JPH0820698A - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル樹脂組成物Info
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- JPH0820698A JPH0820698A JP15604494A JP15604494A JPH0820698A JP H0820698 A JPH0820698 A JP H0820698A JP 15604494 A JP15604494 A JP 15604494A JP 15604494 A JP15604494 A JP 15604494A JP H0820698 A JPH0820698 A JP H0820698A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱安定性および加工性に優れ且つプレートア
ウト現象を効果的に防止しうる塩化ビニル樹脂組成物を
提供する。 【構成】 ポリエステル系可塑剤を15〜120重量部
含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン系
ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体またはア
クリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を
0.1〜10重量部配合する。上記ポリエステル系可塑
剤に代えて、二塩基性亜燐酸鉛を0.5〜10重量部ま
たは酢酸ビニル含量が55〜70重量%のエチレン−酢
酸ビニル系樹脂を1〜20重量部含有する塩化ビニル樹
脂を使用することができる。
ウト現象を効果的に防止しうる塩化ビニル樹脂組成物を
提供する。 【構成】 ポリエステル系可塑剤を15〜120重量部
含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン系
ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体またはア
クリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を
0.1〜10重量部配合する。上記ポリエステル系可塑
剤に代えて、二塩基性亜燐酸鉛を0.5〜10重量部ま
たは酢酸ビニル含量が55〜70重量%のエチレン−酢
酸ビニル系樹脂を1〜20重量部含有する塩化ビニル樹
脂を使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塩化ビニル樹脂組成物に
関し、特に塩化ビニル樹脂を成形加工する際に、安定剤
や着色剤等の塩化ビニル樹脂組成物の一部がカレンダー
ロール、テイクオフロール、エンボスロール、ゴムロー
ル、クーラーロールなどの金属表面に分離付着する現
象、いわゆる『プレートアウト』を防止しうる塩化ビニ
ル樹脂組成物に関する。
関し、特に塩化ビニル樹脂を成形加工する際に、安定剤
や着色剤等の塩化ビニル樹脂組成物の一部がカレンダー
ロール、テイクオフロール、エンボスロール、ゴムロー
ル、クーラーロールなどの金属表面に分離付着する現
象、いわゆる『プレートアウト』を防止しうる塩化ビニ
ル樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】塩化
ビニル樹脂組成物は、可塑剤との相溶性を活かして、透
明性・柔軟性・強度・耐候性・耐寒性・耐熱性およびカ
レンダー加工性ならびに押出し加工性等に優れており、
農業用フィルム・シート、医療用フィルム・シート、マ
ーキングならびにステッカー用フィルム・シート、マス
キングならびにプロテクト用フィルム・シート、車両用
の耐油性ならびに耐溶剤性シート、電気絶縁テープ用フ
ィルム・シート、電線用フィルム・シート、合板用化粧
フィルム・シート、鋼板用化粧フィルム・シート、半硬
質ならびに硬質フィルム・シート等のフィルム、シート
を始めとして、板、パイプ、成型品等あらゆる分野に広
く使用されている。
ビニル樹脂組成物は、可塑剤との相溶性を活かして、透
明性・柔軟性・強度・耐候性・耐寒性・耐熱性およびカ
レンダー加工性ならびに押出し加工性等に優れており、
農業用フィルム・シート、医療用フィルム・シート、マ
ーキングならびにステッカー用フィルム・シート、マス
キングならびにプロテクト用フィルム・シート、車両用
の耐油性ならびに耐溶剤性シート、電気絶縁テープ用フ
ィルム・シート、電線用フィルム・シート、合板用化粧
フィルム・シート、鋼板用化粧フィルム・シート、半硬
質ならびに硬質フィルム・シート等のフィルム、シート
を始めとして、板、パイプ、成型品等あらゆる分野に広
く使用されている。
【0003】ところが、上記したように、塩化ビニル樹
脂をカレンダー加工する際には、プレートアウトという
現象が生じる可能性があるので、特公平3−45745
号公報および特公平3−45746号公報には、塩化ビ
ニル樹脂にエポキシ樹脂またはエポキシ化植物油を配合
した場合のプレートアウトを防止する目的で、液状ポリ
ブタジエン又はその変性品を添加したものが開示されて
いるが、プレートアウト防止効果は必ずしも十分ではな
い。
脂をカレンダー加工する際には、プレートアウトという
現象が生じる可能性があるので、特公平3−45745
号公報および特公平3−45746号公報には、塩化ビ
ニル樹脂にエポキシ樹脂またはエポキシ化植物油を配合
した場合のプレートアウトを防止する目的で、液状ポリ
ブタジエン又はその変性品を添加したものが開示されて
いるが、プレートアウト防止効果は必ずしも十分ではな
い。
【0004】また、一般に、高級脂肪酸、高級脂肪酸エ
ステル、芳香族アルコール脂肪酸エステル、シリカ等は
プレートアウトを抑制するものとして知られている(以
下「従来のプレートアウト防止剤」という)。
ステル、芳香族アルコール脂肪酸エステル、シリカ等は
プレートアウトを抑制するものとして知られている(以
下「従来のプレートアウト防止剤」という)。
【0005】しかし、従来のプレートアウト防止剤に
は、添加することにより多少のプレートアウト抑制効果
は見られるが、十分ではなく、以下のような欠点を有し
ている。
は、添加することにより多少のプレートアウト抑制効果
は見られるが、十分ではなく、以下のような欠点を有し
ている。
【0006】高級脂肪酸系のものは、塩化ビニル樹脂組
成物のゲル化性を遅らせ、透明性を低下し、加工中に変
色しやすくさせる。高級脂肪酸エステル系、芳香族アル
コール脂肪酸エステル系のものは、塩化ビニル樹脂組成
物の熱安定性を阻害し、加工中に変色しやすくさせる。
シリカは塩化ビニル樹脂組成物の熱安定性を低下し、加
工中に変色しやすくさせ、多量に配合すると透明性が低
下する。
成物のゲル化性を遅らせ、透明性を低下し、加工中に変
色しやすくさせる。高級脂肪酸エステル系、芳香族アル
コール脂肪酸エステル系のものは、塩化ビニル樹脂組成
物の熱安定性を阻害し、加工中に変色しやすくさせる。
シリカは塩化ビニル樹脂組成物の熱安定性を低下し、加
工中に変色しやすくさせ、多量に配合すると透明性が低
下する。
【0007】さらに、ポリエステル系可塑剤、二塩基性
亜燐酸鉛またはエチレン−酢酸ビニル系樹脂を含む塩化
ビニル樹脂組成物をカレンダー加工した場合、特にカレ
ンダーロール表面、テイクオフロール表面、エンボスロ
ール表面、ゴムロール表面に塩化ビニル樹脂組成物の一
部が吹き出し、各ロール表面が汚染されることにより、
塩化ビニル製品(フィルム・シート)の厚み精度が低下
したり、正常な絞付けができず、製品表面の艶・粗さ・
透明性等の外観性能が低下する。また、各ロール表面の
汚染物を除去しなければならず、生産性が極度に低下す
る。ところが、従来のプレートアウト防止剤では、係る
『吹き出し』の防止効果が十分でないばかりか、それに
伴って上記したような問題を誘発するのである。
亜燐酸鉛またはエチレン−酢酸ビニル系樹脂を含む塩化
ビニル樹脂組成物をカレンダー加工した場合、特にカレ
ンダーロール表面、テイクオフロール表面、エンボスロ
ール表面、ゴムロール表面に塩化ビニル樹脂組成物の一
部が吹き出し、各ロール表面が汚染されることにより、
塩化ビニル製品(フィルム・シート)の厚み精度が低下
したり、正常な絞付けができず、製品表面の艶・粗さ・
透明性等の外観性能が低下する。また、各ロール表面の
汚染物を除去しなければならず、生産性が極度に低下す
る。ところが、従来のプレートアウト防止剤では、係る
『吹き出し』の防止効果が十分でないばかりか、それに
伴って上記したような問題を誘発するのである。
【0008】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、熱安
定性および加工性に優れ且つプレートアウト現象を効果
的に防止しうる塩化ビニル樹脂組成物を提供することに
ある。
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、熱安
定性および加工性に優れ且つプレートアウト現象を効果
的に防止しうる塩化ビニル樹脂組成物を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ポリエステル系可塑剤を15〜120重量
部含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン
系ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体または
アクリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を
0.1〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成物
を第一の発明とし、二塩基性亜燐酸鉛を0.5〜10重
量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエ
ン系ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体また
はアクリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体
を0.1〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成
物を第二の発明とし、酢酸ビニル含量が55〜70重量
%のエチレン−酢酸ビニル系樹脂を1〜20重量部含有
する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン系ゴム
をゴム成分とするポリブタジエン共重合体またはアクリ
ルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を0.1
〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成物を第三
の発明とする。
に本発明は、ポリエステル系可塑剤を15〜120重量
部含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン
系ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体または
アクリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を
0.1〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成物
を第一の発明とし、二塩基性亜燐酸鉛を0.5〜10重
量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエ
ン系ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体また
はアクリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体
を0.1〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成
物を第二の発明とし、酢酸ビニル含量が55〜70重量
%のエチレン−酢酸ビニル系樹脂を1〜20重量部含有
する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン系ゴム
をゴム成分とするポリブタジエン共重合体またはアクリ
ルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を0.1
〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成物を第三
の発明とする。
【0010】塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニルホモ
ポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体および塩化
ビニル−エチレン酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系
共重合体を使用することができる。
ポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体および塩化
ビニル−エチレン酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系
共重合体を使用することができる。
【0011】第一の発明においては、可塑剤としては、
アジピン酸系ポリエステル可塑剤、フタル酸系ポリエス
テル可塑剤等を使用することができる。また、安定剤と
しては、Pb系、Sn系を除く、Cd−Ba系、Ba−
Zn系、Ca−Zn系等の安定剤を用いることができ
る。Pb系およびSn系安定剤は一般にポリエステル系
可塑剤を分解しやすく、ブリード等の欠陥を発生させる
ので、好ましくない。
アジピン酸系ポリエステル可塑剤、フタル酸系ポリエス
テル可塑剤等を使用することができる。また、安定剤と
しては、Pb系、Sn系を除く、Cd−Ba系、Ba−
Zn系、Ca−Zn系等の安定剤を用いることができ
る。Pb系およびSn系安定剤は一般にポリエステル系
可塑剤を分解しやすく、ブリード等の欠陥を発生させる
ので、好ましくない。
【0012】第二の発明においては、可塑剤としては、
フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、燐酸エス
テル系、トリメリット酸エステル系等の通常塩化ビニル
樹脂の可塑剤として用いられているものを使用すること
ができる。また、安定剤としては、耐候性、耐熱性、電
気絶縁性の向上を目的として、鉛系金属化合物の中で
は、特に二塩基性亜燐酸鉛に限定して用いる。
フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、燐酸エス
テル系、トリメリット酸エステル系等の通常塩化ビニル
樹脂の可塑剤として用いられているものを使用すること
ができる。また、安定剤としては、耐候性、耐熱性、電
気絶縁性の向上を目的として、鉛系金属化合物の中で
は、特に二塩基性亜燐酸鉛に限定して用いる。
【0013】第三の発明においては、可塑剤としては、
フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、燐酸エス
テル系、ポリエステル系等の通常塩化ビニル樹脂の可塑
剤として用いられているものを使用することができる。
また、安定剤としては、Cd−Ba系、Ba−Zn系、
Ca−Zn系、Pb系、Sn系等の通常塩化ビニル樹脂
に用いられる安定剤を使用することができる。
フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、燐酸エス
テル系、ポリエステル系等の通常塩化ビニル樹脂の可塑
剤として用いられているものを使用することができる。
また、安定剤としては、Cd−Ba系、Ba−Zn系、
Ca−Zn系、Pb系、Sn系等の通常塩化ビニル樹脂
に用いられる安定剤を使用することができる。
【0014】その他、必要に応じて顔料、充填剤、紫外
線吸収剤、加工助剤、耐熱助剤、耐候性向上剤等を添加
することができる。
線吸収剤、加工助剤、耐熱助剤、耐候性向上剤等を添加
することができる。
【0015】
【作用】第一の発明において、ポリエステル系可塑剤が
15重量部未満では溶融粘度が高く、一方、120重量
部を超えると、溶融粘度が低く、加工が非常に困難にな
る。第二の発明において、二塩基性亜燐酸鉛が0.5重
量部未満では熱安定性が悪く、加工できない。一方、1
0重量部を超えると、滑性が強く、加工性がよくない。
第三の発明において、酢酸ビニル含量が55重量%未満
のエチレン−酢酸ビニル系樹脂は透明性を阻害し、ゲル
化性を低下させ、一方、同含量が70重量%を超えるエ
チレン−酢酸ビニル系樹脂は、耐衝撃性を向上させる効
果が少ない。また、酢酸ビニル含量が55〜70重量%
のエチレン−酢酸ビニル系樹脂が1重量部未満では、耐
衝撃性とゲル化性の向上効果が少ない。一方、同樹脂が
20重量部を超えると、塩化ビニル樹脂との相溶性が悪
くなり、カレンダー加工において、フローマーク等の厚
みムラの欠点を発生させる。塩化ビニル樹脂100重量
部に対して、ブタジエン系ゴムをゴム成分とするポリブ
タジエン共重合体またはアクリルゴムをゴム成分とする
アクリルゴム共重合体が0.1重量部未満では、プレー
トアウトの防止効果が期待できず、一方、10重量部を
超えると、カレンダー加工性が低下する。
15重量部未満では溶融粘度が高く、一方、120重量
部を超えると、溶融粘度が低く、加工が非常に困難にな
る。第二の発明において、二塩基性亜燐酸鉛が0.5重
量部未満では熱安定性が悪く、加工できない。一方、1
0重量部を超えると、滑性が強く、加工性がよくない。
第三の発明において、酢酸ビニル含量が55重量%未満
のエチレン−酢酸ビニル系樹脂は透明性を阻害し、ゲル
化性を低下させ、一方、同含量が70重量%を超えるエ
チレン−酢酸ビニル系樹脂は、耐衝撃性を向上させる効
果が少ない。また、酢酸ビニル含量が55〜70重量%
のエチレン−酢酸ビニル系樹脂が1重量部未満では、耐
衝撃性とゲル化性の向上効果が少ない。一方、同樹脂が
20重量部を超えると、塩化ビニル樹脂との相溶性が悪
くなり、カレンダー加工において、フローマーク等の厚
みムラの欠点を発生させる。塩化ビニル樹脂100重量
部に対して、ブタジエン系ゴムをゴム成分とするポリブ
タジエン共重合体またはアクリルゴムをゴム成分とする
アクリルゴム共重合体が0.1重量部未満では、プレー
トアウトの防止効果が期待できず、一方、10重量部を
超えると、カレンダー加工性が低下する。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例1〜9を対応する比較
例1〜9と対比しながら説明する。
例1〜9と対比しながら説明する。
【0017】〔1〕実施例1〜3、比較例1〜3 (実施例1、比較例1)次の表1のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物を、6インチの2本ロールにて、ロー
ル温度180℃、シート厚み0.2mmで混練し、混練時
間15分後におけるロール表面を観察し、汚れを評価し
た。また、混練時間5分と20分で適当な大きさのシー
トを採取し、色差計で色調を測定し、熱安定性を評価し
た。それらの結果を表1に記載する。なお、汚れの評価
は5段階で行い、5は最も悪く、ロール表面に油膜等
(または粉状のもの)が厚く形成されたもの、4はロー
ル表面に明らかに油膜等(または粉状のもの)が認めら
れたもの、3はロール表面に少し油膜等(または粉状の
もの)が認められたもの、2はロール表面にかすかに油
膜等(または粉状のもの)が認められたもの、1はロー
ル表面に全く油膜等(または粉状のもの)が認められな
かったものを示す。また、色差計は日本電色工業(株)
製のSZ−Σ80を用い、混練時間20分後のシートを
混練時間5分後のシートを標準として色調を測定し、色
差を表示した。
ビニル樹脂組成物を、6インチの2本ロールにて、ロー
ル温度180℃、シート厚み0.2mmで混練し、混練時
間15分後におけるロール表面を観察し、汚れを評価し
た。また、混練時間5分と20分で適当な大きさのシー
トを採取し、色差計で色調を測定し、熱安定性を評価し
た。それらの結果を表1に記載する。なお、汚れの評価
は5段階で行い、5は最も悪く、ロール表面に油膜等
(または粉状のもの)が厚く形成されたもの、4はロー
ル表面に明らかに油膜等(または粉状のもの)が認めら
れたもの、3はロール表面に少し油膜等(または粉状の
もの)が認められたもの、2はロール表面にかすかに油
膜等(または粉状のもの)が認められたもの、1はロー
ル表面に全く油膜等(または粉状のもの)が認められな
かったものを示す。また、色差計は日本電色工業(株)
製のSZ−Σ80を用い、混練時間20分後のシートを
混練時間5分後のシートを標準として色調を測定し、色
差を表示した。
【0018】(実施例2、比較例2)次の表2のように
配合した塩化ビニル樹脂組成物について、実施例1と同
様の方法で混練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安
定性を評価した。その結果を表2に記載する。 (実施例3、比較例3)次の表3のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表3に記載する。なお、表1〜3および
以下の表4〜9の配合量は重量部を示す。
配合した塩化ビニル樹脂組成物について、実施例1と同
様の方法で混練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安
定性を評価した。その結果を表2に記載する。 (実施例3、比較例3)次の表3のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表3に記載する。なお、表1〜3および
以下の表4〜9の配合量は重量部を示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】表1〜3に明らかなように、本実施例1〜
3に係るものには、プレートアウト防止効果があり、且
つ加工中の変色も少ない(熱安定性に優れている)。し
かし、表1に明らかなように、従来のプレートアウト防
止剤を配合した比較例1においては多少のプレートアウ
ト抑制効果は見られるが、十分ではなく、かつ加工中の
変色が大である。また、表2の比較例2のように、本実
施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その添
加量が0.05重量部と少なければ、プレートアウト防
止効果は少ない。さらに、表3の比較例3のように、本
実施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その
添加量が15重量部と多ければ、プレートアウト防止効
果は有しても、変色がやや大きくなる。
3に係るものには、プレートアウト防止効果があり、且
つ加工中の変色も少ない(熱安定性に優れている)。し
かし、表1に明らかなように、従来のプレートアウト防
止剤を配合した比較例1においては多少のプレートアウ
ト抑制効果は見られるが、十分ではなく、かつ加工中の
変色が大である。また、表2の比較例2のように、本実
施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その添
加量が0.05重量部と少なければ、プレートアウト防
止効果は少ない。さらに、表3の比較例3のように、本
実施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その
添加量が15重量部と多ければ、プレートアウト防止効
果は有しても、変色がやや大きくなる。
【0023】〔2〕実施例4〜6、比較例4〜6 (実施例4、比較例4)次の表4のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れを評価した。その結果を表
4に記載する。
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れを評価した。その結果を表
4に記載する。
【0024】(実施例5、比較例5)次の表5のように
配合した塩化ビニル樹脂組成物について、実施例1と同
様の方法で混練を行い、ロール表面の汚れを評価した。
その結果を表5に記載する。
配合した塩化ビニル樹脂組成物について、実施例1と同
様の方法で混練を行い、ロール表面の汚れを評価した。
その結果を表5に記載する。
【0025】(実施例6、比較例6)次の表6のように
配合した塩化ビニル樹脂組成物について、実施例1と同
様の方法で混練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安
定性を評価した。その結果を表6に記載する。
配合した塩化ビニル樹脂組成物について、実施例1と同
様の方法で混練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安
定性を評価した。その結果を表6に記載する。
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】表4〜6に明らかなように、本実施例4〜
6に係るものには、プレートアウト防止効果があり、且
つ表6に見られるように、加工中の変色も少ない(熱安
定性に優れている)。しかし、表4に明らかなように、
従来のプレートアウト防止剤を配合した比較例4にはプ
レートアウト防止効果は見られない。また、表5の比較
例5のように、本実施例と同じプレートアウト防止剤を
添加しても、その添加量が0.05重量部と少なけれ
ば、プレートアウト防止効果は見られない。さらに、表
6の比較例6のように、本実施例と同じプレートアウト
防止剤を添加しても、その添加量が15重量部と多けれ
ば、プレートアウト防止効果は有しても、変色が大きく
なる。
6に係るものには、プレートアウト防止効果があり、且
つ表6に見られるように、加工中の変色も少ない(熱安
定性に優れている)。しかし、表4に明らかなように、
従来のプレートアウト防止剤を配合した比較例4にはプ
レートアウト防止効果は見られない。また、表5の比較
例5のように、本実施例と同じプレートアウト防止剤を
添加しても、その添加量が0.05重量部と少なけれ
ば、プレートアウト防止効果は見られない。さらに、表
6の比較例6のように、本実施例と同じプレートアウト
防止剤を添加しても、その添加量が15重量部と多けれ
ば、プレートアウト防止効果は有しても、変色が大きく
なる。
【0030】〔3〕実施例7〜9、比較例7〜9 (実施例7、比較例7)次の表7のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表7に記載する。 (実施例8、比較例8)次の表8のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表8に記載する。 (実施例9、比較例9)次の表9のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表9に記載する。
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表7に記載する。 (実施例8、比較例8)次の表8のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表8に記載する。 (実施例9、比較例9)次の表9のように配合した塩化
ビニル樹脂組成物について、実施例1と同様の方法で混
練を行い、ロール表面の汚れと製品の熱安定性を評価し
た。その結果を表9に記載する。
【0031】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】
【表9】
【0034】表7〜9に明らかなように、本実施例7〜
9に係るものには、プレートアウト防止効果があり、且
つ加工中の変色も少ない(熱安定性に優れている)。し
かし、表7に明らかなように、従来のプレートアウト防
止剤を配合した比較例7においては多少のプレートアウ
ト抑制効果は見られるが、十分ではなく、かつ加工中の
変色が大である。また、表8の比較例8のように、本実
施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その添
加量が0.05重量部と少なければ、プレートアウト防
止効果は少ない。さらに、表9の比較例9のように、本
実施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その
添加量が15重量部と多ければ、プレートアウト防止効
果は有しても、変色が大きくなる。
9に係るものには、プレートアウト防止効果があり、且
つ加工中の変色も少ない(熱安定性に優れている)。し
かし、表7に明らかなように、従来のプレートアウト防
止剤を配合した比較例7においては多少のプレートアウ
ト抑制効果は見られるが、十分ではなく、かつ加工中の
変色が大である。また、表8の比較例8のように、本実
施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その添
加量が0.05重量部と少なければ、プレートアウト防
止効果は少ない。さらに、表9の比較例9のように、本
実施例と同じプレートアウト防止剤を添加しても、その
添加量が15重量部と多ければ、プレートアウト防止効
果は有しても、変色が大きくなる。
【0035】
【発明の効果】本発明による塩化ビニル樹脂組成物によ
れば、プレートアウト防止効果が大きく、フィルム・シ
ートの厚み精度が低下することなく、製品表面の艶・粗
さ等の外観性能は良好である。また、各ロール表面の汚
染物を除去する作業は不要であるから、生産性が低下す
ることもない。また、熱安定性がよく、加工中の変色も
ない。さらに、押出成形における『目やに現象』を防止
しうる効果が期待できる
れば、プレートアウト防止効果が大きく、フィルム・シ
ートの厚み精度が低下することなく、製品表面の艶・粗
さ等の外観性能は良好である。また、各ロール表面の汚
染物を除去する作業は不要であるから、生産性が低下す
ることもない。また、熱安定性がよく、加工中の変色も
ない。さらに、押出成形における『目やに現象』を防止
しうる効果が期待できる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:08 31:04)
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステル系可塑剤を15〜120重
量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエ
ン系ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体また
はアクリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体
を0.1〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成
物。 - 【請求項2】 二塩基性亜燐酸鉛を0.5〜10重量部
含有する塩化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン系
ゴムをゴム成分とするポリブタジエン共重合体またはア
クリルゴムをゴム成分とするアクリルゴム共重合体を
0.1〜10重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成
物。 - 【請求項3】 酢酸ビニル含量が55〜70重量%のエ
チレン−酢酸ビニル系樹脂を1〜20重量部含有する塩
化ビニル樹脂100重量部に、ブタジエン系ゴムをゴム
成分とするポリブタジエン共重合体またはアクリルゴム
をゴム成分とするアクリルゴム共重合体を0.1〜10
重量部配合してなる塩化ビニル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15604494A JPH0820698A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15604494A JPH0820698A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0820698A true JPH0820698A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15619099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15604494A Pending JPH0820698A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0820698A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007060914A1 (ja) * | 2005-11-22 | 2007-05-31 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 光伝送体 |
| JP2007171894A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-07-05 | Sekisui Chem Co Ltd | 光伝送体 |
| CN103275423A (zh) * | 2013-05-31 | 2013-09-04 | 常熟市弘基无纺制品有限公司 | 增韧的聚氯乙烯复合材料的制备方法 |
| CN105482318A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-04-13 | 合肥瑞瑶环保建材科技有限公司 | 一种抗压型雨水收集模块及其加工工艺 |
| US20210017372A1 (en) * | 2018-04-09 | 2021-01-21 | Dow Global Technologies Llc | Pvc-based composition |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP15604494A patent/JPH0820698A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007060914A1 (ja) * | 2005-11-22 | 2007-05-31 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 光伝送体 |
| JP2007171894A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-07-05 | Sekisui Chem Co Ltd | 光伝送体 |
| CN103275423A (zh) * | 2013-05-31 | 2013-09-04 | 常熟市弘基无纺制品有限公司 | 增韧的聚氯乙烯复合材料的制备方法 |
| CN105482318A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-04-13 | 合肥瑞瑶环保建材科技有限公司 | 一种抗压型雨水收集模块及其加工工艺 |
| US20210017372A1 (en) * | 2018-04-09 | 2021-01-21 | Dow Global Technologies Llc | Pvc-based composition |
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