JPH0820724A - 画像定着用被膜形成組成物及び定着部材 - Google Patents

画像定着用被膜形成組成物及び定着部材

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JPH0820724A
JPH0820724A JP17961794A JP17961794A JPH0820724A JP H0820724 A JPH0820724 A JP H0820724A JP 17961794 A JP17961794 A JP 17961794A JP 17961794 A JP17961794 A JP 17961794A JP H0820724 A JPH0820724 A JP H0820724A
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JP
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monovalent hydrocarbon
organopolysiloxane
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JP17961794A
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Makoto Sato
佐藤  誠
Noboru Shimamoto
登 島本
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(A) アルケニル基を少なくとも2個有するオル
ガノポリシロキサン、(B) Si−H基を2以上有するオ
ルガノハイドロジエンポリシロキサン、(C) 有機基のほ
ぼ1〜30モル%程度がフェニル基または炭素原子数5〜
20の長鎖アルキル基であり、その他はメチル基である、
非反応性オルガノポリシロキサン、及び(D) ヒドロシリ
ル化反応触媒を含有してなる画像定着用被膜形成組成
物。 【効果】該組成物の硬化物で定着部材の少なくとも表面
層を形成することにより、トナー及びインクに対する離
型性及びその耐久性が改良された定着部材を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、ファ
クシミリ、プリンター等の粉体トナー、熱溶融性インク
又は熱軟化性インクを用いて画像を形成する装置におい
て、定着ロール、定着ベルトのような定着部材の表面層
の形成に好適である画像定着用の被膜形成組成物及び該
組成物の硬化物で表面層が形成された定着部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体トナー、熱溶融性インク又は
熱軟化性インクを用いて記録紙上に画像を定着する画像
形成装置において、画像定着部に用いられる定着ロー
ル、定着ベルトのような定着部材の記録紙と接触する表
面層にはフッ素樹脂又はシリコーンゴムが用いられてい
る。フッ素樹脂で形成された表面層は非常に硬質である
ため記録紙の細かな凹凸に追従することができず、また
加熱加圧して画像を記録紙に定着させる際、記録紙に転
写された画像が樹脂上にオフセットして画質が低下し易
いという問題がある。また、従来定着部材の表面層の形
成に使用されてきたシリコーンゴムは、通常表面処理さ
れた補強性シリカ等が充填されており、そのためにシリ
コーンゴムの強度、耐摩耗性が向上したものとなってい
るが、反面トナーやインクに対する定着部材の離型性が
悪いという欠点を有する。そこで、補強性シリカ等の充
填材量を低減させる、非反応性のジメチルポリシロキサ
ンを添加する(実公平6−3398号)等により、トナ
ーやインクに対する定着部材の離型性を向上させること
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補強性シリカ
等の充填剤量を低減させたり、非反応性のジメチルポリ
シロキサンを添加する等の方法によってトナー及びイン
クに対する離型性はある程度向上するが、離型耐久性は
まだ不十分であり、また依然として画像を定着する際に
高い圧力が必要である。そのため、定着装置の駆動トル
クの増大、その結果としての装置寿命の低下という不都
合を招来する。これらの不都合は非反応性ジメチルポリ
シロキサンの定着部材表面への外部からの追加供給によ
りある程度は抑えられるが、満足できるほどには抑制す
ることができない。
【0004】そこで本発明の目的は、トナー及びインク
に対する離型性及びその耐久性(寿命)が改良された定
着部材を得ることができる画像定着用被膜形成組成物を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、かかる
目的を達成するものとして、(A) 1分子中にアルケニル
基を少なくとも2個含有するオルガノポリシロキサン、
(B) けい素原子に直結した水素原子を少なくとも2個含
有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン、(C) 下
記式(I):
【化3】 〔式中 R1 は脂肪族不飽和基を有しない一価炭化水素基
又は水酸基である。またR2 は同一の又は異なる基で、
メチル基、フェニル基又は炭素原子数5〜20の直鎖状ア
ルキル基であり、かつ1分子中の全 R2 のうち1〜30モ
ル%がフェニル基または炭素原子数5〜20の直鎖状アル
キル基である。nは25℃における粘度が100 〜 100,0
00cPとなる整数である。〕で表される非反応性オルガノ
ポリシロキサン、及び(D) ヒドロシリル化反応触媒を含
有してなる画像定着用被膜形成組成物が提供される。
【0006】以下、詳細に説明する。(A) アルケニル基含有オルガノポリシロキサン 該アルケニル基含有オルガノポリシロキサンは、例えば
一般式 (II) :
【化4】 〔式中、R3は脂肪族不飽和基を有しない非置換又は置換
の一価炭化水素基であり、R4は一価の脂肪族不飽和炭化
水素基であり、Xは水素原子又は一般式(III):
【化5】 (ここで、R5は、同一の又は異なる非置換又は置換の一
価炭化水素基である)で表されるオルガノシリル基であ
る。p及びqはそれぞれ0以上であり、かつp+qが 1
00以上となる整数であり、但しXが一般式(III) の基で
あっていずれのR5もアルケニル基を含まない場合にはq
は2以上の整数である。〕で表され、1分子中に2個以
上のアルケニル基を有するものである。
【0007】より具体的には、一般式(II)中 のR3
表される脂肪族不飽和基を有しない非置換又は置換の一
価炭化水素基としては、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等の炭素原子数1〜4のアルキル基、シクロ
ヘキシル、シクロペンチル等の炭素数3〜8のシクロア
ルキル基、フェニル、トリル等のアリール基、3,3,3-ト
リフロロプロピルのようにこれらの炭素原子に結合した
水素原子の一部又は全部をフッ素原子で置換したものが
例示される。 R3 としてはメチル基が特に好ましい。
【0008】R4 の一価の脂肪族不飽和炭化水素基とし
ては、例えばビニル基、アリル基等の炭素原子数2〜3
のアルケニル基が例示され、特にビニル基が好適であ
る。またXで表され得る一般式(III)のオルガノシリル
基において、R5で表される置換又は非置換の一価炭化水
素基としては、上記 R3 について例示された脂肪族不飽
和結合を有しない置換又は非置換の一価炭化水素基、ビ
ニル基、アリル基、ヘキセニル基等の炭素原子数2〜6
のアルケニル基を例示することができる。好適なXは下
記式で示される基である。
【0009】
【化6】
【0010】アルケニル基含有オルガノポリシロキサン
(A) の粘度は、25℃において100 cP以上であることが好
ましい。というのは、定着部材のシリコーンゴムからな
る表面層は、基材の表面に本発明の組成物をスプレーコ
ート法等の方法で塗布し、硬化させて形成するが、得ら
れるシリコーンゴム層は、耐久性等の点で少なくとも10
μmの厚みが必要である。ベースポリマーである(A) 成
分のオルガノポリシロキサンの粘度が低すぎると十分な
厚さに塗ることが困難だからである。また、得られる硬
化物層の平滑性を良好とし易い点で、25℃における粘度
を 100〜10,000cPとすることがより好適である。
【0011】(B) オルガノハイドロジェンポリシロキサ
(B) 成分のオルガノハイドロジエンポリシロキサンは、
(A) 成分のオルガノポリシロキサンに対し架橋剤として
作用するものであり、例えば一般式(IV):
【化7】 〔式中 R6 は水素原子または脂肪族不飽和基を有しない
一価炭化水素基、 R7 及び R8 は脂肪族不飽和基を有し
ない一価炭化水素基であり、 R7 及び R8 は互いに同一
の基でも異なる基であってもよい。rは3以上の整数で
あり、sは0以上の整数であって、但しr/(r+s)
は 0.7〜1.0 である。〕で表される。
【0012】一般式(IV)において、R6により表される脂
肪族不飽和基を有しない非置換又は置換の一価炭化水素
基としては、例えば、一般式(II)におけるR3について
例示したものが挙げられる。 R6 として好ましいもの
は、水素原子及び炭素原子数1〜5のアルキル基であ
り、より好ましくはメチル基である。R7 、 R8 は脂肪
族不飽和基を有しない非置換又は置換の一価炭化水素基
であり、上記 R3 に例示したものが例示され、好ましく
は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、より好ましく
はメチル基である。
【0013】また、(B) 成分が(A) 成分と架橋反応して
所望の硬化層を形成するためには、一般式(IV)において
rは3以上の整数であり、sは0以上の整数であり、そ
してr/(r+s)は 0.7以上 1.0以下であることが必要
である。この条件を満たさないと、組成物を硬化して得
られる硬化物層と基材との密着性や定着部材のトナーや
インクとの離型性が不十分となり易い。特に離型を良く
するためには、rは8〜50であることが好適である。ま
た、r/(r+s)は0.85〜1が好ましい。
【0014】オルガノハイドロジエンポリシロキサン
(B) は、25℃における粘度が通常 1,000cP以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは 300cP以下である。オル
ガノハイドロジェンポリシロキサン(B) は、該オルガノ
ハイドロジェンポリシロキサン中のケイ素に結合した水
素原子の数が、(A) 成分のオルガノポリシロキサン中の
アルケニル基1個当り、少なくとも1個の割合で配合す
ることが好ましく、より好ましくは1〜5個となるよう
な割合で配合する。
【0015】(C) 非反応性オルガノポリシロキサン 非反応性オルガノポリシロキサン(C) は本発明の特徴を
なす成分であり、硬化層のトナーやインクに対する離型
性の向上に大きく寄与する。ここで、「非反応性」と
は、本発明で使用する組成物を硬化させる際に (A)成分
や (B)成分と反応しないことを意味する。
【0016】該(C) 成分は、上述の一般式(I)で表さ
れる。一般式(I)において、R1で表され得る脂肪族不
飽和基を有しない非置換又は置換の一価炭化水素基とし
ては、前記一般式(II)における R3 について例示した
ものが例示され、好ましくは炭素原子数1〜5のアルキ
ル基であり、より好ましくはメチル基である。R2で表さ
れ得る炭素原子数5〜20の直鎖状アルキル基としては、
ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、トリ
デシル基、オクタデシル基等が例示される。R2として
は、分子中にこれらの1種または2種以上が存在してよ
い。
【0017】この非反応性オルガノポリシロキサン(C)
の各分子中の全 R2 のうち、1〜30モル%、好ましくは
3〜15モル%、がフェニル基または炭素原子数5〜20
の直鎖状アルキル基であることが必要である。フェニル
基又は直鎖状アルキル基の含有量が1モル%より少ない
と、ベースポリマーであるアルケニル基含有オルガノポ
リシロキサン(A) との相溶性が高すぎるため、定着部材
に表面層として形成され硬化物層の表面にこの非反応性
オルガノポリシロキサンがブリードしにくく、該(C) 成
分からなる被膜が形成されがたい。また30モル%より多
いと、ベースポリマーであるアルケニル基含有オルガノ
ポリシロキサン(A) との相溶性が低くすぎるため硬化物
層表面へのブリードが過度に起こる結果、硬化物表面に
非反応性オルガノポリシロキサン(C) の均一な被膜が形
成されがたい。いずれの場合も、硬化層のトナー及びイ
ンクに対する離型性が適切ではない。
【0018】また、この非反応性オルガノポリシロキサ
ン(C) の粘度は、硬化物層のトナー及びインクに対しよ
り良好な離型性が得られる点で、25℃において 100〜10
0,000 cPが好ましく、特に 300〜10,000cPが好適であ
る。(C) 成分の組成物への添加量は、(A) 成分 100重量
部に対し 0.2〜10.0重量部が好ましく、 0.5〜3.0 重量
部がより好ましい。
【0019】(D) ヒドロシリル化反応触媒 (D) 成分のヒドロシリル化反応触媒は(A) 成分と(B) 成
分との付加反応(ヒドロシリル化)を促進する触媒であ
り、通常当業者には周知である白金族金属系触媒、即ち
白金系、パラジウム系及びロジウム系の触媒が用いら
れ、特に白金系のものが好適に用いられる。白金系触媒
として、例えば白金黒、塩化白金酸、塩化白金酸とエチ
レン等のオレフィン、アルコール、エーテル、アルデヒ
ド、ビニルシランもしくはビニルシロキサン等との錯体
が例示される。これらヒドロシリル化反応触媒の配合量
は、(A) 成分 100部に対して、白金族金属換算で通常1
〜500ppmであり、好ましくは5〜20ppm である。
【0020】その他の成分 本発明の組成物には、離型性を向上させるという本発明
の目的を損なわない範囲において、付加反応を抑制する
ために反応抑制剤を添加することも可能である。例えば
メチルビニルシクロテトラシロキサン、アセチレンアル
コール類、シロキサン変性アセチレンアルコール等を必
要に応じて配合することができる。また、本発明の目的
を損なわない範囲で通常用いられている耐熱性向上剤、
難燃性向上剤等の添加剤を用いてもよい。しかし、ヒュ
ームドシリカや沈降性シリカ等の補強性充填剤は、定着
圧力の低減を妨げるように作用するため配合することは
好ましくない。
【0021】定着部材 また、上記のとおり、本発明によれば、少なくとも表面
層が、上述の組成物を硬化することにより得られる硬化
物からなる画像定着用の定着部材も提供される。
【0022】定着部材としては、既述のように、粉体ト
ナー、熱溶融インク又は熱軟化性インクを用いた画像形
成装置における画像定着部に用いられる定着ロール及び
定着ベルトが挙げられる。該定着部材は、補強性充填剤
が含まれないため、定着圧力が低くてよく、またトナー
やインクに対して優れた離型性を示し、しかもその離型
性は耐久性が高く長寿命である。
【0023】通常、定着ベルトは、例えばポリイミド、
ポリアミド等の耐熱性樹脂製又はニッケル等の金属製の
エンドレスベルトを基材とし、定着ロールはアルミニウ
ム、鉄、鋼、ステンレス鋼等の金属からなる芯金を基材
とし、その上に弾性体層が形成されている。本発明の組
成物はその弾性体層の少なくとも表面層の形成に使用さ
れる。
【0024】該定着部材の製造は、例えば上記の基材の
表面に本発明の組成物を必要に応じて適切な濃度に有機
溶媒等で希釈した状態でスプレーコート、ディップコー
ト等の一般的なコーティング法によって塗布し、加熱硬
化することにより行われる。硬化は、通常、50〜 200℃
で、30秒〜2時間程度の加熱で行われる。硬化物層の厚
さは特に限定されるものではないが、画像の良好な定着
性を得るために、10μm以上が好ましく、特に20〜200
μmが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。実施例1 25℃における粘度が 500cPである、両末端がジメチルビ
ニルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100
部、平均組成式(V) :
【化8】 で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサン 2.3
部、25℃における粘度が1,000cPである、両末端がトリ
メチルシリル基で封鎖されジフェニルシロキサン単位を
5モル%含有するポリメチルフェニルシロキサンである
非反応性オルガノポリシロキサン 1.5部、及びヒドロシ
リル化反応触媒としての塩化白金酸の2重量%アルコー
ル溶液 0.5部を混合し、組成物(I) を得た。
【0026】実施例2 25℃における粘度が 1,000cPである、両末端がジメチル
ビニルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 1
00部、平均組成式(V) で示されるオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン 1.4部、25℃における粘度が 2,000cP
である、両末端がトリメチルシリル基で封鎖されオクチ
ルメチルシロキサン単位を15モル%有するポリメチルオ
クチルシロキサン(非反応性オルガノポリシロキサン)
2.0部、及び塩化白金酸の2重量%アルコール溶液 0.5
部を混合し、組成物(II)を得た。
【0027】比較例1 25℃における粘度が 5,000cPである、両末端がジメチル
ビニルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 1
00部、平均組成式(VI):
【化9】 で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサン 1.8
部、補強材としての疎水化されたフュームドシリカ15
部、及び塩化白金酸の2重量%アルコール溶液 0.5部を
混合し、比較組成物(III) を得た。
【0028】比較例2 25℃における粘度が 500cPである、両末端がジメチルビ
ニルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100
部、平均組成式(VII) :
【化10】 で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサン 6.4
部、及び塩化白金酸の2重量%アルコール溶液 0.5部を
混合し、比較組成物(IV)を得た。
【0029】比較例3 25℃における粘度が 500cPである両末端がジメチルビニ
ルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100
部、平均組成式(VII) で示されるオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン 6.4部、塩化白金酸の2重量%アルコ
ール溶液 0.5部、及び25℃における粘度が 2,000cPであ
る両末端がトリメチルシリル基で封鎖されたジメチルポ
リシロキサン(非反応性ジメチルポリシロキサン) 5.0
部を混合し、比較組成物(V) を得た。
【0030】比較例4 25℃における粘度が 500cPである両末端がジメチルビニ
ルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100
部、平均組成式(VII) で示されるオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン 6.4部、塩化白金酸の2重量%アルコ
ール溶液 0.5部、及び25℃における粘度が1,000cP であ
る両末端がトリメチルシリル基で封鎖されジフェニルシ
ロキサン単位を35モル%含有するポリメチルフェニルシ
ロキサンである非反応性オルガノポリシロキサン 2.0部
を混合し、組成物(VI)を得た。
【0031】評価試験 各例で得られた組成物を用いて次のようにして定着ロー
ルを作製し、定着特性及び耐久性を評価した。アルミニ
ウム製芯金(外径25mm)を脱脂、プライマー塗布後、組
成物をトルエンとヘキサンの混合溶媒(トルエン/ヘキ
サン重量比: 50/50)に20重量%の濃度に溶かした溶液
をスプレーコート法により芯金表面に塗布後、 150℃で
1時間加熱して硬化させた。こうして、アルミ製芯金表
面に 100μmの厚さに形成し、定着ロールを得た。この
定着ロールと、ゴム硬度30、厚さ1mmのシリコーンゴム
層をアルミニウム製芯金(外径30mm)表面に形成した加
圧ロールを電子写真複写機に装着した。
【0032】定着特性試験 A4サイズの紙にコピースピード毎分10枚で連続的に 100
枚の複写を行い、初期オフセットの有無を調べた。この
とき、定着圧力は、定着ロール軸方向の長さ当りの荷重
を1、2及び3kg/cm に変えて、定着温度は 150℃、 1
60℃、 170℃及び 180℃に変え、各条件下で評価した。
試験結果を表1〜表6に示す。各表に、次のように示し
た。 ○:オフセット無 ×:オフセット有
【0033】耐久寿命の試験 定着温度 170℃、定着圧力 3.0kg/cmの条件でオフセッ
ト現象が発生するまでの枚数を測定した。結果を表7に
示す。
【0034】
【表1】組成物(I) の定着特性(初期オフセット性)
【0035】
【表2】組成物(II)の定着特性(初期オフセット性)
【0036】
【表3】比較組成物(III)の定着特性(初期オフセット
性)
【0037】
【表4】比較組成物(IV)の定着特性(初期オフセット
性)
【0038】
【表5】比較組成物(V)の定着特性(初期オフセット
性)
【0039】
【表6】比較組成物(VI)の定着特性(初期オフセット
性)
【0040】
【表7】耐久寿命(コピーライフ)
【0041】
【発明の効果】本発明の組成物によれば、その硬化物で
定着部材の少なくとも表面層を形成することにより、ト
ナー及びインクに対する離型性及びその耐久性が改良さ
れた定着部材を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41J 27/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 1分子中にアルケニル基を少なくと
    も2個含有するオルガノポリシロキサン、(B) けい素原
    子に直結した水素原子を少なくとも2個含有するオルガ
    ノハイドロジエンポリシロキサン、(C) 下記式(I): 【化1】 〔式中 R1 は脂肪族不飽和基を有しない一価炭化水素基
    又は水酸基である。またR2 は同一の又は異なる基で、
    メチル基、フェニル基又は炭素原子数5〜20の直鎖状ア
    ルキル基であり、かつ各分子中の全 R2 のうち1〜30モ
    ル%がフェニル基または炭素原子数5〜20の直鎖状アル
    キル基である。nは25℃における粘度が100 〜 100,0
    00cPとなる整数である。〕で表される非反応性オルガノ
    ポリシロキサン、及び(D) ヒドロシリル化反応触媒を含
    有してなる画像定着用被膜形成組成物。
  2. 【請求項2】 アルケニル基含有オルガノポリシロキサ
    ン(A) が25℃における粘度が100 〜 100,000cPである請
    求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 オルガノハイドロジエンポリシロキサン
    (B) が下記式(IV): 【化2】 〔式中 R6 は水素原子または脂肪族不飽和基を有しない
    一価炭化水素基、 R7 及びR8は脂肪族不飽和基を有しな
    い一価炭化水素基であり、 R7 及び R8 は互いに同一の
    基でも異なる基であってもよい。また式中rは3以上の
    整数であり、sは0以上の整数であって、但しr/(r
    +s)の比が 0.7以上 1.0以下である〕で表される請求
    項1又は2の組成物。
  4. 【請求項4】 少なくとも表面層が、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の組成物を硬化することにより得られ
    る硬化物からなる画像定着用の定着部材。
  5. 【請求項5】 画像形成装置に用いられる定着ロール又
    は定着ベルトである請求項4の定着部材。
JP17961794A 1994-07-07 1994-07-07 画像定着用被膜形成組成物及び定着部材 Pending JPH0820724A (ja)

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