で
の間隔j3は 1.5 mm 以下にするのが好ましい。
【0027】ガス注入通路46から放出される不活性ガス
流は、上記の酸素希釈効果の他に別に2つの効果を有し
ている。この効果について以下説明する。鋳造空間に侵
入するガス流は、流れQ1と流れQ2とに分れる。流れ
Q1はロールに付着した空気の境界層内に留まってロー
ル表面と鋳造金属との間に侵入するので、ロールと鋳造
金属との間の熱交換に影響を与える。流れQ2は鋳造金
属浴の表面上を通ってそれを不活性化する。第3の流れ
Q3は耐火性ライニング42および/または熱シールド59
に形成された開口65を通って囲い4の上部へ向かって放
出され、鋳造金属のメニスカスに過剰なで流れが到達し
ないようにする。この流れQ3が多過ぎると金属がガス
で飽和され、温度が低下する。
【0028】ガス注入通路45、46に供給されるガスまた
ガス混合物が上記の各種効果を発揮できるようにするた
めには流速および圧力の両方の面からその供給を制御で
きなければならず、ガスが混合物の場合にはその種類も
制御できなければならない。そのため、本発明装置はガ
ス注入通路45、46へガスを供給するための独立した回路
を有し、その各々に調節制御手段が設けられている。図
5はこの調節制御手段を示している。第1の供給回路81
は2つの縦壁41のガス注入通路45に接続されている。こ
れと類似した第2の供給回路82はガス注入通路46に接続
さている。
【0029】各供給回路81、82は各種の不活性ガス(例
えばアルゴン、窒素など)の供給系に接続され、弁84で
混合室内に形成される混合物の組成を調節する。各供給
回路の調節可能な分配回路は、遠隔制御されるオン/オ
フ弁85、圧力ゲージ86、温度計87、ガスヒータ88、圧力
ゲージ89、温度計90、流量計91、ガスまたガス混合物の
圧力の調節器92および圧力ゲージ93をそれぞれ有してい
る。不活性ガスを囲い4に直接注入するための類似の第
3の供給回路が2つの供給回路81、82の他に追加するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の部分断面図。
【図2】 図1の線II−IIによる部分断面図。
【図3】 連続鋳造設備の断面図。
【図4】 囲いとロールとの接触領域の詳細図。
【図5】 囲いの壁面に形成されたガス注入通路へガス
を供給する供給回路の図。
【符号の説明】
1、2 ロール 4 囲い 5 鋳造空間 7 供給ノ
ズル 11 側部密閉壁 14 動的密
閉手段 41 縦壁 45、46 ガ
ス注入通路 50、64 圧力降下式密封手段 51 ブラシ 59 熱シールド 63、55 囲
い位置の制御手段 65 開口 84、92 調
節手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック バルブ フランス国 42000 サン−ティティエン ヌ リュ デ トロワ ムール 9 (72)発明者 ピエール ドゥラスュ フランス国 62400 ロコン リュ ドュ コルネ マロ 13 (72)発明者 ジャン−マリー ペルティエ フランス国 62400 ベトゥヌ リュ シ ルヴェット ルルー 209 (72)発明者 ジェラール パテスキー フランス国 62131 ヴェルカン ロ エ ヴェ 1

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造空間(5) を区画する互いに平行な軸
    線を有し且つ逆方向に回転する2本のロール(1, 2)と、
    鋳造空間上に配置された囲い(4) とを有し、囲い(4) は
    2つの縦壁(41)を有し、各縦壁(41)は各ロールの表面に
    沿って延び且つロール表面に向かって開口したオリフィ
    スを有するガス注入通路を有する、ロール間連続鋳造装
    置において、 縦壁(41)が、2つのガス注入通路(45, 46)の間で各縦壁
    (41)と対応するロール表面との間の領域(22)に圧力を低
    下させる圧力降下式密封手段(50, 64)を有し、それによ
    ってロールの回転方向に対して上流側にあるガス注入通
    路(45)から供給されるガスの流れが囲い(4) の外側に向
    けられ、下流側にあるガス注入通路(46)から供給される
    ガスの流れが鋳造空間(5) の方へ向けられるようになっ
    ていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 圧力降下式密封手段が2つのガス注入通
    路の間でロール表面近傍まで延びた縦壁の部分(50)によ
    って構成される請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 圧力降下式密封手段がガス注入通路と平
    行な長い溝(64)を有することを特徴とする請求項1およ
    び2のいずれか一項に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ガス注入通路(45, 46)が縦壁(41)の内部
    に繰り抜かれて形成され且つロール表面に向かった少な
    くともオリフィス部分に多孔質材料を有する請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 縦壁(41)の外側面にロール(1) の表面と
    当接したブラシ(51)を有する請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 ロール(1) の表面に対する囲い(4) の位
    置を制御する手段(63,55)を有する請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 囲い(4) の内側に耐火性材料の熱シール
    ド(59)を有し、この熱シールド(59)は2つの縦壁(41)を
    互いに連結し且つ鋳造空間と囲い(4) の上側チャンバと
    を分け、供給ノズル(7) は熱シールド(59)を貫通し、鋳
    造空間と上側チャンバとを連絡させる孔(65)が熱シール
    ド(59)に形成されている請求項1〜6のいずれか一項に
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 各ガス注入通路(45, 46)に供給されるガ
    スの圧力および/または種類を独立に調節する調節手段
    (84, 92)を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 鋳造空間の側部を密閉するために動的密
    閉手段(14)を囲い(4)と横壁(11)との間に有する請求項
    1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 囲い(4) とロールの端部との間を密閉
    するための動的密閉手段を備えることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
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