JPH10193818A - ヒートロール - Google Patents

ヒートロール

Info

Publication number
JPH10193818A
JPH10193818A JP9013098A JP1309897A JPH10193818A JP H10193818 A JPH10193818 A JP H10193818A JP 9013098 A JP9013098 A JP 9013098A JP 1309897 A JP1309897 A JP 1309897A JP H10193818 A JPH10193818 A JP H10193818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
group
elastic layer
heat roll
rubber elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9013098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3369423B2 (ja
Inventor
Makoto Sato
佐藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP1309897A priority Critical patent/JP3369423B2/ja
Publication of JPH10193818A publication Critical patent/JPH10193818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3369423B2 publication Critical patent/JP3369423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐磨耗性を損なわずに、紙又はOHPシート上
のインクを迅速に乾燥し、且つロール表面でのOHPシー
トの巻き付きのない、搬送性に優れたヒートロールを提
供する。 【解決手段】 金属芯上にシリコーンゴム弾性層を有す
るヒートロールにおいて、シリコーンゴム弾性層がシリ
コーンゴムに下記一般式(1): 【化1】 〔式中、R1は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置
換または置換のー価炭化水素基及び水素原子から選ばれ
る基であり、R2は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない
非置換または置換のー価炭化水素基であり、a及びbは、
a≧1(但しa=1の場合はR1の少なくとも一方は水素原子
である)、b≧0、a+b≦50及び0.3≦a/(a+b)≦1.0を満
足する整数である。〕で表されるオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンを浸透、硬化させてなるヒートロー
ル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェツトプリ
ンター等のプリンター用のヒートロールに関し、詳しく
は紙又はOHPシート上のインクの高速乾燥が可能なヒー
トロールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プリン
ター、例えばインクジェットプリンターには、通常、安
全性等の面から水を溶媒とする水性インクが使用されて
いる。水性インクは、溶媒が水であるため、印字後のイ
ンクの乾燥速度が遅く、この乾燥時問がインクジェツト
ブリンターの印字速度を遅くする要因となっている。
【0003】一方、他の印字記録装置においては、印字
後の水性インクを高速乾燥するため、印字前後にヒート
ロールを用いて紙又はOHP(オーバーヘッドプロジェク
ター)シートを加熱する提案がなされている。このヒー
トロールとしては、紙又はOHPシートの搬送の際の滑り
防止及び耐熱性の点から金属芯上にシリコーンゴム弾性
層を形成したヒートロールが提案されている。
【0004】しかし、この方法ではOHPシートを用いた
場合は、シリコーンゴム特有の表面の粘着性によりロー
ル表面にシートが巻き付いたりして、搬送に支障を来た
すという問題がある。
【0005】この問題を解消するため、ロールに非粘着
処理を施す方法として、ロールの成型用金型の内面に、
1分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを塗布
し、次いでこの金型の内部にロールの金属芯を載置した
後、この金型の内部に、硬化により硬度30以下の硬化物
を形成できる液状シリコーンゴムを注入し、加熱硬化さ
せる方法(特公平6ー88281、特公平7-99170)が知られて
いる。
【0006】しかし、このように金型を用いる方法では
シリコーンゴム層の厚みが、例えば50〜200μm程度の薄
い成形体を得ることが難しく、ヒートロールとして得る
にはゴム層が厚くなるため、熱効率的にも不利である。
また、この方法ではゴム層にオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンが内部まで均一に浸透されず、表層部分に
オルガノハイドロジェンポリシロキサンの硬化層が形成
されるため、表層部分が非常に脆くなって耐磨耗性が劣
化し、耐久性に問題が生じる。更に、この方法ではオル
ガノハイドロジェンポリシロキサンのケイ素原子に結合
する、例えばメチル基、エチル基等の有機基や水素原子
等の置換基のうち水素原子の占める割合が少ないと、ゴ
ム層は非粘着性を示さず、一方、前記水素原子の占める
割合が多く、且つ重合度が大きいと、ゴム層の表層部分
が硬く脆くなる等、オルガノハイドロジェンポリシロキ
サンの分子構成及び重合度によってはゴム層が非粘着性
を示さないか、或いは表層部分の硬質化、脆弱化が促進
されるという欠点がある。
【0007】シリコーンゴム表面の非粘着化のその他の
方法としては、シリコーンゴム組成物の中に例えばフッ
素樹脂、窒化ホウ素、グラファイト等の充填剤を添加す
る方法があるが、このような充填剤の添加による非粘着
化には、かなりの量の充填剤を必要とするため、ゴム層
の強度が低下し、その結果、金型を用いる方法と同様、
耐磨耗性が著しく劣化し、耐久性に問題が生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、耐磨耗
性を損なわずに簡単な方法でロール表面の非粘着化処理
を行なうことにより、紙又はOHPシート上のインクを迅
速に乾燥し、且つロール表面でのOHPシートの巻き付き
のない、搬送性に優れたヒートロールを提供することに
ある。
【0009】上記目的を達成するため、本発明は、金属
芯上にシリコーンゴム弾性層を有するヒートロールにお
いて、シリコーンゴム弾性層がシリコーンゴムに下記一
般式(1):
【0010】
【化2】 〔式中、R1は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置
換または置換のー価炭化水素基及び水素原子から選ばれ
る基であり、R2は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない
非置換または置換のー価炭化水素基であり、a及びbは、
a≧1(但しa=1の場合はR1の少なくとも一方は水素原子
である)、b≧0、a+b≦50及び0.3≦a/(a+b)≦1.0を満
足する整数である。〕で表されるオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンを浸透、硬化させてなることを特徴と
するヒートロールを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を群細に説明する。
【0012】本発明のヒートロールは、金属芯上にシリ
コーンゴム弾性層を有するヒートロールにおいて、シリ
コーンゴムに前記一般式(1)のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンを浸透、硬化させたものである。金属芯 本発明のヒートロールに使用される金属芯(芯金とも呼
ばれる)としては、公知のヒートロールに用いられるも
のでよく、例えばアルミニウム、鋼、ステンレス鋼等の
金属製の芯が挙げられる。
【0013】シリコーンゴム弾性層 本発明のヒートロールにおいて、シリコーンゴム弾性層
自体は、代表的には(A)オルガノポリシロキサン、(B)充
填剤及び(C)硬化剤を含有するシリコーンゴム組成物を
成型法、コーティング法等により適当な厚さに成形し、
硬化させることにより形成される。ここで使用される
(A)〜(C)成分の代表的な例は次のとおりである。
【0014】(A)成分のオルガノポリシロキサン:この
オルガノポリシロキサンは例えばー般式(2):
【化3】 〔式中R3は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置換
又は置換のー価炭化水素基であり、R4はアルケニル基で
あり、Xは水素原子又は一般式(3): -Si(R5)p(R6)3-p (3) (但し、R5は非置換又は置換のー価炭化水素基であり、
R6はアルケニル基であり、またpは1〜3の整数である。)
で表されるトリオルガノシリル基であり、c及びdは0以
上の整数であって、且つc+dは25℃における粘度が100〜
10,000,000 cStとなる整数である。〕で表されるもので
ある。
【0015】一般式(2)において、R3の脂肪族不飽和結
合を含有しない非置換又は置換のー価炭化水素基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル量、イソプ
ロピル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘ
キシル量等のシクロアルキル基;フェニル基、トリル
基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェニル
エチル基等のアラルキル基;及びこれらの基の炭素原子
に結合した水素原子のー部又は全部がフッ素、塩素、臭
素等のハロゲン原子、シアノ基等の置換基で置換された
基、例えばクロロメチル基、3,3,3-トリフルオロプロピ
ル基、フルオロフェニル基等が挙げられる。代表的なR3
は炭素原子数が1〜10、特に1〜6のものであり、中でも
メチル基、フェニル基及び3,3,3-トリフルオロプロピル
基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
【0016】一般式(2)において、R4のアルケニル基と
しては、例えば、ビニル基、アリル基、プロペニル基、
イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロ
ヘキセニル基等が挙げられ、中でもビニル基、アリル基
等の炭素原子数2〜3の低級アルケニル基が好ましく、特
にビニル基が好ましい。
【0017】一般式(3)において、R5の非置換又は置換
のー価炭化水素基の具体例としては、R3として例示した
非置換又は置換のー価炭化水素基が挙げられ、またR6
アルケニル基の具体例としては、R4として例示したアル
ケニル基が挙げられる。
【0018】(B)成分の充填剤:充填剤はシリコーンゴ
ムの機械的強度の向上、熱伝導性の向上、導電性を得る
等の目的で配合される成分で、一般のシリコーンゴムに
通常使用されているものがいずれも使用できる。このよ
うな充填剤としては、例えば煙霧質シリカ、沈降性シリ
カ、力ーボン粉末、二酸化チタン、石英粉末、等の補強
性充填剤;酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミ
ニウム、酸化マグネシウム等の熱伝導性充填剤;力一ポ
ン粉末、ニッケル、銀、銀コートされたガラス等の導電
性充填剤が挙げられる。
【0019】これらの充填剤は、(A)成分100部(重量
部、以下同じ)に対して10〜300部、特に20〜200部の範
囲で配合することが好ましい。充填剤の配合量が10部未
満の場合には、充分な補強効果を得ることができず、ま
たこの配合量が300部を越える場合には、硬化物の機械
的強度が低下するという不都合を生じるおそれがある。
【0020】(C)成分の硬化剤: 硬化剤としては、例え
ば有機過酸化物、及びケイ素原子に結合した水素原子を
分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンが挙げられる。有機過酸化物としては、
有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物に通常使用さ
れているものがいずれも使用でき、例えばべンソイルパ
ーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、4-クロルベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパー
オキサイド、tert-ブチルパーオキサイド、2,5-ジメチ
ル-2,5-ビス(tert-ブチルパーオキシ)ヘキサン等が挙げ
られる。これらは1種単独で、又は2種以上組み合わせて
使用することができる。これら有機過酸化物の配合量
は、通常(A)成分100部に対して0.2〜5部の範囲が好まし
い。
【0021】硬化剤として前記オルガノハイドロジェン
ポリシロキサンを使用する場合は、(A)成分のオルガノ
ポリシロキサンとして、1分子中に2個以上の脂肪族不飽
和基(アルケニル基)を有するものが使用される。即
ち、このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を硬化剤とするシリコーンゴム組成物の場合は、(A)
成分のオルガノポリシロキサン中の脂肪族不飽和基と、
(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン中
のケイ素原子に結合した水素原子との間で生じる付加反
応(ヒドロシリル化反応)によって組成物の硬化が行わ
れる。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとし
ては、付加反応硬化型シリコーンゴム組成物に通常使用
されているものがいずれも使用できるが、本発明におい
ては特に下記一般式(4)で表されるものが好ましい。 一般式(4):
【0022】
【化4】 〔式中R7は水素原子又は脂肪族不飽和基を有しない非置
換又は置換の一価炭化水素基、R8及びR9は同一でも異な
っていてもよく、脂肪族不飽和基を有しない非置換又は
置換の一価炭化水素基であり、またeは1以上の整数(但
し、e = 1の場合はR7の少なくとも一方は水素原子であ
る)、fは0以上の整数である。〕
【0023】一般式(4)において、R7のうち、脂肪族不
飽和基を有しない非置換又は置換の一価炭化水素基とし
ては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等アルキ
ル基;及び3,3,3-トリフロロプロピル基のように、これ
らアルキル基の炭素原子に結合した水素原子のー部また
は全部をフッ素原子で置換した基が例示される。R7とし
て特に好ましいのは水素原子又はメチル基である。
【0024】一般式(4)において、R8及びR9は脂肪族不
飽和基を有しない非置換又は置換の一価炭化水素基であ
り、R7として例示されたものが例示される。R8及びR9
しては、特にメチル基が好ましい。
【0025】前記オルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンは、25℃における粘度が1000 cPs以下であることが好
ましい。また、このオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンは、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロ
キサン中のアルケニル基1個当たり、ケイ素原子に結合
した水素原子の数が、好ましくは少なくとも1個、更に
好ましくは1〜5個となるような量で配合することが好ま
しい。
【0026】また、本発明において、硬化剤としてオル
ガノハイドロジェンポリシロキサンを使用する場合、付
加反応触媒として周知の白金族金属系触媒、即ち白金
系、パラジウム系及びロジウム系の触媒が併用され、特
に白金系触媒が好適に用いられる。白金系触媒として
は、例えば白金黒、塩化白金酸、及び塩化白金酸とエチ
レン等のオレフィン;アルコール;アルデヒド;ビニル
シラン;又はビニルシロキサン等との錯体が例示され
る。これら付加反応触媒の配合量は、(A)成分100重量部
に対して、白金族金属換算で通常1〜500ppm、好ましく
は5〜20ppmである。
【0027】本発明で用いられるシリコーンゴム組成物
においては、前記の成分(A),(B),(C)以外に、必要に応
じて、この分野で周知の種々の配合剤を添加することが
できる。配合剤としては、例えばジフェニルシランジオ
ール、25℃における粘度が100 cP未満である低重合度の
分子鎖末端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン、ヘキサ
メチルジシラザン等の分散剤;酸化第一鉄、酸化第二
鉄、酸化セリウム、オクチル酸鉄等の耐熱性向上剤;顔
料、染料等の着色剤;ビニル基含有シリコーンレジン等
の補強剤が挙げられる。
【0028】以上のようなシリコーンゴム組成物を用い
て金属芯上にシリコーンゴム弾性層を形成するには、通
常の方法でよく、例えば、金属芯の表面を洗浄、脱脂
後、接着性向上のため、まず、プライマーを塗布し、風
乾する。必要ならば、更に100〜180℃で5〜30分程度加
熱して焼き付けを行う。次にその上に、前記シリコーン
ゴム組成物を、得られる弾性層の厚さに応じて、プレス
モールド、インジェクシヨンモールド等のモールド成形
法により、或いはスプレーコーティング、ディップコー
ティング、ナイフコーティング等のー般的なコーティン
グ法により被覆した後、硬化させて、シリコーンゴム弾
性層を形成する。一般的には熱効率性を考慮すると、こ
の弾性層はできるだけ薄い方がよく、更に磨耗性とのバ
ランスを考慮すると、10〜500μm、特に20〜200μm程
度が好ましい。このようにゴム層を薄く形成する場合
は、コーティングによる形成方法が好ましい。弾性層形
成時の硬化条件は50〜200oCで0.5分〜2時間程度が適当
である。
【0029】金属芯上にシリコーンゴム弾性層を形成す
る方法としては、その他、予めシリコーンゴム弾性層の
みを前述のような成形法で成形し、これに前記一般式
(1)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を浸透、硬化させてから、この弾性層を金属芯と接着す
る方法が挙げられる。
【0030】オルガノハイドロジェンポリシロキサン 本発明のヒートロールは、シリコーンゴム弾性層がシリ
コーンゴムに前記一般式(1)で表されるオルガノハイド
ロジェンポリシロキサンを浸透、硬化させてなるもので
ある。従って本発明のヒートロールを製造する場合、金
属芯上にシリコーンゴム弾性層を設けてから前記一般式
(1)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を浸透、硬化させてもよいし、或いは予めシリコーンゴ
ム弾性層を成形し、これに前記オルガノハイドロジェン
ポリシロキサンを浸透、硬化させた後、この弾性層を金
属芯と接着してもよい。
【0031】ここで使用される一般式(1)で表されるオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンは、シリコーンゴ
ム弾性層を改質処理するための成分であり、シリコーン
ゴム弾性層表面の粘着性をなくして、OHPシートの張り
付き防止に大きく寄与する。
【0032】前記一般式(1)において、R1で表される脂
肪族不飽和基を有しない非置換又は置換の一価炭化水素
基としては、前記一般式(2)においてR3として例示した
ものが例示され、好ましくは水素原子又は炭素原子数1
〜5のアルキル基であり、更に好ましくは水素原子又は
メチル基である。
【0033】一般式(1)において、R2の脂肪族不飽和基
を有しない非置換又は置換の一価炭化水素基の具体例と
しては、一般式(2)においてR3として例示したものが挙
げられ、好ましくは炭素原子数1〜5のアルキル基であ
り、更に好ましくはメチル基である。
【0034】また、処理剤としてのオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンが所望の粘着性防止効果を発揮する
ためには、一般式(1)におけるaは1以上の整数、好まし
くは3以上の整数であり、bは0以上の整数である。
【0035】更に、シリコーンゴム弾性層に前記オルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンを均一に浸透させるた
めには、重合度(a+b)は50以下であることが必要であ
り、好ましくはこの重合度は15以下である。重合度がこ
れより大きいと、シリコーンゴム弾性層へ均一に浸透せ
ず、表層部分にオルガノハイドロジェンポリシロキサン
の硬化層が形成される結果、表層部分が著しく硬く脆く
なって、耐磨耗性が極度に低下する。
【0036】一方、処理剤としてのオルガノハイドロジ
ェンボリシロキサンが所望の粘着性防止効果を充分発揮
するためには、表面の被膜を適度に硬くする必要があ
り、そのためには一般式(1)におけるa/(a+b)が0.3以上
で且つ1.0以下であることが必要である。
【0037】本発明のヒートロールを製造するには、前
記オルガノハイドロジェンポリシロキサン(液状)をそ
のままか、或いは場合によりトルエン、キシレン、ヘプ
タン、ヘキサン等の溶剤で希釈して溶液とし、これをガ
ーゼ、刷毛等でシリコーンゴム弾性層の表面に塗布する
か、スプレーコート、ディツプコート等のコーティング
法により前記表面に塗布してシリコーンゴム弾性層内に
浸透させ、これにより上記反応を促進し、シリコーンゴ
ム弾性層の前記浸透部分を硬化させればよい。この場
合、短時問で所望の硬化皮膜を得るには、80〜200℃、3
0秒〜90分の条件で熱処理することが好ましい。
【0038】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。なお、下記例中、部は重量部を表す。実施例1 ヒートロールの芯としてアルミニウム製芯金(外径70 m
mφ、長さ280 mm)上にシリコーン系プライマー(信越
化学工業社製、商品名:プライマ一No. 101A/B)を塗布
し、150℃で15分間焼き付けを行った。その上に、付加
硬化型シリコーンゴム組成物(信越化学工業社製、商品
名:X-34-279A/B)をトルエンで希釈した溶液をスプレ
ーコーティングにより塗布した後、180℃で1時問加熱
し、アルミニウム製芯金上に厚さ100μmのシリコーンゴ
ム弾性層を形成した。次に、このシリコーンゴム弾性層
の表面に、下記式(5):
【0039】
【化5】 で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの40
wt%へプタン溶液をガーゼで塗布し、180℃、1時間の条
件で熱処理して、目的とするヒートロールを製造した。
【0040】このヒートロールをインクジェットプリン
ターに装着し、紙及びOHPシートに印字したところ、OHP
シートの巻き付きもなく、また紙及びOHPシートの滑り
もなく、ヒートロールとして良好な加熱及び搬送が可能
であった。
【0041】実施例2 シリコンゴム弾性層の処理に使用したオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンの40wt%へプタン溶液の代わり
に、下記式(6):
【化6】 で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンをそ
のまま使用した他は、実施例1と同じ方法でヒートロー
ルを製造した。
【0042】得られたヒートロールをインクジェットプ
リンターに装着し、紙及びOHPシートに印字したとこ
ろ、OHPシートの巻き付きもなく、また紙及びOHPシート
の滑りもなく、ヒートロールとして良好な加熱及び搬送
が可能であった。
【0043】実施例3 シリコンゴム弾性層の処理に使用したオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンの40wt%へプタン溶液の代わり
に、下記式(7):
【化7】 で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの75
wt%ヘプタン溶液を使用した他は、実施例1と同じ方法
でヒートロールを製造した。
【0044】得られたヒートロールをインクジェットプ
リンターに装着し、紙及びOHPシートに印字したとこ
ろ、OHPシートの巻き付きもなく、また紙及びOHPシート
の滑りもなく、ヒートロールとして良好な加熱及び搬送
が可能であった。
【0045】実施例4 ヒートロールの芯としてアルミニウム製芯金(外径70 m
mφ、長さ280 mm)上にシリコーン系プライマー(信越
化学工業社製、商品名:X-93-802)を塗布した。その上
に有機過酸化物硬化型シリコーンゴムコンパウンド(信
越化学工業社製、商品名:KE7010U)100部と、有機過酸
化物系硬化剤としてビス-2,4-ジクロルベンソイルパー
オキサイド0.6部との混合物をトルエンで希釈した溶液
をディップコーティングにより塗布した後、150℃で30
分及び引き続き200℃で2時間熱処理して、アルミニウム
芯金上に厚さ150μmのシリコーンゴム弾性層を形成し
た。
【0046】次にこのシリコーンゴム弾性層の表面に、
実施例2で表面処理に用いた式(6)のオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンをそのままガーゼで塗布し、180
℃、1時間の条件で熱処理し、目的とするヒートロール
を製造した。得られたヒートロールをインクジェットプ
リンターに装着し、紙及びOHPシートに印字したとこ
ろ、OHPシートの巻き付きもなく、また紙及びOHPシート
の滑りもなく、ヒートロールとして良好な加熱及び搬送
が可能であった。
【0047】比較例1 実施例1と同様な方法でアルミ製芯金上に厚さ100μmの
シリコーンゴム弾性層を形成して、比較用ヒートロール
を製造した。得られた比較用ヒートロールをインクジェ
ットプリンターに装着し、紙及びOHPシートに印字した
ところ、紙及びOHPシートの滑りはなく、また紙の搬送
性には問題はなかったが、ロール表面の粘着性によるOH
Pシートの巻き付きがひどく、OHPシートについては搬送
性に問題があった。
【0048】比較例2 シリコーンゴム弾性層の表面処理に使用したオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンの40wt%へプタン溶液の代
わりに、下記式(8):
【化8】 で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンをそ
のまま使用した他は、実施例1と同じ方法で比較用ヒー
トロールを製造した。
【0049】得られた比較用ヒートロールをインクジェ
ットプリンターに装着し、紙及びOHPシートに印字した
ところ、紙及びOHPシートの滑りはなく、また紙の搬送
性には問題はなかったが、ロール表面の粘着性によるOH
Pシートの巻き付きがひどく、OHPシートについては搬送
性に問題があった。
【0050】
【発明の効果】本発明のヒートロールは、耐磨耗性を低
下させずにシリコーンゴム弾性層の表面を非粘着化処理
したので、ロール表面でのOHPシートの巻き付きがな
く、搬送性及び耐久性に優れているばかりでなく、紙又
はOHPシート上のインクを迅速に乾燥して印字速度を大
幅に向上することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属芯上にシリコーンゴム弾性層を有す
    るヒートロールにおいて、シリコーンゴム弾性層がシリ
    コーンゴムに下記一般式(1): 【化1】 〔式中、R1は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置
    換または置換のー価炭化水素基及び水素原子から選ばれ
    る基であり、R2は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない
    非置換または置換のー価炭化水素基であり、a及びbは、
    a≧1(但しa=1の場合はR1の少なくとも一方は水素原子
    である)、b≧0、a+b≦50及び0.3≦a/(a+b)≦1.0を満
    足する整数である。〕で表されるオルガノハイドロジェ
    ンポリシロキサンを浸透、硬化させてなることを特徴と
    するヒートロール。
  2. 【請求項2】 一般式(1)のa+bがa+b≦15である請求項
    1に記載のヒートロール。
JP1309897A 1997-01-08 1997-01-08 ヒートロール Expired - Fee Related JP3369423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1309897A JP3369423B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ヒートロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1309897A JP3369423B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ヒートロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10193818A true JPH10193818A (ja) 1998-07-28
JP3369423B2 JP3369423B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=11823687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1309897A Expired - Fee Related JP3369423B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ヒートロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3369423B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110936A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Xerox Corp 画像調整コーティング

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102879A (en) * 1980-01-21 1981-08-17 Shin Etsu Polymer Co Ltd Manufacture of fixing roller
JPH04139258A (ja) * 1990-09-28 1992-05-13 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 圧縮抵抗性シリコーンゴム組成物
JPH06316690A (ja) * 1993-05-06 1994-11-15 Shin Etsu Chem Co Ltd 接着用シリコーンゴム組成物及びフッ素樹脂フィルムとシリコーンゴムとの一体成型体
JPH0820724A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 画像定着用被膜形成組成物及び定着部材

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102879A (en) * 1980-01-21 1981-08-17 Shin Etsu Polymer Co Ltd Manufacture of fixing roller
JPH04139258A (ja) * 1990-09-28 1992-05-13 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 圧縮抵抗性シリコーンゴム組成物
JPH06316690A (ja) * 1993-05-06 1994-11-15 Shin Etsu Chem Co Ltd 接着用シリコーンゴム組成物及びフッ素樹脂フィルムとシリコーンゴムとの一体成型体
JPH0820724A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 画像定着用被膜形成組成物及び定着部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011110936A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Xerox Corp 画像調整コーティング

Also Published As

Publication number Publication date
JP3369423B2 (ja) 2003-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3098946B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
KR940010219B1 (ko) 이형용 실리콘 조성물
CA1096528A (en) Organopolysiloxane resin compounds as adhesion promoters
EP0649891B1 (en) Silicone compositions for the formation of cured release coatings
EP1004632B1 (en) Silicone composition for forming cured release films
JPH1143647A (ja) 表面処理剤および表面処理されたepdm物品
JP2003192896A (ja) プラスチックフィルム基材に密着良好なシリコーンエマルジョン組成物及び剥離フィルム
JPH09278893A (ja) シリコーン系剥離コーティング剤組成物
JP4190336B2 (ja) 硬化性シリコ−ン剥離剤組成物
JP3607441B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
WO1984000034A1 (fr) Composition permettant de former une pellicule detachable
JP4367670B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JP3891260B2 (ja) 硬化性シリコ−ン剥離剤組成物及び剥離紙
JP3022101B2 (ja) 剥離性オルガノポリシロキサン組成物及び剥離紙
JP2965231B2 (ja) 剥離紙用シリコーン組成物
JPH05186695A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3369423B2 (ja) ヒートロール
JP3476368B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH0820724A (ja) 画像定着用被膜形成組成物及び定着部材
EP0576984B1 (en) Organopolysiloxane composition for the formation of cured release films
JP4233652B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JP2007326994A (ja) インクジェット用シリコーンインク組成物及び画像形成方法
JP4169976B2 (ja) 無溶剤型付加反応硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2004017288A (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物及びそれを使用してなる剥離紙
JPS58219270A (ja) 剥離性皮膜形成用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees